JPH0362325B2 - - Google Patents

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JPH0362325B2
JPH0362325B2 JP19582284A JP19582284A JPH0362325B2 JP H0362325 B2 JPH0362325 B2 JP H0362325B2 JP 19582284 A JP19582284 A JP 19582284A JP 19582284 A JP19582284 A JP 19582284A JP H0362325 B2 JPH0362325 B2 JP H0362325B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
temperature compensation
vco
temperature
amount
Prior art date
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Expired
Application number
JP19582284A
Other languages
English (en)
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JPS6174417A (ja
Inventor
Toshio Ishihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP19582284A priority Critical patent/JPS6174417A/ja
Publication of JPS6174417A publication Critical patent/JPS6174417A/ja
Publication of JPH0362325B2 publication Critical patent/JPH0362325B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスイープ発振器等に用いる電圧制御発
振器の温度補償回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電圧制御発振器(以下、VCO
と称す)において、一般に発振周波数の温度変化
量が発振する周波数により異なるということか
ら、温度変化に対する発振周波数の安定度を高め
るためにシンセサイザ方式と呼ばれる温度補償方
式を採用することがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなシンセサイザ方式に
よると、VCOの温度変化に対する発振周波数の
安定度を高くすることはできるが、回路構成が非
常に複雑になり、コストの高いものになつてしま
うという欠点があつた。
本発明はこのような欠点を解消するためになさ
れたもので、その目的とするところは非常に簡単
な回路構成で小形に、しかも安価に、VCOの温
度変化に対する発振周波数の安定度を高めること
のできる温度補償回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本発明は、降
下電圧の温度変化量が夫々異なる第1および第2
の温度補償素子と、この第1および第2の温度補
償素子の降下電圧の差電圧を増幅し、差電圧に応
じた値をVCOの温度補償量とする差電圧増幅器
と、第1の温度補償素子の降下電圧の温度変化量
をVCOの発振周波数を制御する制御電圧に応じ
て変化させる制御回路とを備えた温度補償回路を
VCOに付加しようとするものである。
〔作用〕
したがつて、この発明によると降下電圧の温度
変化量が異なる第1および第2の温度補償素子の
降下電圧の差電圧を差電圧増幅器で増幅し、差電
圧に応じた値を温度補償量としてVCOに入力す
ると共に、第1の温度補償素子の降下電圧の温度
変化量をVCOの発振周波数を制御する制御電圧
に応じて変化させるようにしたので、VCOを制
御する制御電圧に応じて前記差電圧に応じた温度
補償量を可変することができるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明に係るVCOの温度補償回路を詳
細に説明する。図は本発明の温度補償回路の一実
施例を示す回路図である。図において1はVCO、
2はVCO1の発振周波数を制御する制御信号を
乗せる制御信号線である。この制御信号線2は
VCO1に接続されると共に、温度補償制御用ト
ランジスタ3(以下単にトランジスタと称す)の
ベースに接続されている。さらに、このトランジ
スタ3のエミツタは電流制限用抵抗4を介して差
電圧増幅器5の反転入力端子に接続されており、
コレクタは抵抗7および抵抗9の一端に接続され
ている。そして、抵抗7および抵抗9の他端には
夫々アノード側が接地された温度補償素子として
のダイオード6および8が直列に接続されてい
る。また、ダイオード6と抵抗7との接続点は差
電圧増幅器5の反転入力端子に接続されており、
ダイオード8と抵抗9との接続点は差電圧増幅器
5の非反転入力端子に接続されている。そして、
差電圧増幅器5の出力はVCO1に入力されるよ
うになつている。このような回路において、トラ
ンジスタ3と電流制限用抵抗4とで制御回路を構
成している。また、トランジスタ3のコレクタに
は−V1ボルトの所定電圧が印加されるようにな
