JPH0356440Y2 - - Google Patents
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- JPH0356440Y2 JPH0356440Y2 JP1761987U JP1761987U JPH0356440Y2 JP H0356440 Y2 JPH0356440 Y2 JP H0356440Y2 JP 1761987 U JP1761987 U JP 1761987U JP 1761987 U JP1761987 U JP 1761987U JP H0356440 Y2 JPH0356440 Y2 JP H0356440Y2
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- master cylinder
- negative pressure
- pressure chamber
- cylinder body
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Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 46
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 10
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、気圧倍力装置の負圧室側シエルに接
合される形式のマスタシリンダの改良に関する。
合される形式のマスタシリンダの改良に関する。
(従来の技術)
上記形式の気圧倍力装置の負圧室側シエルとマ
スタシリンダとの接合部には、マスタシリンダ本
体内に気圧倍力装置の出力軸と連動するピストン
が、該ピストン外周に設けられたフランジでマス
タシリンダ本体内で摺動可能となるように設けら
れ、ピストンのフランジと気圧倍力装置の負圧室
側シエルとの間であつてピストンとマスタシリン
ダ本体とが形成する環状空間に、マスタシリンダ
本体内から負圧室内への油液の漏洩を防止するシ
ール部材を介装させている。
スタシリンダとの接合部には、マスタシリンダ本
体内に気圧倍力装置の出力軸と連動するピストン
が、該ピストン外周に設けられたフランジでマス
タシリンダ本体内で摺動可能となるように設けら
れ、ピストンのフランジと気圧倍力装置の負圧室
側シエルとの間であつてピストンとマスタシリン
ダ本体とが形成する環状空間に、マスタシリンダ
本体内から負圧室内への油液の漏洩を防止するシ
ール部材を介装させている。
従来、この種のマスタシリンダとして例えば本
出願人により実公昭61−7960号公報で開示された
技術がある。
出願人により実公昭61−7960号公報で開示された
技術がある。
このマスタシリンダの接合部は第4図で示すよ
うに、ピストン1とマスタシリンダ本体2とで形
成される環状空間3に、油液の漏洩を防止する第
1のシール部材4、第2のシール部材5が順次設
けられている。そして、第1のシール部材4と第
2のシール部材5との間には、マスタシリンダ本
体2の内壁に開口された大気連通孔6に臨ませて
第1のスペーサ7が介装され、第2のシール部材
5の気圧倍力装置の負圧室8側には第2のスペー
サ9がマスタシリンダ本体2の段部2aに当接さ
せて介装されている。さらに、第2のスペーサ9
の前記負圧室8側には該第2のスペーサ9の負圧
室8側への移動を掛止する止め輪10が前記マス
タシリンダ本体2の内壁に嵌合されて設けられて
いる。また、前記第1のスペーサ7は、外周に大
気連通孔6と連通する円周状の溝7aと、該溝7
aと前記第1、第2のシール部材4,5を連通す
る連通溝7bとが形成されたものである。
うに、ピストン1とマスタシリンダ本体2とで形
成される環状空間3に、油液の漏洩を防止する第
1のシール部材4、第2のシール部材5が順次設
けられている。そして、第1のシール部材4と第
2のシール部材5との間には、マスタシリンダ本
体2の内壁に開口された大気連通孔6に臨ませて
第1のスペーサ7が介装され、第2のシール部材
5の気圧倍力装置の負圧室8側には第2のスペー
