JPS63287269A - 波形歪検出方式及び受信装置 - Google Patents

波形歪検出方式及び受信装置

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JPS63287269A
JPS63287269A JP62123110A JP12311087A JPS63287269A JP S63287269 A JPS63287269 A JP S63287269A JP 62123110 A JP62123110 A JP 62123110A JP 12311087 A JP12311087 A JP 12311087A JP S63287269 A JPS63287269 A JP S63287269A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はテレビジョン映像信号を取扱う分野に利用され
、具体的にはゴーストキャンセラー、波形等化量、ゴー
スト測定器等に利用できる波形歪検出方式に関する。
(従来の技術) 本発明は波形歪除去装置等に使用される基準信号に係る
ものであり、波形歪で最も代表的なものはテレビジョン
信号の伝送系で発生するゴーストであるから、以下の説
明はゴーストキャンセラーに関連づけて説明する。波形
等化器についても同様の考え方ができるので波形歪除去
方式の一般的な説明をしていることになる。
第3図は一般に用いられているゴーストキャンセラーの
構成図である。同口に基づき従来の波形歪検出方式につ
いて説明する。ゴーストキャンセラーは機能別に大きく
分けると、フィルタ部1、基準信号抽出回路2、重み付
は制御回路3の3つに分けられる。
フィルタ部1は縦続接続されたタップ付遅延回路とそれ
ぞれのタップに重み付けをして合成するトランスバーサ
ルフィルタを非巡回型又は巡回型で構成するが、一般的
にはその混合型で構成される。その特性を入力ラインJ
L1に対する出力ラインJ、2の伝達関数H(J)で表
わすと、但し、T−タップ遅延回路の単位遅延時間、a
n、 bm−重み付は値、 チー周波数、 のようになる。このH(Z>によって、波形歪によって
発生する周波数特性の歪を修正することができる。この
時の重み付け@an、 bmの値を制御するのが重み付
は制御回路3であり、映像信号の中から重み付けのため
の情報を抽出するのが基準信号抽出回路2である。
ゴーストの検出にはできるだけ幅の狭いパルスが適して
おり、従来は垂直同期信号の前縁部を微分したものが用
いられていたが、近年ゴースト障害対策の重要性が叫ば
れるようになり、幾くっがの波形が用いられるようにな
ってきている。その中の1つでは第4図<a )に示す
信号aは、ランダム・パルス列と呼ばれる信号であり、
振幅が一定でパルス幅がランダムになっている信号が一
水平走査期間に重畳されている例である。本発明はこの
信号に関連したものである。因みに(擬似)ランダムパ
ルス(信号)例とは振幅一定でパルス幅、パルス周期が
ランダムになっている波形である。
第3図のラインJLsに第4図<a >に示す信号aが
加えられると、ゴースト等の波形歪が存在しない場合は
、出力ラインの1.2に信号aがそのまま取り出される
。次にラインJ12の信号は基準信号抽出回路2に加え
られる。ここではまず、信号aの水平同期信号の平坦部
をクランプし、次にランダム・パルス列の部分を加算平
均してその直流分を抽出し、この直流分を基準電位とし
てコンパレータ等によりランダム・パルス列から理想的
な矩形パルス列SOを作り出す。一方、直流分を取り除
きランダム・パルス列の部分を抜き取り(第4図(b 
)に示す信号b)、矩形パルス列SOとの間の相互相関
演算を行う。この相互相関演算によって、信号すの波形
は第4図(C)に示す信号Cのようなパルス信号に変換
される。第5図はこのパルス信号の特性の1例を表わし
た図であり、このパルス信号は4.2M HZまでの映
像信号の周波数帯域成分を含んでいる。このパルス信号
を基準信号とし、これを含む時間幅TOの区間内におけ
る波形歪を検出する。第4図(d )に示す信号dはそ
の1例であり、時間τ0だけおくれだ位置にピーク値が
a(<1)(但し、基準信号のピーク値を1.0とした
時)のゴーストが検出される例である。この情報は重み
付は制御回路3に転送され、重み付は位置、重み付けの
量が計算さ′れて、6、゛上記(1)式における重み付
は定数an、 bmの値が修正され設定される。
このように、基準信号抽出回路2における波形変換、歪
検出、そして重み付は制御回路3の重み付は値の演算修
正、上記(1)式等で代表されるフィルタリング処理は
周期的に存在する信号aの波形を検出する毎に繰返えさ
れ、徐々にゴースト等の波形歪を軽減するような動作を
している。
重み付は制御回路3は相関演算等を行うため、一般には
基準信号抽出回路2の機能を一部取込みCPtJ等を中
心に構成され、ソフトウェアで処理されることが多いが
、処理時間等で問題がある場合は、更に数値演算プロセ
ッサー、又はハードウェアを併用することもある。
なお、第4図(a )におけるランダム・パルス列は一
定周期、例えば1フレーム毎に配置され、かつそのたび
毎にランダム・パルス列の配列が変わるようになされて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した第3図〜第5図を用いて説明してきた従来の波
形歪検出方式における問題点は、ランダム・パルス列の
DC(直流)分の処理及び−その使い方にある。即ち、
一般に映像信号処理系ではサグ等の低域歪はさけられな
い問題であり、その対策のために設けられるクランプ回
路もゴースト等が水平同期信号に影響を与えるような数
μsの遅延時間のものであると、サグ等を完全には吸収
できなくなることがある。波形にキズを残さないように
ソフトにクランプさせるのが普通であるため条件が更に
悪くなる。又ゴーストが混入するとAGC動作もかなり
悪化するためサグを助長するように働(。従って第4図
(a)に示すようなランダム・パルス列のDC成分の電
位は一般にある傾斜をもっていると判断するのが普通で
あり、従来例の説明で述べたような加算平均によるDC
電位の検出及びコンパレーターへの比較基準電位の設定
による第4図(b)に示すようなランダム・パルス列の
抽出及びその理想的な矩形パルス列SOへの変換は不完
全にならざるをえなかった。
従って、第4図(C)及び(d )に示すような基準信
号C及びゴースト等の波形歪を含む基準信号部dは、本
来必要な情報以外の不要な情報も含まれてしまい、当然
ながら波形歪の軽減、除去の動作も不完全にならざるを
えず、最悪の場合はフィルタ一部1の動作が発散してし
まうというようなことも起っていた。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために、本発明は、波形歪検
出方式を、映像信号の第1の水平走査期間に映像信号周
波数帯域の全ての周波数成分を包含する第1の擬似ラン
ダムパルス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の
水平走査期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水
平走査期間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極
性が反対の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像
信号に重畳する映像信号を送出する信号形成手段と、こ
の信号形成手段から供給される映像信号中の前記第1及
び前記第2の水平走査期間の信号を演算して水平同期信
号及びバースト信号を除去し、直流成分を相殺して得た
抽出擬似ランダムパルス信号列を抽出する信号抽出手段
とを備えた構成とした。
(実施例) 本発明になる波形歪検出方式は、例えば下記する構成で
ある。即ち、映像信号の第1の水平走査期間に映像信号
周波数帯域の全ての周波数を包含する第1の擬似ランダ
ムパルス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の水
平走査期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水平
走査期間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極性
が反対の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像信
号に重畳する映像信号を送出する信号形成手段(例えば
、第1図に示す構成のものであり、加算器4、低域濾波
器5,6、スイッチ回路7)と、この信号形成手段から
供給される映像信号中の前記第1及び前記第2の水平走
査期間の信号を演算して水平同期信号及びバースト信号
