JPH084569Y2 - デジタル運行データの記録装置 - Google Patents

デジタル運行データの記録装置

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JPH084569Y2
JPH084569Y2 JP5263190U JP5263190U JPH084569Y2 JP H084569 Y2 JPH084569 Y2 JP H084569Y2 JP 5263190 U JP5263190 U JP 5263190U JP 5263190 U JP5263190 U JP 5263190U JP H084569 Y2 JPH084569 Y2 JP H084569Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車速、走行距離などの車両の運行状態を示
すデジタル運行データを外部記録媒体に記録するデジタ
ル運行データの記録装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のデジタル運行データの記録装置は、車
両の運行状態を示すデジタル運行データを所定の設定値
に基づいて圧縮処理して外部記録媒体に記録するため車
両に搭載されて使用される。外部記録媒体は記録装置に
着脱自在に装着されるICメモリカードなどによって構成
され、外部記録媒体に記録されたデジタル運行データ
は、車両の運行を管理するオフィスに設置され解析装置
によって読み取られ、ここで伸長処理されてから解析さ
れる。より具体的には、記録装置は、車両のトランスミ
ッションに連結手段によって連結された回転センサが発
生する車軸の回転に応じた周期の電気信号をサンプリン
グして入力し、演算により速度を求めると共に、この演
算によって求めた速度をデジタルデータとして着脱自在
に装着されているICメモリカードのような外部記録媒体
に記録するに当たってデータ長を短くするためのデータ
圧縮処理などを行うマイクロコンピュータ(CPU)から
構成されている。
上述した記録装置において外部記録媒体に記録される
デジタル運行データは、車両の運行状態を管理する上で
極めて有効であり、特に事故が起こったときに、その事
故がどのような車両の走行状態で起こったかを、外部記
録媒体に記録され残っているデジタル運行データを後に
解析することによって知るために利用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この種の記録装置では、外部記録媒体が装着
されていなくても車両の走行に何らの支障もないため、
外部記録媒体の装着を忘れてしまったり、外部記録媒体
の記録可能な容量が十分にない状態で、その日の車両の
運行を開始してしまい、車両の運行状態を記録として全
く或いは途中から残すことができなくなってしまうとい
う状況が起こる可能性があった。
このように車両の運行状況を示すデータが残せない状
態で事故が起こった場合、その事故直前の車両の走行状
態を知り、事故が自分の走行状態に原因しない場合であ
っても、証拠として利用することができなくなり、一方
的に事故の責任を負わされることにも成り兼ねなかっ
た。
よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、外部
記録媒体の装着を忘れたり、外部記録媒体の記録容量が
途中でなくなることが起こっても、事故直前の車両の運
行状態を記録として確保することができるようにしたデ
ジタル運行データを記録装置を提供することを課題とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するため本考案により成されたデジタ
ル運行データの記録装置は、第1図の基本構成図に示す
ように、車両に搭載され、車両の運行状態を示すデジタ
ル運行データを圧縮手段12c1によって圧縮処理し、該圧
縮処理したデジタル運行データを着脱自在に装着された
外部記録媒体2に記録するようにしたデジタル運行デー
タの記録装置において、前記圧縮処理する前のデジタル
運行データを所定時間分記録するため内蔵している内部
記録媒体12iと、前記外部記録媒体2が装着されている
かどうかを検出する装着検出手段12c2と、該装着検出手
段12c2が外部記録媒体2の装着がないことかを検出して
いるとき、前記内部記録媒体12iに最古のデジタル運行
データを捨てながら最新のデジタル運行データを記録す
る記録手段12c3とを備えることを特徴としている。
上記課題を解決するため本考案により成されたデジタ
ル運行データの記録装置はまた、第1図の基本構成図に
示すように、前記外部記録媒体2の記録可能な容量の有
無を検出する容量検出手段12c4を備え、該容量検出手段
12c4が外部記録媒体2の容量がないことを検出している
とき、前記記録手段12c3が前記内部記録媒体12iに最古
のデジタル運行データを捨てながら最新のデジタル運行
データを記録することを特徴としている。
上記課題を解決するため本考案により成されたデジタ
ル運行データの記録装置は更に、第1図の基本構成図に
示すように、前記内部記録手段12iが書換え回数に制限
のある不揮発性メモリからなり、車両が停車していると
き、前記記録手段12c3による前記内部記録媒体への記録
を行えなくする記録禁止手段12c5を備えることを特徴と
している。
〔作用〕
上記第1図の構成において、装着検出手段12c2が外部
記録媒体2が装着されていないことを検出すると、記録
手段12c3が内部記録媒体12iに最古のデジタル運行デー
タを捨てながら最新のデジタル運行データを所定時間分
記録するので、外部記録媒体2にデジタル運行データが
記録されなくても、所定時間分の最新のデジタル運行デ
ータが確実に保持される。
また、容量検出手段12c4が外部記録媒体2に記録可能
な容量のないことを検出したときも、記録手段12c3が内
部記録媒体12iに最古のデジタル運行データを捨てなが
ら最新のデジタル運行データを記録するので、外部記録
媒体2が装着されていてもデジタル運行データが記録で
きないときには、所定時間分の最新のデジタル運行デー
タが確実に保持される。
更に、内部記録手段12iが書換え回数に制限のある不
揮発性メモリからなっていても、記録禁止手段12c5が車
両の停車時に記録手段12c3による内部記録媒体への記録
を行えなくするので、内部記録媒体12iに速度0km/hの意
味のないデータが無闇に記録されることが防がれる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案によるデジタル運行データの記録装置
の一実施例を示す。同図において、記録装置は車両のト
ランスミッションに図示しない連結手段によって連結さ
れた回転センサ11と、この回転センサ11からの電気信号
をサンプリングして入力し、演算により速度を求めると
共に、この演算によって求めた速度をデジタルデータと
して外部記録媒体としてのICメモリカード2に記録する
に当たって、データを圧縮処理するなどの仕事を行う装
置本体12とからなり、装置本体12にICメモリカード2が
装着され、かつICメモリカード2の装着部の図示しない
蓋が閉じられることによって、ICメモリカード2からこ
れに記録されているカードの各種のデータが読込まれた
り、上記圧縮処理したデータがICメモリカード2に書込
まれたりすることが可能になる。
上記ICメモリカード2は1ワードが8ビット(1バイ
ト)構成のメモリ2aを内蔵し、第3図に示すように、共
通のデータを記録するための共通データ記録領域2a
1と、IDデータを記録するためのIDデータ記録エリア2a2
と、デジタル運行データを記録するためのデジタル運行
データ記録エリア2a3とを有する。
上記共通データ記録領域2a1は、許容差、分解能及び
サンプリングタイムを記録するための領域2a11乃至2a13
を有する。上記許容差は記録の際に許される誤差範囲を
示し、分解能及びサンプリングタイムは収集した速度デ
ータの精度に関係するものであり、圧縮処理によって得
られるデータの精度は、上記速度圧縮の許容差、分解能
及びサンプリングタイムに依存し、これらのデータは解
析側で伸長、解析するのに必須のものとなる。
IDデータ領域2a2には、1運行毎に区切って所定の圧
縮法によって圧縮した速度のデジタル運行データを記録
したデジタル運行データ記録エリア2a3の最終アドレス
などが記録される。デジタル運行データ記録エリア2a3
には、1運行毎に区切って所定の圧縮法によって圧縮し
た速度のデジタル運行データの他、各運行の開始と終了
において開始時刻と終了時刻が順次記録されるが、この
時刻情報は解析によってデジタル運行データをこの時刻
の間に割り振り、各時点での速度がどのようになってい
るかを知る上で重要なものである。1運行は、例えばIC
メモリカードが記録装置1に装着されてから抜かれるま
で期間として定められる。
上記記録装置の装置本体12は、第2図に示すように、
パルスカウンタ12b、CPU12c、ROM及びRAMからなる内蔵
メモリ12d、バッテリ12e、表示器12f、入出力インター
フェース12g、リアルタイムを表す年月日時分秒データ
を発生する時計12h、及び電源がなくても記録内容が失
われない例えば不揮発性メモリからなる内部記録媒体と
しての二次記録媒体12iから構成され、ICメモリカード
コネクタから構成される入出力インターフェース12gに
はICメモリカード2が着脱自在に接続される。
このように構成された装置本体12を搭載した車両が走
