JP6063223B2 - 走行速度管理車載器 - Google Patents

走行速度管理車載器 Download PDF

Info

Publication number
JP6063223B2
JP6063223B2 JP2012257940A JP2012257940A JP6063223B2 JP 6063223 B2 JP6063223 B2 JP 6063223B2 JP 2012257940 A JP2012257940 A JP 2012257940A JP 2012257940 A JP2012257940 A JP 2012257940A JP 6063223 B2 JP6063223 B2 JP 6063223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
speed
overspeed
road
speed management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012257940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014106646A (ja
Inventor
石井 宏明
宏明 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2012257940A priority Critical patent/JP6063223B2/ja
Publication of JP2014106646A publication Critical patent/JP2014106646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6063223B2 publication Critical patent/JP6063223B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は走行速度管理車載器に関し、特に車両が走行する道路の高速道路と一般道とを自動的に区別するための技術に関する。
従来より、車両の実際の運行状態を自動的に記録するために、トラックなどの業務用車両には、デジタルタコグラフやドライブレコーダのような車載器が搭載される場合が多い。一般的に、デジタルタコグラフは車両の走行速度(車速)やエンジン回転速度などの情報を時系列の運行データとして自動的に収集し、この運行データをメモリーカードなどの記録媒体上に保存することができる。また、ドライブレコーダは車載カメラで撮影した映像を主体とする運行データを自動的に記録することができる。
また、近年のデジタルタコグラフは、乗務員が安全な運行を行っているかどうかを解析するために役立つ特別な運行データを記録する機能を搭載している場合が多い。具体的には、車両の実際の走行速度と事前に定めた車速閾値とを比較し、走行速度が車速閾値を超過した場合に速度超過イベントを記録する。また、このような機能がタクシーメータに搭載される場合もある。
業務用車両および乗務員を管理する運送会社等においては、デジタルタコグラフ、あるいはタクシーメータが記録した運行データを解析することにより、乗務員が安全な運行を行っているかどうかを把握できる。例えば、前記速度超過イベントが発生した回数を評価することにより、該当する乗務員が安全な速度で車両を運行していたか否かを容易に識別できる。
但し、一般の道路と高速道路とでは車両の制限速度が異なる。従って、速度超過イベントの発生の際に用いる車速閾値についても、一般の道路と高速道路とで異なる値を使い分ける必要がある。すなわち、一般の道路では比較的低い車速閾値(例えば60km/h)を選択し、高速道路では比較的高い車速閾値(例えば100km/h)を選択することが考えられる。
車速閾値の切り替えに関しては、乗務員のボタン操作などに従って手動で行うことも考えられるが、ETC(電子料金収受:Electronic Toll Collection)車載器を搭載した車両の場合は自動的に切り替えることも可能である。
高速道路の入口および出口にあるETCゲートの近傍には、車両に搭載されたETC車載器との間で無線通信を行うことが可能な無線通信設備(路側通信設備)が設置されている。従って、車両が高速道路の入口のETCゲートを通過する際には、車速閾値を低速から高速に自動的に切り替え、車両が高速道路の出口のETCゲートを通過する際には、車速閾値を高速から低速に自動的に切り替えることができる。
一方、ETCの通信システムに関しては、フリーフロー方式と呼ばれる新たなシステムも採用されつつある。フリーフロー方式では、ETC通信を行う車両の走行速度を下げる必要がなく、車両が走行するレーンを特定のレーンだけに制限する必要もなく、車両のレーン変更も自由に行うことができる。フリーフロー方式のETCシステムに関しては、具体的な技術が例えば特許文献1に開示されている。
特開平8−315196号公報
しかしながら、フリーフロー方式のETCシステムを採用している場合には、ETCゲートが、高速道路の入口および出口だけでなく、高速道路の本線上の任意の箇所(中間位置)にも配置されることになる。
従って、車両に搭載されたデジタルタコグラフ、タクシーメータ等の車載器が、ETCゲートを通過する際の通信を契機として現在の道路が高速道路か否かを自動的に識別する場合には、前記中間位置のETCゲートを車両が通過した際に誤認識が生じる。つまり、車両がまだ高速道路上を走行中であるにもかかわらず、既に高速道路の出口を通過して一般道路を走行する状態に変化したものと認識してしまう。この誤認識に伴って、前記車速閾値が高速から低速に切り替わり、車両が安全な速度で走行しているにもかかわらず、結果的に前記速度超過イベントが高い頻度で発生することになる。このため、該当する乗務員が安全な速度で車両を運行しているかどうかを正しく評価することができなくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速道路の入口および出口だけでなく本線上の任意の箇所にETCゲートが設置されている場合に、速度超過イベントを正しい状況でのみ発生するために役立つ走行速度管理車載器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る走行速度管理車載器は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、前記車両の走行速度を速度閾値と比較した結果に応じて所定の速度超過信号を生成する機能を有する走行速度管理車載器であって、
前記車両が通行可能な道路に設置された所定の路側通信設備との間で無線通信が可能な車載ETC通信部と、
高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として保持可能な位置情報記憶部と、
前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、
前記車両が通行する道路が高速道路か否かを識別すると共に、前記車両が高速道路を走行している状態で、前記車両の現在位置が前記フリーフロー位置情報と類似する場合には、前記車載ETC通信部の通信状況に基づき、前記速度超過信号の生成機能を無効化する速度超過無効化モードに切り替える速度管理制御部と
を備えること。
(2) 上記(1)の構成の走行速度管理車載器であって、
前記速度管理制御部は、前記車両が走行している道路が高速道路か否かを識別した結果を前記速度閾値の切り替えに反映する
こと。
(3) 上記(1)の構成の走行速度管理車載器であって、
前記速度管理制御部は、前記速度超過無効化モードへの切り替えに伴って、前記モードの切替に関連する情報を前記車両の運転者に対して通知するモード切替通知部を有する
こと。
(4) 上記(1)の構成の走行速度管理車載器であって、
前記速度管理制御部は、前記速度超過無効化モードへ切り替えた後で、前記フリーフロー位置情報とは異なる出口位置で、前記車載ETC通信部の所定の通信状況を検出した場合には、前記速度超過無効化モードを解除する
こと。
上記(1)の構成の走行速度管理車載器によれば、車両が高速道路上で前記フリーフロー位置情報の位置の近傍を走行する際には、前記速度超過無効化モードに自動的に切り替わる。従って、乗務員が手動で特別なボタン等を操作しなくても前記速度超過信号が誤って生成されるのを防止できる。
上記(2)の構成の走行速度管理車載器によれば、乗務員が手動で特別なボタン等を操作しなくても、一般道と高速道路とで互いに異なる速度閾値を自動的に使い分けることができる。
上記(3)の構成の走行速度管理車載器によれば、前記速度超過無効化モードに切り替わったときに、乗務員(運転者)は速度超過の検出機能が無効化されたことを容易に認識することができる。
上記(4)の構成の走行速度管理車載器によれば、高速道路の出口付近で乗務員が手動で特別なボタン等を操作しなくても、前記速度超過無効化モードを自動的に解除することができる。従って、車両が高速道路から一般道に移った時に、速度超過検出機能が働かない状態が継続するのを防止できる。
本発明の走行速度管理車載器によれば、高速道路の入口および出口だけでなく本線上の任意の箇所にETCゲートが設置されている場合に、速度超過イベントを正しい状況でのみ発生することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、タクシーメータ車載器の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態におけるタクシーメータ車載器の主要な動作を示すフローチャートである。 図3は、実施形態における運行データ解析装置の主要な動作を示すフローチャートである。 図4は、タクシーメータ車載器の動作例を示すシーケンス図である。 図5は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。 図6は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。 図7は、運行データ解析装置の外観の具体例を示す斜視図である。 図8は、道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を示す平面図である。
本発明の走行速度管理車載器に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<システム全体の概要>
<道路および道路に設置される設備の具体例>
道路上の設備および走行する車両の配置の具体例を図5、図6および図8に示す。
有料道路である高速道路の入口には、図5に示すようにETCゲートEG1が設置されている。同様に、高速道路の出口にもETCゲートEG2が設置されている。各々のETCゲートには、各車両に搭載されるETC車載器との間で無線通信を行うための路側無線通信設備が備わっている。路側無線通信設備と各車両のETC車載器との間で無線通信を行うことにより、高速道路の通行料金の収受に関する情報をやりとりし、料金支払いに関する決済を自動化することができる。
また、フリーフロー方式を採用している場合には、高速道路の入口および出口だけでなく、高速道路本線上の任意の箇所にもETCゲートが設置される。入口、出口、本線上のいずれのETCゲートを通過する場合であっても、各車両の車載器は、路側無線通信設備との間で無線通信を行うことができる。
<車載器の概要>
図6に示すように、各車両上には、本発明の走行速度管理車載器の機能を有するタクシーメータ車載器100を搭載することができる。また、このタクシーメータ車載器100は、ETC車載器220と連携した動作を行うことができる。
具体的には、車両が一般道から高速道路に入るときに、ETC車載器220がETCゲートEG1の通過を検出すると、タクシーメータ車載器100が認識している走行中の道路の種類を、一般道から高速道路に自動的に切り替える。また、ETC車載器220がETCゲートEG2の通過を検出すると、タクシーメータ車載器100が認識している走行中の道路の種類を、高速道路から一般道に自動的に切り替える。更に、タクシーメータ車載器100は認識している走行中の道路の種類の切り替わりに伴って、「速度閾値」の高低を自動的に切り替える。
この「速度閾値」は、当該車両が安全運転と見なしうる所定の速度を超過して走行したか否かを識別するための基準値としてタクシーメータ車載器100が利用する。一般道では制限速度が低いので、低速の「速度閾値」(例えば60km/h)を選択する。また、高速道路では制限速度が高いので、高速の「速度閾値」(例えば100km/h)を選択する。
但し、フリーフロー方式を採用しているETCシステムの場合には、高速道路本線上の任意の箇所にもETCゲートが設置されている。従って、図6に示すように車両が高速道路本線上のETCゲートEG2を通過した時に、実際には高速道路の走行を継続しているにもかかわらず、タクシーメータ車載器100が認識している道路の種類を誤って高速道路から一般道に切り替える可能性がある。この場合は、車両の乗務員は高速道路の制限速度に従って高速走行を継続するが、タクシーメータ車載器100が「速度閾値」を高速から低速に切り替えるため、高い確率で「速度超過」と認識されることになる。このような誤動作を防止するために、後述するように特別な機能をタクシーメータ車載器100は搭載している。
なお、本実施形態ではタクシーメータ車載器100に本発明の走行速度管理車載器の機能を搭載する場合を想定しているが、例えばトラック車両の場合には、デジタルタコグラフの車載器に走行速度管理車載器の機能を搭載することも想定される。
<運行データ解析装置の概要>
図6に示したタクシーメータ車載器100は、検出された「速度超過」の情報を含む時系列の運行データをメモリーカード230上に記録し保存する。タクシーメータ車載器100が記録した運行データを解析するために、図7に示すような運行データ解析装置300を利用する。
運行データ解析装置300は、運送会社など業務用の車両の運行を管理する会社の事務所内等に設置される。運行データ解析装置300は、例えばパーソナルコンピュータのような汎用性の高いハードウェアを用いて構成することができる。但し、運行データの解析を行うための特別な機能を有する運行データ解析プログラムを例えばアプリケーションプログラムとして読み込み実行する必要がある。
運行データ解析装置300が実行する運行データ解析プログラムには、タクシーメータ車載器100の誤動作を防止するための特別な機能も含まれている。この特別な機能については後で説明する。
<具体的な構成および動作の説明>
<タクシーメータ車載器100の構成>
本実施形態におけるタクシーメータ車載器100の構成例を図1に示す。図1に示すように、このタクシーメータ車載器100は以下に示す構成要素を内蔵している。
マイクロコンピュータ(CPU)111
ワークデータ記憶部112
プログラムデータ記憶部113
データ処理部114
バックアップデータ記憶部115
速度信号インタフェース(I/F)116
エンジンパルス信号インタフェース117
電源インタフェース118
GPSインタフェース119
音声出力部120
ETCインタフェース121
カードインタフェース122
マイクロコンピュータ111は、プログラムデータ記憶部113上に予め用意されている所定のプログラムを実行することにより、タクシーメータ車載器100に必要とされる様々な機能を実現する。マイクロコンピュータ111の具体的な動作については後で説明する。
ワークデータ記憶部112は、データの書き込みおよび読み出しが可能な揮発性のメモリ(DDRSD−RAM)により構成されている。ワークデータ記憶部112は、マイクロコンピュータ111によりアクセスされ、様々なデータを一時的に保存するために利用される。
プログラムデータ記憶部113は、データの読み出しが可能な不揮発性のメモリ(FROM)により構成されている。プログラムデータ記憶部113は、マイクロコンピュータ111が実行すべきプログラムや、マイクロコンピュータ111が参照する定数などのデータを予め保持している。
データ処理部114は、マイクロコンピュータ111がメモリーカード230にアクセスする際に必要な所定のデータ処理を実現する機能を有している。
バックアップデータ記憶部115は、データの読み出しが可能な不揮発性のメモリ(FROM)により構成されている。データの書き換えも可能である。バックアップデータ記憶部115は、マイクロコンピュータ111によりアクセスされ、データのバックアップを保存するために利用される。
速度信号インタフェース116は、車両側から出力される速度パルス信号SG1をマイクロコンピュータ111に入力するために必要な信号処理を行う。具体的には、パルス信号の波形整形やパルス周期の調整などを行う。
一般的な車両においては、速度パルス信号SG1は、変速機の出力軸の近傍に設置されるセンサにより生成され、変速機の出力軸が所定量回動する毎に1つのパルスが現れる。従って、例えば一定時間内に現れた速度パルス信号SG1のパルス数に基づいて車両の走行速度(km/h)を算出することができる。また、発生したパルス数から移動距離を算出することもできる。
エンジンパルス信号インタフェース117は、車両側から出力されるエンジンパルス信号SG2をマイクロコンピュータ111に入力するために必要な信号処理を行う。具体的には、パルス信号の波形整形やパルス周期の調整などを行う。
一般的な車両においては、エンジンパルス信号SG2はエンジンの出力軸の近傍に設置されたセンサにより生成され、エンジンの出力軸が所定量回動する毎に1つのパルスが現れる。従って、例えば一定時間内に現れたエンジンパルス信号SG2のパルス数に基づいてエンジンの回転速度(rpm)を算出することができる。
電源インタフェース118は、車載バッテリーから供給される電源電力(BATT)や、車両のイグニッションスイッチのオンオフに応じた信号(IGN)をマイクロコンピュータ111に与えるために必要な信号処理を行う。
GPSインタフェース119は、GPS受信機210をマイクロコンピュータ111に接続するために必要な信号処理を行う。GPS受信機210は、GPS(Global Positioning System)衛星から到来する電波を受信してデータを出力することができる。複数のGPS衛星からそれぞれ受信した信号のタイミングに基づいて、マイクロコンピュータ111はそれ自身の現在位置(緯度、経度)および高度を算出することができる。
音声出力部120は、電気信号を疑似音声などの音響に変換して出力するスピーカを有している。マイクロコンピュータ111は、例えば「速度オーバーです。注意してください。」のような警告を表す疑似音声を音声出力部120から出力することができる。
ETCインタフェース121は、ETC車載器220をマイクロコンピュータ111に接続するために必要な信号処理を行う。車両に搭載されたETC車載器220は、高速道路の入口、出口、本線上などに設置されるETCゲートを車両が通過する際に、ETCゲートの近傍に設置されている路側通信設備との間で無線通信を行い、様々なデータの送受信を行うことができる。従って、マイクロコンピュータ111はETCインタフェース121を介してETC車載器220の通信状態を監視することにより、ETCゲートの通過に関する状態を把握することができる。
カードインタフェース122は、所定の形式のメモリーカード230を着脱自在なスロットを有している。メモリーカード230は、データの書き込みおよび読み出しが自在な不揮発性メモリを内蔵している。マイクロコンピュータ111は、データ処理部114およびカードインタフェース122を介してメモリーカード230上のデータにアクセスすることができる。
メモリーカード230は、車両の運行に伴って、タクシーメータ車載器100が生成した時系列の運行データなどの大量の情報を保存するために利用される。運行データが記録されたメモリーカード230は、乗務員がタクシーメータ車載器100から取り外して事務所に持ち帰ることができる。このメモリーカード230を図7に示すような運行データ解析装置300に装着することにより、記録されている運行データを読み取ることができる。
<タクシーメータ車載器100の動作>
本実施形態におけるタクシーメータ車載器の主要な動作を図2に示す。すなわち、タクシーメータ車載器100の電源がオンになった後で、マイクロコンピュータ111が所定のプログラムを実行することにより、図2に示す動作が実現される。図2の各ステップについて以下に説明する。
ステップS10では、マイクロコンピュータ111は、「速度超過無効化モード」のオンオフ状態を表す所定のフラグを参照し、速度超過無効化中か否かを識別する。「速度超過無効化モード」がオフの場合は次にS11に進み、オンの場合はS13に進む。なお、この「速度超過無効化モード」は、電源が投入された直後にオフ状態に初期化される。
ステップS11では、マイクロコンピュータ111は速度パルス信号SG1に基づいて算出された現在の速度(車両の移動速度)Vcを、予め定めた速度閾値Vthと比較して速度オーバーか否かを識別する。速度オーバーを検出した場合は次のS12に進み、検出速度オーバーでない場合はS13に進む。
なお、速度閾値Vthとして使用する数値には、2種類の定数VLおよびVHがある。定数VLは車両が一般道を走行する際に使用する閾値であり、定数VHは高速道路を走行する際に使用する閾値である。定数VLおよびVHは所定の管理者によって事前に決定され、プログラムデータ記憶部113に書き込まれる。後述する処理により、車両が一般道を走行する際には速度閾値Vthとして定数VLが自動的に選択され、高速道路を走行する際には定数VHが自動的に選択される。
ステップS12では、マイクロコンピュータ111は「速度超過」を表すイベントデータDE1を生成し、DE1をメモリーカード230上に記録する。このイベントデータDE1には、「速度超過」を表す識別コードと、このイベント発生を検出した時刻と、そのときの車両の位置(緯度/経度)を表す情報が含まれる。時刻についてはマイクロコンピュータ111が管理している現在時刻の情報を利用する。車両の位置については、GPS受信機210が受信したデータに基づいて算出する。
ステップS13では、マイクロコンピュータ111がETC車載器220の通信状態を監視し、自車両がETCゲート(図5中のEG1,EG2等に相当)を通過したか否かを識別する。すなわち、車両がETCゲートを通過する際には、ETCゲート側に設置されている路側通信設備と、通過する車両に搭載されているETC車載器220との間で無線通信を行ってデータのやりとりを行うことになる。従って、ETC車載器220の通信状態を監視することにより、自車両がETCゲートを通過したか否かを識別できる。ETCゲートの通過を検出したタイミングでは次のS14に進み、通過していないタイミングではS18に進む。
ステップS14では、マイクロコンピュータ111は「ETCゲート通過」を表すイベントデータDE2を生成し、DE2をメモリーカード230上に記録する。このイベントデータDE2には、「ETCゲート通過」を表す識別コードと、このイベント発生を検出した時刻と、そのときの車両の位置(緯度/経度)を表す情報が含まれる。
ステップS15では、マイクロコンピュータ111はGPS受信機210の出力に基づいて現在位置(緯度/経度)Pcの情報を取得し、この現在位置Pcとマスターデータの位置Prとを比較する。マスターデータは、後述する処理によってメモリーカード230上に予め書き込まれている。このマスターデータには、高速道路の本線上(入口、出口以外の箇所)に存在するフリーフロー方式のETCゲート(図5中のEG2等に相当)に対応する1つまたは複数の設置位置(緯度/経度)が位置Prとして含まれている。
ステップS15の比較結果に応じて、S16で異なる処理に分岐する。すなわち、S13でETCゲート通過を検出した時の現在位置Pcが、フリーフロー方式のETCゲートの位置Prと明らかに異なっている(位置の類似性が低い)場合はS17に進み、位置がほぼ一致する場合にはS19に進む。
ステップS17では、マイクロコンピュータ111は一般道と高速道路とを自動的に切り替えるための処理を実施する。すなわち、自車両が現在走行している道路の種類が、一般道と高速道路とのいずれであるのかをマイクロコンピュータ111自身が把握するための処理を行う。
具体的には、一般道を走行している状態(例えば初期状態)で、高速道路のETCゲートを通過した場合には、高速道路の入口に進入したことになるので、現在の道路の種類を表す情報Ddを「一般道」から「高速道路」に切り替える。また、高速道路を走行している状態で、高速道路の本線上以外の箇所にあるETCゲートを通過した場合には、高速道路から降りて一般道に進入したことになるので、情報Ddを「高速道路」から「一般道」に切り替える。実際には、高速道路の本線上以外の箇所にある入口または出口のETCゲートを通過した時にステップS17に進むので、S17では単に情報Ddを「一般道」から「高速道路」に、または「高速道路」から「一般道」に切り替える。また、車両の現在位置(緯度/経度)および高度と道路地図のデータとを比較し、一般道の条件を満たした場合にも、「高速道路」から「一般道」に切り替える。
また、マイクロコンピュータ111はステップS17で、切り替え後の情報Ddの内容、すなわちこれから走行する道路の種類を前述の速度閾値Vthに反映する。つまり、情報Ddが「高速道路」の場合には速度閾値Vthに高速道路用の定数VHを割り当て、情報Ddが「一般道」の場合には速度閾値Vthに一般道用の定数VLを割り当てる。
ステップS19では、マイクロコンピュータ111は「速度超過無効化モード」をオン状態に切り替える。この処理により、「速度超過無効化モード」がオンになるため、次にS10を実行するときにはS10からS13に進み、S11、S12の実行が省略される。つまり、この場合は速度超過の検出機能が無効化される。
ステップS20では、マイクロコンピュータ111は「速度超過無効化モード」がオンに切り替えたことを運転者に対して通知する。例えば、「速度超過未判定です」のようなメッセージの疑似音声を音声出力部120のスピーカから出力する。また、タクシーメータ車載器100に所定の表示器が接続されている場合には、同様のメッセージを画面上に表示する。
ステップS18では、マイクロコンピュータ111は自車両の運行が終了したか否かを識別する。例えば、車両の現在位置やイグニッションのオンオフ状態に基づいて、運行終了の有無を識別することが可能である。運行が継続している間は、ステップS18からS11に戻り、上述の処理を繰り返し実行する。
なお、図2に示した動作においては記載を省略してあるが、実際のタクシーメータ車載器100は車両の運行中に、次に示すような運行データも定期的に収集しメモリーカード230上に記録する。
速度パルス信号SG1から算出した車両の速度
エンジンパルス信号SG2から算出したエンジン回転速度
GPS受信機210の受信データから算出した車両の位置
該当するデータを収集した時刻
<タクシーメータ車載器100における特徴的な動作の説明>
マイクロコンピュータ111が図2に示した処理を実行することにより、次に説明するような特徴的な動作が実現する。
ステップS17を実行することにより、マイクロコンピュータ111は認識している道路の種類(一般道/高速道路)を自動的に切り替えることができる。また、高速道路の本線上にフリーフロー方式のETCゲートが存在する場合であっても、ステップS15、S16の比較処理を実行するので、本線上のETCゲートを高速道路の出口として誤って認識するのを防止することができる。
また、高速道路の本線上で車両が予め登録されたフリーフロー方式のETCゲートの位置を通過した場合には、S19で自動的に「速度超過無効化モード」がオンに切り替わる。「速度超過無効化モード」がオンの時には、S11、S12の実行が省略され「速度超過未判定」の状態になる。
従って、例えば図5に示すように高速道路を走行している車両が本線上に存在するETCゲートEG2を通過したときに、「速度オーバー」の誤検出が生じるのを防止できる。また、マイクロコンピュータ111は認識している道路の種類をS17で速度閾値Vthに反映するので、S11の「速度オーバー」の検出で用いる速度閾値Vthを、道路の種類(一般道/高速道路)に応じて自動的に使い分けることができる。
但し、速度超過の誤検出を防止するためには、高速道路の本線上に存在するフリーフロー方式のETCゲート(EG2)の位置を既知の位置情報として、メモリーカード230上のマスターデータに登録しておく必要がある。車両がメモリーカード230に未登録のETCゲートを通過した場合には、図5に示すような「速度オーバー」の誤検出を防止できない。しかし、後述する運行データ解析装置300を用いることにより、新しいETCゲートの位置も、メモリーカード230上のマスターデータとして容易に登録することができる。
<運行データ解析装置300の動作>
本実施形態における運行データ解析装置の主要な動作を図3に示す。すなわち、図7に示した運行データ解析装置300のコンピュータが所定の運行データ解析プログラムを実行することにより、図3に示す動作が実現される。実際には、タクシーメータ車載器100から取り外した前述のメモリーカード230を運行データ解析装置300のコンピュータに装着した後で、図3に示す動作を実行する。図3の各ステップの内容について以下に説明する。
ステップS21では、運行データ解析装置300のコンピュータはそれ自身に装着されたメモリーカード230にアクセスし、記録されている運行データの読み取りを行う。この運行データの中には、図2に示した「速度超過」を表すイベントデータDE1や、「ETCゲート通過」を表すイベントデータDE2も含まれている。
ステップS22では、運行データ解析装置300のコンピュータはS21で読み取った運行データの中から、イベントデータ(速度オーバー)DE1の抽出を試みる。イベントデータDE1を検出した場合には次のS23に進み、イベントデータDE1が存在しない場合はS24に進む。
ステップS23では、運行データ解析装置300のコンピュータは運行データの中から検出したイベントデータDE1を、イベントデータDE1としてデータベースDB1上に登録する。
ステップS24では、運行データ解析装置300のコンピュータはS21で読み取った運行データの中から、イベントデータ(ETCゲート通過)DE2の抽出を試みる。イベントデータDE2を検出した場合には次のS25に進み、イベントデータDE2が存在しない場合はS26に進む。
ステップS25では、運行データ解析装置300のコンピュータは運行データの中から検出したイベントデータDE2を、イベントデータDE2としてデータベースDB1上に登録する。
ステップS26では、運行データ解析装置300のコンピュータは、データベースDB1上に登録された複数種類のイベントデータの内容を参照し、イベントの位置(緯度/経度)を比較する。すなわち、速度オーバーの検出を表すイベントデータDE1の緯度/経度と、ETCゲート通過を表すイベントデータDE2の緯度/経度とを比較しこれらの位置がほぼ一致するか否かを識別する。位置がほぼ一致する場合はS27に進み、一致しない場合はS28に進む。
ステップS27では、運行データ解析装置300のコンピュータは、S26で位置の一致を検出したETCゲートの情報DF1を、マスターデータとしてデータベースDB2上に自動的に登録する。
例えば、図5に示すように高速道路の本線上に未知のETCゲートEG2が存在する場合には、該当するETCゲートEG2を自車両が通過した直後に、タクシーメータ車載器100の速度閾値Vthが低速(VL)に切り替わる。しかし、車両の速度が高速に維持されるため「速度オーバー」が誤検出される。図3のステップS27でマスターデータとして登録されるETCゲートは、「速度オーバー」が検出された位置の近傍に存在しているので、速度閾値Vthの切り替え、つまり道路の種類の切り替えが間違いである可能性が高い。従って、S27では該当するETCゲートを高速道路の本線上(の出口)にあるフリーフロー方式のETCゲートであるものとみなし、マスターデータとしてその位置(緯度/経度)を記録する。
ステップS28では、記録された運行データをデータベースDB1、DB2上に登録する処理が完了したので、運行データ解析装置300のコンピュータは、メモリーカード230上に記録されている不要な運行データを消去し、新たな記録領域をメモリーカード230上に確保する。
ステップS29では、運行データ解析装置300のコンピュータは、情報DF1を含むマスターデータをデータベースDB2からダウンロードし、このマスターデータをメモリーカード230上に登録する。
つまり、運行データが記録されているメモリーカード230を運行データ解析装置300で処理することにより、高速道路の本線上(の出口)にあるフリーフロー方式のETCゲートを自動的に検出し、その位置(緯度/経度)をマスターデータとしてメモリーカード230に自動的に登録することができる。
運行データ解析装置300の処理によって新たにマスターデータが登録されたメモリーカード230を図8に示すようにタクシーメータ車載器100に再び装着した場合には、タクシーメータ車載器100はETCゲートEG2を既知のETCゲートとして扱うことができる。つまり、図2のS13で検出されるETCゲートEG2の位置が、マスターデータの位置と近いため、自車両がETCゲートEG2を通過した直後に、ステップS17の処理がスキップされる。従って、タクシーメータ車載器100のマイクロコンピュータ111が認識している道路の種類は、ETCゲートEG2を通過した後も「高速道路」の状態に維持され、速度閾値Vthは高速(VH)に維持される。更に、「速度超過無効化モード」がオンに切り替わるため、図8に示すように車両がETCゲートEG2を通過した直後に「速度オーバー」が発生するのを抑制できる。
<タクシーメータ車載器の動作例>
タクシーメータ車載器100の動作シーケンスの具体例を図4に示す。図4に示す動作について以下に説明する。
例えば図5に示すように、タクシーメータ車載器100を搭載した車両が高速道路の入口にあるETCゲートEG1を通過する際には、ETCゲートEG1の近傍に設置されている路側通信設備とETC車載器220との間で無線通信が可能な状態になる。この状態で、タクシーメータ車載器100はETC車載器220の状態を監視し、路側通信設備と通信している状況から「入口ゲート通過(課金情報なし)」として把握する(S41)。
ETC車載器220は、路側通信設備から所定の入口情報を受け取る(S42)。ETC車載器220が受け取った入口情報に基づき、タクシーメータ車載器100は「高速道路」に入ったことを認識する。これにより、タクシーメータ車載器100が把握している現在の道路の種類が「一般道」から「高速道路」に切り替わる(S43、S17)。従って、タクシーメータ車載器100は、これ以降、「高速道路」を走行中であると認識している(S44)。
また、図8に示すように、車両が高速道路の本線上にあるフリーフロー方式のETCゲートEG2を通過する際には、その近傍に存在する路側通信設備とETC車載器220との間で無線通信が可能な状態になる。このとき、タクシーメータ車載器100はETC車載器220を監視することにより、ETCゲート通過(課金情報有)として認識する(S45)。
このとき、ETC車載器220は、路側通信設備から所定の出口情報を受信する(S46)。タクシーメータ車載器100は、ETC車載器220から出口情報(課金情報有)を受け取る。そして、通過したETCゲートEG2がフリーフローゲートとして既にメモリーカード230上のマスターデータに登録されている場合には、タクシーメータ車載器100は前述の「速度超過無効化モード」をオンに切り替える(S47)。また、タクシーメータ車載器100は「速度超過無効化モード」をオンに切り替えたことを表すメッセージを通知する(S48)。
「速度超過無効化モード」をオンになっている状態では、車両の走行速度が速度閾値Vthを超える状況が発生した場合(S49)であっても、S11の判定が省略されるため、タクシーメータ車載器100は速度超過の警報を出力しない(S50)。
一方、フリーフローゲート以外の出口のETCゲートを車両が通過した場合(S51)には図2のS17が実行される。つまり、タクシーメータ車載器100は把握している道路の種類を「高速道路」から「一般道」に切り替える(S53)。
また、出口のETCゲートの通過を認識できなかった場合であっても、車両の現在位置(緯度/経度)および高度を道路地図と比較した結果、明らかに「一般道」であると認識した場合(S52)には、タクシーメータ車載器100は把握している道路の種類を「高速道路」から「一般道」に切り替える(S53)。
また、把握している道路の種類を「高速道路」から「一般道」に切り替えた(S53)後で、タクシーメータ車載器100は「速度超過無効化モード」をオンからオフに切り替える(S54:無効化の解除)。
<変形の可能性>
なお、フリーフロー方式のETCゲートを特定する位置などの情報については、上述のようにマスターデータとしてメモリーカード230から読み込む以外に、様々な可能性が考えられる。
例えば、ETC以外の無線通信設備を経由して、所定のサーバから車両上のタクシーメータ車載器100に必要なデータを転送しても良い。あるいは、車両がETCゲートを通過する際の車両の走行速度などを監視することにより、高速道路の出口か否かを自動的に識別できる可能性もある。
また、走行速度管理車載器がタクシーメータである場合には、タクシーメータに備わっている「高速」等のボタンの操作入力を監視して、走行速度管理車載器が把握している道路の種類を切り替えるように制御しても良い。
<補足説明>
(1) 図1および図2に示したタクシーメータ車載器100は、車両に搭載され、前記車両の走行速度(Vc)を速度閾値(Vth)と比較した結果に応じて所定の速度超過信号を生成する機能(S12)を有する走行速度管理車載器である。また、この走行速度管理車載器は、前記車両が通行可能な道路に設置された所定の路側通信設備との間で無線通信が可能な車載ETC通信部(121)と、高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として保持可能な位置情報記憶部(230)と、前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(119)と、前記車両が通行する道路が高速道路か否かを識別すると共に、前記車両が高速道路を走行している状態で、前記車両の現在位置が前記フリーフロー位置情報と類似する場合には、前記車載ETC通信部の通信状況に基づき、前記速度超過信号の生成機能を少なくとも一時的に無効化する速度超過無効化モードに自動的に切り替える(S19)速度管理制御部(111)とを備えている。
(2) また、図2に示すように、前記速度管理制御部(111)は前記車両が走行している道路が高速道路か否かを識別した結果を前記速度閾値(Vth)の切り替えに反映する(S17)。
(3) また、前記速度管理制御部(111)は、前記速度超過無効化モードへの切り替えに伴って、前記モードの切替に関連する情報を前記車両の運転者に対して通知するモード切替通知部(S20、120)を備えている。
(4) また、前記速度管理制御部(111)は、前記速度超過無効化モードへ切り替えた後で、前記フリーフロー位置情報とは異なる出口位置(S16)で、前記車載ETC通信部の所定の通信状況を検出した場合(S51)には、前記速度超過無効化モードを自動的に解除する(S54)。
(5) また、前記速度管理制御部(111)は、前記車両の現在位置および高度の情報を取得し、前記速度超過無効化モードへ切り替えた後で、検出した現在位置および高度が一般道とみなしうる所定の条件を満たした場合(S52)には、前記速度超過無効化モードを自動的に解除する(S54)。
100 タクシーメータ車載器
111 マイクロコンピュータ
112 ワークデータ記憶部
113 プログラムデータ記憶部
114 データ処理部
115 バックアップデータ記憶部
116 速度信号インタフェース
117 エンジンパルス信号インタフェース
118 電源インタフェース
119 GPSインタフェース
120 音声出力部
121 ETCインタフェース
122 カードインタフェース
210 GPS受信機
220 ETC車載器
230 メモリーカード
300 運行データ解析装置
SG1 速度パルス信号
SG2 エンジンパルス信号
DB1,DB2 データベース
DE1,DE2 イベントデータ
EG1,EG2 ETCゲート

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、前記車両の走行速度を速度閾値と比較した結果に応じて所定の速度超過信号を生成する機能を有する走行速度管理車載器であって、
    前記車両が通行可能な道路に設置された所定の路側通信設備との間で無線通信が可能な車載ETC通信部と、
    高速道路の本線上に存在する特定の路側通信設備の位置情報をフリーフロー位置情報として保持可能な位置情報記憶部と、
    前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、
    前記車両が通行する道路が高速道路か否かを識別すると共に、前記車両が高速道路を走行している状態で、前記車両の現在位置が前記フリーフロー位置情報と類似する場合には、前記車載ETC通信部の通信状況に基づき、前記速度超過信号の生成機能を無効化する速度超過無効化モードに切り替える速度管理制御部と
    を備えることを特徴とする走行速度管理車載器。
  2. 前記速度管理制御部は、前記車両が走行している道路が高速道路か否かを識別した結果を前記速度閾値の切り替えに反映する
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行速度管理車載器。
  3. 前記速度管理制御部は、前記速度超過無効化モードへの切り替えに伴って、前記モードの切替に関連する情報を前記車両の運転者に対して通知するモード切替通知部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行速度管理車載器。
  4. 前記速度管理制御部は、前記速度超過無効化モードへ切り替えた後で、前記フリーフロー位置情報とは異なる出口位置で、前記車載ETC通信部の所定の通信状況を検出した場合には、前記速度超過無効化モードを解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行速度管理車載器。
JP2012257940A 2012-11-26 2012-11-26 走行速度管理車載器 Expired - Fee Related JP6063223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257940A JP6063223B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 走行速度管理車載器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257940A JP6063223B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 走行速度管理車載器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014106646A JP2014106646A (ja) 2014-06-09
JP6063223B2 true JP6063223B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=51028099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012257940A Expired - Fee Related JP6063223B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 走行速度管理車載器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6063223B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107103657A (zh) * 2017-04-24 2017-08-29 北京首发公路养护工程有限公司 一种环卫车辆工作状态采集器及采集方法
JP7005001B2 (ja) 2017-09-06 2022-01-21 西川株式会社 ポータブル寝具

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104867188B (zh) * 2015-05-11 2017-12-26 胡金钱 一种出租车计费的装置、系统和方法
JP6258375B2 (ja) * 2016-02-23 2018-01-10 株式会社東芝 車両監視システム、電子機器及び車両監視方法
KR101944878B1 (ko) * 2016-06-21 2019-02-01 오토아이티(주) 자동차 기록장치에 탑재된 파일 관리 시스템 및 상기 파일 관리 시스템에서의 파일 재생 방법
JP6877694B2 (ja) * 2017-11-07 2021-05-26 トヨタ自動車株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム
JP7152276B2 (ja) * 2018-11-22 2022-10-12 矢崎エナジーシステム株式会社 賃走料金計算装置及び賃走料金試算装置
CN113362589A (zh) * 2020-03-02 2021-09-07 广州汽车集团股份有限公司 一种车辆高速行驶控制方法、装置及存储介质

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62245919A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 Union Denshi Kogyo:Kk 車両運行記録装置
JP2000292183A (ja) * 1999-04-01 2000-10-20 Alpine Electronics Inc 車載用ナビゲーション装置
JP2001012958A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両運転支援装置
JP4123698B2 (ja) * 2000-08-17 2008-07-23 村田機械株式会社 通信端末装置
JP2002307974A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Yazaki Corp 速度制御装置および速度制御方法、並びに速度制御プログラム
JP3953774B2 (ja) * 2001-10-24 2007-08-08 富士通テン株式会社 速度警報装置
JP2003307974A (ja) * 2002-04-18 2003-10-31 Hitachi Printing Solutions Ltd 電子写真装置
US8731770B2 (en) * 2006-03-08 2014-05-20 Speed Demon Inc. Method and apparatus for determining and storing excessive vehicle speed
JP5692901B2 (ja) * 2010-10-28 2015-04-01 矢崎エナジーシステム株式会社 乗務距離管理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107103657A (zh) * 2017-04-24 2017-08-29 北京首发公路养护工程有限公司 一种环卫车辆工作状态采集器及采集方法
CN107103657B (zh) * 2017-04-24 2020-10-20 北京首发公路养护工程有限公司 一种环卫车辆工作状态采集器及采集方法
JP7005001B2 (ja) 2017-09-06 2022-01-21 西川株式会社 ポータブル寝具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014106646A (ja) 2014-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6063223B2 (ja) 走行速度管理車載器
EP2530666B1 (en) Detection of traffic violations
JP6342858B2 (ja) 運転評価装置
JP5820190B2 (ja) イベント監視用車載器
CN104114441B (zh) 用于车辆的事件数据记录
EP3679552A1 (en) Electronic logging and track identification system for mobile telematics devices, and corresponding method thereof
CN104408941A (zh) 基于北斗卫星导航的车辆管理系统及方法
KR20010105309A (ko) 이동체의 조작 경향 해석 방법, 운행 관리 시스템 및 그구성 장치, 기록 매체
JP6339537B2 (ja) 運転評価装置
US20170278389A1 (en) Vehicle surveillance system, vehicle surveillance method, and program
JP6063189B2 (ja) ドライブレコーダ
JP2009064283A (ja) 交通情報提供システムおよび交通情報提供方法
JP6023447B2 (ja) 車載情報記録装置
US20190180382A1 (en) Methods and systems for driver and/or itinerary identification
JP6059932B2 (ja) 走行速度管理車載器
JP6279022B2 (ja) 運行データ解析装置および運行データ解析プログラム
JP4866061B2 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP7290506B2 (ja) 特定文字列検知装置及び運転評価システム
JP5934549B2 (ja) 車載情報記録装置
JP6431261B2 (ja) 運行情報管理システム
JP4684136B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム
JP2020204954A (ja) 車載器及び運転評価システム
WO2007049520A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
WO2023159174A2 (en) Verifying mobile telematics with vehicle information
JP2004310147A (ja) Etc車載器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6063223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees