JP3473229B2 - H形鋼の冷却方法およびその冷却装置 - Google Patents

H形鋼の冷却方法およびその冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、形鋼の製造方法
に関し、特にH形鋼の冷却方法及びその方法に使用する
冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、H形鋼などの形鋼を製造する工
場のラインは、図5に示すように圧延中、圧延後に通過
形の冷却装置によりそのフランジに冷却水を噴射するこ
とによってフランジを冷却し、冷却後に発生するウェブ
波を防止する手段が講じられている。そして、この冷却
装置を通過後はクーリングベッド上で自然放冷するのが
一般的である。しかしながら、クーリングベッドへ搬入
された段階でフランジとウェブの温度がたとえ同じであ
っても、フランジの方が一般には厚みが厚いために自然
冷却中にフランジよりもウェブの温度が先に下がる。特
に、フランジ幅Bが小さくフランジ厚みtf の薄いH形
鋼では、図6に示すような捩れとよばれる変形が起こる
ことが問題となっている。この捩れは、熱容量の小さい
ウェブの方が先に冷えて縮むため、自然放冷中にフラン
ジが座屈することによって生じるのである。
【0003】これを防ぐ手段として、まず考えられるの
はクーリングベッドに入る前にあらかじめフランジを強
制的に冷却してフランジ温度を下げることであるが、冷
却中にフランジの温度がウェブよりも低くなると、この
冷却中にウェブが座屈してしまいウェブ波が生じる虞れ
がある。従って、これまではフランジを冷却するにして
もせいぜいウェブと同じ温度程度までしか冷却できなか
ったのである。
【0004】以上は、フランジを強制的に冷却してフラ
ンジとウェブの温度差をできるだけ小さくするというも
のであるが、ウェブが早く冷えないようにウェブを加熱
してフランジと同じ温度になるように熱補償する方法も
多数提案されている(例えば、特開昭63−21692
3、特開平3−79724号公報、特開平4−1415
20号公報、特公平5−449号公報、特開昭48−1
4510号公報)。これらはバーナーや誘導加熱などを
用いてウェブを積極的に加熱する方法である。本来これ
らの方法は、ウェブ波を防止することを目的として提案
されたものであるが、ウェブの温度を補償する点でこの
捩れ防止への応用が考えられる。しかしながら、これら
の方法は、設備費が膨大である上に燃料費や電気費がか
かるためコスト高となっていた。
【0005】また、ウェブ上に保温のための保温粒を載
せてウェブからの自然放熱を少なくする方法(特開昭4
8−68411号公報、特公昭54−20442号公
報)や断熱板をウェブ上にのせる方法(特開昭63−2
70412)があるが、これらの方法はウェブ下面から
の輻射を完全には遮断できないので効果としては不十分
であり、完全にウェブの温度とフランジの温度を同じに
することは出来ず、捩れの発生を避けることはできなか
った。
【0006】また、そり変形を防止するために拘束しな
がらフランジ外面を冷却する方法が提案されており(特
開平1−205033号公報、特開平4−138801
号公報)、この方法を捩れ変形を起こさないようにする
方法として、転用することが考えられるが、設備上拘束
装置(通常3組以上の拘束ロールの設置)をクーリング
ベッド全体あるいは搬送装置全体に設置することは不可
能であり、現実的な方法とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上にように、従来の
H形鋼の捩じれを防止する方法はいずれも十分なもので
はなく、より効果的な方法及び装置の開発が望まれてい
た。本発明はかかる課題を解決するためになされたもの
で、ウェブ波が生ずることがなくH形鋼の捩れを防止で
きるH形鋼の冷却方法およびその冷却装置を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るH形鋼の冷
却方法は、H形鋼をI姿勢にして、該H形鋼のフランジ
端部をその両側より長手方向で直線状に拘束し、かつ前
記H形鋼のウェブ両面からの放熱を抑制しながら自然放
冷するようにしたものである。
【0009】また、複数のH形鋼をI姿勢にして、各H
形鋼のフランジ端部を当接させて並列配置し、該並列配
置された複数のH形鋼における両端に配置されたH形鋼
のフランジ端部をその両側より長手方向で直線状に拘束
し、かつ前記両端に配置されたH形鋼のウェブ面からの
放熱を抑制しながら自然放冷するようにしたものであ
る。
【0010】本発明に係るH形鋼の冷却装置は、H形鋼
のウェブ両面側に配置されて該ウェブ両面からの放熱を
抑制する断熱板と、前記H形鋼のフランジ端部を両側よ
り拘束して前記H形鋼を長手方向で直線状に保持する拘
束装置とを備えたものである。
【0011】また、I姿勢で並列配置された複数のH形
鋼における両端に配置されたH形鋼のウェブ外面側に配
置されて該ウェブ外面からの放熱を抑制する断熱板と、
前記並列配置された複数のH形鋼における両端に配置さ
れたH形鋼のフランジ端部をその両側より拘束し、前記
複数のH形鋼を長手方向で直線状に保持する拘束装置と
を備えたものである。
【0012】さらに、前記断熱板と前記拘束装置を一体
に形成したものである。
【0013】また、前記断熱板は、板状部材の片面に格
子状に設置された仕切り部材と、該仕切り部材によって
仕切られた各区画に該仕切り部材よりも凹んだ状態で設
置された断熱部材とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1は本発明の実施形態を模式的に示した模式図であ
る。図において、1はクーリングベッドに設置されたト
ランスファーである。2はトランスファー1の上に設置
された下部部材であり、Cチャンネル材を10mあたり
に5本溶接して形成されている。なお、下部部材2は冷
却中に発生するH形鋼の捩れ力によって変形しない程度
の強度を有している。また、下部部材2の上には後述す
るH形鋼のフランジが載置されることになるが、下部部
材2を形成する各Cチャンネル材はフランジからの放熱
を妨げないように十分な間隔を離して組み立てられてい
る。
【0015】3は下部部材2上にI姿勢に置かれたH形
鋼であり、この姿勢における下部側フランジ3aが下部
部材2上に載置されている。4,5はH形鋼3の両側に
配置された断熱板であり、断熱板4,5は同一の構造で
ある。図2はこの断熱板4の斜視図である。図2に基づ
いて、断熱板4の構造を説明する。図2に示すように、
断熱板4は厚み40mmの鋼板4aの裏面に設けた凹陥
部に仕切り材4bを縦横に溶接し、この仕切り材4bに
よって形成された区画に厚み10mmのセラミック性断
熱材4cを裏打ちした構造である。この断熱板4,5を
H形鋼3の両側に配置した状態では、図1に示すように
鋼板4a部分がH形鋼3のフランジ3a,3bに当接す
ることになる。したがって、断熱材4cがフランジ3
a,3bに直接接触することはなく、セラミック性断熱
材4cに荷重が加わって剥がれ落ちることはなく、繰り
返し使用にも耐えることができ耐久性に優れている。6
は断熱板4と断熱板5の上端部に架設され、両断熱板
4,5間を固定する上部部材である。 なお、上述した
断熱板4,5、下部部材2及び上部部材6によってH形
鋼3をその長手方向で直線状に拘束する拘束装置が構成
されている。
【0016】次に、上記のように構成された冷却装置を
用いたH形鋼の冷却方法について、具体的な数値を用い
て説明する。なお、本実施形態に使用したH形鋼は高さ
700mm、幅200mm、フランジ厚み16mm、ウ
ェブ厚み9mm、長さ15mである。まず、断熱板4は
断熱材4cを内側(H形綱3が設置される側)に向けて
下部部材2上に立設されており、その下部は下部部材2
に溶接固定されている。この下部部材2の上に、H姿勢
で搬送されてきたH形鋼3を転回機でI姿勢に起こし、
H形鋼3のフランジ3a,3bの一端側を断熱板4に立
てかけるようにして載せる。続いて同じ転回機でもう一
つの断熱板5を起こしてI姿勢に置かれたH形鋼3のフ
ランジ3a,3bの他端に立て掛ける。こうして2枚の
断熱板4と断熱板5でI姿勢のH形鋼3を挟んだ後に、
2枚の断熱板4,5間の距離が広がらないようにするた
めに、下部部材2と後から立てかけた断熱板5の下部を
固定し、さらに上部部材6によって2枚の断熱板4,5
間を固定する。これによって、H形鋼3はその長手方向
で直線状に拘束されることになる。なお、この段階でフ
ランジ3a,3bとウェブ3dの温度はそれぞれ590
℃と550℃であった。
【0017】上記のように固定されたI姿勢のH形鋼3
は、クーリングベッドを断熱板4,5に挟まれた状態で
移送される間に冷却されて常温近くの温度まで冷却され
る。クーリングベッド移送後のフランジ3a,3bとウ
ェブ3dの温度はそれそれ100℃と105℃であっ
た。これは、ウェブ3dは両面とも断熱板4,5に挟ま
れているために放熱が抑制されて冷却されにくく、一方
フランジは、下部材2および上部部材6にその一部を遮
られているものの大部分は大気に開放されているので、
放射冷却によって冷却されやすい。その結果として、フ
ランジ3a,3bとウェブ3dがほぼ同じ温度を保ちつ
つ冷却されることになるので、熱応力による捩れが発生
することがなく、最終的にはフランジ3a,3bとウェ
ブ3dとの間には応力がない状態で常温に到達する。そ
して、実際にこの常温に到達した段階で拘束をはずして
も捩れ変形は生じなかった。
【0018】このように本実施形態によれば、ウェブ3
dからの放熱を少なくすると共に変形しようとする力を
拘束することによって、H形鋼3に捩れが発生すること
なく常温まで冷却される。この時、断熱を行なわずに拘
束のみによって振れを防止しようとすれば大きな拘束力
が必要であるのに対して、本実施形態では、ウェブ3d
からの放熱を少なくし、ウェブ3dとフランジ3a,3
bの温度差を小さくした上で拘束するため軽い拘束力で
捩れ変形を防止可能となるのである。なお、このクーリ
ングベッド上で生じる応力は、フランジ3a,3bとウ
ェブ3dの温度差により生じるので、フランジ3a,3
bとウェブ3dが常温まで冷却されると両者間の歪は開
放され、歪および残留応力は残らない。
【0019】なお、比較例として上記実施形態と同じサ
イズのH形綱をI姿勢に置いてクーリングベッド上で自
然に放冷した場合の捩れを計測したところ、常温状態で
1m当り約5°の捩れが観察された。また、断熱材を裏
打ちしていない板でH形綱を挟んで自然に放冷した場合
は常温状態で1m当り約6°の捩れが生じた。このこと
からも、本実施形態の方法及び装置が有効であることが
分かる。
【0020】実施の形態2.本実施形態は、高温域(6
00℃〜500℃)における高い保温性を得ることを目
的として、実施形態1のセラミック性断熱材4cの表面
に反射性の高い塗料を塗布したものである。以下、具体
的に実施したときの結果を示す。なお、実際に使用した
塗料は銀色で、反射率は0.96であり、H形鋼は高さ
700mm、幅200mm、フランジ厚み16mm、ウ
ェブ厚み9mmのもの、クーリングベッドに搬入された
段階でのフランジ3a,3bとウェブ3dの温度はそれ
それ595℃と550℃であった。H形鋼3を実施形態
1で示したのと同様の方法で自然放冷させた。その結果
クーリングベッドにおける冷却後のフランジ3a,3b
とウェブ3dの温度はそれぞれ124℃および98℃で
あった。この段階ではフランジ3a,3bとウェブ3d
の間には応力が少ない状態にあるので、この段階で拘束
を外しても捩れ変形は生じなかった。
【0021】実施の形態3.図3は本発明の実施形態3
を模式的に示した図であり、図1と同一部分については
同一の符号を付している。実施形態1においてはH形鋼
を1本のみ冷却する例を示したが、本実施形態において
は複数のH形鋼を同時に冷却するものである。図3から
分かるように、本実施形態に使用する冷却装置の構成は
基本的には実施形態1のものと同様である。ただ、複数
のH形鋼を載置するために、下部部材2および上部部材
6は実施形態1のものよりも長く設定されている。
【0022】次に、上記のように構成された冷却装置を
用いたH形鋼の冷却方法について、具体的な数値を用い
て説明する。なお、本実施形態に使用したH形鋼は実施
形態1に使用したものと同様であり高さ700mm、幅
200mm、フランジ厚み16mm、ウェブ厚み9m
m、長さ15mである。まず、下部部材2の上に、H姿
勢で搬送されてきた第1のH形鋼10を転回機でI姿勢
に起こし、H形鋼10のフランジ10a,10bの一端
を側断熱板4に立てかけるようにして載せる。続いて同
じ転回機で第2のH形鋼11をI姿勢に起こし、第1の
H形鋼10の隣りに並べて置く。同様に第3のH形鋼1
2、第4のH形鋼13と合計4本のH形鋼を転回機でH
姿勢からI姿勢に起こして並列に置く。続いて同じ転回
機でもう一つの断熱板5を起こしてI姿勢に置かれた第
4のH形鋼13のフランジ13a,13bの他端に立て
掛ける。こうして2枚の断熱板4と断熱板5の間に4本
のH形鋼を挟んだ後に、2枚の断熱板4、5間の距離が
広がらないようにするために、下部部材2と後から立て
かけた断熱板5を固定し、さらに上部部材6によって2
枚の断熱板4、5間を固定する。このとき、この段階で
フランジとウェブの温度はそれぞれ590℃と550℃
であった。
【0023】上記のように固定されたI姿勢のH形
、クーリングベッドを断熱板4,5に挟まれた状態で
移送される間に冷却されて常温近くの温度まで冷却され
る。ここでの各H形鋼のフランジとウェブの温度はそれ
ぞれ100℃と105℃であった。これは、両端のH形
鋼10のウェブ10d及びH形鋼13のウェブ13dは
両面とも断熱板4,5に挟まれているために冷却されに
くく、また、H形鋼11,12のウェブ11d,12d
はウェブ面が互いに対向して大気に触れにくいので冷却
されにくい。一方、各H形鋼のフランジは、下部材2お
よび上部部材6にその一部を遮られているもの大部分は
大気に開放されているので、放射冷却によって冷却され
やすい。その結果実施形態1の場合と同様に、各H形鋼
のフランジとウェブがほぼ同じ温度を保ちつつ冷却され
ることになる。このため、熱応力による捩れが発生する
ことがなく、最終的には各H形鋼のフランジとウェブと
の間には応力がない状態で常温に到達する。そして、実
際にこの常温に到達した段階で拘束をはずしても捩れ変
形は生じなかった。
【0024】本実施形態によれば、複数のH形綱を断熱
板4,5及び上下部部材2,6によって一体的に拘束し
ているので、パレット化したハンドリングが可能とな
り、クーリングベッド以降の段階での移送が省力化され
るという効果が得られる。
【0025】なお、上記の実施形態においてH形鋼を4
本同時に冷却する例を示したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、H形鋼の本数は何本であっても本発明
の主旨は実現されるものである。また、上記実施形態に
おいてH形鋼の各寸法を具体的に示して説明したが、本
発明はこの寸法に限定するものでもなく、他の寸法のH
形綱であっても本発明の実施は容易に可能である。
【0026】実施の形態4.図4は断熱板の他の例を示
す斜視図である。本実施形態における断熱板15は鋼板
15aの片面全面にわたって仕切り部材15bを配置
し、この仕切り部材15bによって仕切られた各区画に
仕切り部材15bよりも凹んだ状態で断熱部材15cを
設置したものである。なお、各部材の材質については図
2に示したものと同様である。本実施形態の断熱板15
をI姿勢のH形鋼の両側に配置状態では、仕切り部材1
5bがH形鋼のフランジ端部に当接し、断熱材15cが
フランジ端部に直接接触することはない。したがって、
断熱材15cに荷重が加わって剥がれ落ちることはな
く、図2に示したものと同様に繰り返し使用にも耐える
ことができ耐久性に優れている。さらに、フランジ端部
と接触する面が少ないので断熱効果が高いという特徴が
ある。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。 (1)冷却中にフランジの温度をウェブの温度よりも低
くする必要がないため、冷却中にウェブが座屈してウェ
ブ波が生じる虞れがない。 (2)また、ウェブが早く冷えないようにウェブを加熱
してフランジと同じ温度にする方法や、3組以上の拘束
ロールによって捩れ変形を拘束する装置に比べて設備費
が少なく燃料費や電気費がかからないのでコスト安とな
る。 (3)さらに、ウェブからの放熱を少なくし、ウェブと
フランジの温度差を小さくした上で拘束するため、軽い
拘束力で捩れ変形を防止可能となる。 (4)また、本発明に係る断熱材は断熱材自体に直接荷
重が作用することがないので、繰り返し使用が可能であ
り経済的に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を模式的に示した模式図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態の断熱板の斜視図である。
【図3】本発明の他の実施形態を模式的に示した模式図
である。
【図4】本発明の他の実施形態の断熱板の斜視図であ
る。
【図5】H形鋼を製造する一般的な圧延ラインの冷却装
置の見取り図である。
【図6】捩れ変形を表す模式図である。
【符号の説明】
1 トランスファー 2 下部部材 3,10,11,12,13 H形鋼 3a,3b,10a,10b,11a,11b,12
a,12b,13a,13b フランジ 3d,10d,11d,12d,13d ウェブ 4,5,15 断熱板 4a,15a 鋼板 4b,15b 仕切り部材 4c,15c セラミック性断熱材 6 上部部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−235425(JP,A) 特開 昭50−133110(JP,A) 特開 昭48−44158(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 B21B 43/00 - 43/12 B21B 1/08 C21D 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H形鋼をI姿勢にして、該H形鋼のフラ
    ンジ端部をその両側より長手方向で直線状に拘束し、か
    つ前記H形鋼のウェブ両面からの放熱を抑制しながら自
    然放冷することを特徴とするH形鋼の冷却方法。
  2. 【請求項2】 複数のH形鋼をI姿勢にして、各H形鋼
    のフランジ端部を当接させて並列配置し、該並列配置さ
    れた複数のH形鋼における両端に配置されたH形鋼のフ
    ランジ端部をその両側より長手方向で直線状に拘束し、
    かつ前記両端に配置されたH形鋼のウェブ面からの放熱
    を抑制しながら自然放冷することを特徴とするH形鋼の
    冷却方法。
  3. 【請求項3】 H形鋼のウェブ両面側に配置されて該ウ
    ェブ両面からの放熱を抑制する断熱板と、 前記H形鋼のフランジ端部を両側より拘束し、前記H形
    鋼を長手方向で直線状に保持する拘束装置とを備えたこ
    とを特徴とするH形鋼の冷却装置。
  4. 【請求項4】 I姿勢で並列配置された複数のH形鋼に
    おける両端に配置されたH形鋼のウェブ外面側に配置さ
    れて該ウェブ外面からの放熱を抑制する断熱板と、 前記並列配置された複数のH形鋼における両端に配置さ
    れたH形鋼のフランジ端部をその両側より拘束し、前記
    複数のH形鋼を長手方向で直線状に保持する拘束装置と
    を備えたことを特徴とするH形鋼の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記断熱板と前記拘束装置を一体に形成
    したことを特徴とする請求項3又は4記載のH形鋼の冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 前記断熱板は、板状部材の片面に格子状
    に設置された仕切り部材と、該仕切り部材によって仕切
    られた各区画に該仕切り部材よりも凹んだ状態で設置さ
    れた断熱部材とを備えたことを特徴とする請求項3乃至
    5のいずれかに記載のH形鋼の冷却装置。
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