JPH0616181B2 - トナ− - Google Patents

トナ−

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JPH0616181B2
JPH0616181B2 JP60090955A JP9095585A JPH0616181B2 JP H0616181 B2 JPH0616181 B2 JP H0616181B2 JP 60090955 A JP60090955 A JP 60090955A JP 9095585 A JP9095585 A JP 9095585A JP H0616181 B2 JPH0616181 B2 JP H0616181B2
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polyester
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • G03G9/09733Organic compounds
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法あるい
は磁気印刷法等において形成される潜像を現像するため
のトナーに関する。
〔従来技術の説明〕
電子写真法は、米国特許第2297691号明細書、英国特許
第1165406号明細書及び英国特許第1165405号明細書に記
載されている如く、多数の方法が知られているが、一般
には、光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用い
て現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転
写した後、加熱、圧力或いは溶剤蒸気などにより定着し
複写物を得るというものである。
静電印刷法は、電界を利用して荷電粉末トナーを記録材
料上に導き定着して印刷する方法である。
静電記録法は、誘電体層上に電荷を画像状に付与し、そ
れに荷電トナー粉末を付着させ定着する方法であり、ま
た磁気印刷法もこれと同様に記録材料上に磁気潜像を形
成し、これを磁性材料を含むトナー粉末で現像し、転写
材料へ転写し定着する方法である。
このような、電気的、磁気的潜像をトナーを用いて現像
(可視化)する方法も種々知られているが、これらの現
像法に適用されるトナーとしては一般には熱可塑性樹脂
からなる結着樹脂に着色剤を混合分散後、微粉化したも
のが用いられる。該熱可塑性樹脂としては、ポリスチレ
ン系樹脂が最も一般的であるが、ポリエステル系樹脂、
エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等も
用いられる。着色剤としてはカーボンブラックが最も広
く使用され、又、磁気トナーの場合は、酸化鉄系の黒色
の磁性粉が多く用いられる。いわゆる二成分系現像剤を
用いる方式の場合には、トナーは通常ガラスビーズ、鉄
粉などのキャリアー粒子と混合されて用いられる。
紙などの最終複写画像形成部材上のトナー像は熱、圧力
等により支持体上に永久的に定着される。従来より、こ
の定着工程は熱によるものが多く採用されているが、加
熱による定着方式も古くからあるオーブン定着方式にか
わり近年複写作業の効率化、省エネルギー化、複写機の
小型高速高性能化に伴ない熱効率の良好なヒートロール
型定着方式が市販の複写機の大勢を占めるにいたってい
る。これは加熱ローラーによる熱圧着によりトナーを紙
上に定着せしめようとするものであり、熱線による非接
触型の加熱方式より、加熱体はより低温で満足のいく定
着画像が得られ、より高速化が可能である等の利点も多
い。
ところで、感光ドラム上に現像されたトナーは、前述の
転写工程で、すべてのトナーが画像支持体表面に転写さ
れるわけではなく、転写後、その現像トナーの0.1〜30
重量%ほどが感光ドラム上に未転写トナーとして残存す
る。この未転写トナーは普通、複写装置の感光ドラム回
りに具備されているクリーニング装置によって除去され
る。クリーニング装置としては、吸引装置と組み合わさ
れた回転する毛ブラシや磁気ブラシ、又はブレード(掻
き落し板)を感光ドラムの表面に押し当てるものなどが
知られている。残留した未転写トナーが十分にドラム表
面から除去されない場合、電気的潜像の形成、転写工程
などに悪影響を及ぼす。特に、感光ドラム面に強固に接
着したトナーの融着が発生した時、得られた複写画像
は、感光ドラム上のトナー融着にそった点状、またはス
ジ状の汚染が見られ、実用上、不可と判断される劣悪な
ものとなる。また、感光体表面は、一般的に摩耗に対
し、耐久力を有していないセレン又は、有機光導電物質
(OPC)等で形成されているため、前記クリーニング
用磁気ブラシやブレードによって簡単に傷がつきやす
