JP2637956B2 - 時間軸補正装置 - Google Patents
時間軸補正装置Info
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- JP2637956B2 JP2637956B2 JP61187106A JP18710686A JP2637956B2 JP 2637956 B2 JP2637956 B2 JP 2637956B2 JP 61187106 A JP61187106 A JP 61187106A JP 18710686 A JP18710686 A JP 18710686A JP 2637956 B2 JP2637956 B2 JP 2637956B2
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像情報信号を記録、或いは再生するビデ
オディスク等の電子機器の時間補正装置に関するもので
ある。
オディスク等の電子機器の時間補正装置に関するもので
ある。
従来の技術 近年、再生専用のビデオディスクプレーヤをはじめ、
文書ファイルや静止画及び動画ファイルといった記録再
生用のディスクプレーヤが普及しつつある。
文書ファイルや静止画及び動画ファイルといった記録再
生用のディスクプレーヤが普及しつつある。
これらのプレーヤでは、ディスクの成形や温度及び経
時変化により生じるディスクの偏心、さらにはディスク
を回転駆動するディスクモータの回転ムラ等により、再
生信号に時間軸のずれが生じる。時間軸のずれの周波数
成分は、ディスクの回転周波数である基本周波数成分が
最も大きく、この再生信号をモニター上に再生すると画
面の振れとなって現われ、画質が大きく損われる。
時変化により生じるディスクの偏心、さらにはディスク
を回転駆動するディスクモータの回転ムラ等により、再
生信号に時間軸のずれが生じる。時間軸のずれの周波数
成分は、ディスクの回転周波数である基本周波数成分が
最も大きく、この再生信号をモニター上に再生すると画
面の振れとなって現われ、画質が大きく損われる。
そのため、時間軸のずれを補正するため、実開昭60−
142859号公報などにみられるように、ディスクプレーヤ
には時間軸補正装置が搭載されている。
142859号公報などにみられるように、ディスクプレーヤ
には時間軸補正装置が搭載されている。
第4図は従来から、使用されている時間軸補正装置の
一例を示したブロック図である。
一例を示したブロック図である。
再生された映像信号5は、例えばCCD(Charge Couple
d Device)やメモリーなどの時間軸遅延素子6を経て、
時間軸の遅延された遅延映像信号7になり、同期分離回
路8を経て検出された再生同期信号は位相比較器2に印
加されている。又、位相比較器2には基準同期信号発生
回路1の出力が印加されていて、出力には再生映像信号
5の時間軸誤差信号9が検出される。この時間軸誤差信
号9は位相補償回路3、VCO(Voltage Controled Oscil
lator)4を経て、時間軸遅延素子6に印加されてい
て、再生映像信号5の時間軸のずれを補正している。
d Device)やメモリーなどの時間軸遅延素子6を経て、
時間軸の遅延された遅延映像信号7になり、同期分離回
路8を経て検出された再生同期信号は位相比較器2に印
加されている。又、位相比較器2には基準同期信号発生
回路1の出力が印加されていて、出力には再生映像信号
5の時間軸誤差信号9が検出される。この時間軸誤差信
号9は位相補償回路3、VCO(Voltage Controled Oscil
lator)4を経て、時間軸遅延素子6に印加されてい
て、再生映像信号5の時間軸のずれを補正している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、時間軸遅延素子6は入力されるVCO4の
クロック周波数により時間軸遅延量が変化すると同時
に、再生映像信号5と遅延映像信号7の間の伝達特性を
変化させるため、VCO4出力のクロック周波数が温度変化
等の理由で大きくずれた場合、遅延映像信号7の周波数
特性が劣化したり、信号の振幅レベルが変化し、結果と
して、時間軸補正サーボループの誤動作や画質の劣化が
生じるという問題点を有していた。
クロック周波数により時間軸遅延量が変化すると同時
に、再生映像信号5と遅延映像信号7の間の伝達特性を
変化させるため、VCO4出力のクロック周波数が温度変化
等の理由で大きくずれた場合、遅延映像信号7の周波数
特性が劣化したり、信号の振幅レベルが変化し、結果と
して、時間軸補正サーボループの誤動作や画質の劣化が
生じるという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑み、温度変化等に対するVC
Oクロック出力の直流的周波数変動を抑え、時間軸遅延
素子の信号伝達特性を安定させる時間軸補正装置を提供
することを目的とする。
Oクロック出力の直流的周波数変動を抑え、時間軸遅延
素子の信号伝達特性を安定させる時間軸補正装置を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は上記した目的を達成するため、VCOの出力ク
ロック信号をL.P.F及びエンベロープ検出回路を介して
V.C.Oの入力にフィードバックする周波数安定化回路を
備えた構成となっている。
ロック信号をL.P.F及びエンベロープ検出回路を介して
V.C.Oの入力にフィードバックする周波数安定化回路を
備えた構成となっている。
作用 本発明は、上記した構成により、クロック周波数が大
きくずれることを防ぎ、安定した時間軸補正や信号の再
生を可能にするものである。
きくずれることを防ぎ、安定した時間軸補正や信号の再
生を可能にするものである。
実 施 例 第1図は、本発明の一実施例の時間軸補正装置の概略
構成を示すブロック図である。尚、第1図において、第
2図と同符号のものは同じ構成要素を示している。第2
図と異なるのは、VCO4の出力がLPF(Low Pass Filter)
10,検波回路11を経て入力にフィードバックされている
点である。このフィードバックループ(以後AFC回路と
称する)のうち、LPF10は、VCO4のクロック出力が周波
数によって振幅が変化するように周波数特性を持たせる
ためのものである。又、検波回路11は、LPF10のクロッ
ク出力のエンベロープレベルを検出し、周波数変動を電
圧に変換するためのものであり、検出されたエンベロー
プ信号は、位相補償回路3を経た時間軸誤差信号に加算
された後、VCO4に印加されている。
構成を示すブロック図である。尚、第1図において、第
2図と同符号のものは同じ構成要素を示している。第2
図と異なるのは、VCO4の出力がLPF(Low Pass Filter)
10,検波回路11を経て入力にフィードバックされている
点である。このフィードバックループ(以後AFC回路と
称する)のうち、LPF10は、VCO4のクロック出力が周波
数によって振幅が変化するように周波数特性を持たせる
ためのものである。又、検波回路11は、LPF10のクロッ
ク出力のエンベロープレベルを検出し、周波数変動を電
圧に変換するためのものであり、検出されたエンベロー
プ信号は、位相補償回路3を経た時間軸誤差信号に加算
された後、VCO4に印加されている。
したがって、検波回路11のエンベロープ信号を検出す
る周波数特性により、時間軸遅延素子6に印加されるク
ロックに変換された時間軸誤差信号の周波数帯域が変化
するため、補正される時間軸誤差の周波数帯域も変化す
る。
る周波数特性により、時間軸遅延素子6に印加されるク
ロックに変換された時間軸誤差信号の周波数帯域が変化
するため、補正される時間軸誤差の周波数帯域も変化す
る。
この関係を説明した図が、第2図及び第3図である。
第2図はAFC回路の簡単なブロック図であり、第3図a
はAFC回路のAFC開ループ特性12を、第3図bはAFC閉ル
ープの入出力特性13を表わしている。ただし第2図にお
いて、KはVCOの電圧−周波数変換定数(F/V)であり、
H(s)は第1図のLPF10と検波回路11を合わせた伝達
関数である。又、Vi(s),Vo(s)はそれぞれAFC回路
の入出力信号であり、S=jω,ω=2πである。
第2図はAFC回路の簡単なブロック図であり、第3図a
はAFC回路のAFC開ループ特性12を、第3図bはAFC閉ル
ープの入出力特性13を表わしている。ただし第2図にお
いて、KはVCOの電圧−周波数変換定数(F/V)であり、
H(s)は第1図のLPF10と検波回路11を合わせた伝達
関数である。又、Vi(s),Vo(s)はそれぞれAFC回路
の入出力信号であり、S=jω,ω=2πである。
第2図のAFC回路のブロック図より、開ループ特性は
K・H(s)で表わされるが、H(s)にはエンベロー
プレベル検出のためと制御帯域を制限するためのLPF特
性があるため、AFC開ループ特性12は第3図aのような
特性になる。又、AFC回路の閉ループ入出力特性13はK/
(K+H(s))で表わされるため、第3図bのよう
に、開ループ特性とは逆特性の1次進み補償特性にな
る。ここで1はH(s)のLPFのカットオフ周波数で
あり、2はAFC開ループ特性12のゲイン交点周波数で
ある。
K・H(s)で表わされるが、H(s)にはエンベロー
プレベル検出のためと制御帯域を制限するためのLPF特
性があるため、AFC開ループ特性12は第3図aのような
特性になる。又、AFC回路の閉ループ入出力特性13はK/
(K+H(s))で表わされるため、第3図bのよう
に、開ループ特性とは逆特性の1次進み補償特性にな
る。ここで1はH(s)のLPFのカットオフ周波数で
あり、2はAFC開ループ特性12のゲイン交点周波数で
ある。
本実施例では、映像信号をモニター上で再生した場
合、画面の振れが問題にならないように、時間軸信号の
基本周波数より十分低い周波数変動に対してのみ、この
AFC回路が動作するように、AFC回路のゲイン交点周波数
を低く選んでいる。
合、画面の振れが問題にならないように、時間軸信号の
基本周波数より十分低い周波数変動に対してのみ、この
AFC回路が動作するように、AFC回路のゲイン交点周波数
を低く選んでいる。
このように、VCOのクロック出力の直流的周波数変動
をAFC回路で、除去することにより温度変化や経時変化
等によるクロック周波数のずれが減少し、安定な時間軸
補正ができる。
をAFC回路で、除去することにより温度変化や経時変化
等によるクロック周波数のずれが減少し、安定な時間軸
補正ができる。
又、前述のように、エンベロープ検波回路の時定数に
よって時間軸誤差補正の周波数特性が変化し、AFC回路
の入出力では逆特性の1次進み補償特性となる。この特
性を利用して、AFC回路の入出力特性を時間軸補正の制
御周波数帯域内に入るように設計することにより、余分
な位相補償回路を追加しないで時間軸誤差の基本周波数
成分の時間軸補正利得を増大させることが可能である。
よって時間軸誤差補正の周波数特性が変化し、AFC回路
の入出力では逆特性の1次進み補償特性となる。この特
性を利用して、AFC回路の入出力特性を時間軸補正の制
御周波数帯域内に入るように設計することにより、余分
な位相補償回路を追加しないで時間軸誤差の基本周波数
成分の時間軸補正利得を増大させることが可能である。
さらに、再生同期信号の欠落などによる瞬時的な、周
波数のずれに対してはVCOの入力段にリミット回路を設
けることも有効である。
波数のずれに対してはVCOの入力段にリミット回路を設
けることも有効である。
発明の効果 以上のように、本発明は比較的簡単な構成でVCOの発
振周波数変動を低周波数帯域において減少させることに
より、時間軸補正の安定化や性能の向上と共に、時間軸
誤差除去後の映像信号の周波数特性も安定化でき、その
効果は絶大なるものがある。
振周波数変動を低周波数帯域において減少させることに
より、時間軸補正の安定化や性能の向上と共に、時間軸
誤差除去後の映像信号の周波数特性も安定化でき、その
効果は絶大なるものがある。
第1図は本発明の一実施例における時間軸補正装置のブ
ロック図、第2図はAFC回路のブロック図、第3図はAFC
回路の周波数特性図、第4図は従来の時間軸補正装置を
示すブロック図である。 1……基準同期信号発生回路、2……位相比較器、3…
…位相補償回路、4……VCO、5……再生映像信号、6
……時間軸遅延素子、7……遅延映像信号、8……同期
分離回路、9……時間軸誤差信号、10……LPF、11……
検波回路。
ロック図、第2図はAFC回路のブロック図、第3図はAFC
回路の周波数特性図、第4図は従来の時間軸補正装置を
示すブロック図である。 1……基準同期信号発生回路、2……位相比較器、3…
…位相補償回路、4……VCO、5……再生映像信号、6
……時間軸遅延素子、7……遅延映像信号、8……同期
分離回路、9……時間軸誤差信号、10……LPF、11……
検波回路。
Claims (2)
- 【請求項1】基準となる第1の同期信号を発生する基準
同期信号発生手段と、入力クロックの周波数により、時
間軸のずれた映像情報信号などの時間軸遅延量を制御す
る時間軸遅延手段と、前記時間軸遅延手段により遅延さ
れた前記映像情報信号から第2の同期信号を検出する同
期信号検出手段と、前記第1の同期信号と第2の同期信
号の時間軸誤差を検出する時間軸誤差検出手段と、前記
時間軸誤差検出手段の出力に応じた周波数のクロックを
発生するクロック発生手段と、前記クロック発生手段の
出力を印加するL.P.F(Low Pass Filter)と、前記L.P.
Fから出力されるクロック信号の振幅を検出するための
エンベロープ検出回路とを有し、前記エンベロープ検出
回路の出力信号を前記クロック発生手段の入力にフィー
ドバックする周波数安定化回路を備えていることを特徴
とする時間軸補正装置。 - 【請求項2】クロック発生手段は、所定の周波数帯域
で、時間軸補正利得が増大するように構成してなる特許
請求の範囲第(1)項に記載の時間軸補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187106A JP2637956B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 時間軸補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187106A JP2637956B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 時間軸補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6342067A JPS6342067A (ja) | 1988-02-23 |
JP2637956B2 true JP2637956B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=16200206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61187106A Expired - Fee Related JP2637956B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 時間軸補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637956B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2549183Y2 (ja) * | 1991-02-20 | 1997-09-30 | 篠原電機株式会社 | のぞき窓 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142859U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-21 | パイオニア株式会社 | 時間軸補正回路 |
JPS6174417A (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-16 | Nec Corp | 電圧制御発振器の温度補償回路 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP61187106A patent/JP2637956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6342067A (ja) | 1988-02-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |