JP6279022B2 - 運行データ解析装置および運行データ解析プログラム - Google Patents

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Description

本発明は運行データ解析装置および運行データ解析プログラムに関し、特に車両が走行する道路の高速道路と一般道とを自動的に区別するための技術に関する。
従来より、車両の実際の運行状態を自動的に記録するために、トラックなどの業務用車両には、デジタルタコグラフやドライブレコーダのような車載器が搭載される場合が多い。一般的に、デジタルタコグラフは車両の走行速度(車速)やエンジン回転速度などの情報を時系列の運行データとして自動的に収集し、この運行データをメモリーカードなどの記録媒体上に保存することができる。また、ドライブレコーダは車載カメラで撮影した映像を主体とする運行データを自動的に記録することができる。
また、近年のデジタルタコグラフは、乗務員が安全な運行を行っているかどうかを解析するために役立つ特別な運行データを記録する機能を搭載している場合が多い。具体的には、車両の実際の走行速度と事前に定めた車速閾値とを比較し、走行速度が車速閾値を超過した場合に速度超過イベントを記録する。
業務用車両および乗務員を管理する運送会社等においては、デジタルタコグラフが記録した運行データを解析することにより、乗務員が安全な運行を行っているかどうかを把握できる。例えば、前記速度超過イベントが発生した回数を評価することにより、該当する乗務員が安全な速度で車両を運行していたか否かを容易に識別できる。
但し、一般の道路と高速道路とでは車両の制限速度が異なる。従って、速度超過イベントの発生の際に用いる車速閾値についても、一般の道路と高速道路とで異なる値を使い分ける必要がある。すなわち、一般の道路では比較的低い車速閾値(例えば60km/h)を選択し、高速道路では比較的高い車速閾値(例えば100km/h)を選択することが考えられる。
車速閾値の切り替えに関しては、乗務員のボタン操作などに従って手動で行うことも考えられるが、ETC(電子料金収受:Electronic Toll Collection)車載器を搭載した車両の場合は自動的に切り替えることも可能である。
高速道路の入口および出口にあるETCゲートの近傍には、車両に搭載されたETC車載器との間で無線通信を行うことが可能な無線通信設備(路側通信設備)が設置されている。従って、車両が高速道路の入口のETCゲートを通過する際には、車速閾値を低速から高速に自動的に切り替え、車両が高速道路の出口のETCゲートを通過する際には、車速閾値を高速から低速に自動的に切り替えることができる。
一方、ETCの通信システムに関しては、フリーフロー方式と呼ばれる新たなシステムも採用されつつある。フリーフロー方式では、ETC通信を行う車両の走行速度を下げる必要がなく、車両が走行するレーンを特定のレーンだけに制限する必要もなく、車両のレーン変更も自由に行うことができる。フリーフロー方式のETCシステムに関しては、具体的な技術が例えば特許文献1に開示されている。
特開平8−315196号公報
しかしながら、フリーフロー方式のETCシステムを採用している場合には、ETCゲートが、高速道路の入口および出口だけでなく、高速道路の本線上の任意の箇所(中間位置)にも配置されることになる。
従って、車両に搭載されたデジタルタコグラフ等の車載器が、ETCゲートを通過する際の通信を契機として現在の道路が高速道路か否かを自動的に識別する場合には、前記中間位置のETCゲートを車両が通過した際に誤認識が生じる。つまり、車両がまだ高速道路上を走行中であるにもかかわらず、既に高速道路の出口を通過して一般道路を走行する状態に変化したものと認識してしまう。この誤認識に伴って、前記車速閾値が高速から低速に切り替わり、車両が安全な速度で走行しているにもかかわらず、結果的に前記速度超過イベントが高い頻度で発生することになる。このため、該当する乗務員が安全な速度で車両を運行しているかどうかを正しく評価することができなくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速道路の入口および出口だけでなく本線上の任意の箇所にETCゲートが設置されている場合に、速度超過イベントを正しい状況でのみ発生するために役立つ運行データ解析装置および運行データ解析プログラムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行データ解析装置は、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1) 車両の運行結果を記録した運行データを所定の車載器、または所定の記録媒体から読み込んで解析する運行データ解析装置であって、
前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理部と、
前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理部と、
前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として生成するフリーフロー位置情報生成部と、
前記フリーフロー位置情報生成部が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理部と
を備えること。
(2) 上記(1)に記載の運行データ解析装置において、
前記フリーフロー位置情報生成部は、
前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが類似している場合において、
前記第2の位置情報を含む前記ETCゲートイベント情報が、前記速度閾値が高速道路用の値から一般道用の値に変化した場合の情報であり、且つ、前記第1の位置情報を含む前記速度超過イベント情報が、前記車両の走行速度が前記一般道用の値である前記速度閾値を超えた場合の情報である場合に、前記特定の路側通信設備の位置情報を前記フリーフロー位置情報として生成する
こと。
上記(1)及び(2)の構成の運行データ解析装置によれば、車両の運行に伴って記録された運行データを読み取る際に、前記フリーフロー位置情報を自動的に生成することができ、このフリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、もしくは前記車載器の保持データに反映することができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行データ解析プログラムは、下記(3)及び(4)を特徴としている。
) 車両の運行結果を記録した運行データを所定の車載器から、または所定の記録媒体から読み込んで解析する所定のコンピュータが読み込み可能な運行データ解析プログラムであって、
前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理手順と、
前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理手順と、
前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として生成するフリーフロー位置情報生成手順と、
前記フリーフロー位置情報生成手順が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理手順と
を備えること。
(4) 上記(3)に記載の運行データ解析プログラムにおいて、
前記フリーフロー位置情報手順は、
前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが類似している場合において、
前記第2の位置情報を含む前記ETCゲートイベント情報が、前記速度閾値が高速道路用の値から一般道用の値に変化した場合の情報であり、且つ、前記第1の位置情報を含む前記速度超過イベント情報が、前記車両の走行速度が前記一般道用の値である前記速度閾値を超えた場合の情報である場合に、前記特定の路側通信設備の位置情報を前記フリーフロー位置情報として生成する
こと。
上記(3)及び(4)の構成の運行データ解析プログラムを実行することにより、車両の運行に伴って記録された運行データを読み取る際に、前記フリーフロー位置情報を自動的に生成することができ、このフリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、もしくは前記車載器の保持データに反映することができる。
本発明の運行データ解析装置および運行データ解析プログラムは、高速道路の入口および出口だけでなく本線上の任意の箇所にETCゲートが設置されている場合に、速度超過イベントを正しい状況でのみ発生するために役立てることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、デジタルタコグラフ車載器の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態におけるデジタルタコグラフ車載器の主要な動作を示すフローチャートである。 図3は、実施形態における運行データ解析装置の主要な動作を示すフローチャートである。 図4は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。 図5は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。 図6は、運行データ解析装置の外観の具体例を示す斜視図である。 図7は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。
本発明の走行速度管理車載器および運行データ解析装置ならびに運行データ解析プログラムに関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<システム全体の概要>
<道路および道路に設置される設備の具体例>
道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を図4、図5および図7に示す。
有料道路である高速道路の入口には、図4に示すようにETCゲートEG1が設置されている。同様に、高速道路の出口にもETCゲートEG2が設置されている。各々のETCゲートには、各車両に搭載されるETC車載器との間で無線通信を行うための路側無線通信設備が備わっている。路側無線通信設備と各車両のETC車載器との間で無線通信を行うことにより、高速道路の通行料金の収受に関する情報をやりとりし、料金支払いに関する決済を自動化することができる。
また、フリーフロー方式を採用している場合には、高速道路の入口および出口だけでなく、高速道路本線上の任意の箇所にもETCゲートが設置される。入口、出口、本線上のいずれのETCゲートを通過する場合であっても、各車両の車載器は、路側無線通信設備との間で無線通信を行うことができる。
<車載器の概要>
図5に示すように、各車両上には、本発明の走行速度管理車載器の機能を有するデジタルタコグラフ車載器100を搭載することができる。また、このデジタルタコグラフ車載器100は、ETC車載器220と連携した動作を行うことができる。
具体的には、車両が一般道から高速道路に入るときに、ETC車載器220がETCゲートEG1の通過を検出すると、デジタルタコグラフ車載器100が認識している走行中の道路の種類を、一般道から高速道路に自動的に切り替える。また、ETC車載器220がETCゲートEG2の通過を検出すると、デジタルタコグラフ車載器100が認識している走行中の道路の種類を、高速道路から一般道に自動的に切り替える。更に、デジタルタコグラフ車載器100は認識している走行中の道路の種類の切り替わりに伴って、「速度閾値」の高低を自動的に切り替える。
この「速度閾値」は、当該車両が安全運転と見なしうる所定の速度を超過して走行したか否かを識別するための基準値としてデジタルタコグラフ車載器100が利用する。一般道では制限速度が低いので、低速の「速度閾値」(例えば60km/h)を選択する。また、高速道路では制限速度が高いので、高速の「速度閾値」(例えば100km/h)を選択する。
但し、フリーフロー方式を採用しているETCシステムの場合には、高速道路本線上の任意の箇所にもETCゲートが設置されている。従って、図5に示すように車両が高速道路本線上のETCゲートEG2を通過した時に、実際には高速道路の走行を継続しているにもかかわらず、デジタルタコグラフ車載器100が認識している道路の種類を誤って高速道路から一般道に切り替える場合がある。この場合は、車両の乗務員は高速道路の制限速度に従って高速走行を継続するが、デジタルタコグラフ車載器100が「速度閾値」を高速から低速に切り替えるため、高い確率で「速度超過」と認識されることになる。このような誤動作を防止するために、後述するように特別な機能をデジタルタコグラフ車載器100は搭載している。
<運行データ解析装置の概要>
図5に示したデジタルタコグラフ車載器100は、検出された「速度超過」の情報を含む時系列の運行データをメモリーカード230上に記録し保存する。デジタルタコグラフ車載器100が記録した運行データを解析するために、図6に示すような運行データ解析装置300を利用する。
運行データ解析装置300は、運送会社など業務用の車両の運行を管理する会社の事務所内等に設置される。運行データ解析装置300は、例えばパーソナルコンピュータのような汎用性の高いハードウェアを用いて構成することができる。但し、運行データの解析を行うための特別な機能を有する運行データ解析プログラムを例えばアプリケーションプログラムとして読み込み実行する必要がある。
運行データ解析装置300が実行する運行データ解析プログラムには、デジタルタコグラフ車載器100の誤動作を防止するための特別な機能も含まれている。この特別な機能については後で説明する。
<具体的な構成および動作の説明>
<デジタルタコグラフ車載器100の構成>
本実施形態におけるデジタルタコグラフ車載器100の構成例を図1に示す。図1に示すように、このデジタルタコグラフ車載器100は以下に示す構成要素を内蔵している。
マイクロコンピュータ(CPU)111
ワークデータ記憶部112
プログラムデータ記憶部113
データ処理部114
バックアップデータ記憶部115
速度信号インタフェース(I/F)116
エンジンパルス信号インタフェース117
電源インタフェース118
GPSインタフェース119
音声出力部120
ETCインタフェース121
カードインタフェース122
マイクロコンピュータ111は、プログラムデータ記憶部113上に予め用意されている所定のプログラムを実行することにより、デジタルタコグラフ車載器100に必要とされる様々な機能を実現する。マイクロコンピュータ111の具体的な動作については後で説明する。
ワークデータ記憶部112は、データの書き込みおよび読み出しが可能な揮発性のメモリ(DDRSD−RAM)により構成されている。ワークデータ記憶部112は、マイクロコンピュータ111によりアクセスされ、様々なデータを一時的に保存するために利用される。
プログラムデータ記憶部113は、データの読み出しが可能な不揮発性のメモリ(FROM)により構成されている。プログラムデータ記憶部113は、マイクロコンピュータ111が実行すべきプログラムや、マイクロコンピュータ111が参照する定数などのデータを予め保持している。
データ処理部114は、マイクロコンピュータ111がメモリーカード230にアクセスする際に必要な所定のデータ処理を実現する機能を有している。
バックアップデータ記憶部115は、データの読み出しが可能な不揮発性のメモリ(FROM)により構成されている。データの書き換えも可能である。バックアップデータ記憶部115は、マイクロコンピュータ111によりアクセスされ、データのバックアップを保存するために利用される。
速度信号インタフェース116は、車両側から出力される速度パルス信号SG1をマイクロコンピュータ111に入力するために必要な信号処理を行う。具体的には、パルス信号の波形整形やパルス周期の調整などを行う。
一般的な車両においては、速度パルス信号SG1は、変速機の出力軸の近傍に設置されるセンサにより生成され、変速機の出力軸が所定量回動する毎に1つのパルスが現れる。従って、例えば一定時間内に現れた速度パルス信号SG1のパルス数に基づいて車両の走行速度(km/h)を算出することができる。また、発生したパルス数から移動距離を算出することもできる。
エンジンパルス信号インタフェース117は、車両側から出力されるエンジンパルス信号SG2をマイクロコンピュータ111に入力するために必要な信号処理を行う。具体的には、パルス信号の波形整形やパルス周期の調整などを行う。
一般的な車両においては、エンジンパルス信号SG2はエンジンの出力軸の近傍に設置されたセンサにより生成され、エンジンの出力軸が所定量回動する毎に1つのパルスが現れる。従って、例えば一定時間内に現れたエンジンパルス信号SG2のパルス数に基づいてエンジンの回転速度(rpm)を算出することができる。
電源インタフェース118は、車載バッテリーから供給される電源電力(BATT)や、車両のイグニッションスイッチのオンオフに応じた信号(IGN)をマイクロコンピュータ111に与えるために必要な信号処理を行う。
GPSインタフェース119は、GPS受信機210をマイクロコンピュータ111に接続するために必要な信号処理を行う。GPS受信機210は、GPS(Global Positioning System)衛星から到来する電波を受信してデータを出力することができる。複数のGPS衛星からそれぞれ受信した信号のタイミングに基づいて、マイクロコンピュータ111はそれ自身の現在位置を算出することができる。
音声出力部120は、電気信号を疑似音声などの音響に変換して出力するスピーカを有している。マイクロコンピュータ111は、例えば「速度オーバーです。注意してください。」のような警告を表す疑似音声を音声出力部120から出力することができる。
ETCインタフェース121は、ETC車載器220をマイクロコンピュータ111に接続するために必要な信号処理を行う。車両に搭載されたETC車載器220は、高速道路の入口、出口、本線上などに設置されるETCゲートを車両が通過する際に、ETCゲートの近傍に設置されている路側通信設備との間で無線通信を行い、様々なデータの送受信を行うことができる。従って、マイクロコンピュータ111はETCインタフェース121を介してETC車載器220の通信状態を監視することにより、ETCゲートの通過に関する状態を把握することができる。
カードインタフェース122は、所定の形式のメモリーカード230を着脱自在なスロットを有している。メモリーカード230は、データの書き込みおよび読み出しが自在な不揮発性メモリを内蔵している。マイクロコンピュータ111は、データ処理部114およびカードインタフェース122を介してメモリーカード230上のデータにアクセスすることができる。
メモリーカード230は、車両の運行に伴って、デジタルタコグラフ車載器100が生成した時系列の運行データなどの大量の情報を保存するために利用される。運行データが記録されたメモリーカード230は、乗務員がデジタルタコグラフ車載器100から取り外して事務所に持ち帰ることができる。このメモリーカード230を図6に示すような運行データ解析装置300に装着することにより、記録されている運行データを読み取ることができる。
<デジタルタコグラフ車載器100の動作>
本実施形態におけるデジタルタコグラフ車載器の主要な動作を図2に示す。すなわち、デジタルタコグラフ車載器100の電源がオンになった後で、マイクロコンピュータ111が所定のプログラムを実行することにより、図2に示す動作が実現される。図2の各ステップについて以下に説明する。
ステップS11では、マイクロコンピュータ111は速度パルス信号SG1に基づいて算出された現在の速度(車両の移動速度)Vcを、予め定めた速度閾値Vthと比較して速度オーバーか否かを識別する。速度オーバーを検出した場合は次のS12に進み、検出速度オーバーでない場合はS13に進む。
なお、速度閾値Vthとして使用する数値には、2種類の定数VLおよびVHがある。定数VLは車両が一般道を走行する際に使用する閾値であり、定数VHは高速道路を走行する際に使用する閾値である。定数VLおよびVHは所定の管理者によって事前に決定され、プログラムデータ記憶部113に書き込まれる。後述する処理により、車両が一般道を走行する際には速度閾値Vthとして定数VLが自動的に選択され、高速道路を走行する際には定数VHが自動的に選択される。
ステップS12では、マイクロコンピュータ111は「速度超過」を表すイベントデータDE1を生成し、DE1をメモリーカード230上に記録する。このイベントデータDE1には、「速度超過」を表す識別コードと、このイベント発生を検出した時刻と、そのときの車両の位置(緯度/経度)を表す情報が含まれる。時刻についてはマイクロコンピュータ111が管理している現在時刻の情報を利用する。車両の位置については、GPS受信機210が受信したデータに基づいて算出する。
ステップS13では、マイクロコンピュータ111がETC車載器220の通信状態を監視し、自車両がETCゲート(図4中のEG1,EG2等に相当)を通過したか否かを識別する。すなわち、車両がETCゲートを通過する際には、ETCゲート側に設置されている路側通信設備と、通過する車両に搭載されているETC車載器220との間で無線通信を行ってデータのやりとりを行うことになる。従って、ETC車載器220の通信状態を監視することにより、自車両がETCゲートを通過したか否かを識別できる。ETCゲートの通過を検出したタイミングでは次のS14に進み、通過していないタイミングではS18に進む。
ステップS14では、マイクロコンピュータ111は「ETCゲート通過」を表すイベントデータDE2を生成し、DE2をメモリーカード230上に記録する。このイベントデータDE2には、「ETCゲート通過」を表す識別コードと、このイベント発生を検出した時刻と、そのときの車両の位置(緯度/経度)を表す情報が含まれる。
ステップS15では、マイクロコンピュータ111はGPS受信機210の出力に基づいて現在位置(緯度/経度)Pcの情報を取得し、この現在位置Pcとマスターデータの位置Prとを比較する。マスターデータは、後述する処理によってメモリーカード230上に予め書き込まれている。このマスターデータには、高速道路の本線上(入口、出口以外の箇所)に存在するフリーフロー方式のETCゲート(図4中のEG2等に相当)に対応する1つまたは複数の設置位置(緯度/経度)が位置Prとして含まれている。
ステップS15の比較結果に応じて、S16で異なる処理に分岐する。すなわち、S13でETCゲート通過を検出した時の現在位置Pcが、フリーフロー方式のETCゲートの位置Prと明らかに異なっている(位置の類似性が低い)場合はS17に進み、位置がほぼ一致する場合にはS18に進む。
ステップS17では、マイクロコンピュータ111は一般道と高速道路とを自動的に切り替えるための処理を実施する。すなわち、自車両が現在走行している道路の種類が、一般道と高速道路とのいずれであるのかをマイクロコンピュータ111自身が把握するための処理を行う。
具体的には、一般道を走行している状態(例えば初期状態)で、高速道路のETCゲートを通過した場合には、高速道路の入口に進入したことになるので、現在の道路の種類を表す情報Ddを「一般道」から「高速道路」に切り替える。また、高速道路を走行している状態で、高速道路の本線上以外の箇所にあるETCゲートを通過した場合には、高速道路から降りて一般道に進入したことになるので、情報Ddを「高速道路」から「一般道」に切り替える。実際には、高速道路の本線上以外の箇所にある入口または出口のETCゲートを通過した時にステップS17に進むので、S17では単に情報Ddを「一般道」から「高速道路」に、または「高速道路」から「一般道」に切り替える。
また、マイクロコンピュータ111はステップS17で、切り替え後の情報Ddの内容、すなわちこれから走行する道路の種類を前述の速度閾値Vthに反映する。つまり、情報Ddが「高速道路」の場合には速度閾値Vthに高速道路用の定数VHを割り当て、情報Ddが「一般道」の場合には速度閾値Vthに一般道用の定数VLを割り当てる。
ステップS18では、マイクロコンピュータ111は自車両の運行が終了したか否かを識別する。例えば、車両の現在位置やイグニッションのオンオフ状態に基づいて、運行終了の有無を識別することが可能である。運行が継続している間は、ステップS18からS11に戻り、上述の処理を繰り返し実行する。
なお、図2に示した動作においては記載を省略してあるが、実際のデジタルタコグラフ車載器100は車両の運行中に、次に示すような運行データも定期的に収集しメモリーカード230上に記録する。速度パルス信号SG1から算出した車両のエンジンパルス信号SG2から算出したGPS受信機210の受信データから算出した車両の位置該当するデータを収集した時刻
<デジタルタコグラフ車載器100における特徴的な動作の説明>
マイクロコンピュータ111が図2に示した処理を実行することにより、次に説明するような特徴的な動作が実現する。
