JP2708438B2 - 電子写真現像用トナー - Google Patents
電子写真現像用トナーInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、電子写真法或いは静電印刷法などにおい
て、電気的潜像または磁気的潜像を現像するのに用いら
れるトナーに関する。さらに詳しくはヒートロール定着
法においてより低温で充分定着し、オフセット性が良好
で、かつ現像器中もしくは貯蔵中にケーキングまたはブ
ロッキング等の生じることのない、定着特性にすぐれた
熱定着性乾式トナーに関する。 [従来技術] 従来、電子写真法としては米国特許第2,297,691号明
細書、特公昭42−23,910号公報及び特公昭43−24,748号
公報に記載されている如く多数の方法が知られている
が、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により
感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナー
を用いて現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画
像を転写した後、加熱あるいは圧力などにより定着し複
写物を得るものである。 また、電気的潜像をトナーを用いて可視化する現像方
法も種々知られている。 例えば米国特許第2,874,063号明細書に記載されてい
る磁気ブラシ法、同2,618,552号明細書に記載されてい
るカスケード現像法及び同2,221,776号明細書に記載さ
れている粉末法及びフアーブラシ現像法、液体現像法等
多数の現像法が知られている。これらの現像法などに用
いられるトナーとしては、従来、天然或いは合成樹脂中
に染料、顔料を分散させた微粉末が使用されている。更
に、第3物質を種々の目的で添加した現像微粉末を使用
することも知られている。 現像されたトナー画像は、必要に応じて紙などの転写
材に転写され定着される。 トナー画像の定着方法としては、トナーをヒーター或
いは熱ローラーなどにより加熱溶融して支持体に融着固
化させる方法、有機溶剤によりトナーのバインダー樹脂
を軟化或いは溶解し支持体に定着する方法、加圧により
トナーを支持体に定着する方法などが知られている。 トナーは夫々の定着法に適するように材料が選択さ
れ、特定の定着法に使用されるトナーは他の定着法に使
用できないのが一般的である。特に、従来広く行なわれ
ているヒーターによる熱融着定着法に用いるトナーを熱
ローラ定着法、溶剤定着法、圧力定着法などに転用する
ことはほとんど不可能である。従って、夫々の定着法に
適したトナーが研究開発されている。 また、磁気潜像を形成し、磁性トナーで現像する磁気
記録法も種々知られている。 トナー像を紙などに定着する工程に関しては、種々の
方法や装置が開発されているが、現在最も一般的な方法
は、熱と圧力を同時に適用するいわゆる熱ロール定着方
式であり、これはトナー像を担持している受像シートを
加熱されたローラーと接触させてトナー像を受像シート
に定着させる方法である。しかしながら、このような定
着方式を利用すると従来のトナーではいわゆるオフセッ
ト等のトラブルを生じた。オフセットとは受像シートに
担持されたトナーの一部がローラー表面に転移するとい
う好ましくない現象である。 特公昭51−23,354号公報に記載されているように、こ
のようなオフセット現象、特にホットオフセットは低分
子量樹脂を用いた場合に生じ易い。それ故に同公報にも
記載されているように架橋された樹脂を用いることによ
り、オフセット現象をある程度防止できると考えられる
が、当然のことながら単に架橋された樹脂を利用するだ
けでは、定着温度が上昇し、通常の定着条件では未定着
部分が生じて、未定着部分での低温オフセットの問題が
発生する。 トナー像と接触するローラーは通常、離型性の良いシ
リコンゴムもしくは、フッ素系樹脂によって少なくとも
表面層が形成されているが、その表面にオフセット防止
のため及びローラー表面の疲労を防止するために、シリ
コンオイルのような離型性の油を塗布する方式もある。
しかしながら油を塗布する方式では油塗布系を設けるこ
とにより定着装置が複数になること及び油の蒸発により
使用者に不快感を与えること等の問題がある。それ故、
油塗布によってオフセットを防止せんとする方向に好ま
しくなく、むしろ、定着温度領域の広い耐オフセット性
の良好なトナーの開発が望まれているのが現状である。
また当然のことではあるが、トナーは定着特性以外にも
耐ブロッキング性、現像特性、転写性、クリーニング性
等において優れていることが必要であるが、従来のトナ
ーは下記の様な欠陥を一つ又はそれ以上有していた。す
なわち加熱によって容易に溶融するトナーの多くは貯蔵
中もしくは複写機内に於いてケーキ化するか、凝集し易
い。多くのトナーは環境の温度変化によって、その摩擦
電気的特性及び流動性が不良になる。また多くのトナー
では、連続使用により繰り返しの現像によるトナー粒子
とキャリアー粒子の衝突及びそれらと感光板表面との接
触によるトナー、キャリアー粒子及び感光板の相互劣化
によって、得られる画像濃度が変化し、或いは背景濃度
が増し、複写物の品質を低下させる。従って種々のトナ
ー特性が優れており、かつ、熱ローラー定着法に適して
いるトナーが望まれている。 更に最近になって、複写作業の効率化を計る為に高速
定着が指向されて来た。従来の熱定着方式で定着速度を
上げる目的でトナーのバインダー樹脂の軟化点を下げる
ことにより容易に熱定着をする様な試みがなされている
が、樹脂の軟化点を下げると使用中にトナー粒子が凝集
したりブロッキグを起すというトラブルが生じる。この
様に、より高速の熱ローラー定着に適し、しかもローラ
ーオフセットがなく、かつ凝集、ブロッキング等トナー
特性の優れたトナーが強く望まれている。 以上のような問題を解決するため、特開昭61−153663
号では特定の融点をもった架橋ポリエステル樹脂を含有
するトナーを提案しているが、十分な低温定着法、耐オ
フセット性、耐熱保存性が得られていない。 また、特開昭61−176948号では特定の分子量分布をも
つポリエステル樹脂を提案しているが、軟化点が90℃以
上あり、やはり充分な低温定着性が得られていない。 [目的] 本発明は、従来の欠点を克服し、定着下限温度が低
く、充分な耐オフセット性を有し、長期間に亘って常に
安定して良好な可視画像を形成することができ、凝集を
起こさず、耐熱保存性の良好で、高速定着に好適な電子
写真現像用トナーを提供することを目的とする。 [構成] 本発明者等は前記目的を達成するために鋭意研究した
結果、結着樹脂に着色剤を分散せしめてなる電子写真現
像用トナーにおいて、前記結着樹脂として、重量平均分
子量が30,000〜200,000、重量平均分子量(Mw)/数平
