JPH0366771A - 艶出し剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建物の床に使用される艶出し剤組成物に関す
る。更に詳しくいえば本発明は１歩行量が多い建物（た
とえば、百貨店、量販店、駅ビル″４）の床の保護およ
び艶出しを目的として使用される艶出し剤組成物である
。

従来の技術 床用艶出し剤に要求される性能としては、ｉ−１久住、
光沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性、除去性等の特性が
挙げられる。

従来の床用艶出し剤としては、アクリル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂あるいはワックスを主成分とするエマルション
が多く使用されている１例えば、特公昭５３−２２５４
８号公報、特開昭６２−８１４６６号公報および特公昭
６４−１　＋　２　：３６号公報に開示された艶出し剤
がある。

特公昭５３−２２５４８号公報に開示された艶出し剤は
、ワックスまたはポリマーまたはその両者の混合物と、
ポリウレタンエマルションを含有する艶出し剤である。

特開昭６２−８１４６６号公報に開示された艶出し削は
、ポリウレタンエマルション、ポリアクリル酸エステル
エマルションおよびワ・ソクスエマルションを含有する
艶出し削である。

特公昭６４−１１２３６号公報に開示された艶出し刑は
７酸モノマーを共量合させ、架橋剤として多価金属錯体
を加えたウレタン樹脂を含有する艶出し削である、 ところで、従来から艶出し剤の床材への塗布、１１１等
のメンテナンスは、モツプによる手作業で行われてきた
が、近年、省力化および合珪化の面から、高速ポリラシ
ャ−を利用した超高速パフかけによるメンテナンスが進
んできた。ところが、１−記の従来技術の艶出し削は、
塗布した後の耐久性は良いものの、経時的に床面の光沢
が低下し、高速ポリラシャ−によって超高速パフがけを
行なった場合に光沢が回復しないという欠点があった。

。 発明か解決しようとする問題点 本発明は前記した従来の艶出し剤の欠点を解消し、耐久
性、光沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性および除去性が
良く、かつ超高速パフがけをした時の光沢の回復性に優
れた艶出し剤を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 り記の目的を達成するために２本発明者らは檜市被膜の
諸特性、特に光沢とその回復性について鋭意研究を重ね
た結果、ガラス転移点が２５ないし４５℃であるアクリ
ル樹脂エマルションを含有させることによって、ｆｉ４
久性、耐摩耗性等の性能が改擲され、かつ、光沢の回復
性にすぐれた艶出し剤が得られることを見いだし１本発
明を完成するに余った。

すなわち本発明の趣旨とするところは、ｆＡ）ウレタン
樹脂エマルション。

＋１３１　アクリル樹脂エマルション、およびｔＣ）　
ワックスエマルション を含有する艶出し剤組成物において、アクリル樹脂エマ
ルシコンに含有されるアクリル樹脂のガラス転移点が２
５ないし４５℃であるここを特徴とする艶出し剤組成物
である。

以下に本発明の構成要素について詳細に説明する。

（ウレタン樹、脂エマルション） 転発明において使用されるウレタン樹脂エマルシ・Ｊン
は、床材を保護し、耐摩耗性を付与する目的で使用する
成分であり、これまで床用艶出し、剤として用いられて
きた各神のエマルションを使用することかできる。これ
らは公知の方法で製造することができ、また市販のエマ
ルションを利用するここもできる。例えば。

（１）特公昭５３−２２５４８号公報に開示されたポリ
ウレタン尿素ポリアミドカルボン酸のアルカリ塩水性乳
濁液、 （２）品分子量ポリウレタンをアニオン性またはノごオ
ン性界面活性剤で水中に分散せしめた水性？！、濁液 専を挙げるこＰができる。

（アクリル樹脂エマルション） 本発明において使用さｔするアクリル樹脂エマルション
は、床材を保護して光沢を付与し、また被膜を剥離する
際の除去性を向上させる効果を示４成分であり、例えば
、特Ｉ〉昭４７−１５５９７号公報に開示されたモ、ノ
エチレン性不飽和１ｉｉｓ体の共重合体エマルションを
使用することができる。

モノエチレン性不飽和Ｑｔ１ｍ体としては、（１１アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等
のアクリル酸エステル。

（２）メタクリル酸メチル、メタクリル酸工Ｐル。

メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸エステル。

（３）アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビ
ニル、スチレン、ビニルトルエン等、及び（４）アクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のａ、β−モノエチ
レン性不飽和酸等 を挙げることができる。

またこれらアクリル樹脂のガラス転移点は。

２５ないし４５℃である心安がある６ガラス転移点が２
５℃未満では、塗布被膜の耐ヒールマーク性が劣るため
好ましくない。一方、ガラス転移点が４５℃を越えると
、超高速パフによる光沢回復性が劣るため好ましくない
。

（ワックスエマルション） 本発明において使用されるワックスエマルションは、塗
布被膜に適度な平滑性を付与し、耐ヒールマーク性を向
上させる効果を示す成分であり。

従来の艶出し剤に用いられてきたほとんどすべてのワッ
クスを用いることができる。すなわち、天然および合成
の炭化水素ワックスやこれらの変性物や酸化物など、ま
た鉱物性および動植物性ワックスやこれらの変性物など
を使用することができる。

天然ワックスとしては。

（１）牛脂の水添硬化ロウ、豚腸の水添硬化ロウ、ラノ
リン、ミツロウ、鯨ロウなどの動植物性ワックス、 （２）大豆油に水素添加して得られるワックス、ヒマシ
油に水素添加して得られるワックスおよびカルナバロウ
、キャンプリアロウ、木ロウ、ヌカロウのような植物性
ワックス、 （３）モンタンロウ、セリシンロウ、パラフィンロウ、
マイクロクリスタリンワックスのような鉱物性ワックス が挙げられる・ また１合成ワックスとしては、分子量が５００ないし５
．０００程度のポリエチレンワックス、ポリプロピレン
ワックス、フィッシャートロプシュ法によるワックス、
さらにこれらの合成ワ・ｌクスの酸化物や酸変性物など
を挙げることができる。

ワックスエマルションは、公知の方法により上記のワッ
クスに乳化剤を添加し、各種の乳化機器を利用して乳化
すれば製造することができる。

（可　塑　剤） 本発明において使用される可塑剤は、塗布被膜の柔軟性
を調節するための成分であり、トリブトキシエチルホス
フェート、トリブチルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート
、ベンジルブチルフタレート、ジメチルフタレート、２
−エチルヘキシルベンジルフタレート、ブチルシクロへ
キシルフタレート、アセチルトリブチルサイトレート、
ベンジルセパケート等を挙げることができる。

上記可塑剤の添加量は、成分（Ａｌ　と成分（Ｂ１の固
形分合計量１００重僧部に対して、１ないし１５１１部
、好ましくは５ないし＋３ｉｉ部が適当である。添加量
が１重置部未満の場合は、柔軟性が劣り、逆に添加量が
１５＠ｑ部を越えると、嗣ヒールマーク性が低下するの
で、いずれも好ましくない。

（融　合　剤） 本発明において使用される融合剤は、樹脂エマルション
粒子を融合し、被膜の形成を促進する助剤である。融合
剤の例としては、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピルグリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、Ｎ−メチルピロリドン等を挙げること
ができる。

融合剤の添加量は、成分（Ａｌ　と成分（Ｂ）の固形分
合計！１００重量部に対して、１０ないし４０重量部、
好ましくは１５ないし２５重量部が適当である。添加量
が１０重量部未満の場合には、！！膜性が低下し、逆に
添加量が４０改咀部を越えると、耐ヒールマーク性が低
トするので、好ましくない。

（各成分の配合） 本発明の艶出し剤組成物は、上記各成分を混合した組成
物として使用する。成分（Ａ）、成分（Ｂ）および成分
（Ｃ１の配合割合について、以下に説明する。

成分（Ａｌの固形分と成分（Ｂｌの固形分の合計量に対
する成分ｔＡｌの固形分の含有量は、３５ないし６５重
量％でなければならない、成分（Ａ）の固形分の含有量
がこの範囲を外れた場合には、耐久性、耐摩耗性、耐ヒ
ールマーク性、除去性あるいは光沢の回復性などを満足
することができない。

例えば、ウレタン樹脂の含有量が３５重置部未満では、
ｉ４摩耗性および耐ヒールマーク性が低下するから好ま
し、くない。一方、ウレタン樹脂の含有量が６５重砥％
よりも多い場合には、被膜の除去性が悪くなるから好ま
しくない。

また、成分（Ａ）、成分子８＋および成分子ｃｌの固形
分の合計駄に対する成分（Ｃ）の固形分の含有量は、１
０ないし２０重量％でなければならない。

成分（Ｃ１の中のワックスの含有量が１０張鑞％未膚で
は、耐ヒールマーク性が低）“するから好ましくない。

　方、ワックスの含有量が２０肇頃％を越えると、耐摩
耗性が悪くなるから好ましくない。

（その他の任意成分） 本発明の艶出し剤絹成物は、上記の各種成分以外にレベ
リング剤、温潤剤、消泡剤、防腐剤１着使料、香料等を
適宜含有することができる。

レベリング剤としては１例えば、アルカリ可溶性樹脂な
どを挙げることができる。

実　　施　　例 以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
。ただし１本発明は下記の実施例によって河らの制限を
も受けるものではない。

［アクリル樹脂エマルションの調製］ アクリル樹脂エマルションの調製方法を以Ｆに不す。

第１工程 脱イオン水４７．９ｆｆｉ量部に、乳化剤として。

ラウリル硫酸ナトリウム０．８重量部とノニルフェノー
ルエチレンオキシド３０モル付加物２ｇ量部および重合
開始剤として、過硫酸アンモニウム０．１重合部を添加
して、７０ないし７５℃に昇温する。

第２工程 第１表に示す単量体混合物３７重量部を。

１８０±ｌＯ分を要して滴下して添加し５重合させる。

第３工程 重合が終了した後、５０ないし６０℃に冷却し、亜鉛架
橋剤１３重量部を３０±１０分を要して滴Ｆする。亜鉛
架橋剤の組成は、酸化亜鉛７重８部、炭酸アンモニウム
１２重量部。２５重量％アンモニア水１４眞量部および
水６７重置部からなる。

第　　１　　表 ［ワックスエマルションの調製］ ワックスエマルションの調製方法を以下に＞ｊ’ｌｉす
。

ポリエチレンワックス（アライドケミカル社製の酸化ポ
リエチレンワックス、商品名は「ＡＣポリエチし・ン３
９２Ｊ　）２３．４重着部、ノニルフェノールエチレン
オキシド付加物６Ｍ機部、水酸化カリウム０．６＠量部
および水７０重遍部を１ｉＥ力容器に入れ、＋６０ない
し１７０℃に加熱した後、６０分攪拌してワックスエマ
ルシコンを調製した。

実施例１ないし４ 第２表に示す成分を配合して、本発明の艶出し剤を得た
。第２表において組成を示す数値のｉｐ位は重４％であ
る。

注〉単鑞体組成を示す数値は＠境部である。

（ｒＬ） （八）　ウレタン樹脂エマルション＝ＩＣＩレジンズ社
製「ネオレッツＲ９６０Ｊカルボン酸塩含有ポリウレタ
ン樹脂エマルシジン、固形分濃度３３１ｌｌｆ４１％ （１３ｊ　アクリル榴脂エマルシ三１ン１ないし４：第
１表に扇ず甲駁体紹成のアクリル樹脂エマルション、固
形分濃度４０　Ｑｌ　ｊＪ％ （Ｃ１ワックスエマルション：ｆａ化ポリエチレンワッ
クスエマルション、固形分濃度３０屯准％レベリング削
；アルコケミカル社製、ｒＳＭＡレジン２６２５ＡＪス
チレン−マレイン酸共重合比較例１ないし５．公知例１
及び２ 第３表に比較例２ないし６及び公知例を示す。

第３表において組成を示す数値は重量％である。

（以下余白） 樹脂、固形分濃度１５Φ晴％ 湿潤剤：チバガイギー社ＩｒローダインＳ−＋００Ｊフ
ッ素系界而活性剤 消泡剤：タウコーニング社’ｌ　ｒＦＳアンチフオーム
　５４４Ｊシリコーン系消泡剤 ′防腐削：ホルマリン３８％水溶液 （Ｎｔ’） 公知例：特開昭６２−８！４６６号公報（伺つレタン樹
脂エマルシ１ン。

ｌ　ＣＩレジンズ社製「ネオレッジＲ９６０」カルボン
酸塩含イ１ポリウレタン樹脂エマルシー１ン、固形分濃
度３３・１ｍ％ （１（）アクリル樹脂エマルシ三１ン２．３．５記よび
６： 第１表１こンｊりす単詐体組成のアクリル樹脂エマルシ
・Ｉン、固形分濃度４０市；ａ％ ＋Ｃ）ワックスエマルシ三１ン： 酸化ポリエチレンワックスエマルション゛、固形分濃度
：３０　「＠　ｉｉ％ レベリング剤： アルフケミカル社製ｒＳＭＡレジン２６２５ＡＩスチレ
ン−マレイン酸共市合ｖＡ脂、固形分濃度　１５弔：、
１％ べｌ潤削： チバガイギー社製「ローダインＳ−＋　００Ｊフッ素系
ＩＮ面話ｆ１削 消泡剤： ダウコーニング社ＷｒＦＳアンチフオーム５４４」シリ
コーン系消泡剤 防腐剤： ホルマリン３８％水溶液 ［性能試験］ 本発明の艶出し剤組成物の性能を明らかにするため、第
２表および第３表の組成物について性能試験を行った。

試験項目と試験方法を以ドに小し、結果を第４表に示−
夕。

（１）耐ヒールマーク性 耐ヒールマーク性試験ｍ（スネルカプセル）を使用した
。ビニルアスベスト床タイル（ＪＩＳＡ５７０５）に、
試料を１０±２　ｍ　１２　／　ｒｎ’の割合で３回塗
布し、室温で４日間乾燥しか後、スネルカプセルの窓に
取り付けた。次いで、スネルカプセルの中に黒色ゴム製
の靴の踵８個を入れ、回転数６０回／分で５分間スネル
カプセルを回転した後、床りｆルを取り出し、ブラック
ヒールマークの付着状態を観察した。

評価の結果を下記の記号で第４表に記入した。

Ｏは良好、△は普通、×は不良を表す。

（２）除去性 日本フロアーポリッシュ工業会規格ＬＪＦＰＡ規格−０
７１に準じて試験した。

評価の結果を下記の記号で第４表に記入した。

０は良好、Δは普通、×は不良を表す。

（３）光沢度 日本フロアーボリッシュ工業会規格（ＩＦＰＡ規ｍ−０
４）に準じて試験した。ビニルアスベスト床タイル（Ｊ
ｔｓ　　Ａ３７０５）に、試料を１０±２　ｍ　Ａ　／
　ｒｎ”の割合で３回塗布した後の光沢度を測定した。

（４）耐摩耗性 上記の光沢度試験と同様にして試料を塗布した床タイル
を１歩行量が３．０００人７日ないし５．０００人／日
のオフィスビルの廊下に設置し、２週間後の床タイル面
の光沢度を測定した。

評価の結果を下記の記号で第４表に記入した。

Ｏは光沢度５０％超過、Δは光沢度３０ないし５０％、
×は光沢度３０％未満を示す。

（５）光沢回復性 耐摩耗性試験と同様の試験において、光沢度が５０±５
％になった後、アマノー製高速ポリッシャー「クリーン
スターＨＥ　−５００Ｊを使用して、床タイルに超高速
パフがけを行った後の光沢度を測定した０次式により光
沢回復率を求めて評価した。

光沢回復率（％）　＝　（Ａ／Ｂ）　Ｘ　Ｉ　００ここ
で、 Ａ＝（塗布直後の光沢度〉 （歩行後の光沢度） Ｂ＝（超高速パフかけ後の光沢度） （歩行後の光沢度）である。

評価の結果を下記の記号で第４表に記入した。

○は光沢回復率５０％超過、Δは光沢回復率３０ないし
５０％、×は光沢回復率３０％未満を示す６ 第 表（１） 第　　　　４　　　　表　（３〉 第 ａ　（２） 発明の効果 本発明の艶出し剤を使用すれば、ｉ４久性、光沢性、耐
ヒールマーク性、耐摩耗性および除去性が良好で、しか
も、高速ポリラシャ−で超高速パフがけを行った場合に
、容易に光沢が回復する塗布被膜が得られるから、床メ
ンテナンスの省力化および合理化が可能となる。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）（Ａ）ウレタン樹脂エマルション、 （Ｂ）アクリル樹脂エマルション、および （Ｃ）ワックスエマルション を含有する艶出し剤組成物において、アクリル樹脂エマ
   ルションに含有されるアクリル樹脂のガラス転移点が２
   ５ないし４５℃であることを特徴とする艶出し剤組成物
   。
2. （２）成分（Ａ）と成分（Ｂ）の固形分合計量に対する
   成分（Ａ）の固形分の含有量が３５ないし６５重量％で
   あり、かつ、成分（Ａ）、成分（Ｂ）および成分（Ｃ）
   の固形分合計量に対する成分（Ｃ）の固形分の含有量が
   １０ないし２０重量％であることを特徴とする請求項１
   に記載の艶出し剤組成物。