JPH037375B2 - - Google Patents

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JPH037375B2
JPH037375B2 JP13995085A JP13995085A JPH037375B2 JP H037375 B2 JPH037375 B2 JP H037375B2 JP 13995085 A JP13995085 A JP 13995085A JP 13995085 A JP13995085 A JP 13995085A JP H037375 B2 JPH037375 B2 JP H037375B2
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JP
Japan
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resin
denture base
molded product
composite
polycarbonate
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JP13995085A
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Teruo Tsumato
Hiroshi Ishida
Tatsuo Goto
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、異なつた性質を有する樹脂の複合に
より、外観、機械的性質、補修性等にすぐれた性
質を有する熱可塑性樹脂製義歯床に関する。 (従来の技術) 従来の樹脂製義歯床は、長年の間アクリル系樹
脂を用い、ポリマーとモノマーの加熱重合による
加圧成形法により得ていた。そしてこれは、補修
材料として同一のアクリルポリマー粉末とアクリ
ルモノマー液を用いるため補修が簡便である利点
があつた。 しかしこの様なアクリル系樹脂の加熱重合によ
り得られた義歯床は脆く、薄い部分は咬合力によ
り破折することが多い強度的な欠点とともに加熱
重合反応が不十分な場合が多いため、残留モノマ
ーが溶出してアレルギー症状を起すといつた衛生
上の欠点をも有するものであつた。 そこで、このような欠点を除去するものとして
熱可塑性樹脂を石膏型を用いて射出成形や圧縮成
形するものが提案されており、一部実用化される
ようになつてきた。 (発明が解決しようとする問題点) 該熱可塑性樹脂の内、ポリカーボネートやポリ
エステルカーボネート、芳香族ポリエステル共重
合体およびそれらの樹脂の混合物などポリエステ
ル系もしくはポリカーボネート系樹脂の義歯床へ
の適用も検討されているが、これらの樹脂は従来
のアクリル系樹脂に比べ、衝撃強度が高く、より
強靭な義歯床が得られる利点があり、また補修用
に使用されているアクリルモノマーの内、最も一
般的に使用されているメチルメタクリレートとの
親和性が良好で、メチルメタクリレートに接して
もストレスクラツキングを起しにくいという特徴
を有するが裏材料や補修剤に一部使用されている
イソブチルメタクリレートやノルマルブチルメタ
クリレートに接すると逆にクラツクを発生しやす
いという欠点を有することがわかつた。 本発明はかかる欠点を除去し得る良好な機械的
性質と対アクリルモノマー性を有する熱可塑性樹
脂製義歯床を提供することを目的とするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、ポリカーボネー
ト、ポリエステルカーボネート、芳香族ポリエス
テル共重合体およびそれらの樹脂の混合物から選
択される樹脂(A)とポリエーテルイミド樹脂(B)とが
複合されてなることを特徴とする熱可塑性樹脂製
義歯床である。 本発明において使用されるポリカーボネート
は、4,4−ジオキシジアリルアルカン系ポリカ
ーボネートで、たとえばビス(4−ヒドロキシフ
エニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエ
ニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフエニル)メタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフエニル)プロ
パン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)フエニル
メタン等の4,4−ジオキシジフエニルアルカン
とホスゲンあるいはジフエニルカーボネートより
得られるものである。このようなポリカーボネー
トはすでに公知の溶融重合、界面重合など各種方
法により製造される。 本発明で用いられるポリエステルカーボネート
は芳香族ジカルボン酸及び/又はその機能性誘
導体、芳香族ジヒドロキシ化合物及び/又はそ
の機能性誘導体、ジアリールカーボネート又は
ホスゲンから得られるものである。 成分の具体例としてはテレフタル酸、イソフ
タル酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル
酸、ジフエニルエーテルジカルボン酸、ジフエノ
キシエタンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン
酸あるいはこれらのエステル形成性誘導体、たと
えば低級アルキルエステル、フエニルエステル、
酸ハロゲン化物などがあげられる。 成分の具体例としてはハイドロキノン、レゾ
ルシン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン(ビスフエノールA)、4,4′−ジ
ヒドロキシジフエニル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エタン、ビス4−(4
−ヒドロキシフエニル)メタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)
プロパン、4,4′−ジヒドロキシジフエニルスル
ホン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
エタンあるいはこれらのエステル形成性誘導体な
どがあげられる。 これらの1種又は2種以上用いてもよい。これ
らのうち特にビスフエノールAが好ましい。 成分のジアリールカーボネートとしてはジフ
エニルカーボネート、ジクレジルカーボネート、
ジ−β−ナフチルカーボネート、ビス(2−クロ
ルフエニル)カーボネートなどがあげられる。こ
れらの組み合わせのうち特にテレフタル酸(又は
テレフタル酸ジフエニルエステル)、ビスフエノ
ールA及びジフエニルカーボネートが好ましく用
いられる。 該ポリエステルカーボネートにおけるエステ
ル/カーボネート比は、1/9〜9/1が好まし
く、クロロホルム中、25℃で測定した極限粘度が
0.4〜1.1であることが好ましい。極限粘度が1.1を
越えると成形性が悪く、逆に0.4未満だと機械的
性質が十分でない。 本発明に用いられるポリエステルカーボネート
は前記の、、三成分からバルク重縮合、溶
液重縮合、界面重縮合などの任意の方法で製造で
きる。 本発明において使用される芳香族ポリエステル
共重合体は、テレフタル酸とイソフタル酸または
これらの機能誘導体の混合物(ただし、テレフタ
ル酸基とイソフタル酸基のモル比は9:1乃至
1:9)および2,2−ビス(4′−ヒドロキシフ
エニル)プロパン(以下ビスフエノールAと略称
する)とから得られる共重合体である。 このような芳香族ポリエステル共重合体の製造
方法としては、水と相溶しない有機溶剤にとかし
た芳香族ジカルボン酸クロリドとアルカリ水溶液
にとかしたビスフエノール類とを混合反応せしめ
るいわゆる界面重合(W.M.Eareckson.J.Poly.
