JP2582154B2 - ノイズリデユーサ - Google Patents

ノイズリデユーサ

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JP2582154B2
JP2582154B2 JP1084722A JP8472289A JP2582154B2 JP 2582154 B2 JP2582154 B2 JP 2582154B2 JP 1084722 A JP1084722 A JP 1084722A JP 8472289 A JP8472289 A JP 8472289A JP 2582154 B2 JP2582154 B2 JP 2582154B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号のノイズリデユーサに係り、特
に、VTRなどに用いて好適なノイズリデユーサに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、たとえばVTRにおいては、再生された映像信号
のS/Nを改善するために、映像信号に重畳されたノイズ
成分を除去するノイズリデユーサが用いられている。こ
のノイズリデユーサは、映像信号のフレーム間,フイー
ルド間あるいはフイールド内の相関性を利用したもので
あり、吹抜著「画像のデイジタル信号処理」日刊工業新
聞社発行pp.115−117などにその原理が説明されてい
る。これを、以下、第8図によつて説明する。但し、1
は入力端子、2は減算回路、3は出力端子、4は遅延回
路、5は減算回路、6は非線形回路である。
同図において、入力端子1から入力された映像信号a
は減算回路2で非線形回路6の出力信号eが減算され、
出力映像信号bとして出力端子3から出力される。この
出力映像信号bは、また、遅延回路4で遅延され、減算
回路5に供給される。
ここで、遅延回路4の遅延時間は、フレーム相関を利
用する場合には映像信号のフレーム周期分とし、フイー
ルド相関,垂直相関もしくは水平相関を利用する場合に
は、夫々フイールド周期分,水平走査周期分,水平走査
期間の微小時間分とする。
減算回路5では、入力映像信号aから遅延回路4の出
力信号cが減算され、これらの差分信号dが生成され
る。この差分信号dは非線形回路6に供給される。
ここで、差分信号dは入力映像信号aで遅延回路4の
遅延時間に等しい時間だけ離れた部分間に相関がない信
号成分からなり、かかる信号成分としては入力映像信号
aに重畳したノイズ成分である。したがつて、減算回路
2で入力映像信号aから減算回路5の出力信号dを減算
することにより、この入力映像信号aに重畳したノイズ
成分を除去することができる。
しかしながら、入力映像信号aが動き部分がある画像
情報を有する場合には、この動き部分に対応して入力映
像信号aにトランジエントが生ずる。このトランジエン
トは上記のような相関がなく、このために、減算回路5
から得られる差分信号dには、このトランジエントによ
る成分(以下、トランジエント成分という)も含まれる
ことになる。そこで、この差分信号dを直接減算回路2
に供給すると、このトランジエント成分によつて入力映
像信号aのトランジエントが損なわれ、そこに含まれて
いる画像の動き情報が失われてしまう。
これを防止するようにしたものが非線形回路6であ
る。一般に、画像の動きによつて生ずるトランジエント
成分は振幅が大きく、これに加べてノイズ成分の振幅は
小さい。非線形回路6では、この点に着目して伝達利得
が設定されている。すなわち、減算回路5からの差分信
号dの振幅がノイズ成分とみなす振幅範囲(これを、以
下、ノイズ領域という)内にあるときには、この伝達係
数をK(但し、0<K<1)とし、非線形回路6はこの
差分信号dをK倍するが、差分信号dの振幅がこのノイ
ズ領域よりも大きいときには、その振幅が大きくなるに
つれて伝達係数をKよりもより小さくなるように、非線
形回路6はこの差分信号dを充分減衰される。これによ
り、非線形回路6では、差分信号dからノイズ成分eが
検出される。減算回路2は入力映像信号aから検出され
たノイズ成分eを減算し、入力映像信号aに重畳されて
いるノイズ成分を除去する。非線形回路6の伝達係数K
が1に近い程ノイズ成分の低減効果が大きい。
ところで、非線形回路6においてノイズ成分とみなす
上記のノイズ領域は、実際に入力映像信号aに重畳する
ノイズ成分の振幅を考慮して設定されるのであるが、動
き情報によつては、それによるトランジエント成分の振
幅がこのノイズ領域内に含まれる場合もある。このトラ
ンジエント成分は非線形回路6でK倍されて減算回路2
に供給されるのであるが、遅延回路4の遅延時間をフレ
ーム周期分あるいはフイールド周期分としてフレーム相
