JPH0611969Y2 - 布把持装置 - Google Patents

布把持装置

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JPH0611969Y2
JPH0611969Y2 JP9010490U JP9010490U JPH0611969Y2 JP H0611969 Y2 JPH0611969 Y2 JP H0611969Y2 JP 9010490 U JP9010490 U JP 9010490U JP 9010490 U JP9010490 U JP 9010490U JP H0611969 Y2 JPH0611969 Y2 JP H0611969Y2
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JP
Japan
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cloth
pressing member
gripping device
slider
holding member
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9010490U
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English (en)
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JPH0449132U (ja
Inventor
英夫 大熊
孝男 秋本
Original Assignee
工業技術院長
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テーブルなどの上に置かれた布をつかんで持
ち上げる布把持装置の改良に関する。
(従来の技術) テーブル等の上に置かれた柔軟布をピックアップ(掴み
取る)する布把持装置として、例えば実公昭57−15
869号が提案されている。
これは、布を上から押圧する押圧部材と、針布を備えた
当接部材とからなり、押圧部材で布を押圧する一方で、
当接部材を布に弾性的に押し付けながら押圧部材に向け
て布面方向に引き寄せることで、針布を介して当接部材
と一緒に引き寄せられた布が当接部材と押圧部材との間
に挟み込まれるようにしたもので、この状態で押圧部材
と当接部材を一緒に持ち上げれば、布が一緒に持ち上が
るようになっている。
(考案の課題) ところで、この布把持装置の場合、凹凸のあるテーブル
やハニカム材のような多孔を有するテーブル上に置かれ
た布のピックアップ作業を行う場合、布がテーブルの凹
凸や孔部に応じて変形するために、当接部材の針布が布
に引っ掛かりにくく、確実な把持動作を期待することが
難しい場合があった。
本考案は、以上の問題点を解決すべくなされたもので、
布支持面の形状によらず確実に布を把持することのでき
る布把持装置を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本考案は、布に向かってアクチュエータを介して変位す
る把持装置本体と、この把持装置本体の一部に下向きに
形成され前記布を押さえる押圧部材と、この押圧部材に
向けて前記布面と略平行に移動すべく把持装置本体にス
ライド自由に支持されたスライダと、このスライダに前
記押圧部材に対向する先端側をヒンジ結合されかつ前記
布面に向けて所定回動範囲だけ傾く布保持部材と、この
布保持部材をヒンジを中心に展開する方向に付勢する付
勢手段と、前記布保持部材の前記布面との対向面に形成
した高摩擦材の布当接面と、前記スライダを押圧部材に
向けて移動させる駆動手段と、この移動により接近する
布保持部材と押圧部材の互いの対向面にそれぞれ形成し
た布の挟持部とを備える。
(作用) 把持装置本体を布に接近(降下)させていくと、押圧部
材が布の一部を押圧する一方で、布保持部材の布当接面
が布に密着する。この場合に、布を載置した支持面に凹
凸(傾面)や孔部があっても、布保持部材がこれらに追
随してヒンジを中心に傾くことで布当接面と布との密着
を確保する。このため、布保持部材をスライダと共に移
動させると、布は押圧部材に向かって確実に引き寄せら
れていき、このとき生じた布のひだの部分が、押圧部材
と回動部材に形成した挟持部に挟み込まれる。
このようにした布を挟んだまま、把持装置本体を引き上
げれば、一緒に布も持ち上げられる。
(実施例) 第1図〜第5図に本考案の実施例を示す。
第1図、第2図において、図中上下方向に変位可能な把
持装置本体は、ボディ2と、ボディ2の端部に下向きに
形成した押圧部材1とから構成される。ボディ2は上部
のブラケット3を介して図示されないアクチュエータに
結合し、上下方向に移動することができる。
押圧部材1は略L字形断面に形成され、アクチュエータ
の駆動によりボディ2と共に布に向かって変位し、その
L字形に折曲したエルボ下面で布を押圧する。
ボディ2の内側には押圧部材1に向かって水平方向、す
なわち布面と平行にスライドする略L字形断面のスライ
ダ5が支持され、このスライダ5に布を保持する布保持
部材としての、一対のフィンガ4が取付けられる。スラ
イダ5の移動方向に互いに並列に配置されたフィンガ4
は、押圧部材1に向かう、その先端側をスライダ5の水
平部の底面にヒンジ6を介して所定回動範囲で鉛直方向
に展開自由に結合する(第3図参照)。
また、これらフィンガ4の駆動手段として、ボディ2の
内側にエアシリンダ9が設けられ、エアシリンダ9から
水平方向に突出するプランジャ10がスライダ5の垂直
部に結合する。一方、スライダ5を押圧部材1から遠ざ
かる(引き離す)方向へ付勢するコイルスプリング11
がこの垂直部とボディ2との間に介装される。
フィンガ4とスライダ5の底面との間には第4図及び第
5図に示すようにヒンジ6の周囲を巡るスプリング7が
介装され、フィンガ4はこのスプリング7により第3図
に示すように、ヒンジ6を中心にして後端を斜め下に向
けて展開するように弾性的に付勢される。
フィンガ4の背面には、高摩擦材の布当接面として第4
図に示すように針布8が下向きに固着する。また、フィ
ンガ4にはスライダ5の押圧部材1に向けてのスライド
時に、押圧部材1と対向する当接面に垂直の挟持部4A
が形成され、一方、押圧部材1にも、この挟持部4Aと
の対向面に、同じく垂直の挟持部1Aが相対して形成さ
れる。
次に作用を説明する。
この装置は非稼働状態では布が運ばれて来るテーブルの
上方に引き上げられている。テーブル面に布が運ばれて
くると、アクチュエータの駆動によりボディ2が布に向
かって降下し、押圧部材1とフィンガ4を布に押し付け
る。
