JPH06186061A - デジタル式車両運行データ記録装置 - Google Patents

デジタル式車両運行データ記録装置

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Publication number
JPH06186061A
JPH06186061A JP4341992A JP34199292A JPH06186061A JP H06186061 A JPH06186061 A JP H06186061A JP 4341992 A JP4341992 A JP 4341992A JP 34199292 A JP34199292 A JP 34199292A JP H06186061 A JPH06186061 A JP H06186061A
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JP
Japan
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shift position
speed
vehicle
digital
data
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Withdrawn
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JP4341992A
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English (en)
Inventor
Hideo Chikasue
秀雄 近末
Shinichiro Shimizu
慎一郎 清水
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 急加速、急減速などの防止対策により的確な
安全運転指導を行うのに適した車両運行データの記録を
得ることができるようにしたデジタル式車両運行データ
記録装置を提供する。 【構成】 シフト位置検出手段35が車両のトランスミ
ッションのシフト位置を検出する。一定時間毎に計測し
てデジタルデータに変換して得た車速データを記憶手段
4に書き込む書込手段31dが、シフト位置検出手段3
5により検出したシフト位置を示すシフト情報を記憶手
段4に時系列的に書き込む。又は、2速シフト位置検出
手段35が2速シフト位置を検出しているとき2速発進
検出手段31eが車両の発進を検出すると、書込手段3
1dが2速発進の発生時刻又は2速発進の発生回数を記
憶手段4に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル式車両運行デー
タ記録装置に係り、特に、車両に搭載され時々刻々変化
する車両の速度を示す情報などを記録するようにしたデ
ジタル式車両運行データ記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は車両に搭載され、時々刻
々変化する速度及び走行距離などを監視し、この監視に
よって得られる信号をデジタルデータに変換し、これを
ICメモリカードなどの記録媒体に記録する。そして、
この装置によって記録された記録媒体中のデジタルデー
タは、車両管理に必要な車両運行情報を収集するため、
車両運行を管理する管理事務所などに配置された解析装
置により読み取られて解析される。
【0003】図11はデジタル式車両運行データ記録装
置が解析装置と共に構成する車両運行情報収集解析シス
テムを示し、同図において、1は車両のトランスミッシ
ョン2から車軸の回転数に応じた回転を入力し、この回
転を回転数に比例した周波数のパルス信号に変換して車
両する回転センサ、3は回転センサ1からのパルス信号
をサンプリングして入力し、演算により瞬時速度及び走
行距離を求めると共に所定のデータ圧縮処理を行って記
録する車載のデジタル式車両運行データ記録装置であ
る。この装置3には、可搬性の記録媒体であるICメモ
リカード4が着脱自在に装着できるようになっている。
ICメモリカード4には、これを装置3に装着すること
によって、上記速度、距離などがデジタルデータの形で
記録されるようになっている。
【0004】また、同図において、5は車両の運行を管
理する事務所などに設置される解析装置であり、この解
析装置5に対して装置3から取外したICメモリカード
4を装着することによって、ICメモリカード4からデ
ジタルデータを読み取ってフロッピディスクなどの記録
媒体にセーブすると共に、このセーブしたデジタルデー
タを解析して得た車両運行データを収集する他、車両の
運行チャートを印字や表示したり、デジタルデータを記
録するため装置に装着して使用するICメモリカード4
の初期化や設定データなどの記録を行う。
【0005】上述した装置においては、車両の速度デー
