JPH0197423A

JPH0197423A - 水洗便器用消臭装置

Info

Publication number: JPH0197423A
Application number: JP25551587A
Authority: JP
Inventors: Yoshitaka Ishikawa; 石川　喜隆; Takashi Wake; 和気　隆司; Masumi Tanaka; 田中　眞澄
Original assignee: Daiki Co Ltd
Current assignee: Daiki Co Ltd
Priority date: 1987-10-09
Filing date: 1987-10-09
Publication date: 1989-04-14
Also published as: JPH0562176B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、洋式水洗便器、和洋兼用水洗便器、簡易水洗
洋式便器、簡易水洗和洋兼用便器等の使用者が便座に腰
掛けて用便する形態の水洗便器における脱臭装置につい
ての改良に関する。

従来、便所内の臭気の除去は、便所壁部に設けた換気口
または換気扇による換気で行なうか、あるいは芳香剤の
設置か芳香スプレーの使用により消臭することで行なっ
ている。また、洋式便器の如く、便座に腰掛けて用便す
る水洗便器については、それの便器本体の上部開口部の
上面側に開閉自在に取付けられる便座の取付部を利用し
て、その取付部に空気吸込口を設け、そこに、送風機を
組付けて、その送風機により便器本体内の空気を吸引し
て芳香剤と接触させて吐出させるようにした消臭芳香便
座が知られている。

ところで、これらの従前手段は、換気口または換気扇に
よる手段にあっては、便所内の空気を排出するだけのも
ので、用便の際に便器内から発生する臭気が便所内の空
間を経て外部に排出されるので、その排出される臭気が
人体に感じるようになる。また芳香剤の設置または芳香
剤を散布する手段にあっては、便所内にこもる臭気の除
去には効果があるが、用便の際に便器内から発生してく
る臭気に対しては効果がなく、用便の際に前記換気手段
と同様に臭気が感じられる。

また、便座の取付部を利用する消臭手段は、便座に装置
が設備されているため、実施する場合、便座ごと取替え
る必要があり、また、１００Ｖの電源を要するものとな
っていることから、電気配線の工事を行なわなければな
らず経済性に問題がある。

本発明は、従来手段に生じている上述の問題を解消する
ためになされたものであって、用便の際に便器内から生
じてくる臭気の消去が効果的に行なえ、しかも水洗便器
の便器本体の上部開口部の上面と便座の下面との間に形
成される空間を利用することで、既に設置されている便
器に、なんらの改造を加えずに設置できる新たな消臭手
段を提供することを目的とする。

そして、本発明においては、この目的を達成するための
手段として、便器本体の内面側で上部開口部の口縁部の
近傍部位に、便器本体の内壁面の略全域に向け水または
液を拡散噴霧するノズルを配設して、そのノズルを、前
記口縁部の上面とその上に載架される便座の下面との間
に形成される空隙に挿通されるパイプを介して便器本体
の外面側に導き、そのパイプの外端側に、水または液の
加圧供給源を接続せしめてなる水洗便器用消臭装置を提
起するものである。

次に本発明の一実施例を図面に基いて説明する第１図乃
至第５図は本発明の第１実施例で、第１図は本発明によ
る消臭装置を装備せしめた洋式水洗便器の斜視図、第２
図は同上の使用状態の側面図、第３図は同上の要部の第
１図における■−■線断面図、第４図は同上要部の部分
の断面図、−第５図は同上の要部の平面図である。

第１図乃至第５図において、１は水洗便器Ａの便器本体
、２は便座、３は蓋、ａは消臭装置を示す。

水洗便器Ａは、便器本体１の上部開口部１０の口縁部１
００の上面に載架される便座２が、該便器本体ｌの上面
の前端側に設けたヒンジ４により開閉自在に装設され、
その便座２の外面側には、蓋３が前記ヒンジ４により開
閉自在に装設しである通常の洋式水洗便器であって、そ
れの前記便座２の下面側には該便座２を第２図に示す如
く使用状態位置に回動させたときに、陶器よりなる便器
本体ｌの上部開口部１０の口縁部１００の上面に衝合す
るゴム等の弾性資材よりなる突起部２０・・・が、適宜
の間隔をおいて装設してあり、この突起部２０・・・を
前記口縁部１００に衝合させて便座２を便器本体１の上
面に載架した状態において、便器本体１の上部開口部１
０の口縁部１００の上面と便座２の下面との間に、この
突起部２０・・・の突出高さに対応する数センチの空隙
りが形成されるようになっている。

