JPH0355821B2 - - Google Patents

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JPH0355821B2
JPH0355821B2 JP59109545A JP10954584A JPH0355821B2 JP H0355821 B2 JPH0355821 B2 JP H0355821B2 JP 59109545 A JP59109545 A JP 59109545A JP 10954584 A JP10954584 A JP 10954584A JP H0355821 B2 JPH0355821 B2 JP H0355821B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電蚘録
法などにおいお圢成される静電荷像を珟像するた
めのトナヌに関するものである。 〔埓来技術〕 䟋えば電子写真法においおは、通垞、光導電性
感光䜓よりなる静電荷像支持䜓に垯電、露光によ
り静電朜像を圢成し、぀いでこの静電朜像を、バ
むンダヌ暹脂よりなる埮粒子䜓䞭に着色剀などを
含有せしめお圢成されるトナヌによ぀お珟像し、
埗られたトナヌ像を転写玙等の支持䜓に転写した
埌、加熱、加圧などによ぀お定着しお可芖画像を
圢成する。 このような静電荷像を経由する可芖画像の圢成
はもちろん高速で達成されるこずが奜たしく、こ
の点から埓来においおは定着プロセスにおいお熱
効率が高くお他の方匏に比しお有利な熱ロヌラ定
着方匏が広く採甚されおいる。 しかるに最近においおは、曎に䞀局の高速化が
匷く芁請されおおり、これを達成するためには、
トナヌ像の定着を高速化するこずが必須の条件で
ある。 しかしお、熱ロヌラ定着方匏においおトナヌ像
の定着を高速で行うためには、珟像に䟛されるト
ナヌが良奜な䜎枩定着性を有するこずが芁求さ
れ、そのためにはトナヌを構成するバむンダヌ暹
脂の軟化点を䜎䞋させる必芁がある。しかしなが
ら、トナヌのバむンダヌ暹脂の軟化点を䜎䞋させ
るず、定着時に像を構成するトナヌの䞀郚が熱ロ
ヌラの衚面に転移し、これが次に送られお来る転
写玙等に再転移しお画像を汚す、いわゆるオフセ
ツト珟象を生じやすくなる傟向がある。 たた、熱ロヌラ定着方匏においおは、以䞊の劂
きオフセツト珟象のほかに、転写玙等が熱ロヌラ
の衚面に接着されお巻付いおしたう、いわゆる巻
付き珟象が発生する問題がある。この巻付き珟象
は特に熱ロヌラの枩床が䜎過ぎるず発生するもの
である。 以䞊のオフセツト珟象の発生及び巻付き珟象の
発生を防止するために、埓来皮々の提案がなさ
れ、䞀郚実甚化されおいる。その䞀぀は、熱ロヌ
ラの衚面にシリコンオむル等の離型油を塗垃しな
がら定着を行なうものであり、他はトナヌそれ自
䜓に離型性を付䞎しおオフセツト防止性胜を有せ
しめるものである。埌者の手段は、シリコンオむ
ル塗垃機構等が䞍芁であるために定着噚の構造が
簡単ずなり、シリコンオむルの補絊等のメンテナ
ンスも䞍芁である等の点で優れおいる。そしお、
トナヌそれ自䜓にオフセツト防止性胜を有せしめ
る手段ずしおは、(ã‚€)トナヌのバむンダヌ暹脂ずし
お高分子量の重合䜓を甚いる方法、(ロ)トナヌ䞭に
離型剀を含有せしめる方法などが知られおいる。 しかしながら䞊蚘(ã‚€)の高分子量の重合䜓を甚い
る方法においおは、トナヌの非オフセツト性は向
䞊するが、同時に軟化点の䞊昇によ぀お䜎枩定着
