JPH0419908Y2 - - Google Patents

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JPH0419908Y2
JPH0419908Y2 JP13879384U JP13879384U JPH0419908Y2 JP H0419908 Y2 JPH0419908 Y2 JP H0419908Y2 JP 13879384 U JP13879384 U JP 13879384U JP 13879384 U JP13879384 U JP 13879384U JP H0419908 Y2 JPH0419908 Y2 JP H0419908Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、時間軸補正装置に関し、特に再生カ
ラービデオ信号の時間軸補正装置に関する。
背景技術 再生カラービデオ信号の時間軸変動を検出する
方法の1つに、基準信号と再生バースト信号とを
直接位相比較する方法があるが、これは基準信号
の位相とバースト信号の位相差が、位相比較器の
動作範囲の略中央又はその近傍になければ時間軸
エラーは検出できない。つまり、基準信号と再生
バースト信号との周波数差が零であつて位相差も
一定範囲内でなければこの方法は使用できない。
他の方法として、VCO(電圧制御型発振器)を
有するPLL(フエイズロツクドループ)回路によ
る方法が知られている。この方法では、再生バー
スト信号の位相にVCOの位相がロツクするよう
にフイードバツクループが作動するので、時間軸
エラーがPLL回路の引込み範囲内にあれば当該
エラーは正確に検出することができる。
しかし、このPLL回路による方法では、ルー
プフイルタとループゲインとによりPLL回路の
安定性が決定されるが、このPLL回路を安定と
し引込み範囲を大とするようにフイルタの特性及
びリープゲインを設定すると、PLL回路は再生
バースト信号の時間軸変動の低域成分にも応答す
ことになつて、その結果得られる時間軸エラー信
号は低域成分の欠落したものとなる不都合があ
る。
そこで、再生カラービデオ信号のバースト位相
の変動範囲に無関係にかつPLL方式によるルー
プ安定性に関する上述の問題点を排除して正確に
再生信号の時間軸エラーを検出し得るようにした
装置が特開昭58−134594号公報に開示されてい
る。
この装置においては、固定発振出力に基づいて
カラーバースト信号と同一周波数を有しかつ再生
バースト信号の平均位相に等しい位相を有する信
号を発振するようにし、この信号と再生カラーバ
ースト信号との位相差に応じて再生カラービデオ
信号の時間軸誤差を補正するよう構成されてい
る。
この特開昭58−134594号公報に開示の装置で
は、4個の乗算器、4個のLPF(ローバスフイル
タ)及び基準発振信号(サブキヤリア)のπ/2
位相器等が最低必要であり、構成が複雑化すると
共に、調整をも必要としている。
考案の概要 本考案の目的は、調整の必要性、構成の複雑さ
及び時間軸エラー信号の低域成分の欠落等をすべ
てなくして正確な時間軸エラー信号を発生可能な
時間軸補正装置を提供することである。
本考案による時間軸補正装置は、再生水平同期
信号と基準信号との位相比較をなす第1の位相比
較手段と、再生カラーバースト信号と基準信号と
の位相比較をなす第2の位相比較手段と、遮断指
令信号が発生したとき第2の位相比較の比較出力
手段を遮断するゲート手段と、所定の時定数を有
してゲート手段のゲート出力の低域成分を検出す
るローパスフイルタと、ローパスフイルタの出力
信号と第1の位相比較手段の比較出力とを合成し
てこの合成出力を時間軸フイードバツクの時間軸
エラー信号として発生する手段と、時間軸フイー
ドバツクのループ帯域より高域成分の時間軸エラ
ーを除去するためにゲート出力に応じて再生ビデ
オ信号の時間軸補正をなすフイードフオワード型
の時間軸補正手段と、ローパスフイルタの出力レ
ベルが所定範囲以外にあるとき遮断指令信号を発
生する指令信号発生手段とを含むことを特徴とし
ている。
実施例 以下に図面を参照しつつ本考案の実施例を説明
する。
第1図は本考案の実施例の回路ブロツク図であ
り、ビデオデイスクプレーヤにおいて図示せぬピ
ツクアツプより読取られたRF(高周波)信号は、
復調器1にてカラービデオ信号となつて時間軸補
正器2を介して再生カラービデオ信号出力となり
外部へ導出される。
一方、基準信号となる7.16MHzの発振出力を
生ずる発振器3が設けられており、この発振出力
が分周器4及び12にてそれぞれ1/2及び1/455
に分周されてカラーサブキヤリヤ及び水平同期信
号のための各基準信号となる。位相比較器13に
おいては、この水平同期信号用基準信号と、水平
同期分離器9により分離された再生ビデオ信号中
の水平同期信号とが位相比較され、この比較出力
が加算器14を経てイコライザ15,16を夫々
通りタンゼンシヤルミラー17、スピンドルモー
タ18の駆動をなす。
一方、分周器4による分周出力は、位相比較器
5において再生カラービデオ信号と位相比較さ
れ、次のS/H(サンプル/ホールド)回路6に
よりバースト毎にサンプルホールドされる。この
S/H回路6の出力はゲート7を介して時間軸補
正器2のための制御信号となると共に、LPF8
を介して先の加算器14の1入力となり、水平同
期信号の位相エラーと共にタンゼンシヤルミラー
17、スピンドルモータ18の駆動信号となるの
である。
ゲート7の開閉がウインドコンパレータ11の
出力によりなされるようになつており、このウイ
ンドコンパレータ11は、LPF8の出力の瞬時
レベルを検出してこの瞬時レベルが例えば−
0.5V〜+0.5Vの範囲内にあるときのみゲート7
をオンとするよう構成されている。
以上の構成において、再生水平同期信号の基準
信号に対する位相エラーと、再生カラーバースト
信号の基準信号に対する位相エラーとがそれぞれ
検出されるが、再生カラーバースト信号の位相エ
ラーがゲート7を介して時間軸補正器2のための
制御信号となつている。また、ゲート7の出力の
LPF8を経た低域エラー成分が水平同期信号の
位相エラーと加算器14にて加算合成され、時間
軸補正のためのフイードバツクループのエラー信
号となる。よつて、基準及び再生水平同期信号間
に位相差が存在する場合には位相比較器13の出
力には位相差に応じた電圧が生じる。この電圧が
加算器14でLPF8の出力と加算合成され、得
られた合成信号のレベルが零となるように時間軸
フイードバツクループが作用するので、LPF8
の出力は位相比較器13の出力を打ち消すような
信号すなわち位相比較器13の出力と絶対値が等
しくかつ極生が逆の信号となる。このLPF8の
出力がウインドコンパレータ11に供給されるの
で、基準及び再生水平同期信号間の位相差が大と
なつてLPF8の出力の瞬時レベルが−0.5V〜+
0.5Vの範囲を越えると、ウシンドコンパレータ
11の出力信号が遮断指令信号としてゲート7に
供給されるのでゲート7がオフ状態になる。そう
すると、LPF8には信号が供給されなくなるの
で、LPF8の出力はこのLPF8の時定数τをも
つて0Vに向つて徐々に変化する。
すなわち、ゲート7がオフとなると、LPF8
の延長作用によりLPF8の出力が−0.5V〜+
0.5Vの範囲外から徐々に0Vに向つて変化するの
で、やがて−0.5V〜+0.5Vの範囲内になりウイ
ンドコンパレータ11の出力が反転してゲート7
がオンとなる。従つて、時定数τを適当に設定す
れば基準及び再生水平同期信号の位相が一致する
までゲート7のオフ状態が継続することとなる。
そして、基準及び再生水平同期信号の位相が一致
してゲート7がオンになるとカラーバースト信号
の位相エラーがゲート7より導出されて時間軸補
正がなされるので、サブキヤリヤの位相ロツクが
なされかつこのバースト位相エラーの低域成分が
フイードバツクループに合成されて挿入されるこ
とから、水平同期信号の位相もロツクすることに
なるのである。
尚、時間軸補正器2は、例えば、特願昭56−
12688号明細書に開示のものやCCD(チヤージカ
ツプルデバイス)等の遅延素子を用い得るもので
ある。
この時間軸補正器2は上記の特願昭56−12688
号明細書にも記載されているように時間軸フイー
ドバツクのループによる時間軸補正では除去でき
ない高い周波数(例えば、2KHz以上)の変動を
除去できる。
上記実施例はNTSC方式の場合であるが、
PAL方式では、第1図中の発振器3、分周器4
及び12の代りに第2図を示す如く、3.75MHz
の発振器3′と1/240分周器12′を用いて、発
振器3′の出力を位相比較器5へ入力し、分周器
12′の出力を位相比較器13へ入力するように
すれば良い。
また、フイードバツクループ中のタンゼンシヤ
ルミラー17の代りにCCD等の可変遅延線を用
いてその出力における再生水平同期信号及び再生
カラーバースト信号の位相エラーを検出するよう
にしても良い。第3図にかかる場合の実施例のプ
ロツクが示されており、イコライザ15の出力で
VCO(電圧制御発振器)17を制御し、この発振
出力で復調器1の後段に挿入されているCCD1
9をコントロールするようにしている。他の構成
は第1図の例と同等である。
効 果 叙上の如く、本考案によれば、回路構成が簡単
化されるのでコスト的にも有利となると共に調整
をも必要としない効果がある。また、NTSCと
PALとの両方式の共用化が容易となる利点もあ
る。
また、再生カラーバースト信号と基準信号との
位相比較出力のローパスフイルタによる低域成分
と、再生水平同期信号と基準信号との位相比較出
力とが合成されてこの合成出力が時間軸フイード
バツクの時間軸エラー信号とされる。よつて、再
生水平同期信号と基準信号との位相差が大きくな
り、DC領域で2つの位相比較ループが競合して、
例えば、ローパスフイルタの出力が所定範囲以外
の+5V、再生水平同期信号と基準信号との位相
比較出力が−5Vとなると、合成出力は0Vとな
り、時間軸フイードバツクループによる時間軸補
正が行なわれない異常状態となるが、このときゲ
ート手段がオフとなる故、ローパスフイルタの出
力が徐々に所定範囲内に向つて変化するので、正
常な時間軸補正動作に引き戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のブロツク図、第2図
は第1図のブロツクの一部変形例を示す図、第3
図は本考案の他の実施例のブロツク図である。 主要部分の符号の説明、2……時間軸補正器、
3……基準信号発生器、5,13……位相比較
器、7……ゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生水平同期信号と基準信号との位相比較をな
    す第1の位相比較手段と、再生カラーバースト信
    号と基準信号との位相比較をなす第2の位相比較
    手段と、遮断指令信号が発生したとき前記第2の
    位相比較手段の比較出力を遮断するゲート手段
    と、所定の時定数を有して前記ゲート手段のゲー
    ト出力の低域成分を検出するローパスフイルタ
    と、前記ローパスフイルタの出力信号と前記第1
    の位相比較手段の比較出力とを合成してこの合成
    出力を時間軸フイードバツクの時間軸エラー信号
    として発生する手段と、前記時間軸フイードバツ
    クのループ帯域より高域成分の時間軸エラーを除
    去するために前記ゲート出力に応じて再生ビデオ
    信号の時間軸補正をなすフイードフオワード型の
    時間軸補正手段と、前記ローパスフイルタの出力
    レベルが所定範囲以外にあるとき前記遮断指令信
    号を発生する指令信号発生手段とを含むことを特
    徴とする時間軸補正装置。
JP13879384U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH0419908Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0732495B2 (ja) * 1987-08-18 1995-04-10 パイオニア株式会社 時間軸誤差補正装置

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