JPH0371427A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH0371427A JPH0371427A JP20609589A JP20609589A JPH0371427A JP H0371427 A JPH0371427 A JP H0371427A JP 20609589 A JP20609589 A JP 20609589A JP 20609589 A JP20609589 A JP 20609589A JP H0371427 A JPH0371427 A JP H0371427A
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Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、固定磁気ディスク装置のような磁気的記憶装
置の記録媒体として用いられる磁気記録媒体の製造方法
に関するものである。
置の記録媒体として用いられる磁気記録媒体の製造方法
に関するものである。
例えばコンビエータ等の記憶媒体としての磁気記録媒体
には、ランダムアクセスが可能な円板状の磁気ディスク
が広く用いられており、なかでも、応答性に優れること
、記憶容量が大きいことおよび保存性が良好で信頼性が
高いことから、基板にM合金板、ガラス板あるいはプラ
スチック板等の硬質材料を用いた磁気ディスク、いわゆ
るハードディスクが重要な位置を占めている。
には、ランダムアクセスが可能な円板状の磁気ディスク
が広く用いられており、なかでも、応答性に優れること
、記憶容量が大きいことおよび保存性が良好で信頼性が
高いことから、基板にM合金板、ガラス板あるいはプラ
スチック板等の硬質材料を用いた磁気ディスク、いわゆ
るハードディスクが重要な位置を占めている。
このようなハードディスクに対して記録再生を行う場合
には、操作開始時に磁気ヘッドと磁性層面とを接触状態
で装着した後、ハードディスクに所定の回転を与えるこ
とによってヘッドとディスク表面との間に微小な空気層
を形威し、この状態で記録再生を行うコンタクト・スタ
ート・ストップ(C3S)方式によるのが一般的である
。
には、操作開始時に磁気ヘッドと磁性層面とを接触状態
で装着した後、ハードディスクに所定の回転を与えるこ
とによってヘッドとディスク表面との間に微小な空気層
を形威し、この状態で記録再生を行うコンタクト・スタ
ート・ストップ(C3S)方式によるのが一般的である
。
このようなC8S方式では、磁気ヘッドは操作開始時や
操作終了時にはディスク表面と接触摩擦状態にあり、両
者の間に生じる摩擦力はこれら磁気ヘッドや磁気ディス
クを摩耗さセる原因となる。
操作終了時にはディスク表面と接触摩擦状態にあり、両
者の間に生じる摩擦力はこれら磁気ヘッドや磁気ディス
クを摩耗さセる原因となる。
また操作中、ヘッドが微小な間隔をもってディスク上を
浮上走行している時でも、ディスク表面の凹凸形状に依
存して、例えばディスク表面の微小突起に接触したり、
表酊粗さの違いにより安定したヘッドの浮上が損なわれ
る場合には、磁気ヘッドの落下、すなわちヘッドクラッ
シュの発生を引き起こすことになる。
浮上走行している時でも、ディスク表面の凹凸形状に依
存して、例えばディスク表面の微小突起に接触したり、
表酊粗さの違いにより安定したヘッドの浮上が損なわれ
る場合には、磁気ヘッドの落下、すなわちヘッドクラッ
シュの発生を引き起こすことになる。
一方で、記録再生上の特性改薯としてより高密度記録が
指向され、このため、磁気ディスクに要求される特性の
第一は保磁力の増大であり、第二はヘッドの低浮上化を
可能にさせるディスク表面の平滑化である。このうち、
保磁力の増大に関しては、旧来のγ−Fexe3粒子を
バインダとεもにコートした、いわゆる塗布形ディスク
が500〜7000eの保磁力を実現したことに続いて
、真空蒸着法やめっき法等による金属磁性薄膜を採用す
ることにより、800〜9000eの保磁力が実用化さ
れてきている。そして、現在の開発の中心は、1000
0e以上の保磁力を目指して実用化が推進されているこ
とにある。ただし、金属磁性fiIlI!!Iの中でも
、10000e以上を実現する手法は限定されており、
現在は、真空蒸着法、その中でもスパッタリングによる
手法が注目され、また磁性合金の組成についても、現在
実用化開発が行われているのは、Co−Pt、C。
指向され、このため、磁気ディスクに要求される特性の
第一は保磁力の増大であり、第二はヘッドの低浮上化を
可能にさせるディスク表面の平滑化である。このうち、
保磁力の増大に関しては、旧来のγ−Fexe3粒子を
バインダとεもにコートした、いわゆる塗布形ディスク
が500〜7000eの保磁力を実現したことに続いて
、真空蒸着法やめっき法等による金属磁性薄膜を採用す
ることにより、800〜9000eの保磁力が実用化さ
れてきている。そして、現在の開発の中心は、1000
0e以上の保磁力を目指して実用化が推進されているこ
とにある。ただし、金属磁性fiIlI!!Iの中でも
、10000e以上を実現する手法は限定されており、
現在は、真空蒸着法、その中でもスパッタリングによる
手法が注目され、また磁性合金の組成についても、現在
実用化開発が行われているのは、Co−Pt、C。
−Pt−Ni+ Go−Cr−TaおよびCo−N1.
