JPS58189225A - 熱硬化性樹脂組成物、そのプレポリマ−及び硬化物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物、そのプレポリマ−及び硬化物

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JPS58189225A
JPS58189225A JP7142982A JP7142982A JPS58189225A JP S58189225 A JPS58189225 A JP S58189225A JP 7142982 A JP7142982 A JP 7142982A JP 7142982 A JP7142982 A JP 7142982A JP S58189225 A JPS58189225 A JP S58189225A
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compound
formula
cured product
polycyanamide
resin composition
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JP7142982A
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Akio Takahashi
昭雄 高橋
Junichi Katagiri
片桐 純一
Motoyo Wajima
和嶋 元世
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱することにより硬化反応が進み、B状態か
らC状態へと移行し、耐熱性の優れた硬化物を与える熱
硬化性樹脂′#11成物、そのプレポリマー及び硬化物
に関する。
耐熱区分H種め□樹脂成形材料としては例えば特公昭4
6−25250号公報により、ビスマレイミドなどの付
加重合型ポリイミドが提案されている。このマレイミド
はジアミンとの反応によって硬化し、耐熱性の優れた硬
化物となる。
しかし、このマレイミド樹脂の欠点は、硬化性が悪いこ
と、また、メチルエチルケトンなどの低沸点溶媒に対す
る溶解性が悪く、極性溶媒しか使え々いということであ
る。また、硬化物の吸水性が高いというのも大きな欠点
である。
本発明の目的は便化性及び溶媒に対する溶解性が優れ、
しかも硬化することにより耐熱性が優れ、かつ吸水性の
小さい硬化物を与えることができる熱硬化性樹脂組成物
、そのプレポリマー及び硬化物を提供することにある。
すなわち本発明を概説すれば、本発明は、熱硬化性樹脂
組成物、そのプレポリマー及び硬化物に関するものであ
り、その第1の発明は、(A)一般式(I): (式中nは0 < n <、 5.0の数を示す)で表
されるポリフェニルメチレンポリ7アナミド及び0〕多
官能工ポキシ化合物を含むことを特徴とする熱硬化性樹
脂組成物に関する。
第2の発明は、(A)一般式(■)。
(式中nは0 (n り5.0の数を示す)で表される
ポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)多
官能エポキシ化合物と(0)フェノール樹脂系化合物及
び/又はトリアリルイソシアヌレート系化合物とを含む
こと全特徴とする熱硬化性樹脂組成物に関する。
第3の発明は、(A)一般式(1): (式中nはO< n <5.0の数を示す)で表される
ポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)多
官能エポキシ化合物とを反応させてB状態にしたもので
あることを特徴とするプレポリマーに関する。
第4の発明は、(A)一般式(I): (式中nは0 < n <5.0の数を示す)で表され
るポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)
多官能エポキシ化合物と(0)フェノール樹脂系化合物
及び/又はトリアリルイソシアヌレート系化合物とを同
時に反応させるか、又はあらかじめ(B)成分とU成分
とを予備反応させた後(N成分と反応させて、いずれの
場合にもB状態にしたものであることを特徴とするプレ
ポリマーに関する。
第5の発明は、(A)一般式(I): (式中nは0 < n <5.0の数を示す)で表され
るポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物とCB)
多官能エポキシ化合物とを反応させて硬化させたもので
あることを特徴とする硬化物に関する。
また、第6の発明は、(A)一般式(1)(式中nはO
(n <5.0の数を示す)で表されるポリフェニルメ
チレンポリシアナミド化合物との)多官能エポキシ化合
物と(OJフェノール樹脂系化合物及び/′又はトリア
リルイソシアヌレート系化合物と全同時に反応させるか
、又はあらかじめ(B)成分と(0)成分とを予備反応
させだ後(A)。
成分と反応させて、いずれの場合にも硬化させたもので
あることを特徴とする硬化物に関する。
本発明において、前記式(1)で示される化合物と多官
能エポキシ化合物との反応により、下記の一般式(n) 国  田 −0 −0 国 〔式(II)中、Aは式(I)中の化合物のシアナミド
基以外の残基、Xはエポキシ化合物の残基である。〕で
示されるイソメラミン環を有するプレポリマー及び硬化
物が生成する。
一方、式(1)の化合物及び多官能エポキシ化合物に、
前記(0)成分としての重合性化合物を併用した場合、
まず、フェノール樹脂系化合物の場合は、水酸基と多官
能エポキシ化合物のエポキシ基とが反応し、他方トリア
リルイソシアヌレート系化合物の場合は、アリル基と式
(I)の化合物中のシアン基の不飽和結合とがラジカル
重合し、いずれも架橋密度をあげる効果を示す。これに
より、特に硬化物のガラス転移点が向上する。
式(r)の化合物、すなわち、nが50以下の化合物が
、上記各用途において、加工性が容易であるので好適で
ある。
本発明でいう前記一般式(1)で示されるポリフェニル
メチレンポリシアナミドは一般式佃〕:(式中、nは0
くnく50の数を示す)で表されるポリフェニルメチレ
ンポリアミンとブロムシアン又はクロロシアンとを反応
させることにより得られる。
多官能エポキシ化合物としては例えはビスフ、1/−ル
Aのジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−6,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート、4.4’−(1゜2−エポキシエチル)ビ
フェニル、4.4’−シ(1,2−エポキシエチル)ジ
フェニルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、
ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、N
、N’−m−フェニレンビス(4,s’−エポキシ−1
,2−シクロヘキサンジカルボジイミド)などの2官能
工ポキシ化合物、p−アミンフェノールのトリグリシジ
ル化合物、1.3.5−1−リ(1,2−エポキシエチ
ル)ベンゼン、テトラグリシドキシテトラフェニルエタ
ン、フェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂¥1゛
のポリグリシジルエーテルなどの3官能以上のエポキシ
化合物、ヒダントイン骨格を有するエポキシ化合物、臭
素化エポキシ化合物のようなノ・ロゲン原子を含むエポ
キシ化合物などの少なくとも1種が用いられる。
また、上記エポキシ化合物はフェノール樹脂系化合物あ
るいはトリアリルイソシアヌレート系化合物と予備反応
させて用いてもよい。
本発明において、式CI)の化合物と多官能エポキシ化
合物との配合割合は広範囲にわたって任意に選ぶことが
できる。硬化物の性質から言えば、式(I)の化合物の
割合が増加するに従って耐熱性及び硬さが増し、逆の場
合は可とう性に富んだ硬化物を与える傾向を示す。また
、プレポリマーの性質から言えば、多官能エポキシ化合
物の量が増加する程、成形性(流動性)や有機溶剤に対
する溶解性は向−卜する。一般的には式(1)の化合物
100重量部に対し、多官能エポキシ化合物10〜80
重量部が適当である。
本発明の樹脂組成物は、有機溶媒溶液あるいは無溶剤フ
ェノとして、若しくは溶媒不存在下において加熱するこ
とにより反応し、硬化する。
後者はいわゆる溶融反応である。この反応は、溶媒を使
用した場合は一旦50〜150℃程度で加熱し、その後
上昇し、150〜200℃程度に加熱して行うとよい。
一方、溶融反応の場合は最初から比較的高温で、すなわ
ち、150〜200℃程度に加熱して行うことができる
プレポリマーを得る場合は反応物がB状態の時点で加熱
を停止すればよい。溶媒中での反応の場合は固形物(硬
化物)が析出する前に加熱を停止する。本発明において
は、B状態で反応を一旦停止することなく、直接硬化物
を生成させてもよい。溶媒としては例えばメチルエチル
ケトン、アセチルアセトン、2−メトキシエタノール、
2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−インプロキ
シエタノール、2−(エトキシエトキシ)エタノール、
ジオキサン、ジメチルジオキサン、モノプロピレングリ
コールメチルエーテル、N、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピ
ロリドンなどの1種若しくはそれらの2種以上の混合溶
媒を使用することができる。特に奸才しいのはメチルエ
チルケトン、2−メトキシエタノール、N、N−ジメチ
ルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジオキ
サンである。
本発明においては硬化性を改善するために、多官能エポ
キシ化合物の硬化剤として知られているジアミンあるい
は酸無水物を配合することができる。これら硬化剤は式
(1)の化合物と多官能エポキシ化合物との系に直接加
えてもよいし、あらかじめ多官能エポキシ化合物と予備
反応させ、その生成物を式(1)の化合物と混合しても
よい。ここで、予備反応は、一般的には、ジアミン硬化
剤の場合は60〜160℃、酸無水物硬化剤の場合は6
0〜160℃においてB状態になるまで加熱することに
よって行われる。この際、溶媒中で行ってもよいし、溶
融で行ってももよい。ここで、ジアミンとしては例えば
4.4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,4−
ジアミノシクロヘキサン、2.6−ジアミツピリジン、
m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4
.4’−ジアミノジフェニルメタン、2.2−ビス(4
−アミノフェニル)フロパン、ベンジジン、4.4’−
ジアミノフェニルオギシド、4、4’ −ジアミノフェ
ニルスルホン、ビス(4−アミノフェニル)メチルホス
フィンオキシド、ビス(4−アミノフェニル)フェニル
ホスフィンオキシト、ビス(4−アミノフェニル)メチ
ルアミン、1,5−ジアミノナフタレン、m−キノリレ
ンジアミン、1.1−ビス(p−アミノフ。
エニル)フタラン、p−キシリレンジアミン、ヘキザメ
チレンジアミン、6.6′−ジアミノ−2゜2′−ジピ
リジル、4.4’−ジアミノベンゾフェノン、4.4’
−ジアミノアゾベンゼン、ビス(4−アミノフェニル)
フェニルメタン、1.1−ビス(4−アミノフェニル)
シクロヘキサン、1.1−ヒス(4−アミノ−6−メチ
ルフェニル)シクロヘキサン、2.5−ビス(m−アミ
ノフェニル) −1,3,4−オキサジアゾール、2.
5−ビス(p−アミノフェニル) −1,3,4−オキ
サジアゾール、2.5−ビス(m−アミノフェニル)チ
アゾo (4,s −a )チアゾール、5.5′−ジ
(m−アミノフェニル) −2,2’−ビス(1,3,
4−オキサジアゾリル)、4.4’−ジアミノジフェニ
ルエーテル、4.4’−ビス(p−アミノフェニル)−
2,2’−アニソール、m−ビス(4−p−アミ/7.
1=ルー2−チアゾリル)ベンゼン、4.4’−ジアミ
ノベンズアニリド、4.4’−ジアミノフェニルベンゾ
エート、N、N’−ビス(4−7ミ/ベンジル)−p−
フェニレンジアミン、4.4’−メチレンビス(2−ジ
クロロアニリン)、ベンゾグアナミン、メチルグアナミ
ンなど、また、酸無水物としては例えば無水フタル酸、
無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル収、ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、ピロメリット酸無水物、シクロペン
タンテトラカルボン酸無水物、ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸無水物、無水マレイン酸とビニルエーテルのコ
ポリマー、無水マレイン酸とスチレンのコポリマーなど
があシ、それぞれ少なくとも1種が用いられる。ジアミ
ンの配合甥は組成物全体の1〜30重量係、酸無水物は
同じく組成物全体の1〜60重量係が一般的である。
まだ、本発明においては、反応を促進するために、硬化
触媒例えば従来のマレイミド用硬化触媒又はエポキシ樹
脂用硬化触媒を併用することができる。具体例としては
、テトラメチルブタンジアミン、ベンジルジメチルアミ
ン、2,4゜6−トリス(ジメチルアミノ)フェノール
、ジシアンジアミド、テトラメチルグアニジン、グアニ
ジン、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−イソプ
ロピルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2
−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル、2゜4′−ジメチルイミダゾールなどのイミダゾー
ル系化合物、上記イミダゾール系化合物のアジン誘導体
、オニウム塩、l−リメリット酸塩、ニトリルエチル誘
導体、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレ
ート、テトラフェニルアンモニウムテトラフェニルボレ
ート、テトラブチルアンモニウムテトラフェニルボレー
ト、テトラメチルアンモニウムフルオライドなどがある
1つこれら硬化触媒の一般的な使用量としては組成物全
体の01〜5重量係が適当である。
本発明の樹脂組成物にはフェノール樹脂系化合物及びト
リアリルイソシアヌレート系化合物から選ばれる少なく
とも1種の重合性化合物を併用することができる。ここ
で、フェノール樹脂系化合物としては例えばフェノール
、クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2.
