JPH0749566B2 - 艶出し剤組成物 - Google Patents
艶出し剤組成物Info
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- JPH0749566B2 JPH0749566B2 JP1202288A JP20228889A JPH0749566B2 JP H0749566 B2 JPH0749566 B2 JP H0749566B2 JP 1202288 A JP1202288 A JP 1202288A JP 20228889 A JP20228889 A JP 20228889A JP H0749566 B2 JPH0749566 B2 JP H0749566B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建物の床に使用される艶出し剤組成物に関す
る。更に詳しくいえば本発明は、歩行量が多い建物(た
とえば、百貨店、量販店、駅ビル等)の床の保護および
艶出しを目的として使用される艶出し剤組成物である。
る。更に詳しくいえば本発明は、歩行量が多い建物(た
とえば、百貨店、量販店、駅ビル等)の床の保護および
艶出しを目的として使用される艶出し剤組成物である。
従来の技術 床用艶出し剤に要求される性能としては、耐久性、光
沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性、除去性等の特性が挙
げられる。
沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性、除去性等の特性が挙
げられる。
従来の床用艶出し剤としては、アクリル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂あるいはワックスを主成分とするエマルション
が多く使用されている。例えば、特公昭53−22548号公
報、特開昭62−81466号公報および特公昭64−11236号公
報に開示された艶出し剤がある。
ン系樹脂あるいはワックスを主成分とするエマルション
が多く使用されている。例えば、特公昭53−22548号公
報、特開昭62−81466号公報および特公昭64−11236号公
報に開示された艶出し剤がある。
特公昭53−22548号公報に開示された艶出し剤は、ワッ
クスまたはポリマーまたはその両者の混合物と、ポリウ
レタンエマルションを含有する艶出し剤である。
クスまたはポリマーまたはその両者の混合物と、ポリウ
レタンエマルションを含有する艶出し剤である。
特開昭62−81466号公報に開示された艶出し剤は、ポリ
ウレタンエマルション、ポリアクリル酸エステルエマル
ションおよびワックスエマルションを含有する艶出し剤
である。
ウレタンエマルション、ポリアクリル酸エステルエマル
ションおよびワックスエマルションを含有する艶出し剤
である。
特公昭64−11236号公報に開示された艶出し剤は、酸モ
ノマーを共重合させ、架橋剤として多価金属錯体を加え
たウレタン樹脂を含有する艶出し剤である。
ノマーを共重合させ、架橋剤として多価金属錯体を加え
たウレタン樹脂を含有する艶出し剤である。
ところで、従来から艶出し剤の床材への塗布、剥離等の
メンテナンスは、モップによる手作業で行われてきた
が、近年、省力化および合理化の面から、高速ポリッシ
ャーを利用した超高速バフがけによるメンテナンスが進
んできた。ところが、上記の従来技術の艶出し剤は、塗
布した後の耐久性は良いものの、経時的に床面の光沢が
低下し、高速ポリッシャーによって超高速バフがけを行
なった場合に光沢が回復しないという欠点があった。
メンテナンスは、モップによる手作業で行われてきた
が、近年、省力化および合理化の面から、高速ポリッシ
ャーを利用した超高速バフがけによるメンテナンスが進
んできた。ところが、上記の従来技術の艶出し剤は、塗
布した後の耐久性は良いものの、経時的に床面の光沢が
低下し、高速ポリッシャーによって超高速バフがけを行
なった場合に光沢が回復しないという欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は前記した従来の艶出し剤の欠点を解消し、耐久
性、光沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性および除去性が
良く、かつ超高速バフがけをした時の光沢の回復性に優
れた艶出し剤を提供することを目的とする。
性、光沢、耐摩耗性、耐ヒールマーク性および除去性が
