JP2865243B2 - ディジタル運行記録装置 - Google Patents
ディジタル運行記録装置Info
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Description
行距離などの車両の運行状態を示すディジタル運行デー
タを着脱自在に装着される記録媒体に記録するディジタ
ル運行記録装置に関する。
る装置としては、例えば、特願平2−131203(デ
ィジタル運行データの記録解析システム,記録装置およ
び解析装置)に記載されディジタル運行記録装置があ
る。
行状態を示すディジタル運行データを着脱自在に装着さ
れるICメモリカードに図5(A)に示す方法で記録す
るようにしていた。図5(A)はICメモリカードの記
録領域を表わしており、18aはディジタル運行データ
を得るために必要なデータを記録する共通データ記録領
域、18cは1運行毎の運行開始時刻,ディジタル運行
データおよび運行終了時刻等を記録する運行データ領
域、および18bは1運行毎の運行データの終了アドレ
スおよび運転者コード等を記録するIDデータ領域で構
成されている。
ードが装着されると、共通データ記録領域に記録されて
いるデータを読出してディジタル運行データを得るため
に必要なデータがセットされる。続いて、運行開始に際
しての出庫時刻が運行データ領域に記録される。
ディジタルデータは運行データ領域の上記出庫時刻の次
に順次記録される。車両の運行が終了すると、運行デー
タ領域の運行状態を記録したデータの次に入庫(運行終
了)時刻が記録され、また、この入庫時刻が記録されて
いるメモリのアドレスはIDデータ領域に記録される。
タル運行記録装置に着脱される毎に1運行と見なして記
録される。
のディジタル運行記録装置においては、ディジタル運行
記録装置のICメモリカードが着脱される毎に1運行と
見なして、その間の運行状態データがICメモリカード
に記録されるようになっていた。
容量は7日間の運行を記録できるようになっており、車
両の運行が数日間となる場合は、ICメモリカードの運
行状態データは、この数日間のデータが1運行として記
録される。このため、このように記録されているICメ
モリカードを解析装置に装着して運行データを解析する
場合、1日単位や特定時間帯の解析を行なうにはデータ
解析に長時間を要していた。
ると、一度ICメモリカードの挿抜を行なわせて記録デ
ータを分けて記録させるようにしており、運転者の負担
が大きくなったり、指定時間になったか否に常時注意し
ている必要があった。本発明は運転者の負担も無く、か
つ短時間で指定する時間帯の運行データの解析が出来る
よう改良したディジタル運行記録装置を提供することを
目的とする。
め本発明が採用した手段を図1を参照して説明する。図
1は本発明の基本構成図である。車両の運行状態を示す
ディジタル運行データを着脱自在に装着される記録媒体
に記録するディジタル運行記録装置において、前記記録
媒体に車両運行開始時の出庫記録および車両運行終了時
の入庫記録を行なわせる出入庫処理手段1と、特定時刻
を記録する特定時刻記録手段2と、前記特定時刻記録手
段2に記録されている特定時刻になったとき前記出力庫
処理手段1を動作させて前記記録媒体に入庫記録を行な
わせ、続いて出庫記録を行なわせる特定時刻処理手段3
と、を備える。
着したとき、記録媒体に記録されている特定時刻を読出
して特定時刻記録手段2に予め記録される。特定時刻処
理手段3は、特定時刻記録手段2に記録されている特定
時刻になったとき、出入庫処理手段1に指令して、記録
媒体に入庫記録を行なわせ、続いて出庫記録を行なわせ
る。
特定時刻になったとき記録媒体への入庫記録を行なわ
せ、続いて出庫記録を行なわせるようにしたので、運転
者の負担もなく特定時刻を境として記録媒体へのディジ
タル運行データを区別して記録することができ、また、
特定時間帯の記録媒体の記録が容易に読出すことができ
てデータ解析を短時間で行なわすことができる。
明する。図2は本発明の実施例の構成図、図3および図
4は同実施例の動作フローチャート、図5は同実施例の
ICメモリカードのデータ記録説明図である。
る毎にパルスを発生する走行センサ、12は走行センサ
11より出力されるパルスより車両の速度を算出する速
度算出部、13は走行センサ12より出力されるパルス
を積算して走行距離を算出する距離算出部、14は車両
の運行データを記録するICメモリカード18に記録す
る速度データを圧縮する速度データ圧縮部、15は時計
部、16は制御部、17は表示警報部である。
庫時記録処理を行なう出入庫処理部、20は特定時刻を
記録する特定時刻記録部、21は特定時刻になったとき
出入庫処理部を起動してICメモリカード18に入出庫
記録を行なわす特定時刻処理部、21および22はイン
タフェース(I/O)、24は処理を実行するプロセッ
サ(CPU)である。
リカード18の記録領域を図5を参照して説明する。図
5(A)はICメモリカード18の記録領域を示したも
のであり、18aは共通データを記録する領域、18b
は運行毎にIDを記録するID記録領域、18cは運行
毎の運行データを記録する運行データ領域である。
(B)に示すように、ICメモリカードのカード番号、
ICメモリカードへのデータの記録が可か否を示す初期
化フラグ、運行データを算出するための許容差、分解能
およびサンプリング時間、および後で説明する特定時間
1および2が記録されている。
転者コードおよび運行データを記録した最終記録アドレ
スが記録される。運行データ領域18cには、図5
(C)に示すように、1運行毎に運行開始時刻、運行状
態のデータである圧縮速度データおよび走行距離等が、
また運行が終了した終了時刻が記録される。
最終アドレスは、運行ID1に対しては図5(c)に示
すID1終了時刻が記録されているメモリのアドレスが
記録される。つぎに、運行データ領域18cに記録する
圧縮速度データについて、図6を参照して説明する。
している。時間t0 〜t11はICメモリカード18の共
通データ記録領域18aに記録されているサンプリング
時間(例えば0.5秒)に対応しており、V0 〜V
11は、それぞれ、サンプリング時間t0 〜t11における
速度である。
で示した範囲は誤差範囲を示している。各サンプリング
時点においては、始点V0 とVn の誤差範囲を結ぶ直線
がV0〜Vn の誤差範囲を横切る直線が存在するか否か
を調べる。
が存在するが、t10では存在しなくなる。このとき、時
間t9 における誤差範囲と横切る上限を通る直線L2 と
下限を通る直線L1 によって示される速度の中点Vを終
点とする。
0 とV0 間のサンプリング時間数である「9」を圧縮速
度データとして記録するようにしている。このようにす
ることによって、速度データの記録データ数を少なくす
ることができる。
間としては、運行データを解析するに必要な時間を予め
記録する。すなわち、例えば日単で解析する場合は午前
0時、また、昼間および夜間であるならば例えば午前8
時と午后7時等を記録する。つぎに、図3および図4を
参照して、実施例の動作を説明する。
18をI/O23に装着した時の動作を説明する。なお
動作の開始は、ICメモリカード18をI/O23に装
着させると、I/O23がICメモリカードが装着され
ていることを示す信号を送出して割込処理が開始され
る。
3を介してICメモリカード18の共通データを読取
る。処理S21では、読取った共通データを図示しない
メモリに記録すると共に、特定時刻データについては特
定時刻記録部20に記録する。
タ以外のデータを記録したメモリの特定アドレスを割当
てるようにしても良い。処理S22では、制御部16
は、ICメモリカード18より読出して処理S21で記
録したデータの初期化フラグが1であるか否かを判定
し、判定結果がYESの場合は処理を終了し、NOの場
合は処理S23に移る。
部17に指令して警報を発する。なお初期化フラグは
「1」である場合はICメモリカード18のデータ記録
が可能で、「0」の場合は記録不可となるようにしてい
る。つぎに図3を参照して動作を説明する。
と、イニシアライズが行なわれ、図示しないフラグFを
0にする。処理S2では、制御部16は、フラグFが1
であるか否かを判定し、NOの場合は処理S3に、また
YESの場合は処理S6に移る。
りのICメモリカード装置信号より、カードが挿入され
ているか否かの判定を行ない、判定がYESの場合は処
理S4に移る。処理S4では、出入庫処理部19は、前
述したように、ICメモリカード18の運行データ領域
に、時計部15によって発生して現在時刻を読出して記
録する。すなわち、運行開始時刻を記録する。
する。処理S6では、処理S3と同様に、ICメモリカ
ード18がI/O23に挿入されているか否かの判定を
行ない、判定がNOの場合は処理S12に、またYES
の場合は処理S7に移る。
計部15が発生する現在時刻と特定時刻記録部20に記
録されている時刻が一致するか否かの判定を行ない、判
定がNOの場合は処理S10に移り、またYESの場合
は処理S8に移る。処理S8では、特定時刻処理部21
は出入庫処理部19に指令して入庫処理を行なわせ、入
庫処理が完了すると処理S9に移って出庫処理Sを行な
わす。
ド18の運行データ領域に運行終了時刻を記録し、また
運行終了時刻を記録したメモリのアドレスをIDデータ
記録領域に記録する。また、処理S9では、処理S4と
同様な処理を行なう。
は、前述したように、速度算出部12で算出される速度
をサンプリング時間毎に読出して速度データを圧縮を行
なう。処理S11では、処理S10でデータ圧縮処理を
行なった圧縮速度データおよび距離算出部13で算出さ
れた走行距離をI/O23を介してICメモリカード1
8に記録する。
理S8で説明したと同様な入庫処理を行なって処理S1
3に移りフラグFを0にする。処理S14では、時計部
15が出力する現在時刻を変更した場合は、変更となっ
た時間差をICメモリカード18に記録して処理S2に
移る。
媒体をICメモリカードとしたが、ICメモリカードに
限定するものでは無く、ディジタル運行データが記録で
きる媒体であれば何人でも良い。以上、本発明の一実施
例について説明したが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく、その発明の主旨に従った各種変形が可
能である。
の効果が得られる。特定時刻を記録しておき、特定時刻
になったとき記録媒体への入庫記録を行なわせ、続いて
出庫記録を行なわせるようにしたので、運転者の負担も
なく特定時刻を境として記録媒体へのディジタル運行デ
ータを区別して記録することができ、また、特定時間帯
の記録媒体の記録が容易に読出すことができてデータ解
析を短時間で行なわすことができる。
図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の運行状態を示すディジタル運行デ
ータを着脱自在に装着される記録媒体に記録するディジ
タル運行記録装置において、 前記記録媒体に車両運行開始時の出庫記録および車両運
行終了時の入庫記録を行なわせる出入庫処理手段(1)
と、 特定時刻を記録する特定時刻記録手段(2)と、 前記特定時刻記録手段(2)に記録されている特定時刻
になったとき前記出入庫処理手段(1)を動作させて前
記記録媒体に入庫記録を行なわせ、続いて出庫記録を行
なわせる特定時刻処理手段(3)と、を備えたことを特
徴とするディジタル運行記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33756093A JP2865243B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ディジタル運行記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33756093A JP2865243B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ディジタル運行記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07200902A JPH07200902A (ja) | 1995-08-04 |
JP2865243B2 true JP2865243B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=18309797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33756093A Expired - Fee Related JP2865243B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ディジタル運行記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865243B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33756093A patent/JP2865243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07200902A (ja) | 1995-08-04 |
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