消臭装置ａは、第３図に示している如く、便器本体１の
内面側に配設されるノズル５と、それに水または液を導
くバイブロと、そのバイブロに加圧した水または液を供
給する加圧供給ｓ７とよりなる。

そして、それのノズル５は、便器本体ｌの内面側で上部
開口部１０の口縁部１００の近傍位置に第３図に示す如
く配設することで、加圧供給源７からバイブロを介して
圧送されてくる水または液を、便器本体１の内面の略全
域に向け噴霧していくように形成してあり、また、バイ
ブロは、前述の便器本体ｌの上部開口部ｌＯの口縁部１
００の上面とその上に載架される便座２の下面との間に
形成される空隙りに自在に挿通できる細管に形成してあ
って、その空隙りを介して便器本体ｌの外面側に導き出
されである。また、加圧供給源７は、芳香液等の、噴霧
により臭気を消去し得る液を充填して液化ガス等の加圧
ガスを封入した小型のポンベ７ａに形成してあり、それ
の頭部には吐出ロア０を具備する押釦式の作動片７１と
、それの押込作動で開弁してポンベ７ａの内腔と前記吐
出ロア０とを連通ずる弁機構（図面では明示していない
）とが装備されている。なお、ポンベ７ａの作動片７１
に通常の小型ポンベ式のスプレーの如く噴霧ノズルを具
備させるときは、バイブロは吐出ロア０から噴出する液
を導く細管とし、ノズル７をその細管の先端開口により
構成する場合がある。

８は前記小型のポンベ７ａを支持さす懸架部材で、前述
の空隙りを介して、便器本体ｌの上部開口部１０の口縁
部１００に、その便器本体１の内面側から外面側に跨が
るよう懸架されるフック部８ａと、そのフック部８ａに
連続して便器本体１の外面側に位置するようになる支持
部８ｂとよりなる。そして、それの支持部８ｂは、前記
小型のポンベ７ａの底面を支える棚板状の底板８０と、
その底板８０の上に載架する前記小型のポンベ７ａの胴
部の側面を左右から挟圧保持するバネ板よりなる保持片
８１・８１とよりなり、小型のポンベ７ａを装脱自在で
かつ頭部側がそっくり外部に露出した状態として支持す
るようになっている。

そして、また、この懸架部材８は、それの前記フック部
８ａの外面側に、第３図および第４図に示している如く
、バイブロを嵌入させる穿溝８２が設けてあって、ここ
にバイブロを嵌合させることで、バイブロおよびノズル
５を支持する支持部材を兼ねたものとなっている。

このように構成せる実施例装置は次のように作用する。

用便の際に、便座２を腰をおろした使用者が、作動片７
１を押し込んで弁機構を開弁した状態とすれば、加圧供
給＠７である小型のポンベ７ａ内の芳香液が、バイブロ
を介してノズル５に圧送され、そこから第３図で鎖線に
示している如く便器本体１の内面の略全域に向け噴霧さ
れて、排便（０）を覆うようになり、臭気を消失させる
ようになる。この場合、作動片７１が押込みの解放によ
りバネで復帰するようになっているときは、用便中に、
適宜回数作動片７１を押込むようにする。また、作動片
７１が押込んだ位置に−たん保持されるようになってい
るときには、排便を終えたとき等の適宜の時期に作動片
７１を旧の位置に戻し、閉弁状態に切換えるようにする
。

次に第６図乃至第８図は第２の実施例を示している。

この実施例は、ノズル５にバイブロを介して加圧した水
または液を供給する加圧供給源７が、芳香液を収容する
タンクＴと、そこから液を汲み出してバイブロに圧送す
るポンプＰとにより構成しである。そして、そのポンプ
Ｐはそれの駆動モーターＭを電池Ｂにより駆動すること
で作動するようにしである。そして、懸架部材８は、そ
れの支持部８ｂが箱状に形成してあって、前記ポンプＰ
、タンクＴ、電池Ｂらは、この箱状に形成した支持部８
ｂ内に組込まれている。また、前記ポンプＰの駆動モー
ターＭの回路の“オン”・“オフ”の制御は、懸架部材
８のフック部８ａの上面側に作動部を突出させたスイッ
チＳにより行なわれるようにしてあって、用便の際に使
用者が便座２に腰をおろすことによるその便座２の使用
者の重量による押し下げによって、その便座２の下面に
衝合しているスイッチＳの作動部が押込まれて“オン′
°に作動し、使用者が排便を終えて便座２から立上るこ
とによるその便座２の押し下げの解放によって、スイッ
チＳの作動部がバネの付勢で上昇した位置に復帰し、“
オフ”となるようにしである。従って、この実施例では
、排便の際に、便座２に使用者が腰をおろすことで駆動
モーターＭの回路が自動的に閉となってポンプＰが作動
し、タンクＴ内の液がバイブロからノズル５に供給され
て便器本体１内に噴霧され、使用者が排便を終えて立上
ることでその噴霧を終えるようになる。

