JP3325468B2 - 空調用エアダクト - Google Patents

空調用エアダクト

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JP3325468B2
JP3325468B2 JP24069596A JP24069596A JP3325468B2 JP 3325468 B2 JP3325468 B2 JP 3325468B2 JP 24069596 A JP24069596 A JP 24069596A JP 24069596 A JP24069596 A JP 24069596A JP 3325468 B2 JP3325468 B2 JP 3325468B2
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啓志 丸橋
真人 岩瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に装
備された空調装置に用いられるエアダクトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車には車室内の換気、暖房、冷房等
を行なうための空調装置が装備されており、空調装置か
ら車室内に外気、暖気、冷気等を送り込むことにより、
車室内を常に快適な状態に保つようにしている。
【0003】自動車に装備されている空調装置は、イン
ストルメントパネル等に設けたエア吹出口とエアダクト
にて連結され、空調装置からの外気、暖気、冷気等をエ
アダクトを通してエア吹出口から車室内に送り込むよう
に構成されている。
【0004】ところで、前記空調装置とエア吹出口とを
連結させるエアダクトとして、図3(A)に示すものが
存在する。このエアダクト1は、合成樹脂材料により形
成され、エアの流通が良好な中空形状に形成されたダク
ト本体2と、ダクト本体2の上端部に、該ダクト本体2
に対してほぼ直角に屈曲して開口するジョイント部3と
を有する。ジョイント部3は、被取付部材、例えばイン
ストルメントパネル等との取付制約を受けるために、ダ
クト本体2側の部分が外側方向にV字状に膨らんだ五角
形の開口断面形状をなし、その開口の縁部全周に被取付
部材の取付面に取付けるためのフランジ4を外側方向に
延在して一体に形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、中空の合成樹脂
製品はブロー成形によって形成されるが、前記エアダク
ト1を、図4に示すように、ブロー成形によって形成す
るとなると、フランジ4の一部、即ち、ジョイント部3
のV字状に膨らんだ部分の開口縁部2辺から延在する一
対のフランジ4a,4aがダクト本体2に対して反転す
るように急激に廻り込む形状となっているため、この一
対のフランジ4a,4aにまで合成樹脂材料がスムーズ
に流れず、エアダクト1ではブロー成形によって形成が
困難であった。
【0006】そこで、図3(B)に示すように、ダクト
本体2からジョイント部3を分割し、別に形成されたジ
ョイント部3を、図3(A)に示すように、ダクト本体
2にシールパッキン5を介して取付けるようにしてい
る。即ち、ダクト本体2からジョイント部3を分割する
と、急激に廻り込む形状も分割され、合成樹脂材料がス
ムーズに流れるようになり、ブロー成形でも形成が可能
となる。
【0007】しかし、ダクト本体2からジョイント部3
を分割すると、ジョイント部3を別に形成するため、エ
アダクト1の製作コストが高くなる。また、ダクト本体
2からジョイント部3を分割すると、部品点数が増える
ため、組付作業性を悪くするとともに、重量が増大す
る。
【0008】このため、エアダクト1はダクト本体2か
らジョイント部3を分割せず、ジョイント部3も一体に
ブロー成形によって形成することが望まれている。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みて提案された
もので、ジョイント部の開口縁部に形成されるフランジ
の一部が、ダクト本体に対して反転するように廻り込む
形状でも、ダクト本体とジョイント部とを一体にブロー
成形によって形成するようした自動車の空調装置用エア
ダクトを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した目的を
達成するため、ブロー成形されるダクト本体の一端部
に、ほぼ直角に屈曲して開口したジョイント部が一体形
成され、このジョイント部の前記ダクト本体側部分が外
側方向にV字状に膨らんだ形状をなし、かつ、前記開口
の縁部全周に外側方向に延在したフランジが一体形成さ
れてなる空調用エアダクトにおいて、前記ジョイント部
のV字状に膨らんだ部分の開口縁部2辺から延在する一
対のフランジを、その開口方向に可撓性を持たせつつ斜
めに傾斜させるとともに、前記一対のフランジ相互間を
弾力性を有するビード部で接続したものである。
【0011】本発明によれば、ジョイント部のV字状に
膨らんだ部分の開口縁部2辺から延在する一対のフラン
ジを、その開口方向に可撓性を持たせつつ斜めに傾斜さ
せることにより、前記一対のフランジに合成樹脂材料が
スムーズに流れるようになり、ダクト本体とジョイント
部とを一体にブロー成形によって形成できるとともに、
前記一対のフランジ相互間を弾力性を有するビード部で
接続したことにより、被取付部材の取付面に取付ける際
に、斜めに傾斜させて形成した一対のフランジを取付面
に押付けると、該一対のフランジがビード部を拡開しな
がら起立して取付面に沿った形状となり、斜めに傾斜さ
せて形成した一対のフランジを被取付部材の取付面に密
着状態で取付けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1お
よび図2に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の自動車の空調装置用エアダ
クトを示すもので、このエアダクト11は、合成樹脂材
料で形成され、エアの流通が良好な中空形状に形成され
たダクト本体12と、ダクト本体12の上端部に一体に
形成され、該ダクト本体12に対してほぼ直角に屈曲し
て開口するジョイント部12とを有する。ジョイント部
13は、ダクト本体12側の部分を外側方向にV字状に
膨らませた五角形の開口断面形状をなし、その開口の縁
部全周に被取付部材、例えばインストルメントパネル等
の取付面に取付けるためのフランジ14を一体に形成し
ている。フランジ14の一部、即ち、ジョイント部13
のV字状に膨らんだ部分の開口縁部2辺から延在する一
対のフランジ14a,14aは、ジョイント部13の開
口方向に可撓性を持たせつつ斜めに傾斜して形成される
とともに、その一対のフランジ14a,14aの相互間
には、取付面に密着させた際の伸びを許容するような弾
力性を有する半円錐形状のビード部15が形成されてい
る。
【0014】本発明のエアダクト11は、ジョイント部
13のV字状に膨らんだ部分の開口縁部2辺から延在す
る一対のフランジ14a,14aを、ジョイント部13
の開口方向に可撓性を持たせつつ斜めに傾斜させて形成
しているため、この一対のフランジ14a,14aに合
成樹脂材料がスムーズに流れるようになり、ダクト本体
12とジョイント部13とを一体にブロー成形によって
形成することができる。また、その一対のフランジ14
a,14a相互間に取付面に密着させた際の伸びを許容
するような弾力性を有する半円錐形状のビード部15を
形成しているため、被取付部材の取付面に取付ける際
に、斜めに傾斜させて形成した一対のフランジ14a,
14aを取付面に押付けると、図2に示すように、一対
のフランジ14a,14aがビード15を拡開しながら
起立して取付面に沿った形状となるため、斜めに傾斜さ
せて形成した一対のフランジ14a,14aが被取付部
材の取付面に密着される。従って、本発明のエアダクト
11は、ダクト本体12とジョイント部13とを一体に
ブロー成形によって形成することができるとともに、斜
めに傾斜させて形成した一対のフランジ14a,14a
を被取付部材の取付面に密着状態で取付けることができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジョイント部の開口縁部に形成されるフランジの一部
が、ダクト本体に対して反転するように急激に廻り込む
形状でも、ダクト本体とジョイント部とを一体にブロー
成形によって形成することができるから、従来のように
ジョイント部を別に形成する手間が省けて製作コストを
低減することができ、しかも、部品点数の低減が図れて
組付作業性を向上することができるとともに、重量も軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調用エアダクトの被取付部材へ取付
前の上端部分を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)
のA−A線の断面図である。
【図2】本発明の空調用エアダクトの被取付部材へ組付
時の上端部分の斜視図である。
【図3】従来の空調用エアダクトの斜視図で、(A)は
組立状態、(B)は分解状態を示す。
【図4】従来の空調用エアダクトをブロー成形によって
成形した場合の上端部分の断面図である。
【符号の説明】
11 エアダクト 12 ダクト本体 13 ジョイント部 14 フランジ 14a ジョイント部のV字状に膨らんだ部分から延在
するフランジ 15 ビード部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−171472(JP,A) 特開 昭63−141713(JP,A) 実開 平6−29910(JP,U) 実開 昭56−2490(JP,U) 特許113526(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/02 B60H 1/00 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形されるダクト本体の一端部
    に、ほぼ直角に屈曲して開口したジョイント部が一体形
    成され、このジョイント部の前記ダクト本体側部分が外
    側方向にV字状に膨らんだ形状をなし、かつ、前記開口
    の縁部全周に外側方向に延在したフランジが一体形成さ
    れてなる空調用エアダクトにおいて、 前記ジョイント部のV字状に膨らんだ部分の開口縁部2
    辺から延在する一対のフランジを、その開口方向に可撓
    性を持たせつつ斜めに傾斜させるとともに、前記一対の
    フランジ相互間を弾力性を有するビード部で接続したこ
    とを特徴とする空調用エアダクト。
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