JPS612492A - カラ−ビデオ信号の時間軸補正装置 - Google Patents
カラ−ビデオ信号の時間軸補正装置Info
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- JPS612492A JPS612492A JP59123111A JP12311184A JPS612492A JP S612492 A JPS612492 A JP S612492A JP 59123111 A JP59123111 A JP 59123111A JP 12311184 A JP12311184 A JP 12311184A JP S612492 A JPS612492 A JP S612492A
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- Japan
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- signal
- error
- time axis
- phase
- color video
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明は、ビデオディスク等の記録媒体から再生され
たカラービデオ信号の時間軸を補正する装置に関する。
たカラービデオ信号の時間軸を補正する装置に関する。
し発明の技術的背景とその問題点]
ビデオディスクのような回転記録媒体から信号を再生す
る場合、記録媒体の偏心や駆動系の回転むら等により再
生信号に時間軸の誤差(ジッタ)が生じ、これを放置す
ると再生画像品質が大きく劣化する。特に記録された信
号がカラービデオ信号の場合には、色情報を位相情報に
より伝送している関係で、その影響は特に大きい。そこ
で従来より再生信号から時間軸の誤差を検出し、時間軸
を補正することが一般に行なわれている。
る場合、記録媒体の偏心や駆動系の回転むら等により再
生信号に時間軸の誤差(ジッタ)が生じ、これを放置す
ると再生画像品質が大きく劣化する。特に記録された信
号がカラービデオ信号の場合には、色情報を位相情報に
より伝送している関係で、その影響は特に大きい。そこ
で従来より再生信号から時間軸の誤差を検出し、時間軸
を補正することが一般に行なわれている。
このようなカラービデオ信号の時間軸補正装置は基本的
に、再生カラービデオ信号から分離・抽出した水平同期
信号およびカラーバースト信号をそれぞれ基準信号と位
相比較して誤差信号を生成し、両誤差信号を合成した信
号を時間軸補正信号とする構成となっている。すなわち
、水平同期信号と基準信号との位相比較結果に基く第1
のフィードバックループと、カラーバースト信号と基準
信号との位相比較結果に基く第2のフィードバックルー
プとによる2重のループによって時間軸補正を行なう。
に、再生カラービデオ信号から分離・抽出した水平同期
信号およびカラーバースト信号をそれぞれ基準信号と位
相比較して誤差信号を生成し、両誤差信号を合成した信
号を時間軸補正信号とする構成となっている。すなわち
、水平同期信号と基準信号との位相比較結果に基く第1
のフィードバックループと、カラーバースト信号と基準
信号との位相比較結果に基く第2のフィードバックルー
プとによる2重のループによって時間軸補正を行なう。
水平同期信号は周波数が例えば1575kHzと比較的
低く、カラーバースト信号は例えば3.58MH2と周
波数が高いため、第1のフィードバックループは大きな
時間軸誤差を除去するのに有効であり、第2のフィード
バックループは小さな時間軸誤差を除去するのに有効で
ある。
低く、カラーバースト信号は例えば3.58MH2と周
波数が高いため、第1のフィードバックループは大きな
時間軸誤差を除去するのに有効であり、第2のフィード
バックループは小さな時間軸誤差を除去するのに有効で
ある。
第1および第2のフィードバックループは、このように
時間軸誤差の大きさに対しては応答範囲が異なっている
が、それぞれの誤差信号が合成されて同一点にフィード
バックされるため、周波数軸上での応答範囲は同一であ
る。従って、例えば時間軸誤差の小さい定常状態におい
てより高精度な時間軸補正を行なうことを考えると、第
1のフィードバックループのループゲインを第2のフィ
ードバックループのそれより十分小さくすることが望ま
しいが、このようにループゲインを設定すると大きな時
間軸誤差が生じた場合に第1のフィードバックループの
応答が十分でなく、その過渡特性が劣化するという問題
がある。
時間軸誤差の大きさに対しては応答範囲が異なっている