関あるいはフイールド相関を利用してノイズ低減を行な
う場合、このトランジエント成分はかかる相関がないた
めに、減算回路2で入力映像信号aにこのトランジエン
ト成分が付加されてしまうことになる。
しかも、このトランジエント成分は減算回路2,遅延回
路4,減算回路5,非線形回路6からなるループを巡回する
ことになり、1巡毎に非線形回路6でK倍されるために
振幅が順次小さくはなるが、複数フレームもしくは複数
フイールドにわたつて入力映像信号aの各フイールドも
しくは各フレームの同じ位置に付加されることになる。
かかるトランジエント成分の付加は画像の動き部分の各
位置毎に生じ、この結果、出力端子3に得らえる映像信
号dによる再生画像に動き部分の残像が生ずることにな
る。
以上の説明から明らかなように、この従来技術では、
非線形回路6の伝達係数Kを1に近づける程ノイズの低
減効果が大きくなるが、残像作用も大きくなる。従来で
は、この伝達係数Kを大きくし、動きの伝達特性を犠牲
にしてノイズの低減を図ることが一般的であり、このた
めに、再生画像のS/Nは向上するが、残像による画質劣
化も避けられなかつた。
一方、かかる問題を解消する一手法が特公昭59−2227
号公報に記載されている。これは、入力映像信号をK倍
し、フレームメモリからの1フレーム前の映像信号を
(1−K)倍して両者を加算し、加算した信号を該フレ
ームメモリに供給するとともに、入力映像信号とフレー
ムメモリからの映像信号との差分信号の大きさに応じて
係数Kを変化させるものであるが、フレームメモリの
入,出力信号から動き情報を検出し、この動き情報によ
り、フレームメモリからの1フレーム前の映像信号を時
間軸上でシフトしてその画像情報がタイミング的に入力
映像信号と一致するようにする。これにより、実際に画
像に動き部分があっても、入力映像信号のフレームとフ
レームメモリからの上記補正された映像信号とのフレー
ムとは、同一静止画から得られた2フレームと同等とな
る。
そこで、かかる入力映像信号と補正された映像信号と
の差分信号は動き情報によるトランジエント成分を含ま
ないノイズ成分となり、これでもつて上記の係数Kを制
御することにより、残像作用が低減して良好なノイズ低
減効果を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記特許公告公報に記載される従来技術にお
いては、ノイズ低減効果と残像というトレードオフを効
果的に解消できるが、その反面、動き情報を得るために
莫大な演算を行なうことが必要となり、そのための装置
が大掛かりになる。このために、小型化,低価格化が強
く求められる家庭用VTRなどに対し、この従来技術を採
用することは非現実的である。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、簡単な構成
でもつて、ノイズ低減効果とこれとトレードオフ関係に
ある残像低減効果とを同時にかつ効果的に改善すること
ができるようにしたノイズリデユーサを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、入力映像信号
と遅延回路で単位周期分遅延された遅延映像信号との差
分信号を得、該差分信号からノイズ成分を検出し、該入
力映像信号から該ノイズ成分を減算するに際し、該単位
周期の略2倍の時間遅延された遅延映像信号と該入力映
像信号との差分信号を得、該差分信号によつて上記の差
分信号に含まれる動き情報によるトランジエント成分を
低減する処理を行なう。
〔作用〕
入力映像信号の単位周期間で相関がなく、かつ振幅が
ノイズ領域に入る信号成分は、時間的に速く変化する成
分と遅く変化する成分とに分けることができる。ここ
で、時間的に速く変化する,遅く変化するとは、再生画
面の一点に着目した場合、この点での情報内容の変化が
速いか、遅いかということである。かかり信号成分が第
8図で示した従来のノイズリデユーサで処理される場
合、この信号成分による残像は、速く変化する成分によ
る残像と遅く変化する成分による残像とからなつてい
る。
ところで、これら残像のうち、速く変化する成分によ
る残像ほど目立ちにくく、遅く変化する成分による残像
ほど目立ちやすい。たとえば、フイールド相関を用いた
第8図に示したノイズリデユーサについて説明すると、
画像のある一点に着目し、複数フイールド周期で入力映
像信号aのこの点に対する振幅が変化したとすると、上
記の説明から明らかなように、この振幅変化があつてか
らある数のフイールド周期にわたつてこの振幅変化に伴
う非線形回路6の出力信号が減算回路2で入力映像信号
aに加算され、これが残像となる。これに対し、この点
に対する入力映像信号aの振幅が2フイールド周期で変
化する場合、この振幅変化に伴う非線形回路6の出力信
号が減算回路2で入力映像信号aの次のフイールドに加
算されるが、このフイールドでは入力映像信号aのこの
点での振幅が変化しているために、残像としては目立ち
にくい。
第8図では、減算回路5でノイズ成分とともに相関の
ない映像信号の信号成分が抽出され、これらが差分信号
dとして非線形回路6に供給され、ノイズ領域の成分が
K倍されてノイズ成分として減算回路2に供給される。
この場合、このノイズ成分とした非線形回路6の出力信
号eに映像信号の信号成分が含まれることにより、残像
が生ずるのであるが、この残像は、主として、この信号
成分のうちの遅く変化する成分によつて生ずるものであ
る。
本発明は、この点に着目してなされたものであつて、
上記信号eに含まれる映像信号の信号成分のうち、遅く
変化する成分は動き情報によるもの(すなわち、動き成
分)とし、速く変化する成分はノイズとみなして、上記
信号eからこの動き成分を低減もしくは除いて入力映像
信号のノイズ低減に用いるようにしたものである。
すなわち、上記のように、入力映像信号と上記単位周
期分遅延された遅延映像信号との第1の差分信号には、
ノイズ成分とともに、該入力映像信号の動き情報による
単位周期で相関のない信号成分が含まれる。また、入力
映像信号と上記単位周期の2倍分遅延された遅延映像信
号との第2の差分信号には、ノイズ成分とともに、入力
映像信号の動き情報によるほぼ2単位周期で相関のない
信号成分が含まれる。
ここで、映像信号の動きによる相関のない信号成分を
速く変化する成分と遅く変化する成分とにわけて考える
と、第1の差分信号に含まれる信号成分のうちの遅く変
化する成分が第2の差分信号に含まれる信号成分とな
る。たとえば、上記単位周期を1フイールド周期とした
場合、説明を簡単にするために動き情報による相関のな
い信号成分が1フイールド周期の整数倍の期間毎に変化
する成分からなるとすると、第1の差分信号には1フイ
ールド周期以上の期間毎に変化する成分が含まれるが、
第2の差分信号には、1フイールド周期毎に変化する速
い変化の成分は含まれず、2フイールド周期の2倍以上
の期間毎に変化する遅い変化の成分が含まれる。したが
つて、VHS方式などの2ヘツドヘリカルスキヤン方式のV
TRにおける再生色信号のように、2つのヘツドの出力の
アンバランスの影響を直接受けてその振幅がフイールド
周期毎にフリツカ状に変化する再生信号に対しては、こ
のフリツカ状の信号成分が第1の差分信号に含まれる
が、第2の差分信号には含まれない。
本発明は、第2の差分信号に含まれる遅く変化する成
分を映像信号の動きによる信号成分とみなし、この第2
の差分信号でもつて第1の差分信号に含まれるこの遅く
変化する成分を減衰し、第1の差分信号の残りの実際の
ノイズ成分と速く変化する成分とをノイズ成分とするも
のであり、このノイズ成分で入力映像信号を減算する。
このために、入力映像信号の動き情報による相関のな
い信号成分が遅く変化する成分である場合、この成分が
ノイズ低減のための補正信号とならないために、この成
分による残像が生じなくなる。したがつて、ノイズ領域
に動きによる相関のない信号成分があつても、再生画面
での残像はほとんど目立たなくなり、良好なS/Nの低減
効果を維持しつつ、残像を大幅に低減することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明によるノイズリデユーサの一実施例を
示すブロツク図であつて、4a,4bは遅延回路、7,8は減算
回路、9は係数器であり、第8図に対応する部分には同
一符号をつけている。
同図において、入力端子1に入力された入力映像信号
aは減算回路2で非線形回路6からのノイズ成分eが減
算され、出力端子3から出力される。また、減算回路2
の出力映像信号bは遅延回路4eで遅延される。減算回路
5では、入力映像信号aから遅延回路4aの出力映像信号
cが減算され、差分信号dが生成される。
以上までは第8図に示した従来技術と同様であるが、
この実施例では、さらに、遅延回路4aの出力映像信号c
がこの遅延回路4aと略等しい遅延時間を有する遅延回路
4bで遅延され、減算回路7に供給される。この減算回路
7では、入力映像信号aから遅延回路4bの出力映像信号
fが減算され、差分信号gが生成される。この差分信号
gは係数器9で係数L倍され(但し、0<L<1),減
算回路5からの差分信号dとともに減算回路8に供給さ
れる。この減算回路8では、減算回路5からの差分信号
dから係数器9の出力信号hが減算され、差分信号iが
生成されて非線形回路6に供給される。非線形回路6
は、第8図で説明したように、差分信号iの振幅がノイ
ズ領域内にあるときには、この差分信号iをK倍し(但
し、0<K<1)、差分信号iの振幅がノイズ領域を越
