JPH0360695A - ミシンのための加工布積載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はミシンのための加工布積載装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 本出願人は、先に、ミシン本体が載置された作業台の加
工布送り出し側に幅の狭い加工布載置台を配置し、縫製
作業を終え作業台の送り出し側にて垂れ下がる加工布の
一端を、その加工布載置台自身を回動させることによっ
て作業台の一側との間に挾持させ、その後、その加工布
の他端を反転させてその加工布載置台の上に逆Ｖ字型に
加工布を積載する型の加工布積載装置の改良を、特願昭
６２−１１３０９６号（特開昭６３−２７７０８６号公
報としてすでに公開されている）として提供したもので
ある。

［発明が解決しようとする課８］ しかしながら、そのような公知の加工布積載装置おいて
は、霜厚の厚い加工布、例えば、第６図に示すように、
作業服の上着を製作するための半加工された前身頃の加
工布にの場合、その加工布が厚いため、加工布Ｋが幅の
狭い加工布載置台に対し逆Ｕ字状に折曲させて積載され
ず、その加工布積載台がずり落ちてしまい、確実に積載
し得なかった。

尚、前記の前身頃の加工布には、前立と比翼の組立縫製
加工されたパーツに、ポケット片が縫付けられることに
よって構成されている。

そこで、本発明においては霜厚の厚い加工布を積載する
のに適した加工布積載装置を提供することを目的として
いる。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明においては、ミシン
本体が載置された作業台と、その作業台の加工布支持面
の加工布送り出し側下方に配置され且つ縫製を終了しそ
の加工布支持面より垂れ下がる加工布の一端部を保持す
る保持手段と、その保持手段によって保持される前記加
工布の他端部を反転させるための反転手段と、その反転
手段により反転した加工布を平坦若しくはそれに近い状
態にて載置するための幅広の加工布載置台と、その加工
布載置台上に前記加工布の他端部が載置された後、前記
保持手段による保持動作を解放した状態にてその保持手
段を前記加工布の一端部側から離れる方向に退避させる
ための退避手段とを設けている。

［作用］ このため、縫製を終了し加工布支持面より垂れ下がる加
工布の一端部が保持手段によって保持され、その保持手
段によって保持された加工布の他端部が、平坦若しくは
それに近い状態にて載置するための幅広の加工布載置台
上に載置され、その後、保持手段が解放状態にて加工布
の一端部がら離れるように退避され、例え、加工布が厚
くても確実に加工布載置台上に積載される。

［実施例］ 以下に、本発明をポケットセッターと呼ばれる身ごろ等
にポケット片を縫付けるため自動ミシンに具体化した一
実施例につき説明する。

加工布支持面１ａを構成する加工布支持板１が上方に固
定された作業台２上には、ミシン本体３が図示しないパ
ルスモータにより第２図のＹ−Ｙ方向に沿い移動可能に
載置されている。その作業台１の左方には、ポケット片
の縁を折りたたみ前身ごろ上にセットするためのポケッ
ト折り機４が配置され、セットされた前身ごろとポケッ
ト片との組からなる加工布には、前記加工布支持面ｌａ
上において前記Ｙ−Ｙ方向と直交するＸ−Ｘ方向に図示
しないパルスモータによって移動される加工布押圧板５
によって前記ミシン本体３の針落下点位置まで移送され
る。

前記加工布支持板５の右方前方部上には、上方が開放し
たコの字状の取付枠６が固定され、この開放端間には一
本の支持軸７が回動可能に支承され、その両端部には一
対の支持腕８，８が固定されている。それら一対の支持
腕８，８の自由端間には前記加工布Ｋを送り出すための
布送りローラ９が固定されたローラ軸１０が回動可能に
支承されている。前記支持腕９上には、正逆転用エアシ
リンダ１２が固定され、そのピストンロッド１２ａがラ
ック１３．ビニオン１４を介して前記ローラ軸１１に作
動的に連結されている。また、前記一対の支持腕８．９
は、図示しない昇降用エアシリンダが連結され、前記布
送すローラ１０を、加工布にと係合し得る加工位置と、
それとは離れた上昇位置との間に動かす。

前記作業台２のミシン作業者側の一側（前記布送すロー
ラ１０による布送り出し側）には、取付は板１５が固定
され、４個の取付脚１６．１？。

１８．１９が固定され、その内の３個の取付脚１６．１
７．１８により一本の支持軸２０が回動可能に支承され
、その支持軸２０に一対のＵ字状の支持腕２１．２２の
一端が固定され、他端間には保持板２２が取付けられて
いる。その保持板２２と対向する位置には押圧板２３が
配置され、その押圧板２３は、前記取付板１５上に取付
けられた一対の押圧板用エアシリンダ２４．２４のピス
トンロッド２４ａ、２４ａに取付けられている。それら
保持板２２．押圧板２３等は、前記作業台２の加工布支
持面１ａの加工布送り出し側下方に配置されているもの
であり、縫製を終了しその加工布支持面の一側より垂れ
下がる加工布にの一端部Ｋａを挾持して保持する。２５
は前記取付板１５に上端が固定された傾斜案内板で下端
が開放位置にある時の保持板２２．押圧板２３間に位置
する。

前記取付脚１９の自由端には、支持軸２６が回転可能に
支持され、その先端部には支持腕２７が固定され、その
支持腕２７の中間部には加工布にの他端部Ｋｂを反転さ
せるための反転部２８が固定され、実にその先端部には
、前記取付板１５に取付けられた反転用エアシリンダ２
９のピストンロッド２９ａが連結されている。

３０はその反転手段により反転した加工布Ｋを平坦若し
くはそれに近い状態にて載置するための幅広の加工布載
置台で、板材をＵ字状に折曲して形成され、加工布Ｋを
載置するため水平板部３１ａと、その両側部から起立し
た一対の起立板部３１ｂ、３１ｂとからなる載置台本体
３１と、４本の脚部３２と、前記載置台本体３１の水平
板部３１ａに固定された布掛止板３３とからなる。その
布掛止板３３は、水平板部３１ａに固定の下方板３３ａ
と、その下方板３３ａに対し図から明らかなように複数
のねじと長孔によって上下位置が調節可能に取付けられ
た上方板３３ｂとからなる。

また、前記支持軸２０には揺動腕３４の基端が固定され
、その自由端は、前記取付板１５上に取付けられた退避
用エアシリンダ３５のピストンロッド３５ａに連結され
ている。この退避用エアシリンダ３５は、常には前記保
持板２２を第２図及び第７図〜第１０図に示す位置に保
ち、第１１図に示すように、加工布載置台３０上に前記
加工布にの他端部Ｋｂが載置された後、前記保持板２２
゜押圧板２３による保持動作を解放した状態にて、その
保持板２２を前記加工布にの一端部Ｋａ側から離れる方
向に退避させる。

また、前記支持腕８の下面には、加工布支持面１ａの加
工布送り出し側の一側近傍に位置するように図示形状の
案内板３６が取付けられている。

その案内板３６の取付けは、案内板３６の右端が支持腕
８の下面に取付けられることと、その支持腕８のボス部
８ａに嵌合固定されたエア噴出バイブ３７に嵌合される
取付片３８とによって取付けられている。前記案内板３
６は、第５図に示すように、重送リローラ１０が加工布
にと係合する降下位置において、その先端部は垂下して
加工布にの布送り出し側の一端部Ｋａを前記解放位置に
ある保持板２２と押圧板２３との間に向い案内する形状
に弯曲形成されている。それと同時に、その案内板３６
の左端には、加工布Ｋが、例え平坦な状態のまま、折り
たたみ機４側から縫製位置に導かれた場合にも、その一
端部Ｋａが、案内板３６と加工布支持面１ａとの間にお
いて一端部Ｋａが曲げられた状態にて両者間に導かれる
ように、傾斜案内部３６ａと、傾斜案内面３６ｂとが形
成されている。

前記エア噴出パイプ２７の下面には、７個のエア噴出孔
３７ａが形成され、それらと対応する案内板３６の位置
には開口３６ｃが形成されている。

これによって、加工布Ｋが曲がるのを助長する。

つぎに作用につき説明するに、ポケット折りたたみ機４
によりポケットを折りたたんでいる時には、昇降用エア
シリンダの作用によって重送リローラ１０及び案内板３
６は上昇位置に置かれると共に保持板２２も第１図に示
す前進位置にあり、押圧板２３は後退され、また、反転
棒２８も加工布支持板１下方の退避位置にある。

この状態より折りたたみが終了すると、加工布押圧板５
が第２図において左方に移動し、その折りたたんだ加工
布Ｋを取りに行き、その加工布Ｋが縫製位置まで持ち運
ばれると、縫製が開始される。この時、例え、その加工
布Ｋが厚く平坦状であったとしても、その加工布にの一
端部Ｋａは、案内板３６の傾斜案内面３６ｂにより強制
的に曲げられるため、その一端部Ｋａは案内板３６下方
に確実に導かれる。

縫製に際して、ミシン本体３のＹ−Ｙ方向の移動と、押
圧板５のＸ−Ｘ方向の移動とが同時に行われ、縫製が終
了すると、昇降用エアシリンダが作動されて一対の支持
腕８，９が第１図の半時針方向に回動され重送リローラ
１０が縫製し終えた加工布に上に降下されると共に案内
板３６も第５図に示す位置まで降下され、例え、加工布
Ｋが厚かったとしてもその加工布にの一端部Ｋａは強制
的に曲げられる。これと同時に正逆転用エアシリンダ１
２のピストンロッド１２ａが突出され、ラック１３．ビ
ニオン１４を介して寄道すローラ１０が加工布Ｋを送り
出す方向に回転される。この時エア噴出管３７からはエ
アも噴出されて加工布にの一端部Ｋａが加工布支持面１
ａから垂れ下がる傾向が助長される。

このような状態にて加工布Ｋが送り出され、その一端部
Ｋａが、第８図に示すように保持板２２と押圧板２３と
の間に到達した時、押圧板用エアシリンダ２４が作動さ
れ、そのピストンロッド２４ａが突出されて押圧板２３
が第９図に示すように一端部Ｋａを押圧保持する。この
後、反転用エアシリンダ２９のピストンロッド２９ａが
突出作動され、その反転棒２９が第１，９図に示す位置
から第１０図に示す位置まで大きく回動される。

これにより、その加工布にの他端部Ｋｂは反転され、第
１０図に示すように、布掛止板３３を跨いだ状態にて加
工布載置台３０の載置台本体３１の水平板部３１ａ上に
載置される。

この後、第１１図に示すように、その反転棒２８が復帰
されると同時にまず、押圧板用エアシリンダ２４が作動
されてそのピストンロッド２４ａが退避され、押圧板２
３が保持板２２から離脱し、加工布にの一端部Ｋａの保
持動作を解放する。続いて、退避用エアシリンダ３５が
作動されて、保持板２２が支持腕２１．２１と共に、支
持軸２１と一緒に回動され、加工布にの一端部Ｋａから
退避され、その一端部Ｋａは載置台本体３１上に載置さ
れる。布掛止板３３は保持板２２が退避される時、加工
布にの一端部Ｋａとの摩擦により、第１１図の右方に引
張られようとする時、その加工布Ｋに対して抵抗として
働き、その加工布Ｋが加工布載置台３０からずり落ちる
のを防ぐ。但し、この布掛止板３３は、例え設置されな
くても基本的には動作し、充分有効である。

尚、上記実施例においては、加工布にの一端部Ｋａを、
保持板２２．押圧板２３等からなる加工布積載手段の保
持手段に導くようにするため、案内板３６を用いている
が、加工布Ｋが送り出される時に、アクチュエータによ
って作動される部材によって加工布Ｋを押圧する等、そ
の形態として種々のものが考えられ、何れも有効である
。

［発明の効果］ 本発明は以上詳述したように構成したから、例え厚い加
工布であっても、幅広の加工布積載台上に確実に積載し
得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の要部を示す斜面図、第２図は本発明の
加工布積載装置が付加される自動ミシンの斜面図、第３
図は案内板部分を示す正面図、第４図は同上面図、第５
図は同左側面図、第６図は加工布にの一例を示す図、第
７図乃至第１１図は作用説明図である。 図中、１ａは加工布支持面、２は作業台、３はミシン本
体、１０は寄道すローラ、２２は保持板、２３は押圧板
、２８は反転棒、３０は加工布載置台、３１は載置台本
体、３３は布掛止板、３６は案内板、３７はエア噴出パ
イプである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ミシン本体が載置された作業台と、 その作業台の加工布支持面の加工布送り出し側下方に配
   置され且つ縫製を終了しその加工布支持面より垂れ下が
   る加工布の一端部を保持する保持手段と、 その保持手段によって保持された前記加工布の他端部を
   反転させるための反転手段と、 その反転手段により反転した加工布を平坦若しくはそれ
   に近い状態にて載置するための幅広の加工布載置台と、 その加工布載置台上に前記加工布の他端部が載置された
   後、前記保持手段による保持動作を解放した状態にてそ
   の保持手段を前記加工布の一端部側から離れる方向に退
   避させるための退避手段とを設けたことを特徴とするミ
   シンのための加工布積載装置。