JPH0358108B2 - - Google Patents

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JPH0358108B2
JPH0358108B2 JP56204466A JP20446681A JPH0358108B2 JP H0358108 B2 JPH0358108 B2 JP H0358108B2 JP 56204466 A JP56204466 A JP 56204466A JP 20446681 A JP20446681 A JP 20446681A JP H0358108 B2 JPH0358108 B2 JP H0358108B2
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JP
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toner
carbon atoms
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JP56204466A
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JPS57130050A (en
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Efu Natsupu Jon
Jei Guruubaa Robaato
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Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
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Publication of JPH0358108B2 publication Critical patent/JPH0358108B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に新しいトナー材料に向けられ、
さらに詳しくは、静電写真像形成方式特に磁気ブ
ラシ現像を用いる該方式において像の現像を行う
ために有用な磁性トナーとキヤリア粒子とを含む
現像組成物に関するものである。
電子写真方法そしてより特定的にはゼログラフ
方法は多数の特許を含む膨大な先行技術資料にお
いて実証されているように公知であり、この方法
は一般に、光像の作用下で導電性となる光導電性
絶縁性表面を一様に帯電し、該表面上に形成した
静電荷を選択的に消滅させて静電潜像を形成し、
該潜像をトナーのように特にその目的のために製
造した種々の着色樹脂材料で現像することを包含
する。これ等トナー材料は感材上の電荷濃度に比
例して潜像領域へ引き付けられる。現像すべき静
電潜像にトナーや顕電粒子を適用するために多数
の方法が、例えば米国特許第3618552号カスケー
ド現像、米国特許第2784063号、第3251706号、第
3357402号磁気ブラシ現像、米国特許第2221776号
パウダー・クラウド現像、及び米国特許第
3166432号タツチダウン現像が知られている。現
像像は、それから紙のような適当な基体へ転写す
ることができ、そして例えば米国特許第3539161
号に開示されているように蒸気定着、熱定着、圧
力定着、またはこれ等の組み合わせを包含する数
多くのさまざまな技術を用いて定着することがで
きる。
また磁気像形成方式は既知であり、この方式に
おいては一般に一成分トナー即ちキヤリア材料無
しの磁性トナーを使用する。この方式は磁化可能
な記録媒体上に磁気潜像を形成し、該像は例えば
反復現像、転写により複写方法に用いることがで
きる。磁気潜像はいずれか適当な磁化手順によつ
て、例えば磁化可能なマーキング材料層を磁化し
た後磁化を像上に転化するか、磁性体上に直接記
録ヘツド又は類似の手段によつて磁化パターンを
印加するかして形成される。それから、磁気潜像
は磁性現像剤、通常磁性顔料を含むトナー粒子か
ら成る、によつて現像し可視像を得ることができ
る。現像した可視像を次いで転写紙のような受像
体に転写し、定着して、当業界でハードコピーと
