JPH0357597Y2 - - Google Patents

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JPH0357597Y2
JPH0357597Y2 JP11065786U JP11065786U JPH0357597Y2 JP H0357597 Y2 JPH0357597 Y2 JP H0357597Y2 JP 11065786 U JP11065786 U JP 11065786U JP 11065786 U JP11065786 U JP 11065786U JP H0357597 Y2 JPH0357597 Y2 JP H0357597Y2
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tank
liquefied gas
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hold
wall
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JP11065786U
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は液化ガス輸送船のタンク揺動防止装置
に係り、特に船倉内に載置されるタンクの水平方
向の変位をロープの引張力で拘束することのでき
る液化ガス輸送船のタンク揺動防止装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、液化ガス輸送船においては液化ガス等
の低温液を貯溜するために、密閉された船倉を形
成しその船倉内に低温液を貯溜するタンクを載置
したものが知られており、この種のタンクはその
熱収縮を許容するために船倉内壁との間に所定の
間隙を有して載置されている。したがつて、タン
クと船倉内壁とを連結し、タンクの水平方向の揺
動を防止する装置が必要であり、従来は第4図に
示す如き揺動防止装置を採用していた。
すなわち、タンクaからチヨツクbを延出させ
て形成し、このチヨツクbを間に挟むように船体
cから支持部材dを延出させてタンクaの水平方
向の揺動を規制するようになつている。船体cか
ら延出される支持部材dには内側に折り曲げられ
るようにして上記チヨツクbを挾持する断熱材e
が設けられている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来の揺動防止装置においてはタン
クa側、船体c側共に圧縮荷重を受け、また揺動
防止効果を高めるべく複数のチヨツクbを配置し
た場合にはチヨツクbと支持部材dとに間隙が生
じることによる片当りによつて大きな反力が形成
されていた。
したがつて、座屈荷重あるいは片当りによる反
力に打ち勝つために、構造を大型し強度を高めね
ばならない問題があつた。
また、タンクaの囲りには保冷層が形成されて
いるが、複数のチヨツクbを配設する等タンクa
の外周部に突起物を多くすることは保冷性能が低
下すると共に保冷工事を煩雑化させる問題があつ
た。さらにチヨツクbと支持部材dとの片当りは
その衝撃音を発生させ騒音化する問題があつた。
そこで本考案はこれらの問題を有効に解決すべ
く創案されたものであり、構造小型化を達成する
と共に、保冷工事を容易にし保冷性能を向上させ
ることのできる液化ガス輸送船のタンク揺動防止
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段と作用] 本考案は密閉された船倉内に所定の保冷層を形
成する間隙を隔てて熱収縮自在に液化ガス等の低
温液を貯溜するためのタンクを設けた液化ガス輸
送船において、上記タンクの頂部と底部とにこれ
より上記船倉内壁に臨んで延出されたアイプレー
トを設けると共にそのアイプレートに所定の間隙
を隔てて対峙させて上記船倉内壁より固定系とし
ての支持部材を設け、その支持部材と上記アイプ
レートとにタンクの水平方向に沿つて断熱性を有
すると共に高張力を有して上記タンクの水平方向
の変位を拘束するためのロープを掛け渡したもの
であり、タンクから延出されるアイプレートの先
端を水平方向に引張荷重を加えてタンクの水平方
向変位を拘束するものである。
[実施例] 以下本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
第1図に示すように、密閉された船倉1が液化
ガス輸送船の船体2に形成される。
この密閉された船倉1内には液化ガス等の低温
液を貯溜するための密閉されたタンク3が収納さ
れている。
このタンク3は船倉内壁1aとの間に所定の間
隙を有して熱収縮自在に載置されるようになつて
いる。すなわち、底辺部を形成する二重底2a上
に脚体4を介して支承されたタンク3が着座する
ようになつている。また、保冷層5がタンク3の
外周部を覆うように形成されている。
特に、この下方から熱収縮自在に支承されるタ
ンク3の水平方向の揺動を防止すべく、アイプレ
ート6,7が設けられる。
これらアイプレート6,7はタンク3の頂部お
よび底部から船倉内壁1aに臨んで延出されてい
る。
その頂部から延出されるアイプレート6に対し
てこれを間に挟むように支持プレート8が船倉内