行を行うと、回転センサ11がパルス信号を発生し、その
信号を装置本体12内のパルスカウンタ12bに供給する。
パルスカウンタ12bは入力されたパルス数を計数する装
置で、計数値が上限に達するとゼロから再カウントする
ようになっている。CPU12cは装置本体12の全ての機能を
統括する制御装置で、内部メモリ12d中のROMに格納され
ている制御プログラムにより制御され、内部メモリ12d
のRAMに格納されているサンプリングタイム及び許容差
の設定値を監視し、サンプリングタイムの設定値に基づ
いてサンプリングタイミング信号の周期を決定する。
CPU12cはサンプリングタイミング信号に従ってパルス
カウンタ12bの値を読み、内部メモリ12d中のRAMに記録
している前回の値との差でサンプリング周期の間の入力
パルス数を求めて速度を演算によって求める。このデー
タが運行開始時の最初のデータであれば、CPU12cは入出
力インターフェース12gを介して時刻情報を出力して記
録媒体2のデジタル運行データ記録エリア2a3に記録さ
せる。
また、CPU12cはICメモリカード2が装着されている
か、ICメモリカード2に記録が可能であるか、及びICメ
モリカード2の容量があるかを判断し、これらの何れか
が満たされていないときには、デジタル運行データを二
次記録媒体12iに記録する。二次記録媒体12iにデータを
記録する場合には、第4図に示すように、最新のデジタ
ル運行データを記録する前に二次記録媒体12iに記録し
ているデータ全体を1バイト分移動し、もし二次記録媒
体12iに容量一杯のデータが記録されているときには、
最も古いデータを捨てることによって、二次記録媒体12
iに例えば数分間の最新のデジタル運行データを記録・
保持するようにしている。
ところで、ICメモリカード2に記録するに当たっての
速度に関するデジタル運行データの圧縮処理は次のよう
な考え方に基づいて行われる。すなわち、各サンプリン
グ速度値に対して許される誤差範囲(許容差)を予め設
定し、その許容差を横切る直線を考えると、その直線は
許容差内の車速情報を表していることになる。そして、
その直線の長さをサンプリング数で表して記録し、直線
の終点の値を併せて記録すれば、その直線でカバーされ
る期間の車速が定期的に管理できることになる。このよ
うに車速を直線の長さと最終データだけで記録すれば、
少ないデータ量で多くの情報を記録でき、データの圧縮
が実現する。
第5図はt0〜t11のサンプリング時点における車速V0
〜V11の関係を示し、点線は車速の誤差範囲である。各
サンプリング時点において、その時点以前のデータの誤
差範囲を横切る直線が存在するか否かを調べる。t0〜t9
まではその直線が存在するが、t10では存在しなくな
る。このとき始点V0を含み、誤差範囲を横切る直線のう
ち、上限を通る直線L2と下限を通る直線L1を引き、最終
サンプリングデータV9の許容差のうち、直線L1およびL2
で挟まれる範囲の中点Vを終点のデータとし、長さは
「9」とする。終点は次の直線の始点となり、以下同様
にこの操作が続けられる。以上のような圧縮処理によっ
てICメモリカード2に記録された圧縮速度データは、サ
ンプル数と速度で記録される。
記録装置によってデジタル運行データが記録されたIC
メモリカード2は、その中のデジタル運行データの解析
を行うために図示しない解析装置に装着される。
以上、記録装置の動作の概略を説明したが、以下その
詳細を第6図及び第7図のフローチャートをそれぞれ参
照して説明する。
第6図は記録装置のCPU12cが制御プログラムに従って
実行する仕事を示すフローチャートであり、CPU12cはそ
の電源の投入により動作を開始し、その最初のステップ
S1においてイニシャライズを行い、初回フラグを「0」
すなわちクリアする。次にステップS2に進み、ここでイ
グニッション(IGN)スイッチがオンしているか否かを
図示しないIGNオン検出回路からの信号によって判断
し、IGNスイッチがオフしているときにはステップS3に
おいてCPU12cをスリープ状態にし、ステップS2において
再びIGNスイッチがオンしているか否かを判定し、この
判定がYESとなるまでステップS2及びS3を繰り返し実行
する。ステップS2の判定がYESとなるとステップS5に進
む。ステップS5においては、ICメモリカード2が装着さ
れているか否かを判定し、このステップS5の判定がYES
のときにはステップS6に進み、ここでICメモリカード2
が記録可能な状態にあるか否かを判定する。このステッ
プS6の判定がYESのときにはステップS7に進み、ここでI
Cメモリカード2の容量があるか否かを判定し、このス
テップS7の判定がYESのときには次にステップS8に進
む。上記ステップS5又はS6の何れかの判定がNOのときに