サ9がマスタシリンダ本体2の段部2aに当接さ
せて介装されている。さらに、第2のスペーサ9
の前記負圧室8側には該第2のスペーサ9の負圧
室8側への移動を掛止する止め輪10が前記マス
タシリンダ本体2の内壁に嵌合されて設けられて
いる。また、前記第1のスペーサ7は、外周に大
気連通孔6と連通する円周状の溝7aと、該溝7
aと前記第1、第2のシール部材4,5を連通す
る連通溝7bとが形成されたものである。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記マスタシリンダでは次のよ
うな問題点を有していた。
うな問題点を有していた。
まず、第2のスペーサ9を掛止するための止め
輪10(第5図に一例を示す)をマスタシリンダ
本体2の内壁に嵌合させるときには、棒状の一対
の治具を止め輪10に形成されている一対の孔1
0aに貫通させて挟みつけ、止め輪10を縮径し
てマスタシリンダ本体2内に挿入させ、第2のス
ペーサ9の負圧室8側で前記治具を外すことによ
り、拡開してマスタシリンダ本体2の内壁に嵌合
されるものである。しかし、このときに治具の先
端が第2のスペーサ9の側面9aに当つてしま
い、止め輪10が嵌合位置に来る前に外れてしま
う虞れがあり、極めて作業性が悪いという問題点
があつた。
輪10(第5図に一例を示す)をマスタシリンダ
本体2の内壁に嵌合させるときには、棒状の一対
の治具を止め輪10に形成されている一対の孔1
0aに貫通させて挟みつけ、止め輪10を縮径し
てマスタシリンダ本体2内に挿入させ、第2のス
ペーサ9の負圧室8側で前記治具を外すことによ
り、拡開してマスタシリンダ本体2の内壁に嵌合
されるものである。しかし、このときに治具の先
端が第2のスペーサ9の側面9aに当つてしま
い、止め輪10が嵌合位置に来る前に外れてしま
う虞れがあり、極めて作業性が悪いという問題点
があつた。
さらに、第1のスペーサ7と第2のスペーサ9
とが別部品であるため、部品管理や組付性などで
コスト高となるという問題点があつた。
とが別部品であるため、部品管理や組付性などで
コスト高となるという問題点があつた。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、気圧倍力装置とマ
スタシリンダとの接合部に設けられるスペーサの
組付性を向上させることにある。
で、その目的とするところは、気圧倍力装置とマ
スタシリンダとの接合部に設けられるスペーサの
組付性を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段)
以上の問題点を解決し目的を達成するための手
段として、気圧倍力装置の負圧室側シエルに接合
されるマスタシリンダ本体内に、該気圧倍力装置
の出力軸と連結するピストンを、該ピストン外周
に設けたフランジが該マスタシリンダ本体内で摺
動可能となるように設け、 前記ピストンのフランジと前記負圧室側のシエ
ルとの間であつて該ピストンと前記マスタシリン
ダ本体とから形成される環状空間に、該マスタシ
リンダ本体内から該負圧室内への油液の漏洩を防
止する第1のシール部材と第2のシール部材の該
負圧室に向けて順次設け、 前記第1シール部材と第2のシール部材との間
の前記マスタシリンダ本体の内壁に大気連通孔を
開口させ、 前記第1のシール部材と第2のシール部材との
間に前記大気連通孔に臨ませて環状の第1のスペ
ーサを介装し、第2のシール部材の前記負圧室側
に環状の第2のスペーサを介装し、該第2のスペ
ーサの前記負圧室側に該第2のスペーサの負圧室
側への移動を掛止する止め輪を前記マスタシリン
ダ本体の内壁に嵌合させ、 前記第1のスペーサに、外周に前記大気連通孔
と連通する円周状溝を形成し、両側面に外周に沿
つた環状溝を形成し、さらに前記円周状溝と前記
環状溝とを連通する放射状の連通溝を形成し、 前記第2のスペーサを該第1のスペーサと同一
の形状としたものである。
段として、気圧倍力装置の負圧室側シエルに接合
されるマスタシリンダ本体内に、該気圧倍力装置
の出力軸と連結するピストンを、該ピストン外周
に設けたフランジが該マスタシリンダ本体内で摺