−Cr等に限られている。このうち、Go−Cr−Ta
やCo−Ni−Crは、その保磁力の制?11(増大)
をこれら磁性層に先立っ膜形成するクロム下地層により
行うことができる点に一つの特徴がある。
−Cr等に限られている。このうち、Go−Cr−Ta
やCo−Ni−Crは、その保磁力の制?11(増大)
をこれら磁性層に先立っ膜形成するクロム下地層により
行うことができる点に一つの特徴がある。
また、高密度記録化の第二の重要点である磁気ヘッドの
低浮上化については、現在の実用化レベルが0.2〜0
.3 tnaの浮上であるが、今後、0.1〜0.2
nでの安定なヘッド浮上を実現していかなければならな
いので、開発が進められている。このために、磁気ディ
スクはさらに平滑化が要求されることになる。ただし、
表面があまりに平滑になりすぎると、かえってヘッド走
行性が悪くなり、ディスク・ヘッド間で吸着等が発生し
て、磁気ディスクの回転駆動モータの負荷を高めると同
時t、二ヘッドおよび磁気ディスクが破壊される恐れが
ある。
低浮上化については、現在の実用化レベルが0.2〜0
.3 tnaの浮上であるが、今後、0.1〜0.2
nでの安定なヘッド浮上を実現していかなければならな
いので、開発が進められている。このために、磁気ディ
スクはさらに平滑化が要求されることになる。ただし、
表面があまりに平滑になりすぎると、かえってヘッド走
行性が悪くなり、ディスク・ヘッド間で吸着等が発生し
て、磁気ディスクの回転駆動モータの負荷を高めると同
時t、二ヘッドおよび磁気ディスクが破壊される恐れが
ある。
下地クロりiεCo−Nu−Cr合金磁性層を備えた磁
気ディスクで高密度記録の実現のため10000e以上
の高Hc化を達成するためには、下地クロム層をより厚
くすることが効果的である。しかしながら、クロム層を
厚くすることは、−膜内に膜形成後のディスク表面を粗
くすることを意味する。ディスク表面が粗くなるに従い
、磁気ヘッドが浮上の際にディスク表面の突起と接触す
るとともに、浮上安定性が損なわれ、また磁気ヘッドの
ディスク表面摺動時には、摩耗量が増大するという問題
点があった。
気ディスクで高密度記録の実現のため10000e以上
の高Hc化を達成するためには、下地クロム層をより厚
くすることが効果的である。しかしながら、クロム層を
厚くすることは、−膜内に膜形成後のディスク表面を粗
くすることを意味する。ディスク表面が粗くなるに従い
、磁気ヘッドが浮上の際にディスク表面の突起と接触す
るとともに、浮上安定性が損なわれ、また磁気ヘッドの
ディスク表面摺動時には、摩耗量が増大するという問題
点があった。
このような状況から、本発明は、下地クロム層とCo合
金磁性層からなる磁気記録層およびさらにその上に保護
膜を積層した+X或をとる磁気記録媒体に対し、磁性層
の保磁力Heを10000e以上に高くするとともに、
低浮上化のためにディスク表面の突起を抑え、かつ摩擦
摩耗特性を良好に、すなわちC8S信頼特性を良好にす
ることのできる磁気記録媒体の製造方法を提供すること
を目的としている。
金磁性層からなる磁気記録層およびさらにその上に保護
膜を積層した+X或をとる磁気記録媒体に対し、磁性層
の保磁力Heを10000e以上に高くするとともに、
低浮上化のためにディスク表面の突起を抑え、かつ摩擦
摩耗特性を良好に、すなわちC8S信頼特性を良好にす
ることのできる磁気記録媒体の製造方法を提供すること
を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、非磁性基体上
にクロム層、コバルト合金磁性層および保護層をスパッ
タリングにより順次成膜、積層してなる磁気記録媒体の
製造方法において、スパッタリング前に基体を250℃
以上に予備加熱するものとする。
