JPH0355449Y2 - - Google Patents

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JPH0355449Y2
JPH0355449Y2 JP5822385U JP5822385U JPH0355449Y2 JP H0355449 Y2 JPH0355449 Y2 JP H0355449Y2 JP 5822385 U JP5822385 U JP 5822385U JP 5822385 U JP5822385 U JP 5822385U JP H0355449 Y2 JPH0355449 Y2 JP H0355449Y2
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transmission
friction
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piston
friction transmission
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホイール型走行装置の駆動系で横向
きの伝動軸周りに変速用第1及び第2摩擦伝動部
を設け、前記両摩擦伝動部を択一的に伝動状態に
切換える油圧操作式操作部を設けてある全旋回型
バツクホウにおける走行用変速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記走行用変速装置では、操作部に、第
1摩擦伝動部を油圧により伝動状態にする第1ピ
ストンと、第2摩擦伝動部を油圧により伝動状態
にする第2ピストンとを設け、それら両ピストン
を択一的に操作して変速していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記両ピストンは、別々に圧油供給操
作をして、前記両摩擦伝動部を択一的に伝動状態
に切換えなければならず、そのために、一方の摩
擦伝動部を伝動状態にすると同時に、他方の摩擦
伝動部を非伝動状態にする相互切換えのタイミン
グが合わずに、両摩擦伝動部が伝動状態を同時に
形成する事態が生じてこわれてしまつたり、又は
非伝動状態を同時に形成する時間が長くなつてな
めらかな変速ができなくなる危険性があつた。
本考案の目的は、両摩擦伝動部を択一的に伝動
状態に切換えするのに、コンパクトな構造で相互
の切換えタイミングを簡単に合わせられるように
する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の全旋回型バツクホウにおける走行用変
速装置の特徴構成は、操作部に、両摩擦伝動部を
背反的に伝動状態にする伝動軸周りの一個の環状
油圧ピストンを、その油圧による横方向の移動で
第1摩擦伝動部が伝動状態になるように設け、か
つ、前記ピストンを非油圧印加状態で第2摩擦伝
動部が伝動状態になるように移動させるスプリン
グを設け、前記第1摩擦伝動部を前記ピストンと
ミツシヨンケースのカバーとの間に配置し、前記
スプリングを前記第1摩擦伝動部に対してその横
向回転軸芯方向でラツプするように配置すると共
に外周側で環状に並設し、前記カバーで前記スプ
リングを支持させ、前記ピストン及びそれに外嵌
するシリンダの上側部分と前記カバーとの間に、
前記第1摩擦伝動部への潤滑油流下路を形成して
あることにあり、その作用効果は、次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、油圧をかけると、第1摩擦伝動部が伝
動状態になると同時に、第2摩擦伝動部は非伝動
状態になり、非油圧印加状態にすれば、第1摩擦
伝動部は非伝動状態になると同時に、第2摩擦伝
動部が伝動状態になるように、一個の油圧ピスト
ンの横移動によつて行うために、両摩擦伝動部が
同時に伝動状態になることがないばかりか、両摩
擦伝動部を伝動又は非伝動状態にするピストン
は、その移動ストロークを可及的に小さくするこ
とができるために、両摩擦伝動部が非伝動状態を
形成する時間を可及的に短くできる。しかも、第
1摩擦伝動部を、ピストンとミツシヨンケースの
カバーとの間に配置し、スプリングを第1摩擦伝
動部に対してその横向回転軸芯方向でラツプする
ように配置すると共に外周側で環状に並設するこ
とによつて、変速装置の横向回転軸芯方向の長さ
を小さくできると共に、カバーでスプリングを支
持させてあるので、スプリングを支持する特別な
部材を不要にできる。
その上、第1摩擦伝動部がスプリングに対して
横向回転軸芯方向にラツプするように相対的に入
り込むことによつて、第1摩擦伝動部に潤滑油が
供給されにくくなるという危険性を、シリンダの
上側部分とカバーとの間に形成した潤滑油流下路
によつて確実に解消できる。
〔考案の効果〕
従つて、両摩擦伝動部の伝動状態切換えタイミ
ングを、所定通りに確実にかつ容易に合わせられ
て、なめらかな変速が可能な変速性能の優れた走
行用変速装置を、製作面で有利にかつ信頼性の高
い状態で得られるようになつた。その上、装置を
コンパクトに構成できると共に良好な潤滑機能を
維持でき、配置面や耐久性においても有利な装置
にでき、殊に小型バツクホウに好適な装置を提供
できるようになつた。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例は、図面に基づいて説明
する。
第3図に示す様に、走行機体1に、ホイール型
走行装置2を装備するとともに上下軸芯まわりに
回動自在に旋回台3を設け、この旋回台3に運転
席24を設けるとともに上下軸芯まわりに駆動回
動自在にブラケツト4を設け、このブラケツト4
にブーム5、アーム6、バケツト7をその順で枢
支連結するとともに、それら5,6,7をブーム
シリンダ8、アームシリンダ9、バケツトシリン
ダ10にて上下駆動揺動可能に構成し、もつて、
掘削作業を行う全旋回型バツクホウを形成してあ
る。
第3図及び第4図に示すように、旋回台3に設
けたエンジンEによつて第1、第2、第3ポンプ
P1,P2,P3を駆動し、第1及び第2ポンプP1
P2からの圧油を、バツクホウの各アクチユエー
タに供給すると共に、第1ポンプP1からの油圧
と第2ポンプP2からの油圧を、合流状態又は非
合流状態に切換えて走行用油圧モータMへ供給す
るための操作バルブV1を設けてあり、操作バル
ブV1と油圧モータMとの間には、前後進切換用
バルブV2を設けてある。そして第3ポンプP3
らの油圧は優先分流弁V3によつてパワーステア
リングへ優先的に供給され、余剰の圧油を、走行
用変速装置11の油圧操作式操作部12を操作す
る変速バルブV4へ供給する様に油路接続してあ
る。尚、V5はリリーフバルブである。
前記変速装置11は、第1図及び第2図のよう
に構成してある。
つまり、油圧モータMの駆動軸13に伝動軸1
4をスプライン嵌合により直結し、この伝動軸1
4の中間部にサンギアG1、軸端部に第1回転体
15を取付け、前記サンギアG1に咬合する遊星
ギアG2を遊転自在に軸支した第2回転体16を
伝動軸14に遊嵌させ、前記第1回転体15と第
2回転体16の一端部との間に、高速側の変速用
第1摩擦クラツチ17を設けると共に、前記遊星
ギアG2咬合して相対回転自在な内歯ギアG3を、
遊転状態又は回転停止状態に切換える低速側の変
速用第2摩擦クラツチ18を設け、両摩擦クラツ
チ17,18間にそれらを択一的に伝動状態に切
換える油圧操作式操作部12を形成し、前記第2
回転体16の回転を前後走行装置2用出力軸19
に伝動するために、第2回転体16の他端部に対
して外嵌状態でキー20により一体連結した第1
伝動ギアG4と、出力軸19にスプライン嵌合で
一体連結した第2伝動ギアG5とを互いに咬合し
て、全体として変速装置11を構成してある。
前記操作部12には、伝動軸14に沿つた横方
向の移動によつて、両摩擦クラツチ17,18を
背反的に圧接させて伝動状態にする一個の伝動軸
14周りの環状油圧ピストン21を、シリンダ2
2に内嵌状態で設け、そのピストン21を、前記
変速バルブV4による圧油供給操作で横移動させ
て、第1摩擦クラツチ17が伝動状態になるよう
に構成し、かつ、前記ピストン21を変速バルブ
V4による非油圧印加状態で第2摩擦クラツチ1
8が伝動状態になるように移動させるスプリング
23をピストン21の一部に内装し、第1摩擦ク
ラツチ17を、ピストン21と変速装置11を収
容するミツシヨンケース25のカバー26との間
に配置し、スプリング23を第1摩擦クラツチ1
7に対してその横向回転軸芯方向でラツプするよ
うに配置すると共に外周側で環状に複数個並設し
てある。そして、前記カバー26でスプリング2
3を支持させ、ピストン21及びそれに外嵌する
シリンダ22の上側部分とカバー26との間に、
ミツシヨンケース25の下部に貯溜した潤滑油A
を、第2伝動ギアG5の回転に伴うかき上げによ
