JPH0355693Y2 - - Google Patents
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- JPH0355693Y2 JPH0355693Y2 JP15453684U JP15453684U JPH0355693Y2 JP H0355693 Y2 JPH0355693 Y2 JP H0355693Y2 JP 15453684 U JP15453684 U JP 15453684U JP 15453684 U JP15453684 U JP 15453684U JP H0355693 Y2 JPH0355693 Y2 JP H0355693Y2
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- Japan
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- panel
- wall
- plate
- walls
- base plate
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Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は構成が簡素で成形、組付けの容易な
二重シール方式のパネル構造、就中押出し型材等
の補強縁材の効果的な利用を内容としたパネルの
張込み構造の開示に係わるものである。
二重シール方式のパネル構造、就中押出し型材等
の補強縁材の効果的な利用を内容としたパネルの
張込み構造の開示に係わるものである。
而して、従前に於けるこの種のパネルの張設に
際して、その雨仕舞い処理に多くの手間と細心な
注意とがそゝがれたものである。しかし乍ら、パ
ネルの張込まれる外壁面に於ける自然条件は極め
て苛酷なものであり、往々にして予期しない外力
の付加等を誘起し、ある程度の張設パネル間より
する雨水の浸潤も止むなしとされてきたものであ
る。
際して、その雨仕舞い処理に多くの手間と細心な
注意とがそゝがれたものである。しかし乍ら、パ
ネルの張込まれる外壁面に於ける自然条件は極め
て苛酷なものであり、往々にして予期しない外力
の付加等を誘起し、ある程度の張設パネル間より
する雨水の浸潤も止むなしとされてきたものであ
る。
特に張込みパネル材に於ける構成を簡素なもの
とし、しかも取付け施工の簡易化を期した場合に
於いて、充分なシール特性は期しがたく、往々に
して、この種のシール特性はパネルコスト並びに
その取付け施工コストに比例する傾向を有したも
のである。
とし、しかも取付け施工の簡易化を期した場合に
於いて、充分なシール特性は期しがたく、往々に
して、この種のシール特性はパネルコスト並びに
その取付け施工コストに比例する傾向を有したも
のである。
本考案に係るパネルの張込み構造は、かゝる従
前の張込みパネル構造に於ける不都合に鑑み、特
に改良されたものであつて、パネルの構造上の簡
素化を期し、その成形コストの削減を計ると共に
施工上に於ける煩雑さを無くし、画一的な取付け
施工による施工コストの割安化を計り、且つ又一
方に於いては二重シール機構による確実なシール
特性を約束すると共に成形シール材の効果的な利
用による半永久的なシール性の保障をなすように
したものである。
前の張込みパネル構造に於ける不都合に鑑み、特
に改良されたものであつて、パネルの構造上の簡
素化を期し、その成形コストの削減を計ると共に
施工上に於ける煩雑さを無くし、画一的な取付け
施工による施工コストの割安化を計り、且つ又一
方に於いては二重シール機構による確実なシール
特性を約束すると共に成形シール材の効果的な利
用による半永久的なシール性の保障をなすように
したものである。
即ち、本考案に係るパネルの張込み構造に於い
ては、かゝる諸特性の具体的な奏効を期すべく、
