JPH09231422A - 車両運行記録データの記録装置及び車両運行管理装置 - Google Patents

車両運行記録データの記録装置及び車両運行管理装置

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JPH09231422A
JPH09231422A JP3452396A JP3452396A JPH09231422A JP H09231422 A JPH09231422 A JP H09231422A JP 3452396 A JP3452396 A JP 3452396A JP 3452396 A JP3452396 A JP 3452396A JP H09231422 A JPH09231422 A JP H09231422A
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JP
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vehicle operation
area
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JP3452396A
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Tomoyuki Tsuda
智之 津田
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TORANSUTORON KK
Fujitsu Ltd
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TORANSUTORON KK
Fujitsu Ltd
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  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は例えばトラック物流業務等において乗
務員の運転時間や走行距離、作業時間等の運行管理に必
要なデータを収集し記録する車両運行記録データの記録
装置及び車両運行管理装置に関し、車両運行管理に必要
な各種データを効率的に記録しうると共にデータ処理の
容易化を図ることを課題とする。 【解決手段】車速或いはエンジン回転数等の車両運行状
態を示すタイムチャートデータを生成するタイムチャー
ト記録機能部2Bと、ドアの開閉等の作業イベントが発
生した際にこの作業イベントの種類を示す作業イベント
データを生成する作業イベント記録機能部2Aと、タイ
ムチャートデータ及び作業イベントデータをレコード化
すると共に各データの特性を示す属性を付与してデータ
記録領域2Dに記録レコード17として記録するレコー
ド管理手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両運行記録データ
の記録装置及び車両運行管理装置に係り、特に例えばト
ラック物流業務等において、乗務員の運転時間や走行距
離、作業時間、急速時間、長時間運転時間、速度オーバ
ー回数、急加減速回数等の運行管理に必要なデータを収
集し記録する車両運行記録データの記録装置及び車両運
行管理装置に関する。
【0002】近年の車両運行管理装置では、車両の走行
距離と時間に加え、エンジン回転数やドアの開閉スイッ
チ、保冷庫を有している場合には保冷庫内の温度デー
タ、衛星航法システム(GPS)による位置検出装置を
有している場合には車両の位置データ、作業記録デー
タ、貨物の集配データ等の多様な情報を収集することが
要求されている。
【0003】これらの各データ(車両運行記録データ)
は車両に搭載された車両運行管理装置において収集され
る構成とされている。具体的には、車両運行管理装置に
は車両運行記録データの記録装置が設けられており、記
録装置は記録媒体(例えば、メモリーカード)に対し車
両運行記録データを記録する。
【0004】上記のように、記録領域は多様な情報を収
集する必要があるため、大容量化の一途をたどり、車両
運行記録データの記録領域も細分化される傾向にある。
また、収集するデータの種類やサンプリング時間はユー
ザにより異なるため、データ記録領域の容量見積もりが
困難になると共に、実際のデータ記録効率にも無駄が発
生してしまうため、多種のデータを統合的に管理し、か
つ効率的に記録する方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】従来における車両運行管理装置及びこれ
に設けられる車両運行記録データの記録装置は、車両運
行記録データをその種類により、システムデータ,作業
入力データ,タイムチャートデータ,車速ロギングデー
タ等に分割して記録する方式が採用されていた。
【0006】従来における具体的な車両運行記録データ
の記録フォーマットの一例を図6に示す。同図に示す例
では、アドレス00000H〜01000Hはシステム域でありシス
テムデータが記録される。アドレス01000H〜04000Hは作
業入力域であり作業入力データが記録される。
【0007】また、アドレス04000H〜07000Hはタイムチ
ャート域でありタイムチャートデータが記録される。ア
ドレス07000H〜07F00Hは車速ロギング域であり車速ロギ
ングデータが記録される。更に、アドレス07F00H〜07FF
FHはチェックサム域でありチェックサムが記録される。
【0008】上記の各データにおいて、システムデータ
とは例えばスピード違反の回数や急ブレーキの回数等の
運行管理に必要なデータ、及び搭載した荷物の種類や搭
乗員の交代回数等を示すユーザ特有のデータである。ま
た、作業入力データとは、ドアの開閉回数等のイベント
データや、記録装置に接続された入力装置(キーボード
等)から乗務員より入力される車両番号等のキー入力デ
ータである。
【0009】また、タイムチャートデータとは、一定時
間毎に記録される車速データやエンジン回転数データで