均分子量(Mn)の値が10以上、ガラス転移点が60〜70℃
である、少なくとも多価カルボン酸と多価アルコールと
脂肪族モノカルボン酸とを含む単量体を縮重合させて得
られるポリエステル樹脂を使用していることを特徴とす
る電子写真現像用トナーを提供することによって前記目
的が達成できることを見出した。 本発明における結着樹脂の重量平均分子量(Mw)及び
ガラス転移点(Tg)は、下位の測定方法によって得るこ
とができる。 樹脂のMw、ウォーターズ液体クロマトグラフM−6000
A及びSICインテリジェンス インテグレーター7000ASを
用い、検出器RIカラムshodex KF−80M(昭和電工製)を
用い、ゲル・パーメーション・クロマトグラフィー(GP
C)法で測定した。測定条件は温度25℃において、溶媒
(テトラヒドロフラン)を毎分1mlの流速で流し、濃度
0.1wt%のテトラヒドロフラン試料溶液を試料重量とし
て40μ注入し、測定を行う。試料の分子量測定にあた
っては、該試料の有する分子量分布が、数種の単分散ポ
リスチレン標準試料により、作製された検量線の分子量
の対数とカウント数が直線となる範囲内に包含される測
定条件を選択する。また、本測定にあたり信頼性は上述
の測定条件で行ったNBS706ポリスチレン標準試料(Mw=
28.8×104、Mn=13.7×104、Mw/Mn=2.11)のMw/Mnが2.
11±0.10となる事により確認する。 樹脂のTgは、一般の示差熱分析(DSC)法を用い、ピ
ークトップ値を用いた。 本発明では、トナーに用いるポリエステル系樹脂を分
子量分布、ガラス転移点から規定することにより、低温
定着性、耐オフセット性及び耐熱保存性を供に満足しう
る樹脂を得ることを目的としており、重量平均分子量が
30,00以下であると、低温定着性は良好であるが、耐オ
フセット性及び耐熱保存性が不充分となる。200,000以
上であると、耐オフセット性は良好であるが、低温定着
性が悪く、製造時混練し難く、かつ粉砕性も不良で生産
性が悪い。 また、Mw/Mnが10より小さいと、耐オフセット性が不
良となる。 さらに、Tgが60℃より小さいと、低温定着性は良好で
あるが、耐熱保存性、耐オフセット性が不良で、トナー
のキャリアへの融着も起きやすく、現像剤の耐久性が充
分でなくなる。70℃より大きいと、反対に低温定着性が
良くない。 以上より、本発明におけるポリエステル樹脂は、 30,000≦Mw≦200,000 Mw/Mn≧10 60(℃)≦Tg≦70(℃) であることが必須要件である。 本発明においてバインダーとして用いるポリエステル
樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得
られるが、用いられるアルコールとはポリエチレングリ
コール、ジエチレンクリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブテンジオールなどのジオール類、1,4−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化
ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノ
ールAなどのエーテル化ビスフェノール類、これらを炭
素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換し
た二価のアルコール単位体、その他の二価のアルコール
単位体を挙げることができる。 またポリエステル樹脂を得るために用いられるカルボ
ン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、メサコ
ン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロ
ン酸、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭
化水素基で置換した二価の有機酸単量体、これらの酸の
無水物、低級アルキルエステルとリノレイン酸の二量
体、その他の二価の有機酸単量体を挙げることができ
る。 バインダー樹脂として用いるポリエステル樹脂を得る
ためには、以上の二官能性単量体のみによる重合体のみ
でなく、三官能以上の多官能性単量体による成分を含有
する重合体を用いることも好適である。かかる多官能性
単量体である三価以上の多価アルコール単量体として
は、例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロー
ル、1,4−サルビタン、ペンタエスリトール、ジペンタ
エリスリトール、トリペンタエリスリトール、蔗糖、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、
グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メ
チル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシ
メチルベンゼン、その他を挙げることができる。 また三価以上の多価カルボン酸単量体としては、例え
ば1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼント
リカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタ
レントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、
1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル
−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テト
ラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタ
ンテトラカルボン酸、エンボール三量体酸、これらの酸
無水物、その他を挙げることができる。 本発明で使用するポリエステルの中で特に有用なもの
は結着樹脂成分として、 (A)酸成分が全体として100mol%としたとき、 (i)50〜85mol%の芳香族ジカルボン酸 (ii)5〜20mol%のフエニル核を有しないジカル
ボン酸 (iii)5〜20mol%のモノカルボン酸 (iv)5〜20mol%のトリカルボン酸からなり、 (B)アルコール成分が全体として100mol%としたとき (i)80〜100mol%のエーテル化ジフエノール類 (ii)0〜20mol%のフエニル核を有しないジオー
ル を含有するものである。 芳香族ジカルボン酸としては、フタル酸、テレフタル
酸、イソフタル酸等があり、フエニル核を有しないジカ
ルボン酸としては、例えばn−ドデセニルこはく酸、イ
ソドデセニルこはく酸、n−ドデシルこはく酸、イソド
デシルこはく酸、n−オクチルこはく酸、n−オクテニ
ルこはく酸、n−ブチルこはく酸等のアルキルまたはア
ルケニルこはく酸以外に、フマール酸、マレイン酸、こ
はく酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、等が挙げられる。 また、モノカルボン酸としては、各種脂肪酸があり、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が挙げら
れ、ポリエステルの3次元構造を調整し、低温定着性、
耐オフセット性等をコントロールしている。トリカルボ
ン酸としては、トリメリット酸、ロジンマレイン酸、ピ
ロメリット酸及びそれらの無水物があり、耐御オフセッ
ト性をコントロールしている。 エーテル化ジフエノールとしては、例えばポリオキシ
プロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、ポリオキシエ
チレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−ポリオキシ
エチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン等を挙げること
ができる。 フエニル核を有しないジオールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ヘプタメチレングリコール、オクタメチレングリ
コール、ノナメチレングリコール、デカメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール等がある。 本発明に用いるポリエステルは軟化点が60〜80℃が望
ましい。軟化点が80℃より高いと、低温定着性が損わ
れ、60℃より低いと耐オフセット性が不良になる。また
数平均分子量は、2000〜10,000が望ましい。10,000より
大きいと、低温定着性が不充分となり、2000未満でトナ
ーの凝集力が小さくなり、耐オフセット性が不良とな
る。 また、電子写真現像用トナーを調製する場合は、上記
のような樹脂成分に従来トナーに使用されている着色剤
顔料を添加することは勿論のことで具体的にはカーボン
ブラック、ニグロシン染料、ランプ黒、スーダンブラッ
クSM、フアースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピ
グメント・エロー、インドファースト・オレンジ、イル
ガジン・レッド、パラニトロアニリン・レッド、トルイ
ジン・レッド、カーミンFB、パーマネント・ホルドーFR
R、ピグメント・オレンジR、リソール・レッド2G、レ
ーキ・レッドC、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、
メチル、バイオレッドBレーキ、フタロシアニンブル
ー、ピクメントブルー、ブリリアント・グリーンB、フ
タロシアニングリーン、オイルイエローGG、ザポン、フ
ァーストイエローCGC、カヤセットY963、カヤセットY
G、スミブラスト・エローGG、ザボンファーストオレン
ジRR、オイル・スカーレット、スミブラストオレンジ
G、オラゾール・ブラウンB、ザボンファーストスカー
レットCG、アイゼンスピロン・レッド・BEH、オイルピ
ンクOPなどがある。 また、本発明のトナーを磁性トナーとして用いるため
に磁性粉を含有せしめても良い。このような磁性粉とし
ては磁場の中に置かれて磁化される物質が用いられ、
鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしく
はマグネタイト、ヘマタイト、フエライトなどの合金や
化合物がある。この磁性粉の含有量はトナー重量に対し
て15〜70重量%である。 更に熱定着ロールに対する離型性をより完全にする為
に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、各種天然ワックスをトナーに添加す
ることもできる。 更に本発明のトナーには流動性改質等のためシリカ、
アルミナ、酸化チタン等の微粉末を添加混合することが
できる。 本発明トナーは、鉄粉、ガラスビース等より成るキャ
リアと混合されて二成分現像剤とされるが、磁性体が含
有されるときはそのまま一成分現像剤として静電荷像の
現像に供される。 次にいくつかのポリエステル樹脂の製造例を示す。こ
れらの合成例は、公知の手段により行なうことができ
る。 製造例 1 テレフタル酸 7モル コハク酸 1モル トリメリット酸 1モル オレイン酸 1モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 7モル ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 3モル これらの混合物を210℃で約6時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルA(Mw=153,000,Mw
/Mn=38、Tg=65℃)を得た。 製造例 2 テレフタル酸 6モル アジピン酸 1モル トリメリット酸 1モル オレイン酸 2モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 6モル ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 3モル エチレングリコール 1モル これらの混合物を200℃で7時間加熱撹拌し、反応終
了後室温に冷却し、ポリエステルB(Mw=55,000、Mw/M
n=20、Tg=64℃)を得た。 製造例 3 イソフタル酸 7モル n−ドデセニルコハク酸 1モル トリメリット酸 1.5モル オレイン酸 0.5モル ポリオキシプロピレン(2,5)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 10モル これらの混合物を220℃に約6時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルC(Mw=132,000、M
w/Mn=45、Tg=68℃)を得た。 製造例 4 テレフタル酸 8モル マレイン酸 1モル ステアリン酸 0.5モル トリメリット酸 0.5モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 10モル これらの混合物を210℃で約7時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルD(Mw=185,000、M
w/Mn=29、Tg=63℃)を得た。 製造例 5(比較) 製造例1において、オレイン酸を除いた以外は、製造
例1と同様に実施して、ポリエステルG(Mw=155,000,