良く、かつ超高速バフがけをした時の光沢の回復性に優
れた艶出し剤を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本発明者らは塗布被膜の
諸特性、特に光沢とその回復性について鋭意研究を重ね
た結果、ガラス転移点が25ないし45℃であるアクリル樹
脂エマルションを含有させることによって、耐久性、耐
摩耗性等の性能が改善され、かつ、光沢の回復性にすぐ
れた艶出し剤が得られることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
諸特性、特に光沢とその回復性について鋭意研究を重ね
た結果、ガラス転移点が25ないし45℃であるアクリル樹
脂エマルションを含有させることによって、耐久性、耐
摩耗性等の性能が改善され、かつ、光沢の回復性にすぐ
れた艶出し剤が得られることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
すなわち本発明の趣旨とするところは、 (A)ウレタン樹脂エマルション、 (B)アクリル樹脂エマルション、および (C)ワックスエマルション を含有する艶出し剤組成物において、アクリル樹脂エマ
ルションに含有されるアクリル樹脂のガラス転移点が25
ないし45℃であることを特徴とする艶出し剤組成物であ
る。
ルションに含有されるアクリル樹脂のガラス転移点が25
ないし45℃であることを特徴とする艶出し剤組成物であ
る。
以下に本発明の構成要素について詳細に説明する。
(ウレタン樹脂エマルション) 本発明において使用されるウレタン樹脂エマルション
は、床材を保護し、耐摩耗性を付与する目的で使用する
成分であり、これまで床用艶出し剤として用いられてき
た各種のエマルションを使用することができる。これら
は公知の方法で製造することができ、また市販のエマル
ションを利用することもできる。例えば、 (1)特公昭53−22548号公報に開示されたポリウレタ
ン尿素ポリアミドカルボン酸のアルカリ塩水性乳濁液、 (2)高分子量ポリウレタンをアニオン性またはノニオ
ン性界面活性剤で水中に分散せしめた水性乳濁液 等を挙げることができる。
は、床材を保護し、耐摩耗性を付与する目的で使用する
成分であり、これまで床用艶出し剤として用いられてき
た各種のエマルションを使用することができる。これら
は公知の方法で製造することができ、また市販のエマル
ションを利用することもできる。例えば、 (1)特公昭53−22548号公報に開示されたポリウレタ
ン尿素ポリアミドカルボン酸のアルカリ塩水性乳濁液、 (2)高分子量ポリウレタンをアニオン性またはノニオ
ン性界面活性剤で水中に分散せしめた水性乳濁液 等を挙げることができる。
(アクリル樹脂エマルション) 本発明において使用されるアクリル樹脂エマルション
は、床材を保護して光沢を付与し、また被膜を剥離する
際の除去性を向上させる効果を示す成分であり、例え
ば、特公昭47−15597号公報に開示されたモノエチレン
性不飽和単量体の共重合体エマルションを使用すること
ができる。
は、床材を保護して光沢を付与し、また被膜を剥離する
際の除去性を向上させる効果を示す成分であり、例え
ば、特公昭47−15597号公報に開示されたモノエチレン
性不飽和単量体の共重合体エマルションを使用すること
ができる。
モノエチレン性不飽和単量体としては、 (1)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル等のアクリル酸エステル、 (2)メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル等のメタクリル酸エステル、 (3)アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビ
ニル、スチレン、ビニルトルエン等、及び (4)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のα,
β−モノエチレン性不飽和酸等 を挙げることができる。
酸ブチル等のアクリル酸エステル、 (2)メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル等のメタクリル酸エステル、 (3)アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビ
ニル、スチレン、ビニルトルエン等、及び (4)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のα,
β−モノエチレン性不飽和酸等 を挙げることができる。
またこれらアクリル樹脂のガラス転移点は、25ないし45
℃である必要がある。ガラス転移点が25℃未満では、塗
布被膜の耐ヒールマーク性が劣るため好ましくない。一
方、ガラス転移点が45℃を越えると、超高速バフによる
光沢回復性が劣るため好ましくない。
℃である必要がある。ガラス転移点が25℃未満では、塗
布被膜の耐ヒールマーク性が劣るため好ましくない。一
方、ガラス転移点が45℃を越えると、超高速バフによる
光沢回復性が劣るため好ましくない。
(ワックスエマルション) 本発明において使用されるワックスエマルションは、塗
布被膜に適度な平滑性を付与し、耐ヒールマーク性を向
上させる効果を示す成分であり、従来の艶出し剤に用い
られてきたほとんどすべてのワックスを用いることがで
きる。すなわち、天然および合成の炭化水素ワックスや
これらの変性物や酸化物など、また鉱物性および動植物
性ワックスやこれらの変性物などを使用することができ
る。
布被膜に適度な平滑性を付与し、耐ヒールマーク性を向
上させる効果を示す成分であり、従来の艶出し剤に用い
られてきたほとんどすべてのワックスを用いることがで
きる。すなわち、天然および合成の炭化水素ワックスや
これらの変性物や酸化物など、また鉱物性および動植物
性ワックスやこれらの変性物などを使用することができ
る。
天然ワックスとしては、 (1)牛脂の水添硬化ロウ、豚脂の水添硬化ロウ、ラノ
リン、ミツロウ、鯨ロウなどの動植物性ワックス、 (2)大豆油に水素添加して得られるワックス、ヒマシ
油に水素添加して得られるワックスおよびカルナバロ
ウ、キャンデリアロウ、木ロウ、ヌカロウのような植物
性ワックス、 (3)モンタンロウ、セリシンロウ、パラフィンロウ、
マイクロクリスタリンワックスのような鉱物性ワックス が挙げられる。
リン、ミツロウ、鯨ロウなどの動植物性ワックス、 (2)大豆油に水素添加して得られるワックス、ヒマシ
油に水素添加して得られるワックスおよびカルナバロ
ウ、キャンデリアロウ、木ロウ、ヌカロウのような植物
性ワックス、 (3)モンタンロウ、セリシンロウ、パラフィンロウ、
マイクロクリスタリンワックスのような鉱物性ワックス が挙げられる。
また、合成ワックスとしては、分子量が500ないし5,000
程度のポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、フィッシャートロプシュ法によるワックス、さらに
これらの合成ワックスの酸化物や酸変性物などを挙げる
ことができる。
程度のポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、フィッシャートロプシュ法によるワックス、さらに
これらの合成ワックスの酸化物や酸変性物などを挙げる
ことができる。
ワックスエマルションは、公知の方法により上記のワッ
クスに乳化剤を添加し、各種の乳化機器を利用して乳化
すれば製造することができる。
クスに乳化剤を添加し、各種の乳化機器を利用して乳化
すれば製造することができる。
(可 塑 剤) 本発明において使用される可塑剤は、塗布被膜の柔軟性
を調節するための成分であり、トリブトキシエチルホス
フェート、トリブチルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ベンジルブチルフタレート、ジメチルフタレート、
2−エチルヘキシルベンジルフタレート、ブチルシクロ
ヘキシルフタレート、アセチルトリブチルサイトレー
ト、ベンジルセバケート等を挙げることができる。
を調節するための成分であり、トリブトキシエチルホス
フェート、トリブチルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ベンジルブチルフタレート、ジメチルフタレート、
2−エチルヘキシルベンジルフタレート、ブチルシクロ
ヘキシルフタレート、アセチルトリブチルサイトレー
ト、ベンジルセバケート等を挙げることができる。
上記可塑剤の添加量は、成分(A)と成分(B)の固形
分合計量100重量部に対して、1ないし15重量部、好ま
しくは5ないし13重量部が適当である。添加量が1重量
部未満の場合は、柔軟性が劣り、逆に添加量が15重量部
を越えると、耐ヒールマーク性が低下するので、いずれ
も好ましくない。
分合計量100重量部に対して、1ないし15重量部、好ま
しくは5ないし13重量部が適当である。添加量が1重量
部未満の場合は、柔軟性が劣り、逆に添加量が15重量部
を越えると、耐ヒールマーク性が低下するので、いずれ