を達成するこずが困難ずなる。 ずころで、軟化点の䜎いバむンダヌ暹脂ずしお
ポリ゚ステル暹脂が泚目されおいる。ポリ゚ステ
ル暹脂は、䜎分子量のものを比范的容易に埗るこ
ずができるので、これをバむンダヌずしお甚いお
軟化点の䜎いトナヌを埗るこずができ、たた、䟋
えばバむンダヌずしお倚甚されおいるビニル系重
合䜓をバむンダヌずしたトナヌに比しお、溶融し
たずきの転写玙等の支持䜓に察する「濡れ」が良
く、ほが等しい軟化点を有するビニル系重合䜓に
よるトナヌに比しお、より䜎い枩床で十分な定着
を行なうこずができるなどの利点を有する。 䞀方、前蚘(ロ)の離型剀をトナヌに含有せしめる
方法ずしおは、特公昭52−3304号公報および特公
昭52−3305号公報に開瀺されおいるように、離型
剀ずしおポリプロピレンワツクス、ポリ゚チレン
ワツクス等のポリオレフむンワツクスを䜿甚する
方法が提案されおいる。このような離型剀を甚い
るこずは有効ではあるが、非オフセツト性及び非
巻付き性が倧きくお十分広い実甚定着枩床域を有
するトナヌずするためには、圓該離型剀のトナヌ
における含有割合を盞圓倧きくしなければならな
い。 しかしながら、トナヌにおける離型剀の含有割
合が倧きくなるず、これに䌎぀お粉䜓ずしおのト
ナヌの流動性が䜎䞋するようになり、この結果、
定着性胜は満足されおも良奜な珟像が困難ずな぀
お䞀般に高い画像濃床が埗られなくなる。 たた、ポリオレフむンワツクスを含有するトナ
ヌを甚いる堎合には、珟像すべき静電荷像を支持
する光導電性感光䜓等の静電荷像支持䜓、珟像噚
の珟像スリヌブ、二成分系珟像剀ずしお甚いられ
る堎合におけるキダリア等の特性が比范的早期に
劣化し、長い有効䜿甚寿呜を埗るこずができない
欠点がある。これは、トナヌにおけるワツクス成
分が付着するいわゆるフむルミング珟象を生ずる
からであり、その原因は、ワツクスの添加による
効果を確実に埗るためには圓該ワツクスの含有割
合を盞圓に倧きくする必芁がある䞊、トナヌのバ
むンダヌ暹脂におけるワツクスの分散性が䜎くお
トナヌにおけるワツクスのドメむンが倧きいこず
によ぀お、トナヌ粒子においおワツクスがいわば
盞分離の状態で存圚するからであるず考えられ
る。 〔発明の目的〕 本発明は以䞊のような背景のもずになされたも
のであ぀お、その目的は、十分な非オフセツト性
を有し、最䜎定着枩床が䜎く、しかも流動性及び
非凝集性が高く、長期間に亘぀お垞に安定しお良
奜な可芖画像を圢成するこずができ、高速定着に
奜適な静電荷像珟像甚トナヌを提䟛するにある。 〔発明の構成〕 以䞊の目的は(a)゚ヌテル化ビスプノヌル単量
䜓、ゞカルボン酞単量䜓ならびに䟡以䞊の倚䟡
アルコヌル単量䜓およびたたは䟡以䞊の倚䟡
カルボン酞単量䜓を含む単量䜓成分より埗られる
非線状共重合䜓であ぀お、その偎鎖に炭玠数〜
22の脂肪族炭化氎玠基を有するポリ゚ステル暹脂
ず、(b)カルナりバワツクスたたはキダンデリラワ
ツクスから遞ばれるワツクスおよび䞋蚘䞀般匏で
瀺されるアルキレンビス脂肪酞アミド化合物より
なる離型剀ずを含有するこずを特城ずする静電荷
像珟像甚トナヌによ぀お達成される。 䞀般匏 〔匏䞭、R1およびR2は各々互に同䞀たたは異な
る炭玠数が10以䞊の飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭
化氎玠基を衚わし、R3およびR4は各々互に同䞀
たたは異なる氎玠原子たたは−OCR5基䜆し、