を除去し、直流成分を相殺して得た抽出擬似ランダムパ
ルス信号列を抽出する信号抽出手段(2mH遅延回路8
、減算器9、スイッチ回路10)と、前記信号形成手段
から供給される映像信号中の前記第1及び前記第2の水
平走査期間の信号を比較、演算及び低域濾波して得た前
記信号形成手段における前記抽出擬似ランダムパルス信
号列と略同等の再生擬似ランダムパルス信号列を再生す
る信号再生手段(加算器12、比較器13、低域濾波器
14)と、前記信号抽出手段で抽出された前記抽出擬似
ランダムパルス信号列及び前記信号再生手段で再生され
た前記再生擬似ランダムパルス信号列の相関演算、加算
平均化処理により映像信号周波数帯域の全ての周波数帯
域を包含する基準信号を抽出する基準信号抽出手段(相
間器11、加算平均回路15)と、この基準信号抽出手
段において同時に検出される映像信号の波形歪を前記基
準信号の波形を基準にして検出する波形歪検出手段(重
み付は検出回路3)とを備えたことを特徴とする波形歪
検出方式である。
第1図は本発明になる波形歪検出方式の映像信号送出側
の一実施例構成図、第2図は本発明の受信側の一実施例
構成図・、第6図(a)〜(:)は第1図、第2図に示
す構成の動作説明用の波形図である。前述したものと同
一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
まず第1図と第6図を用いて、波形送出側の説明をする
第6図(a )は第4図<a >に示す信号aと全く同
じ波形を示しており、映像信号中の一水平走査期間に振
幅一定でパルス幅がランダムな第一のランダム・パルス
列が挿入されている例を模式的に示した図である。同図
において、バースト信号の上のO及び○の記号は相対的
な色副搬送波の位相極性を表わしたものであり、■に対
してOは180°の位相、即ち極性が反転していること
を表わしている。
第6図(b)は同図<a )に示す波形の位置から2m
H(但し、mはO以外の整数、Hは水平走査期間)の時
間、即ち偶数H離れた水平走査期間に同図(a )の第
1のランダム・パルス列の極性を反転した第2のランダ
ム・パルス列が挿入されていることを示した図である。
ランダム・パルス列の上側に付記しである0の記号は同
図(a ’)における0に対してランダム・5パルス列
の極性が反転していることを表わしている。なお、振幅
及び挿入位置等地の条件は全く同じである。第6図(b
 )に示す波形のもう1つの特情は同図(a )との相
対的な位置関係からバースト信号の振幅及び極性が同図
(a)と全く同じになるという点である。勿論水平同期
信号の波形も同じ形をしている。
第6図(a ’)に示す信号波形を5(t)、同図(b
)に示す信号波形を5(t−2!IIH)とすφ。
これら2信号の具体的な形成法の1例を第1図に示す。
同図でラインL3にはブランキングレベル、即ち無信号
の走査期間をもつ映像信号が加えられる。ライン14に
は第1のランダム・パルス列(直流分を含む、極性0の
もの)が加えられる。
ライン15には第2のランダム・パルス列(直流分を含
む、極性Oのもの)が加えられる。ラインJ14及びJ
lsの信号はそれぞれ第5図に示すような適当なロール
オフ特性をもつ低域浦波器(LPF)5.6に加えられ
、それぞれラインJlr、及び、!7から取り出されス
イッチ回路7に加えられる。
スイッチ回路7はラインJlsに対して第6図(a )
の波形を作り出す時にはライン16を、そして第6図(
b)の波形を作り出ず時にはラインJ17を接続し、他
の水平走査期間の場合は信号を送らないように動作され
る。
加算器4はライン13とラインJlaの信号を加算合成
する。かくてラインJ1gには第6図<a >及び(b
)に示す波形が得られる。又、ゴースト等の波形歪の検
出及び除去動作は一回の波形検出では完了できないので
、第6図<a >及び(b)に示す波形の発生は映像信
号の性質を利用し、垂直ブランキング期間等に挿入され
ることが多いため、一定周期、例えば1フレ一ム周期毎
に繰返し伝送されることになる。勿論、ランダム・パル
スのパルス配列即ちランダムさはこの周期毎に変わるこ
とになる。
以上説明したのが映像信号の送出側、例えば放送局側の
処理である。
゛ 次に、第2図と第6図を用いて波形受信側の説明を
する。受信側における波形歪除去装置(ゴーストキャン
セラー)の例としては従来例の説明で使用した第3図と
同様のシステム構成とするが、基準信号抽出回路2の構
