JP2528212Y2 - 運行記録装置 - Google Patents

運行記録装置

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JP2528212Y2
JP2528212Y2 JP1991015332U JP1533291U JP2528212Y2 JP 2528212 Y2 JP2528212 Y2 JP 2528212Y2 JP 1991015332 U JP1991015332 U JP 1991015332U JP 1533291 U JP1533291 U JP 1533291U JP 2528212 Y2 JP2528212 Y2 JP 2528212Y2
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Japan
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JP1991015332U
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JPH04111671U (ja
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司 佐藤
惣市 中林
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の速度を検知する
速度センサと車両のエンジン回転速度を検知するエンジ
ン回転センサとを有し、それらセンサから入力した車両
の走行状態および運行状態のデータを記憶する運行記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる運行記録または運行管理装置は、
種々提案されている(例えば、特開昭60−91215
号公報、特開昭60−91269号公報、特開昭60−
91270号公報、特開昭60−93581号公報、特
開昭60−93582号公報、特開昭60−93583
号公報等参照)。また、実開昭63−192862号公
報に、センサからの運行情報を中継器を介し、着脱自在
に挿着された記憶媒体へ出力する技術が開示されてい
る。しかし、この公知技術は、構成要素の減少を目的と
したものであって、記憶容量を改善し、運行管理の改善
が容易に行えるものではない。一方、特開昭63−66
689号公報には、運行データをカートリッジ型記憶装
置に記憶する技術が開示されている。しかし、この公知
技術は、ラムを有するメモリカートリッジに運行データ
を演算し記憶する技術であって、小さな記憶容量に必要
データを適切に書込むことはできない。
【0003】また従来の装置において、記憶容量などの
制約により、比較的長い間隔(1〜15分)の運行デー
タしか収録できない場合に、解析のためにある瞬間(例
えば0.1〜1.0秒など)の運行データを取得するこ
とは不可能である。逆に、瞬時のデータを収録するに
は、大記憶容量が必要となり、更に、長い間隔での運行
記録を得るためには、瞬時のデータから時間をかけて再
演算により求めなくてはならないので、適切な運行管
理、運行改善を行うためにの情報が不足する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、小さい記憶容量で、適切な運行管理、運行改善が行
える情報が得られる運行記録装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両の速度を
検知する速度センサと車両のエンジン回転速度を検知す
るエンジン回転センサとを有し、それらセンサから入力
した車両の走行状態および運行状態のデータを記憶する
運行記録装置において、装置本体とその装置本体に着脱
自在なターミナルとを設け、前記装置本体には前記セン
サからのデータを判定し演算する演算処理部とその結果
を記憶するラムとを設け、前記ターミナルには電子手帳
部と運行状態を示す項目別の入力部と走行状態および運
行状態を示すデータを前記装置本体から入力して記憶す
る記憶部とを設け、前記装置本体のラムには長い間隔で
の一運行分の運行トータルデータを格納する格納エリア
と一定時間毎の運行一定時間毎データを格納する格納エ
リアとを有し、前記装置本体にはイグニッションキーの
ON/OFFを判定し、ONの場合にはサンプリングし
たデータを判定しカウントしてラムに書込み走行距離の
算出・頻度のカウントをして記憶し、そしてイグニッシ
ョンキーのON・OFF共に経過時間を判定して設定サ
ンプリング時間が経過してなければリターンし、経過し
ていれば駐車中か否か判定し、駐車中でなければ運行一
定時間毎データを書込む機能を有する制御手段を設けて
いる。
【0006】
【0007】
【作用効果の説明】上記のように構成された運行記録装
置においては、装置本体に設けられたラムは長い間隔で
の一運行分の運行トータルデータを格納する格納エリア
と一定時間毎の運行一定時間毎データを格納する格納エ
リアとを有しており、制御手段によってイグニッション
キーがONの場合には、サンプリングしたデータを判定
しカウントしてラムに書込み、走行距離の算出・頻度の
カウントをして記憶する。そして、イグニッションキー
のON・OFF共に、経過時間を判定して設定サンプリ
ング時間が経過してなければリターンし、経過していれ
ば駐車中か否か判定し、駐車中でなければ運行一定時間
毎データを書込む。長い間隔での一運行分の運行トータ
ルデータと一定時間毎の運行一定時間毎データとは共
に、演算してラムに分けて記憶されるので、運行終了後
に再計算することなく、結果をすぐに利用することがで
きる。また、上記両運行データの処理、格納は最小の記
憶容量で行うことができるので、記憶容量の制約が厳し
い場合でも、解析に十分な時間(回数)の運行データを
収録することができる。したがって、この結果より運行
管理、運行改善を容易に実施することができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0009】図1において、運行記録装置は、装置本体
1と、その装置本体1に接続自在なターミナル10と、
装置本体1に接続された速度センサ20、エンジン回転
センサ21、イグニッションキーON、OFFセンサ2
2及び電源23とからなっている。
【0010】前記制御装置本体1には、各センサ20〜
22からの車両情報を入力インタフェース5を介し入力
して演算処理する演算処理部2と、ロム(ROM)3、
ラム(RAM)4と、ターミナル10が接続される通信
インタフェース6とが設けられている。そして、ターミ
ナル10は、公知の電子手帳で構成され、本来の電子手
帳部11及びディスプレイ12と、運行状態を示す項目
別の入力部13と、走行状態及び運行状態を示すデータ
を装置本体1から入力して記憶する記憶部14とが設け
られている。
【0011】ラム4には図2に示す長い間隔での一運行
分の運行トータルデータ格納エリアA1と、一定時間毎
の運行一定時間毎データ収納エリアA2とがレイアウト
されている。その運行トータルデータのフォーマットF
1は図3に示すように、一運行分の走行距離、速度及び
エンジンの回転の超過回数とその値、時刻、変速機使用
頻度、速度頻度などからなっている。
【0012】他方、運行一定時間毎データのフォーマッ
トF2は図4に示すように、一定時間毎(例えば5分
毎)にその間の割り込み間隔での速度の最高値、イグニ
ッションキーのON/OFFの値及びイグニッションキ
ーON時の走行距離、イグニッションキーOFF時の駐
車時間カウント値が2バイトで収録されている。
【0013】前記装置本体1の制御態様の概略を説明す
ると、電源23の投入によりメイン処理(図5)が起動
する。車両の運行状態のサンプリングは、イグニッショ
ンキーのONで割り込み処理(図6)にしたがって行わ
れる。この処理による収録データは、前述のように運行
トータルデータと、運行一定時間毎データとに大別され
る。
【0014】図5には、メイン処理フローが示されてい
る。装置本体1は、割り込み可とし(ステップS1)、
イグニッションキーON・OFFセンサ22からの信号
がOFFか否かを判定する(ステップS2)。YESだ
ったら、ターミナル10との通信を可とし(ステップS
3)、車両の個別情報を受信するなどのコマンドがある
か否かを判定する(ステップS4)。NOの場合すなわ
ち収録中は、ステップS2に戻り、YESだったら、装
置全体1内のリアルタイマの計時をストップし(ステッ
プS5)、割り込みを不可とする(ステップS6)。次
いで、送信か否かを判定し(ステップS7)。NOの場
合は、車両条件、時刻データを受信して(ステップS
8)、ステップS11に送り、YESだったら、故障自
己診断を行い(ステップS9)、収録データ、診断結果
データをターミナル10に送信して(ステップS1
0)、ステップS11に移る。ステップS11におい
て、ギヤ比、タイヤ径などのシステム変数等を初期化
し、次いで、リアルタイマを時刻合せしてスタートさせ
(ステップS12)、割り込みを可として(ステップS
13)、リターンする。
【0015】図6には、割り込みのサンプリング処理フ
ローが示されており、イグニッションキーが変化したか
否かを判断し(ステップS20)、変化がない場合はス
テップS27へ移り、変化がある場合はイグニッション
キーがOFFからONに変化したか否かを判定する(ス
テップS21)。YESだったら、走行中か否かを判定
し(ステップS22)、YESだったら、駐車フラグを
OFFし(ステップS23)、駐車時間のカウンタ値を
ラム4に書き込んで(ステップS24)、ステップS2
7に移る。また、ステップS21がNOに場合すなわち
イグニッションキーがONからOFFに変化した場合
は、駐車カウンタを初期化し、駐車フラグをONして
(ステップS25)、ステップS27に移る。また、ス
テップS22がNOの場合すなわち運行終了の場合は、
システムフラグを収録中にして(ステップS26)、ス
テップS27に移る。ステップS27において、イグニ
ッションキーがONか否かを判定する。NOの場合は、
ステップS37に移り、YESだったら、指定最高速度
を超過しているか否かを判定する(ステップS28)。
NOの場合は、ステップS30に移り、YESだった
ら、時刻、時間、距離をカウントして書き込み(ステッ
プS29)、ステップS30に移る。ステップS30に
おいて、指定最高回転数を超過しているか否かを判定す
る。NOの場合は、ステップS32に移り、YESだっ
たら、時刻、時間、回転数をカウントして書き込んで
(ステップS31)、ステップS32に移る。ステップ
S32において、走行距離を算出し、次いで、何速でど
の位の頻度で走行したか算出し(ステップS33)、規
定範囲別速度でどの位の頻度で走行したかをカウントし
(ステップS34)、設定サンプリング時間内の車速デ
ータが最高速か否かを判定する(ステップS35)。N
Oの場合は、ステップS37に移り、YESだったら、
最高速と判定した値を順次ラム4に記憶して(ステップ
S36)、ステップS37に移る。ステップS37にお
いて、例えば5分間毎の設定サンプリング時間が経過し
たか否かを判定する。NOの場合は、割り込みを終り、
YESだったら、駐車中か否かを判定する(ステップS
