JPH07278485A - 非除去性で汚染抵抗性の被覆材 - Google Patents

非除去性で汚染抵抗性の被覆材

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JPH07278485A
JPH07278485A JP5068658A JP6865893A JPH07278485A JP H07278485 A JPH07278485 A JP H07278485A JP 5068658 A JP5068658 A JP 5068658A JP 6865893 A JP6865893 A JP 6865893A JP H07278485 A JPH07278485 A JP H07278485A
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sealer
weight
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acrylate
latex polymer
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JP5068658A
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Harrison Scott Killam
スコット キラム ハリソン
Karl John Hartman
ジョン ハートマン カール
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Rohm and Haas Co
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Rohm and Haas Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に疎水性汚染剤に対して優れた汚染抵抗性
を有する、永久的かつ高光沢のシーラー被覆の提供。 【構成】 特定組成のラテックス重合体を含んでいるシ
ーラー用被覆性組成物によって達成される。このシーラ
ー用被覆性組成物は基体の製造または調製中に基体に適
用されてもよいし、または配置された後の基体に適用さ
れてもよく、そして通常の営繕保守中に再適用されても
よい。このシーラー被覆は基体の上面の薄層として適用
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は室内表面をシール(seal)するための水性の被覆
性組成物に関する。特に、本発明は高い光沢を保ちなが
ら永久性でかつ汚染抵抗性であるシーラーとして有効な
被覆性組成物に関する。
【0002】発明の背景 たとえば、床、壁、家具、階段などのような、室内の機
能性建築表面は、美的および保護の両方を付与する透明
な重合体フィルムでしばしば被覆されている。たとえ
ば、工業用床材の上には、犠牲となる重合体の床艶出剤
が適用されていて、高い光沢と容易な清浄が付与されて
美的になっている。床艶出剤はまた、床材を歩行往来に
よる損傷から保護している。犠牲になる重合体の床艶出
剤はその有効寿命の終わりに達したときには、それは、
代表的にはアルカリおよびアミンを含有している過酷な
攻撃的な機械的および強い化学的清浄液または剥離液の
使用によって、床から除去または剥離される。これら過
酷な剥離手順による損傷から床材を保護するためには、
犠牲となる重合体の床艶出剤の下に、永久的な重合体の
被覆(以後、シーラー被覆とも称する)が使用される。
シーラー被覆は、犠牲となる重合体の床艶出剤を除去ま
たは剥離するのに使用される磨耗や薬品に対して抵抗性
であるので、床材を永久的に保護する。また、それは、
永久的シーラー被覆が基体に永久的光沢を付与するので
美しく、それは、犠牲となる重合体の床艶出剤によるオ
ーバーコートが除去または剥離されるときでも、除去さ
れない。
【0003】シーラー被覆は基体から除去するのが本来
的に困難であるので、それは修理できない。すなわち、
それがひとたび、往来により不可逆的に損傷してしまっ
たときに、除去して修理することができない。従って、
床用シーラー被覆は、犠牲となる重合体の床艶出剤の第
二次被覆の適用によって、往来損傷から防護されなけれ
ばならない。非往来表面 (たとえば、壁) を保護し美的
にすることを意図した透明なシーラー被覆は通常、犠牲
となる耐磨耗層で保護されていない。
【0004】シーラー用被覆性配合物は、たとえば、ビ
ニル、充填剤入りビニル、リノリウムなどのような弾性
基体のためには、水性でなければならない。何故なら
ば、溶剤系配合物の中の溶剤は適用手順の間に弾性基体
を攻撃し破壊するからである。たとえば、コンクリー
ト、ウォールボード、レンガ、舗装材料などのような、
非弾性基体のためのシーラー用被覆性配合物は、それら