が、それぞれの誤差信号が合成されて同一点にフィード
バックされるため、周波数軸上での応答範囲は同一であ
る。従って、例えば時間軸誤差の小さい定常状態におい
てより高精度な時間軸補正を行なうことを考えると、第
1のフィードバックループのループゲインを第2のフィ
ードバックループのそれより十分小さくすることが望ま
しいが、このようにループゲインを設定すると大きな時
間軸誤差が生じた場合に第1のフィードバックループの
応答が十分でなく、その過渡特性が劣化するという問題
がある。
また、逆に第1のフィードバックループの応答が適切と
なるようにそのループゲインを設定すると、第2のフィ
ードバックループのループゲインは第1のフィードバッ
クループのそれをさらに上回らなければならないので、
非常に大きな値となってしまう。その結果、定常状態に
おいて第2のフィードバックループが不安定になるとい
う問題が発生する。
なるようにそのループゲインを設定すると、第2のフィ
ードバックループのループゲインは第1のフィードバッ
クループのそれをさらに上回らなければならないので、
非常に大きな値となってしまう。その結果、定常状態に
おいて第2のフィードバックループが不安定になるとい
う問題が発生する。
このような問題を解決するため、例えば特開昭58−1
34595号公報に記載されているように、第1のフィ
ードバックループは低域成分の時間軸誤差にのみ応答さ
せ、第2のフィードバックループは高域成分の時間軸誤
差にのみ応答させるようにした装置が提案されている。
34595号公報に記載されているように、第1のフィ
ードバックループは低域成分の時間軸誤差にのみ応答さ
せ、第2のフィードバックループは高域成分の時間軸誤
差にのみ応答させるようにした装置が提案されている。
このようにすると第1および第2のフィードバックルー
プのループゲインを最適に設定することができ、上述の
不都合はなくなる。
プのループゲインを最適に設定することができ、上述の
不都合はなくなる。
ところが、このように第1および第2のフィードバック
ループの応答範囲を周波数分割すると、定常状態におけ
る低域成分に対する高精度な時間軸補正の能力が失われ
るという問題が新たに生じる。すなわち、第2のフィー
ドバックループは本来、低域、高域を問わず小振幅の時
間軸変動であれば高精度な補正が可能であるにもがかわ
らず、低域成分の時間軸誤差については第1のフィー
ドパツクループのみによって補正しているため、第2の
フィードバックループの高精度な補正能力が十分に生か
されていないことになる。
ループの応答範囲を周波数分割すると、定常状態におけ
る低域成分に対する高精度な時間軸補正の能力が失われ
るという問題が新たに生じる。すなわち、第2のフィー
ドバックループは本来、低域、高域を問わず小振幅の時
間軸変動であれば高精度な補正が可能であるにもがかわ
らず、低域成分の時間軸誤差については第1のフィー
ドパツクループのみによって補正しているため、第2の
フィードバックループの高精度な補正能力が十分に生か
されていないことになる。
[発明の目的コ
この発明の目的は、水平同期信号を用いて時間軸誤差を
検出する第1のフィードバックループと、カラーバース
ト信号を用いて時間軸誤差を検出する第2のフィードバ
ックループとがそれぞれ持っている本来の特性を効果的
に利用し、時間軸誤差を低域から高域に至る広い周波数
成分にわたって高精度に補正できるカラービデオ信号の
時間軸補正装置を提供することである。
検出する第1のフィードバックループと、カラーバース
ト信号を用いて時間軸誤差を検出する第2のフィードバ
ックループとがそれぞれ持っている本来の特性を効果的
に利用し、時間軸誤差を低域から高域に至る広い周波数
成分にわたって高精度に補正できるカラービデオ信号の
時間軸補正装置を提供することである。
[発明の概要コ
この発明は、第1のフィードバックループと第2のフィ
ードバックループとをFfI間軸誤差の大きさに応じて
選択的に用いて時間軸補正を行なうことを骨子とするも
のである。
ードバックループとをFfI間軸誤差の大きさに応じて
選択的に用いて時間軸補正を行なうことを骨子とするも
のである。
すなわち、この発明に係るカラービデオ信号の時間軸補
正装置は、記録媒体から再生されたカラービデオ信号に
含まれる水平同期信号と第1の基準信号との位相を比較
し両信号の位相差に対応した誤差信号を得る第1の位相
比較手段と、前記カラービデオ信号に含まれるカラーバ
ースト信号と第2の基準信号との位相を比較し両信号の
位相差に対応した誤差信号を得る第2の位相比較手段と
、これら第1および第2の位相比較手段によりそれぞれ
