JPH0353673B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0353673B2
JPH0353673B2 JP61303813A JP30381386A JPH0353673B2 JP H0353673 B2 JPH0353673 B2 JP H0353673B2 JP 61303813 A JP61303813 A JP 61303813A JP 30381386 A JP30381386 A JP 30381386A JP H0353673 B2 JPH0353673 B2 JP H0353673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limit value
data
lower limit
upper limit
calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61303813A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63157296A (ja
Inventor
Yasuo Umeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
Priority to JP30381386A priority Critical patent/JPS63157296A/ja
Publication of JPS63157296A publication Critical patent/JPS63157296A/ja
Publication of JPH0353673B2 publication Critical patent/JPH0353673B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、車両の運行記録等を行うデータ記
録方法に関するものである。 [従来の技術] 従来、車両の運行記録を行うために運行記録計
が用いられており、これは24時間で1回転する円
形の記録紙上に車速、走行距離、エンジン回転数
等を印字針によつてアナログ方式で記録するよう
になつている。 しかし、この方式のものは小さな円形紙に記録
された記録結果を読み取るためには人手に頼るし
かなく、効率が悪い。このため、電子的に検知し
たエンジン回転数や車速等のデータを時間経過と
ともにデジタル的に記録させるものが特願昭56−
117728号に開示されている。この方法によると自
動的に読取が行えるようになり、前述の問題は解
決する。ところが、道路交通法に規定されている
車速計の最大誤差は時速35Kmの時に±3Km/Hで
あり、デジタル式におけるサンプリング状態でも
サンプリングタイミングの間での車速がサンプリ
ング時点の値に対して±3Km/Hに入るようにサ
ンプリング周期を設定する必要があり、このため
にはサンプリング間隔は0.2秒程度の値が必要に
なる。 このような間隔でサンプリングを行うとメモリ
容量が不足するので、データ圧縮を行わねばなら
なくなり、このデータ圧縮の方法が特開昭60−
189091号公報の565頁左上段に開示されている。 この方法は0.2秒のサンプリング間隔で速度を
サンプリングし、これを0.2秒に比べて十分に長
い時間(t1−t0)の間、例えば10秒間CPU内の
RAMに蓄えておく。この処理後、時刻t0とt1
におけるサンプリング速度V0とV1と直線で補問
する。そして、この補間の値と前記0.2秒間隔の
サンプリング値とを各々比較し、これら全比較値
が全て3Km/H以下であれば、RAMパツクへの
記録を時刻t0とt1との速度V0とV1だけとする。一
方、全比較値の内一つでも3Km/Hを越えたもの
があれば、0.2秒間隔をもつてサンプリングした
速度を全て記録するようにしたものである。 [発明が解決しようとする課題] しかしながらこの方法でも3Km/Hを越えたデ
ータがある場合はデータを圧縮せずに全て記録し
なければならない。例えば1速度データを1バイ
トとし、瞬時速度を得るためのサンプリング周期
を0.25秒とするとデータ量は次のようになる。 24時間のデータ量=1秒/0.25秒×3600×24 =345.6Kバイト ところが、現状では経済性を考慮すると入手で
きるICカードの容量は16Kバイトのものが最大で
あり、これでは実用に供さないという課題があつ
た。 [課題を解決するための手段] このような課題を解決するためにこの発明はデ
ータ収集開始時点(t0)の車速(V0)を求める第
1の処理と、 データ収集開始時点(t0)の次のサンプリング
時点である第1のサンプリング時点(t1)に得ら
れた車速(V1)に対して許容誤差を加算および
減算して得られた第1の演算上限値(VGH1)と第
1の演算下限値(VGL1)をメモリに記憶する第2