ある。また、車速ロギングデータとは、 0.5秒単位で一
定時間分の車速を示す所定時間内車速データである。更
に、チェックサムとは、各領域に記録されたデータの信
頼性を示すデータチェックサムである。
【0010】従来、上記した各データ域のエリアの大き
さは、システム設計時にユーザ毎に容量見積もり処理を
行い、これに基づき割り当てることが行われていた。更
に、記録されるデータのフォーマット形式も、各データ
の種類毎に異なる形式となっていた。
【0011】一方、上記した記録フォーマットで記録さ
れた車両運行記録データは、記録媒体(例えば、磁気デ
ィスク等)に記録された上で事務所に設けられた汎用パ
ソコン等の計算機(以下、事務所側処理装置という)で
データ処理され、運行管理に必要となる運転日報が作成
される。
【0012】この際、事務所側処理装置は、上記のよう
にデータの種類毎に異なるフォーマット形式で記録され
たデータを読み込み、各データを関連付けた上で運転日
報を作成する処理を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際の使用
形態においては、ユーザ毎に収集するデータの種類とサ
ンプリング間隔が異なり、ユーザ毎に各データ域に割り
当てる各領域の容量計算を厳密に行う必要がある。
【0014】しかるに、概してその計算精度は低くなる
ため、全体の記録領域は残っているが、一部のデータ域
のみ容量不足が発生し、車両運行記録データの記録が行
えなくなる事態が発生する。具体的には、図6に示す例
では、タイムチャート域の容量には余裕があるが、作業
入力域の容量が不足する等の事態が発生するおそれがあ
る。
【0015】また、上記したように従来ではデータの記
録フォーマットがデータの種類により異なっており、ま
た夫々異なる領域に記録されていたため、事務所側処理
装置においてデータの読み取り処理を行おうとした場合
に、夫々データに対応した読み取り変換処理プログラム
が必要となり、事務所側処理装置における処理及びプロ
グラム構成が複雑となってしまう。
【0016】これについて図7を用いて説明する。図7
(A)は図6における作業入力域の記録状態の一例を示
し、図7(B)は図6におけるタイムチャート域の記録
状態の一例を示している。同図に示されるように、従来
では作業入力データは作業入力域に、タイムチャートデ
ータはタイムチャート域に夫々別々に記録されている。
また、この記録フォーマットも同図に示されるように異
なるフォーマットとされている。
【0017】この構成において、事務所側処理装置は先
ず作業入力域に最初に記録されているデータAを読み込
み、続いてこのデータAの内容を調べ、そのデータ内容
がタイムチャートの開始を示す内容であればタイムチャ
ート域に記録されている所定のタイムチャートデータの
読み込み処理を行う。
【0018】具体的には、データAが保冷庫内の温度デ
ータであったとすると、冷却装置のコンプレッサーはエ
ンジンにより回転するため、エンジン回転数と関連付け
て保冷庫内の温度データを取り込む必要がある。更に、
その時点の時間,車両の位置,車速の情報とを関連付け
ることも必要となる。
【0019】このため、事務所側処理装置はデータAが
保冷庫内の温度データであると判断すると、タイムチャ
ート域に記録された温度データに対応するタイムチャー
トデータ(エンジン回転数データ)の検索処理を行い、
検索された所定のタイムチャートデータの読み込み処理
を行う。そして、保冷庫内の温度データとエンジン回転
数データ及び時間,位置,車速の各データとに基づきデ
ータ変換処理を行い、運行日誌を作成するために必要な
データを生成する。
【0020】上記のように従来の記録装置による記録方
式では、運行日誌を作成するために非常に面倒な処理が
必要であるという問題点かがあった。また、これに伴い
夫々の種類のデータに対応した読み取り変換プログラム
が必要となり、プログラム構成も複雑化してしまうとい
う問題点があった。
【0021】更に、記録済みのデータに対しては、削
除,変更,追加等の訂正処理を行う必要が生じるが、従
来の記録フォーマットにおいて訂正処理を行うには、各
データの記録域に応じて異なる訂正手段を設ける必要か
あり、車両側での訂正処理は極めて限定的なものとなっ
ていた。
【0022】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、車両運行管理に必要な各種データを効率的に記録
しうると共にデータ処理の容易化を図りうる車両運行記
録データの記録装置及び車両運行管理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、下記の
手段を講じることにより解決することができる。請求項
1記載の発明に係る車両運行記録データの記録装置で
は、車両の運行状態を検出する運行状態検出手段からの
出力に基づき周期的に車両運行状態を示すタイムチャー
トデータを生成するタイムチャート記録手段と、作業イ
ベントが発生した際にこの作業イベントの種類を示す作
業イベントデータを生成する作業イベント記録手段と、
車両運行記録データを構築する前記タイムチャートデー
タ及び前記作業イベントデータをレコード化すると共
に、前記各データの特性を示す属性を付与してデータ記
録領域に記録レコードとして記録するレコード管理手段
とを具備したことを特徴とするものである。
【0024】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の車両運行記録データの記録装置において、前
記データ記録領域に記録された前記記録レコードを取り
出す際に、前記レコード管理機能部を介して前記データ
記録領域にアクセスし、前記データ記録領域より所望す
る記録レコードを取り出すレコード問い合わせ手段を付
加したことを特徴とするものである。
【0025】また、請求項3記載の発明では、前記請求
項1または2記載の車両運行記録データの記録装置にお
いて、前記データ記録領域は、固定域である車速ログ域