得られた誤差信号から前記カラービデオ信号の時間軸誤
差の大きさを判定する判定手段と、この判定手段により
時間軸誤差が大きいと判定されたときは第1の位相比較
手段により得られた誤差信号を、また時間軸誤差が小さ
いと判定されたときは第2の位相比較手段により得られ
た誤差信号をそれぞれ前記カラービデオ信号の時間軸補
正信号として選択する選択手段とを備えたことを特徴と
している。
正装置は、記録媒体から再生されたカラービデオ信号に
含まれる水平同期信号と第1の基準信号との位相を比較
し両信号の位相差に対応した誤差信号を得る第1の位相
比較手段と、前記カラービデオ信号に含まれるカラーバ
ースト信号と第2の基準信号との位相を比較し両信号の
位相差に対応した誤差信号を得る第2の位相比較手段と
、これら第1および第2の位相比較手段によりそれぞれ
得られた誤差信号から前記カラービデオ信号の時間軸誤
差の大きさを判定する判定手段と、この判定手段により
時間軸誤差が大きいと判定されたときは第1の位相比較
手段により得られた誤差信号を、また時間軸誤差が小さ
いと判定されたときは第2の位相比較手段により得られ
た誤差信号をそれぞれ前記カラービデオ信号の時間軸補
正信号として選択する選択手段とを備えたことを特徴と
している。
[発明の効果]
この発明によれば、第1および第2のフィードバックル
ープが選択的に用いられるため、両ループのループゲイ
ンをそれぞれ最適に設定することができ、それにより過
渡特性の向上が図られるとともに、高精度な時間軸補正
を安定性を損うことなく実現することが可能となる。
ープが選択的に用いられるため、両ループのループゲイ
ンをそれぞれ最適に設定することができ、それにより過
渡特性の向上が図られるとともに、高精度な時間軸補正
を安定性を損うことなく実現することが可能となる。
また、この発明では特に第1および第2のフィードバッ
クループの応答範囲を周波数分割した従来方式と異なり
、第2のフィードバックループが高域成分の時間軸誤差
のみならず低域成分の時間軸誤差についても応答するた
め、第2のフィードバックループが本来布する高精度な
補正能力が低域成分の時間軸誤差補正にも十分に発揮さ
れるという利点がある。一方、第1のフィードバックル
ープも低域成分の時間軸誤差のみならず高域成分の時間
軸誤差にも応答できるので、第1および第2のフィード
バックループの応答範囲を周波数分割する従来方式では
対処できなかった。突発的に発生する高域成分の大きな
時間軸誤差の補正も可能である。
クループの応答範囲を周波数分割した従来方式と異なり
、第2のフィードバックループが高域成分の時間軸誤差
のみならず低域成分の時間軸誤差についても応答するた
め、第2のフィードバックループが本来布する高精度な
補正能力が低域成分の時間軸誤差補正にも十分に発揮さ
れるという利点がある。一方、第1のフィードバックル
ープも低域成分の時間軸誤差のみならず高域成分の時間
軸誤差にも応答できるので、第1および第2のフィード
バックループの応答範囲を周波数分割する従来方式では
対処できなかった。突発的に発生する高域成分の大きな
時間軸誤差の補正も可能である。
[発明の実施例]
第1図はこの発明の一実施例に係るカラービデオ信号の
時間軸補正装置の構成図である。図において、回転記録
媒体1は例えば光学方式のビデオディスクであり、スピ
ンドルモータ2によって回転駆動される。記録媒体1上
に記録されているカラービデオ情報は光学ヘッド3によ
り読取られ、可変遅延要素4および信号処理回路5を経
て再生カラービデオ信号として取出される。
時間軸補正装置の構成図である。図において、回転記録
媒体1は例えば光学方式のビデオディスクであり、スピ
ンドルモータ2によって回転駆動される。記録媒体1上
に記録されているカラービデオ情報は光学ヘッド3によ
り読取られ、可変遅延要素4および信号処理回路5を経
て再生カラービデオ信号として取出される。
可変遅延要素4は例えばCOD、BBD等の電荷転送素
子によって構成され、後述する時間軸補正信号により遅
延時間が制御されることによって再生カラービデオ信号
の時間軸誤差を除去するものである。なお、可変遅延要
素4の遅延時間の制御により時間軸補正を行なう代りに
、光学ヘッド3内に通常設けられる。読取り用レーザビ
ームの照射位置を記録媒体1上のトラック接線方向に制
御するためのタンジエンシャルミラーを制御してもよい
。
子によって構成され、後述する時間軸補正信号により遅
延時間が制御されることによって再生カラービデオ信号
の時間軸誤差を除去するものである。なお、可変遅延要
素4の遅延時間の制御により時間軸補正を行なう代りに
、光学ヘッド3内に通常設けられる。読取り用レーザビ
ームの照射位置を記録媒体1上のトラック接線方向に制
御するためのタンジエンシャルミラーを制御してもよい
。
再生カラービデオ信号は水平同期分離回路6およびカラ
ーバースト分離回路7に供給され、水平同期信号8およ
びカラーバースト信号9がそれぞれ分離・抽出される。
ーバースト分離回路7に供給され、水平同期信号8およ
びカラーバースト信号9がそれぞれ分離・抽出される。
水平同期信号8は第1の位相比較器10に入力され、カ
ラーサブキャリア周波数(例えば3.58M)−1z
)で発振する水晶発振器11の出力を分周器12で水平
同期周波数(例えば15.75kHz )まで分周して
得た基準信号13と比較されることにより、誤差信号1
4が生成される。
ラーサブキャリア周波数(例えば3.58M)−1z
)で発振する水晶発振器11の出力を分周器12で水平
同期周波数(例えば15.75kHz )まで分周して
得た基準信号13と比較されることにより、誤差信号1
4が生成される。
一方、カラーバースト信号9は第2の位相比較器15に
入力され、発振器11の出力を可変移相器16により位
相シフトシて得た基準信号18と比較されることにより
、誤差信号19が生成される。なお、可変移相器16の
位相シフト量は誤差信号19をローパスフィルタ17を
通した信号により、基準信号18の位相がカラーバース
ト信号9の中心位相(時間軸誤差がないときの位相)と
一致するように制御される。
入力され、発振器11の出力を可変移相器16により位
相シフトシて得た基準信号18と比較されることにより
、誤差信号19が生成される。なお、可変移相器16の
位相シフト量は誤差信号19をローパスフィルタ17を
通した信号により、基準信号18の位相がカラーバース
ト信号9の中心位相(時間軸誤差がないときの位相)と
一致するように制御される。
第1の位相比較器10の出力に得られた誤差信号14は
、一方においてモータ駆動回路20を介してスピンドル
モータ2にフィードバックされ、その回転を制御する。
、一方においてモータ駆動回路20を介してスピンドル
モータ2にフィードバックされ、その回転を制御する。
このフィードバックループ(以下、これを主フイードバ
ツクループという)の応答可能な周波数成分は通常数H
z以下であり、これ以上の周波数成分のn間軸誤差を除
去するために、第1および第2の位相比較器10.15
によって得られた誤差信号14.19を時間軸補正信号
とする第1および第2のフィードバックループによる時
間軸補正が必要となる。
ツクループという)の応答可能な周波数成分は通常数H
z以下であり、これ以上の周波数成分のn間軸誤差を除
去するために、第1および第2の位相比較器10.15
によって得られた誤差信号14.19を時間軸補正信号
とする第1および第2のフィードバックループによる時
間軸補正が必要となる。
この実施例においては、この第1および第2のフィード
バックループによる時間軸補正は次のように行なわれる
。すなわち、第1および第2の位相比較器10.15に
よってそれぞれ得られた誤差信号14.19は2人力の
切換回路23に導かれる。切換回路23は電圧制御によ
って切換動作を行なうものそ、時間軸誤差の大きさを判
定するための誤差信号14.19の差信号を得る減算器
21の出力が、必要に応じて設けられるバイパスフィル
タ22を介して制御電圧として供給され、この制御電圧
となる差信号レベルが設定値以上の場合は誤差信号14
を時間軸補正信号24として選択し、また設定値に満た
ない場合は誤差信号19を時間軸補正信号24として選
択するように切換ねる。そして、この時間軸補正信号2
4がバイパスフィルタ25を介して可変遅延要素4に供
給されるようになっている。なお、バイパスフィルタ2
5は時間軸補正信号24から主フイードバツクループの
応答周波数成分(数Hz程度以下)を除去するためのも
のである。また、バイパスフィルタ22もこのバイパス
フィルタ25と同一特性に設定されている。
バックループによる時間軸補正は次のように行なわれる
。すなわち、第1および第2の位相比較器10.15に
よってそれぞれ得られた誤差信号14.19は2人力の
切換回路23に導かれる。切換回路23は電圧制御によ
って切換動作を行なうものそ、時間軸誤差の大きさを判
定するための誤差信号14.19の差信号を得る減算器
21の出力が、必要に応じて設けられるバイパスフィル
タ22を介して制御電圧として供給され、この制御電圧
となる差信号レベルが設定値以上の場合は誤差信号14
を時間軸補正信号24として選択し、また設定値に満た
ない場合は誤差信号19を時間軸補正信号24として選