動可能となるように設け、 前記ピストンのフランジと前記負圧室側のシエ
ルとの間であつて該ピストンと前記マスタシリン
ダ本体とから形成される環状空間に、該マスタシ
リンダ本体内から該負圧室内への油液の漏洩を防
止する第1のシール部材と第2のシール部材の該
負圧室に向けて順次設け、 前記第1シール部材と第2のシール部材との間
の前記マスタシリンダ本体の内壁に大気連通孔を
開口させ、 前記第1のシール部材と第2のシール部材との
間に前記大気連通孔に臨ませて環状の第1のスペ
ーサを介装し、第2のシール部材の前記負圧室側
に環状の第2のスペーサを介装し、該第2のスペ
ーサの前記負圧室側に該第2のスペーサの負圧室
側への移動を掛止する止め輪を前記マスタシリン
ダ本体の内壁に嵌合させ、 前記第1のスペーサに、外周に前記大気連通孔
と連通する円周状溝を形成し、両側面に外周に沿
つた環状溝を形成し、さらに前記円周状溝と前記
環状溝とを連通する放射状の連通溝を形成し、 前記第2のスペーサを該第1のスペーサと同一
の形状としたものである。
(作用)
このようにスペーサの両側面に形成した環状溝
が治具の先端の逃げとなるため、止め輪が取付け
途中で治具から外れることがなく、作業性が向上
する。
が治具の先端の逃げとなるため、止め輪が取付け
途中で治具から外れることがなく、作業性が向上
する。
さらに、第1のスペーサと第2のスペーサとに
同一の形状の部材を用いることにより、部品点数
の低減が図れ、さらに組付けの方向性がないた
め、組付け時にスペーサの向きを考慮する必要が
なく、これも作業性の向上が図れるものである。
同一の形状の部材を用いることにより、部品点数
の低減が図れ、さらに組付けの方向性がないた
め、組付け時にスペーサの向きを考慮する必要が
なく、これも作業性の向上が図れるものである。
(実施例)
つぎに本考案の実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。なお、本実施例は、2系統式の
ブレーキに使用されるタンデム型マスタシリンダ
11について説明する。
づいて説明する。なお、本実施例は、2系統式の
ブレーキに使用されるタンデム型マスタシリンダ
11について説明する。
第1図において、12は有底筒状をしたタンデ
ム型マスタシリンダ本体で、マスタシリンダ本体
12内の開口側にはプライマリピストン13が、
底部側にはセカンダリピストン14がそれぞれ摺
動可能に嵌挿されている。プライマリピストン1
3とセカンダリピストン14との間には第1加圧
室15が形成され、セカンダリピストン14とマ
スタシリンダ本体12の底部との間には第2加圧
室16が形成されている。第1加圧室15は2系
統のブレーキ系の一方に連通しており、第2加圧
室16は他方のブレーキ系に連通している。
ム型マスタシリンダ本体で、マスタシリンダ本体
12内の開口側にはプライマリピストン13が、
底部側にはセカンダリピストン14がそれぞれ摺
動可能に嵌挿されている。プライマリピストン1
3とセカンダリピストン14との間には第1加圧
室15が形成され、セカンダリピストン14とマ
スタシリンダ本体12の底部との間には第2加圧
室16が形成されている。第1加圧室15は2系
統のブレーキ系の一方に連通しており、第2加圧
室16は他方のブレーキ系に連通している。
プライマリピストン13の端面には、ばね受1
7が位置し、ボルト18によつて止められてい
る。このボルト18の頭部は、セカンダリピスト
ン14の端部に位置しているカツプ部19に嵌ま
り込んでおり、ばね受17とカツプ部19の広が
つた基端部との間にはスプリング20が介装され
てカツプ部19をセカンダリピストン14側に押
しつけている。また、セカンダリピストン14の
他端面に装着されたばね受21とマスタシリンダ
本体12との間にはスプリング22が介装されて
いる。
7が位置し、ボルト18によつて止められてい
る。このボルト18の頭部は、セカンダリピスト
ン14の端部に位置しているカツプ部19に嵌ま
り込んでおり、ばね受17とカツプ部19の広が
つた基端部との間にはスプリング20が介装され
てカツプ部19をセカンダリピストン14側に押
しつけている。また、セカンダリピストン14の
他端面に装着されたばね受21とマスタシリンダ
本体12との間にはスプリング22が介装されて
いる。
第1加圧室15と第2加圧室16は、夫々、プ
ライマリピストン13およびセカンダリピストン
14の外周面に保持されたシール材23,24,
25により液密性が確保されている。そして、第
1加圧室15は通路26を介して油液が貯留され
ているリザーバタンク27内と連通し、第2加圧
室16は通路28を介してリザーバタンク27内
と連通している。
ライマリピストン13およびセカンダリピストン
14の外周面に保持されたシール材23,24,
25により液密性が確保されている。そして、第
1加圧室15は通路26を介して油液が貯留され
ているリザーバタンク27内と連通し、第2加圧
室16は通路28を介してリザーバタンク27内
と連通している。
つぎに、29は気圧倍力装置で、その負圧室3
0側のシエル31には筒状の嵌合部31aが設け
られており、マスタシリンダ本体12の右端部は
この嵌合部31a内に嵌め込まれている。この嵌
合部31aに嵌合されるマスタシリンダ本体12
の右端部にはシール部材32が設けられており、
負圧室30と大気との間の気密が保たれている。
また、入力軸33に加えられた力が倍力されて出
力する出力軸34がプライマリピストン13に嵌
合しており、気圧倍力装置29で倍力された出力
がマスタシリンダ11に伝達されるようになつて
いる。
0側のシエル31には筒状の嵌合部31aが設け
られており、マスタシリンダ本体12の右端部は
この嵌合部31a内に嵌め込まれている。この嵌
合部31aに嵌合されるマスタシリンダ本体12
の右端部にはシール部材32が設けられており、
負圧室30と大気との間の気密が保たれている。
また、入力軸33に加えられた力が倍力されて出
力する出力軸34がプライマリピストン13に嵌
合しており、気圧倍力装置29で倍力された出力
がマスタシリンダ11に伝達されるようになつて
いる。
このように構成すると、ブレーキペダルを踏ん
でブレーキ動作を行なうと、出力軸34がプライ
マリピストン13を図における左方に押圧する。
すると第1加圧室15内の油液が押され2系統の
ブレーキ系統の一方に流れることになる。さら
に、プライマリピストン13の動きはスプリング
20を介してセカンダリピストン14に伝えら
れ、これにより第2加圧室16内の油液が他方の
ブレーキ系統に流れる。これにより、2系統のブ
レーキ系統の両方にブレーキペダルの踏力に応じ
た液圧が供給されることになる。
でブレーキ動作を行なうと、出力軸34がプライ
マリピストン13を図における左方に押圧する。
すると第1加圧室15内の油液が押され2系統の
ブレーキ系統の一方に流れることになる。さら
に、プライマリピストン13の動きはスプリング
20を介してセカンダリピストン14に伝えら
れ、これにより第2加圧室16内の油液が他方の
ブレーキ系統に流れる。これにより、2系統のブ
レーキ系統の両方にブレーキペダルの踏力に応じ
た液圧が供給されることになる。
つぎに、本考案の要部である接合部について説
明する。
明する。
プライマリピストン13の外周には、マスタシ
リンダ本体12の内壁に摺動するフランジ13a
が形成されている。そして、該フランジ13aと
前記負圧室30との間に、プライマリピストン1
3の外周とマスタシリンダ本体12の内壁とで環
状空間35が形成されている。
リンダ本体12の内壁に摺動するフランジ13a
が形成されている。そして、該フランジ13aと
前記負圧室30との間に、プライマリピストン1
3の外周とマスタシリンダ本体12の内壁とで環
状空間35が形成されている。
該環状空間35には、第2図に示すようにプラ
イマリピストン13のフランジ13aと負圧室3
0の間において、マスタシリンダ本体12内から
負圧室30への油液の漏洩を防止するための、第
1のシール部材36と第2のシール部材37とが
負圧室30に向かつて順次嵌挿されている。ま
た、第1、第2のシール部材36,37間のマス
タシリンダ本体12の内壁には環状空間35と外
部とを連通する大気連通孔38が開口されてい
る。該大気連通孔38は、第1のシール部材36
と第2のシール部材37との間が負圧にならによ
うにして第2のシール部材37の取付姿勢が変化
するのを防止し、また、第1のシール部材36が
破損した場合に漏洩した油液を外部に流出するた
めに設けられているものである。
イマリピストン13のフランジ13aと負圧室3
0の間において、マスタシリンダ本体12内から
負圧室30への油液の漏洩を防止するための、第
1のシール部材36と第2のシール部材37とが
負圧室30に向かつて順次嵌挿されている。ま
た、第1、第2のシール部材36,37間のマス
タシリンダ本体12の内壁には環状空間35と外
部とを連通する大気連通孔38が開口されてい
る。該大気連通孔38は、第1のシール部材36
と第2のシール部材37との間が負圧にならによ
うにして第2のシール部材37の取付姿勢が変化
するのを防止し、また、第1のシール部材36が
破損した場合に漏洩した油液を外部に流出するた
めに設けられているものである。
第1のシール部材36と第2のシール部材37
との間には、第1のスペーサ39が介装されてい
る。また、第2のシール部材37の前記負圧室3
0側には第1のスペーサと同一形状の第2のスペ
ーサ39が設けられている。そして、第2のスペ
ーサ39は、マスタシリンダ本体12の内壁に嵌
合された止め輪10により負圧室30側への移動
が掛止されている。
との間には、第1のスペーサ39が介装されてい
る。また、第2のシール部材37の前記負圧室3
0側には第1のスペーサと同一形状の第2のスペ
ーサ39が設けられている。そして、第2のスペ
ーサ39は、マスタシリンダ本体12の内壁に嵌
合された止め輪10により負圧室30側への移動
が掛止されている。
ここで、第1のスペーサ39と第2のスペーサ
39とは第3図に示す形状とし、外周には前記大
気連通孔38と連通する円周状溝39aが、両側
面には環状溝39bが形成され、さらに該円周状
溝39aと該環状溝39bとを連通する放射状の
連通溝39cとが形成されているものである。
39とは第3図に示す形状とし、外周には前記大
気連通孔38と連通する円周状溝39aが、両側
面には環状溝39bが形成され、さらに該円周状
溝39aと該環状溝39bとを連通する放射状の
連通溝39cとが形成されているものである。
以上のように接合部を構成することにより、マ
スタシリンダの組付ける際に、第1、第2のスペ
ーサ39の組付け方向を考慮する必要がなく、さ
らに第1、第2のスペーサ39とを区別する必要
もないため、極めて作業性がよい。
スタシリンダの組付ける際に、第1、第2のスペ
ーサ39の組付け方向を考慮する必要がなく、さ
らに第1、第2のスペーサ39とを区別する必要
もないため、極めて作業性がよい。
また、止め輪10を組込む場合に止め輪10の
一対の孔10aに貫通される治具の先端が第2の
スペーサ39の環状溝39bで側面に当接しない
ようにしたため、組付性がよい。
一対の孔10aに貫通される治具の先端が第2の
スペーサ39の環状溝39bで側面に当接しない
ようにしたため、組付性がよい。
なお、本実施例において、第1、第2のスペー
サ39の側面に形成された環状溝39bにシリコ
ンオイル等の潤滑液を貯留させることにより、第
1のシール部材36および第2のシール部材37
の潤滑性確保のための潤滑液の定量的な供給が行
なえる。
サ39の側面に形成された環状溝39bにシリコ
ンオイル等の潤滑液を貯留させることにより、第
1のシール部材36および第2のシール部材37
の潤滑性確保のための潤滑液の定量的な供給が行
なえる。
(考案の効果)
以上詳細に説明したように本考案は、第1のス
ペーサと第2のスペーサとを同一形状のものを用
い、さらに該スペーサの側面に、止め輪を組込む
際に使用する治具の逃げ用の環状溝を形成したの
で、製造コストの低減と組付作業性の向上が図れ
ることになる。
ペーサと第2のスペーサとを同一形状のものを用
い、さらに該スペーサの側面に、止め輪を組込む
際に使用する治具の逃げ用の環状溝を形成したの
で、製造コストの低減と組付作業性の向上が図れ
ることになる。
第1図は、本考案の実施例であるマスタシリン
ダの縦断面図、第2図は、第1図のマスタシリン