壁1aから延出されると共に底部から延出される
アイプレート7に対しこれを間に挟むように脚体
4が位置されている。すなわち、これら支持プレ
ート8および脚体4が固定系の船倉内壁1aから
支持部材9として動系のアイプレート6,7を所
定の間隙を有して対峙するように延出される。
これら固定系の支持部材9にアイプレート6,
7を結合させてタンク3の水平方向の揺動を防止
するためのロープ10,11が設けられる。
これらロープ10,11はアイプレート6,7
と支持部材9とをタンク3の水平方向に沿つて掛
け渡し、アイプレート6,7に引張荷重を加えて
タンク3の水平方向変位を拘束するように構成さ
れている。ロープ材としては断熱性に優れた高張
力繊維(アミラド等)が用いられる。
具体的には第2図に示すように、アイプレート
6および支持プレート8にはそれぞれ2本のロー
プ10a,10bの両端が掛け渡されるピン部材
12,13が設けられると共に、ロープ10a,
10bを略L字型に折り曲げてアイプレート6に
水平方向に引張荷重を加えるために、支持プレー
ト8にはシーブ14が設けられている。
また、第3図に示すように据付時にロープ10
a,10bの長さあるいはピン部材12,13間
のスパンを調整できるように、支持プレート8に
はそのピン部材12を上下移動自在に係合させる
長穴8aが形成されている。
したがつて、アイプレート6と支持プレート8
とをロープ10が水平に掛け渡され保持されるこ
とにより、温度収縮してタンク3が下向きに変位
してもロープ10a,10bの伸びは微小であ
り、ロープ強度が低下することがない。
同様に、支持部材9としての脚体4も支持プレ
ート8側と同様な構成でタンク3に水平方向に引
張荷重を加えてこれを保持することになる。
このように本考案は断熱性を有した高張力ロー
プ10,11でタンク3の水平方向変位を拘束す
ることにより、船体2側およびタンク3側の支持
構造の負担が軽減され構造の小型化を達成でき
る。
また、タンク3からの突起物が減少し、保冷工
事もやり易くなり保冷性能を向上させることが可
能となる。さらに、船体2側とタンク3側とのギ
ヤツプ調整が容易になり、据付初期状態から反力
が均一に加わるので、従来のように片当りがなく
なり衝撃音の発生を防止できる。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
(1) 断熱性に優れた高張力繊維ロープでタンクの
水平方向変位を拘束することにより、船体側お
よびタンク側の支持構造の負担が軽減され、構
造の小型化を達成できる。
(2) タンクからの突起物が減少し、保冷工事もし
やすくなるので保冷性能を向上させることがで
きる。
(3) 船体側とタンク側とのギヤツプ調整が容易に
なり、据付初期状態から反力を均一にすること
ができるので、片当りやこれによる衝撃音を発
生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、
第2図は第1図の要部を示す拡大図、第3図は第
2図の要部を示す拡大図、第4図は従来例を示す
断面図である。 図中、1は船倉、1aは船倉内壁、3はタン
ク、6,7はアイプレート、9は支持部材、1
0,11はロープである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉された船倉内に所定の保冷層を形成する間
    隙を隔てて熱収縮自在に液化ガス等の低温液を貯
    溜するためのタンクを設けた液化ガス輸送船にお
    いて、上記タンクの頂部と底部とにこれより上記
    船倉内壁に臨んで延出されたアイプレートを設け
    ると共に該アイプレートに所定の間隙を隔てて対
    峙させて上記船倉内壁より固定系としての支持部
    材を設け、該支持部材と上記アイプレートとに上
    記タンクの水平方向に沿つて断熱性を有すると共
    に高張力を有して上記タンクの水平方向の変位を
    拘束するためのロープを掛け渡したことを特徴と
    する液化ガス輸送船のタンク揺動防止装置。
JP11065786U 1986-07-21 1986-07-21 Expired JPH0357597Y2 (ja)

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JP11065786U JPH0357597Y2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21

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Publication Number Publication Date
JPS6316999U JPS6316999U (ja) 1988-02-04
JPH0357597Y2 true JPH0357597Y2 (ja) 1991-12-27

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JPS6316999U (ja) 1988-02-04

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