えるときには、この振幅が大きい程小さくなる係数を差
分信号iに乗ずる伝達特性を有しており、このように処
理されて得られる非線形回路6の出力信号eがノイズ成
分として減算回路2に供給される。
ここで、減算回路5で生成される差分信号dには、入
力映像信号aに重畳したノイズ(このような単に「ノイ
ズ」と表現することにより、「ノイズ成分」と表現され
る非線形回路6の出力信号eと区別する)と、遅延回路
4aの遅延時間で決まる入力映像信号aの動き情報による
相関のない信号成分とが含まれており、同様にして、減
算回路7で生成される差分信号gは、上記のノイズと遅
延回路4a,4bの合計の遅延時間で決まる入力映像信号a
の動き情報による相関のない信号成分を含んでいるが、
差分信号gに含まれるこの信号成分は差分信号dに含ま
れる信号成分のうちの遅く変化する成分である。したが
つて、減算回路8で差分信号dから係数器9の出力信号
hを減算することにより、この差分信号dから遅く変化
する成分が減衰されることになる。
非線形回路6においては、供給される差分信号iの振
幅がノイズ領域を越えるときには、この差分信号iを入
力映像信号aの動き情報による相関のない信号成分とみ
なし、この差分信号iを係数Kよりも小さい係数を乗じ
て減衰させることは、第8図に示した従来技術と同様で
ある。しかし、供給される差分信号iの振幅がノイズ領
域内にあるときには、この差分信号iはK倍されるが、
減算回路8で遅く変化する成分が減衰されているため
に、非線形回路6の出力信号eではこの遅く変化する成
分が抑圧されている。このために、入力映像信号aに相
関のない遅く変化する成分が重畳され、それが減算回路
5で検出されてその後減算回路8,非線形回路6,減算回路
2,遅延回路4a,減算回路5のループを巡回しても、減算
回路8により、検出されたときに減衰され、かつ巡回毎
に減衰されるから、この成分による残像はほとんど生ず
ることがなく、再生画面では目立たない。
以上のように、非線形回路6の係数Kを充分大きく設
定しても残像を抑圧することができ、良好なノイズ低減
効果と残像の抑圧とを同時に達成することができる。
なお、フレーム相関を利用してノイズ低減を図る場合
には、遅延回路4a,4bの遅延時間を夫々フレーム周期に
等しくし、フイールド相関あるいは垂直相関を利用して
ノイズ低減を図る場合には、遅延回路4a,4bの遅延時間
を夫々フイールド周期もしくは水平走査周期に設定すれ
ばよい。
但し、フイールド相関を利用してノイズ低減を図る場
合には、一般に、映像信号は2:1インターレースによる
ことが多く、フイールド間での走査線の位置が異なり、
この位置の違いによつてフイールド間での走査線の情報
内容が若干異なるため、完全なフイールド周期の遅延を
実現することはできない。しかし、映像信号を処理する
ことにより、完全なフイールド周期の遅延に極めて近似
させることができる。これを525本/60フイールド/30フ
レームのNTSC方式について説明する。
いま、画面上についてみると、画面上のある走査線
(着目走査線)上のある一点(着目点)に対し、この着
目走査線に上下に隣り合う2つの走査線(隣接走査線)
夫々上記着目点に対向した点(対向点)の情報内容の相
加平均は、この着目点の情報に非常に近似している。こ
こで、着目走査線と隣接走査線とは異なるフイールドの
走査線であつて、一方が奇(偶)フイールドの走査線の
とき、他方は偶(奇)フイールドの走査線であり、着目
走査線の走査時よりも262H前に下側の隣接走査線の走査
が、263H前に上側の隣接走査線の走査が行なわれてい
る。そこで、このことから、遅延回路4aとしては、現在
入力端子1から入力されている映像信号aよりも262H前
と263H前の映像信号の相加平均したものをフイールド周
期遅延映像信号cとして出力する。
また、他の方法としては、遅延回路4aとしては、入力
映像信号aに対して262H前の映像信号と263H前の映像信
号とを1フレーム毎に交互に切換えてフイールド周期遅
延映像信号cとする。これは、画面上でいえば、1つお
きの1フレーム周期では、着目走査線の下側に位置する
隣接走査線の映像信号が、他の1つおきの1フレーム周
期では、着目走査線の上側に位置する隣接走査線の映像
信号がフイールド周期遅延映像信号cとなり、2フレー
ム周期分についてみると、近似的に262H前と263H前の映
像信号が相加平均されたものとなる。
なお、遅延回路4bの遅延時間は、フイールド周期遅延
映像信号cがこの遅延時間だけ遅延されて得られるフレ
ーム周期遅延映像信号fが入力映像信号aに対して525H
前の映像信号であるように、設定されることはいうまで
もない。
次に、この実施例における非線形回路6で設定された
ノイズ領域での効果を第2図,第3図によつて説明す
る。
いま、遅延回路4a,4bの遅延時間を夫々Tとし、時間
Tの間隔の一連の時点t0,t1,t2,……,tn,……を標本点
と規定し、これら標本点での入力映像信号aの標本値を
x0,x1,x2,…,xn,……,出力映像信号bの標本値をy0,
y1,y2,……,yn,……とすると、第1図に示した構成で
は、任意の標本点tnでの標本値xn,yn間に次の式が成立
する。
yn=xn−K{(Xn−yn-1)−L(Xn−yn-2)} ……
(1) ここで、yn-1,yn-2は夫々時点tnに遅延回路4a,4bから
出力される標本値であつて、 yn-1=yn・e−jωT,yn-2=yn・e−2jωT であるから、式(1)により、第1図の伝達関数H(j
ω)は次式で表される。
この式(2)において、 K=0.75,L=0 K=0.75,L=0.15 K=0.5,L=0 としたときの伝達関数H(jω)を第2図に示す。同図
は横軸が入力像信号aにおける相関のない成分(ノイズ
や動き情報による信号成分)の時間Tでの変化角度ωT
を表し、縦軸が信号振幅を表している。動き情報による
信号成分は、ωTが0゜に近い程遅く変化する成分であ
り、ωTが180゜に近い程速く変化する成分である。
ここで、振幅が1.0ということは、式(2)におい
て、K=L=0の場合であり、第1図において、出力映
像信号bとなる場合である。
,,はいずれも入力映像信号aのノイズ領域を
低減していることを示しており、これによつてノイズ低
減効果が得られる。L=0は、第1図において、減算回
路7,8間を遮断した状態であり、第8図に示した従来技
術と同様に動作する。の場合は、の場合に比べ、ノ
イズ領域の低減効果を高めており、これによつてノイズ
低減効果が大きい。但し、この場合、ωTが小さい領域
での低減効果も大きいために、入力映像信号aへの動き
情報による遅く変化する成分の減算作用も大きくなり、
残像が生ずることになる。一方、の場合には、ωTが
小さい領域の低減効果が小さくなつて残像が抑圧される
ことになるが、ノイズ領域全体にわたる低減効果が小さ
く、したがつて、ノイズ低減効果が低くなる。
これに対し、のこの実施例の場合、ωTが小さい領
域ではに近く、ωTが大きい領域ではに近い。この
ことは、ノイズ低減効果がの場合に近づくとともに、
遅く変化する成分による残像の抑圧効果がの場合に近
づくということになる。したがつて、比較的良好なノイ
ズ低減効果を維持しつつ残像を大幅に抑圧することがで
きる。
第3図は上記式(1)のステツプ応答を示すものであ
つて、一連の○印,×印,△印の間隔は上記の遅延時間
Tに等しい。また、曲線,,は夫々先に示しかつ
第2図に示した,,の場合に対応している。さら
に、イ点は入力の立上り点を示している。
の場合には、入力に立上りがあつても、これに充分
応答せずに過渡応答期間が長い。このために、残像が顕
著に現れる。の場合には、入力の立上りに対して即座
に応答し、過渡応答期間が短い。これにより、残像が目
立ちにくくなる。で示すこの実施例の場合には、の
場合に非常に近く、これによつて残像差大が大幅に改善
されることになる。
なお、第1図における係数器9の係数Lは、第2図に
おいて、0に近づく程の特性曲線がに近づくため、
大きい方がよいが、余り大きくすると、ωT=0゜から
立上るような不所望な部分が生ずる。これによつてLの
上限が決まる。
第4図は本発明によるノイズリデユーサの他の実施例
を示すブロツク図であつて、10,11は係数器、12は加減
算回路であり、第1図に対応する部分には同一符号をつ
けて重複する説明を省略する。
この実施例は第1図に示した実施例を変形したもので
ある。すなわち、上記式(1)は次のように変形するこ
とができる。
yn=xn−K{(1−L)xn+Lyn-2−yn-1} ……
(1′) 第4図はこの式(1′)で表される構成を示してい
る。
入力映像信号aは係数器10で(1−L)倍され、遅延
回路4bの出力映像信号fが係数器11でL倍される。係数
器10の出力信号が式(1′)の(1−L)xnであり、係
数器11の出力信号が式(1′)のLyn-2である。また、
遅延回路4aの出力映像信号cが式(1′)のyn-1であ
る。これら信号の加減算回路12での処理が式(1′)に
おける{ }内の演算である。加減算回路12の出力信号
iが非線形回路6でK倍され、式(1′)の右辺第2項
で表されるノイズ成分eが得られる。
したがつて、この実施例も、第1図に示した実施例と
同様の効果が得られる。
第5図は本発明によるノイズリデユーサのさらに他の
実施例を示すブロツク図であつて、6′は非線形回路,1
3は判定回路であり、第1図に対応する部分には同一符
号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、減算回路5で入力映像信号aと遅延回
