JPH10283518A - 作業報告システム及び方法 - Google Patents

作業報告システム及び方法

Info

Publication number
JPH10283518A
JPH10283518A JP8302297A JP8302297A JPH10283518A JP H10283518 A JPH10283518 A JP H10283518A JP 8302297 A JP8302297 A JP 8302297A JP 8302297 A JP8302297 A JP 8302297A JP H10283518 A JPH10283518 A JP H10283518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
information
machine
card
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8302297A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Hirata
昇 平田
Hirotoshi Azuma
裕俊 東
Tomoaki Hayashi
倫章 林
Toshiaki Taniguchi
敏明 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA KK
NTT Data Group Corp
Original Assignee
N T T DATA KK
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N T T DATA KK, NTT Data Corp filed Critical N T T DATA KK
Priority to JP8302297A priority Critical patent/JPH10283518A/ja
Publication of JPH10283518A publication Critical patent/JPH10283518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械や車両を用いた作業の経緯を正確に把握
して、これを自動的に記録し報告することができるシス
テム提供する。 【解決手段】 例えば、ショベルカー1の場合、エンジ
ン回転を検出する回転センサ17、車両の走行を検出す
る走行センサ19、リフトの位置を検出する近接センサ
21、及び作業路線番号や給油量などを作業者が入力す
るテンキーボード15を車両に設ける。これらから信号
を、車載のコントローラ23に入力して、アイドリン
グ、休憩、実作業、回送・移動などのショベルカー1の
作業状態を識別する。そして、識別した作業状態を車載
のICカードリーダ・ライタ13を介してICカード1
1に自動的に書込む。1日の作業終了後、ICカード1
1を事務所のコンピュータ7のICカードリーダ・ライ
タ25にセットして、カード11から1日の作業内容を
自動的にコンピュータ7に読み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、建設機械、除雪車、タク
シー、運送トラックのような機械を用いて行った作業の
経緯を自動的に記録し報告するためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】1日の作業の終わりに、その日の作業経
緯を記録した作業日報を作業者が作成して事業所に提出
することが、多くの事業所で行われている。従来、作業
日報の作成は専ら人手で行われている。例えば除雪車の
場合、図1に示すように、除雪車1上で自動記録された
タコグラフ3を見て、作業者が作業日報5に作業経緯を
記入する。作業日報5は事務所に提出され、これを見て
職員がコンピュータ7に作業データを入力する。コンピ
ュータ7は、入力データを基に、データベースを更新し
たり、費用計算のような所定の業務処理を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業日報の作成
では、作業者が自分の記憶に基づいて手書きで作業経緯
を記入している。タコグラフのような自動記録手段が用
いられてはいるが、これは作業者の記憶力に対する補助
として用いられているにすぎない。また、コンピュータ
への入力も、作業日報を見ながら人手で行っている。そ
のため、日報の作成やデータ入力に時間がかかる、日報
の内容や入力データが誤っている虞があるなどの問題が
ある。
【0004】一方、作業日報の作成を自動化しようとし
た場合、作業経緯をどのような方法で正確に把握する
か、どのような記録媒体が適切か、作業データをどの様
な形で記録することが適切かなど、容易には解決できな
い多くの課題がある。
【0005】従って、本発明は、機械を用いた作業の経
緯を正確に把握して、これを自動的に記録し報告するこ
とができる作業報告システム及び方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の作業報告システ
ムは、作業機械の可動又は状態可変の箇所に取付けられ
たセンサと、センサからの信号を受けて作業機械の作業
内容に関連した作業情報を生成する作業情報生成手段
と、作業情報生成手段からの作業情報を機械読取可能な
情報記録媒体に記録する記録手段とを備える。このシス
テムによれば、情報記録媒体に自動記録された作業情報
をコンピュータなどで機械処理することにより、作業機
械の作業内容を自動識別することが可能である。従っ
て、作業中に自動記録した情報記録媒体を、作業日報と
して用いることができる。
【0007】情報記録媒体には、ディスク形記録媒体や
磁気テープなど種々の媒体が採用できるが、特にICカ
ードは、取扱の容易さ、堅牢さ、データ改変の難しさな
どの観点から望ましいのものである。
【0008】情報記録媒体に書込む作業情報には、セン
サからの信号値又は信号値から直接的に導かれる情報だ
けを含ませてもよいが、そのようにした場合には、後に
媒体から作業情報を読取る側の処理装置が、そのセンサ
信号を分析して作業内容を把握する必要がある。そこ
で、作業機械側の装置が、センサからの信号を分析して
作業機械の作業内容を識別し、この識別した作業内容を
媒体に記録することが望ましい。そのようにすると、媒
体を読取る側の処理装置は、作業内容を単に読取るだけ
で済み、センサ信号を分析する必要が無くなる。特に、
複数種類の作業機械が用いられる場合には、作業機械に
依存したセンサ信号の分析処理は作業機械側の装置で行
う事が望ましい。
【0009】多岐にわたる作業内容を識別する必要があ
る場合、作業機械の可動又は状態可変の複数の箇所に複
数のセンサを設けることにより、これが可能になる。例
えば、後述する実施形態では、除雪車(ショベルカー)
のエンジンと車軸とリフトとにそれぞれ回転センサ、走
行センサ、近接センサを設けることによって、アイドリ
ング、休憩、実作業、回送・移動の4種類の作業内容を
識別できるようになっている。
【0010】更に、センサだけでは検出し難い、作業中
に随時に発生するイベント(例えば、除雪車の場合の路
線変更や給油など)を人が入力して、これも作業情報と
して記録媒体に記録することが望ましい。
【0011】作業中、センサ信号を継続的又は連続的に
(例えば、一定時間間隔で)観測して、時系列的に作業
データを生成して媒体に記録することが望ましい。それ
により、作業の経緯を自動的に把握することが可能にな
る。
【0012】本発明のシステムは、コンピュータを用い
て実現することができる。例えば、作業機械の可動又は
状態可変の箇所に取付けられたセンサと、所定の情報記
録媒体にデータを書込むための情報書込み装置とをコン
ピュータに接続し、そして、このコンピュータに、セン
サからの信号を受けて作業機械の作業内容に関連した作
業情報を生成する処理と、生成した作業情報を上記情報
記録媒体に記録する処理とを実行させるようにすればよ
い。このような処理をコンピュータに行わせるためのコ
ンピュータプログラムは、ディスク型記憶装置や半導体
メモリや通信回線などのプログラム記録媒体を通じてコ
ンピュータにインストール又はロードすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は、除雪車に適用した本発明
に係る作業報告システムの一実施形態の全体構成を示
す。
【0014】除雪車1の運転席には、ICカード11に
データを書込み/読出すためのICカードリーダ・ライ
タ13が設置され、また、人が操作してデータを入力す
るためのハンディーテンキーボード15が置かれてい
る。除雪車1のエンジンには、エンジンが回転している
か否かを監視する回転センサ17が取付けられ、車軸に
は、除雪車1の走行を監視する走行センサ19が、ま
た、リフト9の付け根には、リフト9が完全に下がった
位置(休止位置)にあるか否かを監視する近接センサ2
1が取付けられている。更に、除雪車1内の適当箇所
に、コントローラ23が設置されている。このコントロ
ーラ23はマイクロコンピュータやそのための電源など
を有し、前述したICカードリーダ・ライタ13、ハン
ディーテンキーボード15、回転センサ17、走行セン
サ19及び近接センサ21と信号ケーブルを介して接続
されており、後述するように、センサ17、19、21
やテンキーボード15から信号を取り込み、これに基づ
いて除雪車1の作業内容を判断し、ICカードリーダ・
ライタ13を介してICカード11にデータを書込むた
めの処理を行う。以上のコントローラ23、ICカード
リーダ・ライタ13、ハンディーテンキーボード15、
回転センサ17、走行センサ19及び近接センサ21を
纏めて、本明細書では「車載機」と呼ぶ。
【0015】土木事務所には、除雪車1の作業に関する
データベースを管理し、除雪費用の計算などの業務処理
を行うコンピュータ7と、これに接続されたICカード
リーダ・ライタ25とが設置されている。
【0016】ICカード11は、従来の作業日報の代り
として、作業経緯を事務所に報告するために用いられる
もので、除雪車1の作業中は車載機のICカードリーダ
・ライタ13にセットされていて、除雪車1の作業に関
わる各種のデータを書込まれる。ICカード11に書込
まれた1日分のデータを、この明細書では「日報ファイ
ル」と呼ぶ。1日の作業が終わると、ICカード11は
除雪車1のICカードリーダ・ライタ13からイジェク
トされ、土木事務所に提出される。土木事務では、IC
カード11はコンピュータ7のICカードリーダ・ライ
タ25にセットされ、コンピュータ7はこのICカード
11から日報ファイルを読み込む。
【0017】以下に、車載機によるICカード11への
データ書込み動作を詳細に説明する。
【0018】図3は、ICカード11に書込まれた日報
