JPH0354131B2 - - Google Patents

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JPH0354131B2
JPH0354131B2 JP14473682A JP14473682A JPH0354131B2 JP H0354131 B2 JPH0354131 B2 JP H0354131B2 JP 14473682 A JP14473682 A JP 14473682A JP 14473682 A JP14473682 A JP 14473682A JP H0354131 B2 JPH0354131 B2 JP H0354131B2
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Publication of JPH0354131B2 publication Critical patent/JPH0354131B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/0622Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C08G73/0638Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms with at least three nitrogen atoms in the ring
    • C08G73/0644Poly(1,3,5)triazines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の対象) 本発明は加熱することにより反応し、400℃以
上の耐熱性のすぐれた硬化物を与える熱硬化性組
成物に関する。 (従来技術) 耐熱区分H種の樹脂成形材料としてビスマレイ
ミドなどの付加重合型ポリイミドがよく知られて
いる。このマレイミドはジアミンあるいはこれと
エポキシ樹脂とを組合せて用いることが多い。ま
た、英国特許第1322332号明細書には芳香族ジシ
アナミドの単独重合体が記載されている。このポ
リマは耐熱性の点では前記ポリイミドよりもすぐ
れているものの、可撓性に乏しく、成形材料とし
てのみならず、フイルム、被覆剤あるいはプリプ
レグ材料として極めて不都合なものである。 (発明の目的と要旨) 本発明の目的は、加熱することにより硬化し、
耐熱性および可撓性にすぐれた硬化物となる熱硬
化性組成物およびそのプレポリマを提供すること
にある。 本発明の熱硬化性組成物は、次の(a)および(b)成
分、 (a) 一般式〔〕 A(−NHCN)n ……〔〕 (式中、Aは少なくとも1個の芳香族環を有す
る有機基、mは2以上を表わす)で示される芳
香族シアナミド化合物、 (b) 一般式〔〕 B(−NH2o ……〔〕 (式中、Bは少なくとも1個の芳香族環を有す
る有機基、nは1以上を表わす。)で示される
芳香族アミン化合物、 からなることを特徴とし、また、そのプレポリマ
は加熱して予備反応させることによつて得られ
る。 本発明において、芳香族ジアナミド化合物と芳
香族アミン化合物との反応により下式〔〕のよ
うなプレポリマが生成し、さらに加熱を続けるこ
とにより下式〔〕に示される構造を含む硬化物
を生成する。 上記の例はジシアナミド化合物およびジアミン
化合物を用いた場合を示すものである。上記プレ
ポリマは反応が進むにしたがつて、下式〔〕中
のイソメラミン環およびメラミン環が生成し、増
加する。上記プレポリマは加熱することにより溶
融して比較的おだやかな反応によつて硬化する。
したがつて、成形材料として好適である。勿論、
有機溶媒中でも容易に反応するので、含浸ワニ
ス、積層用ワニス、被覆剤などとして有用であ
る。最終的には、下式〔〕、〔〕を含む硬化物
となる。 本発明でいう前記一般式〔〕で示される芳香
族シアナミド化合物としては例えばm−フエニレ
ンジシアナミド、p−フエニレンジシアナミド、
4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン、2,
2′−ビス(4−シアナミドフエニル)プロパン、
4,4′−ジシアナミドフエニルオキシド、4,
4′−ジシアナミドジフエニルスルフオン、ビス
(4−シアナミドフエニル)ホスフインオキシド、
ビス(4−シアナミドフエニル)フエニルホスフ
インオキシド、ビス(4−シアナミドフエニル)
メチルアミン、1,5−ジシアナミドナフタレ
ン、m−キシリレンジシアナミド、1,1−ビス
(p−シアナミドフエニル)フラタン、p−キシ
リレンジシアナミド、ヘキサメチレンジシアナミ
ド、6,6′−ジシアナミド−2,2′−ジピリジ
ル、4,4′−ジシアナミドベンゾフエノン、4,
4′−ジシアナミドアゾベンゼン、ビス(4−シア
ナミドフエニル)フエニルメタン、1,1−ビス
(4−シアナミドフエニル)シクロヘキサン、1,
1−ビス(4−シアナミド−3−メチルフエニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール、4,4′−
ジシアナミドジフエニルエーテル、4,4′−ビス
(p−シアナミドフエニル)−2,2′−ジチアゾー
ル、m−ビス(4−p−シアナミドフエニル−2
−チアゾリル)ベンゼン、4,4′−ジシアナミド
ベンズアニリド、4,4′−ジシアナミドフエニル
ベンゾエート、2,2′−ビス〔4−(4−シアナ
ミドフエノキシ)フエニル〕プロパン、2,2′−
ビス〔3−メチル−4−(4−シアナミドフエノ
キシ)フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−
エチル−4−(4−シアナミドフエノキシ)フエ
ニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−プロピル−
4−(4−シアナミドフエノキシ)フエニル〕プ
ロパン、2,2−ビス〔3−イソプロピル−4−
(4−シアナミドフエノキシ)フエニル〕プロパ
ン、ビス〔4−(4−シアナミドフエノキシ)フ
エニル〕メタンおよび下式〔〕 (pは0〜3である。)で示されるシアナミド末
端スルホンエーテルオリゴマーなど、少なくとも
1種が用いられる。また、上記芳香族シアナミド
化合物を予備加熱反応させ、一部イソメラミン環
を生成させてなる少なくとも2個のシアナミド基
を有する芳香族シアナミド化合物を用いることも
できる。本発明で芳香族シアナミド化合物を用い
る理由は、芳香族シアナミド化合物が耐熱性の点
で有利であると共に、特に脂肪族シアナミド化合
物に比べて、溶媒の有無に関係なく、プレポリマ
のポツトライフがすぐれているからである。これ
らシアナミド化合物のうち、特に好ましいものは
6個以下のシアナミド基(−NHCH)を有する
ものである。6個以下のシアナミド基を有するも
のは成形性の点で有利である。本発明において、
芳香族シアナミド化合物は1種もしくは2種以上
用いられる。 一般式〔〕で示される芳香族アミン化合物と
しては例えばアニリン、m−フエニレンジアミ
ン、p−フエニレンジアミン、4,4′−ジアミノ
ジフエニルメタン、2,2′−ビス(4−アミノフ
エニル)プロパン、ベンジジン、4,4′−ジアミ
ノフエニルオキシド、4,4′−ジアミノフエニル
スルホン、ビス−(4−アミノフエニル)メチル
ホスフインオキシド、ビス(4−アミノフエニ
ル)フエニルホスフインオキシド、ビス(4−ア
ミノフエニル)メチルアミン、1,5−ジアミノ
ナフタレン、m−キシリレンジアミン、1,1−
ビス(p−アミノフエニル)フラタン、p−キシ
リレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、6,
6′−ジアミノ−2,2′−ジピリジル、4,4′−ジ
アミノベンゾフエノン、4,4′−ジアミノアゾベ
ンゼン、ビス(4−アミノフエニル)フエニルメ
タン、1,1−ビス(4−アミノフエニル)シク
ロヘキサン、1,1−ビス(4−アミノ−3−メ
チルフエニル)シクロヘキサン、2,5−ビス
(m−アミノフエニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、2,5−ビス(p−アミノフエニル)−
1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス
(m−アミノフエニル)チアゾロ(4,5−d)
チアゾール、5,5′−ジ(m−アミノフエニル)
−(2,2′)ビス(1,3,4−オキサジアゾリ
ル)、4,4′−ジアミノジフエニルエーテル、4,
4′−ビス(p−アミノフエニル)−2,2′−ジア
ゾール、m−ビス(4−p−アミノフエニル−2
−チアゾリル)ベンゼン、4,4′−ジアミノベン
ズアニリド、4,4′−ジアミノフエニルベンゾエ
ート、N,N′−ビス(4−アミノベンジル)−p
−フエニレジアミン、4,4′−メチレンビス(2
−ジクロロアニリン)、ベンゾグアナミン、メチ
ルグアナミン、1,2,4−トリアミノベンゼ
ン、1,3,5−トリアミノベンゼン、2,4,
6−トリアミノトルエン、2,4,6−トリアミ
ノ−1,3,5−トリメチルベンゼン、2,4,
4′−トリアミノジフエニルエーテル、2,4,
4′−トリアミノジフエニルメタン、2,4,4′−
トリアミノジフエニルスルフオン、2,4,4′−
トリアミノベンゾフエノン、3,5,3′,5′−テ
トラアミノベンゾフエノン、1,2,4,5−テ
トラアミノベンゼンあるいは一般式〔〕 (式中、qは1〜6である。) で示されるアニリン樹脂が用いられる。アミン化
合物の場合も、シアナミド化合物の場合と同様
に、脂肪族のものに比べて芳香族のものはプレポ
リマのポツトライフが著しくすぐれている。上記
芳香族シアナミド化合物のうち、特に好ましいも
のは5個以下のアミノ基(−NH2)を有するも
のである。5個以下のアミノ基を有するものは成
形性の点で有利である。芳香族アミン化合物は1
種もしくは2種以上用いられる。 本発明において、前記芳香族アミン化合物と芳
香族シアナミド化合物の配合割合は任意に選択す
ることができる。好ましくは、前者1モルに対
し、後者1〜50モル、特に、前者1モルに対し、
後者2〜40モルが適当である。アミン化合物が増
加するにしたがつて、プレポリマの溶融成形性が