成内容が従来例と異なっている。第2図は本発明を具体
化する基準信号抽出回路2の一実施例構成図である。
同図において、ライン12の入力ラインには第6図(a
)(又は同図(b)に示す映像信号が加えられる。この
信号は偶数H(2+nH,+nはOを含まない整数、H
は水平走査期間)の遅延を与える2 n+f−1遅延回
路8と減算器9及び加算器12に加えられる。遅延回路
8の出力信号を5(t)、そしてライン12上の信号を
S (t、−2m1−1)とした時、それぞれの映像信
号の波形は第6図(a ’)及び(b)に対応する。
減算器9は、第6図(a )のS(t>の波形から第6
図(b)のS (t −2mH)の波形を減算処理する
。得られる波形R(t ’)は1、R(t  )  −
ES  (t  )  −8(t  −2mH)  ]
/2・・・■ で表わされるが、第6図(C)に示す波形のように、同
図(a )のランダム・パルス列の直流成分が取り除か
れた波形となる。水平同期信号及びバースト信号は同図
(a )と同図(b)とでは同一の極性、後幅であるた
めに相殺され消えてしまう。
水平周期毎に存在するサグのような低域歪も相殺されて
消えてしまい、重畳されているランダム・パルス列だけ
がそのまま抽出されることになる。
このように、水平同期信号及びバースト信号が相殺され
た分だけゴースト、即ち波形歪の検出範囲が拡゛がった
こと、及びサグ等の低域歪分を含めて直流成分を除去し
たランダム・パルス列が得られることが本発明の特徴に
なっている。
スイッチ回路10は減算器9からの信号、即ち第6図(
C)に示す波形から波形歪検出のために必要な時間幅の
信号を抜き取る働きをしている。
抜き取れる時間幅T1は従来のもの(第4図(a )〜
(d )に示す時間幅)よりもかなり広い時間幅になっ
ているが、これが本発明の効果である。
加算器12は、遅延回路8の出力5(t)(第6図(a
))とラインJ12の信号(S (t−2ff1H>(
第6図(b))とを加算平均化する働きをしている。式
の上では、その出力C(t)は、C(t )’= [8
(t )、 +S (t −2mH) ]/2・・・(
3) で表わされるが、第6図(d )のように、水平同期信
号及びバースト信号は元のままで、ランダム・パルス列
のあった区間がその直流分を表わすセットアツプパルス
になる。この出力C(t>は次段の比較器13で基準電
位源として使用される。
比較器(コンパレータ)13は、第6図(d )に示す
信号C(t)のセットアツプパルスが存在する期間T2
において、そのセットアツプレベルと比較して、遅延回
路8からの信号5(t)のランダム・パルスの電位が大
きいか、小さいかを判別して送出側と同等の矩形波状の
ランダム・パルス列を再生する働きをしている。この比
較器13の出力は次の低域浦波器(LPF)14に加え
られる。この低域浦波器14は第1図の低域浦波器(L
PF)5.6とほぼ同等の特性(第5図)を持ち、送出
側とほぼ同等のランダム・パルス列を再生する働きをし
ている。第6図(e)はその出力波形Ro (t)であ
る。
スイッチ回路10及び低域濾波器14の出力信号をR(
t)及びRo  ([、)とする時、相関器11ではR
(t )とRo(t)の相互相関関数x(t )が計算
処理される。これを式で書くと、但し、tはラグタイム
、T1はランダム寺パルス列抽出時間幅、 のように表わされるが、実際には遅延回路と乗算器と加
算器と若干の付加回路で構成でき、又ディジタルICで
相関器として市販されているものもあり、その実現は容
易である。なお処理上で生ずる時間遅れ等を補正するた
めの時間合せのための遅延時間補正については説明の便
宜上省略しである。他の説明についても同様である。
上記(4式で与えられる相互相関関数x(t)はランダ
ム・パルス列のビットレートと付加される低域浦波器の
特性で決まる幅の狭いパルスd(t)(基準信号)と、
R(t )及びRo(t)が限られた期間のランダム・
パルス列しか含まないことが原因の残留雑音成分n(t
)とから成っており、次式 %式%(5) 但し、d(t)は基準信号、n(t )は残留雑音、 で表わされる。この相関器11の出力は次の加算平均回
路15に加えられる。
加算平均回路15は、上記(5式における雑音成分n(
t)を周期的に到来するx(t )の性質を利用して、
加算平均することによって、軽減抑圧する働きをしてい
る。回路的には加算器とメモリーと若干の付加回路で実
現できる。
かくして得られる加算平均回路15の出力は上記(5)
式においてn(t)を省略した次式V(t)−d(t)
         ・・・(61で表わされる。第6図
(f )はこれを模式的に表わしたものである。同図に
おいて、基準信号d(t)を中心に広がる時間幅T1の
区間が波形歪、即ちゴーストの検出可能範囲として使用
できることになる。このd(t)は映像信号の周波数帯
域(4,2MH7まで)の周波数成分を十分に含むよう
な幅の狭いパルスに設定されているため、波形歪、ゴー
ストの検出には有効に活用することができる。第6図<
f’)にはゴースト(波形歪)は含まれていないが、次
にゴーストが存在する場合について説明する。
1例として映像信号中に遅延時間がT0で振幅比率(基
準信号に対するゴーストの振幅比率)a(〈1)の同相
ゴーストが加わった例について考えると、R(t )は
第6図<Q )のように元のランダム・パルス列とゴー
ストのランダム・パルス列が重畳された波形であるが、
Ro(t)は第6図(h )のようにゴーストのない第
6図(e )と同様の波形がえられる。Ro(t)にゴ
ーストがないのは第6図(d ”)におけるセットアツ
プパルスと比較器13の効果であり、本発明の特徴の1
つである。かくして得られる出力信号y<t >は次式
、 y(t > −d(t ) + u(t )    ・
(7)但し、u(t>はd(t)のゴースト、で与えら
れるように、ゴースト成分d(t)を含んでおり、第6
図(i )のように表わされる。この波形y(t)から
時間幅T1の基準信号部を抜き取り、基準信号d(t)
に対するゴーストu(t)の遅延時間τ0、振幅比率a
(<1)等を検出することができる。一般的にゴースト
11(t)の波形の中には遅延時間、振幅位相等ゴース
トキャンセラーに必要な情報が全て含まれている。この
ように、従来の時間幅TOに比較して広い時間帯(T1
)についてゴースト情報が検出できるということは、そ
れだけゴーストキャンセラーの処理能力が向上すること
にもつながるため、工業上有効、有益な特徴を本発明は
もっているということになる。
かくして、精度よく抽出された基準信号及びゴースト等
の波形歪の情報は第3図における重み付は制御回路3に
伝送され、必要な重み付けの値が計算され、フィルタ部
1の重み付けの値(上記(1)式のan、 bm)が修
正されて設定される。
一定周期、例えば、1フレーム毎に検出される上記(7
)式のy(t)を用いて逐次ゴースト軽減処理を行うこ
とができる。除去性能は従来例に較べて一段と向上する
なお、第2図における相関器11及び加算平均回路15
の機能は必ずしもリアルタイムで処理をする必要性はな
いので、CPU、数値演算プロセッサー等で構成できる
第3図の重み付は制御回路3の方にその機能を移植し、
ソフトウェアがらみで処理をすることも可能である。
(発明の効果) 上述したように、本発明になる波形歪検出方式は、次の
(1)〜(4)の効果を有する。
(1)映像信号の第1の水平走査期間に映像信号周波数
帯域の全ての周波数成分を包含する第1の擬似ランダム
パルス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の水平
走査期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水平走
査期間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極性が
反対の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像信号
に重畳する映像信号を送出する信号形成手段と、この信
号形成手段から供給される映像信号中の前記第1及び前
記第2の水平走査期間の信号を演算して水平同期信号及
びバースト信号を除去し、直流成分を相殺して得た抽出
擬似ランダムパルス信号列を抽出する信号抽出手段とを
備えたことにより、映像信号の送出側において第1のく
擬似)ランダム・パルス(信号)列とこれを極性反転し
た第2のく擬似)ランダム・パルス(信号)列を互いに
偶数H離れた映像信号中に重畳しであるために、受信側
の処理系が比較的容易な手段で、安定確実な処理動作を
行なうことができる。
(2また上記した(1)の構成に前記信号形成手段から
供給される映像信号中の前記第1及び前記第2の水平走
査期間の信号を比較、演算及び低域濾波して得た前記信
号形成手段における前記抽出擬似ランダムパルス信号列
と略同等の再生擬似ランダムパルス信号列を再生する信
号再生手段を加えたことにより、互いに極性反転のラン
ダム・パルス列が重畳されている映像信号間の演算処理
によって、サグ等の低域歪成分を除去したランダム・パ
ルス列が抽出でき、水平同期信号及びバースト信号が相
殺されて消えるため、ゴーストなどの波形歪検出のため
の時間幅が従来より大幅に(20μSa上)拡がり、そ
のためゴーストキャンセラー、ゴースト検出測定等の処
理能力を向上することができる。
(3)さらに、上記した(2)の構成に前記信号抽出手
段で抽出された前記抽出擬似ランダムパルス信号列及び
前記信号再生手段で再生された前記再生擬似ランダムパ
ルス信号列の相関演算、加算平均化処理により映像信号
周波数帯域の全ての周波数帯域を包含する基準信号を抽
出する基準信号抽出手段と、この基準信号抽出手段にお
いて同時に検出される映像信号の波形歪を前記基準信号
の波形を基準にして検出する波形歪検出手段を加えたこ
とにより、互いに極性反転のランダム・パルス列が重畳
されている映像信号間の演算処理によって抽出されたセ
ットアツプパルスを比較基準電位としてランダム・パル
ス列を矩形パルス列に変換した後、適当な低域浦波器を
通すことにより、波形歪成分を取り除いた本来のランダ
ム・パルス列を抽出でき、又このランダム・パルス列と
上記(2)で述べた波形歪情報を含むランダム・パルス
列との相互相関演算処理及びその加算平均化処理により
、映像信号の周波数帯域成分を十分に含んだ幅の狭いパ
ルス、即ち基準信号及びその波形歪(例えばゴースト)
を精度良く検出でき、又ランダム・パルス列から相関演
算によって基準信号部を抽出するため、映像信号中に含
まれる雑音等に対するSN(信号対雑音比)を向上でき
る。
(4) 上記(3のSNが良好なことに関連し、映像信
号を標本化して処理する場合にありがちなり0ツク信号
(標本化パルス)のジッター変動等の影響及びそれによ
って発生するおそれのある水平同期信号及びバースト信
号の相殺不完全さによる多少の消え残り、APLの多少
の変動等も上記(3で述べた一連の相関演算の中でまる
められほとんど無視できるオーダまで軽減できるなどゴ
ーストキャンセラー、波形歪除去装置等における波形歪
検出能力を大幅に向上させることができる。勿論ゴース
ト測定等にも応用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる波形歪検出方式の映像信号送出側
の一実施例構成図、第2図は本発明の受信側の一実施例
部分構成図、第3図は一般のゴーストキャンセラーの構
成図、第4図及び第5図は第3図に示すゴーストキャン
セラーの動作説明図、第6図は第1図及び第2図の動作
説明用波形図である。 1・・・フィルタ部、2・・・基準信号抽出回路、3・
・・重み付は検出回路、4.12・・・加算器、5.6
.14・・・低域浦波器(LPF)、7.10・・・ス
イッチ回路、8・・−2mH遅延回路、9・・・減算器
、11・・・相関器、13゛・・・比較器、1!、;r
”加算平均回路・R(t)−゛°第1の信号列・Ro(
i)・・・第2の信号列。 才 WFi:I 74  の ’7517′I 才 4 剛

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号の第1の水平走査期間に映像信号周波数
    帯域の全ての周波数成分を包含する第1の擬似ランダム
    パルス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の水平
    走査期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水平走
    査期間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極性が
    反対の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像信号
    に重畳する映像信号を送出する信号形成手段と、この信
    号形成手段から供給される映像信号中の前記第1及び前
    記第2の水平走査期間の信号を演算して水平同期信号及
    びバースト信号を除去し、直流成分を相殺して得た抽出
    擬似ランダムパルス信号列を抽出する信号抽出手段とを
    備えたことを特徴とする波形歪検出方式。