つており、トランジスタ3がオフ状態の時、ダイ
オード6に流れる電流はダイオード8に流れる電
流の約1/100になるように設定されている。すな
わち、抵抗7と抵抗9との値でダイオード6およ
び8に流れる電流の値を上記のように設定してい
るのである。また、このときダイオード6の降下
電圧とダイオード8の降下電圧との差電圧の温度
変化量は約0.4mV/℃となり、この差電圧を差
電圧増幅器5で増幅して、VCO1の最大温度補
償量としている。
尚、VCO1は制御信号線2からの零ボルトか
ら−Vボルトまでの負電圧の制御信号で作動する
ようになつている。
このように構成された本発明の温度補償回路の
動作を説明する。すなわち、制御信号線2より零
ボルト〜−Vボルトの間の任意の値の負電圧の制
御信号が入力されると、この制御信号はVCO1
に入力されると同時にトランジスタ3のベースに
も入力される。そして、トランジスタ3はこの制
御信号を受けてオンとなり、電流制限用抵抗4を
介してエミツタ電流IEを流す。このエミツタ電流
IEによりダイオード6に流れる電流は抵抗7に流
れる電流にIEを加えた値となる。このIEの値は制
御信号が零ボルトから負方向に−Vボルトまで変
化するのに応じて増大するので、ダイオード6に
流れる電流も制御信号が負方向に変化するのに応
じて増大する。このため、制御信号が零ボルトか
ら負方向に大きくなるにつれてダイオード6の降
下電圧の温度変化量がダイオード8の降下電圧の
温度変化量に近づき、ダイオード6の降下電圧と
ダイオード8の降下電圧との差電圧の温度変化量
は小さくなる。したがつて、差電圧増幅器5より
出力される温度補償量は制御信号が零ボルトから
−Vボルトまで変化するにつれて小さくなり、
VCO1の温度変化に対する影響が制御信号の電
圧の値が負方向に大きくなるにつれて小さくなる
場合、差電圧増幅器5より出力される温度補償量
を追随して小さくなり、VCO1の温度変化に対
する周波数の安定度を高めることができるように
なる。
また、制御信号が零ボルトから−Vボルトまで
変化するにつれてVCO1の温度変化に対する影
響が大きくなる場合、トランジスタ3のベースの
前段に電圧反転回路をおけば、−Vボルトのとき
温度補償量最大で、零ボルトのとき温度補償量最
小とする制御回路にすることができる。
尚、本実施例ではVCO1の発振周波数の温度
変化量が一次特性の場合の実施例を示したが、二
次特性、その他の特性の場合には逐次その特性に
応じた制御回路をトランジスタ3のベースの前段
におけば、これらの特性に対応して温度補償する
ことが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によるVCOの温度
補償回路によれば、降下電圧の温度変化量が異な
る第1および第2の温度補償素子の降下電圧の差
電圧を差電圧増幅器で増幅し、差電圧に応じた値
を温度補償量としてVCOに入力すると共に、第
1の温度補償素子の降下電圧の温度変化量を
VCOの発振周波数を制御する制御電圧に応じて
変化させるようにしたので、VCOを制御する制
御電圧に応じて差電圧に応じた温度補償量を可変
することができ、VCOの発振周波数の温度変化
量が発振する周波数により異なつてもその発振周
波数の温度補償を追随して行なうことが可能とな
り、従来のシンセサイザ方式に比して非常に簡単
な回路構成で、小形に、しかも安価な温度補償回
路とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るVCOの温度補償回路を示す
回路図である。 1……VCO、3……温度補償制御用トランジ
スタ、4……電流制限用抵抗、5……差電圧増幅
器、6,8……ダイオード、7,9……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 降下電圧の温度変化量が夫々異なる第1およ
    び第2の温度補償素子と、この第1および第2の
    温度補償素子の降下電圧の差電圧を増幅し差電圧
    に応じた値を電圧制御発振器の温度補償量とする
    差電圧増幅器と、前記第1の温度補償素子の降下
    電圧の温度変化量を前記電圧制御発振器の発振周
    波数を制御する制御電圧に応じて変化させる制御
    回路とを具備した電圧制御発振器の温度補償回
    路。
JP19582284A 1984-09-20 1984-09-20 電圧制御発振器の温度補償回路 Granted JPS6174417A (ja)

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JPS6174417A JPS6174417A (ja) 1986-04-16
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JP2637956B2 (ja) * 1986-08-08 1997-08-06 松下電器産業株式会社 時間軸補正装置
JP6070635B2 (ja) * 2014-06-02 2017-02-01 トヨタ自動車株式会社 半導体装置

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JPS6174417A (ja) 1986-04-16

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