JPH0381432A - 水洗便器の脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、水洗便器使用中の臭気を除去する装置に関
するものである。

［従来の技術］ 第４図は従来の水洗便器の脱臭装置を示す縦断面図であ
る。

図中、（１）は便所の床、（２）は床（１）に設置され
た水洗便器で、上部開口の周縁部下面に水の吐出口（２
ａ）を有しており、水（３）と汚物を排出口（４）に流
す汚物経路（２ｂ）が設けられている。（５）は便器（
２）に枢着（図示省略）され便器（２）の上面に載置さ
れた便座、（６）は便座（２）の後部に設置され水洗用
の水（３）を貯留する水タンク、（７）は便器（２）に
連通ずるオーバフロー管、（８）はオーバフロー管（ア
）に接続されたオーバフロー機構、（９）は水タンク（
６）の外側に設置されオーバフロー機構（８）に接続さ
れて下方に空気の吹出口（９ａ）を有する脱臭器で、活
性炭等の脱臭剤（１０）とその下方に設けられた送風機
（１１）からなっている。

従来の水洗便器の脱臭装置は上記のように構成され、使
用後、人が操作レバー（＠示しない）を操作すると、水
タンク（６）内の水（３）が（一部は吐出口（２ａ）か
ら）便器（２）に流入し、汚物及び水（３）は汚物経路
（２ｂ）を通って排出口（４）へ排出されることは周知
のとおりである。また、水タンク（６）内の水（３）が
所定水位を越えると、オーバフロー機構（８）が動作し
て、水（３）はオーバフロー管（７）を通して便器（２
）に流入する。

次に、使用時送風機（１１）を運転すると、便器（２）
内の空気は吐出口（２ａ）から吸い込まれ、オーバフロ
ー管（７）から脱臭器（９）を通り、吹出口（９ａ）か
ら排気される空気流Ａとなる。これで、排便中の臭気は
脱臭剤（１０）で脱臭されて便所内へ排気され、快適な
使用ができる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の水洗便器の脱臭装置では。

便器（２）内の空気を送風機（１１）で吸引し、脱臭剤
（１０）で脱臭して排出するようにしているため、脱臭
器（９）の寿命が短縮する虞れがあり、脱臭能力の大き
いものを用いる必要があるという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、便器内の臭気を脱臭できると共に、脱臭器の寿命短縮
を防止できるようにした水洗便器の脱臭装置を提供する
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る水洗便器の脱臭装置は、脱臭器を消臭繊
維と、一端が水タンク内に浸漬され毛細管現象により水
を吸い上げる水供給媒体とで構成し、脱臭器に水供給媒
体を押圧又は解放する水制御機構を設けたものである。

［作　用コ この発明においては、消臭繊維と水供給媒体とを接触さ
せて脱臭器を構成したため、消臭繊維は一種の酸化触媒
反応による消臭機能を持つと共に、水供給媒体から水粒
子及び高湿度空気を消臭繊維に供給し、その脱臭機能を
活性化する。また、水供給媒体を押圧又は解放する水制
御機構を設けたため、水供給媒体の水分供給機能を停止
又は継続できる。

［実施例］ 第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示す図で、第１
図は要部縦断面図、第２図は第１図の■部拡大斜視図、
第３図は水制御機構の動作説明図であり、従来装置と同
様の部分は同一符号で示す。

図中、（２１）は水タンク（６）に隣接して設けられた
脱臭器で、下方側面に空気の吹出口（２１ａ）を有して
いる。　（２２）は送風機（１１）の上方に設けられた
消臭繊維で、例えば繊維機械学会誌（繊維工学）Ｖｏｌ
、４０．Ｎｏ、３（１９８７）別刷く消臭繊維「デオメ
タフィ」消臭ふとん「グリーンライフ」〉小松野人、　
ＰＰ、１〜６に示されているように、鉄−ブタロシアニ
ンをレーヨンに担持させたもので、一種の酸化触媒反応
による消臭機能を有している。　（２３）はガーゼ等の
水供給媒体で、消臭繊維ヒ水供給媒体（２３）とは交互
に積層されて配置されている。　（２４）は脱臭器（２
１）と水タンク（６）の間を結合するダクトで、脱臭器
（２１）の上面からＵ字状に湾曲されて水タンク（６）
の水（３）の中に没入し、内部に水供給媒体（２３）が
収納され水（３）に浸漬されている。　（２５）は第２
図に示すように構成された水制御機構、（２６）は互い
に対向（図では片側だけを示す）する枠板で、その内側
にそれぞれ２条の案内レール（２７）が設けられている
。（２８）は枠板（２６）　（２６）間に固着された受
台で、内面に横断面半円形の凹所が形成され、この凹所
に沿ってゴム板等の弾性体（２９）が固着されている。

　（３０）は半円柱状に形成されその両端がそれぞれ案
内レール（２７）　（２７）で案内される押圧片、（３
１）は両端がそれぞれ枠板（２６）　（２６）に固着さ
れた保持板、（３２）は保持板（３１）にねじ込まれそ
の先端が押圧片（３０）と当接している調整ねじ、（３
３）は臭気、（３４）は脱臭空気である。

上記のように構成された水洗便器の脱臭装置において、
送風機（１１）が運転されると、便器内の臭気（３３）
はオーバフロー管（７）から吸い込まれ、脱臭器（２１
）に入り、消臭繊維（２２）を通って脱臭され。

吹出口（２１ａ）から脱臭空気（３４）が排出される。

このとき、水供給媒体（２３）は毛細管現象により、水
タンク（６）内の水（３）を吸い上げているので、消臭
繊維（２２）間には水分が介在する。ここで、消臭繊維
（２２）と水供給媒体（２３）が互いに接触しているこ
とによる水分粒子の移動と、空気通過による高温空気の
移行が行われ、消臭繊維（２２）に水分が供給される。

消臭繊維（２２）は水分の介在により、上記酸化触媒反
応が活性化され、脱臭能力は増加する。

さて、通常時は第３図（ａ）に示すように、水制御機構
（２５）の押圧子（３０）は水供給媒体（２３）を解放
しており、水供給媒体（２３）は十分水分が通過する。

ここで、調整ねじ（３２）を回転すると、押圧片（３０
）は受台（２８）の方へ移動し、第３図（ｂ）に示すよ
うに、水供給媒体（２３）を弾性体（２９）に対して押
圧圧縮する。これで、水供給媒体（２３）は水分の通過
が阻止されるため、これよりも下流側の水供給媒体（２
３）は次第に乾燥する。これは、常時水供給媒体（２３
）に水分が含まれていると、臭気（３３）は水供給媒体
（２３）の水分にも吸着し、水供給媒体（２３）から臭
気を発することになるので、非使用時は水分の通過を阻
止するものである。また、水供給媒体（２３）からの水
分の蒸発で、便所内の湿度が上昇し。

好ましくない環境となるので、やはり非使用時は水分の
通過を止めておいた方がよい。

［発明の効果］ 以上説明したとおりこの発明では、脱臭器を消臭繊維と
、一端が水タンク内に浸漬され毛細管現象により水を吸
い上げる水供給媒体とで構威し、脱臭器に水供給媒体を
押圧又は解放する水制御機構を設けたので、消臭繊維は
一種の酸化触媒反応により、便所内の臭気を脱臭できる
と共に、水供給媒体からの水の供給により、脱臭機能を
活性化できる効果がある。また、水供給媒体の水分の停
止が可能となり、水供給媒体の臭気発生及び便所内の湿
度上昇を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第工図はこの発明による水洗便器の脱臭装置の一実施例
を示す要部縦断面図、第２図は第１図のｎ部拡大斜視図
、第３図は第２図の水制御機構の動作説明図、第４＠は
従来の水洗便器の脱臭装置を示す縦断面図である。 図中、（２）は便器、（３）は水、（６）は水タンク、
（１１）は送風機、　（２１）は脱臭器、　（２２）は
消臭繊維、（２３）は水供給媒体、（２５）は水制御機
構、（３０）は押圧片、（３３）は臭気、　（３４）は
脱臭空気である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。 代瑞人大岩増雄 第 浬＊旗・ 財阜葛 ２盲ｊ趨紐 水、イキシ胎填〔イネ、 来制イダγ禍゛構 社 脱鬼亭気 第 図 第 磨 （ａ） （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水洗時水タンク内の水を便器内に流入させるものにおい
   て、上記便器内の空気を吸引する送風機を設置し、上記
   空気に接触し酸化触媒反応により上記空気中の臭気を脱
   臭する消臭繊維と、一端が上記水タンク内の水に浸漬さ
   れ毛細管現象により上記水を吸い上げ他端が上記消臭繊
   維に接触してこれに上記水を供給する水供給媒体とを有
   する脱臭器を設け、この脱臭器に上記水供給媒体を押圧
   又は解放して上記水供給媒体の水分供給機能を停止又は
   継続させる水制御機構を備えたことを特徴とする水洗便
   器の脱臭装置。