Sci.XL399、1959年、特公昭40−1959)、芳香族
ジカルボン酸クロリドとビスフエノール類とを有
機溶剤中で反応せしめる溶液重合(A.Conix.Ind.
Chem.51 147、1959年、特公昭37−5599)、芳香
族ジカルボン酸とビスフエノール類を無水酢酸の
存在下で加熱する熔融重合(特公昭38−15247)
などの方法が知られている。 該ポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
ト、芳香族ポリエステル共重合体の混合物は、い
ずれの2つの樹脂の混合物でも、また3つの樹脂
の混合物であつてもよい。いずれも極めて良好な
相溶性を示すが、特にポリカーボネートと芳香族
ポリエステル共重合体の混合物でそれぞれポリカ
ーボネートが70〜5重量%、芳香族ポリエステル
共重合体が30〜95重量%からなる時、透明性、強
度、剛性、メチルメタクリレートに対する耐性、
成形性等バランスのとれた良好な性質を示すとと
もに表面硬度が高く、歯ブラシによる耐摩耗性も
すぐれ好ましい。 本発明で用いるポリエーテルイミドは一般式 (ここに、Rは6〜30個の炭素原子を有する2価
の芳香族有機基であり、R′はR基、2〜20個の
炭素原子を有するアルキレン基、シクロアルキレ
ン基およびC23アルキレン基で連鎖停止された
ポリジオルガノシロキサン基の中から選ばれた2
価の有機基である。) で表わされる重合体である。 ここで、Rとしてはたとえば
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】などが挙げられ る。 特に典型的なポリエーテルイミドは一般式 で表わされるポリマーであり、これは米国ゼネラ
ルエレクトリツク社よりULTEMの商標で一般に
市販されている。その製造方法は特開昭57−9372
号公報などに開示されている。 該ポリエーテルイミドは高い強度、剛性を有
し、イソブチルメタクリレート、ノルマルブチル
メタクリレートに対してすぐれた耐性を有する
が、メチルメタクリレートの接触でクラツクを発
生しやすく、また黄色味が強いため、歯肉に近い
色調を得るのが難かしく、該樹脂単独では好まし
い義歯床が得られ難い。 本発明における樹脂(A)と樹脂(B)を複合する方法
については特に限定されない。 例えば、圧縮成形においては、それぞれ樹脂
(A)、樹脂(B)からなる歯槽堤近似の大きさを有する
複数枚の平板状成形品を交互に重ねて、加熱軟化
させた後、上下フラスコを合わせて圧縮成形し、
樹脂(A)と樹脂(B)を積層し、複合する方法、また、
予め成形された樹脂(A)と樹脂(B)からなる二層成形
品やサンドイツチ状成形品を用いて加熱軟化し、
圧縮成形することにより複合された義歯床を得る
方法、また、密閉された型窩の中に別々のシリン
ダーで溶融された樹脂(A)と樹脂(B)を同時に、もし
くは時間をずらして射出、注入することによつて
複合された義歯床を得る方法などがあげられる。 樹脂(A)と樹脂(B)を予め押出機やバンバリー等の
混練機の中で混合もしくは混練して得られた粒状
もしくは粒状物を成形して得られた平板状成形品
等を義歯床用原料として用いることも可能である
が、この場合には樹脂(A)と樹脂(B)の屈折率の相違
により、可視光の散乱を引き起し、真珠光沢もし
くは不透明となり、義歯床として、歯茎に近似し
た良好な外観を与えない場合があり、適用範囲が
狭くなる。 本発明においては上記混合、混練された状態よ
りも、樹脂(A)と樹脂(B)が一部混合された状態を含
んでも、透明性が維持できる程度に層状に重なつ
て一体化され、複合された状態が可視光の散乱を
ひき起さず好ましい。該複合状態において樹脂(A)
と樹脂(B)は良好な接着性を有し、義歯床として好
ましい特性が発揮される。 複合成形品の外層は、樹脂(A)、樹脂(B)のいずれ
によつて形成されてもよいが、樹脂(A)が外層の方
が、補修剤としてより一般的に使用されるメチル
メタクリレートとの親和性が良好であり、またア
クリル樹脂製人工歯との接着性が良好であるなど
好ましい。 樹脂(A)と樹脂(B)の複合割合は、それぞれ(A)が10
〜90重量%、(B)が90〜10重量%であることが好ま
しい。さらに(A)が20〜80重量%、(B)が80〜20重量
%である時、補修剤や裏装材として使用されるメ
チルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、ノルマルブチルメタクリレートなどに、より
良好な耐性を示すとともに、外観、強度、剛性等
義歯床としてすぐれた性質を示す。 なお、本発明に使用される樹脂(A)、樹脂(B)に対
して、本発明の目的をそこなわない範囲で、酸化
防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型
剤、染料、顔料などの着色剤など、通常の添加剤
を1種以上添加することができる。 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、これは好適な態様の例示であつて、本発明は
実施例の範囲に限定されるものではない。 実施例 1 アクリル樹脂製人工歯(商品名ジーシーアクリ
リツクレジン前歯および臼歯)が植えられた義歯
床ワツクス模型の埋設されたフラスコを加熱し、
ワツクスを軟化、流ろうさせた後、歯肉様に着色
された芳香族ポリエステル共重合体(テレフタル
酸ジクロリド/イソフタル酸ジクロリツドの比が
1:1の混合酸クロリドの塩化メチレン溶液とビ
スフエノールAのアルカリ水溶液より界面重合法
により得られ、フエノール/テトラクロロエタン
(6:4重量比)中の対数粘度が0.62のもの)と
ポリカーボネート(三菱ガス化学製S2000)を
7:3の割合でブレンドした混和物からなるU字
型成形品(歯槽堤に相当する大きさを有するU字
型、肉厚3mm)を下部フラスコ内の石こう型上に
位置させ、340℃の熱風を吹きつけることにより、
該成形品を軟化させた。 十分軟化させたところで歯肉様に着色された構
造式 で表わされるポリエーテルイミド(GE社製
“ULTEM”1000)からなるU字型成形品を前記
の軟化された芳香族ポリエステル共重合体とポリ
カーボネート混和物の上に位置させ、同様340℃
の熱風を吹きつけ軟化させた。軟化後ポリエーテ
ルイミド成形品の上に、さらに芳香族ポリエステ
ル共重合体とポリカーボネート混和物からなるU
字型成形品を位置させ軟化させた。 上記のように、ポリエーテルイミド成形品と、
ポリエステル共重合体とポリカーボネート混和物
成形品を交互に下部フラスコ内の石こう型上で軟
化させ、計5枚が十分軟化したところで、上下フ
ラスコを合わせて圧縮成形を行ない、その後自然
冷却させた。冷却後、上下フラスコを分割し、義
歯床をとり出したところ、人工歯が強固に植えら
れ、ひけがなく原型に忠実な寸法を有する義歯床
が得られた。 該義歯床に、従来のアクリル樹脂製義歯床の補
修用に使用されているメチルメタクリレートを主
成分とする義歯補修用即時重合レジン(商品名ジ
ーシーリベロン)を接触させ常法に従がい、筆積
法により、該複合義歯床上に肉盛りしたが、クラ
ツク等の異常が認められなかつた。 さらに、アクリル樹脂製義歯床の裏装材として
市販されているイソブチルメタクリレートを主成
分とする即時重合レジン(商品名クールライナ
ー、コー社製)を該複合義歯床の口がい部に接触
させ、肉盛りしたが、クラツク等顕著な変化が認
められず、いずれの即時重合レジンの使用も可能
であることが確認された。 比較例 1 実施例1においてポリエーテルイミドのU字型
成形品と、芳香族ポリエステル共重合体とポリカ
ーボネート混和物のU字型成形品を複合成形して
義歯床を得るかわりに、ポリエーテルイミドのU
字型成形品のみで実施例1と同様にして圧縮成形
により義歯床を得たが、人工歯は軽く押しただけ
で義歯床からはずれた。 また、ポリエーテルイミド製義歯床に実施例1
で用いたメチルメタクリレートを主成分とする即
時重合レジン(商品名ジーシーリベロン)を同様
の筆積みで肉盛りしたところ、人工歯周辺など残
留歪の大きい箇所でクラツクの発生が認められ
た。 イソブチルメタクリレートを主成分とする即時
重合レジン(商品名クールライナー)の接触によ
つては顕著なクラツクが認められなかつた。 比較例 2 実施例1においてポリエーテルイミドのU字型
成形品と、芳香族ポリエステルとポリカーボネー
ト混和物のU字型成形品を複合成形して義歯床を
得るかわりに、芳香族ポリエステルとポリカーボ
ネートを7:3の割合でブレンドした混和物のU
字型成形品のみで、実施例1と同様にして圧縮成
形により義歯床を得た。 人工歯が強固に植えられた外観の良好な義歯床