  2. (2)映像信号の第1の水平走査信号期間に映像信号周
    波数帯域の全ての周波数成分を包含する第1の擬似ラン
    ダムパルス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の
    水平走査期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水
    平走査期間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極
    性が反対の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像
    信号に重畳する映像信号を送出する信号形成手段と、こ
    の信号形成手段から供給される映像信号中の前記第1及
    び前記第2の水平走査期間の信号を演算して水平周期信
    号及びバースト信号を除去し、直流成分を相殺して得た
    抽出擬似ランダムパルス信号列を抽出する信号抽出手段
    と、前記信号形成手段から供給される映像信号中の前記
    第1及び前記第2の水平走査期間の信号を比較、演算及
    び低域濾波して得た前記信号形成手段における前記抽出
    擬似ランダムパルス信号列と略同等の再生擬似ランダム
    パルス信号列を再生する信号再生手段とを備えたことを
    特徴とする波形歪検出方式。
  3. (3)映像信号の第1の水平走査期間に映像信号周波数
    帯域の全ての周波数を包含する第1の擬似ランダムパル
    ス信号列を前記映像信号に重畳し、前記第1の水平走査
    期間から偶数個の水平走査期間隔てた第2の水平走査期
    間に前記第1の擬似ランダムパルス信号列と極性が反対
    の第2の擬似ランダムパルス信号列を前記映像信号に重
    畳する映像信号を送出する信号形成手段と、この信号形
    成手段から供給される映像信号中の前記第1及び前記第
    2の水平走査期間の信号を演算して水平同期信号及びバ
    ースト信号を除去し、直流成分を相殺して得た抽出擬似
    ランダムパルス信号列を抽出する信号抽出手段と、前記
    信号形成手段から供給される映像信号中の前記第1及び
    前記第2の水平走査期間の信号を比較、演算及び低域濾
    波して得た前記信号形成手段における前記抽出擬似ラン
    ダムパルス信号列と略同等の再生擬似ランダムパルス信
    号列を再生する信号再生手段と、前記信号抽出手段で抽
    出された前記抽出擬似ランダムパルス信号列及び前記信
    号再生手段で再生された前記再生擬似ランダムパルス信
    号列の相関演算、加算平均化処理により映像信号周波数
    帯域の全ての周波数帯域を包含する基準信号を抽出する
    基準信号抽出手段と、この基準信号抽出手段において同
    時に検出される映像信号の波形歪を前記基準信号の波形
    を基準にして検出する波形歪検出手段とを備えたことを
    特徴とする波形歪検出方式。
JP62123110A 1987-05-20 1987-05-20 波形歪検出方式及び受信装置 Expired - Lifetime JP2590881B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100344146C (zh) * 2004-03-24 2007-10-17 夏普株式会社 信号处理方法/设备、输出设备及图像处理/形成设备
US10531194B2 (en) 2015-01-28 2020-01-07 Harman International Industries, Incorporated Vehicle speaker arrangement
US10904656B2 (en) 2016-05-10 2021-01-26 Harman International Industries, Incorporated Vehicle speaker arragement

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CN100344146C (zh) * 2004-03-24 2007-10-17 夏普株式会社 信号处理方法/设备、输出设备及图像处理/形成设备
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