の処理と、 データ収集開始時点(t0)の車速(V0)と第1
の演算上限値(VGH1)を結ぶ第1の上限値直線
(l1H)と、データ収集開始時点(t0)の車速
(V0)と第1の演算下限値(VGL1)とを結ぶ第1
の下限値直線(l1L)とを想定し、それぞれの直
線と第1のサンプリング時点(t1)の次のサンプ
リング時点である第2のサンプリング時点(t2
における第1の上限値直線(l1H)の値である第
1の推定上限値(VNL1)と、第1の下限値直線
(l1L)の値である第1の推定下限値(VNL1)とを
求めてメモリに記憶する第3の処理(第1種デー
タ処理)と、 第2のサンプリング時点(t2)に得られた車速
(V2)に対して第2の演算上限値(VGH2)と第2
の演算下限値(VGL2)を求め、第2の演算上限値
(VGH2)と第2の演算下限値(VGL2)を結ぶ線分
(VGH2−VGL2)が第1の推定上限値(VNH1)と第
1の推定下限値(VNL1)を結ぶ線分(VNH1
VNL1)と交わる部分がある場合は、第2の演算
上限値(VGH2)と第1の推定上限値(VNH1)のう
ち小さい方のデータとデータ収集開始点(t0)の
車速(V0)とを結ぶ第2の上限値直線(l2H)、お
よび第2の演算下限値(VGL2)と第1の推定下限
値(VNL1)のうち大きい方のデータとデータ収
集開始点(t0)の車速(V0)とを結ぶ第2の下限
値直線(l2L)を求めると共にサンプリング数の
カウントをインクリメントし、 第2の上限値直線(l2H)と第2の下限値直線
(l2L)の第2のサンプリング時点(t2)の次のサ
ンプリング時点である第3のサンプリング時点
(t3)における第2の上限値直線(l2H)の値であ
る第2の推定上限値(VNH2)と、第2の下限値
直線(l2L)の値である第2の推定下限値(VNL2
とを求めてメモリに記憶する第4の処理(第2種
データ処理)と、 以下同様にサンプリングの進行に伴つて演算上
限値(VGHo)と演算下限値(VGLo)とを結ぶ線分
(VGHo−VGLo)と、推定上限値(VNHo)と推定下
限値(VNLo)を結ぶ線分(VNHo−VNLo)が交わ
る条件が成立するときは第4の処理(第2種デー
タ処理)に相当する処理を続行し、 第3の処理以後(第1種データ処理)の時点で
を演算上限値(VGHo)と演算下限値(VGLo)とを
結ぶ線分(VGHo−VGLo)が推定上限値(VNHoと推
定下限値(VNLo)とを結ぶ線分(VNHo−VNLo
と交わる条件が成立しなくなつた時点で処理を終
了しその時点までカウントしたサンプリング数
(TG)を直線の長さとしてメモリに記憶し、サン
プリング数のカウントが行われた最後の時点にお
ける上限値直線(loH)と下限値直線(loL)で挟
まれた中央部分のデータ(DE)を終点データと
してメモリに記憶する第5の処理(第3種データ
処理)とからなるものである。 [作用] サンプリングデータの上限値と下限値が前回の
データから推定できる範囲外となつたとき、前記
前回のデータまでのサンプリング数が直線の長さ
として記憶され、前記最後のサンプリング時点に
おける上限値と下限値で挟まれた中点データが終
点データとして記憶される。 [実施例] 道路交通法では車速計に時速35Km/H以上で±
10%以下の誤差を認めている。このため、デジタ
ル式の記録計もこの範囲の誤差であれば良いこと
から、各サンプリング速度値に対して許される誤
差範囲を求め、その誤差範囲を横切る直線を考え
ると、その直線は誤差範囲内の車速情報を表して
いることになる。そして、その直線の長さをサン
プリング数で表して記録し、直線の終点の値を併
せて記録すれば、その直線でカバーされる期間の
車速が定量的に管理できることになる。このよう
に車速を直線の長さと最終データだけで記憶すれ
ば、少ないデータ量で多くの情報を記録でき、デ
ータの圧縮が実現する。 第2図はデジタル式運行記録計の基本構成であ
り、1は車両のミツシヨン2より車軸の回転を検
出し、回転数を電気信号に変換する車軸回転セン
サ、3は車軸回転センサからの信号をサンプリン
グして入力し、演算による瞬時速度および走行距
離を求めると共に、前述のデータ圧縮処理を行
い、それを記録するデータ収集装置である。デー
タ収集装置3は、ハンドキヤリー可能なコンパク
トなメモリ装置が着脱自在に接着できるようにな
つている。そして、メモリ装置をデータ収集装置
3に装着すると運行データを記録されるようにな
つている。 第3図はデータ解析側の装置であり、4はデー
タ収集装置3から取り外したメモリ装置、5はメ
モリ装置4に記録された内容を読取り、読取りが
完了するとメモリ装置4に記録されているデータ
をクリアし、再使用可能な状態に設定するリー
ダ、6はリーダ5から転送されてきた運行記憶デ
ータをフロツピーデイスク等の磁気記録装置等に
セーブすると共に、圧縮データの解析を行い、運
行状況を再現し、出力用紙7に集計結果およびグ