路4aの出力映像信号cとの差分信号dが得られ、直接非
線形回路6′に供給される。また、減算回路7で入力映
像信号aと遅延回路4bの出力信号fとの差分信号gが得
られ、判定回路13に供給される。
非線形回路6′は係数Kが可変である。判定回路13は
差分信号gの大きさ(絶対値の大きさ)を判定し、この
大きさが大きい程係数Kが小さくなるように、非線形回
路6′を制御する。このために、差分信号dに含まれる
動き情報による遅く変化する成分の振幅が大きい程非線
形回路6′の伝達利得がより小さくなり、この成分が減
衰される。これにより、非線形回路6′からは、ノイズ
領域も含めて遅く変化する成分が充分減衰したノイズ成
分が得られ、したがつて、残像が充分抑圧される。
遅く変化する成分である差分信号gが充分小さいとき
には、非線形回路6′の係数Kは充分大きく、良好なノ
イズ低減効果が得られる。
なお、以上は非線形回路6′の係数Kを変化させるよ
うにしたが、ノイズ領域の大きさを変化させるようにし
てもよい。すなわち、差分信号gが大きくなる程非線形
回路6′のノイズ領域の大きさを小さくする。ノイズ領
域よりも大きな振幅の差分信号dは充分減衰されるか
ら、差分信号gが大きくて差分信号dが遅く変化する大
きな成分からなるときは、これは充分減衰され、残像作
用が抑圧される。
ここで、判定回路13としては、差分信号gの大きさを
幾つかに分類し、供給された差分信号gの大きさに対応
する分類の制御信号を非線形回路6′に送るようにして
もよい。この場合、非線形回路6′としては、この分類
に対応して係数Kもしくはノイズ領域の大きさが設定さ
れた複数個の非線形回路で構成し、判定回路13からの制
御信号によつてその1つを選択するようにしてもよい。
この実施例の効果を第6図によつて説明する。なお、
Tは遅延回路4a,4bの遅延時間である。
第6図(I)は入力映像信号aがステツプ状に変化す
る部分に対するものであり、この変化は動き情報による
遅く変化する信号成分を含んでいる。
入力映像信号aがステツプする破線で囲んだ時点で
は、差分信号d,gの振幅が大きく、判定回路13はこの差
分信号gの大きさに応じた制御信号を出力し、非線形回
路6′の係数Kもしくはノイズ領域の大きさを小さくす
る。これにより、差分信号dの破線で囲まれる時点で
は、○→●に振幅が小さくなつて減衰されてノイズ成分
eとなる。したがつて、減算回路2での減算処理では、
入力映像信号aのステツプ状の変化が影響されず、次の
時点での減算回路5での減算処理は、入力映像信号aと
遅延回路4aの出力映像信号cとには差が現れない。この
結果、残像は生じない。
第6図(II)は入力映像信号aの振幅が時間T毎に交
互に増減する場合である。この場合には、減算回路5か
ら得られる差分信号dは入力映像信号aと同相で増減す
るが、減算回路7から得られる差分信号gは零である。
このときには、判定回路13は非線形回路6′の係数Kも
しくはノイズ領域の大きさを大きく設定し、差分信号d
をノイズ成分eとして減算回路2に供給する。したがつ
て、入力映像信号aの時間T毎の振幅変動が除かれる。
このようにして、ノイズ低減効果を損なうことなく、
残像を抑圧することができる。
第7図は本発明によるノイズリデユーサのさらに他の
実施例を示すブロツク図であつて、14a,14bはフイール
ド遅延回路、15は垂直遅延回路、16は水平遅延回路、1
7,18は係数器、19は加減算回路、20は非線形回路、21は
混合器であり、第1図および第5図に対応する部分には
同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、減算回路5では、入力映像信号aから
フイールド遅延回路14aで出力映像信号bが1フイール
ド周期分遅延された映像信号cが減算されて差分信号d
が得られ、減算回路7では、入力映像信号aからフイー
ルド遅延回路14a,14bで出力映像信号bが1フレーム周
期分遅延された映像信号fが減算されて差分信号gが得
られる。差分信号dはノイズ低減効果が大きくなるよう
に大きな係数Kが設定された非線形回路6に供給され、
ノイズ領域内の振幅の成分がK倍されてノイズ成分mと
して出力される。また、差分信号gは判定回路13に供給
され、第5図で説明したように、その大きさに応じた制
御信号が出力される。
一方、垂直遅延回路15は1Hの遅延時間を有し、水平遅
延回路16は1Hよりも充分微小な(たとえば、画素分の)
遅延時間を有しており、夫々減算回路2の出力映像信号
bを遅延する。垂直遅延回路15の出力映像信号jは係数
器18で(1−M)倍(但し、0<M<1)され、水平遅
延回路16の出力信号hは係数器17でM倍され、夫々加減
算回路19に供給される。この加減算回路19では、入力映
像信号aから係数器17,18の出力信号が減算されて差分
信号lが形成される。
ここで、この差分信号lは、同一フイールドの隣接走
査線間で相関のない信号成分と同一走査線の近接点間で
相関のない信号成分とを(1−M):Mの比で加算したも
のである。
差分信号lは非線形回路20に供給される。この非線形
回路20においても、所定振幅範囲のノイズ領域が設定さ
れており、差分信号lは、振幅がこのノイズ領域にある
とき、所定の係数KS(但し、0<KS<1)が乗算され、
振幅がこのノイズ領域よりも大きいときには、大きくな
る程より減衰されていく。これにより、差分信号lの振
幅がノイズ領域にある成分がKS倍され、ノイズ成分nと
して出力される。
非線形回路6からのノイズ成分mと非線形回路20から
のノイズ成分nは混合器21で混合される。この混合器21
は判定回路13からの制御信号によつて制御され、ノイズ
成分m,nの混合比が変えられる。この混合比は、減算回
路7からの差分信号gが大きいとき、ノイズ成分nの混
合割合が大きくなるように、差分信号gが小さいとき、
ノイズ成分mの混合割合が大きくなるように、変化す
る。混合器21の混合ノイズ成分eが減算回路2に供給さ
れ、入力映像信号aのノイズ低減が行なわれる。
この実施例では、垂直遅延回路15,水平遅延回路16,係
数器17,18,減衰回路19および非線形回路20によつてフイ
ールド内の相関のない成分からノイズ成分nを抽出し、
動き情報による遅く変化する成分を減衰させて残像作用
を抑圧する際のノイズ成分mによるノイズ低減効果の不
足分を、このノイズ成分nで補なうようにしている。こ
れにより、入力映像信号aに動きによるフイールド相関
のない遅く変化する成分があつても、これによる残像の
発生を抑圧するとともに、常に良好なノイズ低減効果を
もたせることができる。
なお、フイールド遅延回路14a,14bの代わりに、フレ
ーム遅延回路を用いてもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、従来、相関を
利用して映像信号から抽出されるノイズ成分に含まれて
いた該映像信号の動き情報による遅く変化する部分を、
該ノイズ成分から除くことができ、該遅く変化する部分
による残像の発生を抑圧できて良好なノイズ低減効果と
残像抑圧効果とを同時に達成することができるし、ま
た、従来技術に比べて、格別構成が複雑になることがな
く、規模が大型になることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるノイズリデユーサーの一実施例を
示すブロツク図、第2図はこの実施例と従来技術とでの
伝達関数を比較して示す図、第3図は同じくステツプ応
答を比較して示す図、第4図および第5図は夫々本発明
によるノイズリデユーサの他の実施例を示すブロツク
図、第6図は第5図に示した実施例の動作を示す図、第
7図は本発明によるノイズリデユーサのさらに他の実施
例を示すブロツク図、第8図は従来のノイズリデユーサ
の一例を示すブロツク図である。 2……減算回路、4a,4b……遅延回路、5……減算回
路、6,6′……非線形回路、7,8……減算回路、9〜11…
…係数器、12……加減算回路、13……判定回路、14a,14
b……フイールド遅延回路、15……垂直遅延回路、16…
…水平遅延回路、17,18……係数器、19……加減算回
路、20……非線形回路、21……混合器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 将 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 今村 修 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−158276(JP,A) 特開 昭63−286074(JP,A) 実開 昭55−179466(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の相関を利用して該映像信号のノ
    イズ成分を除去するためのノイズリデユーサであつて、
    一方の入力を入力映像信号とする第1の減算手段と、該
    第1の減算手段の出力信号を夫々映像信号の単位周期
    分、2単位周期分遅延する第1,第2の遅延手段と、該入
    力映像信号から該第1の遅延手段の出力信号を減算する
    第2の減算手段と、該入力映像信号から該第2の遅延手
    段の出力信号を減算する第3の減算手段と、該第2の減
    算手段の出力信号から該第3の減算手段の出力信号をL
    倍(但し、0<L<1)して減算する第4の減算手段
    と、該第4の減算手段の出力信号が供給され予め設定さ