特にその構成の要旨を基版1の周縁を立上り壁と
し、且つ一つの隅部を挟む二辺の立上り壁1aを
他の二辺の立上り壁1aより拡幅になすと共に、
この拡幅立上り壁1a端に基版1の側方に向けて
縁鍔1cを一体に突設したパネル版aに於いて、
該パネル版aの短幅立上り壁1bの基部側より該
壁1bの内壁に沿つた鈑部2aと、壁1bの上端
より基版1の中心方向に直角に折曲げ延設される
鈑部2bと、該鈑部2b端より基版1の背面方向
に直角に折曲げ延設される鈑部2cと、該鈑部2
c端より基版1の側方に直角に折曲げ延設される
鈑部2dとよりなる補強縁材2をパネル版aに於
ける短幅立上り壁1bの内側に一体に取付けてパ
ネルA,A′を構成し、該パネルAに於ける補強
縁材2の鈑部2b〜2d間に介装される成形シー
ル3に他方パネルAに於ける鍔1c端を圧当接
し、且つパネルA,A′の壁1a,1bにシーリ
ング処理を施すようにした点に置いたものであ
る。
ては、かゝる諸特性の具体的な奏効を期すべく、
特にその構成の要旨を基版1の周縁を立上り壁と
し、且つ一つの隅部を挟む二辺の立上り壁1aを
他の二辺の立上り壁1aより拡幅になすと共に、
この拡幅立上り壁1a端に基版1の側方に向けて
縁鍔1cを一体に突設したパネル版aに於いて、
該パネル版aの短幅立上り壁1bの基部側より該
壁1bの内壁に沿つた鈑部2aと、壁1bの上端
より基版1の中心方向に直角に折曲げ延設される
鈑部2bと、該鈑部2b端より基版1の背面方向
に直角に折曲げ延設される鈑部2cと、該鈑部2
c端より基版1の側方に直角に折曲げ延設される
鈑部2dとよりなる補強縁材2をパネル版aに於
ける短幅立上り壁1bの内側に一体に取付けてパ
ネルA,A′を構成し、該パネルAに於ける補強
縁材2の鈑部2b〜2d間に介装される成形シー
ル3に他方パネルAに於ける鍔1c端を圧当接
し、且つパネルA,A′の壁1a,1bにシーリ
ング処理を施すようにした点に置いたものであ
る。
又、本考案に係るパネルの張込み構造に於いて
は、かゝる構成の要旨に付随する以下の具体的な
実施例と、これらの実施例に伴う相当の設計変更
を予定したものである。
は、かゝる構成の要旨に付随する以下の具体的な
実施例と、これらの実施例に伴う相当の設計変更
を予定したものである。
以下、本考案に係るパネルの張込み構造の典型
的な一実施例を添付の図面について説明するに、
先ず用意されるパネル版aは、任意の方形ないし
は長方形状をなす基版1の一つの隅部を挟む2辺
を拡幅の立上り壁1a,1aとし他の2辺を短幅
の立上り壁1b,1bとなすと共に、立上り壁1
aの上端を基版1の側方に向けて、該基版1に平
行に延設して縁鍔1cとしたものである。
的な一実施例を添付の図面について説明するに、
先ず用意されるパネル版aは、任意の方形ないし
は長方形状をなす基版1の一つの隅部を挟む2辺
を拡幅の立上り壁1a,1aとし他の2辺を短幅
の立上り壁1b,1bとなすと共に、立上り壁1
aの上端を基版1の側方に向けて、該基版1に平
行に延設して縁鍔1cとしたものである。
尚、このパネル版aの構成の典型的な事例を第
4図並びに第5図のパネルについて説明するに、
基版1の側部に沿つて壁1a及び1bを構成する
幅寸法相当分内側に位置して折線L,L′を用意
し、この折線L,L′が交差する外側方の壁1a及
び1bの延長面である基版1部分を割欠1xとし
て構成し、次いで折線L,L′に従つて壁1a及び
1bを起立した後、壁1a及び1bの接合縁1
x′に適宜溶接、ロウづけ等の接着手段を施してパ
ネル版aの構成をなしたものである。
4図並びに第5図のパネルについて説明するに、
基版1の側部に沿つて壁1a及び1bを構成する
幅寸法相当分内側に位置して折線L,L′を用意
し、この折線L,L′が交差する外側方の壁1a及
び1bの延長面である基版1部分を割欠1xとし
て構成し、次いで折線L,L′に従つて壁1a及び
1bを起立した後、壁1a及び1bの接合縁1