云つている最終的なコピーまたはプリントを得
る。
米国特許第3345294号には、約70℃〜約165℃の
範囲内にシヤープな融点を有するポリアミドを主
成分とする樹脂のような特殊な成分を含有する現
像剤組成物が開示されている。該特許の第4欄、
第34行以下には、現像剤粒子またはトナーが有す
るプリント背景部に付着し易い傾向を減せしめる
ため、細分化した磁性体の少量を現像粉に添加す
ること、その磁性体は磁性酸化鉄、第一第二鉄酸
化物の粒子、磁性金属体又は合金でもよいことが
開示されている。
多くの先行技術方式において、トナー粒子はキ
ヤリア粒子から分離する傾向があり、それは分離
トナー粒子が自由に例えば機械の構成部品上に沈
積し機械周辺を汚しその結果非常に解像度の低い
現像像や全く現像されない像をもたらすばかりで
なく環境問題をも引き起す可能性があるので、望
ましくないことである。更に機械部品上へのトナ
ーの沈積のために、その部品を交換するか少なく
とも清掃することが一定期間ごとに必要となり、
それは機械保守のコストを高めることになる。未
使用トナーが例えば電子複写機中に存在する光学
系に沈積すると、複写用原稿に対応する光像が形
成できたとしても完全に感光体表面に結像するこ
とはできず、そのため、光学系に沈積したトナー
の量によつては時には読むことが不可能な非常に
低濃度の最終定着像を生ずる結果となる。本発明
のトナーを使用すると、第一にトナーとキヤリア
粒子から成る現像剤が電子複写機の構成部品と衝
突する結果生ずるキヤリア粒子からのトナーの分
離が防止されるので、上記の汚れは解消する。ト
ナー中に存在する磁性顔料の量によつて定まるト
ナーとキヤリアの間の磁気力はあまり大きくない
という事が重要であり、静電力がトナーとキヤリ
ア間の力に打ち勝つに十分なものでないと現像の
ために必要なトナーのキヤリアからの分離が起ら
ない。勿論、静電力が幾分増加しトナーとキヤリ
ア間に存在する磁気力に打ち勝てばトナーは潜像
表面に付着する。
現像像を紙のような基体上に永久的に定着する
ために用いる適当な典型的な定着方法の一つは、
例えばヒートロールの使用のように加熱とともに
トナーに圧力を印加してトナー即ち現像像を加熱
してその樹脂の少なくとも部分的に溶融して光導
電体結着部材にまたは像形成媒体から像転写した
場合にはコピー基体に粘着せしめるものである。
溶剤または溶剤蒸気定着も使用されており、そ
こではトナーの樹脂成分を部分的に溶解する。光
導電体結着部材またはコピー基体は典型的に、ト
ナーを圧延するに十分な圧力をもつて接触してい
るローラーのような圧力印加だけによる定着が可
能になるほど十分な堅牢性を有している。
静電写真像形成方式の重要性が増大するととも
に、現像をより効果的にするため及び現像の品質
をより良くするために一定の特性を有すると同時
に一方では光導電体表面に悪影響をもたらすこと
のない新しいトナー及び現像剤を開発する必要性
が生じている。従来のトナーに関連した問題の一
つは、電子写真装置中の構成部品との衝突の結果
ダストを生じ、またはキヤリアからのトナーの分
離を起こす傾向があるためそのようなトナーは電
子写真像形成装置の一部例えば現像容器、充電
器、光学部品、ランプ、ミラー等の上に沈積し、
そのような付着は装置の操作に悪影響を与え、コ
ピー品質を劣化させることである。
本発明の目的は新しいトナー及び現像剤組成物
を提供することである。
本発明の他の目的は磁性材料及び特定の樹脂を
含有する磁性トナーであつてキヤリアと混合して
二成分現像剤を形成するトナーの提供にある。
更に本発明の目的は、乾式電子写真的に絶縁性
であつてキヤリア材料により帯電することができ
且つ紙のような適当な基体に通常の技術によつて
転写することができ、更に磁気的に取り扱うこと
ができるトナー(トナープラス磁性顔料)の提供
にある。
更に本発明の重要な目的は、トナー粒子がキヤ
リア粒子に付着し電子複写機中でのトナー粒子の
飛散を実質的に解消して機械の構成部品上へのト
ナー粒子の望ましくない付着を回避し複写像の品
質に影響を与える部品の汚れを防止する、改良さ
れた磁性現像剤の提供にある。本発明の現像剤に
よればトナー材料が光学系のような機械の構成部
品を汚すことがないので、そのような部品の寿命
が延長され且つ高品質の優れた解像度を有する像
形成又は現像が可能となり、同時に一方では保守
維持のコストが低減される。
本発明のこれ等及び他の目的は、後述するポリ
エステル樹脂と、磁性成分または充填剤と、キヤ
リア材料、及び必要ならば着色成分または顔料か
ら成る改良した二成分現像剤組成物の供給によつ
て遂行され、該改良した現像剤組成物を電子写真
装置に使用すると、相当な期間にわたつて高品質
像の形成をもたらし、同時にキヤリア粒子へのト
ナー粒子の接着性のためトナー粒子は機械の構成
部品上に沈積することがないので機械の構成部品
の汚れや清掃問題は解消される。一般に従来技術
においてはトナー粒子は機械の構成部品との衝突
によりキヤリア粒子から分離する。このように例
えばキヤリアとトナーがバツフル部品と衝突する
と、トナー粒子はキヤリア粒子より小さいので内
包した力によりトナー粒子はキヤリア粒子から分
離する、即ち衝突力がトナーとキヤリア粒子間の
結合力に勝りキヤリア粒子とトナー粒子の分離を
生ぜしめる。分離トナーはそれから実質的に自由
になり機械中を動きまわり一定時間後いろいろな
部品上に沈積するため機械を汚すことになる。こ
のような汚れは像の品質に悪影響を与えるばかり
でなく、一定期間毎に清掃を必要として望ましく
ない。
本発明の現像組成物に用いるポリエステル樹脂
はジカルボン酸と次式のジフエノールを包含する
ジオールとの重合体状エステル化生成物から成
る。
式中、Rは置換及び非置換の約2〜約12個の炭
素原子を有するアルキレン基、1〜12個の炭素原
子を有するアルキリデン基、及び3〜12個の炭素
原子を有するシクロアルキリデン基から選択さ
れ;R′とR″は置換及び非置換の2〜12個の炭素
原子を有するアルキレン基、8〜12個の炭素原子
を有するアルキレンアリーレン基、及びアリーレ
ン基から選択され;xとx′は水素又は1〜4個の
炭素原子を有するアルキル基から選択され;それ
ぞれのnは0〜4の数である。Rが2〜4個の炭
素原子のアルキリデン基であり、R′及びR″が3
〜4個の炭素原子のアルキレン基であるジフエノ
ールは、より大きな対ブロツク化抵抗、ゼログラ
フイー的特性の増加した鮮明度、及びトナー像の
より完全な転写を達成するので、好ましい。最適
結果は、Rがイソプロピリデン基であり且つ
R′及びR″がプロピレン基とブチレン基の群から
選択され且つnが1であるジオールによつて得ら
れる。該ジオールから生成した樹脂はより高い凝
集抵抗を有し転写紙中に極めて急速に浸透する。
上記の一般構造を有する代表的なジオールとし
ては、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシイソプロポキシフエニル)プロパン、2,
2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフエニ
ル)ペンタン、2,2−ビス(4−β−ヒドロキ
シエトキシフエニル)ブタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシプロポキフエニル)ブタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシプロポキシフエニル)プ
ロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシエトキシ
フエニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シイソプロポキシフエニル)ヘプタン、2,2−
ビス(3−メチル−4−β−ヒドロキシエトキシ
フエニル)プロパン、1,1−ビス(4−β−ヒ
ドコキシエトキシフエニル)シクロヘキサン、
2,2′−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフエ
ニル)ノルボルナン、2,2′−ビス(4−β−ヒ
ドロキシエトキシフエニル)ノルボルナン、2,
2−ビス(4−β−ヒドロキシスチリルオキシフ
エニル)プロパン、イソプロピリデンジフエノー
ルの両フエノール性ヒドロキシル基がオキシエチ
ル化されオキシエチレン基の平均数がモル当り
2.6であるポリオキシエチレンエーテル、2−ブ
チリデンジフエノールの両フエノール性ヒドロキ