ラフの印刷等を行うデータ解析装置である。 データ収集装置3は第4図に示すように、パル
スカウンタ31、CPU32、内部メモリ33、
バツテリ34、サンプリングタイミング発生回路
35、スイツチ36、表示器37、出力インター
フエイス38、リアルタイムを表す時計RCT39
から構成されている。 このように構成されたデータ収集装置3を搭載
した車両が走行を行うと、車軸回転センサ1はパ
ルス信号を発生し、その信号をデータ収集装置3
のパルスカウンタ31に供給する。パルスカウン
タ31は入力されたパルス数を記憶する装置で、
計数値が上限に達するとゼロから再カウントする
ようになつている。CPU32はデータ収集装置
の全ての機能を統括する制御装置で、ソフトウエ
アにより制御される。CPU32はサンプリング
タイミングおよび誤差範囲を設定するスイツチ3
6の状態を監視しており、サンプリング周期の設
定に基づきサンプリングタイミング発生回路35
に指示する。また許容誤差範囲の設定値も同時に
取り込み、内部メモリ33に記憶させる。 サンプリングタイミング発生回路35はCPU
32から指示された間隔でサンプリングタイミン
グ信号をCPU32に供給するが、実施例ではこ
のサンプリングタイミングΔtは0.5秒にとつてい
る。CPU32はサンプリングタイミング信号を
受けると、パルスカウンタ31の値を読み内部メ
モリ33に記憶している前回の値との差でサンプ
リング周期である0.5秒間の入力パルス数を求め、
更に瞬時速度と走行距離を求める。 このデータがデータ収集開始時の最初のデータ
であれば、出力インターフエイス38を介してメ
モリ装置4に時刻情報を記録する。時刻情報は第
5図aの範囲aで示すように、時刻情報コード,
年,月,日,時,分,秒,サンプリング周期設定
値,速度許容範囲設定値,初速V0である。この
時の初速V0がこれから圧縮処理で作成する直線
の始点となる。以後の処理は第1図に示すように
行われる。 サンプリング時点t1で速度V1が得られると、そ
の値に対し許容誤差設定値を加算および減算し、
第1の演算上限値VGH1および第1の演算下限値
VGL1を求めて内部メモリに記憶する。また始点
V0と第1の演算上限値VGH1を結び、その結んだ
線を更に延長した点線で示すような第1の上限値
直線l1Hを求める。同様に始点V0と第1の演算下
限値VGL1をそれぞれ結び、それを更に延長した点
線で示すような第1の下限値直線l1Lを求める。
そしてそれぞれの直線と次のサンプリング時点t2
のタイミングにおけるそれらの直線との交点であ
る第1の推定上限値VNH1と第1の推定下限値
VNL1を求めて内部メモリ33に記憶する。この
ときのサンプリング数1も内部メモリ33に記憶
する。 次のサンプリング時点t2で速度V2が得られる
と、時点t1と同様に第2の演算上限値VGH2および
第2の演算下限値VGL2を求める。これが例えば第
1図bにおいて×印で示したものであるとする。
そして第1の推定上限値VNH1と第2の演算上限
値VGH2のうち小さい方の値、すなわちこの例では
第2の演算上限値VGH2と初速V0を結ぶ第2の上
限値直線l2Hを想定し、その直線が次のサンプリ
ング時点t3と交わる第2の推定上限値VNH2を求め
る。同様に第1の推定下限値VNL1と第2の演算
下限値VGL2のうち大きい方、すなわちこの例では
第1の推定下限値VNL1と初速V0を結ぶ直線とサ
ンプリング時点t3の交わる第2の推定下限値VNL2
を求める。このとき線分VGH2−VGL2が線分VNH1
VNL1と交わる点が存在するので、この場合はサ
ンプリング数をインクリメントし2とする。 次に時点t3で速度V3を求め、第3の演算上限値
VGH3と第3の演算下限値VGL3を求めてもこの実施
例においてはでは第1図cに示すように、線分
VGH3−VGL3は線分VNH2−VNL2と交わらない。この
ため、このときは圧縮処理を終了し、時点t0から
時点t2までの間にカウンタしたサンプリング数2
を直線の長さとしてメモリ装置4に記憶し、また
終点のデータもメモリ装置4に記憶する。このと
きの終点のデータは時点t2における上限値直線お
よび下限値直線で挟まれた範囲の中点(すなわち
線分VGH2−VGL2の中点)である。このときの記憶
の形式は第5図に示す。 データの記録形式を第5図Aに示す。記号aは
時刻情報データでデータ収集開始時の時刻および
各設定スイツチの状態を示す。圧縮されたデータ
は記号aの後にカウンタ+速度といつた形で繋げ
て記録する(b,c,d,……)。前述の例でい
うとbのカウンタ1にサンプリング数の2が、速
度(V1)の部分に最終データV2が記録されるこ
とになる。第5図BはカウンタNの記録形式をよ
り詳細に示すもので、1バイトで構成され1〜
FE16の範囲の値をとる。第5図Cは速度(VN
の記録形式をより詳細に示すもので、1バイトで