x′に適宜溶接、ロウづけ等の接着手段を施してパ
ネル版aの構成をなしたものである。
次いで第6図並びに第7図に示される実施例に
ついて説明するに、基版1の側部に沿つて壁1a
及び1bとなる幅寸法相当分内側に位置した基線
位置を折曲げ、あるいは絞り成形に際してのアー
ル止まりの基線M,M′とし、この基線M,M′が
交差する外側、即ち壁1a及び1bが重なり合う
面を扇形状に残し、絞り壁1dとし、しかも、こ
の絞り壁1dとなる扇形部の外方を割欠1xと
し、この割欠1xに向けて壁1a及び1bとなる
基版1の両側縁より舌片1e,1e′を設けるよう
にしたものである。
ついて説明するに、基版1の側部に沿つて壁1a
及び1bとなる幅寸法相当分内側に位置した基線
位置を折曲げ、あるいは絞り成形に際してのアー
ル止まりの基線M,M′とし、この基線M,M′が
交差する外側、即ち壁1a及び1bが重なり合う
面を扇形状に残し、絞り壁1dとし、しかも、こ
の絞り壁1dとなる扇形部の外方を割欠1xと
し、この割欠1xに向けて壁1a及び1bとなる
基版1の両側縁より舌片1e,1e′を設けるよう
にしたものである。
次いで、この基線M,M′の外側方に位置して
プレスあるいはプレスベンダー装置による折線
L,L′を用意し、この折線L,L′に沿つた折曲げ
並びに絞り折曲げが、他方のアール止まり基線
N,N′、前記基線M,M′との間に所定のアール
を作り出すように施されたものである。
プレスあるいはプレスベンダー装置による折線
L,L′を用意し、この折線L,L′に沿つた折曲げ
並びに絞り折曲げが、他方のアール止まり基線
N,N′、前記基線M,M′との間に所定のアール
を作り出すように施されたものである。
かゝる基版1に於いて、先ず折線L′に沿つたベ
ンダー装置による折曲げ処理が舌片1e′を含めて
施され、次いで、折線Lに沿つたプレスベンダー
装置による絞り曲げ処理がなされ、第6図に於い
て示されるような絞り壁1dを有するパネル版a
の成形提供をなし得たものである。
ンダー装置による折曲げ処理が舌片1e′を含めて
施され、次いで、折線Lに沿つたプレスベンダー
装置による絞り曲げ処理がなされ、第6図に於い
て示されるような絞り壁1dを有するパネル版a
の成形提供をなし得たものである。
尚、前記舌片1e,1e′は基版1の折曲げ成
形、特に絞り壁1dの構成に於いて該舌片1e,
1e′相互が重なり合うことの無い突出幅とされ、
又、舌片1e,1e′を絞り壁1d部分の円弧に一
致する彎局舌片とする場合は、舌片1e部分に再
度プレス処理を施すことが予定されたものであ
る。
形、特に絞り壁1dの構成に於いて該舌片1e,
1e′相互が重なり合うことの無い突出幅とされ、
又、舌片1e,1e′を絞り壁1d部分の円弧に一
致する彎局舌片とする場合は、舌片1e部分に再
度プレス処理を施すことが予定されたものであ
る。
叙上に於けるパネル版aの成形に於いては、立
上り成形される壁1a及び1bの立上り幅が大き
い割に、実際に絞り込まれる部分は壁1d部分の
みとされたものであり、壁1a及び1bの立上り
幅に比し、小型のベンダー装置並びにプレスベン
ダー装置による成形を可能としたものである。
上り成形される壁1a及び1bの立上り幅が大き
い割に、実際に絞り込まれる部分は壁1d部分の
みとされたものであり、壁1a及び1bの立上り
幅に比し、小型のベンダー装置並びにプレスベン
ダー装置による成形を可能としたものである。
尚、こゝに於いて使用されるプレスベンダー装
置は、壁1dに相当する絞り部分の雄型面を、壁
1dの形状に一致するものとする以外、雄型の他
の面あるいは雌型の面が比較的ラフに設計された
ものであつて、装置的に小型化と、割安化とをも
たらしたものである。
置は、壁1dに相当する絞り部分の雄型面を、壁
1dの形状に一致するものとする以外、雄型の他
の面あるいは雌型の面が比較的ラフに設計された
ものであつて、装置的に小型化と、割安化とをも