基体が溶剤によって容易に損傷されないので、溶剤系で
あってもよい。しかしながら、溶剤系シーラー用被覆性
配合物はなお、易燃性、毒性、大気汚染危険性を有する
ばかりでなく、コストが高い。
【0005】シーラー被覆は床用の清浄および剥離用薬
品の中のアルカリおよびアミンによる攻撃に対して抵抗
性である必要がある。一般に、シーラー被覆材は、疎水
性でかつ実質的に非官能性である重合体を配合されてい
る。シーラー被覆材の疎水性はシーラー被覆をして、通
常の疎水性汚染剤、たとえば、アスファルト、コールタ
ール、靴墨、油性染料、酸化防止剤、油、食物の成分、
たとえば、マスタードやジュース、および化粧品、なら
びに通常の汚れ、に対して感じ易くさせる。さらに、シ
ーラー被覆の疎水性は汚染剤がこれらバリヤ被覆を通過
して更に疎水性基体の中に移行して基体を汚染すること
を許し、その汚染を除去するのに利用できる有効な手段
がない。
【0006】本発明者らは、光沢に対して有害な影響を
与えずに、特に疎水性汚染剤に対して優れた汚染抵抗性
を有する永久シーラー被覆を与えるラテックス重合体組
成物を開発した。シーラー被覆は基体の製造または調製
中に、または基体が配置された後に適用されてもよく、
そして通常の営繕保守中に再適用されてもよい。シーラ
ー被覆は基体の上面に薄層として適用される。
【0007】先行技術の説明 米国特許第3,466,223号は、ビニル床タイル用
の硬質の薄い汚染抵抗性の被覆を開示している。その被
覆材はビニル重合体と、可塑剤として2,2,4−トリ
メチルペンタン−1,3−ジオール ジ−イソブチレー
トを含有している。この被覆は永久的であり、そして床
材の製造中に、高い熱と圧力によってタイル表面に含浸
した溶融混合物として床材に適用される。この組成物は
既に配置済みの存在する構造表面には適用されず、そし
て被覆済み基体の通常の営繕保守によって再適用されも
のではない。
【0008】米国特許第4,519,174号は、汚染
抵抗性の重合体を含浸したレンガおよびタイルの製品を
開示している。重合体は、その場で、重合性単量体と乾
性油または半乾性油から重合されたものである。加え
て、砂と重合体バインダーから形成された汚染抵抗性グ
ラウト(grout) を生成するためのマスチックも開示され
ている。また、前記複合製品やグラウトから形成された
汚染抵抗性の壁および床構造物、および前記構造物を取
り付ける方法が開示されている。製品が構造材料として
の使用に配置される前に、被覆材の出発物質が適用され
重合されていなければならない。何故ならば、重合工程
は、真空による製品の前処理、窒素下での長いパージン
グ、および重合の順次開始(たとえば、強いコバルト6
0光源を用いての照射による)を伴うからである。さら
に、永久被覆は単量体から生成されるが、その単量体は
非弾性マトリックスに5/16インチ〜1インチの深さ
に含浸した後に重合する。
【0009】イタリア特許第782,519号はビニル
壁装材用の汚染抵抗性の熱可塑性フィルム被覆を開示し
ている。フィルムはナイロン、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、スチレン/アクリロニトリル共
重合体またはポリメチルメタクリレートから形成されて
もよい。装材は予め形成されたフィルムであり、製造工
程中に固体積層物として適用されて壁装材になってい
る。それは、既に配置されている存在する壁装材または
その他の建築表面に適用するのに適していない。
【0010】特開昭54−064532号は、床に適用
するための汚染抵抗性の水性の被覆性組成物を開示して
いる。この組成物は、カルボキシル官能基を含有する付
加重合体、ワックス、展着剤、多価金属錯塩、アルカリ
可溶性樹脂、可塑剤および水を含有する。この組成物は
永久的ではなく、そして通常の床艶出剤の剥離剤によっ
て除去されてもよい。この組成物は通常の乾燥汚染物
や、往来損傷、たとえば、黒いヒールマーク、による汚
染に対して抵抗性である。
【0011】永久的であり、かつ、特に疎水性汚染剤に
対して汚染抵抗性であり、なおかつ、基体に光沢を付与
する、水性被覆材は上記資料のどれにも教示されていな
い。
【0012】従って、本発明の目的は、建築基体の製造
または調製中に、または存在する建築基体に対して、適
用することができ、そして通常の営繕乾保守中に再適用
されてもよく、永久的で、かつ、特に疎水性汚染剤に対
して汚染抵抗性であり、なおかつ、建築基体に高い光沢
を付与する、シーラー用被覆性組成物を提供することで
ある。
【0013】さらに、本発明の目的は改良された汚染抵
抗性を付与する建築基体を永久的にシールする方法を提
供することである。
【0014】発明の概要 本発明は、高い光沢を保ちながら、特に疎水性汚染剤に
対して優れた汚染抵抗性を有する、永久的なシーラー被
覆に関する。このシーラー被覆は基体の製造または調製
中に、または基体が配置された後に、適用されてもよ
く、そして通常の営繕保守中に再適用されてもよい。本
発明はまた、光沢に有害な影響を与えることなく、汚染
抵抗性を付与するために基体を永久的にシールする方法
に関する。
【0015】本発明のシーラー用被覆性組成物に有効な
ラテックス重合体は、ラテックス重合体の全重量を基準
にして、 (a)約20重量%未満の、その単量体からの単独重合
体が約20℃未満のガラス転移温度を有するような(メ
タ)アクリート単量体; (b)約35重量%未満のスチレン、ただし、成分
(a)と(b)の和は約45重量%を越えない; (c)約35重量%を越す、メチルメタクリレート;お
よび (d)約1重量%〜約15重量%のエチレン不飽和カル
ボン酸;からなる。
【0016】本発明のラテックス重合体組成物の選択
は、光沢に有害な影響を与えずに非除去性でかつ汚染抵
抗性を得るためには臨界的である。これら成分のいずれ
かが特定範囲にない場合には、非除去性または汚染抵抗
性のどちらか、またはその両方が失われる。
【0017】発明の詳細 ここに使用されている用語「ラテックス」は水不溶性重
合体の水性分散物を称しており、たとえば、周知の乳化
重合法のような、通常の重合技術によって製造されても
よい。
【0018】ここに使用されている用語「ガラス転移温
度」または「Tg 」はフォックスの式 [ブリテン・オブ
・アメリカン・フィジクス・ソサイエティ、1,
(3),第123頁(1956)]
【数1】
【0019】[ 式中、共重合体に関して、W1 、W2
よびWn は共重合体組成を構成している個々の単量体の
重量比率を表わし、そしてTg(1)、Tg(2)およびTg(n)
は対応する単独単量体のガラス転移温度(°K)を表わ
す]
【0020】によって算出された重合体のガラス転移温
度を意味している。
【0021】ここに使用されている用語、アクリレート
およびメタクリレートはまとめて「(メタ)アクリレー
ト」と称している。
【0022】ここに使用されている用語「基体」は、床
材、壁、家具および天井に使用される、あらゆる、多孔
性または非多孔性の表面であってもよく、そして限定さ
れるものではないが、プラスチック、これはビニル、ビ
ニル/アスベスト、ビニル組成物または充填剤入りビニ
ル、リノニウムを包含する; 弾性床材複合物(しばしば
「ノーワックス」床材として知られているものを包含す
る); 木材;テラゾ;大理石およびその他の天然石;レ
ンガ;舗装材料;無釉のタイル;およびコンクリート、
代表的には、家庭、オフィス、学校などに使用されてい
る; を包含する。
【0023】ここに使用されている用語「汚染抵抗性」
は、通常の家庭や産業上での何らかの薬剤のせいで通常
の清浄法や水性または有機溶剤系清浄剤での処理では除
去可能でない永久変色が起こるのを防止する材料の能力
を称している。より過酷な汚染剤はアスファルト/コー
ルタール、コルドバ靴墨、マスタード、ケチャップ、コ
ーヒー、リット(Rit) 染料、オイルブラウン(Oil Brow
n) 染料、口紅、タバコおよびその他のタイプの喫煙
物、ネオゾン(neozone) 、チョコレートシロップなどを
包含する。アスファルト/コールタールによる汚染に対
する抵抗性は通常、その他のあまり過酷でない汚染剤に
よる汚染に対する抵抗性の指標となる。
【0024】ここに使用されている用語「永久的」また
は「非除去性」は、本願明細書中にその記載の一部とし
て組み入れられるASTM標準試験方法D1792−8
2に説明されているようなスクラビングによるアルカリ
性の工業的強さの艶出剤剥離液による除去に対して抵抗
する被覆材の能力を称している。非除去性はシーラー用
被覆性組成物にとって臨界的な性質である。何故なら
ば、シーラーは、基体から汚れを取り去るため又は犠牲
的床艶出剤を除去するために使用される化学的に攻撃性
の家庭用および工業用清浄用製品との接触やそれによる
摩擦に耐えることができなければならない。これら清浄
剤は代表的には水性系であり、そして、非イオン性およ
びアニオン性の界面活性剤、アルカリ性ビルダー、たと
えば、アルカリ金属の水酸化物や炭酸塩や重炭酸塩、お
よび柔軟剤、たとえば、メタ珪酸塩やピロ燐酸塩、を含
有している。それらは任意的には、若干の有機溶剤、た
とえば、パイン油、リモネン、および、エチレングリコ
ールやプロピレングリコールやジエチレングリコールや
ジプロピレングリコールなどのブチルエーテル、エチル
エーテルまたはメチルエーテル、を含有してもよい。最
も攻撃的な清浄用配合物はこれらタイプの成分を全て含
有しており、そしてさらに、アンモニア、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミンなどのような、アミンを
含有している。
【0025】本発明のシーラー用被覆性組成物に有効な
ラテックス重合体は、ラテックス重合体の全重量を基準
にして、 (a)約20重量%未満の、その単量体からの単独重合
体が約20℃未満のガラス転移温度を有するような(メ
タ)アクリート単量体; (b)約35重量%未満のスチレン、ただし、成分
(a)と(b)の和は約45重量%を越えない; (c)約35重量%を越す、メチルメタクリレート;お
よび (d)約1重量%〜約15重量%のエチレン不飽和カル
ボン酸;から生成される。
【0026】本発明のラテックス重合体組成物の選択
は、光沢に有害な影響を与えることなく非除去性および
汚染抵抗性の両方を得るためには臨界的である。これら
成分のいずれかが特定範囲にない場合には、非除去性ま
たは汚染抵抗性のどちらか、または両方が失われる。こ
のことはさらに、後述の実施例に示されている比較重合
体1C〜24Cによって証明されるであろう。
【0027】本発明に有効なラテックス重合体は、その
単量体からの単独重合体が約20℃未満のガラス転移温
度を有するような(メタ)アクリート単量体を、ラテッ
クス重合体の全重量を基準にして約20重量%未満使用
して製造される。ラテックス重合体が、その単量体から
の単独重合体が約20℃未満のガラス転移温度を有する
ような(メタ)アクリート単量体を、ラテックス重合体
の全重量を基準にして約20重量%より多く使用して製
造された場合には、重合体の中への汚染剤の浸透が増大
するので、シーラーの汚染抵抗性は許容できないほど悪
くなる。ラテックス重合体が、その単量体からの単独重
合体が約20℃未満のガラス転移温度を有するような
(メタ)アクリート単量体を、約15重量%未満の量で
含有するラテックス重合体が好ましい。その単量体から
の単独重合体が約20℃未満のガラス転移温度を有する
ような(メタ)アクリート単量体を、約10重量%未満
の量で含有するラテックス重合体は最も好ましい。
【0028】本発明に有効な、その単量体からの単独重
合体が約20℃未満のガラス転移温度を有するような
(メタ)アクリート単量体は、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルア
クリレート、イソデシルアクリレート、デシルメタクリ
レート、イソデシルメタクリレートなどを包含する。そ
の単量体からの単独重合体が約20℃未満のガラス転移
温度を有するような(メタ)アクリート単量体のうち
で、C1 〜C4 アルキルアクリレートが好ましく、そし
てC2 〜C4 アルキルアクリレートが最も好ましい。
【0029】本発明に有効なラテックス重合体は、ラテ
ックス重合体の全重量を基準にして約35重量%未満の
スチレンを使用して製造される。スチレン含有はシーラ
ー用被覆性組成物に光沢を付与し、そしてシーラー被覆
が通常の営繕保守手順における除去に抵抗することを助
ける。約35重量%を越すスチレンを有するラテックス
重合体を含有するシーラー用被覆性組成物は劣った汚染
抵抗性に悩まされる。約25重量%未満のスチレンを含
有するラテックス重合体が好ましい。約20重量%未満
のスチレンを含有するラテックス重合体は最も好まし
い。
【0030】本発明に有効なラテックス重合体は、その
単量体からの単独重合体が約20℃未満のガラス転移温
度を有するような(メタ)アクリート単量体と、スチレ
ンとの和、すなわち、成分(a)と(b)の和が、ラテ
ックス重合体の全重量を基準にして約45重量%未満で
あることをもって、製造される。成分(a)と(b)の
和がラテックス重合体の全重量を基準にして約45重量
%より大きい重合体ラテックスは劣った汚染抵抗性を示
す。
【0031】本発明に有効なラテックス重合体は、ラテ
ックス重合体の全重量を基準にして約35重量%を越す
メチルメタクリレートを使用して製造される。約35重
量%未満のメチルメタクリレートから生成されたラテッ
クス重合体を含有するシーラーは、劣った耐久性、特
に、擦り傷や磨滅に対する劣った抵抗性に悩まされる。
約50重量%を越すメチルメタクリレートを含有するラ
テックス重合体が好ましい。約60重量%のメチルメタ
クリレートを含有するラテックス重合体は最も好まし
い。
【0032】本発明に有効なラテックス重合体は、ラテ
ックス重合体の全重量を基準にして約1重量%〜約15
重量%の量のエチレン性不飽和カルボン酸単量体を含有
する。ここに使用される、エチレン性不飽和カルボン酸
単量体は、加水分解でカルボン酸を生成するエチレン性
不飽和酸無水物単量体を包含する。約15重量%を越す
エチレン性不飽和カルボン酸から生成されたラテックス
重合体を含有するシーラー用被覆性組成物は永久的でな
く、そしてアルカリ性の清浄液や剥離液によって容易に
除去される。約1重量%未満のエチレン性不飽和カルボ
ン酸から生成されたラテックス重合体を含有するシーラ
ー用被覆性組成物は汚染抵抗性が許容できない。約1重
量%〜約10重量%の量のエチレン性不飽和カルボン酸
を含有するラテックス重合体が好ましい。約4重量%〜
約8重量%のエチレン性不飽和カルボン酸を含有するラ
テックス重合体は最も好ましい。
【0033】本発明に有効なエチレン性不飽和カルボン
酸は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、クロトン酸などを包
含する。メタクリル酸を含有するラテックス重合体が好
ましい。
【0034】ラテックス組成物の成分の和は100重量
%に等しくない場合には、残余は、成分(a)、
(b)、(c)および(d)として上記に記載した単量
体の群の範囲に入らないエチレン性不飽和単量体または
その混合物を含有してもよい。ただし、それらエチレン
性不飽和単量体またはその混合物の含有は、もたらされ
るラテックス重合体が単独でフィルム形成性であるか又
は凝集剤もしくは可塑剤の使用によってフィルム形成性
であることを条件とする。他のエチレン性不飽和単量体
は、その単量体からの単独重合体が約20℃より大きい
ガラス転移温度を有するような(メタ)アクリレート単
量体を包含する。
【0035】本発明のラテックス重合体は最終的に配合
したシーラー用被覆材の少なくとも5重量%の量で有効
である。約5重量%未満を含有するシーラー用被覆材は
完成被膜を形成しないか、または汚染抵抗性を付与しな
い。好ましくは、最終配合シーラー用被覆材は少なくと
も約60重量%のラテックス重合体を含有している。
【0036】本発明のラテックス重合体は、保護される
べき基体の上に凝集被膜を形成するシーラー配合物を提
供するような固形分レベルで有効である。高度に多孔性
の表面上に一体被膜を形成するためには、高い固形分の
シーラー配合物は必要とされ、そして非多孔性表面に
は、低い固形分のシーラー配合物で充分である。高度に
多孔性の基体に低固形分のシーラー配合物が適用されて
もよいが、良好な基体保護を得るためには多重被覆を適
用する必要があろう。本発明のラテックス重合体は代表
的には、5%より大きい固形分レベルで製造される。実
際には、最大固形分レベルは配合物の最大有用粘度およ
び得られる均展性能によってのみ制約される。
【0037】シーラー用被覆材は本発明のラテックス重
合体の他に、多数のその他の通常の被覆成分を配合され
てもよい。
【0038】配合物の固形分および粘度を制御するため
に、シーラー配合物の中に水を使用してもよい。さら
に、レオロジー調節剤や増粘剤が、シーラー配合物のレ
オロジーを制御するために添加されてもよい。
【0039】長期貯蔵時の湿潤配合物中での細菌や菌類
の生長を防止するために、殺生物剤または保存剤が添加
されてもよい。
【0040】長期貯蔵後にしばしば高温で有用粘度を維
持するために、配合物をして冷凍と解凍の繰り返しサイ
クルに対して安定化させるために、熱および冷凍/解凍
に対する安定化剤が湿潤配合物に添加されてもよい。
【0041】配合物中の界面活性剤の存在のせいで、乾
燥したシーラーフィルムの中の発泡マークが生じるのを
回避するために、防泡剤または消泡剤を配合物に添加す
る必要があるかも知れない。
【0042】凝集フィルムを得るために配合物中に、凝
集用および可塑化用溶剤が使用されてもよい。
【0043】シーラーに、改良された耐磨耗性、擦り傷
抵抗性および表面損傷抵抗性を付与するために、ポリ
(エチレン)およびポリ(プロピレン)乳化重合体のよ
うな、ワックスを使用してもよい。ワックスの硬度が高
いほど、大きい耐磨耗性が付与されるが、これらワック
スの量が高いと、シーラーの滑り抵抗性に有害な影響を
与えるかも知れない。コストを最小にするために、硬質
ワックスに軟質ワックスを組み合わせて使用してもよ
い。
【0044】さらに、湿潤剤、均展剤、顔料、着色剤、
光学増白剤などがシーラー配合物に添加されてもよい。
【0045】この永久的な、汚染抵抗性の、シーラー用
被覆性組成物は、基体の製造または調製中に、または基
体が配置された後に、適用されてもよく、そして通常の
営繕保守中に再適用されてもよい。
【0046】本発明の、この永久的な、汚染抵抗性の、
シーラー用被覆性組成物は、紐モップ、スプレー、ロー
ラー、ブラシ、モヘアおよびラムウールアプリケータ
ー、含浸布ワイプ、床コート技術などのような、通常の
被覆材適用方法によって、基体に適用されてもよい。
【0047】本発明のシーラー用被覆性組成物は、それ
を塗布された基体に汚染抵抗性を付与するには、少なく
とも約0.05ミル(0.00005インチ)の乾燥フ
ィルム厚さで有効である。被覆が厚くなるほど、光沢が
高くなり、そして擦り傷や磨滅に対する抵抗性が改良さ
れるが、基体表面をおおう完全なフィルムを付与するに
充分な被覆厚さがあれば、汚染抵抗性を付与するのに充
分である。
【0048】本発明のシーラー用被覆性配合物は、汚染
抵抗性を必要とする分野、たとえば限定されるものでは
ないが、マスチック、コーキングおよびグラウト、にお
いても有効である。
【0049】次に、実施例によって本発明を例証する;
