JPS6327000Y2 - - Google Patents

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JPS6327000Y2
JPS6327000Y2 JP1982152237U JP15223782U JPS6327000Y2 JP S6327000 Y2 JPS6327000 Y2 JP S6327000Y2 JP 1982152237 U JP1982152237 U JP 1982152237U JP 15223782 U JP15223782 U JP 15223782U JP S6327000 Y2 JPS6327000 Y2 JP S6327000Y2
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JP
Japan
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cylinder
hole
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oil
piston
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JP1982152237U
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JPS5956158U (ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、倍力装置により駆動されて自動車の
ブレーキ、クラツチ等を油圧作動するマスタシリ
ンダ、特に倍力装置のブースタシエルにシリンダ
本体の後端を接合し、このシリンダ本体のシリン
ダ孔に摺動自在に嵌合するピストンのロツド部を
前記ブースタシエル内の出力杆に連接し、前記シ
リンダ本体に油槽に連通する油路を前記シリンダ
孔に沿つて前記シリンダ本体の後端より穿設し、
この油路をサプライ通路を介して前記ピストン外
周の補給油室に連通したマスタシリンダに関す
る。
先ず第5図により、従来のこの種マスタシリン
ダの構造について説明すると、1はマスタシリン
ダMのシリンダ本体、2は負圧式倍力装置Sのブ
ースタシエル、6はシリンダ本体1のシリンダ孔
4に摺動自在に嵌合するピストン、6aはそのロ
ツド部で倍力装置Sの出力杆12と連接される。
シリンダ本体1には、油槽に連なる油路29がシ
リンダ孔4に沿うようにシリンダ本体1後端より
穿設され、この油路29をピストン6外周の補給
油室9に連通させるサプライ通路31がシリンダ
本体1側面より穿設され、これら油路29及びサ
プライ通路31の加工口に盲栓34,35がそれ
ぞれ圧入される。したがつて、このようなもので
は、盲栓34,35の圧入個所が多く組立性が悪
い欠点がある。
そこで、本考案は前記油路及び前記サプライ通
路の加工口には盲栓を施す必要のない、構造簡単
で組立性及び量産性の良好な前記マスタシリンダ
を提供することを目的とするもので、その特徴
は、前記シリンダ本体の後端面に、前記シリンダ
孔の内径よりも大径に形成されて底面に前記油路
の後端が開口する凹孔を設け、この凹孔に前記シ
リンダ本体と前記ブースタシエル間に挟持される
端壁板を着脱可能に密合し、前記凹孔底面におい
て前記油路と前記サプライ通路間を連通させたと
ころにある。
以下、第1図ないし第4図により本考案の実施
例について説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示すものであ
る。図においてMはタンデム型のブレーキマスタ
シリンダで、それのシリンダ本体1は、その後端
の取付フランジ1aが負圧式倍力装置Sのブース
タシエル2前面にボルト3により接合される。
シリンダ本体1のシリンダ孔4には、油圧室5
を画成するピストン6が摺動自在に嵌合され、油
圧室5にはピストン6を後退方向に弾発する戻し
ばね7が縮設される。シリンダ本体1の外側面に
は油圧室5の出力ポート5aが開口しており、こ
れに図示しない車輪ブレーキの油圧導管が接続さ
れる。ピストン6は、油圧室5に臨むピストンカ
ツプ8を前端に備えており、また中間部を小径に
してその外周に補給油室9が形成され、この油室
9をピストンカツプ8の背面に連通させる油孔1
0がピストン6の前端部に設けられている。
また、ピストン6はその後端面より突出するロ
ツド部6aを備えており、このロツド部6aはブ
ースタシエル1内の負圧室11において出力杆1
2と連接される。
シリンダ本体1の後端面にはシリンダ孔4の内
径よりも大径で該孔4と同心の凹孔13が設けら
れ、この凹孔13に端壁板14が着脱可能に嵌装
され、それはシリンダ本体1とブースタシエル2
間に挟止される。その際凹孔13の底面外周部と
端壁板14間にOリング15が挿入される。
端壁板14はシリンダ孔4と同心の位置決め筒
部16を有し、これをブースタシエル2の前面に
凹入して形成された位置決め孔17に嵌入するこ
とにより、シリンダ本体1とブースタシエル2と
の接合位置が定められる。
端壁板14には、ピストン6の後退限を規定す
る環状ストツパ19が一体に形成されると共にこ
のストツパ19の後方にシールハウジング18が
設けられており、このシールハウジング18には
前方より孔あき押え板20、前部シール部材21
及び仕切板22が順次嵌装される。更に前記位置
決め孔17において、位置決め筒部16とブース
タシエル2の内向きフランジ2aとの間に画成さ
れるシールハウジング23に後部シール部材24
が嵌装される。而して、前部シール部材21はシ
ールハウジング18内周面及びロツド部6a外周
面に弾力的に接触して補給油室9からの油洩れを
阻止するシール機能を有し、また後部シール部材
24はシールハウジング23内周面及びロツド部
6a外周面に弾力的に接触して負圧室11からの
負圧洩れを阻止するシール機能を有する。
第3図に示すように、前記仕切板22はその前
面及び後面に、内周面から外周面に達する複数条
の第1放射溝25及び第2放射溝26をそれぞれ
形成され、これらの溝25,26は互いに円周方
向に位相をずらされており、且つ仕切板22の板
厚の2分の1以上の溝深さを持つている。
再び第1図に戻り、端壁板14には上記仕切板
22の第1及び第2放射溝25,26と連通する
排出孔または溝27が穿設され、またシリンダ本
体1の取付フランジ1aとブースタシエル2との
接合面には上記排出溝27を大気中に開放する通
路28が設けられる。
シリンダ本体1の上側部には油槽Rが装着され
ており、この油槽Rと連通する油路29がシリン
ダ本体1にシリンダ孔4に沿つて凹孔13底面よ
り穿設され、この油路29は、ピストン6が後退
限に位置するときピストンカツプの直前に開口す
るリリーフポート30を介して油圧室5と連通
し、またはサプライ通路31を介して補給油室9
とも連通する。そのサプライ通路は、シリンダ本
体1と端壁板14との対向面の一方に、そこに前
記油路29が開口するように形成した浅い凹孔よ
り構成される。このサプライ通路31を前部シー
ル部材21の前面部に連通する油孔32がストツ
パ19に穿設される。この油孔32はピストン6
の初動時前部シール部材21の前面部に負圧が発
生することを防ぐためのもので、第2図に示すよ
うにストツパ19前面に設けた切欠き32′に代
えることもできる。
次にこの実施例の作用を説明すると、図示しな
いブレーキペダルの操作により倍力装置Sを作動
し、その出力杆12がロツド部6aを押動すれ
ば、ピストン6が戻しばね7の力に抗して前進
し、ピストンカツプ8がリリーフポート30を通
過してから油圧室5に制動油圧が発生し、これが
出力ポート5aより出力されて図示しない車輪ブ
レーキに伝達され、これを作動する。
倍力装置Sの作動を解除すれば、出力杆12が
後退するので、ピストン6も戻しばね7の力を以
て後退し、その後退過程で油圧室5に減圧が起こ
れば、ピストンカツプ8の外周部はその前後の圧
力差により前方へ撓んでシリンダ孔4内面との間
に隙間をつくり、その結果、油槽Rの油が油路2
9、サプライ通路31、補給油室9及び油孔10
を経て油圧室5に流入し、作動油の補給が行われ
る。このとき、作動油が過剰に補給されれば、そ
の過剰分は、ピストン6がストツパ19に当接す
る後退限に戻つたときリリーフポート30より油
路29へ返される。
上記作動中、前記シール部材21に損傷があつ
て、万一、補給油室9内の油がその損傷部から漏
洩すると、仕切板22前面の第1放射溝25に入
り、次いで排出溝27及び通路28を順次経由し
て自然に外部へ流出する。したがつて、漏洩油の
ブースタシエル2内への浸入が防止される。ま
た、後部シール部材24に損傷があつて、万一、
負圧室11の負圧がその損傷部からシールハウジ
ング18側へ漏洩すると、仕切板22後面の第2
放射溝26に入り、次いで排出溝27及び通路2
8を順次経由して外部へ放出されるので、漏洩負
圧が前部シール部材21の背面に作用することを
極力防止することができる。
第4図は本考案の第2実施例を示す。それにお
いて、ピストン6の後退限ストツパ19は、端壁
板14とは別体の平ワツシヤより構成されてシリ
ンダ本体1及び端壁板14とより挟持される。こ
うしたことに関連して、端壁板14の後端には、
前実施例におけるブースタシエル2の内向きフラ
ンジ2aに代わる内向きフランジ14aが一体に
形成され、このフランジ14aとストツパ19と
の間において前部シール部材21、仕切板22及
び後部シール部材24がシールハウジング18に
装着される。また油路29を補給油室9に連通さ
せるサプライ通路31は、凹孔13の底面より油
路29と一部重なるように穿設したサプライポー
トとなつている。その他の構成は前実施例と略同
様であり、図中、前実施例に対比する構成要素に
は前実施例と同一の符号を付した。
以上のように本考案によれば、シリンダ本体の
後端面に、油槽に連なる油路の後端が開口する凹
孔を設け、この凹孔にシリンダ本体とブースタシ
エル間に挟持される端壁板を着脱可能に密合し、
前記凹孔底面において前記油路とサプライ通路間
を連通させたので、1個の端壁板を装着するだけ
で前記油路及びサプライ通路を外部と遮断するこ
とができ、従来のような圧入作業の面倒な盲栓が
不要となり、構造が簡素化されると共に組立性が
著しく向上する。その上、端壁板を外せば前記油
路及びサプライ通路の点検、清掃を容易に行うこ
とができ、メンテナンス性も向上する。
また特に前記端壁板は、シリンダ本体後端面に
形成される、シリンダ孔内径よりも大径の凹孔に
密合されるので、該端壁板をシリンダ孔に特別に
嵌合支持させずともシリンダ本体後端の定位置に
的確に位置決めすることができ、従つてシリンダ
孔内径が異なる他のシリンダ本体に対しても同サ
イズの端壁板を共通に使用することができて、量
産に適しコストダウンに寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に基づくマスタシ
リンダの、負圧式倍力装置と結合した状態での要
部縦断側面図、第2図はその一部の変形例を示す
部分図、第3図はその仕切板の斜視図、第4図は
本考案の第2実施例を示す、第1図と同様の要部
縦断側面図、第5図は従来のマスタシリンダを示
す、第1図と同様の要部縦断側面図である。 M…マスタシリンダ、S…倍力装置、R…油
路、1…シリンダ本体、2…ブースタシエル、6
…ピストン、6a…ロツド部、9…補給油室、1
2…出力杆、13…凹孔、14…端壁板、19…
ストツパ、29…油路、31…サプライ通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 倍力装置Sのブースタシエル2にシリンダ本
    体1の後端を接合し、このシリンダ本体1のシ
    リンダ孔4に摺動自在に嵌合するピストン6の
    ロツド部6aを前記ブースタシエル2内の出力
    杆12に連接し、前記シリンダ本体1に、油槽
    に連通する油路29を前記シリンダ孔4に沿つ
    て前記シリンダ本体1の後端より穿設し、この
    油路29をサプライ通路31を介して前記ピス
    トン6外周の補給油室9に連通したマスタシリ
    ンダにおいて、前記シリンダ本体1の後端面に
    は、前記シリンダ孔4の内径よりも大径に形成
    されて底面に前記油路29の後端が開口する凹
    孔13を設け、この凹孔13に、前記シリンダ
    本体1と前記ブースタシエル2間に挟止される
    端壁板14を着脱可能に密合し、前記凹孔13
    底面において前記油路29と前記サプライ通路
    31間を連通させたことを特徴とする、マスタ
    シリンダ。 実用新案登録請求の範囲第項記載のマスタ
    シリンダにおいて、前記端壁板14には、前記
    ピストン6の後退限を規制するストツパ19が
    一体に形成されてなる、マスタシリンダ。
JP15223782U 1982-10-07 1982-10-07 マスタシリンダ Granted JPS5956158U (ja)

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JP15223782U JPS5956158U (ja) 1982-10-07 1982-10-07 マスタシリンダ

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JPS5956158U JPS5956158U (ja) 1984-04-12
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JP15223782U Granted JPS5956158U (ja) 1982-10-07 1982-10-07 マスタシリンダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58129266U (ja) * 1982-02-26 1983-09-01 株式会社ナブコ 負圧式倍力装置付マスタシリンダ

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JPS5956158U (ja) 1984-04-12

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