JPH0364162A - レーザビーム走査位置検知装置 - Google Patents

レーザビーム走査位置検知装置

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JPH0364162A
JPH0364162A JP1197943A JP19794389A JPH0364162A JP H0364162 A JPH0364162 A JP H0364162A JP 1197943 A JP1197943 A JP 1197943A JP 19794389 A JP19794389 A JP 19794389A JP H0364162 A JPH0364162 A JP H0364162A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザビームの通過を検知するビーム検知手
段を備え、該ビーム検知手段からの出力信号に基づいて
印字開始タイ2ングを決定するし−ザビーム走査位置検
知装置に関する。
〔従来の技術〕
動作中にレーザパワーを積極的に変化させることにより
プロセス条件の変化を補正するレーザビームプリンタに
おいては、光検出器(例えばフォトダイオード)が主走
査方向への画像書出し位置を決定する手段として使用さ
れ、光検出器の出力信号の立上がりを基準にして書出し
位置を決定する。このような従来の方式ではレーザパワ
ーが変化したときに書出し位置にずれが生じるので、こ
の問題を回避する方法として、光検出器がらの出力パル
スのパルス幅を計数し、その計数値に応じて書出し位置
を決定する方法(特開昭61−25363号)、レーザ
ビームの光量を検出して波形整形回路にフィードバック
する方法(特開昭60233614号)、または光量を
検出し、その量に応じて書出し位置を指示するためのパ
ルスを発生し、このパルスに基づいて書出し位置を決定
する方法(特開昭58−49962号〉等が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、精度を上げるためには計数の
ためのクロック信号の周波数を書出し誤差許容範囲に収
まるように高くしなければならなかったり(特開昭61
−25363号)、光量を検出するための検出期間が必
要であり、/回路構成も複雑になり(特開昭60−23
36’14号)、また積分回路に大きく左右され、回路
構成が複雑になる(特開昭58−49962号)等の問
題点があった。
さらに従来のレーザプリンタ、デジタル複写機等のごと
くビーム状光源を走査して画像記録するタイプの機器で
は、−船釣には作像条件(例えば作像スピード、画像変
倍〈画像クロックの周波数を変えて変倍するようなタイ
プのものでの画像変倍〉)は1機種に対して出荷時にそ
れぞれ固定しである。
しかしながら、同一機種でも作像条件を変えることによ
り出力枚数を変えるような場合または画像周波数あるい
はビームの走査速度を変えて変倍を行う場合、作像条件
は固定だが感光体感度などの経時的な特性変化があり、
補正を必要とする場合では、作像条件のうちのどれかを
変更する必要が生じる。種々の作像条件のうち、走査ビ
ームの光強度を変える方法もその−っであってそれなり
に効果が大きい。
さて、一方、画像の書出し位置を正確に決めるために、
ビーム走査線上にビーム検出器を設け、この検出信号を
増幅・波形整形したものを同期パルスとし、それに基づ
いて書出し位置を決める方法が一般的に行われている。
しかしながら、レーザパワーを変えると書出し位置にず
れが生じる。単色の場合はそれでも位置ずれは目立たな
いが、例えば複数ビームを走査する構成で複数のビーム
検出器を備えたものでは、各ビームによる書出し位置に
ずれが生じる。特に複数の色を重ねて画像出力を得る場
合には、色差が生じることになるため、画像が非常に劣
化してしまうという問題点があった。
本発明の目的は、この問題を解決するために、!(&(
7)書出し位置のずれのない良質の画像を安定シテ得る
ようにしたレーザビーム走査位置検出装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、レーザビームの通過を検知するビーム検知
手段を備え、該ビーム検知手段からの出力信号に基づい
て印字開始タイ壽ングを決定するレーザビーム走査位置
検知装置において、レーザビームの光出力を検出する光
検出器と、該光検出器からの出力信号を外部からのデー
タに応じて設定可能である基準信号と比較する比較器と
、該比較器からの出力信号に応じてレーザビームの光出
力を制御する出力制御手段と、前記基準信号に応じて印
字開始タイミングを変更する印字開始タイミング変更手
段とから構成した第1の手段によって達成される。
上記目的は、さらに、レーザビームの通過を検知するビ
ーム検知手段を備え、該ビーム検知手段からの出力信号
に基づいて印字開始タイミングを決定するレーザビーム
走査位置検知装置において、外部から入力されるデータ
に応じてレーザビームの光出力を制御する出力制御手段
と、前記外部から人力されるデータに応じて印字開始タ
イミングを変更する印字開始タイくング変更手段とから
構成した第2の手段によっても達成される。
〔作用〕
第1の手段では基準信号に応じて印字開始タイミング変
更手段を動作させ、ビーム検知手段からの出力信号に作
用し、画像書出し位置を変更するように動作する。
さらに、第2の手段では外部から入力されるデータに応
じて印字開始タイミング変更手段を動作させ、ビーム検
知手段からの出力信号に作用し、画像書出し位置を変更
するように動作する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるレーザビーム走査位置検知装置の
一実施例を説明するブロック図であって、1は半導体レ
ーザ、2はビーム検知手段、3は印字開始タイミング変
更手段、4は発振器、5はアップダウンカウンタ、6は
デジタルアナログ変換器、7は光出力設定手段、8は半
導体レーザ駆動回路、9は光検出器、10はエツジ検出
回路部分、1)は増幅器、12は比較器、13.14は
Dフリップフロップ、15はノア回路、16はJKフリ
ップフロップを示す。
第1図について詳細に説明する前に、レーザビームの出
力制御方式の例と、レーザパワーの変更に関する例を説
明する。
第2図に本発明が適用されるレーザプリンタの構成の一
例を示す。第2図において、半導体レーザ1より射出さ
れたレーザビームはコリメートレンズ17によりコリメ
ートされ、回転多面鏡よりなる光学走査装置18で偏向
され、fθレンズ20により感光体21の帯電された表
面に結像される。この結像スポットが光走査装置18の
回転に従い矢印X方向なる主走査方向に反復して移動す
ると同時に感光体21が回転して副走査する。光検出器
22は感光体21の軸心方向において情報書込み領域外
に設けられ、光走査装置18で偏向されたレーザビーム
を検出して同期信号〈ライン同期信号LSYNC)を発
生させる。信号処理回路23は情報信号(ビデオデータ
)を半導体レーザ駆動回路8に印加するが、そのタイミ
ングを光検出器22からの同期信号により制御する。
一方、半導体レーザ駆動回路8は信号処理回路23から
の情報信号に応じて半導体レーザ1を駆動する。したが
って情報信号で変調されたレーザビームが感光体21上
に照射されて静電潜像が形成される。この静電潜像は現
像器(図示せず)により現像され、転写器(図示せず)
により紙などに転写される。
また、半導体レーザ1から後方に射出されるレーザビー
ムは光検出手段としての光検出器9に入射しその光強度
が検出される。この光検出器9の出力信号に応じて制御
手段としての制御回路19が半導体レーザ駆動回路8を
制御して半導体レーザ1の出力光量が一定になるように
制御する。ここに、本実施例では半導体レーザ1から後
方に射出されるレーザビームを光検出器9に入射させて
その光強度を検出させるようにしている。この方式によ
れば、前方に射出されるレーザビームの一部を光検出器
に導く光強度検出方式のように実際に利用できるレーザ
ビームの光強度を低下させることがなく有利である。
第3図は制御回路19の詳細な構成を示すブロック図で
ある。まず、出力制御動作を開始させるためのタイミン
グ信号T1が入力されると、JKフリップフロップ16
がクリアされその出力信号がLレベルになることにより
アップダウンカウンタ5のカウント動作を許可する。比
較手段としての比較器12の出力信号はDフリップフロ
ップ13で発振器4からのクロック信号によりラッチさ
れ、このDフリップフロップ13の出力信号はアップダ
ウンカウンタ5に計数モード信号として加えられ、この
計数モードを制御すると同時にDフリップフロップ14
で発振器4からのクロック信号によりラッチされる。D
フリップフロップ13の非反転出力およびDフリップフ
ロップ14の反転出力はノア回路15に人力され、この
ノア回路15の出力信号によりJKフリップフロップ1
6がセットされる。
光検出器9により検出され増幅器1)で増幅されたレー
ザビームの強度に比例した出力は、比較器12で基準電
圧V refと比較され、その比較結果に応じて比較器
12からは高レベルまたは低レベルの信号が出力される
。例えば、比較器12の出力が高レベル(即ち、半導体
レーザ1の光出力が基準電圧Vrefより大)の場合に
、タイミング信号T、によりアップダウンカウンタ5の
カウント動作が許可されると、アップダウンカウンタ5
はDフリップフロップ13の高レベル出力によりダウン
カウンタとして動作する・。そして、アップダウンカウ
ンタ5の出力はデジタルアナログ変換器6でアナログ出
力に変換され、その出力に応じて半導体レーザ駆動回路
8から半導体レーザ1への電流が変化する。よってこの
場合は、半導体レーザ1の駆動電流が減少し、増幅器1
)の出力電圧が低下する。そして、比較器12の出力が
高レベルから低レベルに反転すると、Dフリ・ンフ・フ
ワップ13の出力が低レベルになってノア回路15ノ出
力が高レベルになり、JKフリップフロップ16がセッ
トされてアップダウンカウンタ5のカウント動作を禁止
する。
一方、比較器12の出力が低レベル(すなわち半導体レ
ーザ1の光出力が基準電圧V refより小)の場合に
、タイミング信号T、によりアップダウンカウンタ5の
カウント動作が許可されると、アップダウンカウンタ5
はDフリップフロップ13の低レベル出力によりアップ
カウンタとして動作する。そして、アップダウンカウン
タ5の出力はデジタルアナログ変換器6でアナログ出力
に変換され、その出力に応じて半導体レーザ駆動回路8
から半導体レーザ1への電流が変化する。よってこの場
合は、半導体レーザ1の駆動電流が増加し、増幅器1)
の出力電圧が上昇する。そして、比較器12の出力が低
レベルから高レベルに反転すると、Dフリップフロップ
13の出力が高レベルとなる。これにより、アップダウ
ンカウンタ5がダウンカウンタとして動作するようにな
る。この時、ノア回路15の出力は低レベルのままでJ
Kフリップフロップ16がリセットされず、アップダウ
ンカウンタ5はカウント動作が許可されたままである。
すなわちアップダウンカウンタ5は半導体レーザ1の光
出力が増加して基準電圧Vrefを越えた時にはカウン
ト動作禁止とはならず、半導体レーザlの光出力が減少
して基準電圧Vrefを越えた時に始めてカウント動作
禁止となる。したがって半導体レーザ1の保持電流は常
に一定となる。
上側とは逆に、アップダウンカウンタ5は半導体レーザ
1の光出力が減少して基準電圧Vrefを越えた時には
、カウント動作禁止とはならず、半導体レーザ1の光出
力が増加し基準電圧Vrefを越えた時にカウント動作
禁止となるように設定しても、半導体レーザ1の保持電
流は常に一定に維持される。
すなわち、第3図において枠10で囲んで示す部分は、
比較器12からの出力の変わり目を検出し、アップダウ
ンカウンタ5のカウント動作を許可しまたは禁止するエ
ツジ検出回路に相当する。
上述のように増幅器1)の出力電圧が基準電圧Vref
を基準として一定値となるように、半導体レーザ1から
の光出力を制御する(光出力は常に一定値に保持される