実施例は本発明を制限するものではなく、当業者には、
本発明のその他の応用も明らかになろう。
【0050】略語: g グラム SLS ラウリル硫酸ナトリウム MA メチルアクリレート BA ブチルアクリレート EA エチルアクリレート 2−EHA 2−エチルヘキシルアクリレート MMA メチルメタクリレート BMA ブチルメタクリレート IBMA イソブチルメタクリレート HEMA ヒドロキシエチルメタクリレート DMAPMA ジメチルアミノプロピルメタクリルアミ
ド STY スチレン AA アクリル酸 MAA メタクリル酸 ALMA アリルメタクリレート FA フマル酸 AN アクリロニトリル
【0051】実施例1(ラテックス重合体の製造) 機械的プロペ攪拌機、冷却器、温度計、供給物導入ライ
ン、および、加熱および冷却用コイル付きジャケットを
装備した、ガラス製の丸底の五口の反応容器に、560
0gの脱イオン水、および175gのラウリル硫酸ナト
リウムを装填した。この液体の表面をおおう窒素流をゆ
っくり通しながら、混合物を84〜86℃に加熱した。
【0052】別の容器の中で、3500gの脱イオン水
を、第1.2.3表に注釈されている場合以外は、31
5gのSLSと混合した。この混合物に、単量体を、第
1.1表に記載されている通りに添加して、単量体混合
物を調製した。
【0053】第一の触媒溶液は158gの脱イオン水お
よび29.4gの過硫酸アンモニウムから調製した。第
二溶液は、反応容器に供給物を可変速度で供給できる能
力を備えた容器の中で、700gの脱イオン水および1
4.7gの過硫酸アンモニウムから調製した。
【0054】反応体の温度が84〜86℃で安定化した
ら、熱と窒素を止めた。第一の触媒溶液を直ちに添加
し、そして1分間攪拌した。約5℃の発熱によって重合
の開始が示されるまでは、単量体混合物を反応容器にゆ
っくり導入した。それから、供給速度を上げて、単量体
混合物の供給時間が2〜2.5時間になるようにした。
同時に、第二溶液の添加を開始して、2〜2.5時間の
供給時間で供給した。反応の間中、84〜86℃の反応
温度を維持するように反応容器を冷却した。供給が完了
したら、84〜86℃の温度をさらに15分間維持し
た。それから、反応容器を50〜60℃に冷却した。そ
れから、反応容器に、35gの脱イオン水の中に溶解し
た7gのt−ブチル−ヒドロペルオキシドの溶液を添加
した。1分後に、反応容器に、70gの脱イオン水の中
に溶解した3.5gのイソアスコルビン酸の溶液を添加
した。冷却を継続して45〜50℃にした。それから、
このエマルジョンのpHを、うすい水酸化アンモニウム
の溶液(5gの脱イオン水と1gの28%水酸化アンモ
ニウム)をゆっくり添加することにより、7.5のpH
に調節した。それから、微量の粗粒子を除去するため
に、エマルジョンを325メッシュのスクリーンで濾過
した。このエマルジョン生成物の固形分を、適量の脱イ
オン水の添加によって38〜40%に調節した。
【0055】上記の方法に従って製造した本発明のラテ
ックス重合体の組成と、比較用ラテッスク組成物の組成
を第1.2.1表〜第1.2.3表に示す。
【表1】第1.1表
【表2】第1.2.1表
【表3】第1.2.2表
【表4】第1.2.3表
【0056】「比較」として表示されているシーラー配
合物は本発明の要件の範囲外の組成を有する。それらは
どれも、一つまたはそれ以上の成分が、本発明のシーラ
ー配合物に必要とされる範囲から逸脱している。本発明
のシーラー用被覆性組成物の範囲内の成分を含有するシ
ーラー配合物は、永久的であり(非常に良い、または優
れているの等級)かつ高い光沢を有する被覆を形成する
と同時に、強い疎水性汚染剤による汚染に対する抵抗性
が非常に良いまたは優れている(実施例4参照)。
【0057】実施例2(シーラー配合物の製造) 各ラテックス重合体を含有するシーラー用被覆材は、各
重合体組成物の非除去性および汚染抵抗性が評価できる
ように、配合された。配合物は、磁気攪拌機を備えた8
オンスの容器内で、第2.1表に掲載された成分のg数
を、掲載された順序で混合することによって、製造し
た。添加完了後、混合物をさらに15分間攪拌し、そし
て試験前に16時間平衡化した。
【0058】材料 供給元 カトン(Kathon) (登録商標) CG/ICP殺生物剤 ローム&ハース社 フルオラド(Fluorad)(登録商標) FC−120 3M社 フルオロカーボン界面活性剤 トリトン(Triton) (登録商標) X−35 ユニオン カーバイド 非イオン性界面活性剤 アベックス(Abex) (登録商標) 18S アルコラック社 アニオン性界面活性剤 SWS−211シリコーン油分散物 消泡剤 ワッカー シリコーンズ レジナル(Resinall)802樹脂 レジナル社 アクリゾル(Acrysol)(登録商標) 644樹脂 ローム&ハース社 エポレン(Epolene)(登録商標)E−43 N イーストマン ケミカル ワックス エマルジョン プロダクツ社 エポレン(登録商標)E−20 N イーストマン ケミカル ワックス エマルジョン プロダクツ社 AC−540 N ワックス エマルジョン アライド ケミカル AC−325 N ワックス エマルジョン アライド ケミカル 371FP N ワックス エマルジョン ヘキスト−レラニーズ社