は後述するステップS14又はS18に進む。
上記ステップS8においては、初回フラグが1であるか
否かを判定する。このステップS8の判定がNOのときはス
テップS9に進み、ここでICメモリカード2の共通データ
領域2a1から許容差、分解能、サンプリングタイムを読
取り、この読取ったデータを内部メモリ12dのRAMに格納
する。続いてステップS10に進み、ここで開始時刻をIC
メモリカード2のデジタル運行データ記録領域2a3に書
込む。その後ステップS11に進み、ここで初回フラグを
セットしてからステップS12に進む。
ステップS12においては、サンプリングタイム分の時
間が経過したか否かを判定し、この判定がNOのときには
上記ステップS2に戻り、判定がYESのときにはステップS
13に進む。ステップS13においては、パルスカウンタ12b
の係数値を読込んで速度演算を行い、該演算により求め
た速度に関するデジタル運行データを圧縮処理してICメ
モリカード12に記録してから上記ステップS2に戻り上述
のステップを繰り返し実行する。
上述のようにステップS11において初回フラグがセッ
トされると、以後ステップS8の判定がYESとなり、ステ
ップS8の実行後ステップS9乃至S11を飛ばしてステップS
12に進む。
また、上記ステップS5又はS6の判定がNOになっている
とき、すなわちICメモリカード2にデジタル運行データ
が記録することができないときには、ステップS14に進
み、ここで初回フラグがセットされているか否かを判定
する。このステップS14の判定がYESのときにはステップ
S16において初回フラグをクリアし、次のステップS17に
おいて二次記録媒体12iに対する記録処理を行ってから
上記ステップS2に戻る。またステップS14の判定がNOの
ときにはステップS17において二次記録媒体12iに対する
記録処理を行ってから上記ステップS2に戻る。
また、上記ステップS7の判定がNOのとき、すなわちIC
メモリカード2の容量不足によりデジタル運行データが
記録できないときには、ステップS18に進み、ここで初
回フラグがセットされているか否かを判定する。このス
テップS18の判定がYESのときはステップS19に進んで終
了時刻をICメモリカード2のデジタル運行データ記録領
域2a3に記録し、続くステップS20において初回フラグを
クリアしてから上記ステップS17を経てステップS2に戻
る。
なお、ステップS18の判定がNOのときにもステップS17
を経てステップS2に戻る。
上記ステップS17の二次媒体記録処理においては、第
7図のフローチャートに示すように、その最初のステッ
プS17aにおいて、サンプリングタイム分の時間が経過し
たか否かを判定し、この判定がNOのときには上記ステッ
プS2に戻り、判定がYESのときにはステップS17bに進
む。ステップS17bにおいては、パルスカウンタ12bの係
数値を読込んで速度演算を行う。その後ステップS17cに
進み、ここでステップS17bによって演算して求めた速度
が0km/hであるか否か、すなわち車両が停車しているか
否かを判定し、この判定がNOのときにはステップS17dに
進んで演算して求めた速度に関するデジタル運行データ
を二次記録媒体12iに記録し、続くステップS17aにおい
てSPDフラグを1にセットしてから上記ステップS2に戻
る。
また上記ステップS17cの判定がYESのとき、すなわち
車両が停車しているときにはステップS17fに進み、ここ
でSPDフラグが1にセットされているか否かを判定し、
この判定がYWSのときにはステップS17gに進んでSPDフラ
グをクリアし、その後のステップS17hにおいて0km/hを
二次記録媒体12iに記録してから上記ステップS2に戻
る。なお、上記ステップS17gにおいてSPDフラグがクリ
アされた後は、ステップS17eにおいて再度セットされる
まで上記ステップS17fの判定はNOとなり、ステップS17g
及びS17hを飛ばしてステップS2に戻る。
第6図及び第7図のフローチャートについて説明した
仕事を実行することによって、CPU12cは、車両の運行状
態を示すデジタル運行データを圧縮処理する圧縮手段12
c1、外部記録媒体2が装着されているかどうかを検出す
る装着検出手段12c2、装着検出手段12c2が外部記録媒体
2の装着がないことを検出しているとき、二次記録媒体
12iに最古のデジタル運行データを捨てながら最新のデ
ジタル運行データを記録する記録手段12c2、外部記録媒
体2の記録可能な容量の有無を検出する容量検出手段12
c4、車両が停車しているとき、記録手段12c3による内部
記録媒体12iへの記録を行えなくする記録禁止手段12c5
としてそれぞれ働く。
上述のように、ステップS5の判定がNOでICメモリカー