〉。
このように、例えばカウンタとD/Aコンバータを利用
した出力制御手段は、例えば特開昭60−171863
号公報、特開昭61−174786号公報、特開昭61
−174787号公報等に開示されているものである。
さらに、以上説明したような光検出器22を光検出器2
2からの出力信号を基準信号Vrefと比較する比較器
12とを備え、その比較器12からの出力信号に応じて
走査ビームの光出力を制御する走査ビームの出力制御装
置において、レーザパワーを変更する方法として次のよ
うな方法がある。
この方法は上記比較器12に入力される基準信号Vre
fを外部からの走査ビーム出力データに応じて設定可能
とすることを特徴とするものである。
第4図はこれを実現する回路構成を示す回路図てあって
、図中第3図と同一記号の部分は同一部分とみなすこと
ができる。これまで述べたきたように、半導体レーザ1
からの光出力は、その光出力を光検出器9で検出し、増
幅器1)で増幅した出力と基準信号Vrefとが一致す
る時の光出力となる。したがって、先に第3図を使って
述べたような例では、上記基準信号Vrefが大となれ
ば、増幅器1)の出力はVrefと共に大となるように
、半導体レーザ1の光出力も大となる。また逆に上記基
準信号Vrefが小となれば、増幅器1)の出力はVr
efと共に小となるように、半導体レーザlの光出力も
小、となる。外部より入力される(例えばプリンタ本体
制御部あるいはイメージプロセッサ部などから入力され
る)走査ビーム出力データはアナログデータでも良いし
デジタルデータでも良いが、−船釣にデータの扱い易さ
(例えばアナログと比較してノイズに強い、データの加
工。
保持が容易である。こと等)からデジタルデータで与え
るのが有利である。デジタルデータであれば、複数ビッ
トのパラレルあるいはシリアルで入力されるどの方法で
もよい。このようにして、与えられた走査ビーム出力デ
ータは、光出力設定手段7において保持され(特に光出
力を常に変更すル場合は保持しなくてもよい)、走査ビ
ーム出力データに応じた基準信号Vrefが設定され、
比較器12に入力される。
第5図は光出力設定手段7の一例を示す回路図である。
ストローブ信号5TRBに同期して外部より入力される
nビットの走査ビーム出力データPDATAはラッチ回
路24にてラッチされ、D/Aコンバータ25のデータ
に入力される。D/Aコンバータ25は例えばHA17
00Bのような電流出力型のものを想定すると、n=8
であって、ラッチ回路24の出力に応じて出力端子■。
より電流iが出力される。ここで比較器12が、例えば
LM31)のような汎用的なボルテージコンパレータの
場合、D/Aコンバータ25の電流出力iは、増幅器2
6によって抵抗値rに応じてVref=i−rなる基準
信号Vrefが生成される。
さて、追加的にのべるとPDATAが最大値となった時
のD/Aコンバータ25の出力iは抵抗値VRで設定で
きるので、この値を適切に設定することにより、基準信
号Vrefの可変範囲を希望する範囲に設定することも
可能である。
第5図は光出力設定手段7の1例であるが、これに限ら
ず比較器12としてデジタル比較器のようなものを採用
すれば、光出力設定手段7は、単にラッチ回路24のみ
とすることも可能である。
あるいは走査ビーム出力データとしてアナログ信号を採
用した場合は、第5図に示したような光出力設定手段7
は一般的に知られるアナログサンプルとホールド回路に
置き換えてもよい。
第6図はレーザプリンタを示す概略図である。
次にこの図を用いてレーザプリンタの書き出し位置の設
定方法について説明する。一般に各ライン(主走査方向
)毎に書き出し位置を一定にするため、画像記録の前走
査の段階でレーザ光が特定位置に到来したことを検出し
て、検出信号を形成するビーム検出手段27 (例えば
PINフォトダイオード)を設け、ビーム検出手段27
からの出力信号を基準とし、所定の時間(画像クロック
を所定数だけカウントすることにより計数する)経過後
、感光ドラム32へのレーザ光の画像記録開始を行う方