も好ましくない。
(融 合 剤) 本発明において使用される融合剤は、樹脂エマルション
粒子を融合し、被膜の形成を促進する助剤である。融合
剤の例としては、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピルグリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、N−メチルピロリドン等を挙げること
ができる。
粒子を融合し、被膜の形成を促進する助剤である。融合
剤の例としては、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピルグリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、N−メチルピロリドン等を挙げること
ができる。
融合剤の添加量は、成分(A)と成分(B)の固形分合
計量100重量部に対して、10ないし40重量部、好ましく
は15ないし25重量部が適当である。添加量が10重量部未
満の場合には、造膜性が低下し、逆に添加量が40重量部
を越えると、耐ヒールマーク性が低下するので、好まし
くない。
計量100重量部に対して、10ないし40重量部、好ましく
は15ないし25重量部が適当である。添加量が10重量部未
満の場合には、造膜性が低下し、逆に添加量が40重量部
を越えると、耐ヒールマーク性が低下するので、好まし
くない。
(各成分の配合) 本発明の艶出し剤組成物は、上記各成分を混合した組成
物として使用する。成分(A)、成分(B)および成分
(C)の配合割合について、以下に説明する。
物として使用する。成分(A)、成分(B)および成分
(C)の配合割合について、以下に説明する。
成分(A)の固形分と成分(B)の固形分の合計量に対
する成分(A)の固形分の含有量は、35ないし65重量%
でなければならない。成分(A)の固形分の含有量がこ
の範囲を外れた場合には、耐久性、耐摩耗性、耐ヒール
マーク性、除去性あるいは光沢の回復性などを満足する
ことができない。例えば、ウレタン樹脂の含有量が35重
量%未満では、耐摩耗性および耐ヒールマーク性が低下
するから好ましくない。一方、ウレタン樹脂の含有量が
65重量%よりも多い場合には、被膜の除去性が悪くなる
から好ましくない。
する成分(A)の固形分の含有量は、35ないし65重量%
でなければならない。成分(A)の固形分の含有量がこ
の範囲を外れた場合には、耐久性、耐摩耗性、耐ヒール
マーク性、除去性あるいは光沢の回復性などを満足する
ことができない。例えば、ウレタン樹脂の含有量が35重
量%未満では、耐摩耗性および耐ヒールマーク性が低下
するから好ましくない。一方、ウレタン樹脂の含有量が
65重量%よりも多い場合には、被膜の除去性が悪くなる
から好ましくない。
また、成分(A)、成分(B)および成分(C)の固形
分の合計量に対する成分(C)の固形分の含有量は、10
ないし20重量%でなければならない。成分(C)の中の
ワックスの含有量が10重量%未満では、耐ヒールマーク
性が低下するから好ましくない。一方、ワックスの含有
量が20重量%を越えると、耐摩耗性が悪くなるから好ま
しくない。
分の合計量に対する成分(C)の固形分の含有量は、10
ないし20重量%でなければならない。成分(C)の中の
ワックスの含有量が10重量%未満では、耐ヒールマーク
性が低下するから好ましくない。一方、ワックスの含有
量が20重量%を越えると、耐摩耗性が悪くなるから好ま
しくない。
(その他の任意成分) 本発明の艶出し剤組成物は、上記の各種成分以外にレベ
リング剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、着色料、香料等を
適宜含有することができる。
リング剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、着色料、香料等を
適宜含有することができる。
レベリング剤としては、例えば、アルカリ可溶性樹脂な
どを挙げることができる。
どを挙げることができる。
実 施 例 以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明す
る。ただし、本発明は下記の実施例によって何らの制限
をも受けるものではない。
る。ただし、本発明は下記の実施例によって何らの制限
をも受けるものではない。
[アクリル樹脂エマルションの調製] アクリル樹脂エマルションの調製方法を以下に示す。
第1工程 脱イオン水47.9重量部に、乳化剤として、ラウリル硫酸