タを収集するため車両に設けた回転センサ1からのパル
ス信号に基づいて演算により瞬時速度を求めると共にこ
れを例えば0.5秒の周期でサンプリングして得た速度デ
ータを圧縮処理などを行って記録媒体に記録して収集す
ることが行われている。
【0006】また、演算した速度によって速度変化量を
計測し、この速度変化量を予め設定した値と比較して急
加速及び急減速を検出し、この検出回数を計数記録する
ことによって、この記録データを安全管理に利用できる
ようにしたものが、例えば特開平−3296661号公
報において提案されている。この提案の装置によって収
集した記録データは、急加速、急減速の回数を運転者に
知らせることによって運転時の注意を促すために、運転
者の安全運転を管理・指導する管理者によって利用され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の装置によって得られる記録データでは、どのような運
転によって急加速、急減速を行ったかなどの要因解析が
できず、運転者への注意はできるが、その改善方法など
の指導を行うことができない。
【0008】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、急加速、急減速などの防止対策により的確な安全
運転指導を行うのに適した車両運行データの記録を得る
ことができるようにしたデジタル式車両運行データ記録
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたデジタル式車両運行データ記録装
置は、図1(a)の基本構成図に示すように、車両に搭
載され、時々刻々変化する車速を一定時間毎に計測して
デジタルデータに変換して得た車速データを記憶手段4
に書き込む書込手段31dを備えるデジタル式車両運行
データ記録装置において、車両のトランスミッションの
シフト位置を検出し、シフト位置信号を発生するシフト
位置検出手段35を備え、前記書込手段31dが、前記
シフト位置検出手段35からのシフト位置信号に基づい
てトランスミッションのシフト位置を示すシフト情報を
前記記憶手段4に時系列的に書き込むことを特徴として
いる。
【0010】上記目的を達成するため本発明により成さ
れたデジタル式車両運行データ記録装置は、図1(b)
の基本構成図に示すように、車両に搭載され、時々刻々
変化する車速を一定時間毎に計測してデジタルデータに
変換して得た車速データを記憶手段4に書き込む書込手
段31dを備えるデジタル式車両運行データ記録装置に
おいて、車両のトランスミッションの2速シフト位置を
検出する2速シフト位置検出手段35と、該2速シフト
位置検出手段35による検出時の車両の発進を検出する
2速発進検出手段31eとを備え、前記書込手段31d
が、前記2速発進検出手段31eによる検出に基づいて
2速発進の発生時刻又は2速発進の発生回数を前記記憶
手段4に書き込むことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、書込手段31dが、シフト
位置検出手段35が検出したトランスミッションのシフ
ト位置を示す情報を、速度データが書き込まれている記
憶手段4に時系列的に書き込むようになっているので、
速度データの解析によって得られる急加速、急減速時の
シフト位置を知ることができる。
【0012】また、書込手段31dが、2速発進検出手
段31eによる2速発進検出時に、その時刻又はその回
数を記憶手段4に書き込むようにしているので、2速発
進の発生頻度と、速度データの解析によって得られる急
加速時に2速発進していることを確実に知ることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるデジタル運行データ記録装置
の一実施例を示し、同図においては、装置は予め定めた
制御プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ
(CPU)31を有する。CPU31は、制御プログラ
ムを格納したプログラムROM31a、各種設定データ
をを格納したデータROM31b、及び信号処理の際に
使用する各種のワークエリアを有するRAM31cを内
蔵している。上記データROM31bの各エリアに格納
されたデータを随時書き換えうるようにしかつバックア
ップすることなくデータを保持できるようにする場合に
は、データROM31bに代え、EP 2 ROMなどの不
揮発性の書き換え自在の外部メモリをCPU31に接続
するようにしてもよい。
【0014】CPU31には、インタフェース(I/
F)回路32を介して、回転センサ1からのパルス信号
と、イグニッション(IGN)スイッチのアクセサリ
(ACC)状態を示す信号が入力され、また図示しない
コネクタを介してICメモリカード4が挿脱自在に接続
されるようになっている。
【0015】CPU31にはまた、ICメモリカード4
への書き込みが可能であることを判断するため、ICメ
モリカード4を挿脱する開口部に設けられた蓋の開状態
を検出する蓋開検出スイッチ33と、実時間を計時して
現在時刻を示すデータを発生する時計34と、車両のト
ランスミッションのシフト位置を検出するシフト位置検
出手段35と、現在時刻などを表示するための表示器3
6と、車両が2速発進しようとしたときに鳴動されて警
報音を発生するブザー37とが接続されている。
【0016】上述した構成の装置において、カードを識
別するためのカードIDが予め書き込まれているICメ
モリカード4が装着されることによって、このICメモ
リカード4に対し、カードが装着されて蓋が閉じられて
から蓋が開かれるまでの期間として定義される各運行を
識別するための運行IDとともに、各運行の間の圧縮し
た速度データやトランスミッションのシフト位置を示す
シフト位置情報などを書き込む。
【0017】上記シフト位置検出手段35としては、ト
ランスミッションが自動変速となっているオートマッチ
ック車両と、手動変速となっているマニアル車両の場合
で若干異なるものが採用される。前者の場合には、シフ
ト位置表示器を駆動するための信号を流用してシフト位
置を簡単に検出することができる。
【0018】これに対し、後者の場合、既設の部材を大
幅に変更することなくシフト位置を検出するには、図3
に示すような構成を採用することが好ましい。すなわ
ち、図3に示すように、ステアリングコラムに設けたシ
フトレバー35aによって回動操作されるシャフト組立
体35bの下端部の外周に、図4の部分拡大図に示すよ
うに、検出片35cを取り付けた樹脂リング35dを装
着すると共に、取付ステイ35eを介してリング35d
に隣接して近接センサ35fを設置する。この構成によ
り、近接センサ35fは、シフトレバー35aの操作に
よってシャフト組立体35bが回動されて検出片35c
が対向されたことを検知することによって、トランスミ
ッションの2速位置又は4速位置を検出する。
【0019】上記検出片35c及び近接センサ35fと
しては、光学式、磁気式など種々のものが考えられ、光
学式の場合には前者には反射部材、後者にはホトカプ
ラ、磁気式のものでは、前者がマグネット、後者がホー
ル素子が採用される。
【0020】上述したシフト位置検出手段35によって
検出したシフト位置を検出するためCPU31は、一定
周期でシフト位置検出手段35によって検出したシフト
位置を監視し、シフト位置が例えば2秒間の一定時間継
続して2速位置にあるときには、ICメモリカード4中
のシフト位置情報エリアの対応ビットに1を書き込み、
そうでないときには2秒毎に0を順次書き込むことによ
って、2速のシフト位置情報を時系列的に記録してい
く。
【0021】図5はICメモリカード4へのデータの書
き込みフォーマットを示し、同図において、ICメモリ
カード4の書込エリアは、カードID書込エリア41
と、運行IDエリア421 〜42nと、速度圧縮データ
エリア431 〜43nと、オプションエリア44とから
なっている。オプションエリア44は、上記シフト位置
情報を書き込むシフト位置情報エリア44aからなって
いる。
【0022】車載装置3が図5に示すフォーマットでデ
ータを書き込むための動作を、CPU31が行う仕事を
示す図6のフローチャートを参照して以下説明する。C
PU31は電源の投入によって動作を開始し、その最初
のステップS1においてイニシャライズを行う。このス
テップS1のイニシャライズにおいては、後述する各種
のフラグを0にしたり、各種処理に使用するRAM中の
ワークエリアをクリアする。
【0023】その後ステップS2に進んでI/F回路3
2を介して入力する信号によりIGNスイッチのACC
がオン状態であるか否かを判定する。ステップS2の判
定がYESのときにはステップS3に進み、ここでIC
メモリカード4を挿脱するための開口に設けられた蓋の
開を検出する蓋開検出スイッチ33の状態によってIC
メモリカード4への書き込みが可能であるか否かを判定
する。
【0024】上記ステップS3の判定がYESのときに
はステップS4に進んでIDOKF(フラグ)が1であ
るか否かを判定し、このステップS4の判定がNOのと
きにはステップS5に進んでIDOKFを1にしてから
ステップS6に進み、ここでICメモリカード4が装着
されたことに関連してカードに対する読み出し書き込み
を伴うカード開始処理を行ってからステップS7に進
む。上記ステップS4の判定がYESのとき、すなわち
IDOKFが1のときには、ステップS5及びS6を飛
ばしてステップS7に進む。
【0025】上記ステップS7においては、CPU31
に接続した年月日時分秒の時間を刻む時計34について
時計処理を行ってからステップS8に進む。ステップS
8においては、0.5秒経過したか否かを判定し、この判
定がYESのときにはステップS9に進んで回転センサ
1から入力している距離パルスに基づいて車速を算出
し、次のステップS10においてこの算出した車速につ
いて圧縮処理を行ってからステップS11に進む。ステ
ップS11においては、図7のフローチャートについて
後述するサブルーチンの実行によりシフト位置情報処理
を行い、この処理の後ステップS12に進む。
【0026】なお、上記ステップS8の判定がNOのと
き、すなわち0.5秒経過していないときには上記ステッ
プS9〜S11を飛ばしてステップS12に進む。ステ
ップS12においては距離をカウントし、その後ステッ
プS13に進んで時計表示を表示36に行わせてから上
記ステップS2に戻る。
【0027】上記ステップS2の判定がNO、すなわ
ち、IGNスイッチのACCがオフ状態のときには、ス
テップS14に進んでCPU31をスリープ状態にして
からステップS15に進み、ここで上記ステップS7と
同様の時計処理を行う。次のステップS16において上
記ステップS2と同様の判断を行い、ステップS16の
判定がNOのときには上記ステップS14に戻る。IG
NスイッチのACCがオン状態になってステップS16
の判定がYESとなるまでステップS14〜S16を繰
り返し、ステップS16の判定がYESになったら上記
ステップS2に戻る。
【0028】上記ステップS3の判定がNOのとき、す
なわち、ICメモリカード4を挿脱するための開口に設
けられた蓋の開を検出する蓋検出スイッチ33に状態に
よってICメモリカード4への書き込みが不可能である
と判定されたときには、ステップS17に進んでIDO
KFが1であるか否かを判定する。このステップS17
の判定がYESのときにはステップS18においてID
OKFを0にし、次のステップS19においてカード終
了処理を行ってからステップ上記ステップS2に戻る。
また、上記ステップS17の判定がNOのときにはステ
ップS18を飛ばしステップS19を経て上記ステップ
S2に戻る。
【0029】上記ステップS11のシフト位置情報処理
は、具体的には、図7に示すフローチャートの実行によ
り行われる。この処理においては、その最初のステップ
S11aにおいて、上記シフト位置検出手段35からの
信号によりシフト位置が2速位置にあるか否かを判定す
る。このステップS11aの判定がNOのときには、ス
テップS11bに進んでタイマフラグ(TF)を0にし
てからステップS11cに進む。ステップS11cにお
いては、サイクリック(周期的)に例えば2秒の一定時
間を計時するタイマT0 の計時時間が2秒となっている
か否かを判定し、このステップS11cの判定がNOの
ときには図6のフローチャートに戻る。ステップS11
cの判定がYESのときにはステップS11dに進んで
ICメモリカード4中のオプションエリア44のシフト
位置情報エリア44aに「0」を書き込んでから図6の
フローチャートに戻る。
【0030】上記ステップS11aの判定がYESのと
きにはステップS11eに進んでTFが1であるか否か
を判定し、この判定がNOのときにはステップS11f
に進んでタイマーT1 をスタートし、次のステップS1
1gにおいてTFを1にしてからステップS11hに進
む。上記ステップS11eの判定がYESのとき、すな
わちTFが1のときにはステップS11f及びS11g
を飛ばしてステップS11hに進む。ステップS11h
においてはステップS11fにおいてスタートしたタイ
マーT1 が2秒の一定時間の計時を行ったか否かを判定
する。このステップS11hの判定がNOのときには直
ちに、YESのときにはステップS11iにおいてシフ
ト位置情報エリア44aに「1」を書き込んでからそれ
ぞれ図6のフローチャートに戻る。
【0031】上述のようなシフト位置情報処理を行うこ
とによって、シフト位置が2速位置にないとき2秒の一
定時間毎に「0」を、2速位置を2秒の一定時間継続し
ているときには「1」をオプション44の所定のエリア
44aに順次書き込むことによって、2速位置情報を時
系列的に記録し、図5に示すような形のデータを収集す
るようにしている。
【0032】上述したように圧縮記録した速度データと
2速シフト位置情報とを記録したICメモリカード4の
情報を解析装置によって解析することによって、図10
の拡大図に示すように、時間の進行と共に変化する速度
のグラフに対応して2速シフト位置を示すグラフを解析
装置の表示器に表示させたり、或いはプリンタによって
印字させることができる。図8のグラフからは、非2速
シフト位置での減速状態1、2速シフト位置での減速状
態2、2速シフト位置での加速状態3を区別して読むこ
とができる。
【0033】図5及び図7について上述した実施例で
は、オプションエリア44に記録したシフト位置情報は
2速位置にあるか否かの時系列情報となっているが、こ
れに代えて図9に示すように、2速発進の発生時刻をそ
の発生順にオプションエリア44に書き込むようにして
もよい。
【0034】図9に示すようなフォーマットの記録を行
う場合のシフト位置情報処理の具体的な処理を図10の
フローチャートを参照して以下説明する。この情報処理
においては、最初のステップS111aで車速が0km/h
であるか否かを判定し、このステップS111aの判定
がYESのときにはステップS111bに進んで車速フ
ラグ(SF)を1にしてから図6のフローチャートに戻
る。ステップS111aの判定がNOのときにはステッ
プS111cに進んでSFが1であるか否かを判定す
る。
【0035】このステップS111cの判定がYESの
ときにはステップS111dに進んでシフト位置が2速
位置であるか否かを判定する。ステップS111dの判
定がYESのときにはステップS111eに進んで表示
器36にシフト位置が2速位置にあることを示す警告表
示を行い、次のステップS111fにおいてブザー37
を鳴動させて警報を発生させる。その後ステップS11
1gに進んで時計34からの時刻データによってオプシ
ョンエリア44に時分秒を記録し、つぎのステップS1
11hにおいてSFを0にしてから図6のフローチャー
トに戻る。なお、ステップS111c及びS111dの
判定がNOのときには直ちに図6のフローチャートに戻
る。
【0036】図9及び図10の実施例では、図8に示す
ようなグラフは得られないが、2速発進時の時刻を記録
しているので、状態3の情報を得ることができる。この
2速シフト位置での発進は、1速シフト位置での発進に
比べアクセルを離したときのエンジンブレーキのききが
良くない。従って、発進直後の危険に対してブレーキ操
作が必要になる。このとき、ブレーキ操作の遅れによっ
て事故発生を招く危険性が高く好ましくないので、この
ような2速シフト位置での発進の発生を管理できること
は、運転者の指導を適切に行う上で有効である。
【0037】上述した図5の実施例では、2速のシフト
位置のみを記録しているが、他のシフト位置も一緒に記
録するようにしてもよい。また、上述した図9の実施例
では、2速発進時刻のみを記録しているが、2速発進回
数の累計を記録するようにしてもよい。
【0038】上述したフローチャートの説明から明らか
なように、CPU31は、上述した図7のフローチャー
トの実行によって、一定時間毎に計測してデジタルデー
タに変換して得た車速データを記憶手段としてのICメ
モリカード4に書き込む書込手段31dとしての他、シ
フト位置検出手段35からのシフト位置信号に基づいて
トランスミッションのシフト位置を示すシフト情報をI
Cメモリカード4に時系列的に書き込む手段として働
く。
【0039】また、CPU31は、上述した図10のフ
ローチャートの実行によって、2速シフト位置検出手段
としてのシフト位置検出手段35による2速シフト位置
の検出時の車両の発進を検出する2速発進検出手段31
eとして働く。そして書込手段として働くCPU31
は、2速発進検出手段31eによる検出に基づいて2速
発進の発生時刻又は2速発進の発生回数をICメモリカ
ード4に書き込む。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ランスミッションのシフト位置を示す情報を、速度デー
タと共に時系列的に得ていて、速度データの解析によっ
て得られる急加速、急減速時のシフト位置を知ることが
できるので、急加速、急減速などの防止対策により的確
な安全運転指導を行うことができる。
【0041】また、2速発進検出時に、その時刻又はそ
の回数を示す情報を得ていて、2速発進の発生頻度と、
速度データの解析によって得られる急加速時に2速発進
していることを確実に知ることができるので、2速での
急加速の防止対策により的確な安全運転指導を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル式車両運行データ記録装
置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるデジタル式車両運行データ記録装
置の一実施例を示す図である。
【図3】図2中のシフト位置検出手段の一例を示す図で
ある。
【図4】図3中の一部分の詳細を示す拡大図である。
【図5】ICメモリカードへのデータ記録フォーマット
を示す図である。
【図6】図2中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
トである。
【図7】図6中のステップの具体的な処理を示すフロー
チャートである。
【図8】図7のフローチャートの実行によって得られる
情報を解析して得られるグラフの一例を示すグラフであ
る。
【図9】ICメモリカードへのデータ記録フォーマット
の他の例を示す図である。
【図10】図6中のステップの他の具体的な処理例を示
すフローチャートである。
【図11】デジタル式車両運行データ記録装置の一般的
な概略構成を示す図である。
【符号の説明】
31d CPU(書込手段) 31e CPU(2速発進検出手段) 35 シフト位置検出手段、2速シフト位置検出
手段 4 ICメモリカード(記憶手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図11はデジタル式車両運行データ記録装
置が解析装置と共に構成する車両運行情報収集解析シス
テムを示し、同図において、1は車両のトランスミッシ
ョン2から車軸の回転数に応じた回転を入力し、この回
転を回転数に比例した周波数のパルス信号に変換して
する回転センサ、3は回転センサ1からのパルス信号
をサンプリングして入力し、演算により瞬時速度及び走
行距離を求めると共に所定のデータ圧縮処理を行って記
録する車載のデジタル式車両運行データ記録装置であ
る。この装置3には、可搬性の記録媒体であるICメモ
リカード4が着脱自在に装着できるようになっている。
ICメモリカード4には、これを装置3に装着すること
によって、上記速度、距離などがデジタルデータの形で
記録されるようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上述したように圧縮記録した速度データと
2速シフト位置情報とを記録したICメモリカード4の
情報を解析装置によって解析することによって、図8
拡大図に示すように、時間の進行と共に変化する速度の
グラフに対応して2速シフト位置を示すグラフを解析装
置の表示器に表示させたり、或いはプリンタによって印
字させることができる。図8のグラフからは、非2速シ
フト位置での減速状態1、2速シフト位置での減速状態
2、2速シフト位置での加速状態3を区別して読むこと
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、時々刻々変化する車速
    を一定時間毎に計測してデジタルデータに変換して得た
    車速データを記憶手段に書き込む書込手段を備えるデジ
    タル式車両運行データ記録装置において、 車両のトランスミッションのシフト位置を検出し、シフ
    ト位置信号を発生するシフト位置検出手段を備え、 前記書込手段が、前記シフト位置検出手段からのシフト
    位置信号に基づいてトランスミッションのシフト位置を
    示すシフト情報を前記記憶手段に時系列的に書き込むこ
    とを特徴とするデジタル式車両運行データ記録装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載され、時々刻々変化する車速
    を一定時間毎に計測してデジタルデータに変換して得た
    車速データを記憶手段に書き込む書込手段を備えるデジ
    タル式車両運行データ記録装置において、 車両のトランスミッションの2速シフト位置を検出する
    2速シフト位置検出手段と、 該2速シフト位置検出手段による検出時の車両の発進を
    検出する2速発進検出手段とを備え、 前記書込手段が、前記2速発進検出手段による検出に基
    づいて2速発進の発生時刻又は2速発進の発生回数を前
    記記憶手段に書き込むことを特徴とするデジタル式車両
    運行データ記録装置。
JP4341992A 1992-12-22 1992-12-22 デジタル式車両運行データ記録装置 Withdrawn JPH06186061A (ja)

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JP4341992A JPH06186061A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 デジタル式車両運行データ記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8285424B2 (en) 2007-05-31 2012-10-09 Fujitsu Ten Limited Vehicle-running-state display method
US8421862B2 (en) 2007-09-28 2013-04-16 Fujitsu Ten Limited Drive recorder

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US8285424B2 (en) 2007-05-31 2012-10-09 Fujitsu Ten Limited Vehicle-running-state display method
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