布との接触に伴い、下方に所定の角度で傾いているフィ
ンガ4は、下端をそれぞれスプリング7に抗して上方へ
回動しつつ、下向きに固着した針布8を布に密着させ
る。
この場合、テーブルに多少の凹凸(斜面)や孔部があっ
ても2基のフィンガ4がテーブルの形状変化に追随して
傾斜が変化するので、針布8は確実に布と密着する。
次に、エアシリンダ9に圧縮空気が供給されると、プラ
ンジャ10がスライダ5をスプリング11に抗して駆動
する。この結果、スライダ5にヒンジ6を介して結合す
るフィンガ4は針布8を介して布を保持しつつ押圧部材
1に向かって移動する。なお、移動途中のテーブルの形
状変化に対しても各フィンガ4の傾きが変化することで
針布8と布との密着状態を維持するため、布は確実に押
圧部材1に向かって引き寄せられる。
一方、押圧部材1は布の一部を押圧することで押圧部分
の布の変位を規制している。このため、押圧部材1と接
近するフィンガ4との間で布がひだ状に膨らみ、第1図
のようにフィンガ4が押圧部材1に押し付けられた状態
では、この膨らんだひだの部分を押圧部材1とフィンガ
4に形成した挟持部1Aと4Aがしっかりと挟持する。
したがって、この状態でアクチュエータを駆動してボデ
ィ2を持ち上げることで、布も一緒に持ち上げられる。
このようにして、布の下のテーブルの形状変化によらず
布を確実に把持できるので、ハニカム形状のテーブルを
使用する裁断機等と組み合わせれば、裁断後の布のピッ
クアップ装置として、好ましい結果が得られる。また、
水平でない支持面上の布を把持することも可能である。
なお、布当接面の高摩擦材として針布8の代わりにサン
ドペーパやラック歯のような材料を使用しても良い。
(考案の効果) 以上のように、本考案は布に向かってアクチュエータを
介して変位する把持装置本体と、この把持装置本体の一
部に下向きに形成され前記布を押さえる押圧部材と、こ
の押圧部材に向けて前記布面と略平行に移動すべく把持
装置本体にスライド自由に支持されたスライダと、この
スライダに前記押圧部材に対向する先端側をヒンジ結合
されかつ前記布面に向けて所定回動範囲だけ傾く布保持
部材と、この布保持部材をヒンジを中心に展開する方向
に付勢する付勢手段と、前記布保持部材の前記布面との
対向面に形成した高摩擦材の布当接面と、前記スライダ
を押圧部材に向けて移動させる駆動手段と、この移動に
より接近する布保持部材と押圧部材の互いの対向面にそ
れぞれ形成した布の挟持部とを備えたため、布を載置し
たテーブルに凹凸があっても、常に布保持部材が布と密
着状態を保つことができ、このため、布保持部材の移動
により布当接面に保持した布を確実に押圧部材に向かっ
て引き寄せ、布に生じたひだの部分を押圧部材と回動部
材の間に確実に把持することができ、したがって、平坦
でない支持面や傾斜した支持面に載置された布であって
も、しっかりとピックアップすることが可能で、縫製作
業の自動化や省力化に役立つことが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す布把持装置の縦断面図、
第2図は第1図中のA−A矢視図、第3図は非稼働位置
にある布把持装置の側面図、第4図はフィンガの拡大し
た縦断面図、第5図はフィンガの拡大した背面図であ
る。 1…押圧部材、1A,4A…挟持部、2…ボディ、4…
フィンガ、5…スライダ、6…ヒンジ、7…スプリン
グ、8…針布、9…エアシリンダ、10…プランジャ、
11…コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布に向かってアクチュエータを介して変位
    する把持装置本体と、この把持装置本体の一部に下向き
    に形成され前記布を押さえる押圧部材と、この押圧部材
    に向けて前記布面と略平行に移動すべく把持装置本体に
    スライド自由に支持されたスライダと、このスライダに
    前記押圧部材に対向する先端側をヒンジ結合されかつ前
    記布面に向けて所定回動範囲だけ傾く布保持部材と、こ
    の布保持部材をヒンジを中心に展開する方向に付勢する
    付勢手段と、前記布保持部材の前記布面との対向面に形
    成した高摩擦材の布当接面と、前記スライダを押圧部材
    に向けて移動させる駆動手段と、この移動により接近す
    る布保持部材と押圧部材の互いの対向面にそれぞれ形成
    した布の挟持部とを備えることを特徴とする布把持装
    置。
JP9010490U 1990-08-30 1990-08-30 布把持装置 Expired - Lifetime JPH0611969Y2 (ja)

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JP9010490U JPH0611969Y2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 布把持装置

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JP9010490U JPH0611969Y2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 布把持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0449132U JPH0449132U (ja) 1992-04-24
JPH0611969Y2 true JPH0611969Y2 (ja) 1994-03-30

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ID=31824563

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JP9010490U Expired - Lifetime JPH0611969Y2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 布把持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825643B2 (ja) * 1992-12-28 1996-03-13 株式会社レナウン 生地把持装置、生地重積装置、及びこれらの両装置を有する異種生地重積装置

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Publication number Publication date
JPH0449132U (ja) 1992-04-24

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