ファイルの全体的な形式を示す。
【0019】ICカード11内の日報ファイルは、書込
まれた時間の順序に従って並ぶシリアルなデータのリス
トによって構成される。例えば、図3では除雪車1が1
日に2回出動した場合のデータリスト例を示すが、1回
目出動のデータリストの後に、2回目出動のデータリス
トが続いている。出動1回分のデータリストは、「開始
データ」で始まり「終了データ」で終わる。「開始デー
タ」と「終了データ」の間には、通常は多数の「作業デ
ータ」が並んでおり、更に、路線変更や給油などの特別
のイベントを示す「イベントデータ」が書込まれている
こともある。
【0020】このようなデータリストをICカード11
に書込むために、車載機ではコントローラ23が次のよ
うに動作する。即ち、コントローラ23は、ICカード
11がICカードリーダ・ライタ13にセットされた時
から、ICカードリーダ・ライタ13からイジェクトさ
れた時(実際には、作業者がICカード11のイジェク
ト操作を行った時)までを、1回の出動とみなし、カー
ドセット時(つまり出動開始時)に「開始データ」を、
また、イジェクト操作時(つまり出動終了時)に「終了
データ」をそれぞれICカード11に書込む。また、こ
の出動中は1分間隔で、コントローラ23は「作業デー
タ」をICカード11に書込む。更に、出動中にテンキ
ーボード15から所定のイベント(路線変更、給油、凍
結剤積み込みなど)に関する値が入力されると、制御回
路は「イベントデータ」をICカード11に書込む。
【0021】各データに含まれている項目は次の通りで
ある。
【0022】(1)開始データ 開始データには、次の5項目が含まれる。
【0023】開始コード 出動開始を示すコードであり、具体的な値は例えば「F
0」である。
【0024】日時 ICカードセット時の日付と時刻であり、コントローラ
23内の時計から取得する。
【0025】機械種別・機械番号 除雪車1の機械種別及び識別番号であり、コントローラ
23に予め登録されている。
【0026】媒体番号 ICカード11の識別番号であり、ICカード11内の
回路に予め登録されている。
【0027】積算走行距離 エンジン始動時の除雪車1の積算走行距離で、コントロ
ーラ23内の累積カウンタによって、走行センサ21の
検出信号をもとに計数され且つ保持されているものであ
る。
【0028】(2)作業データ 作業データには次の項目が含まれる。
【0029】作業コード 作業データ書込み時における作業内容を示すコードであ
る。例えば、コード「01」は作業内容としての「アイ
ドリング」を、「02」は「休憩」を、「03」は「実
作業」を、及び「04」は「回送・移動」をそれぞれ示
す。作業内容の把握方法については後に説明する。
【0030】日時 作業データ書込み時の日時である。
【0031】その他 上記項目の他、作業データ書込み時における積算走行距
離なども、作業データに含めてもよい。
【0032】(3)イベントデータ イベントデータには次の項目が含まれる。
【0033】イベントコード イベント内容を示すコードである。例えば、コード「F
2」はイベントの一つである「路線変更」を、「F5」
は「給油」を、「F6」は「凍結剤積み込み」を示す。
【0034】入力値 テンキーボード15から入力された値であり、「路線番
号」「給油量」「積載量」の3種類がある。「路線番
号」とは除雪を行う路線の識別番号であり、作業路線の
変更時などに入力され、そのときはイベントコードが
「F2」となる。「給油量」とは除雪車1への給油量で
あり、給油を行った時などに入力され、そのときはイベ
ントコードが「F5」となる。「積載量」とは凍結防止
剤の積載量であり、凍結防止剤を除雪車1に積み込んだ
時などに入力され、そのときはイベントコードが「F
9」となる。
【0035】日時 イベントデータの書込み時の日時である。
【0036】その他 上記項目の他、イベントデータ書込み時の積算走行など
のイベントデータに含めてよい。
【0037】(4) 終了データ 終了データには次の項目が含まれる。
【0038】終了コード 出動終了を示すコードで、具体的な値は例えば「F1」
である。
【0039】日時 ICカードイジェクト時の日時である。
【0040】その他 上記項目の他、ICカードイジェクト時の積算走行距離
なども終了データに含めてよい。
【0041】さて、上述したように、コントローラ23
は出動中に1分間隔で作業内容を把握して作業コードを
決定するが、作業内容を把握するために次の3種類のフ
ラグを用いる。
【0042】(1) エンジンフラグ これは、エンジンが回転しているか否かを示すフラグで
ある。コントローラ23は、例えば回転センサ17の検
出信号を1秒間隔でサンプリングし、20秒以上継続し
て回転状態が観測されている間だけ、このフラグをON
とする。
【0043】(2) リフトフラグ これは、リフトが作業状態にあるか否かを示すフラグで
ある。コントローラ23は、例えば近接センサ21の検
出信号を1秒間隔でサンプリングし、20秒以上継続し
てリフト9が休止位置にないことが観測されている間だ
け、このフラグをONとする。
【0044】(3) 走行フラグ 除雪車1が走行中であるか否かを示すフラグである。コ
ントローラ23は、例えば走行センサ21の検出信号を
1秒間隔でサンプリングし、0.2km/h以上の走行
速度が20秒以上継続して観測されている間だけ、この
フラグをONとする。
【0045】コントローラ23は、上記の3つのフラグ
の値に基づいて、運転状態を把握する。その原理を表1
に示す。尚、表1中の「○」は対応フラグがONである
ことを、「×」はOFFであることを、また「−」は対
応フラグを考慮しないことを意味する。
【0046】
【表1】 表1から分るように、エンジンが回転中であるが、リフ
ト9が休止位置にあり且つ走行もしていない時は「アイ
ドリング」と判断され、作業コードは「01」となる。
エンジン停止中で走行もしてない時は、リフト9がどの
位置にあっても「休憩」と判断される。エンジン回転中
でリフト9が休止位置より高い位置にあり且つ走行して
いる時は「実作業」と判断される。エンジン回転中で走
行しているが、リフト9が休止位置にある時は「回送・
移動」と判断される。
【0047】以下に、土木事務所のコンピュータ7の動
作を説明する。
【0048】図4は、コンピュータ7がICカード11
から日報ファイルを読み込む時の動作を示す。
【0049】コンピュータ7は、ICカード読み込み処
理に入ると(ステップS1)、ICカード11内の日報
ファイルのデータを最先のものから順次に読み込んでい
き(S2)、読み込んだデータに含まれているコードか
らデータの種類を識別する(S3、S19、S8)。
【0050】読み込んだデータが開始データであれば
(S3でY)、コンピュータ7は、定数をクリアした新
規の日報ファイル用のバッファをメモリ又はストレージ
上に確保し(S4)、開始データ中の機械種別・番号、
積算走行距離、日時をバッファに書込む(S5〜S
7)。
【0051】読み込んだデータがイベントデータであれ
ば(S8でY)、そのイベントコードからイベントを識
別し(S9)、そのイベントデータに含まれている入力
データを、識別結果に応じ路線番号、給油量又は積載量
としてバッファに書込む(S10、S11、S12)。
【0052】読み込んだデータが作業データであれば
(S8でN)、その作業コードから作業内容を識別し
(S13、S16)、その作業データに含まれている日
時をもとに、識別結果に応じてアイドリング開始時刻、
回送・移動開始時刻、実作業開始時刻又は休憩時刻を把
握してバッファに書込む(S14、S15、S17、S
18)。
【0053】読み込んだデータが終了データであれば
(S19でY)、その日時をバッファに書込む(S2
0)。その後、ICカード11内に更に後続のデータが
あれば(S21でY)、同様のデータ読み込み処理を繰
り返す。一方、終了データの後にデータが無ければ、日
報ファイルの読み込み完了と判断し、バッファに書込ん
だデータによりデータベースを正式に更新する、つま
り、データベース内に新規の日報ファイルを作成し(S
22)、読み込み処理を終了する(S23)。
【0054】以上説明した実施形態によれば、除雪車の
作業日報を自動的に作成してコンピュータに自動的に入
力することができる。
【0055】上記実施形態は例示に過ぎず、上に説明し
た具体的な構成、データ、処理なども例示に過ぎない。
従って、本発明は上の説明とは異なる他の種々の形態に
よっても実施することができる。例えば、データの記録
媒体としてICカードに限らず、他の機械読取可能な種
々の媒体を用いることができ、また、無線通信網を通じ
て除雪車から事務所コンピュータにデータを送ることも
可能である。しかし、ICカードは、取扱の容易さ、堅
牢さ、データ改変の難しさなどの観点から、他の公知の
媒体よりも本発明の用途に向いている。
【0056】また、上記実施形態ではICカードを車載
機にセットしてから取り出すまでの間継続的に車載機が
作動しているが、除雪車のエンジン始動から停止までの
間だけ車載機が作動するようにしてもよい。そうする
と、車載機の電源として除雪車のバッテリを使用してい
る場合、エンジン停止後長い間ICカードTが車載機に
セットされたまま放置されても、バッテリが放電してし
まう問題が回避される。
【0057】上記実施形態では、センサの信号に基づい
て車載機が作業内容を判断してICカードに記録してい
るが、車載機側では単にセンサの信号値又は上述したフ
ラグ値をICカードに記録するだけとし、そこから作業
内容を判断することは事務所のコンピュータに任せても
よい。しかし、通常は複数種類の機械が除雪に用いら
れ、機種毎にセンサの種類や作業内容の識別方法が異な
ってくるから、こうした機械の構造に依存する処理は、
事務所コンピュータでなく、個々の機械の車載機側で行
うことが望ましい。
【0058】本発明は、除雪車以外の種々の機械の作業
報告にも適用できる。例えば、タクシーや運送トラック
などの運行日報の作成にも適用できる。適用分野によっ
て、センサの種類や人が入力すべきデータの種類や作業
内容の判断方法は必然的に異なってくるであろう。例え
ば、タクシーの場合、回転センサや走行センサの他に、
後座席の自動ドアの開閉を検知するドアセンサや、後座
席への客の着座を検知する着座センサなどを設置する必
要があるかもしれない。また、運送トラックでは、荷物
の積載を検知する積載センサが必要かもしれない。しか
し、こうした適用分野の違いに応じた変形も、本発明の
技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の作業報告の方法を示す説明図。
【図2】 除雪車に適用した本発明に係る作業報告シス
テムの一実施形態の全体構成を示す説明図。
【図3】 ICカード11に書込まれた日報ファイルの
形式を示すブロック図。
【図4】 コンピュータ7がICカード11から日報フ
ァイルを読み込む時の動作の示すフローチャート。
【符号の説明】
1 除雪車 7 コンピュータ 9 リフト 11 ICカード 13、25 ICカードリーダ・ライタ 15 ハンディーテンキーボード 17 回転センサ 19 走行センサ 21 近接センサ 23 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 敏明 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の可動又は状態可変の箇所に取
    付けられたセンサと、 前記センサからの信号を受けて、前記作業機械の作業内
    容に関連した作業情報を生成する作業情報生成手段と、 前記作業情報生成手段からの作業情報を機械読取可能な
    情報記録媒体に記録する記録手段とを備え、それによ
    り、前記情報記録媒体に記録された作業情報を機械処理
    することにより前記作業機械の作業内容を識別すること
    を可能にした作業報告システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記作業情報生成手段が、前記センサからの信号に基づ
    き前記作業機械の作業内容を識別し、識別した作業内容
    を示すデータを前記作業情報に含ませる作業報告システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載のシステムにおい
    て、 前記作業機械には複数の前記センサが取付けられてお
    り、それら複数のセンサの信号の組合せによって、前記
    作業機械の複数の作業内容が識別できる作業報告システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のシステムにおい
    て、前記情報記録媒体がICカードである作業報告シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3記載のシステムにおい
    て、前記作業情報生成手段が、前記センサの信号を継続
    的又は連続的に監視して、時系列的に多数の前記作業情
    報を生成し、 それにより、前記情報記録媒体に記録された時系列的な
    多数の作業情報に基づいて前記作業機械の作業内容の経
    緯を把握することを可能にした作業報告システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のシステムにおい
    て、 人が随時生じるイベントに関わるイベント情報を入力す
    るためのイベント情報入力手段を更に備え、 前記作業情報生成手段が、前記イベント情報を前記作業
    情報に含ませる作業報告システム。
  7. 【請求項7】 作業機械の可動又は状態可変の箇所に取
    付けられたセンサからの信号を受けて、前記作業機械の
    作業内容に関連した作業情報を生成するステップと、 前記作業情報生成ステップからの作業情報を機械読取可
    能な情報記録媒体に記録するステップとを備え、それに
    より、前記情報記録媒体に記録された作業情報を機械処
    理することにより前記作業機械の作業内容を識別するこ
    とを可能にした作業報告方法。
  8. 【請求項8】 作業機械の可動又は状態可変の箇所に取
    付けられたセンサからの信号を受けて、前記作業機械の
    作業内容に関連した作業情報を生成するステップと、 前記作業情報生成ステップからの作業情報を機械読取可
    能な情報記録媒体に記録するステップとをコンピュータ
    に実行させるための機械読取可能なプログラムを担持し
    た媒体。
JP8302297A 1997-04-01 1997-04-01 作業報告システム及び方法 Pending JPH10283518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8302297A JPH10283518A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 作業報告システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8302297A JPH10283518A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 作業報告システム及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10283518A true JPH10283518A (ja) 1998-10-23

Family

ID=13790621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8302297A Pending JPH10283518A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 作業報告システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10283518A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349252B1 (en) 1999-04-15 2002-02-19 Komatsu Ltd. Information management device for construction machinery
JP2005139000A (ja) * 2003-10-14 2005-06-02 Toyota Industries Corp 産業車両の稼働状況を管理するシステムおよび方法
JP2012198824A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Ccu Co Ltd 除雪業務管理システムおよびその方法
US8364440B2 (en) 2008-05-27 2013-01-29 John Deere Forestry Oy System for evaluating the productivity of a working machine and its driver
JP2013118677A (ja) * 2013-02-01 2013-06-13 Komatsu Ltd 作業機械の管理装置
WO2019187820A1 (ja) 2018-03-29 2019-10-03 日立建機株式会社 施工管理装置、施工管理システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349252B1 (en) 1999-04-15 2002-02-19 Komatsu Ltd. Information management device for construction machinery
JP2005139000A (ja) * 2003-10-14 2005-06-02 Toyota Industries Corp 産業車両の稼働状況を管理するシステムおよび方法
US8364440B2 (en) 2008-05-27 2013-01-29 John Deere Forestry Oy System for evaluating the productivity of a working machine and its driver
JP2012198824A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Ccu Co Ltd 除雪業務管理システムおよびその方法
JP2013118677A (ja) * 2013-02-01 2013-06-13 Komatsu Ltd 作業機械の管理装置
WO2019187820A1 (ja) 2018-03-29 2019-10-03 日立建機株式会社 施工管理装置、施工管理システム
KR20200039718A (ko) 2018-03-29 2020-04-16 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 시공 관리 장치, 시공 관리 시스템
US11748826B2 (en) 2018-03-29 2023-09-05 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Construction site management device and construction site management system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7333989B2 (ja) 車載機器等
US6141609A (en) Device for recording information on a vehicle's itinerary
JP3419201B2 (ja) 移動体搭載端末装置並びに移動体
WO2001069176A1 (en) Method of monitoring vehicular mileage
JP2002074592A (ja) 移動体搭載端末装置
JP2012084136A (ja) 車両運行管理システム
JPH10283518A (ja) 作業報告システム及び方法
JP2006344001A (ja) 運行管理システム
JPH0830829A (ja) 運行管理システム
JP3194460B2 (ja) 運行情報収集装置及びそれを用いた車両運行管理システム
JP2005032273A (ja) 移動体搭載端末装置
JPH10177663A (ja) データ収集装置
JPS62144295A (ja) 車輌運転管理システム
JP3528145B2 (ja) 車両運行情報収集方法及びその装置
JP3493597B2 (ja) 車両運行情報収集装置
JP6961193B2 (ja) 運転者を管理する方法、装置およびシステム
JP5618682B2 (ja) 車両運行記録装置および運行記録制御方法ならびに運行記録プログラム
JP2007140730A (ja) 運行情報送信システム及び受信システム
JPS592071B2 (ja) 運行記録装置
JP2598614Y2 (ja) 乗車率解析システム
JPH06131587A (ja) 運行作業状況検知システム
JP2001344628A (ja) 自動車運転者の労働時間解析集計管理システム。
JPH09231422A (ja) 車両運行記録データの記録装置及び車両運行管理装置
JP2002063618A (ja) 移動体搭載端末装置
JP4117115B2 (ja) 温度記録装置