JPH0547161Y2 - - Google Patents

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JPH0547161Y2
JPH0547161Y2 JP1986052469U JP5246986U JPH0547161Y2 JP H0547161 Y2 JPH0547161 Y2 JP H0547161Y2 JP 1986052469 U JP1986052469 U JP 1986052469U JP 5246986 U JP5246986 U JP 5246986U JP H0547161 Y2 JPH0547161 Y2 JP H0547161Y2
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needle
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シリンダの作動によつてシート状体
を把持し、移動させる装置の改良に関する。
従来の技術 従来、水平板に対し揺動板を揺動させてシート
状体を把持する装置は、第10図に示される如
く、水平板31に枢支された揺動板32の背面に
ピストンロツド35の未端部をピン支持し、該ピ
ストンロツドを作動させる流体シリンダ38は、
その基端部をシリンダ取付ブラケツトCに上下方
向揺動自在に支持されていた。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の機構によると、ピストン棒
35がシリンダ38から出てくるに従つて、揺動
板32に対するピストン棒35のなす角が小さく
なり、揺動板32に働くピストン棒35の力が小
さくなり、板31,32間にシート等を把持させ
るとき、把持力が最小となる。それ故に、必要以
上に大きな力が出るピストンシリンダ機構を使わ
なくてはならず、無駄であつた。
本考案は上記欠点を除き、流体ピストンシリン
ダ機構の力を有効に利用でき、しかも、シート状
体に対して良好な把持状態が得られる把持移動装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通
りとする。即ち、水平板の上面で長さ方向に沿う
途中に、蝶番を介して、前記水平板の長さ方向に
沿う一方側へ90度の角度範囲内に揺動可能で、か
つ、常態では直立状態に付勢された揺動板が枢支
され、該直立状態にある揺動板の他方側面には斜
下他方側に向いて4分円の凹面が形成されたカム
が取付けられ、前記カム面に対向して、カムロー
ラが設置され、該カムローラは水平板に固定され
た第1流体ピストンシリンダ機構によつて水平板
の長さ方向に沿い進退自在とされ、前記水平板に
は、その長さ方向への進退運動を付与するような
第2流体ピストンシリンダ機構が設置されたこと
である。また本考案のピツクアツプ本体25は、
箱形の本体2501と、該本体の上端に固定され
たヘツド部2502と、前記本体2501に内蔵
されたピストンシリンダ機構2503により下方
移動を付与される針案内部2504と、前記本体
2501に取付けられ、前記針案内部2504の
昇降によつて該案内部の底面から互いに反対方向
に斜向して出没自在とされた少なくとも2本1対
の中空針2505とを備え、前記本体2501を
貫通して装設された第1送気細管2507を介し
て前記中空針2505へ圧縮空気を送るととも
に、前記ヘツド部2502に貫設された第2送気
細管2511を介して前記ピストンシリンダ機構
2503のシリンダ2531内頂部へ圧縮空気を
送るようにした、そのようなピツクアツプ本体2
5である。
作 用 第2流体ピストンシリンダ機構を作動させて水
平板をシート状体供給位置へ進出させる。次に、
第1流体ピストンシリンダ機構の作動により、ピ
ストン棒の先端に装着されたカムローラを前進さ
せる。このカムローラが前進して揺動板の背面に
取付けられたカムの凹面に接触しながらカムを押
し続けると、揺動板は蝶番を中心にして前方へ倒
れ、水平板の把持部に接し、水平板上に載置され