り、シリンダ22の上方を越えて第1摩擦クラツ
チ17へ流下可能な潤滑油流下路Rを形成すべ
く、カバー26に上下方向の溝26Aを設けてあ
る。
前記ミツシヨンケース25内に変速装置11及
びカバー26を組付けるに、カバー26に伝動軸
14の端部及び伝動軸14と同芯状の第1回転体
15並びに第2伝動ギアG5を取付けた出力軸1
9とを回転自在に取付けると共に、伝動軸14に
対して、第2回転体16、シリンダ22、ピスト
ン21、スプリング23等の変速装置11を外嵌
させる様にカバー26に取付け、駆動軸13に伝
動軸14をスプライン嵌合させながら、伝動軸1
4、出力軸19、変速装置11が取付けられた状
態のカバー26を、ミツシヨンケース25にボル
ト27を介して組付け固定できる様に構成してあ
る。
次に、変速伝動状態を説明すると、変速バルブ
V4を操作して圧油をシリンダ22に供給すれば、
ピストン21はスプリング23の付勢力に抗して
第1摩擦クラツチ17を圧接させるべく横移動
し、伝動軸14の回転駆動力は第1回転体15か
ら第2回転体16及び第1、第2伝動ギアG4
G5を介して高速回転で出力軸19に伝動され、
シリンダ22に対する圧油供給を断てば、スプリ
ング23の付勢力によつてピストン21は第1摩
擦クラツチ17から離れて第2摩擦クラツチ18
を圧接させるべく逆方向に横移動し、内歯ギア
G3の遊転を停止させるために、遊星ギアG2を軸
支する第2回転体16がサンギアG1の回転に伴
つて回転させられ、結局、伝動軸14の回転駆動
力がサンギアG1、遊星ギアG2、第2回転体16、
並びに、第1、第2伝動ギアG4,G5を介して低
速回転で出力軸19に伝動される。
〔別実施例〕
前記第1、第2摩擦クラツチ17,18を、
夫々第1、第2摩擦伝動部と称する。
前記潤滑油流下路Rを形成するに、カバー26
に溝26Aを設ける以外に、カバー26とシリン
ダ22の上側部分との間に〓間を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る全旋回型バツクホウにおけ
る走行用変速装置の実施例を示し、第1図は変速
装置の縦断面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図はバツクホウの全体側面図、第4図は
概略油圧回路図である。 2……走行装置、12……操作部、14……伝
動軸、17……第1摩擦伝動部、18……第2摩
擦伝動部、21……ピストン、22……シリン
ダ、23……スプリング、25……ミツシヨンケ
ース、26……カバー、R……流下路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイール型走行装置2の駆動系で横向きの伝動
    軸14周りに変速用第1及び第2摩擦伝動部1
    7,18を設け、前記両摩擦伝動部17,18を
    択一的に伝動状態に切換える油圧操作式操作部1
    2を設けてある全旋回型バツクホウにおける走行
    用変速装置であつて、前記操作部12に、前記両
    摩擦伝動部17,18を背反的に伝動状態にする
    前記伝動軸14周りの一個の環状油圧ポストン2
    1を、その油圧による横方向の移動で前記第1摩
    擦伝動部17が伝動状態になるように設け、か
    つ、前記ピストン21を非油圧印加状態で前記第
    2摩擦伝動部18が伝動状態になるように移動さ
    せるスプリング23を設け、前記第1摩擦伝動部
    17を、前記ピストン21とミツシヨンケース2
    5のカバー26との間に配置し、前記スプリング
    23を前記第1摩擦伝動部17に対してその横向
    回転軸芯方向でラツプするように配置すると共に
    外周側で環状に並設し、前記カバー26で前記ス
    プリング23を支持させ、前記ピストン21及び
    それに外嵌するシリンダ22の上側部分と前記カ
    バー26との間に、前記第1摩擦伝動部17への
    潤滑油流下路Rを形成してある全旋回型バツクホ
    ウにおける走行用変速装置。
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JPS61172817U JPS61172817U (ja) 1986-10-27
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