構成され、最上位の1ビツトは単位距離走行フラ
グと呼び、一定の距離を走行した際に「1」、そ
の他のときは「0」になる。一定の距離とは、例
えば0.1Km、0.5Km等であり、ここでは特に特定し
ない。それ以下の7ビツトで直線終点の速度を0
〜7816の範囲で表す。 以後の動作は次に引くべき直線の始点として、
先の終点データとして決められたデータ、この実
施例の場合は速度V2を内部メモリ33に記憶し、
データVGH2,VGL2,VNH2,VNL2の情報とサンプリ
ング数はクリアとする。そして、前述したと同様
の動作を行つていく。 この例ではサンプリング数のカウンタは最大で
254(FE16)に定めているので、CPU32は内部
メモリ33に記憶されているカウンタ数が最大値
となつたら、直線の終点を求めて、第5図のよう
にカウンタ(=254)、直線の終点といつた形式で
出力インターフエイスを介してメモリ装置4に圧
縮データを記録する。 このため、第6図aに示すような走行を行つた
場合、各サンプリング速度,許容誤差範囲,メモ
リ装置に直線近似した速度データを記録する時点
の上限値直線と下限値直線の状態を示したものが
第6図bであり、圧縮されたデータを再生した図
が第6図cであり、cにおいてV1〜V6はメモリ
装置に記憶された最終データである。 次に記録データの誤差について説明する。誤差
は許容誤差範囲の設定値とサンプリング周期の設
定値にかかつてくる。許容誤差範囲の設定は前述
の道路交通法の規定により、±3Km/H以下に設
定するのが望ましい。しかし、この実施例ではス
イツチ36により±0Km/Hから±9Km/Hまで
可変としているので、例えばこの装置を現在のア
ナログ式タコグラフのように法律上義務的に使用
するのでなく、かつ運行内容の概要をデータにと
りたい場合などでは、許容誤差範囲の設定を大き
くとればデータ件数が減り、メモリの節約とな
り、また解析時間が早くなる。 スイツチ36は2回路分の容量を有しており、
サンプリング周期もまたそのスイツチにより、
0.2秒から5.0秒までの間で設定できる。サンプリ
ング周期を大きくするとデータ件数が減り、メモ
リの節約になるが、大雑把なデータとなつてしま
い、車両の瞬時速度を記録することはできない。
一方、サンプリング周期を短くすると次のような
誤差が生じる車軸回転センサは車軸の1回転に対
して30パルスを出力するものが多い。これは1回
転を30等分していることによるが、サンプリング
時点にだけ入力パルス数を読みとる方法をとる
と、タイミングによつて約±1パルス分の誤差を
生じることが起こる。このためサンプリング周期
を小さくすればするほど、1パルスの価値が上が
り、速度誤差が大きくなる。例えば、0.5秒サン
プリングの場合は0.3Km/H、0.25秒サンプリン
グの場合は0.7Km/Hの誤差となる。このため、
許容誤差範囲およびサンプリング周期は必要なデ
ータの精度あるいはメモリ容量に応じて適当な値
に設定している。 なお、以上の実施例において車速は車軸回転セ
ンサによつて得ているが、エンジン回転検出セン
サを使用すれば、エンジン回転数を同様に圧縮記
録できる。 第7図はこの発明の方法をマイクロプロセツサ
によつて処理するときのフローチヤートであり、
ステツプ100においてサンプリング周期の設定を
行う。これはスイツチによりサンプリング周期の
設定状況を入力し、サンプリング発生回路にサン
プリング周期の設定を行うことにより行われる。
次にステツプ101において、速度の許容誤差範囲
入力を行うが、これはスイツチにより速度の許容
誤差範囲の設定状況を入力し、記憶することによ
つて行われる。次にステツプ102において待ち合
わせが行われるが、これはサンプリングタイミン
グ発生回路からサンプリングタイミング信号を受
けるまでウエイトすることによつて行われる。次
にステツプ103において瞬時速度と走行距離演算
が行われるがこれは、入力した走行パルス数から
瞬時速度と走行距離が求められる。その後ステツ
プ104において最初のデータか否かが判定され、
最初のデータであれば、ステツプ105において時
刻情報記録が行われ、ステツプ106においてデー
タ設定が行われる。ステツプ106のデータ設定は
次回サンプリング時点の許容上限値VNH=∞、次
回サンプリング時点の許容下限値VNL=0、サン
プリング数=0に設定する。ステツプ105の処理
が終了するとフローはステツプ102の待ち合わせ
処理に戻る。 ステツプ104が「NO」すなわち最初のデータ
ではないと判断されると、ステツプ107において
2回目のデータか否かが判断される。ここで2回
目のデータと判断されるとステツプ108において
第1種データ処理が行われる。なお、ステツプ
107の2回目のデータかの判断は後述するデータ
圧縮終了後の最初のデータについてもステツプ
107が「YES」と判断されるようになつている。
第1種データ処理とは次の処理のことである。 今回サンプリング時点の演算上限値VGHo,VGLo
を求めて内部メモリに記憶する。また始点V0
今回サンプリング時点の演算上限値VGHo、および
今回サンプリング時点の演算下限値VGLoをそれぞ
れ結ぶ直線を想定し、その直線と次のサンプリン
グ時点の推定上限値VNHo、次のサンプリング時
点の推定下限値VNLoを求めて内部メモリに記憶
する。そしてサンプリング数を内部メモリに記憶
する処理を行う。以上が第1種データ処理の内容
であり、この第1種データ処理が完了するとフロ
ーはステツプ102の待ち合わせ処理に戻る。 次のサンプリング時点のデータは最初のデータ
でもなく、2回目のデータでもないのでステツプ
109に示すように第2種データ処理が行われる。
第2種データ処理とは、その時点の演算上限値
VGHo、演算下限値VGLoを求め、前回のサンプリン
グ時点で求めた次回サンプリング時点における推
定上限値VNHoと今回サンプリング時点の演算上
限値VGHoのうち小さい方の値と始点V0(この始点
V0は後述するデータ圧縮を終了した後、データ
処理を再開した場合は前圧縮処理の終点のデータ
となる)を結ぶ直線を想定し、その直線上の次の
サンプリング時点の推定上限値VNH(o+1)を求める、
同様に前回サンプリング時点で求めた次回サンプ
リング時点における推定下限値VNLoと今回サン
プリング時点の演算下限値VGLoのうち大きい方の
値と始点V0(この始点V0についても前述の始点
V0と同様である)を結ぶ直線を想定し、その直
線上の次のサンプリング時点の推定下限値
VNL(o+1)を求める。以上の処理が第2種データ処
理の内容である。 ステツプ109の第2種データ処理が終了すると
ステツプ110に示す線分VGHo−VGLoが線分VNHo
VNLoと交わるか否かの判断が行われる。線分が
交わる場合にフローはステツプ102の待ち合わせ
に戻り次のサンプリング時点で前述の動作、すな
わちステツプ103,104,105,107,110の処理を
行う。しかし交わらない場合はステツプ111に示
すように第3種データ処理を行う。第3種データ
処理は前回サンプリング時点までの間にカウント
したサンプリング数TGを直線の長さとしてメモ
リ装置4に記憶し、終点のデータをメモリ装置4
に記憶する。このときの終点のデータは前回サン
プリング時点における上下限値(VGHo,VGLo)の
中点である。 この第3種データ処理が終了した時点でデータ
圧縮が終了してフローはステツプ102の待ち合わ
せに戻る。そして続く始点データはえられている
(第3種データ処理で求めた「終点のデータ」)の
で、ステツプ111の次のデータはステツプ117にお
いて2回目のデータとして扱われる。 この方法によつて実測したデータを第1表に示
す。このとき使用したメモリは経済性を考慮した
とき、現時点で入手可能な16KバイトのICカード
である。
【表】 したがつて速度誤差許容値を3Km/h、サンプ
リング周期を0.25msとすると16KバイトのICカー
ドでも19.6時間記憶できるので、停止時間等を考
慮するとこの程度で十分に実用になる。また、連
続で24時間程度記録する必要があれば、速度誤差
許容値を3Km/h、サンプリング周期を0.75ms
程度にすれば26.8時間記録できるので十分に目的
を達成することができる。 [発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、記憶すべきデ
ータを始点と終点の長さおよび終点データだけと
したので、少ないデータで多くの時点の情報を記
憶でき、従来の方法では行い得なかつた経済性を
考慮して現時点で入手可能な16KバイトのICカー
ドに24時間程度のデータが記録できるようにな
り、これにより人手を要さず集計処理が行えるよ
うになるので、従来の欠点を一挙に解決できると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を説明するための
図、第2図は車載装置の構成図、第3図は解析装
置の構成図、第4図はデータ収集装置のブロツク
図、第5図はメモリ装置に記憶するデータの形式
を示す図、第6図は走行データと上下限範囲を示
す直線と再生データを示すグラフ、第7図はこの
発明をマイクロプロセツサで構成するときの動作
を示すフローチヤートである。 1……車軸回転センサ、2……ミツシヨン、3
……データ収集装置、4……メモリ装置、5……
リーダ、6……データ解析装置、7……出力用
紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サンプリング時点毎に得られた自動車の車速
    データを所定の誤差範囲内で再現できるまで圧縮
    して記憶させるデータ記録方法において、 データ収集開始時点(t0)の車速(V0)を求め
    る第1の処理と、 データ収集開始時点(t0)の次のサンプリング
    時点である第1のサンプリング時点(t1)に得ら
    れた車速(V1)に対して許容誤差を加算および
    減算して得られた第1の演算上限値(VGH1)と第
    1の演算下限値(VGL1)をメモリに記憶する第2
    の処理と、 データ収集開始時点(t0)の車速(V0)と第1
    の演算上限値(VGH1)を結ぶ第1の上限値直線
    (l1H)と、データ収集開始時点(t0)の車速
    (V0)と第1の演算下限値(VGL1)とを結ぶ第1
    の下限値直線(l1L)とを想定し、それぞれの直
    線と第1のサンプリング時点(t1)の次のサンプ
    リング時点である第2のサンプリング時点(t2
    における第1の上限値直線(l1H)の値である第
    1の推定上限値(VNH1)と、第1の下限値直線
    (l1L)の値である第1の推定下限値(VNL1)とを
    求めてメモリに記憶する第3の処理(第1種デー
    タ処理)と、 第2のサンプリング時点(t2)に得られた車速
    (V2)に対して第2の演算上限値(VGH2)と第2
    の演算下限値(VGL2)を求め、第2の演算上限値
    (VGH2)と第2の演算下限値(VGL2)を結ぶ線分
    (VGH2−VGL2)が第1の推定上限値(VNH1)と第
    1の推定下限値(VNL1)を結ぶ線分(VNH1
    VNL1)と交わる部分がある場合は、第2の演算
    上限値(VGH2)と第1の推定上限値(VNH1)のう
    ち小さい方のデータとデータ収集開始点(t0)の
    車速(V0)とを結ぶ第2の上限値直線(l2H)、お
    よび第2の演算下限値(VGL2)と第1の推定下限
    値(VNL1)のうち大きい方のデータとデータ収
    集開始点(t0)の車速(V0)とを結ぶ第2の下限
    値直線(l2L)を求めると共にサンプリング数の
    カウントをインクリメントし、 第2の上限値直線(l2H)と第2の下限値直線
    (l2L)の第2サンプリング時点(t2)の次のサン
    プリング時点である第3のサンプリング時点
    (t3)における第2の上限値直線(l2H)の値であ
    る第2の推定上限値(VNH2)と、第2の下限値
    直線(l2L)の値である第2の推定下限値(VNL2
    とを求めてメモリに記憶する第4の処理(第2種
    データ処理)と、 以下同様にサンプリングの進行に伴つて演算上
    限値(VGHo)と演算下限値(VGLo)とを結ぶ線分
    (VGHo−VGLo)と、推定上限値(VNHo)と推定下
    限値(VNLo)を結ぶ線分(VNHo−VNLo)が交わ
    る条件が成立するときは第4の処理(第2種デー
    タ処理)に相当する処理を続行し、 第3の処理以後(第1種データ処理)の時点で
    演算上限値(VGHo)と演算下限値(VGLo)とを結
    ぶ線分(VGHo−VGLo)が推定上限値(VNHo)と推
    定下限値(VNLo)とを結ぶ線分(VNHo−VNLo
    と交わる条件が成立しなくなつた時点で処理を終
    了しその時点までカウントしたサンプリング数
    (TG)を直線の長さとしてメモリに記憶し、サン
    プリング数のカウントが行われた最後の時点にお
    ける上限値直線(loH)と下限値直線(loL)で挟
    まれた中央部分のデータ(DE)を終点データと
    してメモリに記憶する第5の処理(第3種データ
    処理)とからなることを特徴とするデータ記録方
    法。 2 誤差範囲は、最大誤差をスイツチにより制限
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のデータ記録方法。
JP30381386A 1986-12-22 1986-12-22 デ−タ記録方法 Granted JPS63157296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30381386A JPS63157296A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 デ−タ記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30381386A JPS63157296A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 デ−タ記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63157296A JPS63157296A (ja) 1988-06-30
JPH0353673B2 true JPH0353673B2 (ja) 1991-08-15