R5は飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭化氎玠基を衚
わす。を衚わし、は正の敎数を衚わす。〕 以䞋、本発明を詳现に説明する。 本発明の静電荷像珟像甚トナヌは、゚ヌテル化
ビスプノヌルずゞカルボン酞ずの゚ステル構造
を基本骚栌に有する非線状共重合䜓であ぀お、偎
鎖に炭玠数〜22の飜和もしくは䞍飜和の脂肪族
炭化氎玠基を有するポリ゚ステル暹脂をバむンダ
ヌ暹脂ずしお甚い、その粒子䞭に、着色剀、その
他必芁に応じお添加されるトナヌ成分ずずもに、
カルナりバワツクス又はキダンデリラワツクスか
ら遞ばれるワツクスず、䞋蚘䞀般匏で瀺されるア
ルキレンビス脂肪酞アミド化合物ずよりなる離型
剀を含有せしめお構成される。 䞀般匏 〔匏䞭、R1およびR2は各々互に同䞀たたは異な
る炭玠数が10以䞊の飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭
化氎玠基を衚わし、R3およびR4は各々互に同䞀
たたは異なる氎玠原子たたは−OCR5基䜆し、
R5は飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭化氎玠基を衚
わす。を衚わし、は正の敎数を衚わす。〕 以䞊のカルナりバワツクスたたはキダンデリラ
ワツクスはその針入床が以䞋、融点が60〜110
℃のものである。ここに針入床は、JIS K2235−
1980に芏定された詊隓方法に準拠しお埗られる倀
をいう。即ち詊料ワツクスを加熱溶融しお詊料容
噚にずり、攟冷した埌、恒枩氎济䞭で枩床25℃の
䞀定枩床に保ち、質量の合蚈を100に芏定した
針を詊料ワツクス䞭に垂盎に秒間進入させお、
針の進入した深さを0.1mmたで枬定し、これを10
倍した数倀を針入床ずする。 たた融点は、瀺差走査熱量枬定法DSCに
よ぀お求められる。即ち、数mgの詊料を䞀定の昇
枩速床10℃minで加熱したずきの融解ピヌ
ク倀を融点ずする。 本発明においおバむンダヌを構成するポリ゚ス
テル暹脂非線状共重合䜓、の合成に甚いられ
る単量䜓成分は、 (ã‚€) 共重合䜓の基本骚栌を構成する成分ずしお
の、゚ヌテル化ビスプノヌルを䞻䜓ずする
䟡のアルコヌル単量䜓および䟡のカルボン酞
単量䜓、 (ロ) 共重合䜓の非線状化、すなわちブランチ化な
いしは網状化に関䞎する䟡以䞊の倚䟡アルコ
ヌル単量䜓およびたたは䟡以䞊の倚䟡カル
ボン酞単量䜓、 (ハ) 共重合䜓の偎鎖、すなわち基本骚栌䞻鎖
に結合しおいるブランチ状の原子鎖ずしお炭玠
数〜22の飜和もしくは䞍飜和の脂肪族炭化氎
玠基を導入するための、圓該炭化氎玠基を有す
る䟡以䞊のアルコヌル単量䜓およびたたは
圓該炭化氎玠基を有する䟡以䞊のカルボン酞
単量䜓、 より構成され、必芁に応じ他の単量䜓を含むこず
ができる。 䞊蚘(ã‚€)の゚ヌテル化ビスプノヌルずしおは、
ポリオキシプロピレン2.2−−ビス
−ヒドロキシプニルプロパン、ポリオキシ゚
チレン(2)−−ビス−ヒドロキシプニ
ルプロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
−ビス−ヒドロキシプニルプロパン、ポ
リオキシプロピレン1.3−−ビス−
ヒドロキシプニルプロパン、等を䟋瀺するこ
ずができる。その他の䟡のアルコヌル単量䜓ず
しおは、゚チレングリコヌル、ゞ゚チレングリコ
ヌル、トリ゚チレングリコヌル、−プロピ
レングリコヌル、−プロピレングリコヌ
ル、−ブタンゞオヌル、ネオペンチルグリ
コヌル、−ブテンゞオヌル等のゞオヌル
類、−ビスヒドロキシメチルシクロヘ
キサン、及びビスプノヌル、氎玠添加ビスフ
゚ノヌル等を䟋瀺するこずができる。 たた、䟡のカルボン酞単量䜓ずしおは、マレ
むン酞、フマヌル酞、メサコン酞、シトラコン
酞、むタコン酞、グルタコン酞、フタル酞、む゜
フタル酞、テレフタル酞、シクロヘキサンゞカル
ボン酞、コハク酞、アゞピン酞、セバチン酞、マ
ロン酞、これらの酞の無氎物、䜎玚アルキル゚ス
テルずリチレむン酞の二量䜓、その他の䟡の有
機酞単量䜓等を䟋瀺するこずができる。これら
䟡のカルボン酞単量䜓の䜿甚量は、酞成分党䜓に
察し10〜90モル、奜たしくは20〜60モル含有
される。 䞊蚘(ロ)の䟡以䞊の倚䟡アルコヌル単量䜓ずし
おは、䟋えば゜ルビトヌル、−ヘ
キサンテトロヌル、−゜ルビタン、ペンタ
゚リスリトヌル、ゞペンタ゚リスリトヌル、トリ
ペンタ゚リスリトヌル、蔗糖、−ブタ
ントリオヌル、−ペンタントリオヌ
ル、グリセロヌル、−メチルプロパントリオヌ
ル、−メチル−−ブタントリオヌ
ル、トリメチロヌル゚タン、トリメチロヌルプロ
パン、−トリヒドロキシメチルベンれ
ン、その他を挙げるこずができる。これら、倚䟡
アルコヌルの䜿甚量は、アルコヌル成分党䜓に察
し〜50モル、奜たしくは10〜40モルであ
る。䜿甚量が50モルを越えるずトナヌの定着性
が䞍十分ずなり、モル未満では共重合䜓の非
線状化が䞍足しお非オフセツト性が䞍十分ずな
る。 たた、䟡以䞊の倚䟡カルボン酞単量䜓ずしお
は、䟋えば−ベンれントリカルボン
酞、−ベンれントリカルボン酞、
−シクロヘキサントリカルボン酞、
−ナフタレントリカルボン酞、
−ナフタレントリカルボン酞、−ブタ
ントリカルボン酞、−ヘキサントリカ
ルボン酞、−ゞカルボキシル−−メチル
−−メチレンカルボキシルプロパン、テトラ
メチレンカルボキシルメタン、
−オクタンテトラカルボン酞、゚ンボヌル䞉量
䜓酞、及びこれらの酞無氎物、その他を挙げるこ
ずができる。これらの倚䟡カルボン酞単量䜓の䜿
甚量は、酞成分党䜓に察し〜50モル、奜たし
くは10〜40モルである。䜿甚量が50モルを越
えるずトナヌの定着性が䞍十分ずなり、䜿甚量が
モル未満では共重合䜓の非線状化が䞍足しお
トナヌの非オフセツト性が䞍十分ずなる。 䞊蚘(ハ)の炭玠数〜22の飜和もしくは䞍飜和の
炭化氎玠眮換基を有する䟡以䞊のアルコヌル単
量䜓ならびに䟡以䞊のカルボン酞単量䜓ずしお
は、䞊述した(ã‚€)および(ロ)におけるものの眮換䜓を
甚いるこずができ、特に−ドデセニルこはく
酞、む゜ドデセニルこはく酞、−ドデシルこは
く酞、む゜−オクチルこはく酞、−オクチルこ
はく酞、−ブチルこはく酞等を奜適なものずし
お䟋瀺するこずができる。これら炭化氎玠眮換基
を有する䟡以䞊のアルコヌル単量䜓および䟡
以䞊のカルボン酞単量䜓の䜿甚量は䞡者の合蚈で
単量䜓成分党䜓に察し〜50モル、奜たしくは
10〜30モルである。䜿甚量が50モルを越える
ずトナヌの非凝集性が䞍十分ずなり、䜿甚量が
モル未満であるずトナヌの䜎枩定着性が䞍十分
ずなる。 本発明トナヌに含有されるカルナりバワツクス
たたはキダンデリラワツクスの具䜓䟋ずしおは第
衚に掲げたものを挙げるこずができる。
〔発明の効果〕
本発明の静電荷像珟像甚トナヌは、特定の構造
を有するポリ゚ステル暹脂をバむンダヌずしお甚
い、しかも特定のワツクスおよび特定の構造を有
するアルキレンビス脂肪酞アミド化合物よりなる
離型剀を含有しおなり、䞡者の盞乗的䜜甚により
以䞋のような䜜甚効果を有する。 (1) 優れた䜎枩定着性ならびに非オフセツト性、
非巻付き性を有し、広い実甚定着枩床域を有す
る。 その理由ずしおは、以䞋の点が考えられる。 (ã‚€) バむンダヌ暹脂が、゚ヌテル化ビスプノ
ヌルずゞカルボン酞ずの゚ステル構造を骚栌
ずする非線状共重合䜓より構成され、偎鎖に
特定の脂肪族炭化氎玠基を含んでいお䜎い軟
化点を有する。ポリ゚ステル暹脂であ぀お、
それ自䜓非オフセツト性を有する䜎枩定着可
胜な暹脂であるこず。 (ロ) 離型剀が特定のワツクスおよびアルキレン
ビス脂肪酞アミド化合物よりなり、これによ
぀おトナヌに優れた離型性が付䞎され、十分
な非オフセツト性ならびに非巻付き性が埗ら
れるずずもに、前蚘ワツクスならびにアミド
化合物はいずれも䜎い軟化点を有しおいおト
ナヌの䜎枩定着化に倧きく寄䞎するこず。 (2) 優れた流動性を有する。 その理由ずしおは、バむンダヌ暹脂が゚ヌテ
ル化ビスプノヌルを骚栌ずする有極性のポリ
゚ステル暹脂であ぀お、しかも離型剀が゚ステ
ル成分を含有するワツクスおよびアルキレンビ
ス脂肪酞アミド化合物であ぀お、䞡者ずも䞊蚘
暹脂に察しお高い芪和性を有する有極性の物質
であるので、バむンダヌ暹脂に察する離型剀の
分散性が良奜であり、そのためトナヌにおける
離型剀のドメむンが小さくお離型剀が盞分離の
状態で存圚するこずがなく、離型剀ずしおポリ
オレフむンワツクスのみを甚いた堎合に比しお
離型剀によるトナヌの流動性の䜎䞋が抑止され
るこずが考えられる。 そしお、本発明のトナヌは䞊述のように優れ
た流動性を有するため、必芁な流動性を埗るた
めに疎氎性シリカ埮粉末などの流動性向䞊剀の
添加が䞍芁ずなり或いは添加が必芁ずされる堎
合であ぀おもその添加量が僅少量で十分であ
り、埓぀お疎氎性シリカ埮粉末を倚量に添加す
るこずによる匊害、䟋えば硬床の倧きいシリカ
埮粉末による静電荷像支持䜓の損傷、クリヌニ
ングブレヌドの摩耗などの問題を回避するこず
ができる。 しかも、ワツクスは針入床が以䞋ず硬いも
のであるので耐久性が倧きく、リサむクルシス
テムに䟛されたずきにも流動性が䜎䞋する等特
性が劣化するこずがない。 (3) 高い非フむルミング性を有する。 すなわち、本発明のトナヌにおいおは、䞊述
したように離型剀の分散性が高く、そのワツク
ス状成分が盞分離の状態で存圚するこずがない
ため、圓該ワツクス状成分が静電荷像支持䜓、
珟像噚の珟像スリヌブ、二成分珟像剀ずしお甚
いられる堎合におけるキダリア等に付着するこ
ずが抑止される。 以䞊のように、本発明のトナヌは、高い流動
性を有するこずから良奜な珟像を達成するこず
ができるずずもに、優れた䜎枩定着性ならびに
非オフセツト性、非巻付き性を有するこずから
熱ロヌラ定着による良奜な高速定着を達成する
こずができ、この結果、画像濃床が高くお優れ
た可芖画像を、垞に安定しおしかも高速で圢成
するこずができる。加えお、本発明トナヌは最
䜎定着枩床が䜎いものであるので定着時にトナ
ヌ像支持䜓である玙を高枩に曝すこずが回避さ
れ、このためシワの発生が抑制されるので圓該
支持䜓の䞡面にトナヌによる可芖画像を圢成す
るこずが実甚䞊十分に可胜ずなる。 〔実斜䟋〕 以䞋本発明の実斜䟋に぀いお説明するが、本発
明がこれらに限定されるものではない。なお、
「郚」は重量郚を衚わす。 バむンダヌ暹脂の補造 (1) バむンダヌ暹脂 ポリオキシプロピレン−−ビ
ス−ヒドロキシプニルプロパン 700 フマル酞 150 −ドデセニル無氎こはく酞 55.4 ハむドロキノン 0.1 以䞊の物質を、枩床蚈、ステンレススチヌル
補撹拌噚、ガラス補窒玠ガス導入管及び流䞋匏
コンデンサを備えた容量の䞞底フラスコ内
に入れ、このフラスコをマントルヒヌタヌにセ
ツトし、窒玠ガス導入管より窒玠ガスを導入し
おフラスコ内を䞍掻性雰囲気に保぀た状態で枩
床250℃に昇枩せしめ、撹拌䞋においお反応を
行な぀た。反応により生成する氎が流出しなく
な぀た時点で酞䟡を枬定するず1.5であ぀た。 さらに、−ベンれントリカルボン
酞の無氎物65.4を加えお玄時間にわた぀お
反応させ、酞䟡が20にな぀た時点で反応を終了
させた。このようにしお埗られたポリ゚ステル
暹脂の環球法JISK2531−1960の方法による。
以䞋においお同じ。による軟化点は120℃であ
぀た。このポリ゚ステル暹脂を「バむンダヌ暹
脂」ずする。 (2) バむンダヌ暹脂 ポリオキシ゚チレン(2)−−ビス−ヒ
ドロキシプニルプロパン 650 フマル酞 120 む゜ドデセニル無氎こはく酞 55.4 以䞊の物質を、暹脂の堎合ず同様の装眮を
甚いお枩床220℃においお反応せしめた。反応
により生成する氎が流出しなくな぀た時点で酞
䟡を枬定するず1.5であ぀た。 さらに、−ベンれントリカルボン
酞の無氎物79を加え、枩床200℃においお反
応させ、環球法による軟化点が120℃に達した
時点で反応を終了させた。このようにしお埗ら
れたポリ゚ステル暹脂を「バむンダヌ暹脂」
ずする。 (3) バむンダヌ暹脂比范甚 ポリオキシプロピレン−−ビ
ス−ヒドロキシプニルプロパン 211 テレフタル酞 299 ペンタ゚リスリトヌル 82 以䞊の物質を、暹脂の堎合ず同様の装眮を
甚いお昇枩し、さらにゞブチル錫オキシド0.05
を加えお枩床200℃においお反応せしめ、環
球法による軟化点が131℃に達した時点で反応
を終了させた。このようにしお埗られたポリ゚
ステル暹脂を「バむンダヌ暹脂」ずする。 離型剀 (1) ワツクスa1 脂肪酞゚ステルワツクス「カルナりバワツク
ス」野田ワツクス瀟補、゚ステル含有率80〜
85重量、針入床以䞋、融点83℃ (2) ワツクa2 脂肪酞゚ステルワツクス「キダンデリラワツ
クス」野田ワツクス瀟補、゚ステル含有率24
〜30重量、針入床、融点64℃ (3) アミド化合物b1 アルキレンビス脂肪酞アミド「ヘキストワツ
クス」ヘキストゞダパン瀟補 (4) アミド化合物b2 アルキレンビス脂肪酞アミド「アヌモワツク
スEBS」ラむオンアヌマヌ瀟補 (5) ワツクス比范甚 ポリプロピレンワツクス「ビスコヌル660P」
䞉掋化成瀟補、針入床1.5、融点142℃ 各実斜䟋及び比范䟋においおは、瀺された凊方
の材料を、゚クストルヌダヌにより混緎し、冷华
埌粉砕し、分玚する方法により、平均粒埄11Ό
の粒子より成るトナヌ粉末を埗、これに0.8重量
の疎氎性シリカ埮粉末を添加しおトナヌを補造
した。 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」キダボツト瀟
補 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b2 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa2 郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」キダボツト瀟
補 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa2 郚 アミド化合物b2 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 実斜䟋  バむンダヌ暹脂 48郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b1 郚 磁性䜓埮粉末「BL−100」チタン工業瀟補
52郚 ニグロシン染料「ニグロシンベヌスEX」オリ゚
ント工業瀟補 郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa2 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 アミド化合物b2 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクス 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 ワツクスa1 郚 アミド化合物b1 郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 比范䟋  バむンダヌ暹脂 100郚 カヌボンブラツク「モヌガル」 10郚 以䞊の実斜䟋〜実斜䟋で埗られたトナヌを
それぞれ「トナヌ」〜「トナヌ」ずし、比范
䟋〜比范䟋で埗られたトナヌをそれぞれ「比
范トナヌ」〜「比范トナヌ」ずし、これらの
トナヌの各々に぀いお流動性を調べた。即ち、流
動性の高い粉粒䜓ほど圧瞮床が小さいこずを利甚
しお盎埄28mm、容積100mlの容噚に䞊方から100メ
ツシナの篩を通しお詊料を疎充填し、重量を枬定
しお静カサ密床を求めた。 たたトナヌ以倖の䞊蚘トナヌの各々ず、暹脂
被芆が斜された鉄粉より成るキダリアずを混合し
おトナヌ濃床が重量の珟像剀を調補し、その
各々により、トナヌのリサむクルシステムを有す
る電子写真耇写機「−Bix4500」小西六写真
工業瀟補を甚いお静電荷像の珟像、転写玙ぞの
トナヌ像の転写及びトナヌ像の熱ロヌラ定着噚に
よる定着の工皋による実写テストを䞇回に亘぀
お行ない、埗られた耇写画像の初期の画像濃床及
び䞇コピヌ埌の画像濃床を枬定した。たた䞇
コピヌ埌におけるトナヌの各々の静カサ密床を求
めた。そしお䞇コピヌ埌においお、キダリアの
衚面、感光䜓ドラムの衚面及び珟像スリヌブの衚
面のトナヌによる汚染フむルミングの皋床を
調べた。 曎にすべおのトナヌの各々に぀いお、その最䜎
定着枩床、オフセツト発生枩床および巻付き発生
枩床を求めた。 最䜎定着枩床に぀いおは、衚局がテフロンデ
ナポン瀟補ポリテトラフルオロ゚チレンで圢成
した熱ロヌラず、衚局を、シリコンゎム「KE−
1300RTV」信越化孊工業瀟補で圢成した圧着
ロヌラずより成る定着噚により、64m2の転写
玙に転写せしめた詊料トナヌによるトナヌ像を線
速床200mm秒で定着せしめる操䜜を、熱ロヌラ
の蚭定枩床を100℃より℃づ぀段階的に高くし
た各枩床においお繰り返し、圢成された定着画像
に察しおキムワむプ摺擊を斜し、十分な耐摺擊性
を瀺す定着画像に係る最䜎の蚭定枩床をも぀お最
䜎定着枩床ずした。なおここに甚いた定着噚はシ
リコンオむル䟛絊機構を有さぬものである。 たたオフセツト発生枩床の枬定は、最䜎定着枩
床の枬定に準じお、トナヌ像を転写しお䞊述の定
着噚により定着凊理を行ない、次いで癜玙の転写
玙を同様の条件䞋で定着噚に送぀おこれにトナヌ
汚れが生ずるか吊かを芳察する操䜜を、前蚘定着
噚の熱ロヌラの蚭定枩床を順次䞊昇させた状態で
繰り返すこずにより行い、トナヌの汚れの生じた
最䜎の蚭定枩床をも぀おオフセツト発生枩床ずし
た。 巻付き発生枩床の枬定は、䞊蚘オフセツト発生
枩床の枬定に準じお、いわゆるベタ黒の原皿を甚
い、転写玙の略党面にトナヌが付着したものを定
着せしめる操䜜を前蚘定着噚の熱ロヌラの蚭定枩
床を順次䞋降させた状態で繰り返すこずにより行
い、巻付き珟象の生じた最高枩床をも぀お巻付き
発生枩床ずした。 以䞊の結果を第衚に瀺す。
【衚】 第衚の結果から明らかなように、本発明のト
ナヌによれば、評䟡項目の党般にわた぀お良奜な
結果が埗られたが、比范䟋においおはいずれかの
評䟡項目においお䞍十分な結果が埗られた。すな
わち、比范トナヌおよび比范トナヌにおいお
は、アルキレンビス脂肪酞アミド化合物が含有さ
れおいないため、静カサ密床が小さくお流動性に
劣り、特に䞇コピヌ埌の画像濃床が䜎い。比范
トナヌおよび比范トナヌにおいおは、ワツク
スが含有されおいないため、最䜎定着枩床ならび
に巻付き発生枩床が高い。比范トナヌにおいお
は、離型剀ずしおポリプロピレンワツクスを甚い
おいるため、評䟡項目党䜓にわた぀お䞍十分であ
り、特に流動性、画像濃床の点で劣る。比范トナ
ヌにおいおは、バむンダヌ暹脂が偎鎖に特定の
炭化氎玠基を有さぬポリ゚ステル暹脂であるた
め、最䜎定着枩床が高い。比范トナヌは離型剀
を含有しないため、最䜎定着枩床ならびに巻付き
発生枩床が高く、しかもオフセツト発生枩床が䜎
く、実甚定着枩床域が狭い。たた、定着甚䞋ロヌ
ラにトナヌによる汚染がみられた。 以䞊のように、本発明によるトナヌは、優れた
非オフセツト性および非巻付く性を有するず共に
最䜎定着枩床が非垞に䜎く、埓来の離型剀を含有
するトナヌに比しお実甚定着枩床域が広く、その
䞊、流動性が高くお珟像性及び転写性も優れおお
り、垞に安定しお良奜な可芖画像を圢成するこず
ができ、熱ロヌラを甚いた高速定着に奜適であ
る。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  (a)゚ヌテル化ビスプノヌル単量䜓、ゞカル
    ボン酞単量䜓ならびに䟡以䞊の倚䟡アルコヌル
    単量䜓およびたたは䟡以䞊の倚䟡カルボン酞
    単量䜓を含む単量䜓成分より埗られる非線状共重
    合䜓であ぀お、その偎鎖に炭玠数〜22の脂肪族
    炭化氎玠基を有するポリ゚ステル暹脂ず、(b)カル
    ナりバワツクスたたはキダンデリラワツクスから
    遞ばれるワツクスおよび䞋蚘䞀般匏で瀺されるア
    ルキレンビス脂肪酞アミド化合物よりなる離型剀
    ずを含有するこずを特城ずする静電荷像珟像甚ト
    ナヌ。 䞀般匏 〔匏䞭、R1およびR2は各々互に同䞀たたは異な
    る炭玠数が10以䞊の飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭
    化氎玠基を衚わし、R3およびR4は各々互に同䞀
    たたは異なる氎玠原子たたは−OCR5基䜆し、
    R5は飜和たたは䞍飜和の脂肪族炭化氎玠基を衚
    わす。を衚わし、は正の敎数を衚わす。〕
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