【表5】第2.1.1表
【表6】第2.1.2表
【表7】第2.1.3表
【表8】第2.1.4表
【表9】第2.1.5表
【表10】第2.1.6表
【表11】第2.1.7表
【表12】第2.1.8表
【0059】実施例3(試験試料の作成) 白色ビニルタイルにシーラー配合物の2回塗布を、AS
TM−D−1436−82(「試験の目的で基体にエマ
ルジョンの床艶出剤を適用するため標準的方法(Standar
d Methods for Application of Emulsion Floor Polish
es to Substrates for Testing Purposes)」に記載の方
法Bに従って適用した。シーラーは手動塗布器により約
2000平方フィート/ガロンの塗布速度で適用した。
塗布と塗布の間には、試験試料を水平にして、16〜2
4℃で相対湿度20%〜80%の周囲条件下で1時間乾
燥させた。第2次塗布の適用後に、タイルを16〜24
時間経過してから試験した。
【0060】実施例4(適用試験非除去性(性能)試験 被覆性組成物の非除去性(性能)を測定するために、実
施例3に従って製造した各シーラー配合物は、ガードナ
ー(Gardner) の直線に洗浄可能な装置を使用して、AS
TM−D−1792−82に記載の手順(「エマルジョ
ンの床艶出剤の長期間の除去特性についての標準的試験
方法(Standard Test Methods for Long-Term Removabi
lity Properties of Emulsion Floor Polishes) 」に従
って評価した。この試験は、使役下での長期経過に相当
する強制条件下における、通常の床材基体からの、水−
エマルジョン系床艶出剤の乾燥フィルムの除去容易性
を、相対的に評価した。剥離液は標準的な工業用強アル
カリ性清浄液であり、アンモニアを添加されている。試
験試料を、第4.1表の説明に従って非除去性に関して
等級化した。結果は第4.3表に報告されている。非除
去性に関して許容可能な等級は「非常に良い」と「優れ
ている」だけである。
【0061】汚染抵抗性の試験 シーラー組成物の汚染抵抗性を測定するために、実施例
3に従って製造した各シーラー配合物の試験試料は、各
々の塗布された試験済みの試料に1〜2.5gのアスフ
ァルト/コールタール汚染剤(70部のアスファルトと
30部のコールタールとの物理的ブレンド)のスポット
テストを適用することによって、評価した。汚染剤は、
試験試料の塗布表面上に30分間滞留させてから、試料
を乾燥チーズクロス片で拭って、可能な限り汚染剤を除
去した。それから、この試験試料を、ミネラルスピリッ
トで湿らせたチーズクロス片で拭って、フィルムに浸透
しなかった残留汚染剤を全て除去した。それから、試験
試料を水洗し、そして拭いて乾燥させた。この手順の後
に残った汚染または変色を、第4.2表の説明に従って
評価した。結果は第4.3表に報告した。汚染抵抗性関
して許容可能な等級は「非常に良い」と「優れている」
だけである。本発明のシーラー用被覆性組成物は非除去
性と汚染抵抗性の両方を有する。
【表13】 第4.1表 ──────────────────────────────────── 非除去性の等級 状 況 ──────────────────────────────────── 優れている フィルム損傷なし 非常に良い ややフィルム損傷、5%未満の除去 良い フィルム損傷、50%除去 普通 フィルム損傷、70%除去 悪い フィルムの完全除去 ────────────────────────────────────
【表14】 第4.2表 ──────────────────────────────────── 汚染抵抗性の等級 状 況 ──────────────────────────────────── 優れている 変色汚染なし 非常に良い 変色の影が少し 良い はっきりした変色が少し 普通 中位の深い変色 悪い 非常に汚れた深い変色 ────────────────────────────────────
【表15】第4.3表
【0062】「比較」として表示されているシーラー配
合物は本発明の要件の範囲外の組成を有する。それらは
どれも、一つまたはそれ以上の成分が、本発明のシーラ
ー配合物に必要とされる範囲から逸脱している(前記第
1.2.1表〜第1.2.3表参照)。本発明のシーラ
ー用被覆性組成物の範囲内の成分を含有するシーラー配
合物は、永久的であり(非常に良い、または優れている
の等級)かつ高い光沢を有する被覆を形成すると同時
に、強い疎水性汚染剤による汚染に対する抵抗性が非常
に良いまたは優れている。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラテックス重合体の全重量を基準にし
    て、 (a)約20重量%未満の、その単量体からの単独重合
    体が約20℃未満のガラス転移温度を有するような(メ
    タ)アクリート単量体; (b)約35重量%未満のスチレン、ただし、成分
    (a)と(b)の和は約45重量%を越えない; (c)約35重量%を越す、メチルメタクリレート;お
    よび (d)約1重量%〜約15重量%のエチレン不飽和カル
    ボン酸;からなるラテックス重合体を含んでいる、シー
    ラー用被覆性組成物。
  2. 【請求項2】 ラテックス重合体が、その単量体からの
    単独重合体が約20℃未満のガラス転移温度を有するよ
    うな(メタ)アクリート単量体を約15重量%未満含有
    している、請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  3. 【請求項3】 ラテックス重合体が、その単量体からの
    単独重合体が約20℃未満のガラス転移温度を有するよ
    うな(メタ)アクリート単量体を約10重量%未満含有
    している、請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  4. 【請求項4】 (メタ)アクリレート単量体が、メチル
    アクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレ
    ート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
    レート、デシルアクリレート、イソデシルアクリレー
    ト、デシルメタクリレートおよびイソデシルメタクリレ
    ートからなる群から選択される、請求項1のシーラー用
    被覆性組成物。
  5. 【請求項5】 (メタ)アクリレート単量体がC1 〜C
    4 アルキルアクリレートからなる群から選択される、請
    求項1のシーラー用被覆性組成物。
  6. 【請求項6】 (メタ)アクリレート単量体がC2 〜C
    4 アルキルアクリレートからなる群から選択される、請
    求項1のシーラー用被覆性組成物。
  7. 【請求項7】 ラテックス重合体が、約25重量%未満
    のスチレンを含有している、請求項1のシーラー用被覆
    性組成物。
  8. 【請求項8】 ラテックス重合体が、約20重量%未満
    のスチレンを含有している、請求項1のシーラー用被覆
    性組成物。
  9. 【請求項9】 ラテックス重合体が、約50重量%を越
    すメチルメタクリレートを含有している、請求項1のシ
    ーラー用被覆性組成物。
  10. 【請求項10】 ラテックス重合体が、約60重量%を
    越すメチルメタクリレートを含有している、請求項1の
    シーラー用被覆性組成物。
  11. 【請求項11】 ラテックス重合体が、約1重量%〜約
    10重量%のエチレン性不飽和カルボン酸を含有してい
    る、請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  12. 【請求項12】 ラテックス重合体が約4重量%〜約8
    重量%のエチレン性不飽和カルボン酸を含有している、
    請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  13. 【請求項13】 エチレン性不飽和カルボン酸が、アク
    リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイ
    ン酸、無水マレイン酸およびクロトン酸からなる群から
    選択される、請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  14. 【請求項14】 エチレン性不飽和カルボン酸がメタク
    リル酸である、請求項1のシーラー用被覆性組成物。
  15. 【請求項15】 基体に、請求項1のシーラー用被覆性
    組成物を、基体を完全に被覆するのに有効な量で塗布す
    ることを含んでいる、基体を永久にシールする方法。
  16. 【請求項16】 基体が床材基体である、請求項15の方
    法。
  17. 【請求項17】 床材基体が、ビニル、ビニル−アスベ
    スト、リノリウム、テラゾ、大理石、レンガおよびコン
    クリートからなる群から選択される、請求項16の方法。
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