ダの要部である接合部の拡大縦断面図、第3図
は、第1図に示すスペーサの拡大斜視図、第4図
は、従来のマスタシリンダの要部である接合部の
拡大縦断面図、第5図は、止め輪の一例を示す正
面図である。 10……止め輪、12……マスタシリンダ本
体、13……プライマリピストン、29……気圧
倍力装置、30……負圧室、35……環状空間、
36……第1のシール部材、37……第2のシー
ル部材、38……大気連通孔、39……第1、第
2のスペーサ、39a……円周状溝、39b……
環状溝、39c……連通溝。
ダの縦断面図、第2図は、第1図のマスタシリン
ダの要部である接合部の拡大縦断面図、第3図
は、第1図に示すスペーサの拡大斜視図、第4図
は、従来のマスタシリンダの要部である接合部の
拡大縦断面図、第5図は、止め輪の一例を示す正
面図である。 10……止め輪、12……マスタシリンダ本
体、13……プライマリピストン、29……気圧
倍力装置、30……負圧室、35……環状空間、
36……第1のシール部材、37……第2のシー
ル部材、38……大気連通孔、39……第1、第
2のスペーサ、39a……円周状溝、39b……
環状溝、39c……連通溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 気圧倍力装置の負圧室側シエルに接合されるマ
スタシリンダ本体内に、該気圧倍力装置の出力軸
と連結するピストンを、該ピストン外周に設けた
フランジが該マスタシリンダ本体内で摺動可能と
なるように設け、 前記ピストンのフランジと前記負圧室側のシエ
ルとの間であつて該ピストンと前記マスタシリン
ダ本体とから形成される環状空間に、該マスタシ
リンダ本体内から該負圧室内への油液の漏洩を防
止する第1のシール部材と第2のシール部材を該
負圧室に向けて順次設け、 前記第1のシール部材と第2のシール部材との
間の前記マスタシリンダ本体の内壁に大気連通孔
を開口させ、 前記第1のシール部材と第2のシール部材との
間に前記大気連通孔に臨ませて環状の第1のスペ
ーサを介装し、第2のシール部材の前記負圧室側
に環状の第2のスペーサを介装し、該第2のスペ
ーサの前記負圧室側に該第2のスペーサの負圧室
側への移動を掛止する止め輪を前記マスタシリン
ダ本体の内壁に嵌合させ、 前記第1のスペーサに、外周に前記大気連通孔
と連通する円周状溝を形成し、両側面に外周に沿
つた環状溝を形成し、さらに前記円周状溝と前記
環状溝とを連通する放射状の連通溝を形成し、 前記第2のスペーサを該第1のスペーサと同一
の形状としたことを特徴とするマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1761987U JPH0356440Y2 (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1761987U JPH0356440Y2 (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63125665U JPS63125665U (ja) | 1988-08-16 |
JPH0356440Y2 true JPH0356440Y2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=30810539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1761987U Expired JPH0356440Y2 (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0356440Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-09 JP JP1761987U patent/JPH0356440Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63125665U (ja) | 1988-08-16 |
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