JPH0368865B2 - - Google Patents

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JPH0368865B2
JPH0368865B2 JP57103515A JP10351582A JPH0368865B2 JP H0368865 B2 JPH0368865 B2 JP H0368865B2 JP 57103515 A JP57103515 A JP 57103515A JP 10351582 A JP10351582 A JP 10351582A JP H0368865 B2 JPH0368865 B2 JP H0368865B2
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JP
Japan
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carbon atoms
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present
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compound
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JP57103515A
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JPS58219167A (ja
Inventor
Hideyoshi Nagano
Shunichi Hashimoto
Akira Yoshida
Keiji Matsumoto
Katsuzo Kamoshita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式() (式中、Xは塩素原子または臭素原子を、R1
は低級アルキル基、炭素数3〜4のアルケニル基
または炭素数3〜4のアルキニル基を、R2は低
級アルキル基を表わす。ただし、Xが塩素原子の
とき、R1は炭素数3〜4のアルケニル基または
炭素数3〜4のアルキニル基を表わす。) で示される置換フエニルヒダントイン誘導体、そ
の製造法およびそれを有効成分とする除草剤に関
するものである。 フエニルヒダントイン誘導体が除草剤の有効成
分として有用なことはすでに知られている。たと
えば、3−(4−クロロフエニル)−1−メチルヒ
ダントイン、3−(4−クロロ−2−フルオロフ
エニル)−1−メチルヒダントインなどが米国特
許第3134663号明細書および特開昭57−58672号公
報に記載されているが、これらは常に除草剤の有
効成分として充分とは言えない。一方本発明化合
物は、これら公知の化合物に比しすぐれた除草効
力を有するものである。 本発明化合物は畑地において、広範囲の雑草、
たとえばマルバアサガオ、イチビ、チヨウセンア
サガオ、アメリカキンゴジカ、アオビユ、イヌホ
ウズキ、ノハラガラシ、アオビユ等の広葉雑草、
ヒエ、カラスムギ、エノコログサ、セイバンモロ
コシ等のイネ科雑草に対して土壌処理および茎葉
処理で強力な除草効力を有し、しかもダイズ、ワ
タ等の作物に薬害が少ない。 また、本発明化合物は水田において、多年生雑
草のホタルイ、マツバイ等に対してタイヌビエ、
コナギ、アゼナ、キカシグサ等の一年生雑草と同
様、発芽前および生育期処理で強力な除草効力を
有する。 本発明化合物は以下の反応式に従つて製造する
ことができる。 (式中、R1,R2およびXは前記のとおりであ
る。) 一般式()で示される置換フエニルイソシア
ネート誘導体と当量の一般式()で示される置
換アミノアセトニトリル誘導体とを不活性な溶
媒、たとえばベンゼン、トルエン、キシレン、リ
グロイン、ヘキサン等を用い必要に応じては加温
し反応させる。中間体は単離することなく、反応
物に無機酸、好ましくは塩酸の水溶液を加え、必
要に応じては加温し、反応させる。反応終了後、
反応液を冷却し、抽出、必要に応じてはカラムク
ロマトグラフイーによつて精製する。 原料となる一般式()で示される置換フエニ
ルイソシアネート誘導体は、4−フルオロフエノ
ールよりハロゲン化、炭酸エステル化、ニトロ
化、加水分解、アルキル化、アルケニル化もしく
はアルキニル化および還元して得られる置換アニ
リン誘導体とホスゲンとを反応させることで得る