択するように切換ねる。そして、この時間軸補正信号2
4がバイパスフィルタ25を介して可変遅延要素4に供
給されるようになっている。なお、バイパスフィルタ2
5は時間軸補正信号24から主フイードバツクループの
応答周波数成分(数Hz程度以下)を除去するためのも
のである。また、バイパスフィルタ22もこのバイパス
フィルタ25と同一特性に設定されている。
今、第1および第2のフィードバックループの応答特性
、すなわちループゲインが等しく設定されているものと
すると、時間軸誤差が第?の位相比較器15の位相比較
範囲に入って十分に検出される程度に小さい場合には、
減算器21によって得られる差信号は第1および第2の
位相比較器10.15間の精度差に由来する程度の電圧
しか発生ぜず、そのレベルは極く小さい。この場合、切
換回路23はその制御IN圧が設定値に達しないため、
第2の位相比較器15によって得られた誤差信号19を
時間軸補正信号24として選択する。
、すなわちループゲインが等しく設定されているものと
すると、時間軸誤差が第?の位相比較器15の位相比較
範囲に入って十分に検出される程度に小さい場合には、
減算器21によって得られる差信号は第1および第2の
位相比較器10.15間の精度差に由来する程度の電圧
しか発生ぜず、そのレベルは極く小さい。この場合、切
換回路23はその制御IN圧が設定値に達しないため、
第2の位相比較器15によって得られた誤差信号19を
時間軸補正信号24として選択する。
従って、この場合は第2のフィードバックループによる
高精度な時間軸補正が行なわれることになる。しかも、
この第2のフィードバックループによる時間軸補正は、
前述した公知例のように誤差信号周波数成分がローパス
フィルタにより高域成分のみに制限されてはいないので
、高域成分は勿論、低域成分の時間軸誤差についても有
効に行なわれる。
高精度な時間軸補正が行なわれることになる。しかも、
この第2のフィードバックループによる時間軸補正は、
前述した公知例のように誤差信号周波数成分がローパス
フィルタにより高域成分のみに制限されてはいないので
、高域成分は勿論、低域成分の時間軸誤差についても有
効に行なわれる。
一方、なんらかの外乱により時間軸誤差が増大し、第2
のフィードバックループのループゲインによって第2の
位相比較器15の位相比較範囲に入らない場合には、第
2のフィードバックループは線形動作を行なうことがで
きず、減算器21カ)ら得られる差信号レベルが増大し
、これにより切換回路23は第1の位相比較器10によ
っ得られた誤差信号14を選択するように切換ねる。従
って、この場合は第1のフィードバックループによって
時間軸補正が行なわれることになる。
のフィードバックループのループゲインによって第2の
位相比較器15の位相比較範囲に入らない場合には、第
2のフィードバックループは線形動作を行なうことがで
きず、減算器21カ)ら得られる差信号レベルが増大し
、これにより切換回路23は第1の位相比較器10によ
っ得られた誤差信号14を選択するように切換ねる。従
って、この場合は第1のフィードバックループによって
時間軸補正が行なわれることになる。
このように、時間軸誤差の大きさに応じて第1および第
2のフィードバックループを選択的に用いることにより
時間軸の補正を行なっているため、両ループの特性を最
大限に生かした補正が可能となる。この場合、両ループ
のループゲインは互いの動作に影響を与えることがなく
最適に設定可能である。すなわち、第1のフィードバッ
クループのループゲインを十分に大きくしても、時間軸
誤差が小さい場合の第2のフィードバックループによる
補正動作に悪影響を及ぼすことがないので、大きな時間
軸誤差に対する応答性が良好となり、過渡特性が向上す
る。また、このように第2のフィードバックループのル
ープゲインを十分大きくしても、第2のフィードバック
ループのループゲインを極端に大きくすることなく第2
のフィードバックループによる時間軸補正を行なうこと
ができるため、第2のフィードバックループの安定性を
損うことなく、比較的小さな時間軸誤差に対する高精瓜
な補正を可能とすることができる。
2のフィードバックループを選択的に用いることにより
時間軸の補正を行なっているため、両ループの特性を最
大限に生かした補正が可能となる。この場合、両ループ
のループゲインは互いの動作に影響を与えることがなく
最適に設定可能である。すなわち、第1のフィードバッ
クループのループゲインを十分に大きくしても、時間軸
誤差が小さい場合の第2のフィードバックループによる
補正動作に悪影響を及ぼすことがないので、大きな時間
軸誤差に対する応答性が良好となり、過渡特性が向上す