と、記録領域を可変しうる可変域であり、前記記録レコ
ードが記録される作業レコード域とにより構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0026】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1乃至3のいずれかに記載の車両運行記録データの記
録装置において、前記記録レコードは、前記作業イベン
トデータ或いは前記タイムチャートデータが記録される
一つ或いは複数のデータ部と、前記データ部に記録され
たデータの属性を示す属性部とを具備することを特徴と
するものである。
【0027】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項4記載の車両運行記録データの記録装置において、前
記記録レコードは、前記データ部及び前記属性部に加
え、前記データ部に記録される前記作業イベントデータ
或いは前記タイムチャートデータに対する情報を示す区
分部を設けたことを特徴とするものである。
【0028】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項5記載の車両運行記録データの記録装置において、前
記区分部は、車両の運行管理において必要とされる固定
的な情報が記録されるシステム設定域と、ユーザ側でお
いて任意に設定される情報が記録されるユーザ設定域と
を具備することを特徴とするものである。
【0029】また、請求項7記載の発明では、前記請求
項4乃至6のいずれかに記載の車両運行記録データの記
録装置において、前記属性部は、前記記録レコードの有
効性を示す状態フラグと、前記記録レコードに対し変更
処理が行われたか否かを示す変更フラグと、前記データ
部に記録された各データの基本ホーマットタイプを示す
内容フラグと、前記データ部に記録された各データの信
頼性を示すサムフラグとを少なくとも具備したことを特
徴とするものである。
【0030】また、請求項8記載の発明では、前記請求
項1乃至7のいずれかに記載の車両運行記録データの記
録装置において、前記データ記録領域としてメモリカー
ドを用いたことを特徴とするものである。
【0031】更に、請求項9記載の発明に係る車両運行
管理装置では、前記請求項1乃至8のいずれかに記載さ
れた車両運行記録データの記録装置と、前記データ記録
領域と接続されると共に記録媒体を装着し、前記データ
記録領域と前記記録媒体との間で各種データの記録再生
処理を行う記録再生装置と、前記車両運行記録データの
記録装置及び前記データ記録装置に対する操作処理と、
前記車両運行記録データの記録装置に対し各種データの
入力処理とを行う入力装置とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0032】上記した各手段は次のように作用する。請
求項1,4及び9記載の発明によれば、車両運行記録デ
ータを構築するタイムチャートデータ及び作業イベント
データをレコード化すると共に、この各データの特性を
示す属性を付与してデータ記録領域に記録レコードとし
て記録するレコード管理手段を設けたことにより、記録
レコードは作業イベントデータとタイムチャートデータ
とが混在した構成となる。即ち、タイムチャートデータ
を記録する領域と作業イベントデータを記録する領域を
分割して設ける必要がなくなる。
【0033】これにより、タイムチャートデータを記録
する領域と作業イベントデータを記録する領域を分割し
て設けることにより発生していた、一部のデータ域に余
裕があるにも拘わらず、他のデータ域が記録限界となる
ことにより記録不能となる事態の発生を防止することが
でき、よってデータ記録領域を有効利用することが可能
となる。
【0034】また、ユーザ側においてデータの種類に応
じて各データ域に割り当てる各データ領域の容量計算を
行う必要がなくなるため、ユーザの負担軽減を図ること
ができる。一方、同一のレコード内に記録されるタイム
チャートデータ及び作業イベントデータは、レコード管
理手段により付与される属性により各データの特性(種
類)を判別することができる。よって、同一のレコード
内に異種のデータが混在した構成であっても、属性を参
照することにより容易に各データの特性を知ることがで
きる。
【0035】また、上記のように同一のレコード内にタ
イムチャートデータと作業イベントデータとが共に記録
されており、かつ各データの特性は属性により判別でき
るため、事務所側処理装置ではレコードの先頭から逐次
処理を行うことが可能となり、よって事務所側処理装置
における処理の容易化及びプログラムの簡単化を図るこ
とができる。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、デー
タ記録領域に記録された記録レコードを取り出す際に、
レコード管理機能部を介してデータ記録領域にアクセス
し、前記データ記録領域より所望する記録レコードを取
り出すレコード問い合わせ手段を付加したことにより、
車両側で所望する記録レコードの取り出し処理を行うこ
とが可能となる。よって、車両側において記録レコード
に対する訂正,追加,削除処理を行うことが可能とな
る。
【0037】また、請求項3記載の発明によれば、デー
タ記録領域に既定の記録領域を有した固定域である車速
ログ域と、記録レコードが記録される作業レコード域と
を設けたことにより、作業レコード域に記録される記録
レコードに共通したデータである車速ログデータを一括
的に車速ログ域に記録することができ、作業レコード域
及び記録レコードに対する記録の効率化を図ることがで
きる。
【0038】また、請求項5記載の発明によれば、記録
レコードに前記データ部及び属性部に加え、データ部に
記録される作業イベントデータ或いはタイムチャートデ
ータに対する情報を示す区分部を設けたことにより、読
み出し時において区分部を参照することにより記録レコ
ードに記録されているデータの識別を容易に行うことが
できる。
【0039】また、請求項6記載の発明によれば、区分
部が、車両の運行管理において必要とされる固定的な情
報が記録されるシステム設定域と、ユーザ側でおいて任
意に設定される情報が記録されるユーザ設定域とを具備
する構成としたことにより、ユーザの業種に拘わらず共
通した運行管理に特徴的なデータはシステム設定域に、
またユーザの業種により異なるデータはユーザ設定域に
記録することができる。このように区分データがその内
容により予め分類されて記録されるため、区分データの
認識を簡単に行うことができる。
【0040】また、請求項7記載の発明によれば、前記
属性部は、状態フラグ,変更フラグ,内容フラグ,及び
サムフラグを少なくとも有するため、記録レコードに記
録されたタイムチャートデータ及び作業イベントデータ
の種類,変更の有無,信頼性等の種々の特性を属性部に
より詳細に判断することができる。
【0041】また、請求項8記載の発明によれば、デー
タ記録領域としてメモリカードを用いたことにより、車
両と事務所との間におけるデータの搬送を容易に行うこ
とができると共に、車両側においては記録装置の小型化
を図ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は、本発明の一実施例である
車両運行管理装置1及び車両運行記録データの記録装置
2(以下、運行記録装置2という)を設けた車両運行管
理システム3の全体構成を示している。車両運行管理シ
ステム3は、大略すると車両運行管理装置1と事務所側
処理装置4とにより構成されている。
【0043】車両運行管理装置1は、例えばトラック,
バス等の運行管理を行おうとする車両に組み込まれるも
のである。この車両運行管理装置1は、運行記録装置
2,入力装置5,及び記録再生装置6等により構成され
ている。運行記録装置2は、マイクロコンピュータ,入
出力装置等により構成されており、車両の運行管理に必
要な種々のデータを収集して車両運行記録データを生成
し、後述するようにこの車両運行記録データをレコード
化して記録処理するものである。
【0044】この運行記録装置2には、車両運行管理デ
ータを生成するために必要な種々のセンサ及び機器が接
続されている。本実施例においては、車両速度を検出す
る車速センサ7,エンジン回転数を検出するエンジン回
転センサ8,エンジンの始動及び停止を判定するイグニ
ッションキー9,車両バッテリー10,及び衛星航法シ
ステムによる位置検出装置14(以下、GPS14とい
う)等が接続されている。
【0045】これらの各センサ及び機器7〜10から出
力される検出信号は、運行記録装置2に内設された入力
回路を介してマイクロコンピュータに入力され車両運行
記録データが生成される。特に、上記した車速センサ7
から供給される車速信号から生成される車速データ及び
エンジン回転センサ8から供給されるエンジン回転信号
から生成されるエンジン回転データは、一定時間毎に記
録されタイムチャートデータとなる。
【0046】尚、運行記録装置2に接続されるセンサ及
び機器は、上記した車速センサ7エンジン回転センサ
8,イグニッションキー9,車両バッテリー10,GP
S14に限定されるものではなく、ユーザが必要とする
車両運行記録データを生成するために必要な他のセンサ
等(例えば、ドアの開閉スイッチ,保冷庫内の温度セン
サ等)を接続した構成としてもよい。
【0047】入力装置5は、例えばキーボード或いはテ
ンキースイッチ等であり、車両の乗務員により所定のデ
ータを入力処理する際に操作されるものである。この入
力装置5から入力されたデータ(以下、キー入力データ
という)は運行記録装置2に出力される。入力装置5か
ら入力されるデータ(以下、キー入力データという)と
しては、例えば車両番号,日付等が考えられる。また、
この入力装置5は入力されたデータを車両側で訂正,追
加,削除処理する場合にも用いられる。
【0048】記録再生装置6はメモリカードを記録媒体
としたリード・ライト装置であり、運行記録装置2に接
続されている。運行記録装置2内には記録再生装置6の
ドライブ回路が設けられており、運行記録装置2で生成
された車両運行管理データは、後述するようにレコード
化された状態でメモリカードに記録される。
【0049】一方、事務所側処理装置4は運行記録装置
2で生成された車両運行管理データに基づき車両運行管
理に必要な運転日報等を作成する装置である。この事務
所側処理装置4は、大略すると読み取り装置11,計算
機12,及び印刷装置13等により構成されている。
【0050】読み取り装置11は、車両運行管理装置1
の記録再生装置6において車両運行管理データが記録さ
れたメモリカードが装着され、メモリカードに車両側で
記録された車両運行管理データを読み取るものである。
メモリカードは、車両の乗務員により車両と事務所との
間で移送される。
【0051】即ち、乗務員は1日の運行が終わった時点
で車両運行管理装置1に設けられた記録再生装置6から
メモリカードを取り出し、これを事務所に持ちかえり、
事務所側処理装置4の読み取り装置11に装着する。こ
の際、メモリカードは形状が小さく、またカード形状で
扱い易いため、乗務員は車両と事務所との間でメモリカ
ードを容易に持ち運びができる。また、形状の小さなメ
モリカードを記録媒体として用いることにより、記録再
生装置6及び読み取り装置11の小型化を図ることがで
きる。
【0052】上記のように、読み取り装置11で読み取
られた車両運行管理データは計算機12に出力される。
計算機12は汎用パーソナルコンピュータであり、読み
取り装置11から供給される車両運行管理データに基づ
きデータ処理を行い、車両運行管理に必要な運転日報等
を作成する。この計算機12で作成された運転日報は、
印刷装置13で印字され出力される。
【0053】続いて、車両運行管理装置1を構成する運
行記録装置2の具体的構成及び動作について、図2乃至
図4を用いて説明する。図2は、運行記録装置2の構成
図である。同図に示されるように、運行記録装置2は、
作業イベント記録手段となる作業イベント記録機能部2
A,タイムチャート記録手段となるタイムチャート記録
機能部2B,レコード管理手段となるレコード管理機能
部2C,データ記録領域2D,及びレコード問い合わせ
手段となるレコードの問い合わせ機能部2Eとにより構
成されている。
【0054】この内、作業イベント記録機能部2A,タ
イムチャート記録機能部2B,レコード管理機能部2C
及び問い合わせ機能部2Eは、運行記録装置2を構成す
るマイクロコンピュータが実行するソフトウェアーとし
て構成され、またデータ記録領域2Dは上記マイクロコ
ンピュータに設けられたRAM(ランダムアクセスメモ
リ)により構成される。
【0055】作業イベント記録機能部2Aでは、作業イ
ベントが発生した際にこの作業イベントの種類を示す作
業イベントデータを生成する。ここで、作業イベントデ
ータとは、例えばイグニッションキー9を操作すること
によりエンジンが始動或いは停止したことを示す始動停
止データ、車両バッテリー10の電圧が異常値となった
ことを示す異常値データ、或いはGPS14により車両
の位置データ等である。また、入力装置5から入力され
るキー入力データ(例えば車両番号データ等)も作業イ
ベント記録機能部2Aにおいて作業イベントデータとし
て生成される。
【0056】タイムチャート記録機能部2Bでは、車両
の運行状態を検出する運行状態検出手段からの出力に基
づき周期的に車両運行状態を示すタイムチャートデータ
を生成する。ここでタイムチャートデータとは、上記し
たように例えば車速センサ7から供給される車速信号か
ら生成される車速データ、及びエンジン回転センサ8か
ら供給されるエンジン回転信号から生成されるエンジン
回転データを一定時間毎に記録したデータである。
【0057】上記した作業イベント記録機能部2Aで生
成された作業イベントデータ、及びタイムチャート記録
機能部2Bで生成されたタイムチャートデータは、全て
レコード管理機能部2Cに渡される。レコード管理機能
部2Cは、各機能部2A,2Bから送られたタイムチャ
ートデータ及び作業イベントデータをレコード化すると
共に、各データの特性を示す属性を付与してデータ記録
領域2Dに記録レコードとして記録する機能を奏するも
のである。
【0058】また、問い合わせ機能部2Eは、データ記
録領域2Dに記録された記録レコードを取り出す際に、
上記のレコード管理機能部2Cを介してデータ記録領域
2Dにアクセスし、このデータ記録領域2Dより所望す
る記録レコードを取り出す機能を奏するものである。
【0059】このように、車両側に取り付けられる運行
記録装置2に問い合わせ機能部2Eを設けることによ
り、車両側において所望する記録レコードの取り出し処
理を行うことが可能となる。よって、車両側においてデ
ータ記録領域2Dより取り出された記録レコードに対し
訂正,追加,削除処理を行うことが可能となり、事務所
側における訂正,追加,削除処理の負担を軽減すること
ができる。
【0060】ここで、データ記録領域2Dのデータ記録
フォーマットを図3に示す。同図に示されるように、デ
ータ記録領域2Dは作業レコード域15と車速ログ域1
6とにより構成されている。この内、車速ログ域16は
車速ロギングデータが記録される領域である。ここで、
車速ロギングデータとは、 0.5秒単位で一定時間分の車
速を示す所定時間内車速データである。この車速ログ域
16は固定域であり、システム設計時にデータの収集時
間から領域の大きさが設定されている。
【0061】また、作業レコード域15はレコード管理
機能部2Cで生成した記録レコード17が記録される領
域であり、従来に記録方式における作業入力域及びタイ
ムチャート域(図6参照)を共通化したデータがレコー
ド管理機能部2Cにおいてレコード化された上で記録レ
コード17として記録される領域である。この作業レコ
ード域15は可変域とされている。
【0062】このように、データ記録領域2Dを車速ロ
グ域16と作業レコード域15とにより構成したことに
より、作業レコード域15に記録される記録レコード1
7に共通したデータである車速ログデータを一括的に車
速ログ域16に記録することができ、作業レコード域1
5(即ち、記録レコード17)に対する記録の効率化を
図ることができる。
【0063】続いて、記録レコード17のデータ記録フ
ォーマットを図3及び図4に示す。各図に示されるよう
に、記録レコード17は区分部18,本実施例では4個
のデータ部19A〜19D,及び属性部20により構成
されている。この記録レコード17は、例えば1レコー
ド/20バイトで構成されており、区分部18は2バイ
ト,個々のデータ部には夫々4バイト,属性部20には
2バイトが夫々割り当てられている。
【0064】区分部18は、図4に示されるように、ユ
ーザ設定域18Aとシステム設定域18Bとにより構成
されており、 0000H〜 EFFFHをユーザ設定域18Aとし
て、また F000H〜 FFFFHをシステム設定域18Bとして
割り振っている。ユーザ設定域18Aは、ユーザ側でお
いて任意に設定される情報が記録される領域であり、例
えば積荷のデータ等のようにユーザにより異なるデータ
が記録される。また、システム設定域18Bは、例えば
スピード違反,急ブレーキ等の車両の運行管理において
必要とされる固定的なデータが記録される。
【0065】このように、区分部18をユーザにより異
なるデータが記録されるユーザ設定域18Aと、車両の
運行管理において必要とされる固定的なデータが記録さ
れるシステム設定域18Bとに分割して構成したことに
より、ユーザの業種に拘わらず共通した運行管理に特徴
的なデータはシステム設定域18Bに、またユーザの業
種により異なるデータはユーザ設定域18Aに選択的に
記録することが可能となる。
【0066】このように、区分データがその内容により
予め分類された状態で記録されるため、事務処理側処理
装置4で実施される読み取り処理における区分データの
認識を簡単に行うことができ、読み取り処理の効率化を
図ることができる。データ部19A〜19Dは、前記し
た作業イベント記録機能部2Aで生成された作業イベン
トデータ、及びタイムチャート記録機能部2Bで生成さ
れたタイムチャートデータが記録される領域である。
【0067】本実施例では、作業イベントデータ及びタ
イムチャートデータをレコード管理機能部2Cに共に入
力させ、レコード管理機能部2Cにおいて集中的に処理
を行うことにより各データをレコード化している。この
ため本実施例の構成によれば、同一の記録レコード17
内に作業イベントデータとタイムチャートデータとを混
在した状態で記録することが可能となる。
【0068】具体的には、データ部19Aに作業イベン
トデータであるイグニッションキー9から判定されるエ
ンジンの軌道開始及び終了データを記録し、データ部1
9Bにタイムチャートデータである時間データを記録す
ることができる(図5(B)に示すタイプ2の記録レコ
ードを参照)。
【0069】上記のように、車両運行記録データを構築
するタイムチャートデータ及び作業イベントデータをレ
コード化して記録レコード17としてデータ記録領域に
記録することにより、記録レコード17は作業イベント
データとタイムチャートデータとが混在した構成とな
る。即ち、タイムチャートデータを記録する領域と作業
イベントデータを記録する領域を分割して設ける必要が
なくなる。
【0070】これにより、従来のようにタイムチャート
データを記録する領域と作業イベントデータを記録する
領域を分割して設けた記録方式(図6参照)において発
生していた、一部のデータ域に余裕があるにも拘わらず
他のデータ域が記録限界となり、これにより記録不能と
なる事態の発生を防止することができ、よってデータ記
録領域を有効利用することが可能となる。また、ユーザ
側においてデータの種類に応じて各データ域に割り当て
る各データ領域の容量計算を行う必要がなくなるため、
ユーザの負担軽減を図ることができる。
【0071】一方、属性部20は状態フラグ20A,変
更フラグ20B,内容フラグ20C,要求フラグ20
D,補正フラグ20E,及びサムフラグ20F等により
構成されている。この属性部20に記録された各フラグ
20A〜20Fのセット状態は、記録レコード17或い
はデータ部19A〜19Dに記録された各データの種類
や特性を示している。
【0072】よって、属性部20を参照することによ
り、記録レコード17の有効性や信頼性、及び各データ
部19A〜19Dに記録された各データの種類及び特性
を判定することができる。尚、前記したように、属性部
20はレコード管理機能部2Cにおいて付与される。
【0073】属性部20を構成する個々のフラグについ
て図4を用いて説明する。状態フラグ20Aは、記録レ
コード17が有効か削除かを示すフラグであり、有効で
ある場合には“0”がセットされ、車両運行管理装置1
側で記録レコード17に対する削除処理を実施した場合
には“1”がセットされる。
【0074】また、変更フラグ20Bは、記録レコード
17への変更があったかどうかを示すフラグであり、変
更がない場合には“0”がセットされ、車両運行管理装
置1側で記録レコード17に対する変更処理を実施した
場合には“1”がセットされる。
【0075】また、内容フラグ20Cは、記録レコード
17の基本フォーマットタイプを示しており、データ部
19A〜19Dに記録されているデータの内容を分類し
たタイプ情報が示されている。この内容フラグ20C
は、4種類の基本レコードを示すフラグ(0〜3)と、
2種類のタイムチャートを示すフラグ(6,7)とによ
り構成されている。
【0076】内容フラグ20Cの具体例を図5を用いて
説明する。記録レコード17の各データ部19A〜19
Bに記録されるデータとしては、走行距離,時間,及び
車両位置を示す緯度,経度(GSP14で検出される)
が最も多い。このため、本実施例では図5(A)に示す
タイプ1のデータ組み合わせを基本レコード1としてい
る。
【0077】従って、事務処理側処理装置4では、内容
フラグ20Cが基本レコード1を示す“0”にセットさ
れている場合には、各データ部19A〜19Bに記録さ
れるデータの種類を判別する必要はなくなり、読み込み
処理を簡単化することができる。
【0078】また、図5(B)〜図5(G)に示すデー
タ組み合わせは、図5(A)に示すタイプ1のデータ組
み合わせに対してデータ部19Aのデータのみが異なっ
た構成となっている。よって、このデータ構成は基本レ
コード2と定義して内容フラグ20Cに“1”をセット
する。このように、基本レコードを示すフラグ(0〜
3)を参照することにより、各データ部19A〜19B
に記録されるデータの種類を全て判別する必要はなくな
り、読み込み処理を簡単化することができる。
【0079】尚、タイムチャートにおいても同様であ
り、基本となるタイムチャートデータをタイムチャート
基本としてフラグ“6”で示し、タイムチャートデータ
を拡張した場合にはタイムチャート拡張としてフラグ
“7”で示す構成としている。また、タイムチャート基
本10回単位でタイムチャート拡張を1回記録する機能
も有しており、少ない記録域を有効に利用できるように
配慮している(この場合でも、後方処理でレコードの違
いを簡単に判別することができる)。
【0080】また、要求フラグ20Dは、記録レコード
17に書き込み要求が車両運行管理装置本体によるもの
か、外部機器(例えば無線装置や形態電話,ハンディタ
ーミナル等)によるものなのかを判別するフラグであ
る。書き込み要求が車両運行管理装置本体の場合には
“0”がセットされ、外部機器の場合には“1”がセッ
トされる。
【0081】また、補正フラグ20Eは、記録レコード
17内にGPS14により位置データを含む場合に、そ
のGPS位置データに対する補正処理の有無を示すフラ
グである。この補正フラグ20Eは、補正処理がない場
合には“0”がセットされ、補正がある場合には“1”
がセットされる。この補正フラグ20Eは、事務所側処
理装置4において地図データを作成する場合に、各GP
S位置データ毎に補正の有無を判定する必要がなくなり
処理を簡単化するとができる。
【0082】更に、サムフラグ20Fは、データ部19
A〜19Dに記録された各データの信頼性を示すフラグ
であり、正常な場合には“0”がセットされ、異常があ
る場合には“1”がセットされる、いわゆるチェックサ
ムである。この正常或いは異常の判定は、例えばデータ
部19A〜19Dに記録された各データの桁の合計を用
いて判定している。
【0083】このサムフラグ20Fを設けることによ
り、各記録レコード17の信頼性を判別できると共に、
作業レコード域15の全体に対するデータ信頼性をレコ
ード単位に極小化することができる。上記したように、
同一の記録レコード17内に記録されるタイムチャート
データ及び作業イベントデータは、レコード管理機能部
2Cにより付与される属性(属性部20に記録される)
により各データの特性及び種類を判別することができ
る。よって、同一の記録レコード17内に異種のデータ
が混在した構成であっても、属性部20に記録された各
フラグ20A〜20Fを参照することにより容易にデー
タ部19A〜19Dに記録されている各データの特性を
知ることができる。
【0084】更に、記録レコード17内の属性部20に
は、データ部19A〜19Dのレコードタイプを示す内
容フラグ20Cが設定されているため、事務所側処理装
置4ではこの内容フラグ20Cを参照することにより記
録レコード17の先頭から逐次処理を行うことが可能と
なり、よって事務所側処理装置4における処理の容易化
及びプログラムの簡単化を図ることができる。具体的に
は、事務所側処理装置4において実施されるデータの読
み込み処理を単一のロジックにより実施することが可能
となる。
【0085】尚、上記した実施例では、記録レコードの
構成順序を区分部18,データ部19A〜19D,属性
部20の順としたが、構成順序はこれに限定されるもの
ではなく任意に設定できるものである。また、各フィー
ルドの長さ及び記録レコード17の長さも任意に設定す
ることが可能である。
【0086】また、属性部20のフラグ構成についても
本実施例で示した構成に限定されるものではなく、一部
を削除してもよく、また別なフラグを追加した構成とし
てもよい。
【0087】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1,4及び9記
載の発明によれば、タイムチャートデータを記録する領
域と作業イベントデータを記録する領域を分割して設け
る必要がなくなるため、タイムチャートデータを記録す
る領域と作業イベントデータを記録する領域を分割して
設けることにより発生していた一部のデータ域に余裕が
あるにも拘わらず他のデータ域が記録限界となることに
より記録不能となる事態の発生を防止することができ、
よってデータ記録領域を有効利用することが可能とな
る。
【0088】また、ユーザ側においてデータの種類に応
じて各データ域に割り当てる各データ領域の容量計算を
行う必要がなくなるため、ユーザの負担軽減を図ること
ができる。また、同一のレコード内に異種のデータが混
在した構成であっても、属性を参照することにより容易
に各データの特性を知ることができる。
【0089】また、上記のように各データの特性は属性
により判別できるため、事務所側処理装置ではレコード
の先頭からデータを読み込み逐次処理を行うことが可能
となり、よって事務所側処理装置における処理の容易化
及びプログラムの簡単化を図ることができる。
【0090】また、請求項2記載の発明によれば、車両
側で所望する記録レコードを取り出し処理を行うことが
可能となるため、車両側において記録レコードに対する
訂正処理を行うことが可能となる。また、請求項3記載
の発明によれば、作業レコード領域に記録される記録レ
コードに共通したデータである車速ログデータを一括的
に車速ログ域に記録することができ、作業レコード領域
及び記録レコードに対する記録の効率化を図ることがで
きる。
【0091】また、請求項5記載の発明によれば、読み
出し時において区分部を参照することにより、記録レコ
ードに記録されているデータの識別を容易に行うことが
できる。また、請求項6記載の発明によれば、区分デー
タがその内容により予め分類されて記録されるため、区
分データの認識を簡単に行うことができる。
【0092】また、請求項7記載の発明によれば、属性
部が状態フラグ,変更フラグ,内容フラグ,及びサムフ
ラグを少なくとも有するため、記録レコードに記録され
たタイムチャートデータ及び作業イベントデータの種
類,変更の有無,信頼性等の種々の特性を属性部により
詳細に判断することができる。
【0093】また、請求項8記載の発明によれば、デー
タ記録領域としてメモリカードを用いたことにより、車
両と事務所との間におけるデータの搬送を容易に行うこ
とができると共に車両側においては記録装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両運行管理装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の一実施例である車両運行記録データの
記録装置の概略構成図である。
【図3】データ記録領域の構成を示す図である。
【図4】記録レコードの構成を示す図である。
【図5】記録レコードに記録されるデータの内容例を示
す図である。
【図6】従来の車両運行記録データの記録フォーマット
の一例を示す図である。
【図7】従来の事務所側処理装置における処理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 車両運行管理装置 2 運行記録装置 2A 作業イベント記録機能部 2B タイムチャート記録機能部 2C レコード管理機能部 2D データ記録領域 2E 問い合わせ機能部 3 車両運行管理システム 4 事務所側処理装置 5 入力装置 6 記録再生装置 11 読み取り装置 12 計算機 13 印刷装置 15 作業レコード域 16 車速ログ域 17 記録レコード 18 区分部 18A ユーザ設定域 18B システム設定域 19A〜19D データ部 20 属性部 20A 状態フラグ 20B 変更フラグ 20C 内容フラグ 20D 要求フラグ 20E 補正フラグ 20F サムフラグ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運行状態を検出する運行状態検出
    手段からの出力に基づき周期的に車両運行状態を示すタ
    イムチャートデータを生成するタイムチャート記録手段
    と、 作業イベントが発生した際に該作業イベントの種類を示
    す作業イベントデータを生成する作業イベント記録手段
    と、 車両運行記録データを構築する前記タイムチャートデー
    タ及び前記作業イベントデータをレコード化すると共
    に、前記各データの特性を示す属性を付与してデータ記
    録領域に記録レコードとして記録するレコード管理手段
    とを具備することを特徴とする車両運行記録データの記
    録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両運行記録データの記
    録装置において、 前記データ記録領域に記録された前記記録レコードを取
    り出す際に、前記レコード管理機能部を介して前記デー
    タ記録領域にアクセスし、前記データ記録領域より所望
    する記録レコードを取り出すレコード問い合わせ手段を
    付加したことを特徴とする車両運行記録データの記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両運行記録デ
    ータの記録装置において、 前記データ記録領域は、 固定域である車速ログ域と、 記録領域を可変しうる可変域であり、前記記録レコード
    が記録される作業レコード域とにより構成されているこ
    とを特徴とする車両運行記録データの記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の車両
    運行記録データの記録装置において、 前記記録レコードは、 前記作業イベントデータ或いは前記タイムチャートデー
    タが記録される一つ或いは複数のデータ部と、 前記データ部に記録されたデータの属性を示す属性部と
    を具備することを特徴とする車両運行記録データの記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両運行記録データの記
    録装置において、 前記記録レコードは、 前記データ部及び前記属性部に加え、前記データ部に記
    録される前記作業イベントデータ或いは前記タイムチャ
    ートデータに対する情報を示す区分部を設けたことを特
    徴とする車両運行記録データの記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両運行記録データの記
    録装置において、 前記区分部は、 車両の運行管理において必要とされる固定的な情報が記
    録されるシステム設定域と、 ユーザ側でおいて任意に設定される情報が記録されるユ
    ーザ設定域とを具備することを特徴とする車両運行記録
    データの記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかに記載の車両
    運行記録データの記録装置において、 前記属性部は、 前記記録レコードの有効性を示す状態フラグと、 前記記録レコードに対し変更処理が行われたか否かを示
    す変更フラグと、 前記データ部に記録された各データの基本ホーマットタ
    イプを示す内容フラグと、 前記データ部に記録された各データの信頼性を示すサム
    フラグとを少なくとも具備することを特徴とする車両運
    行記録データの記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の車両
    運行記録データの記録装置において、 前記データ記録領域としてメモリカードを用いたことを
    特徴とする車両運行記録データの記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載された
    車両運行記録データの記録装置と、 前記データ記録領域と接続されると共に記録媒体を装着
    し、前記データ記録領域と前記記録媒体との間で各種デ
    ータの記録再生処理を行う記録再生装置と、 前記車両運行記録データの記録装置及び前記データ記録
    装置に対する操作処理と、前記車両運行記録データの記
    録装置に対し各種データの入力処理とを行う入力装置と
    を具備することを特徴とする車両運行管理装置。
JP3452396A 1996-02-22 1996-02-22 車両運行記録データの記録装置及び車両運行管理装置 Withdrawn JPH09231422A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004452A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Horiba, Ltd. ドライビングレコーダ
JP2007011909A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Horiba Ltd ドライビングレコーダ
US8280577B2 (en) 2005-06-25 2012-10-02 Horiba, Ltd. Driving recorder
US8452502B2 (en) 2005-07-01 2013-05-28 Japan Automobile Research Institute Driving recorder

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