Family

ID=17925611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30381386A Granted JPS63157296A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 デ−タ記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63157296A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5239470A (en) * 1990-02-08 1993-08-24 Yazaki Corporation Data recording method and device
DE4143404C2 (de) * 1990-02-08 1996-03-07 Yazaki Corp Geschwindigkeitsdatenaufzeichnungsverfahren und Geschwindigkeitsdatenaufzeichnungsvorrichtung
DE4103724C2 (de) * 1990-02-08 1996-02-29 Yazaki Corp Verfahren zum komprimierten Aufzeichnen von Geschwindigkeitsparametern bei einem Fahrzeug sowie Datenverarbeitungsvorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens
JP2526302B2 (ja) * 1990-05-15 1996-08-21 矢崎総業株式会社 デジタル運行記録デ―タの解析装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189091A (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 株式会社日立製作所 車両用運行記録計

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189091A (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 株式会社日立製作所 車両用運行記録計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63157296A (ja) 1988-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5239470A (en) Data recording method and device
JPH089802Y2 (ja) デジタル運行データの記録装置
EP0352260B1 (en) Method for storing run data of a vehicule in the memory of an electronic tachograph and apparatus for carrying out the method
US4236215A (en) Vehicular data handling and control system
JPH0353673B2 (ja)
JP2500714Y2 (ja) デジタル運行デ―タの記録装置
JP2502160B2 (ja) デ―タ記録方法及び装置
JPS63106892A (ja) デイジタル運行記録計
JPS62144295A (ja) 車輌運転管理システム
JP2511165B2 (ja) 速度デ―タ記録方法及び装置
JP2784402B2 (ja) 速度データ圧縮記録方法
JP2904393B2 (ja) デジタル運行記録計
JPH084569Y2 (ja) デジタル運行データの記録装置
JPH06150101A (ja) 速度データ圧縮記録方法
JP2982998B2 (ja) タクシー運行データ収集装置
JP2622526B2 (ja) 車輌の運行記録装置
JP2575029Y2 (ja) デジタル運行記録装置
JP2528212Y2 (ja) 運行記録装置
JPH0422297Y2 (ja)
JPH087764B2 (ja) 車輛の運転状況記録方法及びその装置
JPS6043796A (ja) 運行情報記録装置
JPH0362188A (ja) 車輌の運行記録装置
JPH0392993A (ja) 車輌の運行記録装置
JPS60189091A (ja) 車両用運行記録計
JPS626394A (ja) 運行記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees