JP6126838B2 - フロアーポリッシュ用組成物 - Google Patents
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Description
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンと、(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂とを含み、(A)(メタ)アクリル系エマルジョンのガラス転移温度が50〜100℃であり、酸価が30〜160mgKOH/gであるフロアーポリッシュ用組成物を提供する。
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンと(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂との総重量100重量部(固形分換算)に対し、(B)が1〜10重量部であるフロアーポリッシュ用組成物を提供する。
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンがブチルメタクリレートの重合体に由来する化学構造を有するエマルジョンであるフロアーポリッシュ用組成物を提供する。
(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂が(メタ)アクリル系単量体の重合体に由来する化学構造を有する変性ポリシロキサンであるフロアーポリッシュ用組成物を提供する。
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンと、(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂とを含み、(A)(メタ)アクリル系エマルジョンのガラス転移温度が50〜100℃であり、酸価が30〜160mgKOH/gであるので、
本組成物を含むフロアーポリッシュの耐スリップ性、光沢、耐久性能(耐水性、耐スカッフ性、耐ブラックヒールマーク性)および除去性能(剥離性)をバランス良く向上させる。
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンと(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂との総重量100重量部(固形分換算)に対し、(B)が1〜10重量部であるので
上記性能がより優れたフロアーポリッシュ、特に、フロアーポリッシュの「耐スリップ性」と「耐ブラックヒールマーク性」「耐スカッフ性」を向上させることが可能である。
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンがブチルメタクリレートの重合体に由来する化学構造を有するエマルジョンであることによって、
耐久性能(耐水性、耐スカッフ性、耐ブラックヒールマーク性)をさらに高いレベルに向上することができる。
(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂が(メタ)アクリル系単量体の重合体に由来する化学構造を有する変性ポリシロキサンなので、
フロアーポリッシュの「耐スカッフ性」と「耐ブラックヒールマーク性」をより高いレベルに向上させることができる。
[前記式(i)中、Tgは(A)(メタ)アクリル系エマルジョンのガラス転移温度を示し、W1、W2、・・・Wnは各単量体の質量分率を示し、Tg1、Tg2、・・・Tgnは対応するモノマーの単独重合体のガラス転移温度を示す。]
スチレン:105℃
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル:55℃
メタクリル酸:130℃
メチルメタクリレート:105℃
n−ブチルアクリレート:−54℃
n−ブチルメタクリレート:20℃
大豆油やヒマシ油等の水素添加ロウ、カルナバロウ、キャンデリラロウ、木ロウ、ヌカロウ等の植物性ワックス;
モンタンワックス、セリシンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の鉱物性ワックス;
を挙げることができる。
以下、(A)(メタ)アクリルエマルジョンの製造に使用した単量体(a)を示す。
(a2)メチルメタクリレート(MMA、和光純薬工業(株)社製 ガラス転移温度105℃)
(a3)ブチルメタクリレート(BMA、和光純薬工業(株)社製 ガラス転移温度(Tg)20℃)
(a4)n−ブチルアクリレート(BA、和光純薬工業(株)社製 ガラス転移温度(Tg)−54℃)
(a5)メタクリル酸(MAA、和光純薬工業(株)社製 ガラス転移温度(Tg)130℃)
(シャリーヌR-170EM(日信化学(株)社製)
(B2)エーテル変性シリコーン樹脂
(57ADDTIVE(東レ・ダウコーニング(株)社製)
<フロアーポリッシュ用組成物の作製>
表3及び表4に示される配合で(A)および(B)を配合し、フロアーポリッシュ用組成物とした。尚、表3及び表4において、両成分の配合比は、固形分換算の重量部を示しており、水性媒体の重量部は含まれない。
フロアーポリッシュ用組成物A1〜A9(実施例1〜12)、A’10(比較例1〜6)を含有するフロアーポリッシュについて、以下の評価試験を行った。その結果は、表3及び表4に示されるとおりである。
JFPA規格−11に準ずるヒールマーク試験機および方法で評価した。具体的な方法は、以下のとおりである。
○:汚れがわずかにある。
△:汚れがある
×:汚れがかなり目立つ
上記の耐ブラックヒールマーク性の試験を行った後、試験片表面に付いたスカッフマーク(傷付き)の量を目視によって判断した。評価基準を以下に示す。
○:傷付きがわずかにある。
△:傷付きがある
×:傷付きがかなり目立つ
先ず、標準剥離液を調製した。剥離液の調製は以下のとおりである。
各フロアーポリッシュをコンポジションビニルタイル(東リ(株)社製、マチコV、寸法300mm×300mm)にガーゼを用い、3回重ね塗りした。
その後、重ね塗りされたタイルを50℃に保った恒温乾燥炉中で7日間乾燥し、これを試験片とした。
○:51〜100で除去できる
△:101〜200回で除去できる
×:201回以上
ガーゼを用い、各フロアーポリッシュをコンポジションビニルタイル(東リ(株)社製、マチコV、寸法300mm×300mm)に3回重ね塗りした。その後、1日間乾燥させることにより、試験片とした。
○:白化の輪郭がわずかにみられる
△:部分的に白化がみられる
×:全面的に白化がみられる
ガーゼを用い、各フロアーポリッシュをコンポジションビニルタイル(東リ(株)社製、マチコV、寸法300mm×300mm)に4回重ね塗りした。その後、1日間乾燥させることにより、試験片とした。
ガーゼを用い、各フロアーポリッシュをコンポジションビニルタイル(東リ(株)社製、マチコV、寸法300mm×300mm)に4回重ね塗りした。その後、1日間乾燥させることにより、試験片とした。
○: わずかにスリップ(15°≦θ<20°)
△: スリップしやすい(11°≦θ<15°)
×: スリップ大(θ<11°)
以上の評価試験によって、フロアーポリッシュ用添加剤の総合性能を評価した。評価基準については、以下のとおりとする。
△:いずれかの性能で△を含み、他性能に×が含まれないもの
×:いずれかの性能に×が含まれるもの
Claims (5)
- (A)(メタ)アクリル系エマルジョン(但し、(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂を除く。)と、(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂とを含み、
(A)(メタ)アクリル系エマルジョンは、(メタ)アクリル酸エステルの重合体に由来する化学構造を有し、ガラス転移温度が50〜100℃であり、酸価が30〜160mgKOH/gであり、
(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂は、(メタ)アクリル系単量体の重合体に由来する化学構造及びシロキサン結合を有する、
フロアーポリッシュ用組成物。 - (A)(メタ)アクリル系エマルジョンと(B)シリコーン・アクリル共重合樹脂との総重量100重量部(固形分換算)に対し、(B)が1〜10重量部である、請求項1に記載のフロアーポリッシュ用組成物。
- (A)(メタ)アクリル系エマルジョンは、ブチルメタクリレートの重合体に由来する化学構造を有するエマルジョンである、請求項1または2に記載のフロアーポリッシュ用組成物。
- (B)シリコーン・アクリル共重合樹脂は、(メタ)アクリル系単量体の重合体に由来する化学構造を有する変性ポリシロキサンである、請求項1〜3のいずれかに記載のフロアーポリッシュ用組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のフロアーポリッシュ用組成物を含むフロアーポリッシュ。
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