JP5934549B2 - 車載情報記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運行状況に関する情報を前記車両上で自動的に収集して保存する車載情報記録装置に関し、特に安全運転の評価のための技術に関する。
例えば、タクシー、バス、トラック等の車両を用いて運送業務を行う運送業者においては、社内の各乗務員に対して安全運転を促し、事故を未然に防止することが重要な課題となっている。
そこで、各乗務員が日常的に実際に安全運転を実施しているかどうかを、運送業者の社内等に配置される管理者が常時確認できるように、例えば「デジタルタコグラフ」と呼ばれる運行記録機器が利用されている。
このデジタルタコグラフは、タクシー、バス、トラック等の車両毎に搭載され、一定時間(例えば0.5秒)毎に取得した速度やエンジン回転数等の情報をメモリーカードのような記憶装置又はクラウドによるシステム等に自動的に記録するものである。
したがって、その管理者はデジタルタコグラフが収集したデータを、例えば営業所に設置されたパーソナルコンピュータ内に搭載された分析プログラムを用いて、メモリーカードから読み出し、このデータを詳細に調べることにより、その車両の走行時間、走行距離、最高速度、平均速度、速度超過ー時間、速度超過ー回数や、エンジン回転数超過ー時間や回転数超過ー回数、急発進、急加速、急減速、アイドリング時間等を乗務員毎に把握することができ、この把握された結果に基づいて、乗務員毎に安全運転や経済的な運転を促すことが可能になる。
また、実際に車両が走行している時に、車載器であるデジタルタコグラフが、安全な運行状態か否かを自動的に評価して、評価の結果を記録媒体上に記録するための技術も知られている(特許文献1)。
また、移動体の規制速度評価システムの技術が特許文献2に開示されている。特許文献2では、鉄道車両において降雪による運行状況の変化を考慮し、雪の舞い上がり状況に応じた規制速度を用いて評価することを提案している。具体的には、雪などの堆積物の性状として、密度や含水率を、電磁波の減衰量により測定している。
また、気圧センサを用いて天候変化を予測する装置に関する従来技術として、特許文献3に開示された技術が知られている。
特開2009−199328号公報 特開2007−210445号公報 特開平3−13884号公報
特許文献1に開示されているように、車両の走行中に安全な運行状態か否かを自動的に評価する機能を搭載している車載器においては、評価の結果をリアルタイムで出力することも可能である。例えば、自車両が事前に定めた車速の上限値を超えて走行している場合に、速度超過の警告を音響や表示により出力することができる。
一方、自動車などの車両においては、天候の変化が車両の運行状況に大きな影響を及ぼす。例えば、車両が走行している道路の路面が降雨により濡れた状態になると、路面とタイヤとの間の摩擦係数が大幅に低下するため、スリップが生じやすくなる。同時に、運転者の視界が悪化して運転しにくい状況になる。
従って、安全な運行状態か否かを評価する際には、天候等による状況の変化の影響を考慮しないと正しい評価ができない可能性が高い。そのため、評価の際には、特許文献2に開示されているように雪などの堆積物の性状を測定し、その結果を評価に反映することも考えられる。
しかしながら、特許文献2の技術を採用するためには、堆積物の性状を測定するために比較的大がかりな測定装置を必要とし、装置のコストが嵩むのは避けられない。また、検出される堆積物の性状と、自動車における路面の滑りやすさとの関係については、必ずしも相関が高いとは言えない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大幅なコストの上昇を伴うことなく、雨天/晴天等の天候の影響を考慮して、車両の安全運転に関する評価をリアルタイムで正しく行うことが可能な車載情報記録装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載情報記録装置は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 少なくとも車両の運行状況に関する情報を前記車両上で自動的に収集して保存する車載情報記録装置であって、
前記車両の車速及びエンジン回転速度の少なくとも一方を閾値と比較して安全運転に関する評価結果を出力する安全運転評価部と、
前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する位置情報取得部と、
所定の道路上の1つ以上の特定箇所について、水平方向の位置及び路面の鉛直方向の高さを表す位置情報を特定ポイント情報として保持する特定ポイント情報保持部と、
気圧センサと、
前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と、前記特定ポイント情報の水平方向の位置とがほぼ一致する時に、前記特定ポイント情報の高さと、前記気圧センサが検出した気圧に基づいて算出される算出高度とに基づいて、少なくとも2種類の天候状態を識別し、天候状態の変化に応じて前記安全運転評価部が参照する閾値を自動的に切り替える天候状態識別部と
前記気圧センサが検出した気圧、もしくは前記気圧に基づいて算出される算出高度の情報を、前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と対応付けた運行データとして、所定の情報記録領域に保存する情報保存制御部と
を備え、
前記特定ポイント情報保持部は、前記情報保存制御部によって過去に収集され前記情報記録領域に保存されている運行データの一部分を、前記特定ポイント情報として保持すること。
(2) 少なくとも車両の運行状況に関する情報を前記車両上で自動的に収集して保存する車載情報記録装置であって、
前記車両の車速及びエンジン回転速度の少なくとも一方を閾値と比較して安全運転に関する評価結果を出力する安全運転評価部と、
前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する位置情報取得部と、
所定の道路上の1つ以上の特定箇所について、水平方向の位置及び路面の鉛直方向の高さを表す位置情報を特定ポイント情報として保持する特定ポイント情報保持部と、
気圧センサと、
前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と、前記特定ポイント情報の水平方向の位置とがほぼ一致する時に、前記特定ポイント情報の高さと、前記気圧センサが検出した気圧に基づいて算出される算出高度とに基づいて、少なくとも2種類の天候状態を識別し、天候状態の変化に応じて前記安全運転評価部が参照する閾値を自動的に切り替える天候状態識別部と、
車両に搭載された車載カメラから画像データを取得する画像データ取得部と
を備え、
前記天候状態識別部は、前記画像データ取得部が取得した画像データの分析結果を、天候状態の識別条件として利用すること。
上記(1)の構成の車載情報記録装置によれば、天候状態の変化を安全運転の評価に反映するように前記閾値を自動的に切り替えることができる。また、気圧センサを利用するので、装置コストの上昇を抑制できる。
加えて、過去に記録した運行データの中に算出高度として利用可能な情報と車両位置の情報とが含まれているので、この運行データに基づいて前記特定ポイント情報を生成することができる。従って、各地の高度(標高)を表すデータを含む地図のデータベースが利用できない環境であったり、所望の特定ポイントの位置で高度のデータが存在しない場合であっても、前記特定ポイント情報を生成できる。
上記()の構成の車載情報記録装置によれば、車載カメラの映像に基づいて、天候状態をより正確に識別可能になる。
本発明の車載情報記録装置によれば、気圧センサを利用するため、大幅なコストの上昇を伴うことなく、雨天/晴天等の天候の影響を考慮して、車両の安全運転に関する評価をリアルタイムで正しく行うことが可能である。従って、速度超過などの警告を適切な状況で出力することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態における車載情報記録装置のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図2は、図1の車載情報記録装置が利用する特定ポイント情報の構成例を示す模式図である。 図3は、図1の車載情報記録装置における天候識別処理を示すフローチャートである。 図4は、図1の車載情報記録装置における運行データ生成処理を示すフローチャートである。 図5は、図4の運行データ生成処理によって記録される運行データの構成例を示す模式図である。 図6は、特定ポイント情報の作成を支援する管理装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、図6に示す管理装置における主要な動作を示すフローチャートである。 図8は、変形例の車載情報記録装置のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図9は、図8の車載情報記録装置における天候識別処理を示すフローチャートである。
本発明の車載情報記録装置に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<車載情報記録装置のハードウェアの構成例>
本実施形態における車載情報記録装置100のハードウェアの構成例を図1に示す。
図1に示すように、車載器である車載情報記録装置100は、デジタルタコグラフ本体110、坂道検出ユニット130、運転状況評価部140、警告出力部150、GPS受信機160、及び操作部170を備えている。
また、車速センサ11及びエンジン回転センサ12がデジタルタコグラフ本体110に接続されている。また、坂道検出ユニット130には車速センサ11及び気圧センサ13が接続されている。また、デジタルタコグラフ本体110には運行記録用メモリカード21及び設定用メモリカード22を装着することができる。
車速センサ11は、車両側に搭載されており、車両のトランスミッション出力軸が所定量回動する毎に、車速パルスと呼ばれるパルス信号を出力する。この車速パルスのパルス数や発生周期を把握することにより、車両の移動距離や走行速度(車速)を把握することができる。
エンジン回転センサ12は、車両側に搭載されており、エンジンの駆動軸が所定量回動する毎にパルス信号を出力する。このパルス信号の発生周期を把握することにより、エンジンの回転速度(rpm)を把握できる。
気圧センサ13は、大気の圧力(気圧)に応じた電気信号を出力することができる。気圧は、気象条件の影響を受けて変動する。また、気象条件が一定の場合には、計測点の標高の違いに応じて気圧が変化する。また、計測点が高さ方向(鉛直方向)に移動する場合には、それに伴って気圧が変動する。従って、気圧センサ13が出力する信号に基づいて、計測点の高度(標高)を推定したり、高度の変化を検出することができる。
坂道検出ユニット130は、気圧センサ13が出力する信号と、車速センサ11が出力する信号とに基づいて、車両の走行中に坂道を自動的に検出することができる。また、坂道検出ユニット130は気圧センサ13が検出した気圧の計測値を出力することができる。本実施形態では坂道検出の結果を利用していないので、坂道検出動作については説明を省略する。
図1に示すように、デジタルタコグラフ本体110は、マイクロコンピュータ(CPU)111、不揮発性メモリ(EEPROM)112、インタフェース(I/F)113〜120、及び時計回路121を内蔵している。
マイクロコンピュータ111は、予め内部に保持している所定のプログラムを実行することにより、デジタルタコグラフ本体110に必要とされる各種の制御機能を実現する。マイクロコンピュータ111の具体的な処理の内容については後で説明する。
不揮発性メモリ112は、マイクロコンピュータ111が参照する各種定数などのデータを保持する。不揮発性なので、電源電力の供給が停止した状態でもデータはそのまま保持される。不揮発性メモリ112が保持するデータの内容については、必要に応じて書き換えることができる。図1に示す例では、マイクロコンピュータ111が設定用メモリカード22から読み込んだデータを、不揮発性メモリ112に書き込み、登録することができる。
時計回路121は、周期が一定の所定のクロックパルスを計数することにより、現在時刻(時:分:秒)や日付を把握したり、ある時点からの経過時間などを把握することができる。マイクロコンピュータ111は、時計回路121にアクセスすることにより、現在日時等の情報を取得することができる。
車速センサ11、エンジン回転センサ12、GPS受信機160、及び操作部170は、それぞれインタフェース113、114、115、及び116を介してマイクロコンピュータ111と接続されている。また、坂道検出ユニット130はインタフェース117を介してマイクロコンピュータ111と接続され、運転状況評価部140はインタフェース118を介してマイクロコンピュータ111と接続されている。
インタフェース119及び120は、所定のメモリカードを装着可能なスロットを備えており、運行記録用メモリカード21及び設定用メモリカード22を装着することができる。運行記録用メモリカード21及び設定用メモリカード22はインタフェース119及び120に対して着脱自在である。マイクロコンピュータ111は、インタフェース119を介して運行記録用メモリカード21にアクセス可能であり、インタフェース120を介して設定用メモリカード22にアクセス可能である。
運行記録用メモリカード21及び設定用メモリカード22は、フラッシュメモリのような不揮発性メモリにより構成されている。運行記録用メモリカード21は、デジタルタコグラフ本体110が収集した運行データを蓄積するために日常的に利用される。すなわち、車両の運行業務を開始する前にデジタルタコグラフ本体110に装着され、車両の運行中に、車両の運行に関する様々なデータの収集結果が、運行記録用メモリカード21に書き込まれる。
設定用メモリカード22については、デジタルタコグラフ本体110の動作条件を決定する各種パラメータを変更する必要がある時に、デジタルタコグラフ本体110に装着される。
運転状況評価部140は、車両の運行中に、運転状況をリアルタイムで自動的に評価する。具体的には、車速が事前に定めた上限値(閾値)を超えた状態を表す「車速超過」や、エンジン回転速度が事前に定めた上限値を超えた状態を表す「エンジン回転速度超過」を検出する。すなわち、リアルタイムで検出した車速やエンジン回転速度を閾値と比較することにより、危険な状況の発生について評価結果を出力する。
警告出力部150は、危険な運行状況になった時に、乗務員に対して警告を発する。警告出力部150は、現実的には音声の出力、ブザーなどの警報音の出力、表示の点滅などの少なくとも1つの機能を有し、運転状況評価部140が「車速超過」や「エンジン回転速度超過」を検出した時に乗務員に対して警告を与える。
GPS受信機160は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星から到来する電波を受信し、これらの電波の時間差に基づいて受信点の現在位置、すなわち車両の現在位置(緯度/経度)を計算により求めることができる。従って、デジタルタコグラフ本体110は、車両の現在位置の情報をGPS受信機160から取得できる。
操作部170は、乗務員の入力操作を受け付けることが可能な各種ボタンやスイッチを有している。
<特定ポイント情報の説明>
図1に示した車載情報記録装置100は、特定の条件下において、気圧を検出し、気圧に基づいて天候の状態を把握する。「特定ポイント情報」は、前記特定の条件に関連する情報である。図1に示した車載情報記録装置100が利用する、特定ポイント情報の具体的な構成例を図2に示す。
図2に示す例では、「特定ポイント情報」は、特定ポイント番号、特定ポイントの位置、及び特定ポイントの高度の情報を含んでいる。
特定ポイント番号の情報P0n(n:1,2,3,・・・)は、各々の特定ポイント情報に割り当てられた番号を表す。特定ポイントの位置の情報P1n(n:1,2,3,・・・)は、該当する特定ポイントの位置(緯度/経度)を表す。特定ポイントの高度の情報P2n(n:1,2,3,・・・)は、該当する切替ポイントにおける車両位置の高度(標高)を表す。
図6に示した各特定ポイント情報の内容については、例えば図1に示した車載情報記録装置100が記録する運行データの一部分を利用して作成することができる。特定ポイント情報の作成に関しては後で詳細に説明する。
<天候識別処理>
図1の車載情報記録装置100における天候識別処理を図3に示す。具体的には、デジタルタコグラフ本体110を制御するマイクロコンピュータ111が図3の天候識別処理を実行する。なお、図3に示す天候識別処理を実行する前に、図2に示したような特定ポイント情報が、例えば不揮発性メモリ112上に用意される。実際には、設定用メモリカード22上に書き込まれた特定ポイント情報をマイクロコンピュータ111が読み込んで不揮発性メモリ112上に書き込む。
図3の天候識別処理について以下に説明する。
ステップS11では、マイクロコンピュータ111は自車両の現在位置(緯度/経度)の情報をGPS受信機160から取得する。
ステップS12では、マイクロコンピュータ111は、ステップS11で取得した現在位置(緯度/経度)と、不揮発性メモリ112上に登録されている各「特定ポイント情報」の特定ポイント位置(P1n)とを比較する。
マイクロコンピュータ111は、ステップS12における比較の結果、位置がほぼ一致する「特定ポイント情報」が見つかった場合には、該当する「特定ポイント情報」を選択し、ステップS13からS14の処理に進む。
ステップS14では、マイクロコンピュータ111は、最新の(現在検出されている)気圧情報(気圧センサ13の出力に相当する)を、インタフェース117を介して坂道検出ユニット130から取得する。
ステップS15では、マイクロコンピュータ111は、ステップS14で取得した気圧から現在位置の高度(車両位置の標高)を計算により求める。具体的には、次のような計算式を用いて高度(H1)[m]を算出できる。
H1=k1×(1−(P/k2×Pa)^k3) ・・・(1)
k1,k2,k3:定数
P:検出した気圧
Pa:基準の気圧
なお、実際には、所定の条件下で気圧センサ13の校正を行い、基準の気圧(Pa)及び前記各定数k1〜k3を必要に応じて調整することにより、精度の高い正しい高度を算出することが可能である。
ステップS16では、マイクロコンピュータ111はステップS13で選択した「特定ポイント情報」の高度データ(H2)を取得する。
ステップS17では、マイクロコンピュータ111は、ステップS16で取得した「特定ポイント情報」の高度データ(H2)と、ステップS15で算出した高度(H1)とを比較して天候(晴天/雨天)を識別する。
例えば、車両の現在位置と、図2に示す2番目の「特定ポイント情報」の切替ポイントの位置P12とが一致した場合には、2番目の「切替ポイント情報」を選択する。そして、2番目の「切替ポイント情報」における特定ポイントの高度P22の高度データ(H2)と算出した高度(H1)とを比較する。
ここで、事前にP22の高度(H2)が、晴天の状況で校正されている場合を想定する。その場合、現在の天候が晴天であるなら、同じ場所の高さを表すP22の高度(H2)と算出した高度(H1)とはほぼ一致するはずである。しかし、天候が雨天であれば、晴天時よりも気圧が低くなるため、この気圧から算出した高度(H1)は、P22の高度(H2)よりもかなり高くなると予想される。従って、次のような比較により天候を識別できる。
(H1 > H2+Hth)の条件を満たす場合:晴天
(H1 ≦ H2+Hth)の条件を満たす場合:雨天
Hth:事前に定めた閾値(例えば500[m])
マイクロコンピュータ111は、ステップS17で天候の変化(晴天から雨天、又は雨天から晴天)を検出した場合には、ステップS17からS18の処理へ進む。
ステップS18では、マイクロコンピュータ111は、ステップS17で識別した現在の天候(晴天/雨天)に合わせて、運転状況評価部140における評価用の閾値を自動的に切り替える。
具体的には、運転状況評価部140が評価の際に使用する車速の上限値及びエンジン回転速度の上限値を表す各閾値として、晴天時に適した晴天用閾値と、雨天時に適した雨天用閾値とを予め用意しておく。そして、車両走行時の天候が晴天から雨天に変化した場合には、マイクロコンピュータ111は雨天用閾値を運転状況評価部140に与える。また、天候が雨天から晴天に変化した場合には、マイクロコンピュータ111は晴天用閾値を運転状況評価部140に与える。
従って、車両の運行時に通過する可能性の高い道路上の地点が、予め特定ポイントとして登録してある場合には、走行中に前記特定ポイント情報を参照することにより、気圧による高度変化に基づいて天候を自動的に識別できる。また、天候の切り替わりに合わせて、運転状況評価部140の評価用の閾値を自動的に変更することができる。
<運行データの生成>
次に、前述の特定ポイント情報を作成する際に利用可能な運行データの生成について説明する。
図1の車載情報記録装置100における運行データ生成処理を図4に示す。すなわち、デジタルタコグラフ本体110のマイクロコンピュータ111が図4に示す処理を実行することにより、図5に示したような運行データを運行記録用メモリカード21上に書き込むことができる。図4の運行データ生成処理について以下に説明する。
ステップS21では、マイクロコンピュータ111は、予め定めたデータ記録条件を満たすか否かを識別する。例えば、一定時間毎に定期的にデータを収集して記録する場合には、記録すべきタイミングか否かをステップS21で識別する。データ記録条件を満たす場合は次のステップS22に進む。
ステップS22では、マイクロコンピュータ111は、GPS受信機160から車両の現在位置(緯度/経度)を表す情報を取得する。
ステップS23では、マイクロコンピュータ111は、坂道検出ユニット130から現在の気圧の計測値(気圧センサ13の出力に相当)を取得する。
ステップS24では、マイクロコンピュータ111は、現在の車両の位置における高度(標高)の情報を取得する。具体的には、ステップS23で取得した現在の気圧に基づき、前述の第(1)式から高度(H1)を取得する。
ステップS25では、マイクロコンピュータ111は、ステップS22で取得した現在位置(緯度/経度)情報と、ステップS23で取得したステップS24で取得した気圧の情報と、ステップS24で取得した高度の情報とを含む1組の運行データを運行記録用メモリカード21上に書き込む。なお、高度の情報の記録は省略しても良い。また、この時に最新の車速、エンジン回転速度、走行距離等の情報が得られている場合には、これらの情報も同じ組に属する運行データとして図5に示す情報D1n〜D9nのようにまとめて記録する。
<運行データの構成例>
図4の運行データ生成処理によって記録される運行データの構成例を図5に示す。すなわち、図1に示した車載情報記録装置100は、ある条件下において、図4に示すような構成の運行データを運行記録用メモリカード21上に書き込んで保存する。
図3に示した例では、この運行データの中に、時刻、現在位置、車速、エンジン回転速度、走行距離、制限速度超過、エンジン回転制限超過、気圧の計測値、及び高度の各情報が含まれている。
時刻の情報D1n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時刻を表す。現在位置の情報D2n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両の水平面内の現在位置(緯度/経度)を表す。車速の情報D3n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両の移動速度を表す。
エンジン回転速度の情報D4n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両のエンジン回転速度を表す。走行距離の情報D5n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両の移動距離(ある時点以降の移動距離)を表す。
制限速度超過の情報D6n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車速が予め定めた車速の上限値を超過していたか否かを表す。エンジン回転制限超過の情報D7n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両のエンジン回転速度が予め定めたエンジン回転速度の上限値を超過していたか否かを表す。
気圧の計測値の情報D8n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両の位置で気圧センサ13が検出した気圧を表す。高度の情報D9n(n:1,2,3,・・・)は、該当する情報を取得した時の車両の鉛直方向の高さ、すなわち標高を表す。実際には気圧から計算式により求めた高度である。
例えば、あるタイミングで、図5に示す3番目の情報D13、D23、D33、D43、D53、D63、D73、D83、D93をほぼ同時にデジタルタコグラフ本体110が取得し、これらの情報を互いに対応付けて1組の運行データとして運行記録用メモリカード21上に書き込む。
<特定ポイント情報の作成>
<特定ポイント情報を生成する装置の構成例>
特定ポイント情報の作成を支援する管理装置201の構成例を図6に示す。この管理装置201は、該当する車両を所有し管理する運送会社の事務所等に配置される。
図6に示す管理装置201は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置により構成される。また、図6に示すように、この管理装置201は、データ登録用アプリケーションプログラム202、地図データベース203、メモリカードインタフェース204及び205を使用できる。
また、特定ポイント情報を生成する際には、図6に示すように前述の運行記録用メモリカード21がメモリカードインタフェース205に装着され、設定用メモリカード22がメモリカードインタフェース204に装着される。
この場合に使用する運行記録用メモリカード21は、図5に示したような運行データが既に記録されている状態のものである。設定用メモリカード22は、生成した切替ポイント情報の書き込み先として利用する。
地図データベース203は、一般的なカーナビゲーション装置が利用する地図データと同じように、道路の情報を含む膨大な地図データを予め保持している。データ登録用アプリケーションプログラム202は、管理装置201を操作する管理者の操作を支援し、切替ポイント情報の生成に役立つ処理を行う。
<管理装置201の動作>
図6に示した管理装置201の主要な動作を図7に示す。すなわち、管理装置201がデータ登録用アプリケーションプログラム202を実行することにより、図7に示す動作を行う。図7に示す動作について以下に説明する。
データ登録用アプリケーションプログラム202を起動すると、管理装置201は、ステップS31で、地図データベース203から地図データを読み込んで、地図を画面上に表示する。
ステップS32では、管理装置201はメモリカードインタフェース205を介して、運行記録用メモリカード21から図5に示したような運行データを読み込む。
ステップS33では、管理装置201は、ステップS32で読み込んだ運行データの中で、気圧の計測値(D8n)が有効なデータとして含まれている運行データのみを抽出する。
ステップS34では、管理装置201はステップS33で抽出した運行データを利用して、表示すべき地域を特定し、画面上に表示する地図を更新する。更に、表示した地図上に、運行データの内容を重ねて表示する。
具体的には、地図の道路上の各計測ポイントに、計測点を表すマークと気圧および高度を表示する。すなわち、気圧の計測ポイントで作成した運行データの中には、その位置(緯度/経度)を表す情報D2n、気圧の情報D8n、及び高度の情報D9nが含まれているので、これらを地図の道路上の位置と対応付けて画面上に表示する。
一方、ステップS34の処理によって表示される画面の表示内容を見ている管理者(管理装置201のオペレータ)は、表示される多数の計測点のマークの中で、気圧の計測、あるいは天候の識別に適した特定ポイントを簡単に選別することが可能である。
例えば、管理者は次のような基準に従って選別する。
(1)管理対象の車両が日常的に通過する可能性が高い地点を優先的に選択する。
(2)高度の変化が少ない場所を優先的に選択する。
(3)一定の距離毎(例えば1km毎)に選択する。
図7のステップS35では、管理装置201は、画面上に表示した各計測点に対する管理者の入力操作を受け付ける。すなわち、各計測点の中で、管理者が選択した点を特定ポイントの入力として認識する。そして、管理装置201は選択された特定ポイントについて、前述の「特定ポイント情報」を生成する。
例えば、図5に示した多数の運行データを管理装置201が読み込んで画面上に表示した場合に、管理者が3番目の運行データ(D13〜D93)に相当する計測点のマークを選択した場合には、この運行データ(D13〜D93)から「特定ポイント情報」を生成する。つまり、図2の2番目の特定ポイント情報(P02,P12,P22)を生成する場合には、現在位置の情報D23を特定ポイントの位置P12に割り当て、高度の情報D93を特定ポイントの高度P22に割り当てる。
ステップS36では、管理装置201は、ステップS35で生成した全ての「特定ポイント情報」を設定用メモリカード22上に書き込む。また、管理装置201は、設定用メモリカード22をデジタルタコグラフ本体110が「特定ポイント情報」の登録用カードとして利用できるように、必要な管理情報を設定用メモリカード22に書き込む。例えば、「特定ポイント情報」の登録用カードであることを表すID情報や、「特定ポイント情報」の登録数などの情報を設定用メモリカード22上に書き込む。
図7に示した処理によって作成した設定用メモリカード22を、図1に示すように車両上のデジタルタコグラフ本体110に装着することにより、「特定ポイント情報」のデータをデジタルタコグラフ本体110に登録することができる。このデータは、例えば不揮発性メモリ112上に登録される。
<変形例の説明>
<撮影した画像の利用>
<装置の構成>
変形例の車載情報記録装置100Bにおけるハードウェアの構成例を図8に示す。
図8に示すように、この車載情報記録装置100Bにおいては、デジタルタコグラフ本体110Bに内蔵されたインタフェース303に、ドライブレコーダ302が接続されている。また、ドライブレコーダ302の入力には車載カメラ301が接続されている。これ以外の構成要素については図1の構成と同一である。
車載カメラ301は、車両の車室内に固定してあり、前方あるいは後方の窓ガラスから車外の風景を撮影できる方向に向けて配置してある。本実施形態においては、雨天か否かを区別するために利用可能な情報として、窓ガラスに付着した雨滴等の情報を画像処理によって抽出する。
この雨滴等を含む映像を撮影するために、ドライブレコーダ302に接続された車載カメラ301を利用している。ドライブレコーダ302は、一般的なドライブレコーダと同様に、交通事故が起きた時に、あるいは危険な状況が発生した時に、車載カメラ301の映像を自動的に取得し、画像データとして保存する機能を有している。
本実施形態においては、車載カメラ301がリアルタイムで撮影した映像の画像データを、デジタルタコグラフ本体110Bがドライブレコーダ302から取得する。そして、デジタルタコグラフ本体110Bは、必要に応じて画像データを解析し、雨滴の有無等を検出する。画像の解析によって窓ガラス上の雨滴の有無を検出する処理については、公知技術を利用すればよい。
<装置の動作>
図8の車載情報記録装置100Bにおける天候識別処理を図9に示す。なお、図9においてステップS11〜S16及びS18については、既に説明した図3の内容と同一である。追加又は変更された処理について以下に説明する。
ステップS101では、マイクロコンピュータ111は、ステップS16で取得した「特定ポイント情報」の高度データ(H2)と、ステップS15で算出した高度(H1)とを比較して天候(晴天/雨天)を識別する。
但し、天候の変化による気圧の変化、すなわち高度の差(H1−H2)が小さい場合には、天候の識別結果も微妙に変化することになり、天候判別の信頼度が低下する。そこで、判別条件が微妙な状態か否かもステップS101で識別する。従って、例えば次のような比較を行う。
(H1−H2 > Hth1)の条件を満たす場合:「晴天」
(H1−H2 < Hth2)の条件を満たす場合:「雨天」
(Hth2 ≦(H1−H2)≦ Hth1)の条件を満たす場合:「微妙」
但し、
(Hth1>Hth2)
Hth1:閾値(例えば500[m])
Hth2:閾値(例えば200[m])
晴天又は雨天として信頼度の高い識別結果が得られた場合にはステップS101からS105に進む。晴天/雨天の判別が困難な微妙な状態の場合には、ステップS101からS102に進む。
ステップS102では、マイクロコンピュータ111Bは、車載カメラ301の撮影した映像を画像データとしてドライブレコーダ302から取得する。
ステップS103では、マイクロコンピュータ111BはステップS102で取得した画像データを解析し、この映像に映った窓ガラス等における雨滴の有無、あるいは雨滴の量を識別する。
ステップS104では、マイクロコンピュータ111Bは、ステップS101で検出した高度の差(H1−H2)と、ステップS103の雨滴検出結果とを総合的に判断して、最終的に天候の晴天/雨天を識別する。
ステップS105では、マイクロコンピュータ111Bは、ステップS101又はS104で識別した天候の識別結果(晴天/雨天)に変化があったか否かを識別する。変化があった場合はステップS18に進む。
<その他の変形の可能性>
図1に示した車載情報記録装置100においては、収集した運行データをデジタルタコグラフ本体110に接続された運行記録用メモリカード21上に保存し、「特定ポイント情報」を設定用メモリカード22からデジタルタコグラフ本体110に読み込む場合を想定している。しかし、車両上で無線データ通信を行うためのテレマティクス機能を車載情報記録装置100に搭載すれば、車両外のサーバとの間でデータのやりとりを行うこともできる。
従って、例えばデジタルタコグラフ本体110が収集した運行データを無線通信により車両外のサーバに送信してサーバ上に運行データを蓄積することもできる。また、デジタルタコグラフ本体110が必要とする「特定ポイント情報」を無線通信により車両外のサーバから取得することも可能である。
<補足説明>
(1) 図1に示すように、車載情報記録装置100は、車両の車速及びエンジン回転速度の少なくとも一方を閾値と比較して安全運転に関する評価結果を出力する安全運転評価部(140)と、前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する位置情報取得部(160)と、所定の道路上の1つ以上の特定箇所について、水平方向の位置及び路面の鉛直方向の高さを表す位置情報を特定ポイント情報(例えば図2の内容)として保持する特定ポイント情報保持部(112)と、気圧センサ(13)と、前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と、前記特定ポイント情報の水平方向の位置とがほぼ一致する時に、前記特定ポイント情報の高さと、前記気圧センサが検出した気圧に基づいて算出される算出高度とに基づいて、少なくとも2種類の天候状態を識別し(S17)、天候状態の変化に応じて前記安全運転評価部が参照する閾値を自動的に切り替える(S18)天候状態識別部(111)とを備えている。
(2) また、車載情報記録装置100は、前記気圧センサが検出した気圧(D8n)、もしくは前記気圧に基づいて算出される算出高度の情報(D9n)を、前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と対応付けた運行データ(例えば図5の内容)として、所定の情報記録領域に保存する(図4の処理)情報保存制御部(111)を更に備える。また、前記特定ポイント情報保持部(112)は、前記情報保存制御部によって過去に収集され前記情報記録領域に保存されている運行データの一部分を、前記特定ポイント情報として保持する。
(3) また、図8に示した車載情報記録装置100Bは、車両に搭載された車載カメラ(301)から画像データを取得する画像データ取得部(303)を更に備える。また、前記天候状態識別部は、図9に示すように前記画像データ取得部が取得した画像データの分析結果を、天候状態の識別条件として利用する(S103,S104)。
11 車速センサ
12 エンジン回転センサ
13 気圧センサ
21 運行記録用メモリカード
22 設定用メモリカード
100,100B 車載情報記録装置
110,110B デジタルタコグラフ本体
111,111B マイクロコンピュータ
112 不揮発性メモリ
113〜120 インタフェース
121 時計回路
130 坂道検出ユニット
140 運転状況評価部
150 警告出力部
160 GPS受信機
170 操作部
201 管理装置
202 データ登録用アプリケーションプログラム
203 地図データベース
204,205 メモリカードインタフェース
301 車載カメラ
302 ドライブレコーダ
303 インタフェース

Claims (2)

  1. 少なくとも車両の運行状況に関する情報を前記車両上で自動的に収集して保存する車載情報記録装置であって、
    前記車両の車速及びエンジン回転速度の少なくとも一方を閾値と比較して安全運転に関する評価結果を出力する安全運転評価部と、
    前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する位置情報取得部と、
    所定の道路上の1つ以上の特定箇所について、水平方向の位置及び路面の鉛直方向の高さを表す位置情報を特定ポイント情報として保持する特定ポイント情報保持部と、
    気圧センサと、
    前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と、前記特定ポイント情報の水平方向の位置とがほぼ一致する時に、前記特定ポイント情報の高さと、前記気圧センサが検出した気圧に基づいて算出される算出高度とに基づいて、少なくとも2種類の天候状態を識別し、天候状態の変化に応じて前記安全運転評価部が参照する閾値を自動的に切り替える天候状態識別部と
    前記気圧センサが検出した気圧、もしくは前記気圧に基づいて算出される算出高度の情報を、前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と対応付けた運行データとして、所定の情報記録領域に保存する情報保存制御部と
    を備え、
    前記特定ポイント情報保持部は、前記情報保存制御部によって過去に収集され前記情報記録領域に保存されている運行データの一部分を、前記特定ポイント情報として保持する
    ことを特徴とする車載情報記録装置。
  2. 少なくとも車両の運行状況に関する情報を前記車両上で自動的に収集して保存する車載情報記録装置であって、
    前記車両の車速及びエンジン回転速度の少なくとも一方を閾値と比較して安全運転に関する評価結果を出力する安全運転評価部と、
    前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する位置情報取得部と、
    所定の道路上の1つ以上の特定箇所について、水平方向の位置及び路面の鉛直方向の高さを表す位置情報を特定ポイント情報として保持する特定ポイント情報保持部と、
    気圧センサと、
    前記位置情報取得部が取得した前記車両の現在位置と、前記特定ポイント情報の水平方向の位置とがほぼ一致する時に、前記特定ポイント情報の高さと、前記気圧センサが検出した気圧に基づいて算出される算出高度とに基づいて、少なくとも2種類の天候状態を識別し、天候状態の変化に応じて前記安全運転評価部が参照する閾値を自動的に切り替える天候状態識別部と、
    車両に搭載された車載カメラから画像データを取得する画像データ取得部と
    を備え、
    前記天候状態識別部は、前記画像データ取得部が取得した画像データの分析結果を、天候状態の識別条件として利用する
    ことを特徴とする車載情報記録装置。
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