にクロム層、コバルト合金磁性層および保護層をスパッ
タリングにより順次成膜、積層してなる磁気記録媒体の
製造方法において、スパッタリング前に基体を250℃
以上に予備加熱するものとする。
(作用〕
スパッタリングによる膜形成前の基体温度を250℃以
上にすることにより、基体上に到達したスパッタ粒子が
その後も十分な表面移動エネルギーをもち、基体上に凹
昂を反映した微小突起の成長が抑えられ、ヘッドの低浮
上化を可能にする表面粗さが得られる。また、基体温度
が高いことにより、底膜されたクロム下地層の結晶性を
高めることができ、比較的薄いクロム下地層をもつ磁性
層で10000e以上の保磁力Hcが達成される。
上にすることにより、基体上に到達したスパッタ粒子が
その後も十分な表面移動エネルギーをもち、基体上に凹
昂を反映した微小突起の成長が抑えられ、ヘッドの低浮
上化を可能にする表面粗さが得られる。また、基体温度
が高いことにより、底膜されたクロム下地層の結晶性を
高めることができ、比較的薄いクロム下地層をもつ磁性
層で10000e以上の保磁力Hcが達成される。
本発明が適用される磁気ディスクは、基体上に強磁性金
属の磁性層を設けるわけだが、基体として用いられる非
磁性円板の素材としてはアルミニウム合金が一般的で、
ほかにチタン合金、ガラスあるいはセラミックス等も適
用可能である。ただしアルミニウム合金のような比較的
軟らかい材質のものを使用する場合には、N1−P合金
あるいはNu−Cu−P合金の無電解めっき層や陽極酸
化法によるアルマイト層などを5〜15ir@程度の厚
さに形成し、基板表面を硬くすることが望ましい、第1
図は本発明の一実施例の磁気ディスクの断面構造を示し
、厚さ1.27m、外径95fi、内径25fiのM基
板1に厚さ11,1111のN1−Pめつき層2を形成
した。
属の磁性層を設けるわけだが、基体として用いられる非
磁性円板の素材としてはアルミニウム合金が一般的で、
ほかにチタン合金、ガラスあるいはセラミックス等も適
用可能である。ただしアルミニウム合金のような比較的
軟らかい材質のものを使用する場合には、N1−P合金
あるいはNu−Cu−P合金の無電解めっき層や陽極酸
化法によるアルマイト層などを5〜15ir@程度の厚
さに形成し、基板表面を硬くすることが望ましい、第1
図は本発明の一実施例の磁気ディスクの断面構造を示し
、厚さ1.27m、外径95fi、内径25fiのM基
板1に厚さ11,1111のN1−Pめつき層2を形成
した。
基板1の表面は、研磨等により平滑化したのち、さらに
円周方向に沿って緻密な凹凸をもつスクラッチ状の溝を
形成した。この溝の形成には約4−の大きさのアルミナ
砥粒付きの研磨テープを用い、基板を自転させながらこ
のテープを押しあてる。
円周方向に沿って緻密な凹凸をもつスクラッチ状の溝を
形成した。この溝の形成には約4−の大きさのアルミナ
砥粒付きの研磨テープを用い、基板を自転させながらこ
のテープを押しあてる。
研磨用のテープの品種、押しあてる圧力および時間によ
り溝の深さ等表面状態を調整することができる0表面の
粗さR1は20〜60人の範囲で制御することが必要で
あるが、実施例では40〜60人の範囲に制御した。粗
すぎれば、その後スパッタ成膜ののち行われるバニシン
グ工程での表面突起の除去が効果的に行われず、ヘッド
の低浮上化が実現できない、また平滑すぎれば、磁気ヘ
ッドの接触下で吸着が発生してしまい、実用的ではない
。このようにして形成した円周方向のスクラッチ状溝は
、磁気特性上にも効果的であり、磁気異方性を円周方向
にそろえる様にし、結果としてヘッドによる記録再生特
性上、良好な出力エンブエローブを実現できる。
り溝の深さ等表面状態を調整することができる0表面の
粗さR1は20〜60人の範囲で制御することが必要で
