JPH0221718Y2 - - Google Patents

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JPH0221718Y2
JPH0221718Y2 JP1985067727U JP6772785U JPH0221718Y2 JP H0221718 Y2 JPH0221718 Y2 JP H0221718Y2 JP 1985067727 U JP1985067727 U JP 1985067727U JP 6772785 U JP6772785 U JP 6772785U JP H0221718 Y2 JPH0221718 Y2 JP H0221718Y2
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ventilation
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ventilation box
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上、下部材からなる換気箱体と前、
後枠部材からなる補強枠体とを組合わせ一体化し
てなる組立式換気具に関するものである。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) 壁等に穿設した換気用開口部にレジスターやガ
ラリを取付けて屋内を換気するばあいには、換気
時において、外部の騒音が屋内に流入したり、ピ
アノ等の楽器演奏や音響機器の使用に伴う屋内音
が外部へ洩れることは避け難い。
本考案は、かかる問題点に鑑み、換気を維持し
つつ外部音の屋内への流入あるいは屋内音の外部
への洩れを防止できるにとどまらず、換気用開口
部部分の断熱性を極力高めることができ、軽量で
取扱い性に優れ、しかも容易に製作されうる理想
的な構成を有する組立式換気具の提供を目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の組立式換気具(以下換気具という)1
は、換気箱体2とその周面部を囲う補強枠体3と
を具える。
該換気箱体2は、全体が合成樹脂発泡体を用い
て形成されており、上板部11から下方に突出す
るごとく垂下壁13が設けられている上部材2a
と下板部17から上方に突出するごとく立壁19
が設けられている下部材2bとが組み合わせ一体
化せしめられた矩形箱状をなし、該垂下壁及び立
壁によつて、前側部6に前通気窓7が形成される
とともに後側部9に後通気窓10が形成されかつ
内部には前通気窓7及び後通気窓10と連通する
屈曲した通気路25が形成されるごとくなされて
おり、又上部材2aの垂下壁13は、上板部11
の両端部において下設された側板部12,12の
下端15,15から下方に突出しかつ該突出部1
3aの両端面23,23は下部材2bの両側板部
21,21の内面24,24と当接可能となされ
ており、しかも上部材2aの側板部12,12は
凸部あるいは凹部としての上嵌合部16を下端部
分に具えるものとなされかつ下部材2bの両側板
部21,21は該上嵌合部16と嵌合しうる凹部
あるいは凸部としての下嵌合部22を上端部分に
具えるものとなされている。
一方補強枠体3は、前後の前枠部材3aと後枠
部材3bとに二分割されるとともに、前枠部材3
aの前周縁部には、換気箱体2の前側周縁部分2
6を覆う前鍔部29が周設せしめられ、又後枠部
材3bの後周縁部には、換気箱体2の後側周縁部
27を覆う後鍔部30が周設せしめられている。
なお前、後枠部材3a,3bの分割部位は任意で
ある。
なお本考案にいう、「補強枠体3が換気箱体2
の周面部を囲う」とは、本考案の換気具1が壁等
に取付けられた状態において補強枠体3が換気箱
体2に補強する機能を果たす範囲で、例えば第4
図に示すごとく、換気箱体2の外面部の一部分が
補強枠体3によつて覆われていない場合を含む概
念である。
(作用) 然して、上部材2aと下部材2bとを上嵌合部
16と下嵌合部22との嵌合によつて一体化する
ことにより形成された換気箱体においては、上嵌
合部16と下嵌合部22との嵌合によつて上、下
部材2a,2bの前後方向の動きが封じられかつ
上部材2aの垂下壁突出部13aの両端面23,
23と下部材2bの側板部21,21の内面2
4,24との当接により上、下部材2a,2bの
長さ方向の動きが封じられたものとなつている。
又補強枠体3を構成する前枠部材3aの前鍔部
29及び後枠部材3bの後鍔部30は、該前、後
枠部材3a,3b内に換気箱体2を納装する際に
おいて換気箱体の前側部分及び後側部分が前、後
枠部材から飛び出すのを阻止するとともに破損さ
れやすい換気箱体の前後の周縁部分を保護し又該
周縁部分を化粧する。
そして換気箱体と補強枠体との一体化によつて
構成された換気具においては、屈曲した通気路2
5の存在により、換気を維持しつつ外部音の屋内
への流入あるいは屋内音の外部への漏出が効果的
に防止されることとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜3図において本考案の組立式換気具1
は、換気箱体2とその周面部を囲う補強枠体3と
を具えるものである。
換気箱体2は、上部材2aと下部材2bとが組
み合わせ一体化せしめられてなる矩形箱状をな
し、その前側部6に前通気窓7を具えるとともに
該側部9に後通気窓10を具え、内部には前通気
窓7及び後通気窓10と連通する屈曲した通気路
25が形成されるごとくなされている。なお該上
部材2a、下部材2bは、夫々、発泡スチロール
等の発泡倍率の高い合成樹脂発泡体の一体成形品
とされる。
換気箱体2の構成をより具体的に説明すれば、
上部材2aは、上板部11の長手方向両端縁に側
板部12,12が下設されかつ上板部11の長手
方向中央部分において垂下壁13が下設されてお
り、その両端部は側板部12,12の内側と一体
であり又その下端14は両側板部12,12の最
下端15,15よりも下方に稍突出している。又
該上部材2aの両側板部12,12は、三角形状
凸部としての上嵌合部16を下端部分に具えるも
のとなされている。一方下部材2bは、上方が開
口した直方体状の箱体として形成されており、下
板部17の長手両側縁には立壁19,19が立設
されており、両側板部21,21は、前記上嵌合
部16と嵌合しうる緩いV字状切欠凹部としての
下嵌合部22を上端部分に具えるものとなされて
いる。そして、上嵌合部16と下嵌合部22とを
嵌合させることにより、垂下壁13の突出部13
aの両端面23,23が両側板部21,21の内
面24,24と当接した状態となり、前側部、後
側部に夫々前通気窓7、後通気窓10が形成さ
れ、かつ該前、後通気窓7,10と連通する屈曲
した通気路25が内部に形成されるごとくなされ
ている。
補強枠体3は、前枠部材3aと後枠部材3bと
からなり、両者が組み合わされた状態で前記換気
箱体2の周面部(上下両側の外面部)を囲う。本
実施例においては、前枠部材3aの幅は後枠部材
3bの幅に比べて小さく形成されており、前枠部
材3aの前周縁部及び後枠部材3bの後周縁部に
は、夫々、換気箱体2の前側周縁部26、後側周
縁部27を覆う前鍔部29、後鍔部30が周設せ
しめられている。
然して、前、後枠部材3a,3b内に換気箱体
2を密着状態で納装すると、第3図に示すごと
き、換気箱体2の周面部が補強枠体3によつて囲
われた本考案の換気具1が形成されることとな
る。特に本実施例においては、通風を確保しつつ
虫類、小鳥等の小動物の侵入を防止する網状体3
1が換気箱体2の前側部と前枠部材3aとの間に
介在せしめられ、前通気窓7が網状体31によつ
て覆われた状態にある。
このように形成された換気具1は、第3図に示
すごとく、壁体Wの換気用開口部33に取付けら
れることにより、同図において矢印Fで示すよう
に通気路25により屋内を換気しうるとともに、
外部の騒音を垂下壁13及び立壁19,19では
ね返し、その屋内への流入を遮断でき、逆には、
楽器演奏、音響機器の使用に伴う屋内音の外部へ
の洩出を防止できる。なお第3図において、符号
35はフードであり、符号36はレジスターであ
る。
第4図は、同一の換気具1でもつて壁厚の変化
に対応することができることを示す一例であり、
壁厚に応じて後枠部材3bを後方にスライドさ
せ、後鍔部30の後面部37を壁体Wの屋内面3
8と面一にした状態を示す。
(考案の効果) 本考案の換気具は、屈曲する通気路を有する
換気箱体を具え、しかも該換気箱体の全体が吸
音性のよい合成樹脂発泡体を以て形成されてい
るため、換気を維持しつつ外部音の屋内への流
入あるいは屋内音の外部への洩出を効果的に防
止しうる。
換気箱体の全体が断熱性に優れた合成樹脂発
泡体をもつて形成されているため、換気用開口
部部分の断熱性を極力高めることができる。
変形や損傷されやすい合成樹脂発泡素材から
なる換気箱体の周面部が補強枠体によつて囲わ
れておりかつ該補強枠体を構成する前枠部材と
後枠部材には前鍔部、後鍔部が周設されている
ため、換気箱体は、破損されやすい前後の周縁
部分を含めて補強枠体により確実に保護され
る。
換気箱体を構成する上、下部材は上嵌合部と
下嵌合部との嵌合により組合せられ、かつ上部
材の垂下壁突出部の両端面が下部材の両側板部
の内面と当接可能に構成されているため、換気
箱体はその前後方向の動き及び左右方向の動き
が完全に封じられた状態にあり、構造上の安定
性に優れる。従つてこの換気箱体を前、後枠部
材内に安定的に納装することができる。又、補
強枠体を構成する前枠部材と後枠部材には夫々
前鍔部、後鍔部が周設されているため、換気箱
体を前、後枠部材内に納装するに際し、換気箱
体の前側部分あるいは後側部分が前、後枠部材
からはみ出すおそれがない。
このようなことから本考案によるときには、
換気箱体と補強枠体との一体化作業を簡易迅速
に行うことができるのである。
その他、本考案における補強枠体の前後の鍔
部は、換気箱体の前後の周縁部分を覆つて化粧
する機能をも有することに加え、補強枠体が
前、後枠部材の2つに分割されていることか
ら、壁厚に応じて一方の枠部材を換気箱体に対
してスライドさせることにより、前鍔部あるい
は後鍔部の外面部が壁面と面一となつた状態で
換気具を壁体に取付けることができる。従つ
て、該鍔部が換気箱体の周縁部分を化粧した状
態で換気具を壁体に見栄えよく取付けることが
できる。又換気箱体はその全体が合成樹脂発泡
体を用いて形成されているため軽量であり、運
搬、施工等の取扱い性に優れる。又補強枠体は
前、後枠部材に2分割されているため、一つの
換気具で以て一定範囲において壁厚に応じうる
こととなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は換気箱体を例示する分解斜視図、第3〜
4図は本考案に係る換気具の使用状態を示す断面
図である。 2……換気箱体、2a……上部材、2b……下
部材、3……補強枠体、3a……前枠部材、3b
……後枠部材、7……前通気窓、10……後通気
窓、11……上板部、13……垂下壁、13a…
…垂下壁突出部、16……上嵌合部、17……下
板部、19……立壁、21……側板部、22……
下嵌合部、23……突出部端面、24……側板部
内面、25……屈曲した通気路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 換気箱体2とその周面部を囲う補強枠体3とを
    具え、 該換気箱体2は、全体が合成樹脂発泡体を用い
    て形成されており、上板部11から下方に突出す
    るごとく垂下壁13が設けられている上部材2a
    と下板部17から上方に突出するごとく立壁19
    が設けられている下部材2bとが組み合わせ一体
    化せしめられた矩形箱状をなし、該垂下壁及び立
    壁によつて、前側部6に前通気窓7が形成される
    とともに後側部9に後通気窓10が形成されかつ
    内部には前通気窓7及び後通気窓10と連通する
    屈曲した通気路25が形成されるごとくなされて
    おり、又上部材2aの垂下壁13は、上板部11
    の両端部において下設された側板部12,12の
    下端15,15から下方に突出しかつ該突出部1
    3aの両端面23,23は下部材2bの両側板部
    21,21の内面24,24と当接可能となされ
    ており、しかも上部材2aの側板部12,12は
    凸部あるいは凹部としての上嵌合部16を下端部
    分を具えるものとなされかつ下部材2bの両側板
    部21,21は該上嵌合部16と嵌合しうる凹部
    あるいは凸部としての下嵌合部22を上端部分に
    具えるものとなされており、 一方補強枠体3は、前後に配置される前枠部材
    3aと後枠部材3bとに二分割されるとともに、
    前枠部材3aの前周縁部には、換気箱体2の前側
    周縁部分26を覆う前鍔部29が周設せしめら
    れ、又後枠部材3bの後周縁部には、換気箱体2
    の後側周縁部27を覆う後鍔部30が周設せしめ
    られていることを特徴とする組立式換気具。
JP1985067727U 1985-05-07 1985-05-07 Expired JPH0221718Y2 (ja)

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JPS61185932U JPS61185932U (ja) 1986-11-20
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343937A (en) * 1976-10-01 1978-04-20 Naka Tech Lab Noiseemuffled ventilating hole
JPS5643644U (ja) * 1979-09-12 1981-04-20
JPS5710326A (en) * 1980-06-20 1982-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Preheating facilities for powder and granule

Patent Citations (3)

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JPS61185932U (ja) 1986-11-20

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