る。また、このように第2のフィードバックループのル
ープゲインを十分大きくしても、第2のフィードバック
ループのループゲインを極端に大きくすることなく第2
のフィードバックループによる時間軸補正を行なうこと
ができるため、第2のフィードバックループの安定性を
損うことなく、比較的小さな時間軸誤差に対する高精瓜
な補正を可能とすることができる。
なお、上記実施例においては第2の位相比較器15、可
変移相器16およびローパスフィルタ17によってフィ
ードバックループ(以下、これを局部フィードバックル
ープという)が形成されているが、このループは第1の
フィードバックループど第2のフィードバックループと
の位相差を補正するためのものである。すなわち、理想
的には第1および第2の位相比較器10.15の出力が
ともに雪の点で系が安定状態となることが望ましいが、
実際には水平同期分離回路6とカラーバースト分離回路
7との間の定常的な位相検出誤差や、主フイードバツク
ループに由来する第1の位相比較器10の定常位相誤差
(位相比較器10の出力の直流分は主フイードバツクル
ープを介してフィードバックされるために、主フイード
バツクループが完全積分型でないと定常的な誤差が位相
比較器10の出力に残留する。)、およびそれらのドリ
フ1〜により、系全体としての安定点が必ずしも第2の
位相比較器15の位相比較範囲の中点に対応せず、結果
として位相比較器15の動作範囲が極端に狭められたり
、動作範囲を外れたりして第2のフィードバックループ
が正常動作不能となるおそれがある。この点、上述した
ような局部フィードバックループを設ければカラーバー
スト信号9の中心位相に基準信号18の位相が一致する
ことにより、第2の位相比較器15の出力はその位相比
較範囲のほぼ中点で安定点となるので、第2のフィード
バックループの動作が安定化される。
変移相器16およびローパスフィルタ17によってフィ
ードバックループ(以下、これを局部フィードバックル
ープという)が形成されているが、このループは第1の
フィードバックループど第2のフィードバックループと
の位相差を補正するためのものである。すなわち、理想
的には第1および第2の位相比較器10.15の出力が
ともに雪の点で系が安定状態となることが望ましいが、
実際には水平同期分離回路6とカラーバースト分離回路
7との間の定常的な位相検出誤差や、主フイードバツク
ループに由来する第1の位相比較器10の定常位相誤差
(位相比較器10の出力の直流分は主フイードバツクル
ープを介してフィードバックされるために、主フイード
バツクループが完全積分型でないと定常的な誤差が位相
比較器10の出力に残留する。)、およびそれらのドリ
フ1〜により、系全体としての安定点が必ずしも第2の
位相比較器15の位相比較範囲の中点に対応せず、結果
として位相比較器15の動作範囲が極端に狭められたり
、動作範囲を外れたりして第2のフィードバックループ
が正常動作不能となるおそれがある。この点、上述した
ような局部フィードバックループを設ければカラーバー
スト信号9の中心位相に基準信号18の位相が一致する
ことにより、第2の位相比較器15の出力はその位相比
較範囲のほぼ中点で安定点となるので、第2のフィード
バックループの動作が安定化される。
また、上記の局部フィードバックループは主フイードバ
ツクループおよび第1のフィードバックループにおける
位相比較のための基準信号13のもととなる発振器11
の出力信号を位相シフトすることにより、第2のフィー
ドバックループで必要な基準信号18を出力する構成と
なっているため、通常のPLL (フェイズロックルー
プ)と異なって専用の発振器が不要であり、また引込み
範囲が例えば主フイードバツクループの応答帯域と同程
度に狭くてよい。すなわち、この局部フィードバックル
ープは主フイードバツクループが応答する掻く低い周波
数成分の時間軸誤差に対してのみ応答して、この時間軸
誤差に対してのみ第2の位相比較器15の出力に得られ
る誤差信号19が零となるように働くので、結果として
比較的小さな時間軸誤差に限れば、第2のフィードバッ
クループを主フイードバツクループが応答する極く低い
周波数成分を除いた低域から高域にわたる広い周波数成
分の時間軸誤差に応答させることができる。
ツクループおよび第1のフィードバックループにおける
位相比較のための基準信号13のもととなる発振器11
の出力信号を位相シフトすることにより、第2のフィー
ドバックループで必要な基準信号18を出力する構成と
なっているため、通常のPLL (フェイズロックルー
プ)と異なって専用の発振器が不要であり、また引込み
