JPH0761393A - Lng船パイプタワー動揺軽減装置 - Google Patents

Lng船パイプタワー動揺軽減装置

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JPH0761393A
JPH0761393A JP5213000A JP21300093A JPH0761393A JP H0761393 A JPH0761393 A JP H0761393A JP 5213000 A JP5213000 A JP 5213000A JP 21300093 A JP21300093 A JP 21300093A JP H0761393 A JPH0761393 A JP H0761393A
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pipe tower
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lng
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JP5213000A
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Keiichi Shomura
桂一 正村
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Nippon Kokan Ltd
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    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C13/00Details of vessels or of the filling or discharging of vessels
    • F17C13/004Details of vessels or of the filling or discharging of vessels for large storage vessels not under pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LNG船の船倉内が極低温になった時でもア
ンカーパネルに加わる荷重モーメントが増加せず、且つ
荷重を低く抑えるパイプタワーの動揺軽減装置を得る。 【構成】 LNGタンク内のパイプタワー3最下部横桁
8の下面に相対して連結部材10を取付け、この連結部
材10に両端部を嵌入させる荷重伝達部材11を、アン
カーパネル5に設置された長孔を有するリブ12と丸孔
を持つリブ14とにそれぞれピン13及びピン15によ
って軸止めしたものである。 【効果】 船倉内にLNGが積み込まれ船倉内が極低温
になりパイプタワー3が収縮しても、連結部材10が上
昇するだけで荷重伝達部材11の高さは変わらないから
アンカーパネル5に加わる荷重モーメントは変わらず、
リブ14をアンカーパネル5に押しつける反力を生じる
ことにより荷重を低く抑えることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNG船の船倉内に設
置されるパイプタワーの動揺軽減装置、特にその動揺荷
重軽減伝達部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のLNG船の船倉内に設置
されるパイプタワーの航海中の状態を示す船体中央横断
面図であり、図6はそのパイプタワーの動揺軽減装置を
示す要部拡大図である。図において、1は船体の外殻、
2は内殻、3はパイプタワー、3aはパイプタワー3の
動揺軽減のための突っ張り部材、4は内殻2の内面に張
られた標準パネル、5は取付け物のためのアンカーパネ
ル、6はアンカーパネル5に固定された防振ストッパ
ー、7はパイプタワー3を把持するドームトップカバー
である。
【0003】このように構成された従来のパイプタワー
の動揺軽減装置の作用を説明する。LNG船の船倉内に
積み込まれるLNG(液化天然ガス)は、−162℃の
極低温であるため、船倉内の温度変化(+25℃〜−1
62℃)による各部材の収縮量は大きく、パイプタワー
3の長さ方向の収縮差は100mmになる場合もある。従
来のパイプタワーの動揺軽減装置は、これに対応する手
段として、図に示すように船倉内に吊り下げられたパイ
プタワー3の下部に突っ張り部材3aが備えられ、防振
ストッパー6を両側から挟んでこれに摺接しながら上下
にスライドすることにより前記の収縮差を解消する一
方、船体左右への動揺に対しては突っ張り部材3aが防
振ストッパー6に衝止することによりパイプタワー3の
動揺を抑制するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のL
NG船パイプタワーの動揺軽減装置では、船倉内にLN
Gが積み込まれ船倉内が極低温となると、図6に示すよ
うにパイプタワー3が熱収縮を起こして突っ張り部材3
aの防振ストッパー6に掛かる荷重点がLだけ上に移動
し、その分アンカーパネル5に加わる荷重モーメントが
大きくなり、破損を起こしやすくなるという問題点があ
った。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、LNG船の船倉内にLNGが積み込ま
れ船倉内が極低温に温度変化して、このため各部材が収
縮変形しても、船の動揺によるパイプタワーの動揺荷重
点を低く抑えることが出来、かつ、アンカーパネルに加
わる荷重を低く抑えることが出来るLNG船パイプタワ
ー動揺軽減装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、LNGタンク
内のパイプタワーの最下部横桁に、相対する溝型の連結
部材を備え、他方アンカーパネル上に設置された複数の
リブと中央部においては上下方向の回転可能に、両端に
近接する端部においては水平及び下方向の滑動可能にピ
ン止めされた荷重伝達部材を備え、この荷重伝達部材の
両端部を前記相対する溝型の連結部材に嵌挿したLNG
船パイプタワー動揺軽減装置を備えることにより上記問
題を解決したものである。
【0007】
【作用】この発明においては、パイプタワー最下部横桁
下に取り付けられた連結部材の溝にアンカーパネル上の
複数のリブにピン止め設置された荷重伝達部材の両端部
を嵌挿させておけば、船倉内が極低温に温度変化してパ
イプタワーの各部材が収縮変形しても、連結部材が荷重
伝達部材の両端部に嵌合した状態で上下することによっ
てパイプタワー収縮による寸法変化を解消すると共に、
パイプタワーの動揺を連結部材が荷重伝達部材に当接す
ることによって抑制すると共に、パイプタワーの動揺荷
重がピンを介してアンカーパネルに作用する際の高さの
差による反力の発生によりアンカーパネルに対する荷重
を軽減するようになる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すパイプタワ
ー下部桁の下の斜視図であり、動揺軽減装置の構成を明
らかにするためパイプタワー下部桁の一部を切断した状
態を示す。図2は平面図、図3は側面図である。図にお
いて、8はパイプタワー3の下部桁、9はブラケット、
10はブラケット9により補強されて下部桁8の下面に
相対して取り付けられた連結部材で、内面に開いた溝型
をなしており、荷重伝達部材11の両端部が嵌挿されて
いる。荷重伝達部材11は中央部が二股に広がった二重
胴となっており、それぞれアンカーパネル5に固着され
た複数のリブ14にピン15により軸支されている。一
体となる両端部は同じくアンカーパネル5に固着された
複数のリブ12にピン13により軸支されており、これ
らのピン13とリブ12に開けられたピン孔との関係
は、図4荷重伝達部材要部拡大図に示すように、ピン1
3が水平及び下方向にスライド可能であり上方向にはス
ライド不可能のように特殊の形の長孔が開けられ、他
方、中央部のリブ14に開けられたピン孔とピン15と
は、ピン15が上下左右のいづれにもスライドすること
なく回転のみ可能のように丸孔が開けられている。これ
により荷重伝達部材11がLNGの極低温により収縮す
る場合には中央部を中心に収縮し内部応力を生じること
はない。
【0009】上記のように構成された本願発明のLNG
船パイプタワー動揺軽減装置においては、航海中のLN
G船のローリングによるパイプタワー左右の揺れ荷重
は、連結部材10を介して荷重伝達部材11の端部に伝
えられ、図4に示すように荷重伝達部材11の長さ方向
にP1 の力となつて作用し、これはピン15を介してリ
ブ14に水平力P2 となつて作用する。この時P1 とP
2 の高さ方向の差L1 により反力R1 が生じ、この反力
1 はリブ12に対しては上方向に、リブ14に対して
は下方向に作用する。
【0010】このように両端部のリブ12はローリング
による水平荷重P1 を受けずに上方向の反力R1 を受け
るようになり、リブ14は水平荷重P2 を受けることに
なるが、前記のようにリブ14に対して下方向に作用す
る反力R1 が作用することになるので、P1 により荷重
モーメントをリブ12、リブ14で受けるアンカーパネ
ル5に対して作用する力は分散され、リブ14に掛かる
力は荷重モーメントが軽減されることにより低くなる。
【0011】また、これらの作用は、LNG船の船倉内
が極低温となりパイプタワー3が収縮して連結部材10
が上昇した場合でも、荷重伝達部材11の受けるP1
力の作用点とピン13及びピン15の高さの差L1 及び
リブ14に働くP2 の力の作用点のアンカーパネル5よ
りの高さL2 には変化がないから、パイプタワー3の収
縮によりアンカーパネル5に加わる荷重モーメントが大
きくなることはない。
【0012】次に、航海中のLNG船のピッチングによ
るパイプタワー前後の揺れ荷重は、連結部材10を介し
て荷重伝達部材11の端部の前後に受け、これを荷重伝
達部材11の胴部、端部の前後に設置された複数のリブ
12によって受けることになるが、この場合も極低温に
よるパイプタワー3の収縮により荷重モーメントが大き
くなることはない。
【0013】また、本実施例に示すように、荷重伝達部
材11の中央部を二股に分岐し荷重伝達部材11の幅方
向(船の長さ方向)に拡張した形状とすることにより、
リブ14のピン止め箇所を増加させアンカーパネルに加
わる荷重点を分散させるばかりでなく、荷重点を前後に
広げたことにより、パイプタワー前後の揺れの抑制にも
効果を上げることが出来る。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、パイプ
タワー最下部桁下に、相対して連結部材を取り付け、こ
れにに両端部を嵌入させる荷重伝達部材を備えたことに
より、LNG船の船倉内にLNGが積み込まれ船倉内が
極低温に温度変化して、このためパイプタワーが収縮変
形しても、パイプタワーの動揺荷重点の高さは変化する
ことはなく、且つアンカーパネルに加わる荷重を低く抑
えることが出来るので、次のような効果も得られるよう
になった。
【0015】(1)従来、強度不足のため使用されなか
った防熱効果の高い合板を、アンカーパネルの材料とし
て使用することが可能となる。 (2)従来、LNGを積み込む場合は、スロッシング緩
和のためLNGの液量を船倉内へ満載にすることしか出
来なかったが、パイプタワー動揺軽減が確実安定になっ
たので、積み込むLNGの液量を自由に選択することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すパイプタワー下部桁
の下の斜視図である。
【図2】この発明の一実施例のパイプタワー下部桁の下
の平面図である。
【図3】この発明の一実施例のパイプタワー下部桁の下
の側面図である。
【図4】この発明の一実施例の荷重伝達部材要部拡大図
である。
【図5】従来のLNG船のパイプタワーの状態を示す船
体中央横断面図である。
【図6】従来のパイプタワーの動揺軽減装置を示す要部
拡大図である。
【符号の説明】
1 外殻 2 内殻 3 パイプタワー 3a 突っ張り部材 4 標準パネル 5 アンカーパネル 6 防振ストッパー 7 ドームトップカバー 8 下部桁 9 ブラケット 10 連結部材 11 荷重伝達部材 12 リブ(上下荷重用) 13 ピン(上下荷重用) 14 リブ(水平荷重用) 15 ピン(水平荷重用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LNGタンク内のパイプタワーの最下部横
    桁に、相対する溝型の連結部材を備え、他方アンカーパ
    ネル上に設置された複数のリブに対し、中央部において
    は上下方向の回転可能に、両端に近接する端部において
    は水平及び下方向の滑動可能にピン止めされた荷重伝達
    部材を備え、該荷重伝達部材の両端部を前記連結部材に
    嵌挿したことを特徴とするLNG船パイプタワー動揺軽
    減装置。
  2. 【請求項2】中央部が二股となり幅方向に拡張された形
    状を有する荷重伝達部材を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のLNG船パイプタワー動揺軽減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200452608Y1 (ko) * 2008-08-01 2011-03-14 대우조선해양 주식회사 Lng선 펌프타워의 지지대 연결 구조
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FR3128509A1 (fr) * 2021-10-27 2023-04-28 Gaztransport Et Technigaz Cuve étanche et thermiquement isolante

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