5−キシレノール、2.6−キシレノール、0−クロル
フェノール、m−クロルフェノール、p−クロルフェノ
ール、0−フェニルフェノール、m−フェニルフェノー
ル、p−フェニルフェノール、サリゲニンあるいはビス
フェノールAなどの少なくとも1種とホルマリンあるい
はパラホルムアルテヒドとを、酸性若しくはアルカリ性
触媒下において反応させて得られる液状ないし樹脂状の
縮合物、ジフェニルエーテル系樹脂、ギシレン変性フェ
ノール樹脂、パラヒドロキンポリスチレン樹脂、臭素化
バラヒドロギシボリスチレン樹脂、ビスフェノールA−
フルフラール樹脂など、壕だ、トリアリルイソシアヌレ
ート系化合物としては例えばトリアリルイソシアヌレー
ト及びそのプレポリマー又はジアリルフタレ−1・との
プレポリマーなどが用いられる。
これらフェノール樹脂系化合物及び]・リアリルイソシ
アヌレート系化合物はそれぞれ少なくとも1種が用いら
れる。また、フェノール樹脂系化合物とトリアリルイソ
シアヌレート系化合物全併用することもできる。これら
重合性化合物の使用量も任意に選択することができる。
これらフェノール樹脂系化合物あるいはトリアリル1 イソシアヌレート系化合物を用いた場合、その量が増加
するに従って架橋密度が上り、硬化物のガラス転移点が
向」ニする。上記化合物の使用量は、一般的には、組成
物全体の3〜60重量%が適当である。好ましくは5〜
40重量%である。
本発明の樹脂組成物には必要に応じて、公知の無機光て
ん剤、離燃化剤、可とう止剤、劣化防止剤、顔料、カッ
プリング沖]あるいは離型剤などを配合することができ
る。
本発明の樹脂組成物は有機溶剤溶液(フェス)とするこ
とにより、含浸用、積層用、接着用、皮膜用、フィルム
用、プリプレグ用のフェスとして有用である。一方、無
溶剤型としては成形用パウダーとして利用することがで
きる。有機溶剤としては例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルセロソルブ、N−メチル−2−ピロリド
ン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチル
アセトアミドなど多くのものが使用できる。本発明の樹
脂組成物は予備反応によってB状態伊保持することがで
きる。このB状態のもの、いわゆるプレポリマーは有機
溶剤に対する溶解性が一段と向上し、低沸点溶媒にも容
易に溶解するという利点を有するものである。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 で表されるポリフェニルメチレンポリシアナミド 50
重量部 (B)  ビスフェノール人形エポキシil 脂(シェ
ル社製エピコート828、エポキシ当量185〜+92
)  50重量部 実施例2 (A)  一般式(1)のn = 0.8のポリフェニ
ルメチレンポリシアナミド 60重量部 (B)  脂環式エポキシ樹脂CY−179(チバガイ
ギー社製、エポキシ当量138)  40重量部 硬化剤:2−エチル−4−メチルーイミダゾ−ルアジン
誘導体 03重量部 実施例3 (A)  一般式(1)のn−15のポリフェニルメチ
レンポリシアナミド 40重Jf1. 部(B)  フ
ェノールノボラック形エポキシ樹脂(ダウ・ケミカル社
DEN −438、エボキン当稲°176〜178) 
 60重量部硬化剤ニジシアンジアミド 15重量部上
記実施例1〜3に示した各組成物中、あらかじめA)と
(B)の成分のみQ80〜100℃に20分間反応させ
てプレポリマーを合成した。
各プレポリマー全(実施例2及び6の場合には硬化剤を
加えた後)、アセトン−メチルセロソルブ(1:1重量
比)の溶妙に溶解して固形分50重量係のワニスな作成
した。次に厚さ018箇のアミノシラン処理を施したガ
ラスクロスに上記ワニスを含浸させた後、80〜120
℃で約10分間乾燥し、樹脂含有量約4oyf4%の塗
工布を作成した。この塗工布を8枚重ねて、所定の温度
、40 K、q/cm”の圧力下において、180℃に
90分間積層成形し、厚さ約16箇の積層板を得だ。
なお、塗工布より採取した樹脂を470℃、90分硬化
させ、赤外吸収スペクトルを測定したところ、いずれも
2220 cm ’のシアナミド基に基づく吸収及び9
18 cm−’のエボキン基に基づく吸収がほぼ消失し
、新たに1620 cm−’にイソメラミン環に基づく
特性吸収が確認された。
従来例 アミノビスマレイミド系樹脂(軟化点85〜95℃)を
N−メチル−2−ピロリドン(沸点202℃)に溶かし
、固形分50重量係のワニスを作成した。次に、前記実
施例と同様ガラスクロスにワニスを含浸し、120〜1
50℃で10分間乾燥し、固形分重刊約40%の塗工布
を作成した。次に、この塗工布を8枚用い、80 Kg
/′tyn2の加圧下、180℃にて90分間積層接着
後、更に220℃で180分後硬化を行い、厚さ約16
扉の積層板を作成した。
なお、実施例1〜3及び従来例の各塗工布の残存揮発分
全測定した結果、実施例ではいずれも02〜04重量係
であったが、従来例では12重量係と多かった。しだが
って、低沸点溶媒を使用できる本発明の実施例は、高沸
点溶媒を使用している従来のイミド系樹脂に比べ作業性
が優れているうえに、残存溶媒による性能低下のおそれ
もない。
このようにして作製しだ各塗工布より採取した樹脂及び
積層板の各種特性を測定した結果を下記第1表に示す。
なお、表中、減量開始温度は、4℃/分の昇温速度で空
気中で加熱し、減1−特性を測定した際の減量開始温度
であり、500℃における減量は、500℃に達した時
の減量率である。丑だ、曲げ強度は、20℃における曲
げ強度に対する各温度の曲げ強度の保持率、劣化後の曲
げ強度は、220℃の空気中で所定時間加熱劣化後の曲
げ強度の初期値に対する保持率である。測定温度は(2
0℃)とした。
第1表 実施例4 のポリフェニルメチレンポリシアナミド50重量部 (B)  エピコート828     30重量部(0
)  フェノールノボラック樹脂(日立化成製HP−6
07N、軟化点75℃、フェノール基の活性水素当量約
100) 20重量部 硬化剤:2−エチル−4−メチルイミダゾール 02重量部 上記4成分を均一に混合し、170℃で90分加熱して
不溶、不融の硬化物を得た。
実施例5 (A)  式(1)においてn = 1.5のポリフェ
ニルメチレンポリシアナミド 50重量部 Q3)DEN438      30重量部(C)トリ
アリルイソシアヌレート 20重量部 硬化剤ニジクミルパーオキサイド 02酢量部 上記4成分を均一に混合し、170℃で90分加熱して
不溶不融の硬化物を得た。
上記実施例4.5で得られた硬化物の緒特性を第2表に
示す。
第2表 11 以上詳細に説明したように、本発明によれば、従来品よ
シも側熱性が優れ、かつ吸水性の小さい硬化物、その原
料と々る熱硬化性樹脂組成物及びプレポリマーが提供さ
れる。
特許出願人  株式会社 日立製作所 代理人 中 本   宏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)一般式(I) (式中nは0 (n (5,0の数を示す)で表される
    ポリフェニルメチレンポリシアナミド及び(B)多官能
    エポキシ化合物を含むことを特徴とする熱硬化性樹脂組
    成物。 2、  (A)一般式(1): (式中nは0 (n <: 5.0の数を示す)で表さ
    れるポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B
    )多官能エポキシ化合物と<C+フェノール樹脂系化合
    物及び/又はトリアリルイソシアヌレート系化合物とを
    含むことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 3(A)一般式(I): (式中nはO< n < 5.0の数を示す)で表され
    るポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)
    多官能エポキシ化合物とを反応させてB状態にしたもの
    であることを特徴とするプレポリマー。 4、  (A)一般式(I); (式中nは0 (n <、 5.0の数を示す)で表さ
    れるポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B
    )多官能エポギン化合物と(C)フェノール樹脂系化合
    物及び/又はトリアリルイソシアヌレート系化合物とを
    同時に反応させるか、又はあらかじめ(B)成分と(C
    )成分とを予備反応させた後(A)成分と反応させて、
    いずれの場合にもB状態にしだものであること全特徴と
    するプレポリマー。 5(A)一般式(I): (式中nは0 < n <5.0の数を示す)で表され
    るポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)
    多官能エポキシ化合物とを反応させて硬化させたもので
    あることを特徴とする硬化物。 6(A)一般式(I): (式中nはO< xz <5.0の数を示す)で表され
    るポリフェニルメチレンポリシアナミド化合物と(B)
    多官能エポギシ化合物と(c)フェノール樹脂系化合物
    及び/又はトリアリルイソシアヌレート系化合物とを同
    時に反応させるが、又はあらかじめ(B)成分と(Q)
    成分とを予備反応させた後(A)成分と反応させて、い
    ずれの場合にも硬化さぜたものであることを特徴とする
    硬化物。
JP7142982A 1982-04-30 1982-04-30 熱硬化性樹脂組成物、そのプレポリマ−及び硬化物 Pending JPS58189225A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196378A (ja) * 1983-04-22 1984-11-07 Hitachi Ltd 半導体素子接合用接着剤と半導体装置およびその製造法

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JPS59196378A (ja) * 1983-04-22 1984-11-07 Hitachi Ltd 半導体素子接合用接着剤と半導体装置およびその製造法

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