あるが、実施例では40〜60人の範囲に制御した。粗
すぎれば、その後スパッタ成膜ののち行われるバニシン
グ工程での表面突起の除去が効果的に行われず、ヘッド
の低浮上化が実現できない、また平滑すぎれば、磁気ヘ
ッドの接触下で吸着が発生してしまい、実用的ではない
。このようにして形成した円周方向のスクラッチ状溝は
、磁気特性上にも効果的であり、磁気異方性を円周方向
にそろえる様にし、結果としてヘッドによる記録再生特
性上、良好な出力エンブエローブを実現できる。
次にクロム下地l1I3、コバルト磁性合金膜4および
保護膜5をスパッタリングにより成膜積層した。その場
合、基板加熱温度およびクロム膜3の厚さを変えて各種
磁気ディスクを作成した。スパッタリングの固定条件は
、Ar圧力がI X 10−”Torr。
保護膜5をスパッタリングにより成膜積層した。その場
合、基板加熱温度およびクロム膜3の厚さを変えて各種
磁気ディスクを作成した。スパッタリングの固定条件は
、Ar圧力がI X 10−”Torr。
コバルト合金&Il或がNi30原子%およびCry、
5原子%、コバルト合金膜厚が450人9保護膜の材
料が炭素および保護膜膜厚が350人である。基板の力
n熱は、基板の脱ガスおよび前述の磁気異方性を円周方
向にそろえることを目的として行う、スパッタ時のAr
圧力は3 X 10−’Torrから3 X 10−”
Torrの範囲で選定することができる。クロム下地膜
3コバルト[性合金膜4の形成は、真空槽内で連続成膜
することが必要である。これは、クロムと磁性合金の界
面を汚染させずにエピタキシアル状に成膜することでは
じめて所期の高い保磁力が実現できるからである。また
保護WA5も真空を破らずにスパッタリングにより形成
することが必要である。保護膜材料は特に限定する必要
はないが、炭素のほか二酸化シリコンを使用するのが好
ましく、膜厚は100〜500 人の範囲で選定できる
。スパッタリング終了後、約4PMの大きさのアル名す
砥粒の付いた研磨テープを用い、加圧された空気等によ
り回転するディスク表面にテープを軽く圧接させて表面
のバニシングを行い、不規則な突起の除去を行った。そ
して最後に、フロロ・カーボン潤滑剤としてモンテフル
オス社商品名フォムプリンZをフロン113により0.
4重量%希釈させ、これを表面に浸漬塗布して淳さ15
〜20人の範囲で潤滑◆ 剤層を形成させた。その膜厚は、ディスク表面の粗さに
応じ、−殻内には10〜20Aの範囲であることが望ま
しい、なお、バニシング工程と潤滑剤塗布工程の順序は
逆であってもよい。
5原子%、コバルト合金膜厚が450人9保護膜の材
料が炭素および保護膜膜厚が350人である。基板の力
n熱は、基板の脱ガスおよび前述の磁気異方性を円周方
向にそろえることを目的として行う、スパッタ時のAr
圧力は3 X 10−’Torrから3 X 10−”
Torrの範囲で選定することができる。クロム下地膜
3コバルト[性合金膜4の形成は、真空槽内で連続成膜
することが必要である。これは、クロムと磁性合金の界
面を汚染させずにエピタキシアル状に成膜することでは
じめて所期の高い保磁力が実現できるからである。また
保護WA5も真空を破らずにスパッタリングにより形成
することが必要である。保護膜材料は特に限定する必要
はないが、炭素のほか二酸化シリコンを使用するのが好
ましく、膜厚は100〜500 人の範囲で選定できる
。スパッタリング終了後、約4PMの大きさのアル名す
砥粒の付いた研磨テープを用い、加圧された空気等によ
り回転するディスク表面にテープを軽く圧接させて表面
のバニシングを行い、不規則な突起の除去を行った。そ
して最後に、フロロ・カーボン潤滑剤としてモンテフル
オス社商品名フォムプリンZをフロン113により0.