たらしたものである。
次いで、製作されるパネル版aは、割欠1xの
介在に伴つて、絞り壁1d部分のみのプレス処理
とされたものであり、この壁1a、壁1bの全仕
上り幅に合つた絞りが不要とされたことより、深
絞りに伴う鋼板面の損耗防止が効果的に約束され
たものである。
介在に伴つて、絞り壁1d部分のみのプレス処理
とされたものであり、この壁1a、壁1bの全仕
上り幅に合つた絞りが不要とされたことより、深
絞りに伴う鋼板面の損耗防止が効果的に約束され
たものである。
又、かゝる第6図並びに第7図に於けるパネル
版aに於いては、前記の第4図並びに第5図に於
けるパネル版aと異なり絞り壁1dが特に設けら
れたことより、この絞り壁1d部分が壁1a、壁
1bに強度をもたらし、合せ接合縁1x′に溶接、
ロウづけ等の処理を施す必要をなくすと共に、張
込みパネル版aの表面に、この接合縁1x′が露出
していない構造とされたものである。
版aに於いては、前記の第4図並びに第5図に於
けるパネル版aと異なり絞り壁1dが特に設けら
れたことより、この絞り壁1d部分が壁1a、壁
1bに強度をもたらし、合せ接合縁1x′に溶接、
ロウづけ等の処理を施す必要をなくすと共に、張
込みパネル版aの表面に、この接合縁1x′が露出
していない構造とされたものである。
この結果、先の第4図並びに第5図のパネル版
aに於いては、この接合縁1x′より雨漏りをし、
あるいは錆出しを生じ、この雨漏りないしは錆止
めの処理を必要としたのに対し、第6図並びに第
7図のパネル版aに於いては、通例の絞り成形を
されたパネルと同様に漏れ出し、錆出しが無く、
しかもコーキング材の充填処理を容易、確実とし
たものである。
aに於いては、この接合縁1x′より雨漏りをし、
あるいは錆出しを生じ、この雨漏りないしは錆止
めの処理を必要としたのに対し、第6図並びに第
7図のパネル版aに於いては、通例の絞り成形を
されたパネルと同様に漏れ出し、錆出しが無く、
しかもコーキング材の充填処理を容易、確実とし
たものである。
更に、第8図並びに第9図に於いて示されるパ
ネル版aは、壁1a及び1bを構成する基線M,
M′の交差する外方に扇形状に絞り壁1dを構成
し、この絞り壁1dの外方を割欠1xとした後、
壁1a及び1bの一方の側縁より、この割欠1x
に向けて舌片1e′を突設したものである。尚、こ
の舌片1e′は前記の第7図に於ける基版1に於け
ると同様に、絞り壁1dの絞り込みがなされた場
合に、この舌片1′が他方の壁(例えば1b)に
重なり合わない突出幅とされたものである。
ネル版aは、壁1a及び1bを構成する基線M,
M′の交差する外方に扇形状に絞り壁1dを構成
し、この絞り壁1dの外方を割欠1xとした後、
壁1a及び1bの一方の側縁より、この割欠1x
に向けて舌片1e′を突設したものである。尚、こ
の舌片1e′は前記の第7図に於ける基版1に於け
ると同様に、絞り壁1dの絞り込みがなされた場
合に、この舌片1′が他方の壁(例えば1b)に
重なり合わない突出幅とされたものである。
かゝる基版を、先ず折線L′に沿つて舌片1e′を
も含めてベンダー装置により折曲げ、次いで折線
Lに沿つてプレスベンダー装置をもつて、絞り折
曲げをなすことによつて第8図に於いて示される
パネル版aが作成されたものである。
も含めてベンダー装置により折曲げ、次いで折線
Lに沿つてプレスベンダー装置をもつて、絞り折
曲げをなすことによつて第8図に於いて示される
パネル版aが作成されたものである。
尚、この成形パネル版aに於いては、合せ接合
縁1x′が作成されるパネル版aの隅縁より稍々側
方に位置して設けられる特質を有し、前記第6図
並びに第7図のパネル版aに於いて認められた水
漏れ防止、錆出し防止と、良好なコーキング材の
充填受面の提供に於いて、更に効果的とされたも
のである。
縁1x′が作成されるパネル版aの隅縁より稍々側
方に位置して設けられる特質を有し、前記第6図
