JPH0392993A - 車輌の運行記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、車輌の走行速度、走行距離、駐停車等の運行
データを半導体メモリに記録するようにした装置に係り
、特にカード形に形成した半導体メモリに運行データを
記録するようにした装置に関する。

く従来の技術〉 この種装置としては、半導体メモリの大容量化に伴って
、車輌の走行速度に比例したパルス信号を所定の周期で
サンプリングし、これを車速データとして半導体メモリ
に書込んで運行データを記録するようにしたいわゆるデ
ジタル方式の運行記録装置が種々提案されている。そし
てこの装置のデータ記録手段としての半導体メモリをカ
ード形に形威し、これをデータ収集処理手段に着脱可能
に挿着接続して、このカード形のメモリ（以下、メモリ
カードという）に運行データを記録し、このデータ′を
記録したメモリカードを外部電算処理装置に挿着して、
データ処理ができるよう構戒したものも提案されている
． く発明が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、メモリカードに運行データを記録するよう
にしたものにあっては、メモリカードが小形、コンパク
ト化されているため、何処にでも携帯することができ、
多くの車輌の運行管理を行う管理者はデータが記録され
たメモリカードを各運転者から受取って外部電算処理装
置に挿着接続ることによりデータ処理を行うことができ
るという便益性を有する反面、運転者が車輌の走行開始
に際し、メモリカードの挿着接続が十分でなかったり、
メモリカードの挿着を忘れたり、あるいは故意にある走
行距離だけ走行中にメモリカードを抜取ったりしたとき
は、メモリカードに、的確な運行データが記録されない
という問題を有していた． 本発明は、上述した点にかんがみてなされたもので、そ
の目的とするところは、運転者が万一メモリカードの挿
着を忘れて走行することがあっても、挿着忘れの期間に
おける運行データを的確に記録することができるように
したものを提供することにある； く課題を解決するための手段〉 本発明は上記目的を達成するため、車速データのサンプ
リング周期毎にメモリカードの挿着の有無を繰返し検知
する手段、この検知手段の信号により、メモリカードが
挿着されていなかった期間の運行データを装置の内部メ
モリに書込むと共に、次にメモリカードが挿着されたと
き、上記メモリカードの挿着忘れが同＝運転者によるも
のか同じ走行日に発生したものか判別して、上記挿着さ
れたメモリカードに記録するようにしたものである。

〈作　用〉 メモリカード挿着の検知信号とサンプリング周期毎に取
込んだ車速データとにより、メモリカードの挿着忘れ期
間の運行データを演算処理して内部メモリに積算して書
込む．そして、次にメモリカードが挿着されたとき、上
記メモリカード挿着忘れ期間の運行データが同−運転者
によるものか、同し走行日に発生したものかを判別し、
発生原因に応したサインデータを付して上記運行データ
を挿着されたメモリカードに記録する。

く実施例〉 本発明の実施例を第１図乃至第３図によって説明する。

第１図において、ｌは運行データを記録するメモリカー
ドで、第２図に示すように、ランダム・アクセス・メモ
リからなるメモリ部１ａと、メモリ制御部１ｂと、バン
クアノブ電源１ｃと、該カードの挿着を検出するカード
検出部１ｄと、図示しないデータ、アドレス、制御、リ
ード／ライトの各バス接続用端子及びカード検出部１ｄ
の接続用端子等を具備してカード形に形威されている。

２は車輌の走行速度に比例したパルス信号を出力する車
速センサである。これは例えばトランスミッション内の
車速測定用出力軸とスピードメータに連結したフレキシ
ブルワイヤとの間に介挿されて共動する回転体の外周に
、走行速度検出用の着磁リングを取付け、これにホール
素子等の磁気センサを近接させて、上記着磁リングの磁
化数をカウントさせることより、上記出力軸の回転数に
比例したパルス信号を発生させて走行速度を検出するよ
うになっている。３はバソテリ５に接続されたエンジン
キースイッチ４のオンオフ信号を検出して出力するスイ
ソチセンサである。これは、エンジンキースインチ４の
オンにより例えば定電圧電源に接続されたトランジスタ
を導通させ、このトランジスタのコレクク出力を、ノノ
ト回路を介して検出信号として送出するようになってい
る。

６は上記車速センサ２、スイッチセンサ３から接続され
て、車輌の運行データを収集処理し、着脱可能に挿着接
続される上記メモリカード１に記録するようにしたデー
タ収集処理装置である。これは、上記車速センサ２のパ
ルス信号を瞬間的な所定のサンプリング周期（例えば０
．２秒周ｕＪ］　）毎にカウントした値を車速データと
して、また、スインチセンサ３の検出信号を駐停車判別
信号として、出力するインターフェース部７と、これの
出力をｆＪ算処理する演算処理部８と、シリアルＩ／Ｏ
カレンダ時計用ＬＳＩとバックアンプ電源等を有して、
年月日、特分秒データを出力する時計部９と、運行デー
タを収集処理するためのプログラムを格納したリード・
オンリー・メモリ（以下ＲＯＭという）１０と、このＲ
ＯＭＩＯから読出したプログラムにより演算処理された
データをストアするランダム・アクセス・メモリ（以下
内部メモリという）１１と、上記メモリカード１を着脱
可能に挿着接続して、該カード１に上記運行データを書
込むと共に、該カードｌの挿着によって上記カード検出
部１ｄからの“Ｌ　”レベルの出力信号をカード挿着の
検出信号として取込むようにしたカード書込読出部１２
とを具備して、車速センサ２及びスインチセンサ３の人
力信号により、走行開始の年月日、時分秒、走行速度、
走行距離、駐停車時間等の運行データ並びにカード挿着
の検出信号によりメモリカードｌの挿着忘れ走行（以下
、カードなし走行という）時の走行距離の積算等のデー
タ収集処理を行うようになっている。

このように構成された運行記録装置Ａが車輌に装備され
る。

次に、その動作を第３図と共に説明する。車載されたデ
ータ収集処理装置６の内部メモリ１１には当該車輌の車
輌ナンパ、車種コード等の初期設定項目があらかしめ書
込まれており、一方メモリカードｌのメモリ部１ａにも
運転者コードがあらかしめ書込まれている。

この状態でエンジンキースインチ４がオンされると（＋
００）、メモリカードｌの挿着有無が判断される（１　
０　１）。これは当該車輌を運転する運転者が自己名義
のメモリカードｌをデータ収集処理装置６のカード書込
読出部１２に挿着することにより各接続用端子がそれぞ
れ電気的に接続され、これによってカード検出部１ｄか
らカード挿着の検出信号が出力され、これをインターフ
ェ−ス部７を介して演算処理部８で判断されることにな
る。そして、メモリカードｌが挿着されていれば、メモ
リカード１が新規使用（即ち、運行データが書込まれて
いない）かを判断し（１０２）、新規使用であれば、演
算処理部８により内部メモリ１ｌの車輌ナンバー、車種
コードが読出されカード書込読出部１２を介してメモリ
カードｌのメモリ部１ａの指定されたアドレスに書込ま
れ（ｌ０３）、次いで時計部９より読出された走行開始
の年月日、時分秒データがスタートのサインデータを付
してメモリカード１と内部メモリ１ｌに書込まれる（１
０４）。次に内部メモリ１１に、上記メモリカードｌの
運転者コードをカード書込読出部１２を介して読出して
書込む（１０５）。次いでメモリカード１に時計部９か
ら読出した時分秒データを記録終了の時分秒データとし
て書込む（１０６）。続いて、車速センサ２からインタ
ーフェース部７を介して、所定のサンプリング周期（例
えば０．２秒周期）毎に取込んだ車速データの０かが判
断され（１０７）、０でなければ、上記車速データをメ
モリカードｌの指定されたアドレスに書込み（１０８）
、上記車速データにより演算処理された走行距離データ
が内部メモリｌ１の指定されたアドレスに積算されて書
込まれると共に、この積算値が現在の積算走行距離デー
タとしてメモリカード１の指定されたアドレスに書込ま
れる（１０９）。

そして、サンプリング周期が経過したかが判断され（１
１０）、経過していれば、上記ステノプ１００にリター
ンする。

上記ステンプ１０２において、メモリカードが新規使用
でなければ、同一走行日かが判断され（１１１）、同−
走行口であれば、上記ステップ１０６にすすんで、書込
まれた記録終了の時分秒データを更新して書込む．また
同一走行口でなければ、前日までの運行データの記録を
終了し、新たな記録エリアのアドレスを設定して（１１
３）、上記ステノプ１０３が行なわれる。

上記ステップ１０７において、サンプリング周期毎に取
込んだ車速データが０（即ち走行速度が０）のときは、
駐停車として、車速データが０でなくなるまでサンプリ
ング回数を積算して内部メモリｌ１の指定されたアドレ
スに書込み、この積算回数を演算処理（例えば０．２秒
×回数）し、これを駐停車時間データとしてメモリカー
ドｌの指定されたアドレスに書込む（１１２）。

この動作はキースイノチ４がオフとなるまで（１００）
、サンプリング周期毎に繰返して行われる． 次に上述した運行データの収集処理動作において（即ち
、走行中において）メモリカードｌが抜取れて走行が継
続した場合について説明する。

上記ステップ１０１において、メモリカードｌが挿着さ
れていなかったときは、サンプリング周期毎に取込んだ
車速データの０かが判断され（ｌ１４）、０でなければ
、車速データから走行距離データを演算処理して内部メ
モリ１１の指定されたアドレスに積算して書込む（１１
５）。次いで、メモリカードｌの挿着有無が判断され（
１１６）、挿着されていなければ、サンプリング周期が
経過したかが判断され（１１７），経過していれば、上
記ステップ１１４にリターンする。これはメモリカード
ｌが挿着接続されるまで（１１６）、サンプリング周期
毎に繰返して行う。

そしてある時点で、再びメモリカードｌが挿着接続され
ると、メモリカード１が新規使用（即ち、メモリカード
Ｉに運行データが記録されていない）かが判断され（１
１Ｂ）、新規使用であれば、上記ステップ１０３が行わ
れ、新規使用でなければ、メモリカードｌに記録された
運行データが同一走行日かが判断され（１１９），同一
走行口でなければ、前口までの運行データの記録を終了
し、新たな記録エリアのアドレスが設定され（１２０）
、次に同部メモリｌ１の積算走行距離をメモリカードｌ
の積算走行距離のアドレスに転送し（１２１）、上記ス
テップ１１０が処理される。

同一走行日であれば、メモリカードｌが同−カードかが
判断され（即ち、同一運転者かがｆｕｌｌ　断され）（
１２２）、同一カードであれば、カードなし走行の走行
距離データが演算処理される（１２３）。これは〔内部
メモリｌ１に積算記録された走行距！（１１５））−（
メモリカードｌに積算記録された走行距離（１０９））
の算出弐によって演算処理され、この算出値をメモリカ
ードｌのカードなし走行距離エリアに加算する（＋２３
）．即ち、カードなし走行の期間が走行距離データとし
てメモリカード１の指定されたアドレスに書込まれるこ
とになる。そして次に上記ステンプｌ２１が処理される
。上記ステップ１２２において、同一カードでなければ
（即ち、運転者が異なれば）、前回の記録が同一車種か
が判断され（１２４）同一車種でなければ、上記ステン
プ１２０が処理され、同一車種であれば、メモリカード
１の運行データの記録途中に「別カード使用有」のサイ
ンデータを書込み（＋２５）、次いで上記ステップ１２
１が処理される． 換言すれば、カードなし走行については、同一走行口に
メモリカードｌを着脱した場合はカードなし走行期間の
走行距鋪データが内部メモリｌ１とメモリカード１の積
算走行距乱の差として上記メモリカードｌの指定された
アドレスに書込まれ、同一走行日、同一車輌であっても
メモリカードｌが異なる場合（即ち、運転者が異なる場
合）は、カードなし走行として内部メモリ１１に積算記
録された走行距離データは別カード使用有の臀ナインデ
ータを付して異なるメモリカード１に書込まれることに
より、同し車輌を同し日に異なる運転者が走行させた場
合は前回の運転者のカードなし走行に伴う走行距離デー
タが今回の運転者のメモリカード１に書込まれて、運行
管理者によるデータの電算処理時にカードなし走行が明
確に判別され、運転杼に対する個別指導が可能となる。

なお、上記実施例において、カードなし走行は、その走
行期間の走行距離データを積算するように説明したが、
本発明はこれに限定するものではな《、運行データを内
部メモリに書込んで、メモリカードの挿着時にこれを記
録するようにしてもよいことは勿論で、要旨を変更しな
い範囲で種々変形できることは言うまでもない。

く発明の効果〉 本発明によれば、メモリカードが挿着されなかった期間
の走行時における運行データは卓叔された装置の内部メ
モリに書込むようにしてあるので、メモリカードの挿着
忘れ等が発生しても運行デー夕を欠落させることなく的
確に収集することができる。しかも、メモリカードが挿
着されなかった期間の運行データは、次にメモリカード
が挿着されたとき記録することができるので、運行管理
者にとって運行管理データの作成に的確なデータとする
ことができる．また、メモリカードが挿着されなかった
期間の運行データは次にメモリカードが挿着されたとき
、走行口、運転者の異同を判別して挿着されたメモリカ
ードに記録するようにしてあるので、発生原因も明確と
なり、カードなし走行を行った運転者に対する個別指導
も的確に行うことができる。しかも、メモリカードの挿
着されなかった期間の運行データを走行距離の積算値と
して記録すれば、定期路線を走行する車輌等の場合、カ
ードなし走行がどの期間で発生したかも把握することが
できる等運転管理者にとって管理指標となるデータの提
供を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロンク図、第２図はメ
モリカードのブロック図、第３図は動作＠説明するフロ
ーチャート図である。 ｌ：メモリカード．１ｄ：カ一ド検出部２：車速センサ
、３：スイ，チセンサ、４：エンジンキースインチ、 ６：データ収集処理装置、 ７：インクフェース部、８：演算処理部、９：時計部、
ｌｌ：内部メモリ、 ｌ２：カード書込読出部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車輌の走行速度に比例したパルス信号を出力する
   車速センサと、エンジンキースイッチのオンオフを検出
   するスイッチセンサと、インターフェース部、内部メモ
   リ、演算処理部、時計部（カード書込読出部を有して、
   上記スイッチセンサの検出信号と車速センサのパルス信
   号により、インターフェース部を介して、瞬間的なサン
   プリング周期で取込んだ車速データとこれを演算処理し
   た走行距離、駐停車時間データとの運行データを、上記
   カード書込読出部に着脱可能に挿着接続するメモリカー
   ドに記録するようにしたデータ収集処理装置とを備え、
   上記メモリカードにカード検出部を設け、これの出力信
   号により、メモリカードが挿着されなかった期間の運行
   データを内部メモリに書込み、メモリカードが挿着され
   たとき、上記内部メモリに書込んだ運行データを、走行
   日、運転者の異同を判別して上記挿着されたメモリカー
   ドに書込むようにしたことを特徴とする車輌の運行記録
   装置。