4重量%希釈させ、これを表面に浸漬塗布して淳さ15
〜20人の範囲で潤滑◆ 剤層を形成させた。その膜厚は、ディスク表面の粗さに
応じ、−殻内には10〜20Aの範囲であることが望ま
しい、なお、バニシング工程と潤滑剤塗布工程の順序は
逆であってもよい。
こうして作成した各々の磁気ディスクについて、浮上量
0.125−のヘンドグライトハイドテストに゛よる低
浮上下での突起検出およびC8Sテストを行った。第1
表はこれらの結果を磁気特性2表面粗さ形状とともに示
す0表においてΔCv (101)はアボットの相対
負荷曲線上10%と1%でのカッティング深さレベルの
差で、表面の、特に凸状の粗さ状態を特徴付ける値、G
HTは0.125 nで浮上ヘッドがディスクと接触し
て突起を検出した回数そしてC8Sはスタートからディ
スク表面に傷等の損傷を受けるまでのCSS回数を示し
ている。
0.125−のヘンドグライトハイドテストに゛よる低
浮上下での突起検出およびC8Sテストを行った。第1
表はこれらの結果を磁気特性2表面粗さ形状とともに示
す0表においてΔCv (101)はアボットの相対
負荷曲線上10%と1%でのカッティング深さレベルの
差で、表面の、特に凸状の粗さ状態を特徴付ける値、G
HTは0.125 nで浮上ヘッドがディスクと接触し
て突起を検出した回数そしてC8Sはスタートからディ
スク表面に傷等の損傷を受けるまでのCSS回数を示し
ている。
第1表
第2図は、実施例の一部を基板加熱温度による表面粗さ
形状の変化という見地からグラフ化したものである。
形状の変化という見地からグラフ化したものである。
上記の結果かられかるように、基体上に積層形成された
磁気ディスクは低浮上化の達成のためには、その表面粗
さ形状が、中心線平均粗さR1で3θ〜70人の範囲に
あり、またアボンドの相対負荷曲線上10%と1%での
カッティング深さレベルの差が40〜120人の間にあ
ることが必要である。基板加熱温度を250℃以上にし
た実施例の各ディスクは、保磁力が10000e以上で
あってかつこれらの条件を満足している。なお実施例で
は、300℃を超えた加熱温度では行っていないが、こ
れは、基板1にNi −Pめっき層2を被着しているの
で、300℃以上にすると磁化してしまい、実用に供し
得なくなるためである。すなわちN1−Pめっき基板で
は、この点において基板加熱温度の高さに制約を受ける
。しかし、他の基板を用いた場合は上限はおのずから異
なってくる。
磁気ディスクは低浮上化の達成のためには、その表面粗
さ形状が、中心線平均粗さR1で3θ〜70人の範囲に
あり、またアボンドの相対負荷曲線上10%と1%での
カッティング深さレベルの差が40〜120人の間にあ
ることが必要である。基板加熱温度を250℃以上にし
た実施例の各ディスクは、保磁力が10000e以上で
あってかつこれらの条件を満足している。なお実施例で
は、300℃を超えた加熱温度では行っていないが、こ
れは、基板1にNi −Pめっき層2を被着しているの
で、300℃以上にすると磁化してしまい、実用に供し
得なくなるためである。すなわちN1−Pめっき基板で
は、この点において基板加熱温度の高さに制約を受ける
。しかし、他の基板を用いた場合は上限はおのずから異
なってくる。
基板加熱温度が70〜200℃程度の比較例の場合は、
まだ基板上に到達したスバソタ粒子の表面移動エネルギ
ーが十分でなく、また本発明の目的とした10000e
以上の高密度、高保磁力媒体を作成するには比較的厚い
クロム下地層が必要であるので、これらの影響が組み合
わさり、底膜されたディスクの表面は、著しく凸形状の
強い粗面が生じてしまう、tca後のバニシング工程で
表面突起の一部は除去できるもののその結果は十分でな
い。
まだ基板上に到達したスバソタ粒子の表面移動エネルギ
ーが十分でなく、また本発明の目的とした10000e
以上の高密度、高保磁力媒体を作成するには比較的厚い
クロム下地層が必要であるので、これらの影響が組み合
わさり、底膜されたディスクの表面は、著しく凸形状の
強い粗面が生じてしまう、tca後のバニシング工程で
表面突起の一部は除去できるもののその結果は十分でな
い。
また、さらに強制的に厳しいバニシングを行えば、膜自
体の部分的な剥離が発生し、エラービット。
体の部分的な剥離が発生し、エラービット。
耐腐食性などについても信頼性品質の非常に劣った非実
用的な磁気ディスクになってしまう。
用的な磁気ディスクになってしまう。
以上、本発明の具体的な実施例につし1て説明したが、
本発明がこの実施例に限定されるものでないことは言う
までもない。
本発明がこの実施例に限定されるものでないことは言う
までもない。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高密
度記録化に要求される高保磁力および低浮上化を実現す
るための表面粗さ形状をもつ磁気記録媒体をスパッタリ
ング前の基板加熱温度を制御することにより得ることが
できた。また、このときにもC5S耐久性は十分良好で
ある。
度記録化に要求される高保磁力および低浮上化を実現す
るための表面粗さ形状をもつ磁気記録媒体をスパッタリ
ング前の基板加熱温度を制御することにより得ることが
できた。また、このときにもC5S耐久性は十分良好で
ある。
第1図は本発明の一実施例の磁気ディスクの構造を示す
断面図、第2図は1&板加熱温度による表面形状の変化
を示す縞図である。 1ニアルミニウム合金基板、2:NI−Pめつき層、3
ニクロム下地膜、4:磁性合金膜、5+保第1図 蟇停hO愁逼度(0C) 第2図
断面図、第2図は1&板加熱温度による表面形状の変化
