JPH0369445B2 - - Google Patents

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JPH0369445B2
JPH0369445B2 JP266685A JP266685A JPH0369445B2 JP H0369445 B2 JPH0369445 B2 JP H0369445B2 JP 266685 A JP266685 A JP 266685A JP 266685 A JP266685 A JP 266685A JP H0369445 B2 JPH0369445 B2 JP H0369445B2
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JP
Japan
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group delay
characteristic
resistor
circuit
resonant circuit
Prior art date
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Expired
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JP266685A
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English (en)
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JPS61161813A (ja
Inventor
Akira Kijima
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、民生用VTRを特性的に悪影響を与
えることなく8mmVTRにも適用できるようにな
された群遅延補正器に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、群遅延特性上の共振点における肩特
性を自在に変化させるために2段増幅器を構成す
る2つのトランジスタの各エミツタ間に共振補正
抵抗を含む共振回路を接続するようにしたもので
ある。
〔発明の背景〕
ビデオテープレコーダ(VTR)においてビデ
オ信号を復調させるための再生回路として第3図
および第4図の構成のものが知られている。これ
らにおいてHはビデオヘツド、Tはロータリトラ
ンジスタ、C1,C2は共振用キヤパシタ、R1,R2
はダイピング抵抗、L1は共振用インダクタ、A1
A2は第1および第2のヘツドアンプである。
第3図においてはビデオヘツドHおよびロータ
リトランスTによるインダクタンスLp(ヘツドア
ンプA1側から見たインダクタンス)とこれらに
並列接続されたキヤパシタC1および抵抗R1とに
よつて共振回路が構成され、第4図においては第
2のヘツドアンプA2に互いに並列接続されたキ
ヤパシタC2、抵抗R2およびインダクタL1とによ
つて共振回路から構成されることにより各々ビデ
オ信号が再生されるようになつている。
これら共振回路は第5図のような振幅特性およ
び第6図のような群遅延特性を示すが、これらの
各特性に基いて共振回路はビデオヘツドHによつ
て再生されたビデオ信号に対して振幅歪および群
遅延歪を与えるように働く。
従来用いられている民生用(家庭用)VTRに
おいてはそれらの歪はそのまま再生信号に加わる
が、補正しなくとも復調出力に対してはあまり影
響を与えない。また第5図および第6図におい
て、共振周波数fpをビデオ信号の白レベル付近に
設定すれば高周波領域における信号のレベル低下
を補正することができるので、復調ビデオ信号の
S/Nおよび反転現像を改善できる利点がある。
しかしながら最近製品化されつつある8mm
VTRのように、ビデオ信号のトラツク延長上に
PCM信号(パルスコードモジユレーシヨン信号)
等が記録されるようなテープパターンになつてい
る場合には、その信号は前記振幅歪および群遅延
の影響を受けるようになる。特にPCM信号等は
ビデオ信号に比較してその許容度が低いため、上
述のような影響を受けると復調出力信号が著るし
く劣化してくるのでそれを補正する必要が生ず
る。
〔従来の技術〕
このために従来において幾つかの補正手段が講
じられた。第1の手段としては幾つかの補正回路
を設置することによつて振幅特性が平坦で群遅延
特性が変化するようにしたオールパスネツトワー
クが考えられ、第6図の特性において共振周波数
fpの左、右側の補正量を変化させて平坦化するこ
とが計られた。
しかしこの手段はビデオヘツドHおよびロータ
リトランスTの部品としてのインダクタンスLp
の微小なバラつきに基く共振周波数fpの変化に対
応させることが困難である欠点があり、またその
ための調製個所も多いので作業が煩雑となる。
第2の手段としては上記インダクタンスLp
よびキヤパシタによる共振をダンピングにより除
去することによつて第5図および第6図の特性を
平坦化することが考えられた。
しかしこの手段は雑音の発生が避けられない欠
点が生ずる。すなわち単にキヤパシタに並列に抵
抗を接続する場合が最も雑音発生が大きくなり、
アンプの出力部から入力部へ負帰還をかて等価的
な入力インピーダンスを低下させたとしても上記
の場合より多少少なくなるもののある程度の発生
は避けられない。また第6図の特性を平坦化する
にはアンプの利得と絡みもあるので実現は困難で
ある。
第3の手段としては第7図および第8図に示す
ように2段増幅器を構成する2つのトランジスタ
間に共振回路を信号系に対して配列にあるいは直
列に接続することが考えられた。同図において
Q1,Q2はトランジスタ、REは両トランジスタ
Q1,Q2間に接続された共振回路で抵抗R、イン
ダクタL、キヤパシタCを含んでいる。第7図は
共振回路REを信号系に対して並列に接続した例、
第8図は共振回路REを信号系に対して直列に接
続した例を示し各々第9図および第10図のよう
な群遅延特性を示す。
第7図の手段においてはその群遅延特性は第9
図のように共振点fpにおいて落ち込むが、肩特性
に傾斜を持つているので第6図の特性を補正する
ことはできない。一方、第8図の手段においては
その群遅延特性は第10図のように共振点fpにお
いて落ち込み左右両側にはねかえりを生じる肩特
性を示しているので、この場合も第6図の特性を
補正することができない。
よつてこの手段によつても共振による肩特性の
違いにより第6図のような特性の逆補正は不可能
であつた。
〔発明が解決すようとする問題点〕
このように従来のいずれの手段によつても振幅
歪および群遅延歪による影響防止は困難となり、
特性に悪影響を与えることなく民生用VTRをそ
のまま8mmVTRに適用するのは不可能であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上の観点からなされたもので、特性
的に悪影響を与えることなく民生用VTRをその
まま8mmVTRに適用可能ならしめるための群遅
延補正器を提供することを目的とするものであ
る。
これらの目的を達成するために本発明は、第1
および第2のトランジスタからなる2段増幅器に
おいて、前記第1および第2のトランジスタの各
エミツタ間に共振回路を接続し、且つ前記共振回
路が、第1の抵抗とインダクタとが直列接続され
たものにキヤパシタが並列接続された回路に第2
の抵抗が直列接続された構成を有する群遅延補正
器を提供するものである。
〔作用〕
上記構成によれば共振回路によつて群遅延特性
上の共振点における肩特性は自在に変化させられ
るので群遅延特性の補正は容易に行われる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明実施例を説明する。
第1図は本発明実施例による群遅延補正器を示
す回路図で、Q1,Q2,Q3はトランジスタ、R3
R11は抵抗、C3〜C6はキヤパシタ、L2はインダク
タである。
共振回路REは2段増幅器を構成するトランジ
スタQ1,Q2の各エミツタ間に接続され、抵抗R4
とインダクタL2とが直列接続されたものにキヤ
パシタC3が並列接続されてなる回路に、抵抗R3
が直列接続されてなる構成となつている。
上記抵抗R3,R4は共振補正用、R7,R8はコレ
クタ抵抗、R6,R9,R10,R11はエミツタ抵抗、
R5はフイードバツク抵抗として働き、インダク
タL2は共振用、キヤパシタC3は共振用C4,C5
C6は各々直流阻止用として働く。
特に抵抗R6,R9,R10は共振回路REの共振点
インピーダンスよりも大きく設定され、かつ共振
特性がダンピングされない程度に選ばれる。
第2図は第1図の回路の群遅延特性を示すもの
である。
本実施例によれば共振回路REの抵抗R3の値を
変えることにより共振点fpにおける肩特性をS1
S2,S3…のように自在に変化させることができ
る。
また抵抗R4の値を変えることにより共振点fp
落ち込みの程度を自在に変化させることもでき
る。
これによつて第6図に示した群遅延特性と逆の
特性を得ることができ、ほぼ完全に特性を補正し
て平坦化することができる。
一例としてインダクタンスLpおよびキヤパシ
タCによる再生ヘツド系の共振点fpにおける遅延
量150sSを、100KHz〜10MHzの範囲にわたつて
30nSに補正することができた。
〔発明の効果〕
以上述べた明らかなように本発明によれば、2
段増幅器を構成する2つのトランジスタの各エミ
ツタ間に共振補正抵抗を含む共振回路を接続する
ように構成したものであるから、群遅延特性上の
共振点における肩特性を自在に変化させることが
できるので群遅延特性をほぼ完全に補正すること
ができる。よつて振幅歪および群遅延歪による影
響が防止でき、特性に悪影響を与えることなく民
生用VTRをそのまま8mmVTRに適用することが
可能となる。
本発明によれば簡単な回路構成によつて目的を
達成できるので、部品は必要最小限に抑えること
ができる。
本発明はインダクタンスおよびキヤパシタンス
等の変化によるヘツド再生系の共振点の変化にも
対応できるので、従来のオールパスネツトワーク
等のような調整困難で複雑な構成のものを用いる
必要はなくなり、簡単に取り扱いができる。
また本発明によればヘツドアンプによつて十分
増幅された信号に対して補正を行なうので雑音の
増加を抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明実施例を示す回路
図および特性図、第3図、第4図および第5図、
第6図は本発明を説明するための回路図および特
性図、第7図、第8図および第9図、第10図は
従来例を示す回路図および特性図である。 Q1〜Q3……トランジスタ、R,R1〜R11……抵
抗、C,C1〜C6……キヤパシタ、L,L1,L2
…インダクタ、RE……共振回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1および第2のトランジスタからなる2段
    増幅器において、 前記第1および第2のトランジスタの各エミツ
    タ間に共振回路を接続し、 且つ前記共振回路が、第1の抵抗とインダクタ
    とが直列接続されたものにキヤパシタが並列接続
    された回路に第2の抵抗が直列接続された構成を
    有する、 ことを特徴とする群遅延補正器。
JP266685A 1985-01-11 1985-01-11 群遅延補正器 Granted JPS61161813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP266685A JPS61161813A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 群遅延補正器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP266685A JPS61161813A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 群遅延補正器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61161813A JPS61161813A (ja) 1986-07-22
JPH0369445B2 true JPH0369445B2 (ja) 1991-11-01

Family

ID=11535636

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP266685A Granted JPS61161813A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 群遅延補正器

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JPS61161813A (ja) 1986-07-22

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