並びに第7図のパネル版aに於いて認められた水
漏れ防止、錆出し防止と、良好なコーキング材の
充填受面の提供に於いて、更に効果的とされたも
のである。
又、叙上構成よりして舌片1e′が折線L′に沿つ
たベンダー装置により絞り壁1dの構成する円弧
と同一の円弧をもつて折曲げられることゝなり、
前記第6図並びに第7図に於いて示されるパネル
版aと異なり、前記実施例に於ける舌片1eをパ
ネル版aの折曲げ成形後に再度折曲げる作業が不
要とされたものである。又前記の接合縁1x′の開
きが少ないことより充填されるコーキング材の確
実な支承面を提供し、更に接合縁1x′に於ける舌
片1e′が絞り壁1dと同様の円弧をもつて折曲げ
られていることより舌片1e′部分が他のパネル材
に接触して傷を生じ、あるいは舌片1e′部分に対
する引掛りを生ずる等の不都合をなくしたもので
ある。
たベンダー装置により絞り壁1dの構成する円弧
と同一の円弧をもつて折曲げられることゝなり、
前記第6図並びに第7図に於いて示されるパネル
版aと異なり、前記実施例に於ける舌片1eをパ
ネル版aの折曲げ成形後に再度折曲げる作業が不
要とされたものである。又前記の接合縁1x′の開
きが少ないことより充填されるコーキング材の確
実な支承面を提供し、更に接合縁1x′に於ける舌
片1e′が絞り壁1dと同様の円弧をもつて折曲げ
られていることより舌片1e′部分が他のパネル材
に接触して傷を生じ、あるいは舌片1e′部分に対
する引掛りを生ずる等の不都合をなくしたもので
ある。
次いで用意される補強縁材2は、通例押出し型
材等を利用したものであつて、パネル版aに於け
る短幅の立上り壁1bの内側壁の基部側より、該
壁1bに沿つて立上る鈑部2aと、壁1bの上端
位置より直角に基版1に平行に、該基版1の中心
方向に折曲げられる鈑部2bと、更に、該鈑部2
b端を鈑部2aに平行に且つパネル版aの背面方
向に折曲げた鈑部2cと、該鈑部2c端を再度直
角にパネル版aの側方に、即ち鈑部2bに平行な
鈑部2dとして折曲げ構成したものである。
材等を利用したものであつて、パネル版aに於け
る短幅の立上り壁1bの内側壁の基部側より、該
壁1bに沿つて立上る鈑部2aと、壁1bの上端
位置より直角に基版1に平行に、該基版1の中心
方向に折曲げられる鈑部2bと、更に、該鈑部2
b端を鈑部2aに平行に且つパネル版aの背面方
向に折曲げた鈑部2cと、該鈑部2c端を再度直
角にパネル版aの側方に、即ち鈑部2bに平行な
鈑部2dとして折曲げ構成したものである。
かくして構成される補強縁材2,2をパネル版
aに於ける短幅の立上り壁1b,1bに沿つて添
着、止着12してパネルAとしたものである。
aに於ける短幅の立上り壁1b,1bに沿つて添
着、止着12してパネルAとしたものである。
かゝるパネルAに於ける補強縁材2の鈑部2
b,2c,2d間に構成されるシール溝に対し、
成形シール材3を嵌装填し、一方のパネルAに於
ける鍔1c端を、他方パネルA′に於けるシール
材3に圧接するようにしてパネルA,A′……と
連設するようにしたものであり、かゝるパネルの
張込み連設に於いてパネル,A,A′の壁1a,
1b間と、鍔1c、鈑部2b間に間隙yと、間隙
xとが構成され、しかも鍔1cの自由端が鈑部2
b,2d間に介入されるように、特に壁1a,1
b、鍔1c並びに鈑部2b,2c,2dの幅寸法
が相互に設定されたものである。
b,2c,2d間に構成されるシール溝に対し、
成形シール材3を嵌装填し、一方のパネルAに於
ける鍔1c端を、他方パネルA′に於けるシール
材3に圧接するようにしてパネルA,A′……と
連設するようにしたものであり、かゝるパネルの
張込み連設に於いてパネル,A,A′の壁1a,
1b間と、鍔1c、鈑部2b間に間隙yと、間隙
xとが構成され、しかも鍔1cの自由端が鈑部2
b,2d間に介入されるように、特に壁1a,1
b、鍔1c並びに鈑部2b,2c,2dの幅寸法
が相互に設定されたものである。
かくして構成されるパネルA,A′……実際の
張設に於いてはパネルAに於ける鍔1cの自由端
をパネルA′に於ける補強縁材2の鈑部2b〜2
c間の成形シール材3面に圧当接するように組付
け、適宜の金具4,5並びにL状アングル6,7
等をもつて方建8、胴縁9に止着するようにし、
間隙xを除く間隙yの部分の目地にバツクアツプ
材10、コーキング材11等によるシーリング処
理を施したものである。
張設に於いてはパネルAに於ける鍔1cの自由端
をパネルA′に於ける補強縁材2の鈑部2b〜2
c間の成形シール材3面に圧当接するように組付
け、適宜の金具4,5並びにL状アングル6,7
等をもつて方建8、胴縁9に止着するようにし、
間隙xを除く間隙yの部分の目地にバツクアツプ
材10、コーキング材11等によるシーリング処
理を施したものである。
即ち、壁1aに沿つて立上り、且つパネルAの
中心方向にL状に折曲げられた金具4と、鈑部2
b,2cに密着し、更に鈑部2c端よりパネルA
の中心方向に折曲げられた金具5とを壁1a並び
に鈑部2cに止着12し、次いで、この止着金具
4,5に一方端部を密着するL状アングル6,7
に於ける他方端部を方建8、胴縁9に密着して、
これらをボルト、ナツトをもつて締着13したも
のである。
中心方向にL状に折曲げられた金具4と、鈑部2
b,2cに密着し、更に鈑部2c端よりパネルA
の中心方向に折曲げられた金具5とを壁1a並び
に鈑部2cに止着12し、次いで、この止着金具
4,5に一方端部を密着するL状アングル6,7
に於ける他方端部を方建8、胴縁9に密着して、
これらをボルト、ナツトをもつて締着13したも
のである。
尚、この金具4,5並びにL状アングル6,7
及び方建8、胴縁9相互間の止着に於いては取付
け時に於ける遊びをスライド溝15をもつてなし
得るようにして、取付け操作の的確性を期すよう
に構成したものである。
及び方建8、胴縁9相互間の止着に於いては取付
け時に於ける遊びをスライド溝15をもつてなし
得るようにして、取付け操作の的確性を期すよう
に構成したものである。
次いで用意されるキヤツチバン14は、張込ま
れるパネルA,A′……の隅部に生ずる非閉塞部
分を別途塞ぎこむようにしたものであり、典型的
には第13図に於いて示されるように概ねクロス
状の平鈑とし、その両側上縁を折曲14aして張
込まれるパネルAの上方に位置づけられる鍔1c
の自由端に係合、懸支し、次いで、このパネルA
に於ける鍔1c上に、上方に位置するパネル
A′の張込みをなすことによりキヤツチバン14
に於ける上端部分がパネルA′の背面に、又キヤ
ツチバン14に於ける下端部分がパネルAの鍔1
c上に位置づけられたものである。かゝるキヤツ
チバン14をもつて閉塞された目地部分にシーリ
ング処理を施した場合、充填コーキング材は、こ
のキヤツチバンにより支承されて、パネル間に落
ち込むことがなく良好なシーリング状態が約束さ
れたものである。又、充填コーキング材の疲労、
毀損に際してもキヤツチバン14が防水機能を代
替し、パネル張設間に於ける雨水の漏れこみが効
果的に防止されたものである。
れるパネルA,A′……の隅部に生ずる非閉塞部
分を別途塞ぎこむようにしたものであり、典型的
には第13図に於いて示されるように概ねクロス
状の平鈑とし、その両側上縁を折曲14aして張
込まれるパネルAの上方に位置づけられる鍔1c
の自由端に係合、懸支し、次いで、このパネルA
に於ける鍔1c上に、上方に位置するパネル
A′の張込みをなすことによりキヤツチバン14
に於ける上端部分がパネルA′の背面に、又キヤ
ツチバン14に於ける下端部分がパネルAの鍔1
c上に位置づけられたものである。かゝるキヤツ
チバン14をもつて閉塞された目地部分にシーリ
ング処理を施した場合、充填コーキング材は、こ
のキヤツチバンにより支承されて、パネル間に落
ち込むことがなく良好なシーリング状態が約束さ
れたものである。又、充填コーキング材の疲労、
毀損に際してもキヤツチバン14が防水機能を代
替し、パネル張設間に於ける雨水の漏れこみが効
果的に防止されたものである。
本考案に係るパネルの張込み構造は叙上に於け
る特長ある構成よりして前記諸特性の具体的な奏
効を期し得たものであり、これを仔細に分説する
と次の通りである。即ち、 (1) 単一の押出し型材の利用によりパネル版a自
体の構造の簡素化を期したことにより、補強縁
材とパネル版aの、いずれをも量産の対象とし
パネル製品の低廉化を期した。
る特長ある構成よりして前記諸特性の具体的な奏
効を期し得たものであり、これを仔細に分説する
と次の通りである。即ち、 (1) 単一の押出し型材の利用によりパネル版a自
体の構造の簡素化を期したことにより、補強縁
材とパネル版aの、いずれをも量産の対象とし
パネル製品の低廉化を期した。
(2) パネルAに於ける強度を補強縁材2と絞り壁
1dとをもつて効果的に引き出し、パネルの肉
薄、軽量化を期したものであり、結果的にパネ
ルの成形コストの低廉化並びに取扱い施工特性
の向上を可能とした。
1dとをもつて効果的に引き出し、パネルの肉
薄、軽量化を期したものであり、結果的にパネ
ルの成形コストの低廉化並びに取扱い施工特性
の向上を可能とした。
(3) 二重シール構造として中間に間隙xを設けた
ことよりして外部雨水の毛管現象あるいは表面
張力による浸潤が確実に防止されると共に外部
シール部分の疲労あるいは損耗に際しても雨水
の漏れこみが確実に防止された。
ことよりして外部雨水の毛管現象あるいは表面
張力による浸潤が確実に防止されると共に外部
シール部分の疲労あるいは損耗に際しても雨水
の漏れこみが確実に防止された。
(4) 補強縁材2の溝内に成形シール材3を単純に
嵌装填する構成としたことによりシーリング施
工が簡単とされ、且つシール材3の品質劣化が
効果的に防止された。
嵌装填する構成としたことによりシーリング施
工が簡単とされ、且つシール材3の品質劣化が
効果的に防止された。
(5) パネルA,A′……の張込みに於いて上下、
左右の、いずれの方向に対しても同一金具類に
よる同種の取付け操作とし、施工の画一、単純
化を期し、施工コストの効果的な削減を期し
た。
左右の、いずれの方向に対しても同一金具類に
よる同種の取付け操作とし、施工の画一、単純
化を期し、施工コストの効果的な削減を期し
た。
(6) パネル版aの成形に於いて絞り壁1dを構成
したことにより、パネル版aの成形コストの割
安化と共に、張込みパネルAに於ける隅縁のシ
ール特性を良好とした。
したことにより、パネル版aの成形コストの割
安化と共に、張込みパネルAに於ける隅縁のシ
ール特性を良好とした。
本考案に係るパネルの張込み構造は叙上に於け
る特長ある構成並びに作用、効果とよりなり各種
構築物に於ける二重シール外装パネル材等として
広範な用途に向けた使用が予定されたものであ
る。
る特長ある構成並びに作用、効果とよりなり各種
構築物に於ける二重シール外装パネル材等として
広範な用途に向けた使用が予定されたものであ
る。
第1図は本考案に係るパネルの張込み構造に係
るパネル版aの正面図、第2図は補強縁材2の斜
視図、第3図は補強縁材2を組付けた状態の正面
図、第4図はパネル版aの要部斜視図、第5図は
同展開図、第6図は他のパネル版aの要部斜視
図、第7図は同展開図、第8図は更に他のパネル
版aの要部斜視図、第9図は同展開図、第10図
は取付け状態を示す縦断面図、第11図は同平断
面図、第12図は張込みパネルの接合隅部の正面
図、第13図はキヤツチバンの斜視図である。 尚、図中1……基版、2……補強縁材、3……
成形シール材、4,5……金具、6,7……アン
グル、8……方建、9……胴縁、10……バツク
アツプ材、11……コーキング材、12……止
着、13……締着、14……キヤツチバン、15
……スライド溝を示したものである。
るパネル版aの正面図、第2図は補強縁材2の斜
視図、第3図は補強縁材2を組付けた状態の正面
図、第4図はパネル版aの要部斜視図、第5図は
同展開図、第6図は他のパネル版aの要部斜視
図、第7図は同展開図、第8図は更に他のパネル
版aの要部斜視図、第9図は同展開図、第10図
は取付け状態を示す縦断面図、第11図は同平断
面図、第12図は張込みパネルの接合隅部の正面
図、第13図はキヤツチバンの斜視図である。 尚、図中1……基版、2……補強縁材、3……
成形シール材、4,5……金具、6,7……アン
グル、8……方建、9……胴縁、10……バツク
アツプ材、11……コーキング材、12……止
着、13……締着、14……キヤツチバン、15
……スライド溝を示したものである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基版1の周縁を立上り壁とし、且つ一つの隅
部を挟む二辺の立上り壁1aを他の二辺の立上
り壁1bより拡幅になすと共に、この拡幅立上
り壁1a端に基版1の側方に向けて縁鍔1cを
一体に突設したパネル版aに於いて、該パネル
版aの短幅立上り壁1bの基部側より該壁1b
の内壁に沿つた鈑部2aと、壁1bの上端より
基版1の中心方向に直角に折曲げ延設される鈑
部2bと、該鈑部2b端より基版1の背面方向
に直角に折曲げ延設される鈑部2cと、該鈑部
2c端より基版1の側方に直角に折曲げ延設さ
れる鈑部2dとよりなる補強縁材2をパネル版
aに於ける短幅立上り壁1bの内側に一体に取
付けてパネルA,A′を構成し、該パネルAに
於ける補強縁材2の鈑部2b〜2d間に介装さ
れる成形シール3に他方パネルA′に於ける鍔
1c端を圧当接し、且つパネルA,A′の壁1
a,1b間にシーリング処理を施すようにした
ことを特徴とするパネルの張込み構造。 (2) 前記パネルA.A′の接合に於いてパネルA,
A′に於ける壁1a,1b間に間隙yを、又鈑
部2bと鍔1c間に間隙xを生ずるように補強
縁材2に於ける各鈑部の幅設定並びに壁1a、
鍔1cの幅設定をなしたことを特徴とする登録
請求の範囲第一項記載に係るパネルの張込み構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453684U JPH0355693Y2 (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453684U JPH0355693Y2 (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169336U JPS6169336U (ja) | 1986-05-12 |
JPH0355693Y2 true JPH0355693Y2 (ja) | 1991-12-12 |
Family
ID=30712527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15453684U Expired JPH0355693Y2 (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0355693Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649721Y2 (ja) * | 1986-07-31 | 1994-12-14 | 川崎製鉄株式会社 | 建築物の外装用パネル壁 |
-
1984
- 1984-10-13 JP JP15453684U patent/JPH0355693Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169336U (ja) | 1986-05-12 |
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