たシート状体を把持する。次に第2流体ピストン
シリンダ機構の後退作動により、把持したままの
前記シート状体を所定の位置まで移動させ、前記
第1流体ピストンシリンダ機構を作動させて揺動
板を開方向に回動させて1回の把持移動装置の作
動を終わる。また本考案におけるピツクアツプ本
体25において、第1送気細管を経て中空針に圧
縮空気が送られ、該圧縮空気は中空針の尖端より
噴出する。一方、ピツクアツプ装置が、予め積重
された裁断生地上に下降し、これら生地を押さえ
ることにより、針案内部が上方に押し上げられ
る。そして中空針の先端が前記針案内部の底面か
ら露出するが、該針は針案内部の針孔に沿つて互
いに反対方向へ斜向しながら移動し、生地に対し
て突き刺さる。もし最上端生地に第2層生地がく
つついても、これら両生地の間に前記圧縮空気が
吹きつけられるので、第2層生地は確実に引き放
される。最上層生地は中空針に引つかけられ、該
針から離脱することはない。そしてピツクアツプ
装置が上昇し、生地が所定位置まで運ばれた後、
ピツクアツプ装置が下降を始め、第2送気細管か
ら圧縮空気が送給されると、ピストンシリンダ機
構が作動し、ピストン棒の先端に固着された針案
内部が下降し、生地を押し下げながら中空針を針
孔に沿つて後退させる。これにより、生地が開放
される。
実施例 以下本考案を、自動縫製機に適用した一実施例
を図面にもとづいて説明する。
自動縫製機はほつれ易い厚手の生地Aにほつれ
止めのための縁縫いを施すための機構を有し、第
1図に示される如く、前記生地を複数層に重ねて
供給可能な乗載台10と、該生地Aを1枚宛とり
あげ、ミシン台41の所定位置まで搬送するピツ
クアツプ装置20と、ミシン台41上で前記生地
を受取り、これを把持して縫製位置まで移動させ
る把持移動装置30と、ミシンを含む縫製装置4
0と、生地を、その曲線縁に沿つて縫製するため
の生地押圧装置50(第8図)と、縫製の終わつ
た生地をミシン台41から取出す製品取出装置6
0とからなる。
しかして、前記乗載台10は、第2図に示す如
く、第1昇降ガイド12により高さ調節可能な第
1テーブル11と、該第1テーブル11上に取付
けられ、流体ピストンシリンダ機構(以下ピスト
ンシリンダ機構という)14および第2昇降ガイ
ド15を介して昇降自在とされた第2テーブル1
3と、前記第1テーブル11より立設された柱体
16aに取付けられた上、下限用リミツトスイツ
チ16b,16cを備えた上下限感知部16と、
前記第2テーブル13の下面および柱体16aに
夫々取付けられた第1センサS1、第2センサS
2とを含む。
第1昇降ガイド12は、第1テーブル11の中
央下面に固定された脚柱12aと該脚柱を止めビ
ス12cを用いて概ね所要高さに固定するように
した筒状の脚柱受け12bとからなる。第2昇降
ガイド15は第2テーブル13の下面に固定され
た複数のガイド棒15aと、前記第1テーブル1
1より立設されたガイド筒15bとで構成され
る。第2テーブル13には上下方向の孔13aが
開かれ、該孔に臨んで第1センサS1が取付けら
れる。また、第2テーブル13からはL形の上下
限作動棒13bも垂設されるが、該作動棒は、そ
の先端部分が、第2テーブル13の昇降にともな
い前記上下限リミツトスイツチ16b,16cに
接触し、テーブルの昇降を停止させるように設定
されている。
前記第1センサS1は第2テーブル13上に生
地Aがおかれたのを感知し、第2センサS2は生
地Aが集積されたときその上面を感知する。
次に第3図に示すピツクアツプ装置20を説明
する。該装置は、テーブル21上に固定されたロ
ータリアクチユエータ22にヘツド23が回転自
在に取付けられ、該ヘツドには上下2本からなる
取付棒24が水平方向移動可能に貫挿され、該取
付棒の一端にはピツクアツプ本体25が固定され
る。
ピツクアツプ本体25はその下面に針を出没自
在とし、この針によつて生地の一枚を突きさし、
持ち上げる作用をする。第4ないし6図に示す如
く、本体25は、箱形の本体2501と、該本体
の上端に固定されたヘツド部2502と、前記本
体2501に内蔵されたピストンシリンダ機構2
503と、該ピストンシリンダ機構2503のピ
ストン棒2532の先端に固定された針案内部2
504と、前記本体2501に取付けられ、前記
針案内部2504の昇降によつて該案内部の底面
2541から出没自在とされた複数(実施例では
4本で2対)の中空針2505と、前記本体25
01及び針案内部2504の周囲を覆い、本体2
501にねじを介して固着されたスカート部25
06とを有する。
本体2501には該本体を水平方向に貫通し一
方端が前記中空針2505に接続された第1送気
細管2507が設けられる。該管の他方端はニツ
プル2508を介して第1空気供給管2509に
接続される。
ヘツド部2502には鉛直方向に貫挿されて第
2送気細管2511が設けられ、該管の下端は前
記ピストンシリンダ機構2503におけるシリン
ダ2531の頂部に、上端はニツプル2512を
介して第2空気供給管2513に接続される。ま
た、ヘツド部2502には、針調節ねじ2514
も設けられる。この針調節ねじはヘツド部に対し
鉛直方向に螺合され、その下端部は前記ピストン
シリンダ機構2503のピストンヘツド2533
の上面に当接する。
次に、針案内部2504は、平滑底面をなす底
板2541を有する中空箱体であつて、底板25
41には各中空針2505が貫通するための4個
の針孔2542が設けられている。該針孔254
2は、針案内部2504が上方へ後退することに
よつて相対する針2505の2本1対が互いに交
叉するように斜向して設けられている。針孔25
42の各対宛は前後(第2図における紙面に直角
方向)に並設される。
中空針2505は医療用の注射針状をなし、4
本のうち左右方向(第5図左右方向)に対向する
ものどうしが一対となり、これら一対の針は夫々
先端部が互いに反対方向で交叉する方向へ弯曲し
ている。
図示の符号2515は、本装置を他の基体に取
付けて固定させるためのナツトである。
テーブル21はその下方ミシン台41上に設置
されたピストンシリンダ機構26と、ガイド棒2
7a、ガイド筒27bからなる昇降ガイド27と
によつて鉛直方向昇降自在とされる。取付棒24
は止めボルト23aを用いてヘツド23に固定さ
れている。
把持移動装置30では、第4図ないし第6図に
示すように、水平板31の上面で長さ方向に沿う
途中に、蝶番を介して、前記水平板31の長さ方
向に沿う一方側(第5図の左方側)に形成された
把部31a方向へ90度の範囲内揺動可能な揺動板
32が枢支される。直立状態にある揺動板の他方
側の面には、斜下他方側へ向いて4分円の凹面を
形成したカム32cが取付けられる。そして、前
記カム面に対向して、カムローラ38cが設けら
れる。カムローラ38cは、前記水平板31に第
1ブラケツト33,第3ブラケツト35を介して
固定された第1ピストンシリンダ機構36によつ
て、前記水平板31の長さ方向に沿い進退自在と
される。即ち、カムローラ38cと、該カムロー
ラが支持されるローラブラケツト38bと、更に
該ブラケツトが固定される取付本体38aとから
なる押圧体38は前記第1ピストンシリンダ機構
36のピストン棒36bの先端に固定されてい
る。第1ピストンシリンダ機構36は第3ブラケ
ツト35の立上り片35aに固定され水平を保
つ。また、前記取付本体38aには、前記第1ピ
ストンシリンダ機構36のシリンダ36aの軸線
に平行するガイド棒37がその先端部をねじどめ
固定されている。該ガイド棒は、前記第3ブラケ
ツト35を貫通して揺動自在とされ、ピストン棒
36bが水平方向に正しく前後進するのを助け
る。
揺動板32は蝶番32aに取付けられたねじり
ばね32bに付勢されて、常態では直立状態を保
つ。第1ブラケツト33は押え板33bを上面か
ら当てて水平板31の基体部31bの後端にねじ
止め固定されている。第3ブラケツト35は第1
ブラケツト33の上面にねじ止め固定される。
水平板31には前記第1ブラケツト33の立上
り片33aを介して第2ピストンシリンダ機構3
9が取付けられる。即ち、第2ピストンシリンダ