また、９は箱状に形成した懸架部材８の支持部８ｂ内に
装備せしめた音声発生装置で、それのケ−ス９０内に、
ＩＣチップ・録音テープなどの音声発生器およびアンプ
ならびにスピーカーが組込まれた通常のものであって、
懸架部材８の支持部８ｂ内に、それのスピーカーが支持
部８ｂの機密に開設した窓孔８３に臨むように配位して
組込まれている。そして、この音声発生装置９の駆動回
路は、前述のスイッチＳにより“オン”オフ“制御され
て前記電油Ｂに接続していて、前記ポンプＰの駆動モー
ターＭと一緒に作動し、また、作動を停止するように作
用する。なお、前記電池Ｂは、前記駆動モーターＭおよ
び音声発生装置９の電源を、電源コードにより商用電源
からとるようにする場合には省略される。

また、その余の構成については、前述の実施例と変わり
ないので、同じ構成部材について同一の符号を付して詳
しい説明は省略する。

この第２実施例は次のように作用する。

使用者が便座２に腰かけると、その重さでスイッチＳが
入り、ポンプＰ及び音声発生装置９が作動する。

ポンプＰが作動すると、タンクＴ内の消臭芳香液は、配
管６０、ポンプＰ、バイブロを経て、ノズル５から噴霧
され、使用終了後まで連続して噴霧されるので、便器本
体ｌ内に排泄された便の上を絶えず消臭芳香液がおおう
ので消臭効果がより発揮される。

また消臭芳香液の中に洗剤等を入れることにより便器本
体ｌの内壁面が洗剤により滑らかになり、排便が便器本
体１の壁面に付着するのを防止するようになる。

一方、音声発生装置９が作動することで、音楽面あるい
は水のせせらぎ音が室内に流れて、気分をなごますとと
もに、特に女性にあっては排尿音を気にして洗滌水を余
分に流すことがあるが、その必要もなくなる。また、タ
ンクＴ内の芳香液が消費されたときは、箱状に形成した
懸架部材８の支持部８ｂに設けである蓋板８４を外して
、タンクＴを取り出し、補充するようにする。

このように本発明の第２実施例では、排泄された便の上
方を絶えず消臭芳香液でおおうので消臭効果が著しく、
しかも便器本体１の内壁面に便が付着することもない。

また、噴霧量は極〈少量で良いので使用液量も少なくポ
ンプ等も小型で良いことと、既設便器に容易に取付でき
、また女性にあっては洗滌水の節約が計れるなどの利点
がある次に第９図は第３の実施例を示している。

この実施例は、ノズル５に加圧した水または液を供給す
る加圧供給源７を、数キロに加圧されている水道栓とし
た例である。即ち、ノズル５に接続するバイブロは、そ
れの基端側を、電磁弁Ｓｖを介して水道栓に通ずる配管
６０に接続し、その電磁弁ＳＶを箱状に形成した懸架部
材８の支持部８ｂ内に装備せしめ、それの回路を支持部
８ｂ内に組付けた電池Ｂに接続するとともに、懸架部材
８のフック部８ａの上面側に設けたスイッチＳにより°
“オン″゛オフ″の作動を制御せしめであるなお、その
余の構成は前述の実施例と変わりなく同効の構成部材に
ついて同一の符号を付して詳しい説明は省略する。

この実施例は次のように作用する。

使用者が便座２に腰かけると、その重さでスイッチＳが
入り、電磁弁Ｓｖが作動して、配管６０とバイブロとが
連通する状態になる。すると、水道栓に接続した配管６
０より、電磁弁ＳＶ、バイブロを経てノズル５に数キロ
に加圧されている水道水が供給されて便器本体ｌの内部
に噴霧され、使用終了時まで連続して噴霧される。これ
により、便器本体ｌ内に排泄された便（０）の上を噴霧
される水がおおい臭気を蓋するようになり、また、臭気
性分が水にとけて便器本体１内に落ち、一定の水位を越
えた水と共に便器本体ｌから便器の排管側に流れるため
消臭効果が高くなる。