ナトリウム0.8重量部とノニルフェノールエチレンオキ
シド30モル付加物1.2重量部および重合開始剤として、
過硫酸アンモニウム0.1重合部を添加して、70ないし75
℃に昇温する。
ナトリウム0.8重量部とノニルフェノールエチレンオキ
シド30モル付加物1.2重量部および重合開始剤として、
過硫酸アンモニウム0.1重合部を添加して、70ないし75
℃に昇温する。
第2工程 第1表に示す単量体混合物37重量部を、180±10分を要
して滴下して添加し、重合させる。
して滴下して添加し、重合させる。
第3工程 重合が終了した後、50ないし60℃に冷却し、亜鉛架橋剤
13重量部を30±10分を要して滴下する。亜鉛架橋剤の組
成は、酸化亜鉛7重量部、炭酸アンモニウム12重量部、
25重量%アンモニウム水14重量部および水67重量部から
なる。
13重量部を30±10分を要して滴下する。亜鉛架橋剤の組
成は、酸化亜鉛7重量部、炭酸アンモニウム12重量部、
25重量%アンモニウム水14重量部および水67重量部から
なる。
[ワックスエマルションの調製] ワックスエマルションの調製方法を以下に示す。
ポリエチレンワックス(アライドケミカル社製の酸化ポ
リエチレンワックス、商品名は「ACポリエチレン39
2」)23.4重量部、ノニルフェノールエチレンオキシド
付加物6重量部、水酸化カリウム0.6重量部および水70
重量部を圧力容器に入れ、160ないし170℃に加熱した
後、60分撹拌してワックスエマルションを調製した。
リエチレンワックス、商品名は「ACポリエチレン39
2」)23.4重量部、ノニルフェノールエチレンオキシド
付加物6重量部、水酸化カリウム0.6重量部および水70
重量部を圧力容器に入れ、160ないし170℃に加熱した
後、60分撹拌してワックスエマルションを調製した。
実施例1ないし4 第2表に示す成分を配合して、本発明の艶出し剤を得
た。第2表において組成を示す数値の単位は重量%であ
る。
た。第2表において組成を示す数値の単位は重量%であ
る。
(注) (A)ウレタン樹脂エマルション:ICIレジンズ社製「ネ
オレッツR960」カルボン酸塩含有ポリウレタン樹脂エマ
ルション、固形分濃度33重量% (B)アクリル樹脂エマルション1ないし4:第1表に示
す単量体組成のアクリル樹脂エマルション、固形分濃度
40重量% (C)ワックスエマルション:酸化ポリエチレンワック
スエマルション、固形分濃度30重量%レベリング剤:ア
ルコケミカル社製、「SMAレジン2625A」スチレン−マレ
イン酸共重合樹脂、固形分濃度15重量% 湿潤剤:チバガイギー社製「ローダインS−100」フッ
素系界面活性剤 消泡剤:ダウコーニング社製「FSアンチフォーム 54
4」シリコーン系消泡剤 防腐剤:ホルマリン38%水溶液 比較例1ないし5、公知例1及び2 第3表に比較例2ないし6及び公知例を示す。第3表に
おいて組成を示す数値は重量%である。
オレッツR960」カルボン酸塩含有ポリウレタン樹脂エマ
ルション、固形分濃度33重量% (B)アクリル樹脂エマルション1ないし4:第1表に示
す単量体組成のアクリル樹脂エマルション、固形分濃度
40重量% (C)ワックスエマルション:酸化ポリエチレンワック
スエマルション、固形分濃度30重量%レベリング剤:ア
ルコケミカル社製、「SMAレジン2625A」スチレン−マレ
イン酸共重合樹脂、固形分濃度15重量% 湿潤剤:チバガイギー社製「ローダインS−100」フッ
素系界面活性剤 消泡剤:ダウコーニング社製「FSアンチフォーム 54
4」シリコーン系消泡剤 防腐剤:ホルマリン38%水溶液 比較例1ないし5、公知例1及び2 第3表に比較例2ないし6及び公知例を示す。第3表に
おいて組成を示す数値は重量%である。
(注) 公知例:特開昭62−81466号公報 (A)ウレタン樹脂エマルション: ICIレジンズ社製「ネオレッツR960」カルボン酸塩含有
ポリウレタン樹脂エマルション、固形分濃度33重量% (B)アクリル樹脂エマルション2、3、5および6: 第1表に示す単量体組成のアクリル樹脂エマルション、
固形分濃度40重量% (C)ワックスエマルション: 酸化ポリエチレンワックスエマルション、固形分濃度30
重量% レベリング剤: アルコケミカル社製「SMAレジン2625A」スチレン−マレ
イン酸共重合樹脂、固形分濃度15重量% 湿潤剤: チバガイギー社製「ローダインS−100」フッ素系界面
活性剤 消泡剤: ダウコーニング社製「FSアンチフォーム 544」シリコ
ーン系消泡剤 防腐剤: ホルマリン38%水溶液 [性能試験] 本発明の艶出し剤組成物の性能を明らかにするため、第
2表および第3表の組成物について性能試験を行った。
試験項目と試験方法を以下に示し、結果を第4表に示
す。
ポリウレタン樹脂エマルション、固形分濃度33重量% (B)アクリル樹脂エマルション2、3、5および6: 第1表に示す単量体組成のアクリル樹脂エマルション、
固形分濃度40重量% (C)ワックスエマルション: 酸化ポリエチレンワックスエマルション、固形分濃度30
重量% レベリング剤: アルコケミカル社製「SMAレジン2625A」スチレン−マレ
イン酸共重合樹脂、固形分濃度15重量% 湿潤剤: チバガイギー社製「ローダインS−100」フッ素系界面
活性剤 消泡剤: ダウコーニング社製「FSアンチフォーム 544」シリコ
ーン系消泡剤 防腐剤: ホルマリン38%水溶液 [性能試験] 本発明の艶出し剤組成物の性能を明らかにするため、第
2表および第3表の組成物について性能試験を行った。
試験項目と試験方法を以下に示し、結果を第4表に示
す。
(1)耐ヒールマーク性 耐ヒールマーク性試験機(スネルカプセル)を使用し
た。ビニルアスベスト床タイル(JIS A5705)に、試料
10±2ml/m2の割合で3回塗布し、室温で4日間乾燥した
後、スネルカプセルの窓に取り付けた。次いで、スネル
カプセルの中に黒色ゴム製の靴の踵8個を入れ、回転数
60回/分で5分間スネルカプセルを回転した後、床タイ
ルを取り出し、ブラックヒールマークの付着状態を観察
した。
た。ビニルアスベスト床タイル(JIS A5705)に、試料
10±2ml/m2の割合で3回塗布し、室温で4日間乾燥した
後、スネルカプセルの窓に取り付けた。次いで、スネル
カプセルの中に黒色ゴム製の靴の踵8個を入れ、回転数
60回/分で5分間スネルカプセルを回転した後、床タイ
ルを取り出し、ブラックヒールマークの付着状態を観察
した。
評価の結果を下記の記号で第4表に記入した。
○は良好、△は普通、×は不良を表す。
(2)除去性 日本フロアーポリッシュ工業会規格(JFPA規格−07)に
準じて試験した。
準じて試験した。
評価の結果を下記の記号で第4表に記入した。
○は良好、△は普通、×は不良を表す。
(3)光沢度 日本フロアーポリッシュ工業会規格(JFPA規格−04)に
準じて試験した。ビニルアスベスト床タイル(JIS A57
05)に、試料を10±2ml/m2の割合で3回塗布した後の光
沢度を測定した。
準じて試験した。ビニルアスベスト床タイル(JIS A57
05)に、試料を10±2ml/m2の割合で3回塗布した後の光
沢度を測定した。
(4)耐摩耗性 上記の光沢度試験と同様にして試料を塗布した床タイル
を、歩行量が3,000人/日ないし5,000人/日のオフィス
ビルの廊下に設置し、2週間後の床タイル面の光沢度を
測定した。
を、歩行量が3,000人/日ないし5,000人/日のオフィス
ビルの廊下に設置し、2週間後の床タイル面の光沢度を
測定した。
評価の結果を下記の記号で第4表に記入した。
○は光沢度50%超過、△は光沢度30ないし50%、×は光
沢度30%未満を示す。
沢度30%未満を示す。
(5)光沢回復性 耐摩耗性試験と同様の試験において、光沢度が50±5%
になった後、アマノ(株)製高速ポリッシャー「クリー
ンスターHE−500」を使用して、床タイルに超高速バフ
がけを行った後の光沢度を測定した。次式により光沢回
復率を求めて評価した。
になった後、アマノ(株)製高速ポリッシャー「クリー
ンスターHE−500」を使用して、床タイルに超高速バフ
がけを行った後の光沢度を測定した。次式により光沢回
復率を求めて評価した。
光沢回復率(%)=(A/B)×100 ここで、 A=(塗布直後の光沢度)−(歩行後の光沢度) B=(超高速バフがけ後の光沢度) −(歩行後の光沢度)である。
評価の結果を下記の記号で第4表に記入した。
○は光沢回復率50%超過、△は光沢回復率30ないし50
%、×は光沢回復率30%未満を示す。
%、×は光沢回復率30%未満を示す。
発明の効果 本発明の艶出し剤を使用すれば、耐久性、光沢性、耐ヒ
ールマーク性、耐摩耗性および除去性が良好で、しか
も、高速ポリッシャーで超高速バフがけを行った場合
に、容易に光沢が回復する塗布被膜が得られるから、床
メンテナンスの省力化および合理化が可能となる。
ールマーク性、耐摩耗性および除去性が良好で、しか
も、高速ポリッシャーで超高速バフがけを行った場合
に、容易に光沢が回復する塗布被膜が得られるから、床
メンテナンスの省力化および合理化が可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)ウレタン樹脂エマルション、 (B)アクリル樹脂エマルション、および (C)ワックスエマルション を含有する艶出し剤組成物において、アクリル樹脂エマ
ルションに含有されるアクリル樹脂のガラス転移点が25
ないし45℃であることを特徴とする艶出し剤組成物。 - 【請求項2】成分(A)と成分(B)の固形分合計量に
対する成分(A)の固形分の含有量が35ないし65重量%
であり、かつ、成分(A)、成分(B)および成分
(C)の固形分合計量に対する成分(C)の固形分の含
有量が10ないし20重量%であることを特徴とする請求項
1に記載の艶出し剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1202288A JPH0749566B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | 艶出し剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1202288A JPH0749566B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | 艶出し剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0366771A JPH0366771A (ja) | 1991-03-22 |
JPH0749566B2 true JPH0749566B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=16455059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1202288A Expired - Fee Related JPH0749566B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | 艶出し剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749566B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3745491B2 (ja) * | 1997-03-04 | 2006-02-15 | ユシロ化学工業株式会社 | 床用水性艶出し剤組成物 |
CN116265540A (zh) * | 2021-12-17 | 2023-06-20 | 深圳市裕同包装科技股份有限公司 | 水性光油及其制造方法和印刷品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281466A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Yushiro Do Brazil Ind Chem Ltd | 床用つや出し剤 |
JPS62205168A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-09 | Yuuhoo Chem Kk | 剥離可能な被覆剤組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411236A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Liquid crystal display panel |
-
1989
- 1989-08-05 JP JP1202288A patent/JPH0749566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281466A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Yushiro Do Brazil Ind Chem Ltd | 床用つや出し剤 |
JPS62205168A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-09 | Yuuhoo Chem Kk | 剥離可能な被覆剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0366771A (ja) | 1991-03-22 |
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