機構39において、ミシン台41にねじ止めされ
た第2ブラケツト34の立上り片34aにシリン
ダ39aが取付けられ、ピストン棒39bの先端
部分が前記第1ブラケツト33の立ち上がり片3
3aに螺着固定されている。
続いて縫製装置40を第1図および第7図によ
つて説明する。ミシン台41上において、縫製さ
れる生地A2が配置される位置には、一方側(第
1図左側)に第3センサS3が、また第3センサ
S3の他方側(右側)には第4センサS4が設置
される。これらセンサS3,S4は夫々、ミシン
台41に埋込まれた投光器とミシン台に立設され
たセンサブラケツト42に取付けられた受光器と
で夫々、対をなす。そしてこれらセンサS3,S
4に対して、生地A2の進行方向前方(第1図上
方)に、布送り運動をする左右一対の生地送り歯
43が設けられる。そして、図示省略のミシン
が、前記送り歯43の中間にミシン針44を降下
させる。なお、第7図に示す参照符号45は後記
生地押圧装置50による押さえ部材パツド56c
の作動位置を示す。これらセンサS3,S4、生
地送り歯43および押さえ部材作動位置45を避
けて、ミシン台41上に透明カバーBが敷かれ
る。該カバーBはミシン針44が上がるとき生地
が持ち上げられるのを防ぐ押さえである。
更に、生地押圧装置50について述べる。例え
ば図示の如く、被縫製生地A2が、その進行方向
右後方角部分が円弧状に切欠裁断されたものに対
し、その円弧状縁に沿つて曲線縫いをする場合、
生地押圧装置50によつて生地A2の一方側一点
を押さえ、他方側に生地送り歯43を作動させ
る。そのため、この生地押圧装置50は、前記生
地送り歯43に対し、生地進行方向の左方に取付
けられる。
この生地押圧装置50は第8図に示す如く、ミ
シン本体(図示せず)にボルト止めされたシリン
ダブラケツト51に、鉛直方向へ作動するピスト
ンシリンダ機構52が固定され、そのピストン棒
52aの先端には昇降ブロツク体53が固着され
る。該昇降ブロツク体53は上部が垂直板部53
a、下部が押さえ部材支持部53bとなる。垂直
板部53aには、該板部を貫通する水平軸55a
が設けられ、その他方端にロータリアクチユエー
タ55が、一方端に揺動体54が固定される。一
方、押さえ部材支持部53bには鉛直方向に摺動
自在となつた昇降棒56aと、その上部に装着さ
れた圧縮ばね56bと、下部に取付けられたパツ
ド56cとからなる押さえ部材56が装着されて
いる。前記揺動板54はロータリアクチユエータ
55の作動を受けて水平軸まわりに揺動し、その
作動先端部54aの下向揺動によつて前記押さえ
部材56の頂面を押さえるよう設定される。昇降
棒56aは前記押さえ部材支持部53bの上面
と、昇降棒56aの上端部に形成されたフランジ
部56dとの間に介在する前記圧縮ばね56bに
よつて、常時は上方へ付勢されている。
第12図は製品取出装置60を示す。
該装置は図示の如く、ミシン台41から並設さ
れた一対のL型固定アーム61,61と、該アー
ムの未端部に取付ピン62aを介して支持された
平面視溝型鋼状をなすモータ取付ブラケツト62
と、該ブラケツトの溝型部分に抱持され、水平軸
を有するモータ63と、前記一対の固定アーム6
1間の基端側に鞍架固定されたシリンダブラケツ
ト64と、該シリンダブラケツトの上片上に立設
され、該上片を貫通するピストン棒(図示せず)
によつて前記モータ63の未端部分を下方へ押圧
可能なピストンシリンダ機構65と、フリクシヨ
ンベルト取付部66と、該取付部66を前記取付
ピン62aまわりに下方へ揺動付勢させるため、
前記固定アーム61の脚部と、モータ取付ブラケ
ツト62の下端部とを連結する引張ばね67とか
らなる。
フリクシヨンベルト取付部66は、前記モータ
取付ブラケツト62の背面側(反モータ側)に固
着され、モータ軸線と直交する方向に長いプーリ
支持フレーム66aと、該フレームを貫通するモ
ータ軸63aの先端部に装着された駆動プーリ6
6bと、前記フレーム66aの後端部に設置され
た従動プーリ66cと、これら両プーリ66b,