ステップS17を実行することにより、マイクロコンピュータ111は認識している道路の種類(一般道/高速道路)を自動的に切り替えることができる。また、高速道路の本線上にフリーフロー方式のETCゲートが存在する場合であっても、ステップS15、S16の比較処理を実行するので、本線上のETCゲートを高速道路の出口として誤って認識するのを防止することができる。
また、マイクロコンピュータ111が認識している道路の種類をS17で速度閾値Vthに反映するので、S11の「速度オーバー」の検出で用いる速度閾値Vthを、道路の種類(一般道/高速道路)に応じて自動的に使い分けることができる。
従って、例えば図4に示すように高速道路を走行している車両が本線上に存在するETCゲートEG2を通過したときに、誤って速度閾値Vthを低速(VL)に切り替えることがなく、「速度オーバー」の誤検出を抑制できる。
但し、道路の種類の誤検出を防止するためには、高速道路の本線上に存在するフリーフロー方式のETCゲート(EG2)の位置を既知の位置情報として、メモリーカード230上のマスターデータに登録しておく必要がある。車両がメモリーカード230に未登録のETCゲートを通過した場合には、図4に示すような「速度オーバー」の誤検出を防止できない。しかし、後述する運行データ解析装置300を用いることにより、新しいETCゲートの位置も、メモリーカード230上のマスターデータとして容易に登録することができる。
<運行データ解析装置300の動作>
本実施形態における運行データ解析装置の主要な動作を図3に示す。すなわち、図6に示した運行データ解析装置300のコンピュータが所定の運行データ解析プログラムを実行することにより、図3に示す動作が実現される。実際には、デジタルタコグラフ車載器100から取り外した前述のメモリーカード230を運行データ解析装置300のコンピュータに装着した後で、図3に示す動作を実行する。図3の各ステップの内容について以下に説明する。
ステップS21では、運行データ解析装置300のコンピュータはそれ自身に装着されたメモリーカード230にアクセスし、記録されている運行データの読み取りを行う。この運行データの中には、図2に示した「速度超過」を表すイベントデータDE1や、「ETCゲート通過」を表すイベントデータDE2も含まれている。
ステップS22では、運行データ解析装置300のコンピュータはS21で読み取った運行データの中から、イベントデータ(速度オーバー)DE1の抽出を試みる。イベントデータDE1を検出した場合には次のS23に進み、イベントデータDE1が存在しない場合はS24に進む。
ステップS23では、運行データ解析装置300のコンピュータは運行データの中から検出したイベントデータDE1を、イベントデータDE1としてデータベースDB1上に登録する。
ステップS24では、運行データ解析装置300のコンピュータはS21で読み取った運行データの中から、イベントデータ(ETCゲート通過)DE2の抽出を試みる。イベントデータDE2を検出した場合には次のS25に進み、イベントデータDE2が存在しない場合はS26に進む。
ステップS25では、運行データ解析装置300のコンピュータは運行データの中から検出したイベントデータDE2を、イベントデータDE2としてデータベースDB1上に登録する。
ステップS26では、運行データ解析装置300のコンピュータは、データベースDB1上に登録された複数種類のイベントデータの内容を参照し、イベントの位置(緯度/経度)を比較する。すなわち、速度オーバーの検出を表すイベントデータDE1の緯度/経度と、ETCゲート通過を表すイベントデータDE2の緯度/経度とを比較しこれらの位置がほぼ一致するか否かを識別する。位置がほぼ一致する場合はS27に進み、一致しない場合はS28に進む。
ステップS27では、運行データ解析装置300のコンピュータは、S26で位置の一致を検出したETCゲートの情報DF1を、マスターデータとしてデータベースDB2上に自動的に登録する。
例えば、図4に示すように高速道路の本線上に未知のETCゲートEG2が存在する場合には、該当するETCゲートEG2を自車両が通過した直後に、デジタルタコグラフ車載器100の速度閾値Vthが低速(VL)に切り替わる。しかし、車両の速度が高速に維持されるため「速度オーバー」が誤検出される。図3のステップS27でマスターデータとして登録されるETCゲートは、「速度オーバー」が検出された位置の近傍に存在しているので、速度閾値Vthの切り替え、つまり道路の種類の切り替えが間違いである可能性が高い。従って、S27では該当するETCゲートを高速道路の本線上(の出口)にあるフリーフロー方式のETCゲートであるものとみなし、マスターデータとしてその位置(緯度/経度)を記録する。
ステップS28では、記録された運行データをデータベースDB1、DB2上に登録する処理が完了したので、運行データ解析装置300のコンピュータは、メモリーカード230上に記録されている不要な運行データを消去し、新たな記録領域をメモリーカード230上に確保する。
ステップS29では、運行データ解析装置300のコンピュータは、情報DF1を含むマスターデータをデータベースDB2からダウンロードし、このマスターデータをメモリーカード230上に登録する。
つまり、運行データが記録されているメモリーカード230を運行データ解析装置300で処理することにより、高速道路の本線上(の出口)にあるフリーフロー方式のETCゲートを自動的に検出し、その位置(緯度/経度)をマスターデータとしてメモリーカード230に自動的に登録することができる。
運行データ解析装置300の処理によって新たにマスターデータが登録されたメモリーカード230を図7に示すようにデジタルタコグラフ車載器100に再び装着した場合には、デジタルタコグラフ車載器100はETCゲートEG2を既知のETCゲートとして扱うことができる。つまり、図2のS13で検出されるETCゲートEG2の位置が、マスターデータの位置と近いため、自車両がETCゲートEG2を通過した直後に、ステップS17の処理がスキップされる。従って、デジタルタコグラフ車載器100のマイクロコンピュータ111が認識している道路の種類は、ETCゲートEG2を通過した後も「高速道路」の状態に維持され、速度閾値Vthは高速(VH)に維持される。そのため、図7に示すように車両がETCゲートEG2を通過した直後に「速度オーバー」が発生するのを抑制できる。
<変形の可能性>
上述の実施形態では本発明の走行速度管理車載器をデジタルタコグラフ車載器100に搭載する場合を想定している。しかし、例えばドライブレコーダのような他の車載器に同様の機能を搭載することもできる。
上述の実施形態ではデジタルタコグラフ車載器100と運行データ解析装置300との間で運行データやマスターデータをやりとりするためにメモリーカード230を利用している。しかし、デジタルタコグラフ車載器100が車両上で無線通信機能を利用できる場合には、メモリーカード230の代わりに無線通信により、運行データやマスターデータをやりとりすることもできる。また、無線通信を利用する場合には、デジタルタコグラフ車載器100と運行データ解析装置300との間を直接無線接続することもできるし、任意の箇所に設置した所定のサーバを経由して両者を無線接続することもできる。
<補足説明>
(1) 図1に示したデジタルタコグラフ車載器100は、車両に搭載され、少なくとも前記車両の走行速度(Vc)を速度閾値(Vth)と比較した結果に応じて所定の速度超過信号を生成する機能を有する走行速度管理車載器であって、
前記車両が通行可能な道路に設置された所定の路側通信設備の近傍で前記路側通信設備との間で無線通信が可能な車載ETC通信部(121)と、
高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として保持可能な位置情報記憶部(230上のマスターデータ)と、
前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(119)と、
前記車両の現在位置が前記フリーフロー位置情報と類似する場合には、前記速度超過信号の生成を抑制、または生成した速度超過信号を修正する速度管理制御部(111,S15,S16)とを備えている。
(2) また、前記速度管理制御部は、図2に示すように、前記車両が走行している道路が高速道路か否かを自動的に識別して前記速度閾値(Vth)を切り替える(S17)と共に、前記車載ETC通信部が前記路側通信設備の通過を検出した時に(S13)、前記車両の現在位置と前記フリーフロー位置情報とを比較(S15)した結果を、前記速度閾値の切り替え制御(S17)に反映する(S16)。
(3) 図6に示した運行データ解析装置300は、車両の運行結果を記録した運行データを所定の車載器、または所定の記録媒体(230)から読み込んで解析する運行データ解析装置である。
また、運行データ解析装置300は図3に示すように、前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報(DE1)を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理部(S22,S23)と、前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報(DE2)を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理部(S24,S25)と、前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報(DF1)として生成するフリーフロー位置情報生成部(S26,S27)と、前記フリーフロー位置情報生成部が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理部(S29)とを備えている。
(4) 図6に示した運行データ解析装置300が実行する運行データ解析プログラムは、図3に示すように、前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理手順(S22,S23)と、前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理手順(S24,S25)と、前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として生成するフリーフロー位置情報生成手順(S26,S27)と、前記フリーフロー位置情報生成部が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理手順(S29)とを備えている。
100 デジタルタコグラフ車載器
111 マイクロコンピュータ
112 ワークデータ記憶部
113 プログラムデータ記憶部
114 データ処理部
115 バックアップデータ記憶部
116 速度信号インタフェース
117 エンジンパルス信号インタフェース
118 電源インタフェース
119 GPSインタフェース
120 音声出力部
121 ETCインタフェース
122 カードインタフェース
210 GPS受信機
220 ETC車載器
230 メモリーカード
300 運行データ解析装置
SG1 速度パルス信号
SG2 エンジンパルス信号
DB1,DB2 データベース
DE1,DE2 イベントデータ
EG1,EG2 ETCゲート

Claims (4)

  1. 車両の運行結果を記録した運行データを所定の車載器、または所定の記録媒体から読み込んで解析する運行データ解析装置であって、
    前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理部と、
    前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理部と、
    前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として生成するフリーフロー位置情報生成部と、
    前記フリーフロー位置情報生成部が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理部と
    を備えることを特徴とする運行データ解析装置。
  2. 前記フリーフロー位置情報生成部は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが類似している場合において、
    前記第2の位置情報を含む前記ETCゲートイベント情報が、前記速度閾値が高速道路用の値から一般道用の値に変化した場合の情報であり、且つ、前記第1の位置情報を含む前記速度超過イベント情報が、前記車両の走行速度が前記一般道用の値である前記速度閾値を超えた場合の情報である場合に、前記特定の路側通信設備の位置情報を前記フリーフロー位置情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行データ解析装置。
  3. 車両の運行結果を記録した運行データを所定の車載器から、または所定の記録媒体から読み込んで解析する所定のコンピュータが読み込み可能な運行データ解析プログラムであって、
    前記車両の走行速度が速度閾値を超えたことを表す所定の速度超過イベント情報を前記運行データから抽出して処理する速度超過イベント処理手順と、
    前記車両が道路に設置された所定の路側通信設備を通過したことを表す所定のETCゲートイベント情報を前記運行データから抽出して処理するETCゲートイベント処理手順と、
    前記速度超過イベント情報に含まれる第1の位置情報と、前記ETCゲートイベント情報に含まれる第2の位置情報とが類似している場合に、前記第1の位置情報または第2の位置情報に基づいて、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として生成するフリーフロー位置情報生成手順と、
    前記フリーフロー位置情報生成手順が生成した前記フリーフロー位置情報を前記記録媒体の記録内容、または前記車載器の保持データに反映するダウンロード処理手順と
    を備えることを特徴とする運行データ解析プログラム。
  4. 前記フリーフロー位置情報生成手順は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが類似している場合において、
    前記第2の位置情報を含む前記ETCゲートイベント情報が、前記速度閾値が高速道路用の値から一般道用の値に変化した場合の情報であり、且つ、前記第1の位置情報を含む前記速度超過イベント情報が、前記車両の走行速度が前記一般道用の値である前記速度閾値を超えた場合の情報である場合に、前記特定の路側通信設備の位置情報を前記フリーフロー位置情報として生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の運行データ解析プログラム。
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