法が行われている。29はビーム検出手段27にレーザ
光を入力させるための反射鏡である。
、このようにレーザプリンタでは、回転多面鏡31、ガ
ルバノミラ−等によりレーザ光源30から出射されたレ
ーザ光を結像レンズ28を介して感光ドラム32上にそ
の軸方向に走査させる。このレーザ光は対象とする文字
や図形に対応した信号で強度変調されており、このレー
ザ光で感光ドラム32の表面をその軸方向に同一直線を
繰り返し走査すると共に感光ドラム32を徐々に回転さ
せることにより、感光ドラム32の表面はレーザ光によ
るラスク走査が行われ、文字や図形が形成される。この
場合、レーザ光の変調は各走査毎に感光ドラム32上の
レーザ光の走査開始時点を検出し、これを基準として成
されるため、レーザ光の走査開始時点を常に正確に検出
しなければならない。しかしながら、従来使われている
一般的な方法では、レーザ光の強度が変動すると、正確
にレーザ光の走査開始時点を検知することができず、主
走査方向の画像ずれを生じさせていた。最近では単安定
マルチバイブレータを使ってレーザ光の強度変動による
走査開始時点のずれを補償する方法が公知となっている
が、光検知器へのレーザビームの入射条件によって光検
知信号の最大電圧がパルス幅を設定する時間内で同一に
なるとは限らず、その為に正確な補償ができないという
欠点がある。
第7図はレーザビーム走査位置検出装置の従来例の1つ
である。図において、34はPINフォトダイオード、
33は信号増幅部、35は波形整形部である。
レーザ光をPINフォトダイオード34で受光し、電気
信号に変え、信号増幅部33で上記信号を増幅し、さら
に波形整形部35により信号波形を整形する。この信号
の立ち上がりあるいは立ち下がりによりカウントを開始
するカウンタの出力に基づいて印字開始タイミングを決
定する(この部分は記載していない)。
第7図のA、 Bの部分のタイミングチャートを第8図
に示す、■は波形整形部の闇値電圧である。
1の部分はレーザ光の強度が弱い時、2の部分は1と比
較してレーザ光の強度が強い時のAおよびBの部分のタ
イミングチャ1トであり、2では1に比べてA、Bとも
にパルス幅が広くなる。
第9図はレーザ光の強度とパルス幅との関係の測定例を
示す。第8図のBのパルス幅を1.および1tとすると
、J/2.tg/2の時刻にレーザビームの中心がPI
Nフォトダイオード34の中心を通過する。t1/2と
t2/2の時刻は一致することが確かめられている。し
たがってレーザ光の強度が変化した場合、パルス幅は2
のBのt2 (=△1+1.+△t)のように広がる。
今、カウンタによるカウント開始として信号Bの立ち上
がりで開始する場合を考えると、レーザ光の強度が強い
場合(2のB)はレーザ光の強度が弱い場合(1のB)
と比較して△を相当の時間だけ印字開始タイミングが早
くなる。
以上説明したように、プロセス条件の変化に応じてレー
ザパワーを変更することにより補正しようとすると、画
像書出し位置が僅かにずれることになる。
この画像書出し位置ずれが生じた場合の画像品質に対す
る影響が顕著なのは、次に示すようなカラープリンタの
場合である。
第10図および第1)図はカラープリンタを示す概略図
である。一般にフルカラーの画像出力が可能なカラープ
リンタは、出力しようとする画像をイエロー(Yと略記
)、マゼンタ(Mと略記〉、シアン(Cと略記)に色分
解し、それぞれの画像信号を適当なインターフェースを
介して受は取り、その信号に基づいてY、M、Cの単色
画像を生威し、それらを重ね合わせてフルカラー画像を
得る。
また、Y、M、Cの他にブラック(Bkと略記)を用い
ることがある。
これは印刷業界で行われる、すみ版に対応するブラック
の出力を行うためである。Y、M、Cの3色を用いて表
現する色は、等量分のY、M、Cに対応するBkを含ん
でいるので、同じ色をBkとY、 M、 Cの何れか2
色によって表現できる。
Bkに対応する等量のY、M、Cを取り去ることが下色
除去(U CR)であり、置き換えられるBkがすみ版
である。レーザカラープリンタでは、色再現とは別のメ
リットとしてUCRを行うとトナーの消費量が減り、出
力画像の厚みが軽減され、定着負荷も軽減される利点が
ある。したがって−般にはトナー像は4回形成され、4
回転写される。
図において画像信号で変調されたレーザ光は、レーザ光
源578により発せられ、回転モータ54Bkで回転さ
れている回転多面鏡588にで偏向される。偏向された
レーザ光は結像レンズ538kを介し、感光ドラム43
Bk上の所定位置を走査する。このビーム走査は主走査
と呼ばれ、その方向は主走査方向と呼ばれる。回転多面
鏡588にの回転によってレーザ光は感光ドラム43B
k上の一直線上を同一方向に繰り返し走査される。
感光ドラム43Bkが矢印の方向に回転することにより
、感光ドラム43Bk上の周方向にもレーザ光が走査さ
れ〔この走査は副走査と呼ばれ、この方向(反回転方向
)は副走査方向と呼ばれる〕レーザ光は感光ドラム43
Bk上をラスクスキャンする。コロナ放電器428kに
より初期帯電された感光ドラム438には、レーザ光が
画像信号に従って走査されると、所定の露光エネルギを
受けた部分の電荷が除去され、感光ドラム43Bk上に
静電潜像が形成される。現像器37Bkにより帯電した
トナーを感光ドラム43Bk上の露光部分に付着させ、
静電潜像を現像する。この顕画像は転写紙に転写される
。感光ドラム43Y、43M、43Cについても同様の
工程が行われる。
一方、給紙コロ39によってトレイ40から給紙された
転写紙は、搬送ベルト48により矢印方向に搬送される
。搬送ベルト48は例えば、マイラで形成され、幾つか
のローラで回転駆動されている。感光ドラムと搬送ベル
ト48との接触点が転写位置であり、転写放電器44 
(Bk、 Y、 M。
C〉によって各色トナーが転写紙上に吸引される。
各色のトナー像が転写された転写紙は、分離爪53によ
り搬送ベルト48から分離され、熱ロールを用いた定着
ユニット46を通過し、それにより色重ねしたトナー像
が定着され、排紙ローラ47によりトレイ51に排紙さ
れる。
上記の構成の他に、1つまたは2つの偏向器で複数のレ
ーザ光を走査するものであってもよい。
第12図はこの他の実施例の構造を示す概略図であって
、600.60M、60Y、608には感光ドラム、6
1は偏向器、62は搬送ベルトである。
さて、本発明はこれまで述べたようなレーザパワーを変
更した場合でも、画像書出し位置のずれなく安定した画
像を得ることも目的としている。
第1図に戻って本発明を説明する。この図は、すでに説
明された第4図に加えてビーム検知手段2を明示したも
のである。第1図は基準信号Vrefを受けて印字開始
タイミング変更手段3を動作させ、ビーム検知手段2か
らの出力信号に作用し、画像書出し位置を変更する構成
を示しである。ここで、ビーム検知手段2は第7図に示
したようなものである。
第13図はビーム検知手段2からの出力信号を遅延する
構成である印字開始タイミング変更手段3の1例である
。ビーム検知手段2からの出力信号が遅延素子64で複
数に遅延されたタイ果ング信号a、b、c・・−を発生
する。これらのタイ箋ング信号をデータセレクタ65に
入力し、ここでセレクトデータA、B、C−によって、
そのうち1つを選択し、出力端子Yより半導体レーザ駆
動回路8に出力し、この信号に基づいて画像書出しタイ
ミングを決定する。データセレクタ65へのセレクトデ
ータA、B、C−・−は、例えば、基準信号Vrefを
A/Dコンバータ66でデジタルデータに変換し、その
値に応じてROM67のアドレスを操作し、セレクトデ
ータとなす。このROM67は省略してもよいが、これ
を設けることにより線形な入出力関係以外の関係を自由
に基準信号Vref と遅延量との間に関係付けること
ができる。
また必要に応じてA/Dコンバータ66の出力データを
ラッチ/ホールドする素子をA/Dコンバータ66とデ
ータセレクタ65の間に設けてもよい。
第14図は他の実施例を説明する回路図である。
ここでは、基準信号Vrefを直接ビーム検知手段2に
作用させ、画像書出しタイミングを調整する構成例を示
す。なお、特に説明しない各部は第1図と同一の参照符
号を付し、それらに関する説明は省略しである。
第15図は第14図の回路構成のビーム検知手段2の一
例を示す、この構成は第7図とほぼ同じ構成であるが、
増幅器33の十人力の閾値V compを基準信号Vr
efに応じて変更する構成であって、電圧/電圧変換(
V/V)器68は基準信号Vrefと閾値V co+n
pの間に Vcomp= f  (Vref ) なる関数関係を付与できるようにするために付は加えで
あるが、これは省略しても構わない。
第16図は第8図に対応するタイ短ングチャートである
。1はパワーの弱い場合、2はパワーの強い場合である
。この両者では基準信号Vrefは異なっている。基準
信号V refに応じてV compおよびV ’ c
ompのように闇値を変更することによりパワーによら
ず同一のパルス幅のタイミング信号を発生することが可
能となる。
第17図は本発明の他の実施例を示す回路構成図であり
、各構成要素は第1図に示したものと同じであるので、
第1図と同一部分には同一符号を付して示す。第17図
は外部よりのデータPDATAを受けて印字開始タイミ
ング変更手段3を動作させ、ビーム検知手段2からの出
力信号に作用し、画像書出し位置を変更する構成を示し
ている。
ここで、ビーム検知手段2は第7図に示したようなもの
である。
第18図はビーム検知器からの出力信号を遅延する構成
である印字開始タイミング変更手段3の一例である。ビ
ーム検出手段2からの出力信号が遅延素子64で複数に
遅延されたタイミング信号a、b、c−を発生する。こ
れらのタイ逅ング信号をデータセレクタ65に入力し、
ここでセレクトデータA、B、C−によって、そのうち
の1つを選択し、出力端子Yより半導体レーザ駆動回路
8に出力し、この信号に基づいて画像書出しタイミング
を決定する。
データセレクタ65へのセレクトデータA、B。
C・−は、外部より入力されるPDATAをそのまま入
力してもよいが、図のようにPDATAの値に応じてR
OMアドレスを操作し、セレクトデータとするような構
成の方がより汎用的である。なぜなら、このROMを設
けることにより線形な入出力関係以外の関係を自由にP
DATAと遅延量との間に関係付けることができるから
である。また必要に応じてPDATAをラッチ/ホール
ドする素子をROMの前あるいは後に設けてもよい。
第19図は他の実施例を説明する回路図である。
この実施例は外部からのデータPDATAを直接ビーム
検知手段2と作用させ、画像出力タイミングを調整する
構成例である。
第20図は第19図の回路構成のビーム検知手段2の一
例を示す。この構成は第7図とほぼ同じ構成であるが、
増幅器33の十人力の閾値V compを外部よりのデ
ータPDATAに応じて変更する構成であって、デジタ
ル/アナログ(D/A)コンバータ69は外部よりのデ
ータPDATA (デジタルデータ)をアナログデータ
に変換し、その値をV con+ρとする。
また、D/Aコンバータ69の後には第18図で説明し
たのと同様に、ROMを設けて汎用性を高める構成をと
ることも可能である。
第21図、は第8図に対応するタイミングチャートであ
る。1はパワーの弱い場合、2はパワーの強い場合であ
る。この両者では外部より与えられるパワーのデータP
DATAは異なっている。PDATAに応じてV co
mpおよびV ’ compのように闇値を変更するこ
とにより、パワーによらず同一のパルス幅のタイくング
信号を発生することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項(1),(2)記載の発明
によれば、基準信号に応じて印字開始タイミングを変更
するようにしたので、レーザビームの光tの変動に拘ら
ず、画像書出し位置を正確に決定することができるため
、高画質の画像を安定して得ることが可能なレーザビー
ム走査位置検知装置を提供することができる。
また、請求項(3)、 (4)記載の発明によれば、外
部から入力されるデータに応じて印字開始タイミングを
変更するようにしたので、レーザビームの光量の変動に
拘らず、画像書出し位置を正確に決定することができる
ため、高画質の画像を安定して得ることが可能なレーザ
ビーム走査位置検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレーザビーム走査位置検知装置の
一実施例を説明するブロック図、第2図は本発明が適用
されるレーザプリンタの構成を示す概略図、第3図は第
2図の制御回路の詳細な構成を示すブロック図、第4図
は基準信号を外部からの走査ビーム出力データに応じて
設定可能な回路構成を示す回路図、第5図は光出力設定
手段を示す回路図、第6図はレーザプリンタを示す概略
図、第7図はレーザビーム走査位置検知装置の例を示す
回路図、第8図は第7図のA、B部分のタイミングチャ
ート、第9図はレーザ光の強度とパルス幅との関係の測
定例を示す説明図、第10図および第1)図はカラープ
リンタを示す概略図、第12図はカラープリンタの他の
実施例を示す概略図、第13図は印字開始タイくング変
更手段を示す説明図、第14図は本発明の他の実施例を
示す回路図、第15図は第14図の回路構成のビーム検
知手段を示す回路図、第16図は第8図に対応するタイ
ミングチャート、第17図は本発明の他の態様を示す回
路構成図、第18図は印字開始タイ柔ング変更手段を示
す説明図、第19図は他の実施例を説明する回路図、第
20図は第19図の回路構成のビーム検知手段を示す回
路図、第21図は第8図に対応するタイミングチャート
である。 1・・・半導体レーザ、2・・・ビーム検知手段、3・
・・印字開始タイミング変更手段、9,22・・・光検
出器、12・・・比較器、19・・・制御回路、64・
・・遅延素子。 第2図 情報信号 第5図 第6図 第7図 第8 図 第1)図 第9図 第10図 jシ 仔υ 68 第15図 第16図 第20図 69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザビームの通過を検知するビーム検知手段を
    備え、該ビーム検知手段からの出力信号に基づいて印字
    開始タイミングを決定するレーザビーム走査位置検知装
    置において、レーザビームの光出力を検出する光検出器
    と、該光検出器からの出力信号を外部からのデータに応
    じて設定可能な基準信号と比較する比較器と、該比較器
    からの出力信号に応じてレーザビームの光出力を制御す
    る出力制御手段と、前記基準信号に応じて印字開始タイ
    ミングを変更する印字開始タイミング変更手段とからな
    ることを特徴とするレーザビーム走査位置検知装置。
  2. (2)請求項(1)において、前記印字開始タイミング
    変更手段は前記基準信号に応じて前記ビーム検知手段か
    らの出力信号を遅延するように構成され、その遅延量の
    設定が可変であることを特徴とするレーザビーム走査位
    置検知装置。
  3. (3)レーザビームの通過を検知するビーム検知手段を
    備え、該ビーム検知手段からの出力信号に基づいて印字
    開始タイミングを決定するレーザビーム走査位置検知装
    置において、外部から入力されるデータに応じてレーザ
    ビームの光出力を制御する出力制御手段と、前記外部か
    ら入力されるデータに応じて印字開始タイミングを変更
    する印字開始タイミング変更手段とからなることを特徴
    とするレーザビーム走査位置検知装置。
  4. (4)請求項(3)において、前記印字開始タイミング
    変更手段は前記外部から入力されるデータに応じて前記
    ビーム検知手段からの出力を遅延するように構成され、
    その遅延量の設定が可変であることを特徴とするレーザ
    ビーム走査位置検知装置。
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