66c間に架せられたフリクシヨンベルト66d
とを有する。フリクシヨンベルト66dの表面は
生地との摩擦が大きい材質とされる。この製品取
出装置は、常時はシリンダ65が作動し、モータ
63の未端部分を押し下げ、前記取付ピン62a
まわりにフリクシヨンベルト取付部側を持ち上
げ、フリクシヨンベルト66dとミシン台41と
の間に隙間が確保されている。
以上に述べた機構のうち、ピストンシリンダ機
構は、エヤシリンダが用いられている。
以上において、作動態様を説明する。乗載台1
0は、第1昇降ガイド12が調節されて、上下リ
ミツトスイツチ16b,16cの作動範囲内の適
当な高さとなつている。この乗載台10の第2テ
ーブル13上の定位値に複数枚の生地が積上げ載
置されると、第1センサS1がこれを感知し、図
示省略の作動ボタンを押すことにより自動的に作
動が開始される。先ず、ピストンシリンダ機構1
4が作動し、第2テーブル13を上昇させ、第2
センサS2が前記生地をとらえた時点で前記上昇
を止める。
次いで、ピツクアツプ装置20のロータリアク
チユエータ22の作動によりピツクアツプ本体2
5が該第2テーブル13上に回動して来て生地A
に向けて下降する。これにつれてピツクアツプ本
体25の下面から複数本の針が突出し、前記生地
の一枚を突き刺し、次に起こるピツクアツプ本体
25の上昇により生地を吊り上げる。そしてロー
タリアクチユエータが再び作動してピツクアツプ
本体25はミシン台41上の準備位置(第1生地
A1位置)まで下降しながら回転し、前記針を引
き込めることにより、該生地を放す。
即ち、所定位置に積重ねられた裁断生地Aを把
持しようとするときは、第1空気供給管2509
より第1送気細管2507を介して中空針250
5に圧縮空気を送給させながら、ピツクアツプ本
体25を前記積重生地上に降下押圧させる。
これにより針案内部2504が上方に押し上げ
られ、中空針2505の先端部分が前記針案内部
2504の底面から露出し、この針先端部分は針
案内部の針孔に沿つて一対宛が互いに交わる方向
に沿い前進して生地Aに突き刺さる。もし、前記
針の進出途中において最上層生地に、第2層生地
がくつついている場合には、前記圧縮空気が最上
層および第2層生地に隙間の吹き込まれることに
なるので、第2層生地は確実に吹きおとされる。
そして、最上層生地には中空針2505の一対
宛が夫々相反する方向へ拡がりながら突き通され
るため、該生地は針から抜けおちたり、或いは水
平方向に移動することがなく、針案内部2504
の底面に確実に保持される。この保持動作が終わ
れば第1空気供給管2509からの送気は停止さ
れる。
生地Aを針案内部2504の底面から離脱させ
るには、前記第2空気供給管2513より第2送
気細管2511を介してシリンダ2531内の頂
部へ圧縮空気を送給してピストン棒2532を押
し下げ、針案内部2504を下降させる。これに
より前記中空針2505が針孔2542に沿つて
後退(実際は針は動かないが、針案内部が前進す
るため後退したと同様な作動となる)し、針案内
部2504の低板2541内まで退去する。そし
て、生地Aは針案内部2504に押し下げられて
針2505から引き放される。
針調節ねじ2514は、針案内部2504の最
大後退時に、中空針2505の先端露出部分が、
生地Aの概ね2枚分の厚さより短く、1枚分の厚
さより長い状態であり、かつ、針案内部2504
の最大前進時に、針先端が低板2541内に隠れ
る程度にピストン棒2533の行程が針調節ねじ
2514により調節される。
針案内部2504の後退時には、シリンダ25
31頂部付近の空気は第1送気細管2507を経
て逆送流放散される。
前記の針2505から引き抜かれた生地Aの位
置には予め把持移動装置30が、その水平板31
と揺動板32とを常態に保つたまま待機する。従
つて、生地A1がこの水平板31の把持部31a
上におかれ、ピツクアツプ本体25が退避するに
ともない第1シリンダ36が作動を始め、その先
端に装着されたカムローラ38cがカム32cの
カム面を押し、揺動板32は前方(把持部31a
側)へ倒れ、生地A1が把持される。次いで第2
ピストンシリンダ機構39が作動を始め、ピスト
ン棒39bが後退し、前記第1ピストンシリンダ
機構36を含む水平板31その他が生地A1を把
持したまま後退する。そして、該生地A1は、第
3センサS3,第4センサS4が蔽われる位置
(第1図生地A2で示す)まで運ばれ、揺動板3
2が開かれ、これら水平板31その他は更に後退
する。これにより生地A2は縫製可能な所定位置
に残される。
第3センサS3が光の遮断を感知すると、ミシ
ンの作動が始まる。生地A2は生地送り歯43に
より徐々に前進してその進行方向に沿う右側縁に
沿つて縫製が行なわれる。しかして、該生地A2
の右後方角を円弧状に裁断された部分が第4セン
サS4部分から外れ、該センサS4が生地A2を
検出しなくなると、生地押圧装置50のロータリ
アクチユエータ55が作動し、揺動体54が作動
し、その作動先部54aの下向揺動により昇降棒
56aが下降され、パツト56cが押さえ部材作
動点45に当接して、生地A2の一端を押さえ
る。ところが生地は送り歯43で送られているの
で、該生地A2は前記作動点45を中心に左まわ
りに移動し、前記円弧状切欠部分の縁に沿つて縫
製が行なわれる。昇降ブロツク体53は、予め流
体ピストンシリンダ機構52が作動し所要高さに
保持されている。
第3センサS3が生地を検出しなくなると、ミ
シンが停止し、製品取出装置60が作動を始め
る。即ち、製品取出装置60は該装置のモータ6
3の回転と、ピストンシリンダ機構65の作動に
よるピストン棒の後退と、ばね67による付勢力
とを受けて取付ピン62aのまわりに揺動し、フ
リクシヨンベルト66dの下面を生地A2に接触
させ、該生地を送り出す。モータ63はミシン作
動中も回転していてもよい。
生地A,A1,A2は既述の通り厚手で或る程
度の腰の強さを有しているので、上記搬送、移動
中もしわになることがなく円滑に作動される。
以上述べた角動作は夫々連繋して自動作動され
る。
本考案の把持移動装置30は上記生地の場合の
みに限定されるものでなく、シート状体に対して
広く適用される。
考案の効果 本考案の把持、移動装置は以上の如く、水平板
の上面で長さ方向に沿う途中に、蝶番を介して、
前記水平板の長さ方向に沿う一方側へ90度の角度
範囲内に揺動可能で、かつ、常態では直立状態に
付勢された揺動板が枢支され、該直立状態にある
揺動板の他方側面には斜下他方側に向いて4分円
の凹面が形成されたカムが取付けられ、前記カム
面に対向してカムローラが設置され、該カムロー
ラは水平板に固定された第1流体ピストンシリン
ダ機構によつて水平板の長さ方向に沿い進退自在
とされ、前記水平板には、その長さ方向への進退
運動を付与するような第2流体ピストンシリンダ
機構が設置されている。従つて、第1流体ピスト
ンシリンダ機構の力を無駄なく有効に利用てきる
ので、必要最小限の容量を持つピストンシリンダ
機構を使用すれば足りることとなつた。しかも、
シート状体への把持状態が良好であるなど大きな
効果を奏することとなつた。また本考案のピツク
アツプ本体25は、本体と、ヘツド部と、ピスト
ンシリンダ機構により下方へ移動される針案内部
と、該案内部の昇降によつてその底面から出没自
在とされた少なくとも2本1対の中空針とを備
え、前記本体を貫通して装接された第1送気細管
を介して前記中空針へ圧縮空気を送るようにし、
該中空針は少なくとも2本1対が、針案内部の底
面から互いに反対方向に斜向して突き出るように
した。したがつて、生地は確実に1枚宛中空針に
よつて保持され、しかも該針から脱落したり水平
方向へのずれを生ずることはない。また、生地を
放すには、第2送気管を介してシリンダへの圧縮
空気を送り、ピストンシリンダ機構の作用によつ
て前記針案内部を押し下げるようにしたので、中
空針は針案内部内へ後退し、生地は針案内部の底
面におされて円滑に離脱する。このように本発明
によると生地の保持、離脱を正確に行うことがで
きることとなる。
こうして乗載台10に乗載されている複数層の
シート状体のうちの1枚ずつをピツクアツプ本体
25でとりあげて、把持移動装置30の水平板3
1上に乗せ、その後、把持移動装置30でシート
状体を把持して移動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を使用した自動縫製機の平面
図、第2図は乗載台の一部切欠正面図、第3図は
ピツクアツプ装置の斜視図、第4図はピツクアツ
プ本体の斜視図、第5図はピツクアツプ本体の縦
断面図、第6図はその要部拡大断面図、第7図は
把持移動装置の平面図、第8図は第7図の−
断面図、第9図は要部斜視図、第10図は縫製装
置の要部斜視図、第11図は生地押圧装置の斜視
図、第12図は製品取出装置の斜視図、第13図
は把持装置の従来技術を示す要部正面図である。 A,A1,A2……生地、B……透明シート、
10……乗載台、11……第1テーブル、13…
…第2テーブル、20……ピツクアツプ装置、2
2……ロータリアクチユエータ、25……ピツク
アツプ本体、30……把持移動装置、31……水
平板、32……揺動板、32a……蝶番、32c
……カム、36……第1流体ピストンシリンダ機
構、38c……カムローラ、39……第2流体ピ
ストンシリンダ機構、40……縫製装置、41…
…ミシン台、43……生地送り歯、45……押さ
え部材作動点、50……生地押圧装置、53……
昇降ブロツク体、54……揺動体、55……ロー
タリアクチユエータ、56……押さえ部材、60
……製品取出装置、61……固定アーム、63…
…モータ、66……フリクシヨンベルト取付部、
S1……第1センサ、S2……第2センサ、S3
……第3センサ、S4……第4センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) シート状体を複数層重ねて乗載される乗載台
    10と、 (b) 乗載台10上のシート状体を1枚ずつとりあ
    げるピツクアツプ本体25であつて、 箱形の本体2501と、該本体の上端に固定
    されたヘツド部2502と、前記本体2501
    に内蔵されたピストンシリンダ機構2503に
    より下方移動を付与される針案内部2504
    と、前記本体2501に取付けられ、前記針案
    内部2504の昇降によつて該案内部の底面か
    ら互いに反対方向に斜向して出没自在とされた
    少なくとも2本1対の中空針2505とを備
    え、前記本体2501を貫通して装設された第
    1送気細管2507を介して前記中空針250
    5へ圧縮空気を送るとともに、前記ヘツド部2
    502に貫設された第2送気細管2511を介
    して前記ピストンシリンダ機構2503のシリ
    ンダ2531内頂部へ圧縮空気を送るようにし
    た、そのようなピツクアツプ本体25と、 (c) 把持移動装置30であつて、水平板31の上
    面で長さ方向に沿う途中に、蝶番32aを介し
    て、前記水平板31の長さ方向に沿う一方側へ
    90度の角度範囲内に揺動可能で、かつ、常態で
    は直立状態に付勢された揺動板32が枢支さ
    れ、該直立状態にある揺動板の他方側の面には
    斜下他方側に向いて4分円の凹面が形成された
    カム32cが取付けられ、前記カム面に対向し
    てカムローラ38cが設置され、該カムローラ
    は水平板31に固定された第1流体ピストンシ
    リンダ機構36によつて水平板31の長さ方向
    に沿い進退自在とされ、前記水平板31には、
    その長さ方向への進退運動を付与するような第
    2流体ピストンシリンダ機構39が設置され
    る、そのような把持移動装置30と、 (d) ピツクアツプ本体25を移動して、とりあげ
    られたシート状体を、前記一方側で水平板31
    上に乗せる手段22,26とを含むことを特徴
    とするシート状体の把持移動装置。
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