範囲が例えば主フイードバツクループの応答帯域と同程
度に狭くてよい。すなわち、この局部フィードバックル
ープは主フイードバツクループが応答する掻く低い周波
数成分の時間軸誤差に対してのみ応答して、この時間軸
誤差に対してのみ第2の位相比較器15の出力に得られ
る誤差信号19が零となるように働くので、結果として
比較的小さな時間軸誤差に限れば、第2のフィードバッ
クループを主フイードバツクループが応答する極く低い
周波数成分を除いた低域から高域にわたる広い周波数成
分の時間軸誤差に応答させることができる。
第2図はこの発明の他の実施例を示すもので、第1図に
おける可変移相器16を電圧制御発振器26に置換える
ことにより、局部フィードバックループをPLLで構成
したものである。この場合、PLLは電圧制御発信器2
6の初期の発振周波数とカラーバースl−信号9の周波
数との差に対して、まず周波数引込み1次いで位相引込
みという2段階の動作を行ない、最終的に発振周波数が
カラーバースト信号90周波数に一致した状態となるが
、これらの引込み範囲および引込み時間は初期の周波数
差とループの応答帯域に大きく依存し、一般には前者の
周波数差は小さい方が、後石の応答帯域は広い方が安定
動作の上で好ましい。しかし、PLLの応答帯域が広す
ぎると第2のフィードバックループの時間軸誤差に対す
る応答帯域が減少するので、PLLの安定動作と第2の
フィードバックループによる時間軸補正性能の両方を勘
案して、PLLの応答帯域を決定することが望ましい。
おける可変移相器16を電圧制御発振器26に置換える
ことにより、局部フィードバックループをPLLで構成
したものである。この場合、PLLは電圧制御発信器2
6の初期の発振周波数とカラーバースl−信号9の周波
数との差に対して、まず周波数引込み1次いで位相引込
みという2段階の動作を行ない、最終的に発振周波数が
カラーバースト信号90周波数に一致した状態となるが
、これらの引込み範囲および引込み時間は初期の周波数
差とループの応答帯域に大きく依存し、一般には前者の
周波数差は小さい方が、後石の応答帯域は広い方が安定
動作の上で好ましい。しかし、PLLの応答帯域が広す
ぎると第2のフィードバックループの時間軸誤差に対す
る応答帯域が減少するので、PLLの安定動作と第2の
フィードバックループによる時間軸補正性能の両方を勘
案して、PLLの応答帯域を決定することが望ましい。
この発明は上記した実施例に限定されるものではなく、
例えば実施例では第1および第2の位相比較器により得
られた誤差信号の差を検出し、その差信号レベルが設定
以上か否かによって時間軸誤差の大きさを判定したが、
この時間軸誤差の大きさを判定する手段は種々の変形が
考えられ、例えばフィードバックループとは別個に判定
するものでもよい。その他、この発明は要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施が可能である。
例えば実施例では第1および第2の位相比較器により得
られた誤差信号の差を検出し、その差信号レベルが設定
以上か否かによって時間軸誤差の大きさを判定したが、
この時間軸誤差の大きさを判定する手段は種々の変形が
考えられ、例えばフィードバックループとは別個に判定
するものでもよい。その他、この発明は要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施が可能である。
第1図はこの発明の一実施例に係るカラービデオ信号の
時間軸補正装置の構成図、第2図はこの発明の他の実施
例に係るカラービデオ信号の時間軸補正装置の構成図で
ある。 1・・・回転記録媒体、2・・・スピンドルモータ、3
・・・光学ヘッド、4・・・可変遅延要素、5・・・信
号処理回路、6・・・水平同期分離回路、7・・・カラ
ーバースト分離回路、8・・・水平同期信号、9・・・
カラーバースト信号、10・・・第1の位相比較器、1
1・・・発振器、12・・・分周器、13・・・基準信
号、14・・・誤差信号、15・・・第2の位相比較器
、16・・・可変移相器、17・・・ローパスフィルタ
、18・・・基準信号、19・・・誤差信号、20・・
・モータ駆動回路、21・・・減算器、22・・・バイ
パスフィルタ、23・・・切換回路、24・・・誤差信
号、25・・・バイパスフィルタ、26・・・電圧制御
発成器。
時間軸補正装置の構成図、第2図はこの発明の他の実施
例に係るカラービデオ信号の時間軸補正装置の構成図で
ある。 1・・・回転記録媒体、2・・・スピンドルモータ、3
・・・光学ヘッド、4・・・可変遅延要素、5・・・信
号処理回路、6・・・水平同期分離回路、7・・・カラ