このように、第３実施においては、水量の多い噴霧水で
より効果の高い消臭ができ、しかもランニングコストが
極〈わずかですむようになる、また構造が簡単で、従来
の便器に取付できる特徴を持つほか、噴霧によって便器
内壁が水でぬらされているので、便器に便が付着するこ
とも防止できるようになる。

以上説明したように、本発明による水洗便器用消臭装置
は、便器本体の内面側で上部開口部の口縁部の近傍部位
に、便器本体の内壁面に向け水または液を拡散噴霧する
ノズルを配設して、そのノズルを、前記口縁部の上面と
その上に載架される便座の下面との間に形成される空隙
に挿通されるパイプを介して便器本体の外面側に導き、
そのパイプの外端側に、水または液の加圧供給源を接続
せしめて構成しであるのだから、用便の際に便器本体内
に排泄された便の上を、ノズルから噴出する水または芳
香液の噴霧により覆い込むようになるので、用便の際に
便器内から生じてくる臭気の消去が効果的に行なえ、し
かも水洗便器の便器本体の上部開口部の上面と便座の下
面との間に形成される空間を利用することで、既に設置
されている便器に、なんらの改造を加えずに設置できる
ようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による消臭装置を装備せる洋式水洗便器
の斜視図、第２図は同上の使用状態の側面図、第３図は
同上の要部の縦断正面図、第４図は同上要部の部分の縦
断側面図、第５図は同上要部の平面図、第６図は別の実
施例の要部の縦断正面図、第７図は同上要部の縦断側面
図、第８図は同上要部の平面図、第９図はさらに別の実
施例の要部の縦断正面図である。図面符号の説明Ａ・・・水洗便器　　　Ｂ・・・電池　　　Ｄ・・・空
隙Ｍ・・・駆動モーター　　　　Ｐ・・・ポンプＳ・・
・スイッチ　　　　　　Ｔ・・・タンクＳｖ・・・電磁
弁　　　　　　ａ・・・消臭装置１・・・便器本体　　
　　　　１０・・・上部開口部ｌＯＯ・・・口縁部　　
　　　２・・・便座２０・・・突起部　　　　　　３・
・・蓋４・・・ヒンジ　　　　　　　５・・・ノズル６
・・・パイプ　　　　　　　６０・・・配管７・・・加
圧供給源　　　　　７ａ・・・小型のポンベ７０・・・
吐出口　　　　　　７１・・・作動片８・・・懸架部材
　　　　　　８ａ・・・フック部８ｂ・・・支持部　　
　　　　８０・・・底板８１・・・保持片　　　　　　
８２°°°窪溝８３・・・窓孔　　　　　　　８４・・
・蓋板９・・・音声発生装置　　　　９０・・・ケース
（ロ）・・・排便

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、便器本体の内面側で上部開口部の口縁部の近傍
部位に、便器本体の内壁面に向け水または液を拡散噴霧
するノズルを配設して、そのノズルを、前記口縁部の上
面とその上に載架される便座の下面との間に形成される
空隙に挿通されるパイプを介して便器本体の外面側に導
き、そのパイプの外端側に、水または液の加圧供給源を
接続せしめてなる水洗便器用消臭装置。
（２）、前記特許請求の範囲の第１項記載の発明におい
て、便器本体の上部開口部の口縁部に、便器本体の内面
側から外面側に跨がる懸架部材を、前記空隙を介して懸
架して、その懸架部材に前記ノズルおよびパイプを保持
せしめ、そのパイプの外端側を、前記懸架部材の外端部
に保持せしめた圧力ボンベに連通せしめ、その圧力ボン
ベ内に消臭芳香液等を充填したことを特徴とする水洗便
器用消臭装置。
（３）、前記特許請求の範囲第１項記載の発明において
、便器本体内に配設せるノズルから空隙を介して便器本
体の外面側に導いたパイプの外端側を、ポンプを介して
消臭芳香液等を収容する容器に接続せしめたことを特徴
とする水洗便器用消臭装置。
（４）、前記特許請求の範囲第１項記載の発明において
、便器本体内に配設せるノズルから空隙を介して便器本
体の外面側に導いたパイプの外端側を、電磁弁等の弁機
構を介して水道栓に接続せしめたことを特徴とする水洗
便器用消臭装置。
（５）、前記特許請求の範囲の第１項記載の発明におい
て、便器本体の上部開口部の口縁部に、便器本体の内面
側から外面側に跨がる懸架部材を、前記空隙を介して懸
架して、その懸架部材に音声発生装置を組付け装備せし
めたことを特徴とする水洗便器用消臭装置。