JPH01185662A - 静電潜像現像用トナー - Google Patents

静電潜像現像用トナー

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JPH01185662A
JPH01185662A JP63010302A JP1030288A JPH01185662A JP H01185662 A JPH01185662 A JP H01185662A JP 63010302 A JP63010302 A JP 63010302A JP 1030288 A JP1030288 A JP 1030288A JP H01185662 A JPH01185662 A JP H01185662A
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JP
Japan
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toner
acid
electrostatic latent
fixing
present
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Pending
Application number
JP63010302A
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English (en)
Inventor
Yoshio Takizawa
喜夫 滝沢
Jiro Takahashi
高橋 次朗
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等にお
いて形成される静電潜像を現像するためのトナーに関す
るものである。
〔発明の背景〕
従来電子写真法としては、米国特許2,297,691
号、同2,357.809号等に記載されてし\る如く
、感光体表面上に静電潜像を形成し、該静電潜像を着色
微粉末からなる乾式現像剤によってトナー像とし、次に
、紙等の転写シートに前記トナー像を転写せしめた後、
加熱や加圧等により永久定着せしめて複写画像を形成す
る。
最近、複写機は高速化や小型化が志向されており、この
要請に応える定着工程として、熱効率が良く、コンパク
トな機構を有し高速化が可能な加熱ローラ定着方式が好
ましく用いられている。
しかしながら加熱ローラ定着方式においては、加熱ロー
ラ面とトナー像面が接触するために、トナーが加熱ロー
ラ表面に転写し次に送られてくる紙に転写して画像を汚
すという所謂「オフセット現象」が発生する。
このようなオフセット現象特にホットオフセットを防止
するために特公昭51−23354号においてはスチレ
ン系の架橋樹脂をトナーの結着樹脂として用いることが
提案されているが単にスチレン系の架橋樹脂として用い
るのみでは定着温度が上昇し、通常の定着条件では未定
着となり、未定着部分での低温オフセットによる汚れを
生ずる。
上記したホットオフセット及び低温オフセット(定着性
不全)に対処し特会昭59−11902号には、三次元
網目構造を有するポリエステル樹脂をトナーの結着樹脂
として用いることが提案されている。
また植物系天然ワックス、モンタン系エステルワックス
がトナーの現像性、定着性に関る物性を整えるに有用で
あることが知られている。
しかしながら、本発明者等が詳細に検討を行なったとこ
ろこのようなポリエステル樹脂を用いたトナーにおいて
は、前記オフセット現象を防止し定着性を向上せしめる
という点ではいくらかは満足できるものの、高温高湿下
での画像特性や加熱ローラ定着器の耐久性に支障を来す
ことが多いことが判明した。
更に前記した2種のワックスには遊離アルコール、脂肪
酸がかなり含まれているため熱安定性が悪く分解し易い
。例えば混練時及び粉砕、分級後の放置時での酸化、コ
ロナ放電で生ずるオゾンによる分解によって末端官能基
密度が増大する。しかもバインダ樹脂として多価単量体
成分よりえられる非線状ポリエステルを用いた場合、前
記傾向が著しい。
即ち高温高湿の環境において多数回の複写を行なってい
るとかぶりの増加、トナー飛散、べた黒画像に白地部分
が交じるべた黒支障の発生等、画像の恒常性が失われる
。また、加熱ローラ定着器の加熱ローラ表面上に次第に
トナーが付着1積し定着ローラの短命を招き、また加熱
ローラ上に蓄積されたトナーは転写紙の裏面に転移して
裏面汚れを呼ぶ。
〔発明の目的〕
本発明は前記した問題に対処するものであり、本発明の
目的は定着性、耐オフセット性が良好で加熱ローラ定着
に適した静電潜像現像用トナーを提供することにある。
本発明の他の目的は高温高湿の環境において多数回の使
用を行なってもかぶり、トナー飛散、べた黒の不均一性
を発生せず、耐久性に優れ、鮮明な画像特性を与える静
電潜像現像用トナーを提供することにある。
更に本発明の他の目的は加熱ローラ汚れや、裏面汚れを
発生せず加熱ローラの寿命を著しく向上せしめることの
できる静電潜像現像用トナーを提供することにある。
〔発明を達成するための手段〕
前記本発明の目的は、3価以上の多価単量体を含む単量
体成分よりえられる非線状ポリエステルと、植物系天然
ワックス及び/またはモンタン系エステルワックス並・
びに酸化防止剤を含有することを特徴とする静電潜像現
像用トナーによって達成される。− 尚本発明の態様として、前記酸化防止剤として燐系化合
物を適用すれば好結果をうろことができる。
〔本発明の作用効果〕
本発明のトナーの結着樹脂に用いられるポリエステル樹
脂は3価以上の単量体を含有することによりポリエステ
ル樹脂に三次元構造を与え熔融時の離型性を向上せしめ
て耐オフセット性を良好とする。また、ポリエステル樹
脂は低温度においても熔融しやすく低温での紙への熔融
浸透性が良好で低温オフセットを防止することができる
しかしながら上記した3価以上の単量体を使用して三次
元構造を付与せしめたポリエステル樹脂においては立体
障害のため反応機会に恵まれず3価以上の単量体からの
未反応の一部〇〇〇基、もしくは−OH基が多量に残在
することになる。更に本発明に係るワックスに於ても一
部〇〇〇基、−OH基の含有量が多い。
このような−〇〇〇〇基もしくは−OH基の残存量の多
いポリエステル樹脂を結着樹脂としたトナーは加熱熔融
、混線等トナー製造工程中の酸化、あるいは複写機内に
おいて帯電器や転写器から発生してくるオゾンによるト
ナー表面部分の酸化等により、トナー中、あるいはトナ
ー表面上の一部〇〇)1基もしくは一部H基の濃度がさ
らに増加、進行する。従ってこのようなトナーを用いて
多数回の複写を行えばトナー表面への空気中の水分の吸
着が次第に増大してくる。水分の吸着が過度になってき
た場合、特に高温高湿の条件下においてはトナー表面の
電荷がリークしやすくなってトナーの帯電量が低下する
ことによるかぶりの増加、トナー粒子とキャリア粒子の
静電気的付着力の低下によるトナー飛散、帯電量分布の
拡大(低帯電量トナー粒子の増加)や、水分の吸着によ
るトナー粒子の流動性の低下により現像性が低下しべた
黒画像に白地の非現像領域が発生してべた黒の均一性が
損われてくる。
このような要因により、結局現像剤の耐久性が失なわれ
る。
また、加熱ローラ定着工程においては、トナー表面にお
ける酸化の進行に伴なう一部〇〇〇基や一部H基の増大
によりトナー粒子の加熱ローラ表面への接着性が増大し
トナーの一部が加熱ローラ表面へ付着して蓄積しやすく
なってくる。複写回数の増加に伴ないこの現象が過大に
なってくると加熱ローラの上ローラに蓄積されたトナー
が下ローラへ転移して下ローラを汚染し定着時において
この下ローラに付着蓄積しているトナーが転写紙の表面
へ転移して裏面汚れを誘う。
従って本発明のトナーは前記した問題を発生する主要因
と考えられる酸化の進行を防止するという点に着目して
検討した結果本発明に係るポリエステル樹脂を結着樹脂
とするトナーに硫黄系酸化防止剤を含有せしめることで
問題を解消できることを見い出したものである。
すなわち本発明に用いられる硫黄系酸化防止剤は製造工
程における混練工程において比較的酸化されやすいポリ
エステル樹脂の酸化の進行を防止すると共に複写機内に
おいて発生してくるオゾンによるトナー表面の酸化の進
行を防止することができる。
このようなトナーを用いた場合、酸化の進行が防止され
ることからトナー表面への過度の水分の吸着が防止され
、トナーの帯電量の低下やトナー表面の抵抗の低下が防
止され長期間の使用によるかぶりの増大やトナー飛散を
防止することができる。さらに帯電量分布を狭くできか
つ、トナーの流動性を低下せしめることがないため、現
像性も安定で良好であり、均一なべた黒の画像を提供す
ることができる。従って耐久性も向上する。
また、トナー表面における一COOH基もしくは一部H
基の増加が防止され、その効果は加熱ローラへの接着性
の増大阻止、加熱ローラへのトナー付着蓄積の防止、下
ローラの汚れ回避、裏面汚れの防止と波及してゆく。
以上の効果の他に、本発明においては摩擦帯電性の良好
な酸化防止剤を選択することにより従来のトナーよりも
摩擦帯電性の安定したトナーを提供できるという効果も
有する。
次に本発明に係る酸化防止剤として燐系化合物の具体例
を挙げるが例示に限定されるものではない。尚融点(℃
)を括弧内に併記した。
:例示化合物: Pi、  トリラウリルホスファイト   (〜20°
)P2.トリオクタデシルホスファイト (〜45°)
P3.トリステアリルホスファイト  (〜47°)P
4.ジエチルエステルオフ−3,5−ジーt−ブチル−
4−ハイドロキシ ベンジルホスホリックアシド(156〜161’)P5
.トリス(2,4−t−ブチルフェニル)ホスファイト
          (183°)P6.テトラキス(
2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフエ
ニレンジホスホナイト(75°)P7.ジステアリルペ
ンタエリスリトールジホスファイト         
(52°)P8.ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト (179°) P 9 、9.10−シバイドロー9−オキサ−10−
ホスホフェナンスレン−10− オキサイド           (115°)PlO
,トリフェニルホスフィン     (81’)特にト
ナーの耐ブロッキング性、流動性を良好に保つ上で融点
が20’O以上であることが好ましく、またトナーの定
着性を保つために融点が230℃以下であることが好ま
しい。
またトナーに対する含有量は0.01−10重量%、特
に0.1〜5重量%であることが好ましく、0.01重
量%未満においては酸化防止剤効果が小さく、また10
重量%をこえるとトナーのオフセット性が悪くなり定着
ローラを汚染して定着ローラの耐久性を損うことがある
本発明において用いられる結着樹脂としてはポリエステ
ル樹脂であることが好ましく2価以上の多価アルコール
単量体と2価以上の多価カルボン酸単量体との縮重合に
よって得られる。3価以上の単量体を用いて非線状化し
た非線状化ポリエステル樹脂であることが、耐オフセッ
ト性の点で好ましい。
ジオールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1.2−プ
ロピレングリコール、1.3〜プロピレングリコール、
l、4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、l
、4−ブチンジオールなどのジオール類、1.4−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノール
A1水素添加ビスフエノールA等のビスフェノール類、
ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3
,3)・2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピ
レン(2,0)−ポリオキシエチレン(2,0)−2,
2−ビス(4・ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオ
キシプロピレン(6,0)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンなどのエーテル化ビスフェノー
ル類、その他の2価のアルコール単量体を挙げることが
できる。
またジカルボン酸としてはマレイン酸、フマル酸、琥珀
酸、アジピン酸、セバシン酸、マロン酸、イタコン酸、
シトラコン酸、メサコニン酸、グルタコン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、及びその酸無水物もしくはエステル類等の誘導
体を挙げることができる。
非線状化のためには、以上のような二価の単量体成分の
他に、三価以上の多価単量体成分を用いればよい。斯か
る多価単量体である三価以上のポリオール単量体の例と
しては、例えばソルビトール、1.2.3.6−ヘキサ
ンテトロール、1.4−ソルビタン、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリト
ール、蔗糖、1.2.4−ブタントリオール、1.2.
5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプ
ロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタント
リオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、1,3.5−)リヒドロキシメチルベンゼン、そ
の他を挙げることができる。
また三価以上のポリカルボン酸単量体の例としては、例
えば1.2.4−ベンゼントリカルボン酸、1゜2.5
−ベンゼントリカルボン酸、1,2.4−シクロヘキサ
ントリカルボン酸、2,5.7−ナフタレントリカルボ
ンII、1,2.4−ナフタレントリカルボン酸、1.
2゜4−ブタントリカルボン酸、1.2.5−ヘキサン
トリカルボン酸、1.3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシルプロパン、テトラ(メチレ
ンカルボキシル)メタン、ピロメリット酸、1,2.7
.8−オクタンテトラカルボン酸、シクロヘキサンテト
ラカルボン酸、1.2,5.6−ヘキサンテトラカルボ
ン酸、エンポール三量体酸、及びこれらの酸無水物、若
しくは低級アルキルエステル、その他を挙げることがで
きる。
以上のような三価以上の多価単量体による成分は、重合
体における構造単位としてのアルコール成分または酸成
分の各々における0、1〜80モル%好ましくは5〜5
0モル%の割合で含有されるのが望ましい。過小の場合
、耐久性が劣り、過大の場合、定着性が悪くなる。
上記した単量体成分のうち、ベンゼントリカルボン酸を
用いることが定着性、耐オフセット性、摩擦帯電性等の
効果が優れている点で好ましい。
またジオール成分としてエーテル化フェノール類を用い
ることが耐オフセット性、摩擦帯電性現像剤の耐久性に
優れている点で好ましい。
本発明のポリエステル樹脂の軟化点は100−150℃
であることが好ましく100°C未満だと耐オフセット
性が悪く150°C以上だと定着性が不良となる。
また、本発明のポリエステル樹脂のガラス転移点は55
〜70°Cであることが好ましく55℃未満だと耐ブロ
ッキング性が悪くなり70°Cをこえると定着性が不良
となる。
また、本発明のポリエステル樹脂の酸価は50以下であ
ることが好ましく50をこえるとかぶり、トナー飛散、
定着ローラ汚れが激しくなることがある。
本発明のポリエステル樹脂は、ポリカルボン酸成分とポ
リオール成分とを不活性ガス雰囲気にて100〜250
°Cの温度範囲で縮重合反応することにより製造するこ
とができ、反応促進のためにジブチル錫オキサイド、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化錫等の触媒を使用してもよい
次に本発明に係る植物系天然ワックス及びモン(1)植
物系天然ワックス 1.1  植物系ワックス (2)モンタン系エステルワックス(ヘキスト社)前記
ワックスはトナーに対し、0.5〜25wt%、好まし
くはl”1Ovt%添加される。
本発明のトナーには、他の樹脂、例えば線状ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ、スチレン−
アクリル系共重合体等の樹脂を含有してもよいが、その
割合は樹脂の30重量%以下の範囲とされることが好ま
しい。
本発明においては、トナー粒子中に例えば着色剤、荷電
制御剤、定着性向上剤、磁性体粒子、その他の特性改良
剤等のトナー成分が分散含有されてもよい。
本発明のトナーに用いる着色剤としては、公知のものが
すべて使用でき、例えば、カーボンブラック、ベンジジ
ンイエロー、キナクリドン、ローダミンB1フタロシア
ニンブルーなとがある。
また本発明のトナーに用いる磁性体粒子としては、磁場
の中に置かれて磁化される物質が用いられ、鉄、コバル
ト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしくはマグネタ
イト、マグヘマタイト、フェライトなどの化合物がある
。酸化鉄系磁性体を着色剤として用いる時には、トナー
中に10〜80重量%含有させるのが良い。
また本発明のトナーに用いられる荷電制御剤としては、
金属錯体系染料、ニグロシン系染料等を挙げることがで
きる。
本発明のトナーに含有される定着性向上剤としては、例
えばポリオレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステルお
よび部分最化脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコ
ール、多価アルコールエステル、シリコンフェス、脂肪
族70ロカーポンなどを用いることができる。このよう
な定着性向上剤を用いることにより離型性が向上し熱ロ
ーラ定着器での紙づまりの発生を防止できる。
本発明のトナーの好適な製造方法の一例を挙げると、ま
ず、結着樹脂の材料樹脂若しくはこれに必要に応じて着
色剤等のトナー成分を添加したものを例えばエクストル
ーダにより熔融混練し、冷却後ジェットミル等により微
粉砕し、これを分級して、望ましい粒径のトナーを得る
さらに本発明のトナーは鉄粉、フェライト粉及び樹脂に
て前記粒子を表面処理した粒子などをキャリア粒子と混
合して用いられ摩擦帯電安定化のために好ましい。特に
、樹脂で表面処理した粒子をキャリア粒子として用いる
と現像剤の耐久性、環境変化に対する摩擦帯電安定化に
有効である。
本発明のトナーには、流動性を一層向上せしめ現像性、
転写性を向上する無機微粒子を混合して用いることが好
ましい。
この無機微粒子の一次粒子径は、51μ〜2μmである
ことが好ましく、特に5論μ〜500菖μであることが
好ましい。
また、BET法による比表面積は、20−500+m”
/ 9であることが好ましい。この無機微粒子の使用割
合は、トナーのo、oi〜5重量%であることが好まし
く、特に0.O1〜2.0重量%であることが好ましい
。無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミ
ナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、
酸化亜鉛、珪砂、クレー、雲母、珪灰石、珪藻土、酸化
クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、
炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化珪素、窒化珪素な
どを挙げることができる。特にシリカの微粉末が好まし
い。
シリカの微粉末の具体例としては、種々の市販品がある
が、特に微粒子の表面に疎水性基を有するものが好まし
く、例えば「アエロジルR−972J、「アエロジルR
−974J、[アエロジルR−805J、「アエロジル
R−812J(以上、アエロジル社製)、「タラノック
ス500J(タルコ社!s)などを好ましく用いること
ができる。
本発明のトナーを定着する方法としては、熱ローラ定着
方式が好ましく、定着ローラの上ローラが弗素系樹脂を
被覆したものであり、かつ下ローラがシリコンゴムもし
くはシリコンゴム上に弗素系樹脂を被覆した比較的軟質
なものであることが定着性、耐オフセット性、紙づまり
の防止、ローラの耐久性の点で好ましい。
〔合成例及び実施例〕
次に本発明樹脂の代表的なものについての合成例及び本
発明の実施例について述べるが、本発明はこれらの例に
限定されるものではない。
二合成例: (1)  バインダA ・ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4
’−ヒドロキシフェニル)プロパン   4439・ポ
リオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4′−ヒドロ
キシフェニル)プロパン   1769・テレフタル酸
            1209・オルソチタン酸ジ
イソプロピル (エステル化触媒)        0.89以上の物
質を、温度計、ステンレススチール製撹拌機、ガラス製
窒素ガス導入管、および流下式コンデンサを備えた容量
lQの丸底フラスコ内に入れ、このフラスコをマントル
ヒータにセットし、窒素ガス導入管より窒素ガスを導入
してフラスコ内を不活性雰囲気に保った状態で温度23
0°Cに昇温させ、撹拌下において反応を行った。反応
により生成する水が流出しなくなった時点で酸価を測定
すると1.5であった。
さらに、1.2.4−ベンゼントリカルボン酸の無水物
1399を加えて約8時間にわたって反応させ、酸価が
17になった時点で反応を終了させた。
得られた樹脂は淡黄色の固体であり、この樹脂の軟化点
を「70−チスタCFT−500」(島津製作所製)に
より測定したところ、125℃であった。
(2)バインダB ・ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4
″−ヒドロキシフェニル)プロパン   4829・ポ
リオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4’−ヒドロ
キシフェニル)プロパン   1269・1.6−ヘキ
サンジオール         249・フマル酸  
             1749・オルソチタン酸
ジイソプロピル (エステル化触媒)        0.89以上の物
質を、バインダAの製造と同様にして反応させ、さらに
、1.2.4−ベンゼントリカルボン酸の無水物779
を加えて約8時間にわたって反応させ、酸価が22にな
った時点で反応を終了させた。
得られた樹脂は淡黄色の固体であり、この樹脂の軟化点
を「70−チスタCFT−5004(島津製作所製)に
より測定したところ、125°Cであった。
実施例1〜4及び比較例(1)、(2)(トナーの製造
) 下記表−1に掲げた組合せに拠り、前記合成例のバイン
ダ樹脂100重量部と、カーボンブラック「モーガルL
J(キャポット社製)10重量部とポリプロピレン(ビ
スコール660P:三洋化成工業社製)3重量部と本発
明に係る燐系酸化防止剤1重量部、ワックス3重量部と
を混合した後、二本ローラにより100〜130℃で充
分に熔融混練し、その後冷却し、ハンマミルにより粗粉
砕し、さらにジェットミルにより微粉砕し、次いで分級
して、粒径が3〜30μmの範囲内にあり平均粒径が1
0002mである試料トナーを得た。尚比較トナーには
燐系酸化防止剤の添加はない。
(現像剤の調製) 試料トナーの各々4重量部とキャリア(球形フェライト
粒子rF−150J日本鉄粉社製)96重量部とを混合
することにより現像剤を調製した。
実施例1〜4で得られた現像剤をそれぞれ「現像剤l」
〜「現像剤4」とし、比較例(1)及び(2)で得られ
た現像剤を「比較現像剤(1)及び(2)」と表−1 〈実写テスト〉 30℃80%RHの環境条件下において、セレン感光体
、磁気ブラシ現像器、表層がテフロン(デュポン社製ポ
リテトラフルオロエチレン)により形成された定着上ロ
ーラおよび表層がシリコンゴムrKE−1300RTV
J (信越化学工業社製)により形成された、バックア
ップ下ローラよりなる熱ローラ定着器とクリーニング器
とを備えてなる電子写真複写機r U −B 1x−5
000J(コニカ(株)製)により前記現像剤を用いて
温度33°C1相対湿度80%に於てlO万回にわたり
連続して複写画像を形成する実写テストを行ない下記の
項目についてそれぞれを評価した。
結果を後記の表−2に示す。
表−2 〔〕中の数値は万単位繰返し回数 〈特性測定〉 (1)  かぶり 「サクラデンシトメータ」(コニカ(株)社製)を用い
て、原稿濃度が0.0の白地部分の複写画像に対する相
対濃度を測定して判定した。なお白地反射濃度を0.0
とした。評価は、相対濃度が0.01未満の場合を「O
」とし、0.01以上で0.03未満の場合を「△」と
し、0.03以上の場合を「×」とした。
(2)ベタ黒均−性 網点解析装置「さくらエリアアダツク−100Jコニカ
(株)を用いて、原画の黒地部分に対応する複写画像部
分に於る白地面積率を測定して判定した。
白地面積率が5%未満の場合を「O」、5%以上lO%
未満の場合を「△」、10%以上の場合を「×」としj
こ 。
(3) トナー飛散 複写機内および複写画像を目視により観察し、磁性トナ
ー飛散がほとんど認められず良好である場合を「Q」と
し、トナー飛散が若干比められるが実用レベルにある場
合を「Δ」とし、トナー飛散が多く認められ実用的には
問題のある場合を「×」とし tこ 。
(4)裏面汚れ 定着後のコピイペーパの裏面を目視にて観察し、汚れが
著しいものを「×」、若干比められるものを「△」、全
く認められないものを「O」とした。
(5)定着ローラ汚れ 定着器を構成する熱ローラを目視により観察して判定し
た。評価は、熱ローラ汚れが多く発生していて実用的に
は問題のある場合を「×」、熱ローラ汚れが若干比めら
れるが実用レベルである場合を「Δ」、熱ローラ汚れが
ほとんど認められない場合を「O」とした。
なお、本発明における融点は、通常の融点測定装置によ
り測定される。
また本発明における軟化点(Tsp)は、70−チスタ
rCFT−500J (島津製作所製)を用い、測定条
件を、荷重20に9/C醜2、ノズルの直径1+i謹、
ノズルの長さ1 +s+i、予備加熱40°Cで10分
間、昇温速度6°C/醜inとし、サンプル量1 cm
3(真性比重×1 cm”で表される重量)を測定記録
したときに得られる、70−テスタのプランジャ降下量
−温度曲線(軟化流動曲線)におけるS字曲線の高さを
hとしたとき、h/2のときの温度である。
本発明における酸価とは、試料19中に含まれる酸を中
和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数で表
したものをいう。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3価以上の多価単量体を含む単量体成分よりえら
    れる非線状ポリエステルと、植物系天然ワックス及び/
    またはモンタン系エステルワックス並びに酸化防止剤を
    含有することを特徴とする静電潜像現像用トナー。
  2. (2)前記酸化防止剤が燐系化合物であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の静電潜像現像用トナ
    ー。
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