く、十分にトナーを除去するために、ブレードを感光体
表面に押し当てる圧力も強くすることが出来ないなど問
題点を有している。
トナーに関しても、離型性の悪いものや軟質物質で構成
されたものは感光体上に付着しやすく、クリーニング不
良からのトナー融着を発生しやすい。
トナーのクリーニング性を高めるために、研摩剤、滑
剤、例えば、ケイ酸アルミニウム、アルミナ、炭酸カル
シウム、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、低分子量フルオ
ロカーボン、などを添加しようという試みがなされてい
る。
しかし、これらの添加剤を含有するトナーについては、
感光ドラムの傷、又は、添加剤の感光体ドラム面へのフ
ィルミングによる汚染が発生しやすくなるといった問題
点が往々にしてある。こうしたことから従来の添加剤に
よってクリーニング性を高める方向は好ましくないとさ
れ、むしろトナーの結着樹脂自体に着目してクリーニン
グ性の高いトナーを開発する方向に矛先が向けられて来
ている。
また、当然のことながら、トナーについては、クリーニ
ング特性以外にも耐ブロッキング特性、現像特性、転写
性、定着特性等において優れていることが必要である
が、従来のトナーはこれらの特性のすべてを満足するも
のは殆んどないというのが実状である。例えば、従来の
トナーは下記のような欠陥を一つ又はそれ以上有してい
た。すなわち加熱によって比較的低い温度で容易に溶融
するトナーの多くは貯蔵中もしくは複写機内においてケ
ークするか凝集しやすい。多くのトナーは環境の湿度変
化によって、その摩擦電気特性及び流動特性が不良にな
る。また多くのトナーでは、連続使用による繰り返しの
現像によるトナー粒子とキャリアー粒子の衝突及びそれ
らと感光板表面との接触によるトナー、キャリアー粒子
及び感光板の相互劣化によって、得られる画像の濃度が
変化し、或いは背景濃度が増し、複写物の品質を低下さ
せる。さらに多くのトナーでは、潜像を有する感光板表
面へのトナーの付着量を増して、複写画像の濃度を増大
させようとすると、通常背景濃度が増し、いわゆるカブ
リ現象を生じる。
従って、種々のトナー特性を有していて、それ等が優れ
たものであり、かつクリーニング性の良好なトナーの出
現が望まれている。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の問題を解決したトナーを提供すること
を目的とするものである。
即ち、本発明の主たる目的は、感光ドラムからの離型性
にすぐれ、クリーニング装置によるクリーニング性能を
著しく高めたトナーを提供することにある。
本発明の他の目的は、トナーの長期にわたる使用、環境
の変動等によっても初期の良好な特性を維持したトナー
を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、トナー粒子間またはトナーと
キャリア間、または1成分現像の場合のトナー担持体上
のトナーをあらゆる摩擦手段によって摩擦帯電せしめる
方式において、トナーの摩擦帯電量が安定であり、かつ
摩擦帯電量の分布が均一であり、使用される現像システ
ムに適した帯電量にコントロールできる現像剤を提供す
ることにある。但し、ここでいうあらゆる摩擦手段と
は、トナー担持体つまり現像スリーブによるトナーの摩
擦帯電、あるいはそれ以外の摩擦部材による摩擦帯電も
含まれる。
〔発明の構成〕
本発明者は、感光ドラムに対し弱いブレード圧を有する
クリーニング装置、又は柔らかくドラム表面に接触する
毛ブラシによるクリーニング装置などを用いても、十分
に未転写トナーを除去しうる感光ドラムに対し離型性に
すぐれたトナーを得るため、鋭意検討を続けた結果、特
定の結着樹脂を用いることにより優れた効果が得られる
ことを見い出し、その事実に基づいて本発明を完成に至
らしめた。
即ち、本発明は、少なくともポリエステル樹脂を結着樹
脂として含有するトナーにおいて、該ポリエステル樹脂
が下記の一般式(I)又は(II)で表わされるアミノア
ルコール又はアミノカルボン酸由来のアミノ基を有して
おり、かつ該トナーに対して流動性改質剤が0.1〜5
重量%外添されていることを特徴とするトナーに関す
る。
(式中、m,nは、それぞれ1又はそれ以上の整数であ
り、R1、R2、R3、およびR4は、それぞれ炭化水素基
を示す。) そして前記ポリエステル樹脂は、好ましくは0.01〜100K
OHmg/gのアミン価を有するものが使用され、このこと
は前述の本発明の目的を良好に達成するところにつなが
る。
本発明のトナーの結着樹脂として用いるポリエステル樹
脂は、該ポリエステル樹脂中のカルボキシル基(−CO
OH)や水酸基(−OH)と反応可能な下記の一般式
(I)又は(II)で表わされるアミノアルコール又はア
ミノカルボン酸を用いた場合に、 (式中、m,nは、それぞれ1又はそれ以上の整数であ