Mw/Mn=35,Tg=66℃)を得た。 製造例 6(比較) 製造例4において、ステアリン酸を除いた以外は、製
造例4と同様に実施して、ポリエステルG(Mw=155,00
0,Mw/Mn=35,Tg=66℃)を得た。 実施例 1 ポリエステルA 100部 含クロムモノアゾ染料 0.5部 カーボンブラック 10部 上記組成物の混合物をヘンシエルミキサーで十分混合
した後、2本ロールミルで70〜90℃の温度で約40分間加
熱溶融混練し、室温まで冷却した。得られた混練物を粉
砕、分級して5〜25μmの粒径のトナーを得た。このト
ナーにコロイダルシリカ(日本アエロジルR−972)を
0.1部添加して現像用トナーとした。 定着性及び耐オフセット性、耐熱保存性の評価は下記
のように行った。 定着性(定着下限温度(℃)として); 定着ローラ:テフロン被覆ローラ、 ニップ巾:4mm、 線速250mm/secの定着条件で定着ローラ温度を変化さ
せてトナーをコピー用紙上に定着した時、クロックメー
ターでの定着率が70%に達する温度を調べる。 オフセット発生温度の測定は、トナー像を転写して上
述の定着器により定着処理を行ない、次いで白紙の転写
紙を同様の条件下で定着器に送ってこれにトナー汚れが
生ずるか否かを観察する操作を、前記定着器の熱ローラ
の設定温度を順次上昇させた状態で繰返し、オフセット
発生温度を求めた。 耐熱保存性(mm); 内径25mm、高70mmのガラスビンにトナー10gを入れ、5
0℃の恒温槽中に24時間放置後、JIS−K2530の針入度計
で針入度を調べる。 以上の結果を表−1に示す。 また、このトナー3部に対して、シリコーン樹脂を被
覆した100〜250メッシュのフエライトキャリア97部を混
合し、現像剤を作成した。 次に定着ローラがテフロンで、加圧ローラがシリコン
ゴム製の定着器を具備した複写機「FT−7030」((株)
リコー製)でオイル塗布装置を外した複写機に上記現像
剤を装入して定着ローラ温度を155℃に設定して、10万
枚のコピーテストを行なった。 その結果、オフセット現像は発生せず、最後まで良好
な画像が得られた。 実施例 2 ポリエステルB 100部 ボントロンE−84 2部 ライスワックス 3部 C.I.ピグメントレッド81 5部 C.I.ピグメントレッド48 3部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕、分級し、5〜20μmの赤色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、酸化鉄粉
キャリアTEFV(150〜250メッシュ、日本鉄粉製)97部を
混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に5万枚コピーテストし
たところ、オフセット現像は発生せず、最後まで良好な
画像が得られた。 また、オフセット性等の定着品質は表−1に示すよう
に良好であった。 実施例 3 ポリエステルC 100部 ボントロンE−84 2部 ポリプロピレン 4部 C.I.ピグメントブルー15 5部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕分級し、5〜25μmの青色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、シリコー
ン樹脂を被覆した100〜250meshのフエライトキャリア97
部を混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に5万枚コピーテストし
たところオフセットは発生せず、最後まで良好な画像が
得られた。 また、耐オフセット等の定着品質は表−1に示すよう
に良好であった。 実施例 4 ポリエステルD 100部 含クロムモノアゾ染料 1部 カーボンブラック 12部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕分級し、5〜25μmの黒色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、シリコー
ン樹脂を被覆した100〜250meshのフエライトキャリア97
部を混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に10万枚コピーテストし
たところオフセットは発生せず、最後まで良好な画像が
得られた。 また、オフセット品質等の定着品質は表−1に示すよ
うに良好であった。 比較例 1 ポリエステルE(Mw=35,000、Mw/Mn=8.5、Tg=59
℃)を実施例1のポリエステルAの代りに用いた以外
は、実施例1と同様に行なった。 定着品質は表−1に示すように低温定着性は良いが、
耐オフセット性、耐熱保存性が不十分であった。また、
実施例1と同様な実機テストでもオフセットが発生し、
貧弱な画像となった。 比較例 2 実施例1のポリエステルAの代りにポリエステルF
(Mw=286,000、Mw/Mn=48、Tg=72℃)を用いた以外
は、実施例1と同様に行なった。 各品質は表−1に示すように、耐オフセット性、耐熱
保存性は良好であるが、低温定着性は不良であった。ま
た、実施例1と同様な実機テストでも、定着不良が発生
し不良であった。 比較例 3 実施例1において、ポリエステルAの代わりにポリエ
ステルGを用いた以外は、実施例1と同様に実施した。 定着の各品質は表−1に示すように、耐オフセット
性、耐熱保存性は良好であるが、低温定着性は不良であ
った。また、実施例1と同様な実機テストでも、定着不
良が発生した。 比較例 4 実施例4において、ポリエステルDの代わりにポリエ
ステルHを用いた以外は、実施例4と同様に実施した。 定着の各品質は表−1に示すように、耐オフセット
性、耐熱保存性は良好であるが、低温定着性は不良であ
った。また、実施例1と同様な実機テストでも、定着不
良が発生した。 [効果] 以上述べたように、結着樹脂として本発明に規定する
ような特定のポリエステル樹脂を使用したトナーは下記
のような効果を有する。 (1) 低温定着性が良好。 (2) 耐オフセット性が良い。 (3) 高速定着に適する。 (4) 耐熱保存性(保存中の耐ブロッキング性)がよ
い。 (5) 長期間に亘って安定して良好な画像が得られ
る。 (6) 耐塩ビマット性がよく、コピーの保存性が良
好。
て、電気的潜像または磁気的潜像を現像するのに用いら
れるトナーに関する。さらに詳しくはヒートロール定着
法においてより低温で充分定着し、オフセット性が良好
で、かつ現像器中もしくは貯蔵中にケーキングまたはブ
ロッキング等の生じることのない、定着特性にすぐれた
熱定着性乾式トナーに関する。 [従来技術] 従来、電子写真法としては米国特許第2,297,691号明
細書、特公昭42−23,910号公報及び特公昭43−24,748号
公報に記載されている如く多数の方法が知られている
が、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により
感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナー
を用いて現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画
像を転写した後、加熱あるいは圧力などにより定着し複
写物を得るものである。 また、電気的潜像をトナーを用いて可視化する現像方
法も種々知られている。 例えば米国特許第2,874,063号明細書に記載されてい
る磁気ブラシ法、同2,618,552号明細書に記載されてい
るカスケード現像法及び同2,221,776号明細書に記載さ
れている粉末法及びフアーブラシ現像法、液体現像法等
多数の現像法が知られている。これらの現像法などに用
いられるトナーとしては、従来、天然或いは合成樹脂中
に染料、顔料を分散させた微粉末が使用されている。更
に、第3物質を種々の目的で添加した現像微粉末を使用
することも知られている。 現像されたトナー画像は、必要に応じて紙などの転写
材に転写され定着される。 トナー画像の定着方法としては、トナーをヒーター或
いは熱ローラーなどにより加熱溶融して支持体に融着固
化させる方法、有機溶剤によりトナーのバインダー樹脂
を軟化或いは溶解し支持体に定着する方法、加圧により
トナーを支持体に定着する方法などが知られている。 トナーは夫々の定着法に適するように材料が選択さ
れ、特定の定着法に使用されるトナーは他の定着法に使
用できないのが一般的である。特に、従来広く行なわれ
ているヒーターによる熱融着定着法に用いるトナーを熱
ローラ定着法、溶剤定着法、圧力定着法などに転用する
ことはほとんど不可能である。従って、夫々の定着法に
適したトナーが研究開発されている。 また、磁気潜像を形成し、磁性トナーで現像する磁気
記録法も種々知られている。 トナー像を紙などに定着する工程に関しては、種々の
方法や装置が開発されているが、現在最も一般的な方法
は、熱と圧力を同時に適用するいわゆる熱ロール定着方
式であり、これはトナー像を担持している受像シートを
加熱されたローラーと接触させてトナー像を受像シート
に定着させる方法である。しかしながら、このような定
着方式を利用すると従来のトナーではいわゆるオフセッ
ト等のトラブルを生じた。オフセットとは受像シートに
担持されたトナーの一部がローラー表面に転移するとい
う好ましくない現象である。 特公昭51−23,354号公報に記載されているように、こ
のようなオフセット現象、特にホットオフセットは低分
子量樹脂を用いた場合に生じ易い。それ故に同公報にも
記載されているように架橋された樹脂を用いることによ
り、オフセット現象をある程度防止できると考えられる
が、当然のことながら単に架橋された樹脂を利用するだ
けでは、定着温度が上昇し、通常の定着条件では未定着
部分が生じて、未定着部分での低温オフセットの問題が
発生する。 トナー像と接触するローラーは通常、離型性の良いシ
リコンゴムもしくは、フッ素系樹脂によって少なくとも
表面層が形成されているが、その表面にオフセット防止
のため及びローラー表面の疲労を防止するために、シリ
コンオイルのような離型性の油を塗布する方式もある。
しかしながら油を塗布する方式では油塗布系を設けるこ
とにより定着装置が複数になること及び油の蒸発により
使用者に不快感を与えること等の問題がある。それ故、
油塗布によってオフセットを防止せんとする方向に好ま
しくなく、むしろ、定着温度領域の広い耐オフセット性
の良好なトナーの開発が望まれているのが現状である。
また当然のことではあるが、トナーは定着特性以外にも
耐ブロッキング性、現像特性、転写性、クリーニング性
等において優れていることが必要であるが、従来のトナ
ーは下記の様な欠陥を一つ又はそれ以上有していた。す
なわち加熱によって容易に溶融するトナーの多くは貯蔵
中もしくは複写機内に於いてケーキ化するか、凝集し易
い。多くのトナーは環境の温度変化によって、その摩擦
電気的特性及び流動性が不良になる。また多くのトナー
では、連続使用により繰り返しの現像によるトナー粒子
とキャリアー粒子の衝突及びそれらと感光板表面との接
触によるトナー、キャリアー粒子及び感光板の相互劣化
によって、得られる画像濃度が変化し、或いは背景濃度
が増し、複写物の品質を低下させる。従って種々のトナ
ー特性が優れており、かつ、熱ローラー定着法に適して
いるトナーが望まれている。 更に最近になって、複写作業の効率化を計る為に高速
定着が指向されて来た。従来の熱定着方式で定着速度を
上げる目的でトナーのバインダー樹脂の軟化点を下げる
ことにより容易に熱定着をする様な試みがなされている
が、樹脂の軟化点を下げると使用中にトナー粒子が凝集
したりブロッキグを起すというトラブルが生じる。この
様に、より高速の熱ローラー定着に適し、しかもローラ
ーオフセットがなく、かつ凝集、ブロッキング等トナー
特性の優れたトナーが強く望まれている。 以上のような問題を解決するため、特開昭61−153663
号では特定の融点をもった架橋ポリエステル樹脂を含有
するトナーを提案しているが、十分な低温定着法、耐オ
フセット性、耐熱保存性が得られていない。 また、特開昭61−176948号では特定の分子量分布をも
つポリエステル樹脂を提案しているが、軟化点が90℃以
上あり、やはり充分な低温定着性が得られていない。 [目的] 本発明は、従来の欠点を克服し、定着下限温度が低
く、充分な耐オフセット性を有し、長期間に亘って常に
安定して良好な可視画像を形成することができ、凝集を
起こさず、耐熱保存性の良好で、高速定着に好適な電子
写真現像用トナーを提供することを目的とする。 [構成] 本発明者等は前記目的を達成するために鋭意研究した
結果、結着樹脂に着色剤を分散せしめてなる電子写真現
像用トナーにおいて、前記結着樹脂として、重量平均分
子量が30,000〜200,000、重量平均分子量(Mw)/数平
均分子量(Mn)の値が10以上、ガラス転移点が60〜70℃
である、少なくとも多価カルボン酸と多価アルコールと
脂肪族モノカルボン酸とを含む単量体を縮重合させて得
られるポリエステル樹脂を使用していることを特徴とす
る電子写真現像用トナーを提供することによって前記目
的が達成できることを見出した。 本発明における結着樹脂の重量平均分子量(Mw)及び
ガラス転移点(Tg)は、下位の測定方法によって得るこ
とができる。 樹脂のMw、ウォーターズ液体クロマトグラフM−6000
A及びSICインテリジェンス インテグレーター7000ASを
用い、検出器RIカラムshodex KF−80M(昭和電工製)を
用い、ゲル・パーメーション・クロマトグラフィー(GP
C)法で測定した。測定条件は温度25℃において、溶媒