シル基がオキシアルキル化されオキシプロピレン
基の平均数がモル当り2.5であるポリオキシプロ
ピレンエーテル等が挙げられる。
上述のジオールと反応して本発明のトナー樹脂
を生成するジカルボン酸は置換、非置換、飽和、
又は不飽和であつてよく次の一般式のものを包含
する。
HOOCRo3COOH 式中、Rは置換又は非置換の1〜12個の炭素
原子を有するアルキレン基、アリーレン基、また
は10〜12個の炭素原子を有するアルキレンアリー
レン基であり、n3は2未満である。ジカルボン酸
の無水物が存在する場合にはその無水物をも包含
する。代表的なジカルボン酸としてはシユウ酸、
マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、メサコン酸、ホモフタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、o−フエニレン酢酸
−β−プロピオン酸、イタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、フマル酸、無水フタル酸、トラ
ウマチン酸、シトラコン酸等が挙げられる。炭素
原子が3〜5個のジカルボン酸は、再使用可能な
像形成表面上にフイルム形成しにくくかつ機械操
作条件下で粉砕されにくいトナー樹脂を生成する
ので、好ましい。最適結果は、フマル酸、マレイ
ン酸又は無水マレイン酸のようなα不飽和ジカル
ボン酸によつて得られる。トナーの急速な溶融特
性だけでなく、物理劣化に対する最大抵抗が達成
されるからである。完全には解明されてはいない
が、α不飽和ジカルボン酸反応体中の不飽和結合
の存在は融着特性及び微粉砕特性に悪影響を与え
ることなくより高い靱性を有する樹脂分子を供す
るものと考えられる。
本発明のポリエステル材料は好ましくは、2,
2−ビス(4−ヒドロキシイソプロポキシフエニ
ル)プロパンとフマル酸との反応生成物であり、
このようなポリエステルを現像組成物中のトナー
樹脂として使用すると非常に高い解像度の且つ優
れた品質の像を生ずる。
本発明に使用するマグネタイト系顔料の例は、
例えば市販の材料マピコブラツク(Mapico
black)、ニユーヨーク州ニユーヨークのフアイ
ザー・ピグメント(Pfizer Pigment)社から市
販されているマグネタイトMO−4232、及びカナ
ダ国オンタリオ州トロントのノーサン・ピグメン
ツ(Northern Pigments)社から市販されてい
るマグネタイトK−378のようなマグネタイト、
及びこれ等の混合物を包含する。マピコブラツク
はその粒子が黒色であり、低コストであり、また
極めて優れた磁気特性を与えるので、好ましい材
料である。
磁性顔料の使用量は重要であり、好ましい一具
体例においては20〜30重量%の量で存在するけれ
ども、磁性顔料の量はトナー重量を基にして約15
〜約50重量%の範囲で存在可能であり、好ましく
は約20〜30%である。かかる状態ではポリエステ
ル材料の存在量は約50〜約85%の範囲にあり、磁
性顔料が好ましい量即ち20〜30%存在する場合に
はポリエステル樹脂は約70〜80%存在する。好ま
しい量の磁性顔料によつてトナー粒子は殆どキヤ
リア粒子から分離しなくなり、非常に高品質の像
形成が可能となる。
任意成分として上記トナー組成物に、ブラツク
パール・エル(Black pearls L)、リーガル
(Regal)330、バルカン(Vulcan)カーボンブ
ラツクのような市販の種々のカーボンブラツクや
これ等の混合物等を包括するカーボンブラツクの
ような着色剤または顔料を添加してもよい。カー
ボンブラツクは通常約1重量%〜約10重量%好ま
しくは約2重量%〜約5重量%の量存在する。
多数のキヤリア材料が本発明の現像組成物を構
成するためにトナー樹脂及びマグネタイトと一緒
に使用でき、勿論該材料はトナー粒子と摩擦帯電
してそれぞれ反対極性の電荷を有する。キヤリア
はポリメチルメタクリレート樹脂で被覆された鋼
芯である。被覆キヤリア粒子の直径は約50〜約
250ミクロンであり、現像工程中に静電像への付
着を避けるに十分な密度と慣性を有している。好
ましいキヤリア材料はポリビニリデン樹脂または
ポリメチルメタクリレート樹脂で被覆した鋼コア
から成るキヤリアである。
キヤリアはトナー組成物とどれでも適当な組み
合わせで使用できるが、最良の結果はキヤリア
100〜200重量部に対してトナー約0.5〜約10重量
部で使用するときに得られ、より好ましくはキヤ
リア100重量部に対してトナー約3重量部からで
ある。
本発明の現像剤組成物は種々様々な種類の受光
体(photoreceptor)を用いる電子複写装置にお
いて像の現像のために使用することができるが、
これらの受光体には無定形セレン、セレン合金た
とえばセレン−アンチモン、セレン−テルル、セ
レン−アンチモン−テルル、セレン−砒素など、
及び有機受光体たとえばポリビニルカルバゾー
ル、4−ジメチルアミノベンジリデン、ベンズヒ
ドラジド、2−ベンジリデンアミノカルバゾー
ル、2−ニトロベンジリデン、p−ブロムアニリ
ン、2,4−ジフエニルキナゾリン、1,2,4
−トリアジン、1,5−ジフエニル−3−メチル
ピラゾリン、2−(4′−ジメチルアミノフエニル)
ベンゾオキサゾール、3−アミノカルバゾール、
ポリビニルカルバゾール、トリニトロフルオレノ
ン、電荷移動錯体、フタロシアニンなど、層状受
光体、及びこれ等の組み合せがある。
本発明のトナー及び現像剤の製造のために噴霧
乾燥、ジエツチング(jetting)等を包含する多
数のさまざまな既知の方法が使用できるが、トナ
ー製造のためのより好ましい一つの方法はトナー
樹脂とマグネタイトのホツトメルト生成、バンバ
リーラバーミル処理を用いる混練をへて、次いで
磨砕して粒径が平均25ミクロン未満のトナーを得
る。同時出願係属中の米国特許出願第145171号中
の開示が参考となる。
本発明の現像剤に任意成分として表面添加剤を
添加して像形成方式の特に受光体の潤滑を改善す
ることができる。そのような材料としては、例え
ばエアロジル(Aerosil)、その他のシリカ類、ス
テアリン酸亜鉛のような脂肪酸金属塩、これ等の
混合等が挙げられる。エアロジル型の材料は主と
してトナーフイルム低減剤として作用し、一方ス
テアリン酸塩材料は主として潤滑剤として作用す
る。たとえば像形成サイクルが多数回進行した後
には受光体表面上に薄層のトナーフイルムが形成
され、このようなトナー薄層はシステムの電気的
特性に悪影響を与えるので、引き続く操作におい
て像品質に悪影響を与える。エアロジルは約0.25
%〜約0.65%の量存在し、一方ステアリン酸塩は
0.10%〜約0.35%の量存在する。これ等範囲をは
ずれた比率であつてもシステムに悪影響せずに本
発明の目的を達成できるならば使用可能である。
本発明の現像剤を電子写真像形成システムに用
いたところ、機械の構成部品の汚れは生じなかつ
たか又は汚れはわずかであつたので形成される像
の品質に悪影響が出なかつた。これは後で詳述す
るように、機械の構成部品上に付着したトナー又
は汚れの量を、本発明のトナーを使用した場合と
従来のトナーを使用した場合とで比較することに
より立証できた。実験によつて、本発明の現像剤
を使用した場合機械の構成部品上に沈積したトナ
ーまたは汚れは全く少量であることが実測され
た。
本発明のトナー組成物は、先に説明したように
ゼログラフ像形成方式又は磁気像形成方式に非常
に有用であることが判明した。これ等方式におい
て本発明のトナーはキヤリア材料と一緒に使用し
て静電潜像または磁気潜像を現像し、次いで該像
を適当な基体に転写した後そこに永久的に定着す
る。本発明のトナーをこのような像形成方式に使
用すると、後で詳述するように機械部品上へのト
ナーの沈積は非常に少なく、相当な期間にわたつ
て格別な品質の像を得ることができた。
本発明を実施例をもつて説明するがこれ等実施
例は本発明の説明のためにあるのであつて、本発
明を実施例に記載した材料、条件、工程パラメー
ター等に限定するためのものではない。部又はパ
ーセントは、特に判わらない限り重量単位によ
る。
実施例 1 2,2−ビス(4−ヒドロキシイソプロポキシ
フエニル)プロパンとフマル酸との反応生成物で
あるポリエステル樹脂であつてアイ・シー・アイ
(ICI)社から市販されているポリエステル商品50
重量%とマピコブラツクとして市販されている磁
性酸化鉄50重量%を溶融混合した後機械的に磨砕
してトナー樹脂を製造し、これに表面添加剤(樹
脂ブレンドの一部ではない)としてエーロジル
0.65重量%とステアリン酸亜鉛0.35重量%を混合
添加した。
上記トナー樹脂3重量部とポリメチルメタクリ
レート樹脂で被覆した鋼から成るキヤリア材料
100重量部を混合し二成分現像組成物を得て、こ
れを磁気ブラシ現像を用いるゼログラフ像形成方
式に使用したところ格別な解像度を有する高品質
の一連のコピーを作成することができた。機械部
品を点検することによつてトナー付着又は他の汚
れが実質的に無いことが判明した。
実施例 2 ポリエステル樹脂75重量%とマグネタイト(マ
ピコブラツク)20重量%とカーボンブラツク(ブ
ラツクパール・エル)5重量%を用いた他は実施
例1と同じ手順を繰り返した。このトナー樹脂3
重量部を実施例1と同じキヤリア材料100重量部
と一緒に実施例1のように磁気ブラシ現像を用い
るゼログラフ像形成方式において使用したとこ
ろ、実質的に同様の結果を得た。
実施例 3 ブラツクパール・エルの代りに、カーボンブラ
ツク・リーガル330を5重量%用いた他は実施例
2と同じ手順を繰り返し、このトナーを実施例1
と同じキヤリア材料とともに実施例1と同じゼロ
グラフ像形成装置において使用したところ実質的
に同様の結果を得た。
実施例 4 ポリエステル樹脂70%とマピコブラツク20重量
%とブラツクパール・エル5重量%とニグロシン
(Nigrosine)5重量%を用いた他は実施例1と
同じ手順を繰り返した。このトナー1重量部を実
施例1と同じキヤリア材料100重量部と混合して
得た現像剤組成物は、実施例1のように磁気ブラ
シ現像を用いたゼログラフ像形成装置に使用した
とき実施例1で製造した現像剤組成物と実質的に
同じような特性を有していた。
実施例 5 ポリエステル樹脂75重量%とカーボンブラツク
無しのマピコブラツク25重量%を用いた他は実施
例1と同じ手順を繰り返した。このトナー3重量
部を実施例1と同じキヤリア材料100重量部と混
合して得た現像剤組成物を使用したところ、7500
像形成サイクルの後でも高品質の格別の複写物を
作成することができた。加えて、比較のため実施
例1のポリエステル樹脂90重量%とカーボンブラ
ツク(ブラツクパール・エル)10重量%から成る
トナーと、実施例1のキヤリアから構成した現像
剤組成物を使用した時の多大な汚れに比べて、機
械部品上には事実上汚れは観察されなかつた。
実施例 6 ポリエステル樹脂72重量%とマピコブラツク20
重量%とカーボンブラツク(リーガル330)6重
量%と電荷制御剤(塩化セチルピリジニウム)2
重量%を用いた他は実施例1と同じ手順を繰り返
して、トナー及び現像剤組成物を得た。この実施
例の現像剤組成物をゼログラフ像形成方式に使用
したところ実質的に同様の結果を得た。
実施例5のポリエステル樹脂(2,2−ビス
(4−ヒドロキシイソプロポキシフエニル)プロ
パンとフマル酸との反応生成物)75重量%とマピ
コブラツク(市販の磁性酸化鉄)25重量%から成
る本発明のトナー組成物を、ゼロツクス社から
3300マシーンとして市販されている磁気ブラシ現
像を用いるゼログラフ像形成装置中で像現像する
ための現像剤に使用したところ、2500像形成サイ
クル後にもコロトロン上にトナー粒子又は汚れが
観察されなかつた。これと比較するために実施例
5において使用された、マピコブラツクを除く、
同じ現像剤(即ち、実施例1に示されるポリエス
テル樹脂90重量%とカーボンブラツク10重量%と
から成るトナーと、実施例1に示されるキヤリア
から構成される現像剤)を3300マシーンに使用し
たところ、2500像形成サイクル後には多大な汚れ
又はトナー粒子が観察された。現像剤組成物中に
マピコブラツクを使用しなかつた場合には、コロ
トロンの約25%に望ましくないトナー粉体が入つ
ていた。
コロトロンへのトナー粒子の付着故に、3300マ
シーンにおいて2500コピー後に、望ましくない背
景部付着を有する非常に低品質な像を得たのに対
し、一方マピコブラツクを含有する現像剤を用い
たとこ3300マシーンにおいて2500コピー後に背景
部付着のない高品質の像を得ることができた。
マピコブラツクを含有しない上記トナー組成物
を使用した場合3300マシーンにおいて現像ハウジ
ングのバツフルに望ましくないトナー粒子が多大
に付着し、バツフルの約75%がトナー粒子でおお
われていた。これに対しマピコブラツクがトナー
中に存在する場合は3300マシーンにおける同一の
バツフル上に汚れ又はトナー粒子の付着はなかつ
た。
更に上記の両トナー組成物について実験した結
果、マピコブラツクを含有しない上記現像剤組成
物を使用するとフイルター装置上に秒当り、平方
ミリメーター当り60粒子のトナーが付着したのに
対しマピコブラツクを含有する上記現像剤組成物
を使用すると同一フイルター装置上に秒当り、平
方ミリメーター当り6粒子のトナーが付着した。
本発明の現像剤組成物においてトナー粒子は主
として多くのゼログラフ像形成システム中に存在
する磁気ブラシ現像システムによつて生ずる磁界
のためにキヤリア粒子に付着すると考えられる。
本明細書の記載により当業者であれば他の実施
例を想起することができよう。それ等は本発明の
範囲に含まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マグネタイト系顔料約20重量%〜約50重量
    %、及びジカルボン酸と次式 (式中、Rは置換及び非置換の約2〜約12個の炭
    素原子を有するアルキレン基、1〜12個の炭素原
    子を有するアルキリデン基、及び3〜12個の炭素
    原子を有するシクロアルキリデン基から選択さ
    れ;R′とR″は置換及び非置換の2〜12個の炭素
    原子を有するアルキレン基、8〜12個の炭素原子
    を有するアルキレンアリーレン基、及びアリーレ
    ン基から選択され;XとX′は水素又は1〜4個
    の炭素原子を有するアルキル基から選択され;そ
    れぞれのnは0〜4の数である)のジフエノール
    を含むジオールとの重合体状エステル化生成物か
    らなる樹脂約50重量%〜約80重量%およびポリメ
    チルメタクリレート樹脂で被覆された鋼芯から成
    るキヤリア材料を含んでなる改良された二成分非
    汚染性現像剤組成物。 2 マグネタイト系顔料がマピコブラツクであつ
    て20〜30重量%の量存在しており、ポリエステル
    が2,2−ビス(4−ヒドロキシイソプロポキシ
    フエニル)プロパンとフマル酸との反応生成物で
    あつて約70〜80重量%の量存在している、特許請
    求の範囲第1項記載の現像剤組成物。 3 着色剤としてカーボンブラツクが約1〜約10
    重量%の量添加されている、特許請求の範囲第1
    項記載の現像剤組成物。 4 (a) ゼログラフ式造形成装置を用意し、 (b) ジカルボン酸と次式 (式中、Rは置換及び非置換の約2〜約12個の
    炭素原子を有するアルキレン基、1〜12個の炭
    素原子を有するアルキリデン基、及び3〜12個
    の炭素原子を有するシクロアルキリデン基から
    選択され;R′とR″は置換及び非置換の2〜12
    個の炭素原子を有するアルキレン基、8〜12個
    の炭素原子を有するアルキレンアリーレン基、
    及びアリーレン基から選択され;XとX′は水
    素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
    から選択され;それぞれのnは0〜4の数であ
    る)のジフエノールを含むジオールとの重合体
    状エステル化生成物からなる樹脂約50重量%〜
    約80重量%、約20重量%〜約50重量%のマグネ
    タイト系顔料およびポリメチルメタクリレート
    樹脂で被覆された鋼芯から成るキヤリア材料を
    含んでなる改良された二成分非汚染性現像剤組
    成物を前記装置に加え、 (c) 前記像形成装置に静電潜像を形成し、そして (d) 形成された像を現像する、 ことを特徴とする耐汚れ−像を得るためのそして
    像形成装置中への望ましくないトナー粒子の付着
    を防止するための方法。
JP56204466A 1980-12-24 1981-12-17 Developer composition and image formation Granted JPS57130050A (en)

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