ド2が装着されていないとき、ステップS6の判定がNOが
ICメモリカード2が記録可能な状態にないとき、又はス
テップS7の判定がNOでICメモリカード2の容量がないと
きには、二次記録媒体12iにステップS17dで演算して求
めた速度に関するデジタル運行データを二次記録媒体12
iに記録するようにしているので、仮に事故が起こって
も事故直前のデジタル運行データが二次記録媒体12iに
保持されているので、事故直前の車両の運転状況を知
り、事故の原因などの分析に役立てることができる。
また、SPDフラグを使用し、0km/hのときにはこのフラ
グがセットされているときのみ0km/hを記録し、それ以
外では停車情報である0km/hを記録しないようにしてい
るので、書換え回数に制限のある不揮発性メモリからな
る二次記録媒体12iの寿命を延ばすことが可能になって
いる。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、外部記録媒体が
装着されていないとき、最新のデジタル運行データを所
定時間分内部記録媒体に記録し、外部記録媒体にデジタ
ル運行データが記録されなくても、所定時間分の最新の
デジタル運行データが確実に保持されるので、外部記録
媒体の装着を忘れても、事故直前の車両の運行状態を記
録として確保することができる。
また、外部記録媒体に記録可能な容量のないときも、
内部記録媒体に最新のデジタル運行データを所定時間分
記録し、外部記録媒体が装着されていてもデジタル運行
データが記録できないときには、所定時間分の最新のデ
ジタル運行データが確実に保持されるので、外部記録媒
体の記録容量が途中でなくなることが起こっても、事故
直前の車両の運行状態を記録として確保することができ
る。
更に、内部記録手段が書換え回数に制限のある不揮発
性メモリからなっていても、車両の停車時には内部記録
媒体への記録を行えなくし、速度0km/hの意味のないデ
ータが無闇に記録されることが防がれるので、内部記録
媒体の寿命を延ばして交換することをなくしたり、少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるデジタル運行データの記録装置の
基本構成を示すブロック図、 第2図は本考案によるデジタル運行データの記録装置の
一実施例を示す図、 第3図はICメモリカード内に設けられた記録領域を示す
図、 第4図は二次記録媒体への記録の仕方を説明するための
図、 第5図は速度に関するデジタル運行データの圧縮の仕方
の一例を説明するための図、 第6図及び第7図は第2図中のCPUが行う仕事を示すフ
ローチャートである。 2……ICメモリカード(外部記録媒体)、12c1……CPU
(圧縮手段)、12c2……CPU(装着検出手段)、12c3
…CPU(記録手段)、12c4……CPU(容量検出手段)、12
c5……CPU(記録禁止手段)、12i……二次記録媒体(内
部記録媒体)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され、車両の運行状態を示すデ
    ジタル運行データを圧縮手段によって圧縮処理し、該圧
    縮処理したデジタル運行データを着脱自在に装着された
    外部記録媒体に記録するようにしたデジタル運行データ
    の記録装置において、 前記圧縮処理する前のデジタル運行データを所定時間分
    記録するため内蔵している内部記録媒体と、 前記外部記録媒体が装着されているかどうかを検出する
    装着検出手段と、 該装着検出手段が外部記録媒体の装着がないことを検出
    しているとき、前記内部記録媒体に最古のデジタル運行
    データを捨てながら最新のデジタル運行データを記録す
    る記録手段とを備える、 ことを特徴とするデジタル運行データの記録装置。
  2. 【請求項2】前記外部記録媒体の記録可能な容量の有無
    を検出する容量検出手段を備え、 該容量検出手段が外部記録媒体の容量がないことを検出
    しているとき、前記記録手段が前記内部記録媒体に最古
    のデジタル運行データを捨てながら最新のデジタル運行
    データを記録する、 ことを特徴とする請求項(1)記載のデジタル運行デー
    タの記録装置。
  3. 【請求項3】前記内部記録手段が書換え回数に制限のあ
    る不揮発性メモリからなり、 車両が停車しているとき、前記記録手段による前記内部
    記録媒体への記録を行えなくする記録禁止手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のデジタ
    ル運行データの記録装置。
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