ーバースト分離回路、8・・・水平同期信号、9・・・
カラーバースト信号、10・・・第1の位相比較器、1
1・・・発振器、12・・・分周器、13・・・基準信
号、14・・・誤差信号、15・・・第2の位相比較器
、16・・・可変移相器、17・・・ローパスフィルタ
、18・・・基準信号、19・・・誤差信号、20・・
・モータ駆動回路、21・・・減算器、22・・・バイ
パスフィルタ、23・・・切換回路、24・・・誤差信
号、25・・・バイパスフィルタ、26・・・電圧制御
発成器。
Claims (3)
- (1)記録媒体から再生されたカラービデオ信号に含ま
れる水平同期信号と第1の基準信号との位相を比較し両
信号の位相差に対応した誤差信号を得る第1の位相比較
手段と、前記カラービデオ信号に含まれるカラーバース
ト信号と第2の基準信号との位相を比較し両信号の位相
差に対応した誤差信号を得る第2の位相比較手段と、こ
れら第1および第2の位相比較手段によりそれぞれ得ら
れた誤差信号から前記カラービデオ信号の時間軸誤差の
大きさを判定する判定手段と、この判定手段により時間
軸誤差が大きいと判定されたときは第1の位相比較手段
により得られた誤差信号を、また時間軸誤差が小さいと
判定されたときは第2の位相比較手段により得られた誤
差信号をそれぞれ前記カラービデオ信号の時間軸補正信
号として選択する選択手段とを備えたことを特徴とする
カラービデオ信号の時間軸補正装置。 - (2)第1の位相比較手段に供給される基準信号はカラ
ーサブキャリア周波数と同一周波数で発振する発振器出
力を水平同期周波数まで分周した信号であり、第2の位
相比較手段に供給される基準信号は上記発振器の出力を
第2の位相比較手段により得られた誤差信号に基いてカ
ラーバースト信号の中心位相に一致するように位相シフ
トした信号であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のカラービデオ信号の時間軸補正装置。 - (3)判定手段は第1および第2の位相比較手段により
それぞれ得られた誤差信号の差を検出し、その差信号レ
ベルが設定値以上か否かにより時間軸誤差が大きいか小
さいかの判定を行なうものであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のカラービデオ信号の時間軸補正
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59123111A JPS612492A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | カラ−ビデオ信号の時間軸補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59123111A JPS612492A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | カラ−ビデオ信号の時間軸補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS612492A true JPS612492A (ja) | 1986-01-08 |
Family
ID=14852445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59123111A Pending JPS612492A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | カラ−ビデオ信号の時間軸補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS612492A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62168850A (ja) * | 1986-11-07 | 1987-07-25 | 旭加工紙株式会社 | 段ボ−ル箱手提げ部分の防塵補強片 |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP59123111A patent/JPS612492A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62168850A (ja) * | 1986-11-07 | 1987-07-25 | 旭加工紙株式会社 | 段ボ−ル箱手提げ部分の防塵補強片 |
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