JPH0356834Y2 - - Google Patents

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JPH0356834Y2
JPH0356834Y2 JP13848486U JP13848486U JPH0356834Y2 JP H0356834 Y2 JPH0356834 Y2 JP H0356834Y2 JP 13848486 U JP13848486 U JP 13848486U JP 13848486 U JP13848486 U JP 13848486U JP H0356834 Y2 JPH0356834 Y2 JP H0356834Y2
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JP
Japan
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duct
ducts
air
connecting protrusion
air conditioning
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JP13848486U
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JPS6346744U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用空調ダクトに関する。
(従来の技術) 従来の車両用空調ダクトとしては、例えば実公
昭59−36517号公報に示すようなものがある。
この車両用空調ダクトは、インストルメントパ
ネルの内側面と、このインストルメントパネルの
内部に配設した内側部材との間に形成される空間
をダクトとしたもので、このダクトを上下に区分
する仕切り板をシール部材を介して配設し、上側
のデフロスタ用ダクトと下側のエアコン用ダクト
とを区分している。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の車両用空調ダクトは、イ
ンストルメントパネルの内側空間をダクトとし、
このダクトを空調場所に合せて仕切り板により区
分するため、空調場所が多い場合(フロントデフ
ロスタ、サイドデフロスタ、ベスチレータ、ロア
ベントなど)、仕切り板を増やしてインストルメ
ントパネルの内側面との間に多数のダクトを形成
しなければならないが、インストルメントパネル
の内側はスペース的に制限があるため、多数の仕
切り板を用いて多数のダクトを形成するのが不可
能な場合があり、スペースを有効的に利用できな
い問題がある。また、その仕切り板のシール部分
が衝撃や振動で外れた場合は、修理が面倒であ
り、しかも、そのシール性についても不十分であ
る。
本考案は上述のような問題点に鑑みなされたも
ので、仕切り板やシール部材を必要とせず、スペ
ースを有効的に利用して複数個の空気流路を得ら
れる車両用空調ダクトを提供することを目的とす
るものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の車両用空調ダクトは、複数個のダクト
2a〜2cを曲げ可能な薄肉部3によつて並列連
結状態に一体形成し、その各ダクト2a〜2cを
薄肉部3を介して一体的に組合わせて複数個の空
気通路9a〜9dを形成したものである。
(作用) 本考案は、肉薄部3で曲げて各ダクト2a〜2
cを一体的に組合わせることにより、複数個の空
気通路9a〜9dを形成したものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
第1図において、1はダクト集合体で、合成樹
脂製の3個のダクト2a,2b,2cが曲げ可能
な薄肉部3で並列に連結してブロー成形により一
体成形されている。この各ダクト2a〜2cは、
偏平状の六角形状に設けられ、成形時には両端の
ピンチ部分4がつぶれた状態となつており(図に
は中央部分で2分割した一方の端部側のみを示
す)、その表面には、内部に通気口5を有する上
面を閉塞した円筒状の連結突部6が突設され、こ
の連結突部6の周面に一対の係止爪7が突設され
ている。また、ダクト2a,2cのダクト2bに
薄肉部3によつて連結されていない外縁部に沿つ
て連結片部8が設けられている。
そして、このダクト集合体1は、第2図に示す
ように、各ダクト2a〜2cを肉薄部3で曲げて
巻込むようにして外観が略三角形状になるように
一体的に組合わせ、ダクト2a,2cの連結片部
8を熔着などによつて気密固定することにより、
各ダクト2a〜2cの空気通路9a〜9cととも
に各ダクト2a〜2cの内側間に略三角形状の空
気通路9dを形成する。また、各連結突部6の頭
部を切断(第1図の想像線sに沿つて切断)し、
各通気口5を開口する。そして、このダクト集合
体1の一端は、ヒータケース10の開口部11に
気密に嵌合され、他端には、蓋体12が熔着など
により気密固定される。なお、この蓋体12に
は、空気通路9dに連通する通気口13を備えた
連結突部14が外側に突設され、この連結突部1
4の周面に一対の係止爪15が突設されている。
そうして、このダクト集合体1は、第3図に示
すように、インストルメントパネル16の内部に
上記ヒータケース10に接続されて配設される。
この配設状態では、ダクト2aの連結突部6に、
ベンチレータ17に連通するホースダクト18が
連結され、ダクト2cの連結突部6に、フロント
デフロスタ19に連通するホースダクト20が連
結され、ダクト2cの連結突部6に、ロアベント
21に連通するホースダクト22が連結され、蓋
体12の連結突部14に、サイドデフロスタ23
に連通するホースダクト24が連結されている。
なお、この各ホースダクト18,20,22,2
4の端部の連結は、第4図に示すように(ホース
ダクト18について図示するが、他のホースダク
ト20,22,24も同様である)、ホースダク
ト18が連結突部6の外周に気密に圧入されてい
るとともにホースダクト18の係止凹部18aが
連結突部6の係止爪7に係合して抜け止めがなさ
れている。
そして、ヒータケース10から送風される空気
は、各ダクト2a〜2cの空気通路9a〜9cお
よび各ダクト2a〜2c間の空気通路9dに流入
し、ダクト2aの空気通路9aに流入した空気が
ベンチレータ17から吹出され、ダクト2bの空
気通路9bに流入した空気がフロントデフロスタ
19から吹出され、ダクト2cの空気通路9cに
流入した空気がロアベント21から吹出され、各
ダクト2a〜2c間の空気通路9dに流入した空
気がサイドデフロスタ23から吹出される。
なお、各空気通路9a〜9dへの空気の流入
は、ヒータケース10内の切換機構によつて切換
調節される。
また、第3図には、インストルメントパネル1
6の中央のヒータケース10の左側に配設される
空調装置について示したが、右側にも同一構造の
空調装置が対称的に配設される。
なお、上記実施例では、ダクト集合体1のダク
ト2a〜2cの個数を3個としたが、2個あるい
は3個以上のダクトを一体成形してもよく、ま
た、そのダクト2a〜2cの断面形状も上記のよ
うな偏平状の六角形状に限られず、円形や多角
形、あるいは異形状でもよく、しかも、そのダク
トの断面形状や断面積によつてダクト内を流れる
空気の流量を設定できる。さらに、各ダクトの組
合わせ方も、ダクトの断面形状や連設個数、ある
いは配設場所に合せて任意に設定する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、複数個のダクトを曲げ可能な
薄肉部によつて並列連結状態に一体形成し、その
肉薄部で曲げて各ダクトを一体的に組合わせるこ
とにより、複数個の空気通路を形成でき、複数個
のダクトを形成するための仕切り板やシールを必
要とせず、スペースも有効的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両用空調ダクトの一実施例
を示す斜視図、第2図はその使用状態の分解斜視
図、第3図はその車両への使用状態の斜視図、第
4図はその一部の断面図である。 2a〜2c……ダクト、3……肉薄部、9a〜
9d……空気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個のダクトを曲げ可能な薄肉部によつて並
    列連結状態に一体形成し、その各ダクトを薄肉部
    を介して一体的に組合わせて複数個の空気通路を
    形成したことを特徴とする車両用空調ダクト。
JP13848486U 1986-09-09 1986-09-09 Expired JPH0356834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13848486U JPH0356834Y2 (ja) 1986-09-09 1986-09-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13848486U JPH0356834Y2 (ja) 1986-09-09 1986-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346744U JPS6346744U (ja) 1988-03-30
JPH0356834Y2 true JPH0356834Y2 (ja) 1991-12-24

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ID=31043509

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JP13848486U Expired JPH0356834Y2 (ja) 1986-09-09 1986-09-09

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JPS6346744U (ja) 1988-03-30

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