38)。NOの場合は、例えば5分間の最高速度、イグ
ニッションキーのON・OFF状態及び走行距離を書き
込んで(ステップS39)、割り込みを終り、YESだ
ったら、駐車時間を例えば5分間で1カウントして(ス
テップS40)、割り込みを終わる。
【0016】装置本体1に収録したターミナル10のデ
ータは、そのままディスプレイ12に表示するが、図7
に示すように、入出力装置(I/O)及びリーダ・ライ
タ(R/W)16を介しパーソナルコンピュータ17に
接続し、ディスクファイル18、ディスプレイ19によ
り運行状態分析や運行の管理・改善に利用する。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、下記の効果を奏する。 (a) 長い間隔での一運行分の運行トータルデータと
一定時間毎の運行一定時間毎データとを共に、演算して
ラムに分けて記憶するので、運行終了後に再計算するこ
となく、結果をすぐに利用することができる。 (b) 上記両運行データの処理、格納は最小の記憶容
量で行うことができ、記憶容量の制約が厳しい場合で
も、解析に十分な時間(回数)の運行データを収録する
ことができる。 (c) したがって、この結果より運行管理、運行改善
を容易に実施することができる。
【0018】
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す制御ブロック図。
【図2】ラムの格納エリアを説明する図面。
【図3】運行トータルデータのフォーマット図。
【図4】運行一定時間毎データのフォーマット図。
【図5】メイン処理フロー図。
【図6】サンプリング処理フロー図。
【図7】ターミナルをパーソナルコンピュータに接続し
たブロック図。
【符号の説明】
1・・・装置本体 2・・・演算処理部 3・・・ロム 4・・・ラム 10・・・ターミナル 11・・・電子手帳部 12・・・ディスプレイ 13・・・入力部 14・・・出力部 20・・・速度センサ 21・・・エンジン回転センサ 22・・・イグニッションキーON・OFFセンサ 23・・・電源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の速度を検知する速度センサ(2
    0)と車両のエンジン回転速度を検知するエンジン回転
    センサ(21)とを有し、それらセンサ(20、21)
    から入力した車両の走行状態および運行状態のデータを
    記憶する運行記録装置において、装置本体(1)とその
    装置本体(1)に着脱自在なターミナル(10)とを設
    け、前記装置本体(1)には前記センサ(20、21)
    からのデータを判定し演算する演算処理部(2)とその
    結果を記憶するラム(4)とを設け、前記ターミナル
    (10)には電子手帳部(11)と運行状態を示す項目
    別の入力部(13)と走行状態および運行状態を示すデ
    ータを前記装置本体(1)から入力して記憶する記憶部
    (14)とを設け、前記装置本体(1)のラム(4)に
    は長い間隔での一運行分の運行トータルデータを格納す
    る格納エリア(A1)と一定時間毎の運行一定時間毎デ
    ータを格納する格納エリア(A2)とを有し、前記装置
    本体(1)にはイグニッションキーのON/OFFを判
    定し、ONの場合にはサンプリングしたデータを判定し
    カウントしてラム(4)に書込み走行距離の算出・頻度
    のカウントをして記憶し、そしてイグニッションキーの
    ON・OFF共に経過時間を判定して設定サンプリング
    時間が経過してなければリターンし、経過していれば駐
    車中か否か判定し、駐車中でなければ運行一定時間毎デ
    ータを書込む機能を有する制御手段を設けたことを特徴
    とする運行記録装置。
JP1991015332U 1991-03-15 1991-03-15 運行記録装置 Expired - Lifetime JP2528212Y2 (ja)

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JP1991015332U JP2528212Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 運行記録装置

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JPH04111671U JPH04111671U (ja) 1992-09-29
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JP1991015332U Expired - Lifetime JP2528212Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 運行記録装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282762A (ja) * 1985-10-07 1987-04-16 Ricoh Co Ltd 同報通信方式
JPS6366689A (ja) * 1986-09-08 1988-03-25 村岡 繁太郎 自動車の運行記録計

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JPH04111671U (ja) 1992-09-29

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