向上する。特にプレポリマの融点が下がり、低温
での溶融成形が容易となり、かつ硬化反応の制御
も容易となる。このため、成形時の気泡抱込みを
抑え、また、成形品の外層と内層との硬化速度の
差を小さくすることが容易となる。プレポリマの
ポツトライフはアミン化合物の量が少なくなるに
つれて向上する。 本発明の樹脂組成物は、有機溶剤溶液あるいは
ワニスとして、もしくは溶媒不存在下において加
熱することにより反応し、硬化する。後者は所謂
溶融反応である。この反応は、溶剤を使用した場
合は一旦、50〜150℃程度で加熱し、その後上昇
し、150〜220℃程度に加熱して行うとよい。一
方、溶融反応の場合は最初から比較的高温で、即
ち、150〜220℃程度に加熱して行なうことができ
る。プレポリマを得る場合は反応物がB状態(B
stage)の時点で加熱を停止すればよい。溶媒
中での反応の場合は固形物(硬化物)が析出する
前に加熱を停止する。本発明においては、B状態
で反応を一旦停止することなく、直接硬化物を生
成させてもよい。溶媒としては例えばメチルエチ
ルケトン、メチルアセチルケトン、2−メトキシ
エタノール、2−(メトキシメトキシ)エタノー
ル、2−イソプロキシエタノール、2−(エトキ
シエトキシ)エタノール、ジオキサン、ジメチル
ジオキサン、モノプロピレングリコールメチルエ
ーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロ
リドンなどの1種もしくはそれらの2種以上の混
合溶媒を使用することができる。特に好ましいの
はメチルエチルケトン、2−メトキシエタノー
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル
−2−ピロリドン、ジオキサンである。 本発明においては、反応を促進するために、硬
化触媒例えば従来のマレイミド用硬化触媒あるい
はエポキシ樹脂用硬化触媒を併用することができ
る。具体例としては、2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−エチ
ルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾー
ル、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデ
シルイミダゾール、2−フエニルイミダゾール、
2,4′−ジメチルイミダゾールなどのイミダゾー
ル系化合物、上記イミダゾール化合物のアジン誘
導体、オニウム塩、トリメリツト酸塩、ニトリル
エチル誘導体、テトラフエニルホスホニウムテト
ラフエニルボレート、テトラフエニルアンモニウ
ムテトラフエニルボレート、テトラブチルアンモ
ニウムテトラフエニルボレート、テトラメチルア
ンモニウムフルオライドなどがある。これら硬化
触媒の一般的な使用量としては組成物全体の0.1
重量%以下が適当である。 本発明の樹脂組成物には公知の無機充填剤、難
燃剤、可撓化剤、酸化防止剤、顔料、カツプリン
グ剤、あるいは離型剤などを配合することができ
る。 本発明の樹脂組成物は有機溶剤溶液(ワニス)
とすることにより、含浸用、積層用、接着用、皮
膜用、フイルム用、プリプレグ用のワニスとして
有用である。一方、無溶剤型としては成形用パウ
ダーとして利用することができる。有機溶剤とし
ては例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルセロソルブ、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N′−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミドなど多くのものが使用できる。
本発明の樹脂組成物は予備反応によつてB状態を
保持することができる。 (実施例) 実施例 1 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン
80重量部(0.32モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
20重量部(0.10モル) 上記2成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、60〜80℃で60分間予備反応させてプレ
ポリマーを製造した。ワニスのポツトライフは3
週間(粘度が10倍に達するまでの時間、以下同
じ)であつた。 実施例 2 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルエーテル
70重量部(0.28モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
30重量部(0.15モル) 上記(A)成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、60〜80℃で30分加熱しプレポリマにし
た後、(B)成分を加えてさらに60〜80℃で30分間予
備反応させてプレポリマを製造した。 実施例 3 (a) 2,2′−ビス〔4−(4−シアナミドフエノ
キシ)フエニル〕プロパン
90重量部(0.20モル) 上記2成分を100重量部のメチルセロソルブに
溶かし、80〜100℃で50分間予備反応させてプレ
ポリマを製造した。 実施例 4 (b) 4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン
95重量部(0.38モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
5重量部(0.03モル) 上記2成分を70重量部のメチルセロソルブに溶
かし100℃で50分間予備反応させた後、このワニ
スを大量の冷水中におとし、沈澱物として得られ
たプレポリマをろ別後、約50℃で真空乾燥し、樹
脂状物を得た。この樹脂状物は3ヶ月以上経過後
も溶融成形可能であつた。 実施例 5 (a) 3,3′−ジシアナミドジフエニルスルフオン
70重量部(0.23モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
20重量部(0.10モル) (c) ベンゾグアナミン 10重量部(0.05モル) 上記3成分を70重量部のメチルセロソルブ中で
100℃で60分間予備反応させた。次にこのプレポ
リマ溶液を大量の冷水中に入れ、沈澱物として得
られたプレポリマをろ別後、約50℃で真空乾燥
し、樹脂状物を得た。 従来例 1 実施例1で用いたのと同じシアナミド化合物
100重量部をメチルエチルケトン100重量部に溶か
し、60〜80℃で60分予備反応させ、プレポリマ溶
液を作成した。 従来例 2 実施例2で用いたのと同じシアナミド化合物
100重量部をメチルエチルケトン100重量部に溶か
し、60〜80℃で30分間予備反応させ、プレポリマ
溶液を作成した。 従来例 3 実施例3で用いたのと同じシアナミド化合物
100重量部をメチルセロソルブ100重量部に溶か
し、80〜100℃で50分間予備反応させ、プレポリ
マ溶液を作成した。 次に、前記実施例1〜3および従来例1〜3で
得た各プレポリマ溶液(以下、ワニスと称す。)
を厚さ0.1mmのアミノシラン(カツプリング剤)
処理したガラスクロスに含浸した後、100〜120℃
で20分間乾燥し、樹脂分50〜55重量%のプリプレ
グを作成した。上記プリプレグのうち、実施例の
ものは透明性があり、外観のすぐれたものであつ
た。これに対し、従来例のものは不透明で、かつ
表面に粉状物が付着していた。 このようにして作成したプリプレグを各々3枚
ずつ用い、重ね合せ、圧力20Kg/cm2において、最
初170℃で30分間、その後220℃で120分間加熱し
て積層成形し、厚さ約1mmの積層板を製造した。
実施例1〜3の積層板は無色で透明性にすぐれた
ものであるのに対し、従来例のものは内部に気泡
があり、全体的に白くくもつていた。 一方、実施例4および5で得た樹脂状物を170
℃の金型に充填し、30分間加熱して厚さ2mmの無
色透明の樹脂板を得た。この樹脂板を220℃で2
時間後硬化した。 なお、実施例4および5で用いたシアナミド化
合物を単独で用い該実施例と同じ要領でプレポリ
マをつくり、かつ成形した場合は、ぼろぼろにな
り板状に成形することはできなかつた。 次に、前記実施例1〜3で得られた積層板およ
び実施例4、5で得た樹脂板の諸特性を第1表に
示す。なお、表中、減量開始温度は、4℃/分の
昇温速度で空気中で加熱し、減量特性を測定した
際の減量開始温度であり、500℃における減量は、
500℃に達した時の減量率である。また、曲げ強
度は、20℃における曲げ強度に対する各温度の曲
げ強度の保持率、劣化後の曲げ強度は、220℃の
空気中で所定時間加熱劣化後の曲げ強度の初期値
に対する保持率である。
【表】 なお、従来例4はポリアミノビスマレイミド樹
脂積層板(厚さ1.0mm)について測定した値であ
る。 実施例 6 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン
49重量部(0.20モル) (b) 4,4′−ジシアナミドジフエニルエーテル
49重量部(0.20モル) (c) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
2重量部(0.01モル) 上記3成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、60〜80℃で20分間予備反応させてプレ
ポリマのワニスを製造した。 実施例 7 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン
70重量部(0.28モル) (b) 3,3′−ジシアナミドジフエニルスルフオン
26重量部(0.09モル) (c) 4,4′−ジアミノジフエニルエーテル
4重量部(0.02モル) 上記3成分を50重量部のメチルエチルケトンと
50重量部のメチルセロソルブとの混合溶媒中に溶
かし、60〜80℃で30分間予備反応させてプレポリ
マのワニスを製造した。 実施例 8 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルエーテル
70重量部(0.28モル) (b) フエニルシアナミド 25重量部(0.21モル) (c) 4,4′−メチレンビス(2−ジクロロアニリ
ン 5重量部(0.02モル) 上記3成分を50重量部のメチルエチルケトンと
50重量部のメチルセロソルブとの混合溶媒中に溶
かし、60〜80℃で30分間予備反応させてプレポリ
マのワニスを製造した。 実施例 9 実施例4で得られたプレポリマ75重量部とビス
フエノールA型エポキシ樹脂(シエルケミカル社
製エポキシ樹脂エピコート828)22重量部とジシ
アンジアミド3重量部を50重量部のメチルエチル
ケトンと50重量部のメチルセロソルブとの混合溶
媒に溶かしワニスを製造した。 実施例 10 実施例4で得られたプレポリマ75重量部とN,
N′−ジフエニルメタンビスマレイミド25重量部
(0.07モル)とを均一に混合した。 次に、実施例6〜9のワニスを0.1mm厚のアミ
ノシラン処理したガラスクロスに含浸した後、90
〜120℃で20分間乾燥して、樹脂分50〜55重量%
のプリプレグを作成した。 このようにして作成した各プリプレグを10枚ず
つ用い、圧力20Kg/cm2において、170℃、30分、
220℃、120分の加熱条件にて積層接着し、厚さ約
1mmの積層板を作成した。 また、実施例10については、170℃の金型中に
充填し、30分加熱して赤かつ色の樹脂板を成形し
た。この後、この樹脂板を220℃、2時間後硬化
した。 実施例6〜10で得た積層板および樹脂板の各種
特性を測定した結果を第2表に示す。
【表】 実施例 11 (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
4重量部(0.02モル) 上記2成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、60〜80℃で40分間予備反応させてプレ
ポリマを作成した。ワニスのポツトライフは10日
以上であつた。 実施例 12 (a) 4,4′−ジシアナミドジフエニルメタン
60重量部(0.24モル) 4,4′−ジシアナミドフエニルエーテル
40重量部(0.16モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
1.6重量部(0.008モル) 上記3成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、60〜80℃で50分間予備反応させてプレ
ポリマを作成した。 比較例 (a) 1,4−ジシアナミドシクロヘキサン
90重量部(0.56モル) (b) 4,4′−ジアミノジフエニルメタン
10重量部(0.05モル) 上記2成分を100重量部のメチルエチルケトン
に溶かし、50〜60℃で20分間予備反応させてプレ
ポリマを作成した。 次に実施例11、12および比較例のワニスを用い
て、実施例1と全く同様にして厚さ約1mmの積層
板を作成した。 実施例11、12および比較例で得た積層板の諸特
性を測定した結果を第3表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の(a)および(b)成分、 (a) 一般式〔〕 A(−NHCN)n ……〔〕 (式中、Aは少なくとも1個の芳香族環を有す
    る有機基、mは2以上を表わす。)で示される
    芳香族シアナミド化合物。 (b) 一般式〔〕 B(−NH2o ……〔〕 (式中、Bは少なくとも1個の芳香族環を有す
    る有機基、nは1以上を表わす。)で示される
    芳香族アミン化合物、 からなることを特徴とする熱硬化性組成物。 2 次の(a)および(b)成分、 (a) 一般式〔〕 A(−NHCN)n ……〔〕 (式中、Aは少なくとも1個の芳香族環を有す
    る有機基、mは2以上を表わす。)で示される
    芳香族シアナミド化合物。 (b) 一般式〔〕 B(−NH2o ……〔〕 (式中、Bは少なくとも1個の芳香族環を有す
    る有機基、nは1以上を表わす。)で示される
    芳香族アミン化合物、 および(a)、(b)を溶解する溶剤を含むことを特徴と
    する熱硬化性組成物。
JP57144736A 1982-08-23 1982-08-23 熱硬化性組成物 Granted JPS5936133A (ja)

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EP19830108304 EP0102052B1 (en) 1982-08-23 1983-08-23 Heat-resistant resin, thermosetting composition affording the same and prepolymer thereof
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US4486583A (en) 1984-12-04
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