JP2575029Y2 - デジタル運行記録装置 - Google Patents

デジタル運行記録装置

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JP2575029Y2
JP2575029Y2 JP1991025826U JP2582691U JP2575029Y2 JP 2575029 Y2 JP2575029 Y2 JP 2575029Y2 JP 1991025826 U JP1991025826 U JP 1991025826U JP 2582691 U JP2582691 U JP 2582691U JP 2575029 Y2 JP2575029 Y2 JP 2575029Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に搭載されて、車
両の運行状態を示す運行データを記録媒体にデジタルデ
ータとして記録するデジタル運行記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル運行記録装置では、記録
媒体としてのメモリ(IC)カードが挿抜自在に挿入さ
れる記録部を備える。メモリカードは各運転手毎に所持
させられ、また各運転手は同じ車両だけでなく種々の違
った車両の運行を行う。このためメモリカードには、図
7のフォーマットに示すように、そのカードの所持者に
関する情報などからなるカードIDや車両の各運行毎の
速度や走行距離などの運行データの他に、運行した車両
や運行データの区切りなどに関する情報からなる運行I
D(運行識別情報)が記録されるようになっている。
【0003】運行IDは車両の各運行データの開始と終
了を検出するためのもので、従来は、記録部にメモリカ
ードが挿入され、かつ記録部の蓋が閉じられると、先ず
ID情報が記録され、それに続いて速度や走行距離など
の運行データが記録されるようになっている。そして、
記録部からメモリカードが抜き取られるか或いは記録部
の蓋が開かれると、運行データの記録が中止され、再度
記録部にメモリカードが挿入され、かつ記録部の蓋が閉
じられると、運行IDが更新されてからその後の運行デ
ータの記録が再開される。
【0004】ところで、運行IDは同図に示すように、
車載機器メーカコード、営業所コード、車両コード(2
バイト)、今回の運行の運行データが最後に書き込まれ
たメモリ位置を示す最終アドレス(3バイト)、今回の
運行の走行距離(2バイト)などからなっていて、1つ
の運行IDを記録するのに多くのメモリ容量を使用する
ようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のように従来の装
置では、メモリカードの挿抜や蓋の開閉によって運行I
Dの更新が行われるようになっているため、短時間にメ
モリカードの挿抜や蓋の開閉が何度も行われると、運行
IDの記録にメモリカードの容量の多くが使用されてし
まい、結果として1枚のメモリカードに記録できる運行
データの記録時間が短くなってしまうという問題があっ
た。
【0006】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、1運行の途中で記録媒体を無用な挿抜動作を短時
間に繰り返し行っても、その都度記録媒体に識別情報書
込エリアが形成されることがなく、必要な運行データを
確実に収集することができるようにし、運行識別情報の
記録回数を減らしてその記録に使われる記録容量を少な
くし、限られた容量の記録媒体により多くの運行データ
を記録できるようにしたデジタル運行記録装置を提供す
ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案により成されたデジタル運行記録装置は、図1の
基本構成図に示すように、各運行に対応して形成され少
なくとも運行の終了時刻とともに車両の運行の内容を示
す運行データが書き込まれる運行データ書込エリアと、
各運行に対応して形成され各運行を識別するための識別
情報及び前記運行データ書込エリアに書き込まれた各運
行の運行データの最終記録位置を示す情報を含む運行識
別情報が書き込まれる識別情報書込エリアとを有する記
録媒体Cと、該記録媒体Cが挿抜自在に装着される媒体
装着手段4と、該媒体装着手段4に装着された前記記録
媒体Cへの情報の書き込み及び装着された前記記録媒体
Cからの記録された情報の読み出しを行う書込読出手段
1aと、前記媒体装着手段4に対する前記記録媒体Cの
挿抜動作に応じて車両の各運行の開始と終わりを検出す
る運行検出手段5とを備え、前記書込読出手段1aが前
記運行検出手段5による各運行の開始の検出に応じて前
記記録媒体Cに当該運行に対応する前記識別情報書込エ
リアを形成し、前記運行検出手段5による各運行の終わ
りの検出に応じて前記運行データ書込エリアに運行の終
了時刻を書き込むとともに当該運行の開始時に形成され
た識別情報書込エリアへの前記最終記録位置を示す情報
の書き込みを行うデジタル運行記録装置において、前記
書込読出手段1aが前記運行検出手段5による運行の終
わりの検出に応じて運行データ書込エリアに書き込んだ
前記運行の終了時刻と、識別情報書込エリアに書き込ん
だ前記最終記録位置を示す情報と同じ内容の情報を記憶
するとともに、前記運行検出手段5による運行の終わり
の検出後の前記媒体装着手段4に前記記録媒体Cが装着
されていない時に運行データを収集して記憶する記憶手
段12bと、前記運行検出手段5による運行の開始の検
出時に前記記憶手段に記憶されているデータと前記記憶
媒体Cに書き込まれているデータとを対比して、前記媒
体装着手段4に装着された記録媒体が前記運行検出手段
5による運行の終わりの検出時の記録媒体と同じである
ことを検出する一致検出手段1bと、前記運行検出手段
5による運行の開始の検出時に前記記憶手段12bに記
憶されている前記運行の終了時刻に基づいて該終了時刻
からの経過時間が所定時間以内であることを検出する経
過時間検出手段1cと 、前記一致検出手段1bによる一
致検出と前記経過時間検出手段による経過時間の検出と
に応じて前記記憶手段12bに記憶している運行データ
を前記識別情報書込エリアの最終記録位置を示す情報に
基づいて前記記録媒体Cの最後の運行データに続けて書
き込む書込手段1dとを備え、前記運行検出手段5によ
る運行の開始の検出時に前記書込手段1dが前記記憶手
段12bに記憶している運行データを前記記録媒体Cの
最後の運行データに続けて書き込んだとき、前記書込読
出手段1aが前記記録媒体Cに新たな識別情報書込エリ
アを形成しないようにしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、記録媒体Cが、各運行に対
応して形成され少なくとも運行の終了時刻とともに車両
の運行の内容を示す運行データが書き込まれる運行デー
タ書込エリアと、各運行に対応して形成され各運行を識
別するための識別情報及び前記運行データ書込エリアに
書き込まれた各運行の運行データの最終記録位置を示す
情報を含む運行識別情報が書き込まれる識別情報書込エ
リアとを有する。この記録媒体Cは媒体装着手段4に挿
抜自在に装着される。書込読出手段1aは、媒体装着手
段4に装着された記録媒体Cへの情報の書き込み及び装
着された前記記録媒体Cからの記録された情報の読み出
しを行う。運行検出手段5は、媒体装着手段4に対する
記録媒体Cの挿抜動作に応じて車両の各運行の開始と終
わりを検出する。書込読出手段1aが運行検出手段5に
よる各運行の開始の検出に応じて記録媒体Cに当該運行
に対応する識別情報書込エリアを形成し、運行検出手段
5による各運行の終わりの検出に応じて運行データ書込
エリアに運行の終了時刻を書き込むとともに当該運行の
開始時に形成された識別情報書込エリアへの最終記録位
置を示す情報の書き込みを行う。
【0009】そして記憶手段12bが、書込読出手段1
aが運行検出手段5による運行の終わりの検出に応じて
運行データ書込エリアに書き込んだ運行の終了時刻と、
識別情報書込エリアに書き込んだ最終記録位置を示す情
報と同じ内容の情報を記憶するとともに、運行検出手段
5による運行の終わりの検出後の媒体装着手段4に記録
媒体Cが装着されていない時に運行データを収集して記
憶する。一致検出手段1bが、運行検出手段5による運
行の開始の検出時に記憶手段に記憶されているデータと
記憶媒体Cに書き込まれているデータとを対比して、媒
体装着手段4に装着された記録媒体が運行検出手段5に
よる運行の終わりの検出時の記録媒体と同じであること
を検出する。経過時間検出手段1cが、運行検出手段5
による運行の開始の検出時に記憶手段12bに記憶され
ている運行の終了待刻に基づいて該終了時刻からの経過
時間が所定時間以内であることを検出する。この記憶手
段12bに記憶された運行データは、一致検出手段1b
が運行検出手段5による運行の開始の検出時に媒体装着
手段4に装着された記録媒体が運行検出手段5による運
行の終わりの検出時の記録媒体と同じであることを検出
し、かつ経過時間検出手段1cが記憶手段12bに記憶
されている運行の終了時刻からの経過時間が所定値以下
であることを検出すると、書込手段1dによって、識別
情報書込エリアの最終記録位置を示す情報に基づいて記
録媒体Cの最後の運行データに続けて書き込まれる。こ
のとき書込読出手段1aは、記録媒体Cに新たな識別情
報書込エリアを形成しないようになっている。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本考案によるデジタル運行記録装置の一実
施例を示すブロック図であり、同図において、1はRO
M11及びRAM12を内蔵するマイクロコンピュータ
(CPU)である。CPU1はROM11に格納した制
御プログラムに従って所定の仕事を行う。ROM11に
は、上記制御プログラムや固定データが格納され、RA
M12には図3に示すようにCPU1が制御プログラム
に従って動作する際に使用するIDOKフラグF1及び
計測中フラグF2などを形成するワークエリア12aの
他、運行データを一時的に格納する運行データバッファ
エリア12bが形成されている。
【0011】このCPU1には、現在の年月日時分秒を
示す時刻データを発生するカレンダ及び時計2と、車両
コードを設定する車両コード設定スイッチ3と、メモリ
カードCが挿抜自在に挿入接続されるカード装着部のカ
ードコネクタ4と、カード装着部の蓋の開閉を検出する
蓋開閉検出スイッチ5と、車両の走行に応じて周波数が
変化する走行信号を発生する走行センサ6と、カードコ
ネクタ4の所定のピンを監視してメモリカードが挿入さ
れたことを検出するカード挿入検出回路7が接続されて
いる。
【0012】以上の構成において、CPU1が実行する
仕事を示す図4乃至図6のフローチャートを参照して動
作を詳細に説明する。
【0013】まずCPU1は例えば電源の投入によって
図4のメインルーチンの動作をスタートし、その最初の
ステップS1においてIDOKフラグF1及び計測中フ
ラグF2をそれぞれ0にすると共に、車両コード設定ス
イッチ3によって設定されている車両コードを読み込
み、これをRAM12のワークエリア12aに格納す
る。
【0014】その後ステップS2に進み、ここで図5に
ついて後述するカード処理サブルーチを実行した後ステ
ップS3に進み、ここでカレンダ及び時計2が発生する
時刻データを読み込むなどの時計処理サブルーチンを実
行してから上記ステップS2に戻る。また、一定時間毎
にタイマ割込み処理によって図6について後述する運行
(速度)処理S4を行う。
【0015】図5のカード処理サブルーチンでは、その
最初のステップS2aにおいて、カード挿入検出回路7
からの信号によりメモリカードCがカード装着部に挿入
されているか否かを判定し、この判定がYESのとき、
すなわちメモリカードCが挿入されているときにはステ
ップS2bに進む。ステップS2bにおいては蓋開閉検
出スイッチ5の状態によってカード装着部の蓋が開いて
いるか否かを判定し、この判定がNOのとき、すなわち
蓋が閉じているときにはステップS2cに進む。
【0016】ステップS2cにおいてはIDOKフラグ
F1が1であるか否かを判定するが、上記メインルーチ
ンのステップS1の実行直後においてはこのステップS
2cの判定はNOである。ステップS2cの判定がNO
のときにはステップS2dに進み、ここでIDOKフラ
グF1を1にしてからステップS2eに進む。ステップ
S2eにおいては計測中フラグF2が1であるか否かを
判定する。上記メインルーチンのステップS1の実行直
後においてはステップS2eの判定はNOとなってステ
ップS2fに進む。ステップS2fにおいては新しい運
行の開始を示す運行IDをメモリカードCに書き込んで
IDの更新を行ってから上記メインルーチンに戻る。
【0017】上記ステップS2dにおいてIDOKフラ
グF1を1にした後のステップS2cの判定はYESと
なり、このときにはステップS2eを飛ばして上記メイ
ンルーチンに戻り、メインルーチンのステップS3の時
間処理やタイマ割込みによるステップS4の運行処理が
行われる。
【0018】その後、記録部からメモリカードCを抜き
出すためにその蓋が開けられ、上記ステップS2bの判
定がYESになるとステップS2gに進んでIDOKフ
ラグF1が1であるか否かを判定する。上記ステップS
2dにおいてIDOKフラグF1が1にされているの
で、ステップS2gの判定がYESとなってステップS
2hに進み、ここでメモリカードCに記録した運行デー
タの最後に運行終了時刻を書き込むと共に、運行IDに
この運行終了時刻が書き込まれている位置を示す終了ア
ドレスを記録し、またこの記録した終了時刻と終了アド
レスと同じものをRAM12の所定のエリアに書き込
む。その後ステップS2iに進み、ここで計測中フラグ
F2を1に、IDOKフラグF1を0にしてから上記メ
インルーチンに戻る。
【0019】その後再びステップS2gに至り、ここで
IDOKフラグF1が1であるか否かを判定するが、上
記ステップS2iの実行直後にはステップS2gに判定
はNOとなり、ステップS2h及び2iを飛ばしてメイ
ンルーチンに戻る。
【0020】その後メモリカードCをカード装着部に挿
入してその蓋を閉じると、ステップS2aの判定がYE
S、ステップS2bの判定がNOとなって、ステップS
2dに進むが、このときのステップS2cの判定はNO
となる。よってステップS2dにおいてIDOKフラグ
F1を1にしてからステップS2eに進むが、このとき
のステップS2eの判定はYESとなってステップS2
jに進む。
【0021】ステップS2jにおいては計測中フラグF
2を0にしてからステップS2k進み、ここでード装
着部に挿入されたメモリカードの最後の運行IDに記録
されている車両コードとRAM12の所定エリアに格納
されている車両コードとが一致するか否かを判定する。
ステップS2kの判定がYESのときにはその後ステッ
プS2lに進み、ここでメモリカードに最後の運行デー
タとして記録されている終了時刻及び運行IDとして記
録された終了アドレスとRAM12の所定エリアに上記
ステップS2hにおいて記憶された終了時刻及び終了ア
ドレスとが一致するか否かを判定する。
【0022】ステップS2lの判定がYESのときには
ステップS2mに進み、ここでRAM12の所定のエリ
アに記憶された上記終了時刻とカレンダ及び時計2の現
在時刻との差によってカード装着部の蓋が開かれてから
10分経過しているか否かを判定する。このステップS
2mの判定がNOのとき、すなわち蓋を開けてから10
分以内に再度蓋を閉めたときにはステップS2nに進ん
でRAM12の運行データバッファエリアのデータをメ
モリカードCに書き込む。
【0023】この際、運行データの終了時刻が書き込ま
れているエリアのアドレスからオーバライトする。その
後ステップS2oに進んで運行IDの終了アドレスを消
去してから上記メインルーチンに戻る。
【0024】次に、タイマ割込みによって一定時間毎に
実行される図6の運行処理について説明する。運行処理
サブルーチンにおいては、その最初のステップS4aに
おいてIDOKフラグF1が1であるか否かを判定し、
このステップS4aの判定がYESのときにはステップ
S4bに進んで走行センサ6からの走行信号に基づいて
速度演算を行う。そのステップS4cに進んで演算した
速度データの圧縮処理を行ってからステップS4dに進
み、ここでIDOKフラグF1が1であるか否かを判定
する。
【0025】ステップS4dの判定がYESのとき、す
なわちIDOKフラグF1が1のときにはステップS4
eに進んで上記ステップS4cにおいて圧縮処理した速
度データを運行データとしてメモリカードCに書き込ん
でから上記メインルーチンに戻る。
【0026】また、上記ステップS4aの判定がNOの
ときにはステップS4fに進んで計測中フラグF2が1
であるか否かを判定し、この判定がNOのとき、すなわ
ち計測中フラグF2が0のときには上記メインルーチン
に戻り、YESのとき、すなわち計測中フラグF2が1
のときには上記ステップS4b及びS4cを経てステッ
プS4dに進む。
【0027】ステップS4dがNOのとき、すなわちI
DOKフラグF1が0のときにはステップS4gに進
み、ここでRAM12の運行データバッファエリア12
bのメモリ容量に残量があるか否かを判定する。メモリ
残量があり、ステップS4gの判定がYESのときには
ステップS4hに進んで上記ステップS4cにおいて圧
縮処理した速度データをRAM12の運行データバッフ
ァエリア12bに書き込んでから上記メインルーチンに
戻り、ステップS4gの判定がNOのとき、すなわちメ
モリ残量がないときにはステップS4iに進んで計測中
フラグF2を0にしてから上記メインルーチンに戻る。
【0028】以上説明したようにCPUIは、図4乃至
図6のフローチャートの実行により、カードコネクタ4
に装着されたメモリカードCへの情報の書き込み及び装
着されたメモリカードCからの記録された情報の読み出
しを行う書込読出手段1a、運行の開始の検出時に運行
データバッファエリア12bに記憶されているデータと
メモリカードCに書き込まれているデータとを対比し
て、カードコネクタ4に装着されたメモリカードCが運
行の終わりの検出時のメモリカードCと同じであること
を検出する一致検出手段1b、運行の開始の検出時に運
行データバッファエリア12bに記憶されている運行の
終了時刻に基づいて該終了時刻からの経過時間が所定時
間以内であることを検出する経過時間検出手段1c、一
致検出と経過時間の検出とに応じて運行データバッファ
エリア12bに記憶している運行データを識別情報書込
エリアの最終記録位置を示す情報に基づいてメモリカー
ドCの最後の運行データに続けて書き込む書込手段1d
してそれぞれ働いている。
【0029】以上要するに、本考案のデジタル運行記録
装置においては、メモリカードCが挿入されているとき
には、運行処理によって圧縮された速度データがメモリ
カードCに順次書き込まれる。そして、カード装着部の
蓋が開けられてメモリカードCが記録部から抜かれる
と、圧縮された速度データはRAM12内に設けられた
運行データバッファエリア12bに書き込まれる。この
書き込みは運行データバッファエリア12bの残量があ
る間行われる。
【0030】そして、メモリカードCが再びカード装着
部に挿入されて蓋が閉じられると、挿入されたメモリカ
ードCが直前に運行データの書き込みを行っていたもの
と同じであるかを判断し、またメモリカードCが抜かれ
ていた時間が所定時間以内、10分以内のときやRAM
12の運行データバッファエリア12bに残量があると
き(メモリカードCが抜かれている間の全ての運行デー
タが記録されているとき)には、RAM12の運行デー
タバッファエリア12bに書き込んでおいた運行データ
を、直前の運行データに続けてメモリカードCに書き込
むと共に、運行データの終了アドレスを消去して、新し
い運行データとしての運行IDを書き込まないようにし
ている。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、各
運行の終わりの検出後の運行データを収集して記憶して
おき、運行の開始の検出時に装着された記録媒体が運行
の終わりの検出時の記録媒体と同じで、かつ運行の終わ
り検出から当該運行の開始検出までの時間が所定時間以
下であるとき、記録媒体の最後の運行データに続けて書
き込み、またこのとき記録媒体に新たな識別情報書込エ
リアを形成しないようになっているので、1運行の途中
で記録媒体の無用な挿抜動作を短時間に繰り返し行って
も、その都度記録媒体に識別情報書込エリアが形成され
ることがなく、必要な運行データを確実に収集すること
ができるようになり、運行識別情報の記録回数が減り、
その記録のための記録容量を少なくし、限られた容量の
記録媒体により多くの運行データが記録できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるデジタル運行記録装置の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本考案によるデジタル運行記録装置の一実施例
を示す図である。
【図3】図2中のRAMのメモリマップを示す図であ
る。
【図4】図2中のCPUが行う仕事のメインルーチンを
示す図である。
【図5】図4中の一部分の詳細を示すフローチャートで
ある。
【図6】図4中のタイマ割込みの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図7】メモリカードに記録されるデータのフォーマッ
トを示す図である。
【符号の説明】
1a CPU(書込読出手段) 1b CPU(一致検出手段)1c CPU(経過時間検出手段 1d CPU(書込手段) 4 カードコネクタ(媒体装着手段) 5 蓋開閉検出スイッチ(運行検出手段) C メモリカード(記憶媒体) 12b 運行データバッファエリア(記憶手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各運行に対応して形成され少なくとも運
    行の終了時刻とともに車両の運行の内容を示す運行デー
    タが書き込まれる運行データ書込エリアと、各運行に対
    応して形成され各運行を識別するための識別情報及び前
    記運行データ書込エリアに書き込まれた各運行の運行デ
    ータの最終記録位置を示す情報を含む運行識別情報が書
    き込まれる識別情報書込エリアとを有する記録媒体と、
    該記録媒体が挿抜自在に装着される媒体装着手段と、該
    媒体装着手段に装着された前記記録媒体への情報の書き
    込み及び装着された前記記録媒体からの記録された情報
    の読み出しを行う書込読出手段と、前記媒体装着手段に
    対する前記記録媒体の挿抜動作に応じて車両の各運行の
    開始と終わりを検出する運行検出手段とを備え、前記書
    込読出手段が前記運行検出手段による各運行の開始の検
    出に応じて前記記録媒体に当該運行に対応する前記識別
    情報書込エリアを形成し、前記運行検出手段による各運
    行の終わりの検出に応じて前記運行データ書込エリアに
    運行の終了時刻を書き込むとともに当該運行の開始時に
    形成された識別情報書込エリアへの前記最終記録位置を
    示す情報の書き込みを行うデジタル運行記録装置におい
    て、 前記書込読出手段が前記運行検出手段による運行の終わ
    りの検出に応じて運行データ書込エリアに書き込んだ前
    記運行の終了時刻と、識別情報書込エリアに書き込んだ
    前記最終記録位置を示す情報と同じ内容の情報を記憶す
    るとともに、前記運行検出手段による運行の終わりの検
    出後の前記媒体装着手段に前記記録媒体か装着されてい
    ない時に運行データを収集して記憶する記憶手段と、 前記運行検出手段による運行の開始の検出時に前記記憶
    手段に記憶されているデータと前記記憶媒体Cに書き込
    まれているデータとを対比して前記媒体装着手段に装着
    された記録媒体が前記運行検出手段による運行の終わり
    の検出時の記録媒体と同じであることを検出する一致検
    出手段と、 前記運行検出手段5による運行の開始の検出時に前記記
    憶手段に記憶されている前記運行の終了時刻に基づいて
    該終了時刻からの経過時間が所定時間以内であることを
    検出する経過時間検出手段と、 前記一致検出手段による一致検出と前記経過時間検出手
    段による経過時間の検出とに応じて前記記憶手段に記憶
    している運行データを前記識別情報書込エリア の最終記
    録位置を示す情報に基づいて前記記録媒体の最後の運行
    データに続けて書き込む書込手段とを備え、 前記運行検出手段による運行の開始の検出時に前記書込
    手段が前記記憶手段に記憶している運行データを前記記
    録媒体の最後の運行データに続けて書き込んだとき、前
    記書込読出手段が前記記録媒体に新たな識別情報書込エ
    リアを形成しない ようにしたことを特徴とするデジタル
    運行記録装置。
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JPH04123471U (ja) 1992-11-09

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