を示す縞図である。 1ニアルミニウム合金基板、2:NI−Pめつき層、3
ニクロム下地膜、4:磁性合金膜、5+保第1図 蟇停hO愁逼度(0C) 第2図
Claims (1)
- 1)非磁性基体上にクロム層、コバルト合金磁性層およ
び保護層をスパッタリングで順次成膜、積層してなる磁
気記録媒体の製造方法において、スパッタリング前に基
体を250℃以上に予備加熱することを特徴とする磁気
記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206095A JP2581225B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206095A JP2581225B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371427A true JPH0371427A (ja) | 1991-03-27 |
JP2581225B2 JP2581225B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=16517723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1206095A Expired - Lifetime JP2581225B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581225B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044811A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-09 | Showa Denko K.K. | 垂直磁気記録媒体の製造方法および磁気記録再生装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61202324A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-08 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
JPS6342027A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-02-23 | Fuji Electric Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
JPS6484436A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-29 | Fuji Electric Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
JPH01154314A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-16 | Fuji Electric Co Ltd | 磁気ディスク |
JPH029016A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 薄膜磁気ディスク |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP1206095A patent/JP2581225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61202324A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-08 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
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JPH01154314A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-16 | Fuji Electric Co Ltd | 磁気ディスク |
JPH029016A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 薄膜磁気ディスク |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044811A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-09 | Showa Denko K.K. | 垂直磁気記録媒体の製造方法および磁気記録再生装置 |
US8529989B2 (en) | 2007-10-03 | 2013-09-10 | Showa Denko K.K. | Method for manufacturing magnetic recording layer having two or more layers |
JP5345543B2 (ja) * | 2007-10-03 | 2013-11-20 | 昭和電工株式会社 | 垂直磁気記録媒体の製造方法および磁気記録再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581225B2 (ja) | 1997-02-12 |
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