JPH0370565A - 脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、空気中に含まれる悪臭を除去する脱臭装置
に関するものである。

［従来の技術］ 従来の脱臭装置としては、箱体内に送風機を設置して、
箱体内に空気の吸入口から吹出口に至る空気流を形威し
、この空気流の中に脱臭フィルタを配置したものが用い
られ、脱臭フィルタの脱臭剤としては活性炭が多用され
ていることは周知のとおりである。これにより、吸込口
から吹い込まれた空気は脱臭フィルタを通ることにより
、空気中に含まれた悪臭が除去され、無臭の空気が吹出
口から排出される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の脱臭装置では、脱臭フィルタの脱臭
剤として活性炭を用いているため、脱臭能力及び寿命に
おいて不十分であるという問題点がある。活性炭の臭気
吸着能力の経時変化は、例えば特開昭５３−１３３５９
０号公報第４図に示されているように、初期の吸着能力
は優れているが、時間の経過と共にその能力は著しく減
少する。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、活性炭よりも脱臭能力及び寿命の点で優れた性能を得
ることができるようにした脱臭装置を提供することを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る脱臭装置は、脱臭フィルタを、消臭繊維
と水供給媒体との積層体により構成したものである。

［作　用］ この発明においては、消臭繊維と水供給媒体とを積層し
て脱臭フィルタを構成したため、消臭繊維は一種の酸化
触媒ヌ応による消臭機能を持つと共に、水供給媒体から
水粒子及び高湿度空気を消臭繊維に供給し、その脱臭機
能を活性化する。

［実施例コ 第１図及び第２図はこの発明の一実施例を示す図で、第
１図は縦断面図、第２図は要部拡大図である。

図中、（１）は箱体で、空気の吸込口（１ａ）及び吹出
口（１ｂ）を有している。（２）は吸込口（ｌａ）と穴
出口（ｉｂ）間に空気流（３）を形成する送風機、（４
）は例えば繊維機械学会誌（繊維工学）Ｖｏｌ、４０．
Ｎｏ、３（１９８７）別紙〈消臭繊維「デオメタフィ」
消臭ふとん「グリーンライフ」〉小松野人、ＰＰ、１〜
６に示された消臭繊維で、鉄−フタロシアニンをレーヨ
ンに担持させたもので、一種の酸化触媒反応による消臭
機能を有している。（５）はガーゼ等の水供給媒体で。

消臭繊維（４）と水供給媒体（５）とは交互に積層され
て空気流（３）の中に配置されている。（６）は箱体（
１）の底部に設置され水（７）が貯留された水タンクで
、水供給媒体（５）の一端は水（７）中に浸漬されてい
る。

（８）は箱体（１）の下部に設けられた扉、（９）は吸
込口（ｌａ）から吸い込まれる臭気、（１０）は吹出口
（ｉｂ）から排出される脱臭空気である。

上記のように構成された脱臭装置において、送風機（２
）が運転されると１箱体（１）内に空気流（３）が形成
され、臭気（９）は吸込口（１ａ）から吸い込まれて消
臭繊維（４）を通り、脱臭されて吹出口（１ｂ）から脱
臭空気（１０）が排出される。このとき、水供給媒体（
５）は毛細管現象により、水タンク（６）内の水（７）
を吸い上げているので、消臭繊維（４）間には水分が介
在する。ここで、第２図に示すように、水供給媒体（５
）と消臭繊維（４）が互いに接触していることによる水
分粒子Δの移動と、空気流（３）の供給による高温空気
Ｂの移行が行われ、消臭繊維（４）に水分が供給される
８消臭繊維（４）は水分の介在により、上記酸化触媒反
応が活性化され、脱臭能力は増加する。

なお、扉（８）は水タンク（６〉内の水を補給する場合
に使用される。

第３図はこの発明の他の実施例を示す要部断面図であり
、水タンク（６）を消臭繊維（４）の位置よりも上方に
ｖｌ置したものであり、水供給媒体（５）による水供給
機能は第１図の場合と同様である。この実施例は、水洗
便所の脱臭装置として利用するに適したものである。す
なわち、水洗便器内の空気を送風機で吸引し、脱臭装置
を通して排出することが行われているが、このとき便器
上方に水洗用の水タンク（６）が配置されている場合に
は、この実施例のものが最適であり、水洗用の水タンク
（６）を消臭繊維（４〉の水供給用の水タンクと共用で
き、専用の水タンクを設置する必要はない。

上記各実施例では、水供給媒体（５）としてガーゼを使
用したものを示したが、水供給手段としては、この外に
ポンプにより水を供給するもの、超音波又は遠心力で水
を霧化して供給するもの、水を加熱して消臭繊維（４）
の面で凝縮させるもの等がある。

［発明の効果］ 以上説明したとおりこの発明では、脱臭フィルタを消臭
繊維と水供給媒体との積層体により構成したので、消臭
繊維は一種の酸化触媒反応による消臭機能を持つと共に
、水供給媒体からの水分の供給により、消臭機能は活性
化され、活性炭よりも脱臭能力及び寿命の点で優れたも
のとすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明による脱臭装置の一実施例を示す縦断
面図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図はこの発明
の他の実施例を示す要部断面図である。 図中、（１）は箱体、（１ａ）は吸込口、（ｌｂ）は吹
出口、（２）は送風機、（３）は空気流、（４）は消臭
繊維、（５）は水供給媒体、（７）は水である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 箱体内に設置された送風機により上記箱体の空気吸込口
   から空気吹出口への空気流を形成し、この空気流中に脱
   臭フィルタが配置されたものにおいて、上記脱臭フィル
   タを、酸化触媒反応による消臭機能を持つ消臭繊維と、
   常時水分を保持する水供給媒体との積層体により構成し
   たことを特徴とする脱臭装置。