り、R1、R2、R3、およびR4は、それぞれ炭化水素基
を示す。) 該アミノアルコール又はアミノカルボン酸は、水酸基
(−OH)又はカルボキシル基(−COOH)の如き反
応性基を1つ有するアミノ化合物であることから、この
アミノアルコール又はアミノカルボン酸由来のアミノ基
を有するポリエステル樹脂を結着樹脂として含有するト
ナーは、後述する実施例1乃至5から明らかなように、
感光ドラムからの離型性に優れ、多数枚耐久においてク
リーニング不良の発生がほとんどない。
これに対し、後述する比較例3(製造例10で得られた
ポリマー(ポリエステル)を使用)から明らかなよう
に、カルボキシル基や水酸基のような反応性基を複数有
するアミノ化合物の場合には、ポリエステル樹脂の主鎖
中にアミノ化合物が導入されてしまうため、この反応性
基を複数有するアミノ化合物で処理されたポリエステル
樹脂を結着樹脂として含有するトナーは、クリーニング
性が充分に得られず、多数枚耐久においてクリーニング
不良が発生しやすい。
上記一般式(I)又は(II)における置換又は末置換の
炭化水素基としては、炭素原子数1〜10の基が好まし
い。具体的には、R1、R2、R3、R4は、それぞれ、水
素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、シクロヘキシル基、フェニル基の中から選ば
れる基であるのが好ましい。
一般式(I)で示される化合物の具体例としては、下記
のa)乃至h)、q)及びr)で示される化合物を挙げることが
できる。また一般式(II)で示される化合物の具体例と
しては、下記のi)乃至p)で示される化合物を挙げること
ができる。
a) b) c) d) e) f) g) h) i) j) k) l) m) n) o) p) q) r) 尚、前出の、ポリエステル樹脂のアミン価は、試料をメ
タノール−クロロホルム(3:1)溶液に溶解し、過塩
素酸の0.1N酢酸溶液を用いて電位差滴定を行い、変曲
点を中和点とし、そこに至る迄に要した量をKOH量に
換算し、試料1g当りのKOHのmg数を求めることによ
り決定される。
また、本発明におけるポリエステル系樹脂とは、構成成
分の主鎖としてエステル結合を有する化合物を総称する
ものである。ポリエステル系樹脂は、酸とアルコールの
加熱エステル化によって合成し、酸及びアルコールを適
宜、必要に応じ選択することにより、分子量数十万の硬
質の樹脂から粘性を持つ液状のものまで自由に得ること
ができる。本発明におけるポリエステルは重量平均分子
量10,000〜500,000程度の常温では固体の樹脂が良い。
本発明ではポリエステルを構成する酸成分、及びアルコ
ール成分を適宜選択して用いるが、例えば、酸成分とし
ては、不飽和酸である、無水マレイン酸、フマル酸、シ
トラコン酸、イタコン酸などがあり、飽和酸としては無
水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘット酸、
こはく酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テ
トラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸
など、3官能以上の多塩基酸としては、トリメリット
酸、ピロメリット酸及びその無水物がある。
アルコール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、2,2,4−トリメチルペンタン
−1,3−ジオール、水素化ビスフェノール、2,2−ジ(4
−ヒドロキシプロポキシフェニル)プロパン、ペンタエ
リスリトールジアリルエーテル、グリセリン、トリメチ
レングリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ル、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテルなどがある。なお前記の酸、アルコールの例以外
にも公知の多官能基を有する酸、アルコールを全て使用
できる。
本発明に於ける処理の具体的方法としては、ポリエステ
ル合成時に一般式(I)又は(II)で示される化合物をあら
かじめ加えておき、縮合反応によりポリエステル鎖未端
のCOOH基および/又はOH基を、一般式(I)又は(II)で
表わされる化合物で処理する方法、および合成されたポ
リエステル樹脂を溶媒中に溶解し、一般式(I)又は(II)
で表わされる化合物を添加し、ポリエステル樹脂末端
の、COOH基、OH基をエステル化する方法等が挙げられ
る。
前者の場合では、一般式(I)又は(II)の化合物の使用量
は、全モノマー量に対して0.001〜30重量パーセント、
好ましくは0.01〜15重量パーセント、特に好ましくは0.
05〜10重量パーセントであるのが良い。前記範囲の下限
以下では、本発明の効果は達成されにくく、またその上
限以上では得られたポリエステル樹脂の分子量が低下し
すぎて本発明の目的達成には好ましくない。後者の方法
の場合では一般式(I)又は(II)の化合物の使用量はポリ
エステル樹脂に対して、大過剰となるようにするのが処
理に際して効果的である。
本発明のトナー中には、結着樹脂として、上記のポリエ
ステル樹脂以外に、本発明の効果を損わない範囲の量の
ビニル系樹脂等の他の樹脂を含有せしめることができ
る。
また、本発明のトナー中には任意の着色剤、および必要
に応じて荷電制御剤、流動性改質剤等の補助剤を含有せ
しめることができ、該荷電制御剤、及び該流動性改質剤
はトナーと混合(外添)してもよい。着色剤としては従
来知られている染料、顔料が使用でき、例えば、カーボ
ンブラック、銅フタロシアニン、鉄黒、ハンザイエロ
ー、ベンジジンイエローなどが挙げられる。また荷電制
御剤としては、含金属染料、ニグロシンなどがある。さ
らに流動性改質剤としては本発明においては、この流動
性改質剤が、トナーに対して0.1〜5重量%外添され
ていることにより良好な結果が得られる。
また、本発明のトナーを磁性トナーとして用いるため
に、磁性粉を含有せしめても良い。このような磁性粉と
しては、磁場の中に置かれて磁化される物質が用いら
れ、鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末も
しくはマグネタイト、γ−酸化鉄、フェライトなどの合
金や化合物がある。この磁性粉の含有量はトナー重量に
対して10〜70重量%が良い。
以上のトナー構成をマイクロカプセルトナーにおいて、
壁材、芯材あるいは両方に担持させることも可能であ
る。
本発明のトナーの製造にあたっては、熱ロール、ニーダ
ー、エクストルーダー等の熟混練機によって構成材料を
良く混練した後、機械的な粉砕、分級によって得る方
法、あるいは結着樹脂溶液中に前記の各種材料を分散し
た後、噴霧乾燥することにより得る方法、あるいは、結
着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して乳化懸
濁液とした後に重合させてトナーを得る重合法トナー製
造法等、それぞれの方法が応用出来る。
本発明トナーは必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、ニッ
ケル粉、フェライト粉などのキャリアー粒子と混合され
て、いわゆる二成分現像剤として用いてもよい。
本発明のトナーは種々の現像方法に適用できる。例え
ば、磁気ブラシ現像方法、カスケード現像方法、米国特
許第3,909,258号明細書に記載された導電性磁性トナー
を用いる方法、特開昭53−31136号公報に記載された高
抵抗磁性トナーを用いる方法、特開昭54−42141号公
報、同55−18656号公報、同54−43027号公報などに記載
された方法、フアーブラシ現像方法、パウダークラウド
法、インプレッション現像法などがある。
又、スリーブ等の現像剤担持体に現像剤を保持させる場
合には、磁力、クーロン力、静電気力、撮像力、機械的
な力等を利用することが可能である。
また本発明に使用する転写方法としては、静電転写方
式、バイアスロール方式、圧力転写方式、磁気転写方式
等従来より周知の方法が用いられる。
さらに感光体上の残余のトナーをクリーニングする方法
としては、従来より周知のブレードクリーニング方式、
フアーブラシクリーニング方式、磁気ブラシクリーニン
グ方式等が用いられるが、発明のトナーには特にブレー
ドクリーニング方式が適している。また、クリーニング
工程に至る直前において必要に応じてトナークリーニン
グを容易にするために除電工程等を設けても良い。本発
明によるクリーニング性に関する効果は、特にOPC感
光体(有機光導電体)、アモルファスシリコン感光体に
対して好ましい結果を示す。
〔実施例〕
以下、製造例および実施例を用いて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれ等の実施例により何ら限定される
ものではない。尚、各例中の部数は全て重量部である。
〔製造例1〕 ポリオキシプロピレン(2,5)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン530部を四つ口フラスコに入れ
攪拌器、コンデンサー、温度計、ガス導入管をセット
し、マントルヒーター内に置く。反応容器内を窒素ガス
置換した後、内容物を50〜60℃になる様にした時点で、
テレフタル酸135部、トリメリット酸38部と前記化合物
例a)7部を加える。この混合物系を180℃に加熱攪拌し1
5時間経過後室温まで冷却し更に再沈殿法により精製し
てポリマーを得た。
得られたポリマーは、赤外分光分析、元素分析により、
前記化合物例a)と反応しいる事を確認した。
更にメタノール/クロロホルム溶媒を用いた電位差滴定
法による該ポリマー中のアミン価は4.8KOHmg/gであっ
た。
〔製造例2〕 製造例1と同様の方式に従いポリオキシプロピレン(2,
5)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン53
0部をフラスコに入れ、窒素置換及び50℃加熱を行な
う。これにイソフタル酸135部、トリメリット酸38部及
び前記化合物例c)10部を添加し、これら混合物を210℃
に加熱攪拌し反応させ、反応終了後室温に冷却する。
精製後得られたポリマー中のアミン価は1.8KOHmg/gで
あった。
〔製造例3〕 製造例1に於いて、前記化合物a)7部にかえて前記化合
物例f)2部とする以外は製造例1と同様にしてポリマー
を得た。得られたポリマーのアミン価は0.1KOHmg/gで
あった。
〔製造例4〕 製造例2に於いて前記化合物例j)10部とする以外は製造
例2と同様にしてポリマーを得た。得られたポリマーの
アミン価は、11.5KOHmg/gであった。
〔製造例5〕 製造例1と同様の方式に従い、ポリオキシプロピレン
(2,5)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン480部、グリセリン20部をフラスコに入れ窒素置換し5
0℃に加熱する。これにテレフタル酸170部と、前記化合
物例n)25部を加え、これらの混合物を210℃に加熱攪拌
し反応させる。反応終了後、室温に冷却する。得られた
ポリマーのアミン価は、28.5KOHmg/gであった。
〔製造例6〕 製造例1と同様の方式に従い、ポリオキシプロピレン
(2,5)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン440部をフラスコに入れ窒素置換し50℃に加熱する。
これにテレフタル酸179部、トリメリット酸38部と前記
化合物例o)1部を添加しこれら混合物を約210℃に加熱
攪拌し反応させる。反応終了後、室温に冷却する。
得られたポリマーのアミン価は0.8KOHmg/g であっ
た。
〔製造例7〕 製造例1に於いて、前記化合物例q)15部とする以外は製
造例1と同様にしてポリマーを得た。
得られたポリマーのアミン価は0.1KOHmg/gであった。
〔製造例8〕 製造例1に於いて前記化合物例a)7部を除く事の他に
は、製造例1と同様にしてポリエステルを得た。
〔製造例9〕 製造例2に於いて、前記化合物例c)10部を除く事の他に
は製造例2と同様にしてポリエステルを得た。
〔製造例10〕 製造例1において、前記化合物例a)に代えて以下に示さ
れる化合物(A)とする以外は製造例1と同様にポリマー
を得た。
実施例1 製造例1のポリエステル 100部 ニグロシン染料 4部 黒色酸化鉄 70部 を混合し、得られた混合物をロールミルにて150℃15分
間加熱混練した後冷却し、ハンマーミルにて粗砕し、次
いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。
更に風力分級を行ない5〜25μを選択し、1重量%のコ
ロイダルシリカを添加しトナーとした。
次いで該トナーを使用しPC−20複写機(キャノン製PC−
20は、OPC感光体を用い、ブレードクリーニング方式を
採用した複写機である。)を用いて15℃湿度10%RHの
環境下で連続5000枚の複写を行なったがクリーニング不
良は全く発生せず、最後まで良好な画像が得られた。
実施例2 トナー処方を、 製造例2のポリエステル 100部 γ−Fe2O3 80部 ニグロシン染料 2部 とした以外は実施例1と同様にしてトナーを得た。
次いで該トナーを使用し、NP−150Z複写機(キャノン
製、NP−150ZはOPC感光体を用いブレードクリーニ
ング方式を採用した複写機である。)を用いて、35℃湿
度90%RHおよび10℃湿度5%RHの各環境下でそれぞれ2
0,000枚の複写を行なったが、クリーニング不良、フイ
ルミング、現像流れは全く発生しなかった。
実施例3 トナー処方を、 製造例3のポリエステル 70部 ジメチルアミノエチルメタクリレート 30部 銅フタロシアニン顔料 10部 とした以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。次
に、該トナーを使用し、実施例1と同様にPC−20複写機
を用い5000枚の複写を行なったがクリーニング不良は発
生しなかった。
実施例4 トナー処方を、 製造例4のポリエステル 90部 スチレン−ブタジェン共重合体 10部 トリフェニルメタン染料 5部 ジブチルチンオキサイド 5部 黒色酸化鉄 60部 とした以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
該トナーを用い、NP−9030複写機(キャノン製、NP−90
30はアモルファスシリコン感光体を用いブレードクリー
ニング方式を採用した複写機である。)を用いて15℃湿
度10%RHの環境下、連続400,000枚の複写を行なった
所、クリーニング不良、フイルミングは全く発生しなか
った。
実施例5 実施例1で得たトナーを用い、NP−9030複写機を用いて
35℃湿度80%RHの環境下、連続400,000枚の複写を行
なったがクリーニング不良、画像流れは全く発生しなか
った。
〔比較例1〕 実施例1に於いて、製造例1のポリエステル100部を製
造例8のポリエステル100部とする事の他は、実施例1
と同様に行なった所1500枚複写後、激しいクリーニング
不良が発生した。
〔比較例2〕 実施例2に於いて製造例2のポリエステル100部を製造
例9のポリエステル100部とする事の他は実施例2と同
様に行なった所35℃湿度90%RH下では9000枚でクリー
ニング不良が発生し、10℃湿度5%RH下では13000枚
でクリーニング不良が発生した。
〔比較例3〕 実施例1において、製造例1のポリエステル100部を
製造例10のポリエステル100部とすることの他は、
実施例1と同様に行なったところ2000枚複写後、ク
リーニング不良が発生した。
〔比較例4〕 実施例1において、コロイダルシリカを用いない以外
は、実施例1と同様に行なったところ、500枚複写
後、激しいクリーニング不良が発生した。
〔発明の効果の概略〕
本発明のトナーは、結着樹脂として用いるポリエステル
樹脂は、前述の一般式(I)又は(II)で表わされるア
ミノアルコール又はアミノカルボン酸由来のアミノ基を
有しており、かつ、該トナーに対して流動性改質剤が
0.1〜5重量%外添されているため、感光ドラムに対
して弱いブレード圧を有するクリーニング装置、又は柔
らかく感光ドラム表面に接触する毛ブラシによるクリー
ニング装置等を用いる方法に適用した場合にも、十分な
トナーのクリーニング性を有するものであり、かつ、ト
ナーに必要なその他の種々の特性を有しているものであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともポリエステル樹脂を結着樹脂と
    して含有するトナーにおいて、該ポリエステル樹脂が下
    記の一般式(I)又は(II)で表わされるアミノアルコ
    ール又はアミノカルボン酸由来のアミノ基を有してお
    り、かつ該トナーに対して流動性改質剤が0.1〜5重
    量%外添されていることを特徴とするトナー。 (式中、m,nは、それぞれ1又はそれ以上の整数であ
    り、R1、R2、R3、およびR4は、それぞれ炭化水素基
    を示す。)
  2. 【請求項2】前記ポリエステル樹脂が、アミン価が0.
    01〜100KOHmg/gのものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項に記載のトナー。
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