ことができる。 次に本発明化合物の製造例を示す。 製造例 1(本発明化合物(2)の製造) 4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−プロピ
ニルオキシ)フエニルイソシアネート5gおよび
N−イソプロピルアミノアセトニトリル1.96gを
トルエン30mlに溶解した溶液に50〜60℃で滴下
し、加熱還流した。3時間還流した後、室温まで
冷却し、10%塩酸20mlを加え6時間還流した。室
温まで放冷後、トルエン層を分離し、水層をトル
エンで抽出した。抽出液はトルエン層と合わせ、
水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
により精製し、無色結晶として3−〔4−クロロ
−2−フルオロ−5−(2−プロピニルオキシ)
フエニル〕−1−イソプロピルイミダゾリジン−
2,4−ジオン5gを得た。mp139〜143℃ このような製造法によつて製造した本発明化合
物のいくつかを第1表に示す。
【表】 本発明化合物を除草剤として施用する場合は、
本発明化合物をそのまま施用してもよいが、一般
には固体担体、液体担体、その他の製剤用補助剤
と混合して粉剤、粒剤、水和剤、乳剤等に製剤し
て施用する。 製剤中の有効成分としての本発明化合物の含量
は、通常3〜80%であるが、3%以下または80%
以上に製剤することもできる。固体担体として
は、たとえばタルク、ベントナイト、クレー、カ
オリン、珪藻土、バーミキユライト、ホワイトカ
ーボン、消石灰等が、液体担体としては、たとえ
ば水、ベンゼン、アルコール類、アセトン、キシ
レン、メチルナフタリン、ジオキサン、シクロヘ
キサン、ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、ア
セトニトリル等があり、必要に応じてさらに乳化
剤、懸濁剤、展着剤、安定剤等を添加することが
できる。 次に本発明化合物の製剤例をあげる。 なお本発明化合物は第1表の化合物番号によつ
て示す。 製剤例 1 本発明化合物(2)80重量部、アルキルサルフエー
ト3重量部、リグニンスルホン酸塩2重量部およ
びホワイトカーボン15重量部をよく粉砕混合して
水和剤を得る。 製剤例 2 本発明化合物(1)20重量部、乳化剤ソルポール
2680(東邦化学登録商標名)10重量部、シクロヘ
キサノン50重量部およびキシレン20重量部をよく
混合して乳剤を得る。 製剤例 3 本発明化合物(3)5重量部、ホワイトカーボン1
重量部、ベントナイト35重量部およびクレー59重
量部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合わ
せた後、造粒乾燥して粒剤を得る。 製剤例 4 本発明化合物(4)3重量部、リン酸イソプロピル
0.3重量部、クレー66.7重量部およびタルク30重
量部をよく粉砕混合して粉剤を得る。 また、本発明化合物は除草剤としての効力向上
を目指し、他の除草剤との混用も可能であり、場
合によつては相乗効果を期待することもでき、さ
らに殺菌剤、植物生長調節剤および肥料等との混
用も可能である。 本発明化合物を除草剤の有効成分として用いる
場合には、施用量は相当広範囲の間で変えられ、
一般に1アール当り0.1g〜50g、好ましくは0.2
g〜30gである。 次に試験例を示すが、作物に対する薬害と雑草
に対する除草効力は、以下に述べる基準にしたが
い、0から5までの数字による評価値で表わし
た。すなわち、調査時点に枯れ残つた植物体の地
上部の生重量をはかり、無処理区の植物体の生重
量と比較したときの比率(%)を算出し、作物と
雑草について第2表のような基準にもとづき薬害
と除草効力を0から5までの数字で評価した。作
物に対する評価値0または1、あるいは雑草に対
する評価値5または4は、一般に妥当な作物保護
効果あるいは雑草防除効果とみなされる。 なお、水稲試験の場合のみ、植物体の乾燥重量
により、評価値を算出した。
【表】
【表】 なお、対照化合物として第3表に示す化合物を
使用した。
【表】 試験例 1 畑地発芽前土壌処理試験 直径10cm、高さ10cmの円筒プラスチツクビーカ
ーに畑地土壌を詰め、ヒエ、カラスムギ、マルバ
アサガオおよびイチビの雑草種子を播種した。覆
土後、製剤例2に準じて乳剤に製剤した供試化合
物の所定量を水で希釈し、ハンドスプレヤーにて
土壌処理した。その後、温室内にて育成し、処理
後20日目に除草効力を観察し、その結果を第4表
に示した。
【表】
【表】 試験例 2 水田初期生育期処理試験 500c.c.容積のプラスチツクポツトに各種の雑草
種子を含んだ水田土壌を詰め、水深が4cmになる
まで水を加えたあと、2葉期のイネ苗およびマツ
バイの越冬芽を移植して5日間温室で育生した。
製剤例2に準じて乳剤に製剤した所定量の供試化
合物を水に分散させ、1アールあたり10リツトル
の割合でポツト内に潅注処理した。さらに3週間
温室内で育生したあと薬害および除草効力を調査
した。なお、この土壌中にはタイヌビエ、ホタル
イおよび広葉雑草(コナギ、アゼナ、キカシグサ
など)の種子を混入しておいた。 その結果を第5表に示した。
【表】 試験例 3 畑地発芽後茎葉処理試験 直径10cm、高さ10cmの円筒プラスチツクビーカ
ーに畑地土壌を詰め、ヒエ、カラスムギ、ノハラ
ガラシおよびイチビの雑草種子を播種した。覆土
後、温室内で2週間育生したあと、製剤例2に準
じて乳剤に製剤した所定量の供試化合物を展着剤
を含む水に分散させ、1アールあたり5リツトル
の割合でハンドスプレヤーで植物体の上方から茎
葉部全面に処理した。さらに3週間室内で育生し
たあと、除草効力を調査した。その結果を第6表
に示した。
【表】 試験例 4 畑地発芽前土壌表面処理試験 たて35cm、よこ25cm、たかさ15cmのプラスチツ
クトレーに畑地土壌を詰め、マルバアサガオ、イ
チビ、アメリカキンゴジカ、チヨウセンアサガ
オ、イヌホウズキ、アオビユ、セイバンモロコシ
およびエノコログサの雑草ならびにワタおよびダ
イズの作物を播種した。 製剤例1に準じて水和剤に製剤した所定量の供
試化合物を水に分散させ、1アールあたり5リツ
トルの割合でトレーの上方から小型噴霧器で土壌
全面にスプレー処理した。 処理後2日間温室に置き、薬害および除草効力
を調査した。 その結果を第7表に示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を、R1
    または低級アルキル基、炭素数3〜4のアルケニ
    ル基または炭素数3〜4のアルキニル基を、R2
    は低級アルキル基を表わす。ただし、Xが塩素原
    子のとき、R1は炭素数3〜4のアルケニル基ま
    たは炭素数3〜4のアルキニル基を表わす。) で示される置換フエニルヒダントイン誘導体。 2 一般式 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を、R1
    は低級アルキル基、炭素数3〜4のアルケニル基
    または炭素数3〜4のアルキニル基を、R2は低
    級アルキル基を表わす。ただし、Xが塩素原子の
    とき、R1は炭素数3〜4のアルケニル基または
    炭素数3〜4のアルキニル基を表わす。) で示される置換フエニルヒダントイン誘導体を有
    効成分として含有することを特徴とする除草剤。
JP10351582A 1982-06-15 1982-06-15 置換フェニルヒダントイン誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 Granted JPS58219167A (ja)

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JP10351582A JPS58219167A (ja) 1982-06-15 1982-06-15 置換フェニルヒダントイン誘導体およびそれを有効成分とする除草剤

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Publication Number Publication Date
JPS58219167A JPS58219167A (ja) 1983-12-20
JPH0368865B2 true JPH0368865B2 (ja) 1991-10-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2860367B2 (ja) * 1989-03-02 1999-02-24 アグロ カネショウ株式会社 複素環化合物、その製造法及びそれを有効成分として含有する除草剤

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210831A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Matsushita Electron Corp 半導体基板の洗浄装置

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