(テトラヒドロフラン)を毎分1mlの流速で流し、濃度
0.1wt%のテトラヒドロフラン試料溶液を試料重量とし
て40μ注入し、測定を行う。試料の分子量測定にあた
っては、該試料の有する分子量分布が、数種の単分散ポ
リスチレン標準試料により、作製された検量線の分子量
の対数とカウント数が直線となる範囲内に包含される測
定条件を選択する。また、本測定にあたり信頼性は上述
の測定条件で行ったNBS706ポリスチレン標準試料(Mw=
28.8×104、Mn=13.7×104、Mw/Mn=2.11)のMw/Mnが2.
11±0.10となる事により確認する。 樹脂のTgは、一般の示差熱分析(DSC)法を用い、ピ
ークトップ値を用いた。 本発明では、トナーに用いるポリエステル系樹脂を分
子量分布、ガラス転移点から規定することにより、低温
定着性、耐オフセット性及び耐熱保存性を供に満足しう
る樹脂を得ることを目的としており、重量平均分子量が
30,00以下であると、低温定着性は良好であるが、耐オ
フセット性及び耐熱保存性が不充分となる。200,000以
上であると、耐オフセット性は良好であるが、低温定着
性が悪く、製造時混練し難く、かつ粉砕性も不良で生産
性が悪い。 また、Mw/Mnが10より小さいと、耐オフセット性が不
良となる。 さらに、Tgが60℃より小さいと、低温定着性は良好で
あるが、耐熱保存性、耐オフセット性が不良で、トナー
のキャリアへの融着も起きやすく、現像剤の耐久性が充
分でなくなる。70℃より大きいと、反対に低温定着性が
良くない。 以上より、本発明におけるポリエステル樹脂は、 30,000≦Mw≦200,000 Mw/Mn≧10 60(℃)≦Tg≦70(℃) であることが必須要件である。 本発明においてバインダーとして用いるポリエステル
樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得
られるが、用いられるアルコールとはポリエチレングリ
コール、ジエチレンクリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブテンジオールなどのジオール類、1,4−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化
ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノ
ールAなどのエーテル化ビスフェノール類、これらを炭
素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換し
た二価のアルコール単位体、その他の二価のアルコール
単位体を挙げることができる。 またポリエステル樹脂を得るために用いられるカルボ
ン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、メサコ
ン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロ
ン酸、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭
化水素基で置換した二価の有機酸単量体、これらの酸の
無水物、低級アルキルエステルとリノレイン酸の二量
体、その他の二価の有機酸単量体を挙げることができ
る。 バインダー樹脂として用いるポリエステル樹脂を得る
ためには、以上の二官能性単量体のみによる重合体のみ
でなく、三官能以上の多官能性単量体による成分を含有
する重合体を用いることも好適である。かかる多官能性
単量体である三価以上の多価アルコール単量体として
は、例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロー
ル、1,4−サルビタン、ペンタエスリトール、ジペンタ
エリスリトール、トリペンタエリスリトール、蔗糖、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、
グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メ
チル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシ
メチルベンゼン、その他を挙げることができる。 また三価以上の多価カルボン酸単量体としては、例え
ば1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼント
リカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタ
レントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、
1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル
−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テト
ラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタ
ンテトラカルボン酸、エンボール三量体酸、これらの酸
無水物、その他を挙げることができる。 本発明で使用するポリエステルの中で特に有用なもの
は結着樹脂成分として、 (A)酸成分が全体として100mol%としたとき、 (i)50〜85mol%の芳香族ジカルボン酸 (ii)5〜20mol%のフエニル核を有しないジカル
ボン酸 (iii)5〜20mol%のモノカルボン酸 (iv)5〜20mol%のトリカルボン酸からなり、 (B)アルコール成分が全体として100mol%としたとき (i)80〜100mol%のエーテル化ジフエノール類 (ii)0〜20mol%のフエニル核を有しないジオー
ル を含有するものである。 芳香族ジカルボン酸としては、フタル酸、テレフタル
酸、イソフタル酸等があり、フエニル核を有しないジカ
ルボン酸としては、例えばn−ドデセニルこはく酸、イ
ソドデセニルこはく酸、n−ドデシルこはく酸、イソド
デシルこはく酸、n−オクチルこはく酸、n−オクテニ
ルこはく酸、n−ブチルこはく酸等のアルキルまたはア
ルケニルこはく酸以外に、フマール酸、マレイン酸、こ
はく酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、等が挙げられる。 また、モノカルボン酸としては、各種脂肪酸があり、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が挙げら
れ、ポリエステルの3次元構造を調整し、低温定着性、
耐オフセット性等をコントロールしている。トリカルボ
ン酸としては、トリメリット酸、ロジンマレイン酸、ピ
ロメリット酸及びそれらの無水物があり、耐御オフセッ
ト性をコントロールしている。 エーテル化ジフエノールとしては、例えばポリオキシ
プロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、ポリオキシエ
チレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−ポリオキシ
エチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン等を挙げること
ができる。 フエニル核を有しないジオールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ヘプタメチレングリコール、オクタメチレングリ
コール、ノナメチレングリコール、デカメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール等がある。 本発明に用いるポリエステルは軟化点が60〜80℃が望
ましい。軟化点が80℃より高いと、低温定着性が損わ
れ、60℃より低いと耐オフセット性が不良になる。また
数平均分子量は、2000〜10,000が望ましい。10,000より
大きいと、低温定着性が不充分となり、2000未満でトナ
ーの凝集力が小さくなり、耐オフセット性が不良とな
る。 また、電子写真現像用トナーを調製する場合は、上記
のような樹脂成分に従来トナーに使用されている着色剤
顔料を添加することは勿論のことで具体的にはカーボン
ブラック、ニグロシン染料、ランプ黒、スーダンブラッ
クSM、フアースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピ
グメント・エロー、インドファースト・オレンジ、イル
ガジン・レッド、パラニトロアニリン・レッド、トルイ
ジン・レッド、カーミンFB、パーマネント・ホルドーFR
R、ピグメント・オレンジR、リソール・レッド2G、レ
ーキ・レッドC、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、
メチル、バイオレッドBレーキ、フタロシアニンブル
ー、ピクメントブルー、ブリリアント・グリーンB、フ
タロシアニングリーン、オイルイエローGG、ザポン、フ
ァーストイエローCGC、カヤセットY963、カヤセットY
G、スミブラスト・エローGG、ザボンファーストオレン
ジRR、オイル・スカーレット、スミブラストオレンジ
G、オラゾール・ブラウンB、ザボンファーストスカー
レットCG、アイゼンスピロン・レッド・BEH、オイルピ
ンクOPなどがある。 また、本発明のトナーを磁性トナーとして用いるため
に磁性粉を含有せしめても良い。このような磁性粉とし
ては磁場の中に置かれて磁化される物質が用いられ、
鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしく
はマグネタイト、ヘマタイト、フエライトなどの合金や
化合物がある。この磁性粉の含有量はトナー重量に対し
て15〜70重量%である。 更に熱定着ロールに対する離型性をより完全にする為
に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、各種天然ワックスをトナーに添加す
ることもできる。 更に本発明のトナーには流動性改質等のためシリカ、
アルミナ、酸化チタン等の微粉末を添加混合することが
できる。 本発明トナーは、鉄粉、ガラスビース等より成るキャ
リアと混合されて二成分現像剤とされるが、磁性体が含
有されるときはそのまま一成分現像剤として静電荷像の
現像に供される。 次にいくつかのポリエステル樹脂の製造例を示す。こ
れらの合成例は、公知の手段により行なうことができ
る。 製造例 1 テレフタル酸 7モル コハク酸 1モル トリメリット酸 1モル オレイン酸 1モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 7モル ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 3モル これらの混合物を210℃で約6時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルA(Mw=153,000,Mw
/Mn=38、Tg=65℃)を得た。 製造例 2 テレフタル酸 6モル アジピン酸 1モル トリメリット酸 1モル オレイン酸 2モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 6モル ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 3モル エチレングリコール 1モル これらの混合物を200℃で7時間加熱撹拌し、反応終
了後室温に冷却し、ポリエステルB(Mw=55,000、Mw/M
n=20、Tg=64℃)を得た。 製造例 3 イソフタル酸 7モル n−ドデセニルコハク酸 1モル トリメリット酸 1.5モル オレイン酸 0.5モル ポリオキシプロピレン(2,5)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 10モル これらの混合物を220℃に約6時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルC(Mw=132,000、M
w/Mn=45、Tg=68℃)を得た。 製造例 4 テレフタル酸 8モル マレイン酸 1モル ステアリン酸 0.5モル トリメリット酸 0.5モル ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン 10モル これらの混合物を210℃で約7時間加熱撹拌し、反応
終了後室温に冷却し、ポリエステルD(Mw=185,000、M
w/Mn=29、Tg=63℃)を得た。 製造例 5(比較) 製造例1において、オレイン酸を除いた以外は、製造
例1と同様に実施して、ポリエステルG(Mw=155,000,
Mw/Mn=35,Tg=66℃)を得た。 製造例 6(比較) 製造例4において、ステアリン酸を除いた以外は、製
造例4と同様に実施して、ポリエステルG(Mw=155,00
0,Mw/Mn=35,Tg=66℃)を得た。 実施例 1 ポリエステルA 100部 含クロムモノアゾ染料 0.5部 カーボンブラック 10部 上記組成物の混合物をヘンシエルミキサーで十分混合
した後、2本ロールミルで70〜90℃の温度で約40分間加
熱溶融混練し、室温まで冷却した。得られた混練物を粉
砕、分級して5〜25μmの粒径のトナーを得た。このト
ナーにコロイダルシリカ(日本アエロジルR−972)を
0.1部添加して現像用トナーとした。 定着性及び耐オフセット性、耐熱保存性の評価は下記
のように行った。 定着性(定着下限温度(℃)として); 定着ローラ:テフロン被覆ローラ、 ニップ巾:4mm、 線速250mm/secの定着条件で定着ローラ温度を変化さ
せてトナーをコピー用紙上に定着した時、クロックメー
ターでの定着率が70%に達する温度を調べる。 オフセット発生温度の測定は、トナー像を転写して上
述の定着器により定着処理を行ない、次いで白紙の転写
紙を同様の条件下で定着器に送ってこれにトナー汚れが
生ずるか否かを観察する操作を、前記定着器の熱ローラ
の設定温度を順次上昇させた状態で繰返し、オフセット
発生温度を求めた。 耐熱保存性(mm); 内径25mm、高70mmのガラスビンにトナー10gを入れ、5
0℃の恒温槽中に24時間放置後、JIS−K2530の針入度計
で針入度を調べる。 以上の結果を表−1に示す。 また、このトナー3部に対して、シリコーン樹脂を被
覆した100〜250メッシュのフエライトキャリア97部を混
合し、現像剤を作成した。 次に定着ローラがテフロンで、加圧ローラがシリコン
ゴム製の定着器を具備した複写機「FT−7030」((株)
リコー製)でオイル塗布装置を外した複写機に上記現像
剤を装入して定着ローラ温度を155℃に設定して、10万
枚のコピーテストを行なった。 その結果、オフセット現像は発生せず、最後まで良好
な画像が得られた。 実施例 2 ポリエステルB 100部 ボントロンE−84 2部 ライスワックス 3部 C.I.ピグメントレッド81 5部 C.I.ピグメントレッド48 3部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕、分級し、5〜20μmの赤色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、酸化鉄粉
キャリアTEFV(150〜250メッシュ、日本鉄粉製)97部を
混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に5万枚コピーテストし
たところ、オフセット現像は発生せず、最後まで良好な
画像が得られた。 また、オフセット性等の定着品質は表−1に示すよう
に良好であった。 実施例 3 ポリエステルC 100部 ボントロンE−84 2部 ポリプロピレン 4部 C.I.ピグメントブルー15 5部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕分級し、5〜25μmの青色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、シリコー
ン樹脂を被覆した100〜250meshのフエライトキャリア97
部を混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に5万枚コピーテストし
たところオフセットは発生せず、最後まで良好な画像が
得られた。 また、耐オフセット等の定着品質は表−1に示すよう
に良好であった。 実施例 4 ポリエステルD 100部 含クロムモノアゾ染料 1部 カーボンブラック 12部 上記組成の混合物を実施例1と同様に溶融混練後、粉
砕分級し、5〜25μmの黒色トナーを得た。 実施例1と同様にこのトナー3部に対して、シリコー
ン樹脂を被覆した100〜250meshのフエライトキャリア97
部を混合して、現像剤とした。 この現像剤で実施例1と同様に10万枚コピーテストし
たところオフセットは発生せず、最後まで良好な画像が
得られた。 また、オフセット品質等の定着品質は表−1に示すよ
うに良好であった。 比較例 1 ポリエステルE(Mw=35,000、Mw/Mn=8.5、Tg=59
℃)を実施例1のポリエステルAの代りに用いた以外
は、実施例1と同様に行なった。 定着品質は表−1に示すように低温定着性は良いが、
耐オフセット性、耐熱保存性が不十分であった。また、
実施例1と同様な実機テストでもオフセットが発生し、
貧弱な画像となった。 比較例 2 実施例1のポリエステルAの代りにポリエステルF
(Mw=286,000、Mw/Mn=48、Tg=72℃)を用いた以外
は、実施例1と同様に行なった。 各品質は表−1に示すように、耐オフセット性、耐熱
保存性は良好であるが、低温定着性は不良であった。ま
た、実施例1と同様な実機テストでも、定着不良が発生
し不良であった。 比較例 3 実施例1において、ポリエステルAの代わりにポリエ
ステルGを用いた以外は、実施例1と同様に実施した。 定着の各品質は表−1に示すように、耐オフセット
性、耐熱保存性は良好であるが、低温定着性は不良であ
った。また、実施例1と同様な実機テストでも、定着不
良が発生した。 比較例 4 実施例4において、ポリエステルDの代わりにポリエ
ステルHを用いた以外は、実施例4と同様に実施した。 定着の各品質は表−1に示すように、耐オフセット
性、耐熱保存性は良好であるが、低温定着性は不良であ
った。また、実施例1と同様な実機テストでも、定着不
良が発生した。 [効果] 以上述べたように、結着樹脂として本発明に規定する
ような特定のポリエステル樹脂を使用したトナーは下記
のような効果を有する。 (1) 低温定着性が良好。 (2) 耐オフセット性が良い。 (3) 高速定着に適する。 (4) 耐熱保存性(保存中の耐ブロッキング性)がよ
い。 (5) 長期間に亘って安定して良好な画像が得られ
る。 (6) 耐塩ビマット性がよく、コピーの保存性が良
好。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭63−109447(JP,A)
特開 昭61−176949(JP,A)
特開 昭62−195677(JP,A)
特開 昭61−153662(JP,A)
特開 昭50−75043(JP,A)
特開 昭62−45622(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.結着樹脂に着色剤を分散せしめてなる電子写真現像
用トナーにおいて、前記結着樹脂として、重量平均分子
量が30,000〜200,000、重量平均分子量/数平均分子量
の値が10以上、ガラス転移点が60〜70℃である、少なく
とも多価カルボン酸と多価アルコールと脂肪族モノカル
ボン酸とを含む単量体を縮重合させて得られるポリエス
テル樹脂を使用していることを特徴とする電子写真現像
用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62288196A JP2708438B2 (ja) | 1987-11-14 | 1987-11-14 | 電子写真現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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-
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