が得られた。該義歯床に実施例1で用いた2種の
即時重合レジンを接触させたところ、メチルメタ
クリレートを主成分とする即時重合レジンではク
ラツクの発生は認められなかつたが、イソブチル
メタクリレートを主成分とする即時重合レジンの
接触により、実用上問題となるクラツクの発生が
認められた。 実施例 2 歯肉様に着色された実施例1で使用したポリエ
ーテルイミドのペレツトと芳香族ポリエステル共
重合体(実施例1で用いたのと同一品)のペレツ
トを用い、日精樹脂製混色成形機FSD−150によ
り、実施例1に用いたのと同じU字形状の成形品
を得た。ポリエーテルイミドと芳香族ポリエステ
ル共重合体の比率はほぼ1:1であるが、二つの
シリンダーからそれぞれの樹脂が別々に金型内に
射出、注入されるため完全に混練された状態でな
く、両樹脂は層状に混つた状態になつて、一体化
していた。 該複合U字型成形品を用い、実施例1と同様の
方法で圧縮成形により義歯床を得た。ひけ等の問
題はなく良好な義歯床が得られた。実施例1で用
いたのと同じメチルメタクリレートを主成分とす
る即時重合レジン(商品名ジーシーリベロン)
と、メチルメタクリレートに約30%のノルマルブ
チルメタクリレートを含む裏装材(商品名パラベ
ース、クルツア社製)を接触させたが、クラツク
の発生は認められず良好な補修が行なえた。 比較例 3 実施例2の複合U字型成形品のかわりにポリエ
ーテルイミド単体よりなるU字型成形品を用いる
以外は実施例2と同様に義歯床を得たが、ジーシ
ーリベロンの接触でクラツクが発生した。 比較例 4 実施例2の複合U字型成形品のかわりに芳香族
ポリエステル単体からなるU字型成形品を用いる
以外は実施例2と同様に義歯床を得たが、パラベ
ースの接触でクラツクが発生した。 実施例 3 実施例2のポリエステル共重合体のかわりにポ
リエステルカーボネート(テレフタル酸、ビスフ
エノールA、ジフエニルカーボネートよりバルク
重縮合で得られ、基本構造として を有するものであり、m/nが51/49でクロロホ
ルム中25℃で測定した極限粘度が0.655であるも
の)を用いることを除いて実施例2と同様の実験
を行つた。 ひけ等の問題のない良好な義歯床が得られると
ともに、メチルメタクリレートを主成分とする即
時重合レジン(商品名ジーシーリベロン)とメチ
ルメタクリレートに約30%のノルマルブチルメタ
クリレートを含む裏装材(商品名パラベース)を
接触させたが、クラツクの発生は認められず良好
な補修が行なえた。 比較例 5 実施例3の複合U字型成形品のかわりにポリエ
ステルカーボネート単体U字型成形品を用いる以
外は実施例3と同様の義歯床を得たが、パラベー
スの接触でクラツクが発生した。 (発明の効果) 本発明の義歯床はポリカーボネート、ポリエス
テルカーボネート、芳香族ポリエステル共重合体
およびそれらの樹脂の混合物からなる群より選択
される樹脂(A)とポリエーテルイミド樹脂(B)とを複
合して義歯床を形成することによつてえられ、ア
クリル樹脂製人工歯との接着性が良好で、従来の
アクリル樹脂製義歯床の補修や裏装材として用い
られる各種の即時重合レジンの使用が可能であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
    ト、芳香族ポリエステル共重合体およびそれらの
    樹脂の混合物からなる群より選択される樹脂(A)
    と、ポリエーテルイミド樹脂(B)とが複合されてな
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂製義歯床。
JP60139950A 1985-06-25 1985-06-25 熱可塑性樹脂製義歯床 Granted JPS62341A (ja)

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DE102005018450B3 (de) * 2005-04-20 2006-10-12 Heraeus Kulzer Gmbh Verwendung von Butylenterephtalat zur Herstellung thermoplastischen Zahnersatzes

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