    れた振幅範囲では一定であつて該振幅範囲の上限以上で
    は順次減少する伝達利得を有する非線形処理手段とから
    なり、該非線形処理手段の出力信号を前記第1の減算手
    段の他方の入力としたことを特徴とするノイズリデユー
    サ。
  2. 【請求項2】映像信号の相関を利用して該映像信号のノ
    イズ成分を除去するためのノイズリデユーサであつて、
    一方の入力を入力映像信号とする第1の減算手段と、該
    第1の減算手段の出力信号を夫々映像信号の単位周期
    分、2単位周期分遅延する第1,第2の遅延手段と、該入
    力映像信号と該第2の遅延手段の出力信号を夫々係数
    (1−L),L(但し,0<L<1)の重み付けして加算し
    該第1の遅延手段の出力信号を減算する加減算手段と、
    該加減算手段の出力信号が供給され予め設定された振幅
    範囲では一定であつて該振幅範囲の上限以上で順次減衰
    する伝達利得を有する非線形処理手段とからなり、該非
    線形処理手段の出力信号を前記第1の減算手段の他方の
    入力としたことを特徴とするノイズリデユーサ。
  3. 【請求項3】映像信号の相関を利用して該映像信号のノ
    イズ成分を除去するためのノイズリデユーサであつて、
    一方の入力を入力映像信号とする第1の減算手段と、該
    第1の減算手段の出力信号を夫々映像信号の単位周期
    分、2単位周期分遅延する第1,第2の遅延手段と、該入
    力映像信号から該第1の遅延手段の出力信号を減算する
    第2の減算手段と、該入力映像信号から該第2の遅延手
    段の出力信号を減算する第3の減算手段と、該第2の減
    算手段の出力信号をその振幅が規定振幅以下のときK倍
    (但し、0<K<1)し該規定振幅以上のとき充分小さ
    く減衰される伝達利得を有する非線形処理手段と、該第
    3の減算手段の出力信号の振幅を判定し該振幅に応じて
    該非線形処理手段の伝達利得を制御する制御信号を発生
    する判定手段とからなり、該非線形処理手段の出力信号
    を該第1の減算手段の他方の入力とすることを特徴とす
    るノイズリデユーサ。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記非線形処理手段の
    伝達利得は、前記係数Kが一定であつて、前記規定振幅
    が前記判定手段からの制御信号により前記第3の減算手
    段の出力信号の振幅が大きくなる程小さくなることを特
    徴とするノイズリデユーサ。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記非線形処理手段の
    伝達利得は、前記規定振幅が一定であつて、前記係数K
    が前記判定手段からの制御信号により前記第3の減算手
    段の出力信号の振幅が大きくなる程小さくなることを特
    徴とするノイズリデユーサ。
  6. 【請求項6】映像信号の相関を利用して該映像信号のノ
    イズ成分を除去するためのノイズリデユーサであつて、
    一方の入力を入力映像信号とする第1の減算手段と、該
    第1の減算手段の出力信号を1フイールド周期分もしく
    は2フイールド周期分遅延する第1の遅延手段と、該第
    1の減算手段の出力信号を1フレーム周期分もしくは2
    フレーム周期分遅延する第2の遅延手段と、該入力映像
    信号から該第1の遅延手段の出力信号を減算する第2の
    減算手段と、該第2の減算手段の出力信号が供給され予
    め設定された振幅範囲では一定であつて該振幅範囲の上
    限以上では順次減少する伝達利得を有して第1のノイズ
    成分を生成する非線形処理手段と、該入力映像信号と該
    第1の減算回路の出力信号とからフイールドもしくはフ
    レーム内相関によつて第2のノイズ成分を検出するノイ
    ズ検出手段と、該入力映像信号から該第3の遅延手段の
    出力信号を減算する第3の減算手段と、該第3の減算手
    段の出力信号の振幅を判定しその大きさに応じた制御信
    号を生成する判定手段と、該第1,第2のノイズ成分を混
    合し該判定手段からの該制御信号により該第3の減算手
    段の出力信号の振幅が大きい程該第1のノイズ成分の割
    合が小さくなるように該第1,第2のノイズ成分の混合比
    が変化する混合手段とからなり、該混合手段の出力信号
    を該第1の減算手段の他方の入力とすることを特徴とす
    るノイズリデユーサ。
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